JP2801066B2 - 漂白剤及び漂白洗浄剤組成物 - Google Patents

漂白剤及び漂白洗浄剤組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カチオン基を有する有機過酸又は有機過酸
前駆体を含有する漂白剤及び漂白洗浄剤組成物に関す
る。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
塩素系漂白剤は使用できる繊維に制限があり、また
色、柄物には使用できず、更に独自のにおいを有してい
ることなどから、これらの欠点のない酸素系漂白剤が最
近著しく普及しはじめている。
この酸素系漂白剤としては、過炭酸ナトリウム、過硼
酸ナトリウムが漂白性能及び安定性などの面から特に利
用されている。
しかしながら、この酸素系漂白剤は塩素系漂白剤にく
らべ漂白力が弱く、各種漂白活性化剤が併用されてい
る。
テトラアセチルエチレンジアミン、アセトキシベンゼ
ンスルホン酸塩、エトラアセチルグリコリルウリル、グ
ルコースペンタアセテートなどが代表的な漂白活性化剤
として使用されているが、その漂白活性化効果はまだ不
充分である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、より高漂白力の酸素系漂白剤及び漂白
洗浄剤を得るべく鋭意研究の結果、特定のカチオン基を
有する化合物が漂白剤又は漂白活性化剤として非常に優
れていることを見い出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、下記の一般式(I) 〔式中、 R1:置換されていてもよい直鎖又は分岐の炭素数1〜20
のアルキル基あるいはアルケニル基、無置換又は炭素数
1〜20のアルキル置換アリール基 (R5はH又は置換されていてもよい直鎖又は分岐の炭素
数1〜20のアルキル基あるいはアルケニル基) Y1,Y2:置換されていてもよい炭素数1〜12のアルキレン
基、オキシアルキレン基又は付加モル数1〜20のポリオ
キシアルキレン基 n:0又は1 R2,R3:炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキ
ル基 R4:置換されていてもよい炭素数1〜12のアルキレン基
又は L:−OOH又は過酸化水素と反応して有機過酸を生成する
脱離基 Z:無機又は有機の陰イオン基(但し、 とLが分子内塩を作る場合はZ を伴わない場合もあ
る) ただし、X2Y2が炭素数1のアルキレン基、R4が炭素数1のアルキレ
ン基又はX2Y2が炭素数1のアルキレン基、R4が炭素数3のアルキレ
ン基の場合を除く。〕 で表される有機過酸又は有機過酸前駆体を含有する漂白
剤及び漂白洗浄剤組成物を提供する。
本発明において“置換されていてもよい”なる置換基
は、代表的にはヒドロキシル基、低級アルキル基などを
表す。
一般式(I)におけるLのうち脱離基としては、例え
ば次のものが挙げられる。
a) s及びtは各々−H、−SO3M、−COOM、−COOR1、−O
H、ハロゲン原子、−OR1、−R1又は−N(R1・Aを
表す。ここでMはアルカリ金属、アルカリ土類金属、ア
ンモニウム塩、アルカノールアンモニウム塩又は陰電荷
自体を表し、R1はH、炭素数1〜20のアルキル基、アル
ケニル基、ヒドロキシアルキル基、−(C2H4O)1〜5
H又は−(C3H6O)1〜5Hを表す。Aは無機又は有機
の陰イオンを示す。更に、s及びtは同一又は異種にな
ってもよい。
b) の構造を有するオキシム。
ここでR2,R3はR1と同じ意味を示し、同時に同じであ
っても異なっていても良いが、少なくとも一方はHでは
ない。
c) で表されるイミドオキシム。
ここでR1は前記と同じ意味を示し、Yは水酸基を有し
ていてもよい炭素数1〜9のアルキレン基、−(C2H
4O)1〜5−C2H4−又は−(C3H6O)1〜5−C3H6を示
す。
d) −O−Y−SO3Mで表されるアルカンスルホン酸。
ここでY,Mは前記と同じ意味を表す。
e) −O(CH2COO)kHで表されるポリグリコールエス
テル。
ここでkは1〜10の数を表す。
f) で表される酸無水物。
ここで、R4は炭素数1〜22のアルキル基、アルケニル
基又は置換されていてもよいフェニル基を表す。
g) で表されるイミド。
ここでR1,Yは前記と同じ意味を示す。
h) で表されるピロリドンカルボン酸誘導体。
ここでR5はM又はR1を表す。
i) で表されるケトン誘導体。
ここで、R1は前記と同じ意味で、Wは −NO2又は−SO2R1であり、共に同一でも異なっていても
良い。
j) で表されるエノール誘導体。
ここでR6はR1でHを除いたものを表す。
一般式(I)において、好ましくはY2は置換されてい
てもよい炭素数1〜5のアルキレン基、 又は−O−、R4は置換されていてもよい炭素数1〜12の
アルキレン基、Lは である。
本発明の有機過酸前駆体は例えば次の方法で合成でき
る。
(i)以下の1)から選ばれる化合物と2)とから選ば
れる化合物を反応させ、末端にN,N−ジ低級アルキルア
ミノ基を有する化合物を得る。
1) 脂肪族アミン、脂肪酸、脂肪酸クロライド、脂肪
族アルコール、アルキルクロライド 2) 低級アルキルクロライド、N,N−ジメチルアミノ
プロピルアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、N,N
−ジメチルグリシンなどのアミノ基、ヒドロキシル基又
はカルボキシル基を有するN,N−低級アルキルアミノ化
合物 下記は上記の反応によって得られる化合物の一例であ
る。
(ii)このようにして得られる末端にN,N−ジ低級アル
キルアミノ基を有する化合物又は式 で表される末端にN,N−ジ低級アルキルアミノ基を有す
る脂肪族アミンに、例えば、 3) X−(CH2−COOH(Xはハロゲン)の構造を
有する化合物を反応させアミノ基を4級化し、次いで、
例えば下記に示すような の構造を有する化合物と反応させることにより、本発明
の有機過酸前駆体が得られる。
の構造を有する化合物としては、 例えば、 等が挙げられる。
4) あるいは、X−(CH2−X2−R4−COOHの構造
を有する化合物を反応させアミノ基を4級化し、次いで
p−フェノールスルホン酸2ナトリウムなどで脱離基部
分を導入することにより、本発明の有機過酸前駆体が得
られる。
5) あるいは、先にX−(CH2−X2−R4−COOHの
構造を有する化合物とp−フェノールスルホン酸2ナト
リウムなどの脱離基部分を有する化合物を反応させ、 部分を合成しておき、アミノ基を4級化することによ
り、本発明の有機過酸前駆体が得られる。
本発明の有機過酸は、前記末端にN,N−ジ低級アルキ
ルアミノ基を有する化合物に例えばX−(CH2−X2
−R4−COOHを反応させ、4級化されたアミノ基を有する
カルボン酸を得た後、次いで、これを特開平1−153674
号に記載されたような方法で濃過酸化水素と反応させる
ことにより得られる。
本発明における有機過酸前駆体は、過酸化水素又は水
溶液中で過酸化水素を発生する過酸化物と併用される。
この場合における過酸化水素又は水溶液中で過酸化水素
を発生する過酸化物(a)と、有機過酸前駆体(b)と
の配合割合は、通常、(a)/(b)(モル比)=99.9
/0.1〜20/80が好ましく、更に好ましくは99/1〜50/50で
ある。過酸化物としては、過炭酸ナトリウム、トリポリ
リン酸ナトリウム・過酸化水素付加物、ピロリン酸ナト
リウム・過酸化水素付加物、尿素・過酸化水素付加物、
又は4Na2SO4・2H2O2・NaCl、過ホウ酸ナトリウム一水化
物、過ホウ酸ナトリウム四水化物、過酸化ナトリウム、
過酸化カルシウム等が例示される。この中でも特に過炭
酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム一水化物、過ホウ酸
ナトリウム四水化物が好ましい。
本発明の漂白剤及び漂白洗浄剤組成物は、上記必須成
分の他に漂白剤或いは漂白洗浄剤組成物に通常添加され
る公知の成分を添加することができる。例えばビルダー
として、硫酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、ケイ酸塩、リン酸
塩等の水溶性無機ビルダー、ゼオライト等の水不溶性無
機ビルダーの他、エチレンジアミン四酢酸塩、ニトリロ
トリ酢酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩等の有機ビルダーを
用いることができる。また過酸化物あるいは過酸化水素
付加体の安定剤として公知の硫酸マグネシウム、ケイ酸
マグネシウム、塩化マグネシウム、ケイフッ化マグネシ
ウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムの様なマ
グネシウム塩及びケイ酸ソーダの様なケイ酸塩類を用い
ることができる。更に必要に応じて、カルボキシメチル
セルロース、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリ
コールのような再汚染防止剤、アルキル硫酸塩、アルカ
ンスルホン酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高
級脂肪酸石けんなどの陰イオン界面活性剤、ポリオキシ
エチレンアルキルフェノールエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、高級脂肪酸のモノあるいはジエ
タノールアミド、アミンオキシドなどの非イオン界面活
性剤、ベタインなどの両性界面活性剤、プロテアーゼ、
リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼなどの酵素、蛍光増
白剤、染料、顔料、香料等を添加することができる。
また、本発明の漂白剤は、従来公知の衣料用粒状洗剤
と適宜混合して漂白洗剤組成物を得ることができる。
〔発明の効果〕
本発明の漂白(洗浄)剤は、優れた漂白効果を示すば
かりでなく、皮脂汚れ、泥汚れに対しても優れた洗浄効
果を付与する。
また、本発明の漂白剤及び漂白洗浄剤組成物に用いら
れる漂白活性化剤は生分解性であり、人体に対する安全
性も高い。
〔実 施 例〕
以下実施例により本発明を説明するが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。
参考例1〔化合物(1)の合成〕 ClCH2CONH(CH25COOH (1) 温度計、pHメーター、メカニカルスターラー、2ケの
滴下ロートを取りつけた15つ口フラスコを用い、イ
オン交換水300g、6−アミノカプロン酸90g(MW131.18,
0.69mol)を混合し、冷却しながら滴下ロートより10%
水酸化ナトリウム水溶液を滴下しpH11に調節した。次に
氷浴下冷却しながら別の滴下ロートよりクロロ酢酸クロ
ライド77.5g(MW112.94,0.69mol)を徐々に滴下した。
副生する塩化水素によりpHが低下するが、これを10%水
酸化ナトリウムを同時に滴下することによりpH10〜11に
調節した。クロロ酢酸クロライドを全量滴下終了後、約
30分熟成した。
この反応終了物に35%HCl水溶液を加えpH4に調節する
と、白色の結晶が生成した。この結晶を濾取し、アセト
ンで数回洗浄後、乾燥することにより、化合物(1)を
88.7g得た。
純度98%、収率61%、MW207.62 参考例2〔化合物(2)の合成〕 冷却管、温度計、滴下ロート、メカニカルスターラー
を取りつけた14つ口フラスコを用い、オクチルアミ
ン200g(MW129,1.55mol)、エタノール20gを混合し、50
〜60℃まで昇温した。滴下ロートよりアクリル酸エチル
177.3g(MW104,1.71mol)を約1時間かけて滴下した。
熟成を2時間行った後、反応終了物を蒸留し、b.p.142
℃/6mmHgのフラクションを集めた(MW233、1.47mol、収
率95%、収量342.5g)。
次に2ケの滴下ロート、pHメーター、温度計、メカニ
カルスターラーを取りつけた25つ口フラスコに上記
蒸留物342.5g(MW233,1.47mol)及び10%水酸化ナトリ
ウム705.6g(1.05mol倍)を混合し、70〜75℃で2時間
加熱した。反応終了物を10〜15℃まで冷却後、滴下ロー
トより10%水酸化ナトリウムを滴下しながらpH10〜11に
調節した。次に氷浴下冷却しながら別の滴下ロートより
クロロ酢酸クロライド166.1g(MW113,1.47mol)を徐々
に滴下した。副生する塩化水素によりpHが低下するが、
これを10%水酸化ナトリウム水溶液を同時に滴下するこ
とによりpH10〜11に調節しながら反応した。クロロ酢酸
クロライドを全量滴下終了後約30分熟成した。
この反応終了物に35%HCl水溶液を加え、pH1に調節す
ると、白色の沈殿が析出した。このものを濾取し、アセ
トンで数回洗浄後、乾燥することにより、化合物(2)
を368.1g得た。
純度96%、収率81%、MW281.5 参考例3〔化合物(3)の合成〕 温度計、冷却器、滴下ロート、メカニカルスターラー
を取りつけた0.54つ口フラスコを用い、化合物
(1)50g(MW207.6,0.24mol)、ジクロロエタン150gを
混合し、50℃まで昇温した。次に滴下ロートより塩化チ
オニール42.1g(MW119,0.35mol)を約1時間かけて滴下
した。熟成1時間後、IRにより1800cm-1付近に酸クロラ
イドの吸収が存在することを確認し、ジクロロエタン、
過剰の塩化チオニールを減圧留去することにより、酸ク
ロライドを52.8g(MW226.12,0.23mol,収率97%)を得
た。
次に温度計、冷却器、滴下ロート、メカニカルスター
ラーを取りつけた別の0.54つ口フラスコを用い、p
−フェノールスルホン酸2ナトリウム(p−フェノール
スルホン酸ナトリウムを当量の水酸化ナトリウムで中和
後乾燥したもの)51.0g(MW218.2,0.23mol)、N,N−ジ
メチルホルムアミド152.9gを混合し、氷浴により冷却し
ながら、先に合成した酸クロライド52.8g(MW226.12,0.
23mol)を滴下ロートより約1時間かけて滴下した。熟
成1時間後、IRより1760cm-1付近にエステルの吸収が生
成していることを確認後、ジメチルホルムアミドを減圧
下留去した。得られた褐色固体をアセトンで数回洗浄
し、乾燥することにより、化合物(3)を84.8g得た。
純度85%、収率80%、MW385.8 参考例4〔化合物(4)の合成〕 オクチルジアミン95.7g(0.610mol)を200mlのメタノ
ールに溶解し、モノクロロ酢酸ナトリウム74.2g(0.637
mol)及び水酸化ナトリウム2.6g(0.065mol)を添加
し、還流下7時間反応させた後、室温に冷却、生じた塩
を濾過後、溶媒を留去し、アセトンにより再結晶する
と、化合物(4)が白色結晶として119.3g得られた。収
率91%。
参考例5〔化合物(5)の合成〕 予め脱水を行ったp−フェノールスルホン酸ナトリウ
ム100g(0.46mol)をジメチルホルムアミド300g中に分
散させ、メカニカルスターラーで撹拌しながら4−クロ
ロ酢酸クロライド64.6g(0.46mol)を50℃で30分かけて
滴下し、滴下終了後3時間反応する。ジメチルホルムア
ミドを減圧下(0.5〜1mmHg)、100℃で留去し、アセト
ン洗浄を行うと、153.5g(純度80.8%)の上記の式で表
される化合物(5)が得られる。収率90%。
合成例1〔化合物(I−a)の合成〕 温度計、冷却器、メカニカルスターラーを取りつけた
0.54つ口フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド150
g、化合物(3)50g(MW385.8,0.13mol)、ジメチルオ
クチルアミン20.3g(MW157,0.13mol)を混合し、80℃ま
で加熱した。8時間反応後、1/10 N塩酸水溶液で滴定
(指示薬BCG)することによりアミンが残存していない
ことを確認し、N,N−ジメチルホルムアミドを減圧留去
した。得られた褐色固体をアセトンで数回洗浄後乾燥
し、メタノールで再結晶することにより、化合物(I−
a)36.3g得た。
純度98%、収率60%、MW457.3 合成例2〔化合物(I−b)の合成〕 化合物(2)を用いて合成例1の方法と同じ方法で化
合物(I−b)を合成した。
収率45%、MW554 合成例3〔化合物(I−c)の合成〕 化合物(5)10g(33.3mol)を1,3−ジメチル−2−
イミダゾリドン100mlに懸濁させ、化合物(4)7.2g(3
3.5mmol)を添加し、140〜150℃で一晩反応させる。反
応後、室温に冷却し、アセトンを加え、生じた結晶を濾
別すると、褐色の固体として化合物(I−c)が得られ
る。
収率52%、MW457 実 施 例 合成例1〜3で得られた化合物(I−a)〜(I−
c)を用いて以下の漂白試験を行った。
<漂白試験> 漂白効果の測定 20℃の水300mlに有効酸素が0.05%となるように過炭
酸ナトリウムを溶解し、この溶液中の過酸化水素の1/16
当量となるように化合物(I−a)〜(I−c)及び比
較のためのテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)を
それぞれ第1表に示す割合で添加し、下記の方法で調製
した紅茶汚染布5枚を用いて30分間浸漬漂白を行い、
水洗い、乾燥後、下式により漂白率を求めた。
紅茶汚染布の漂白率: 反射率は日本電色工業(株)製NDR−1001DPで460nmフ
ィルターを使用して測定した。漂白率はこの数値が大き
い程高い。
*紅茶汚染布: 日東紅茶(黄色パッケージ)80gを3のイオン交換
水にて約15分間煮沸後、糊抜きしたサラシ木綿でこし、
この液に木綿金布#2003布を浸し、約15分間煮沸する。
そのまま火よりおろし、2時間程度放置後自然乾燥さ
せ、洗液に色のつかなくなるまで洗浄し、脱水、プレス
後、8cm×8cmの試験片とし、実験に供した。
漂白試験の結果を第1表に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−17196(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C11D 7/54 C11D 3/00 - 3/395 C11D 3/60 D06L 3/02 WPI/L(QUESTEL)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の一般式(I) 〔式中、 R1:置換されていてもよい直鎖又は分岐の炭素数1〜20
    のアルキル基あるいはアルケニル基、無置換又は炭素数
    1〜20のアルキル置換アリール基 (R5はH又は置換されていてもよい直鎖又は分岐の炭素
    数1〜20のアルキル基あるいはアルケニル基) Y1,Y2:置換されていてもよい炭素数1〜12のアルキレン
    基、オキシアルキレン基又は付加モル数1〜20のポリオ
    キシアルキレン基 n:0又は1 R2,R3:炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキ
    ル基 R4:置換されていてもよい炭素数1〜12のアルキレン基
    又は L:−OOH又は過酸化水素と反応して有機過酸を生成する
    脱離基 Z:無機又は有機の陰イオン基(但し、 とLが分子内塩を作る場合はZ を伴わない場合もあ
    る) ただし、 Y2が炭素数1のアルキレン基、R4が炭素数1のアルキレ
    ン基又はX2Y2が炭素数1のアルキレン基、R4が炭素数3のアルキレ
    ン基の場合を除く。〕 で表される有機過酸又は有機過酸前駆体を含有する漂白
    剤及び漂白洗浄剤組成物。
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