JP2525562B2 - 漂白化合物 - Google Patents

漂白化合物

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JP2525562B2
JP2525562B2 JP7208938A JP20893895A JP2525562B2 JP 2525562 B2 JP2525562 B2 JP 2525562B2 JP 7208938 A JP7208938 A JP 7208938A JP 20893895 A JP20893895 A JP 20893895A JP 2525562 B2 JP2525562 B2 JP 2525562B2
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decanoyl
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広範囲の温度にわ
たって布類の有効な漂白を与える過酸素漂白組成物に関
する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来の無機過酸素漂白
化合物は比較的狭い温度範囲でしか有効に布類のしみ乃
至汚れを除去することができず、広範囲の温度で有効に
布類を漂白して得る化合物が望まれていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の一般式
【0004】
【化2】 (式中、RおよびRは炭素数1〜14を有するアル
キル(アルキレン)、アリール(アリーレン)またはア
ルカリール(アルカリーレン)基であり、そしてR
Hまたは炭素数1〜10を有するアルキル、アリール、
またはアルカリール基である)のペルオキシ酸を与える
漂白化合物に関する。
【0005】前記のペルオキシ酸を与える一群の化合物
は、次の一般式
【0006】
【化3】 (式中、R、RおよびRはペルオキシ酸の場合に
定義した通りであり、Xは相溶性陰イオンであり、nは
1または2であり、そしてYは0〜6である)のペルオ
キシ酸のマグネシウム塩である。
【0007】また、ペルオキシ酸は、水溶液中で過酸化
水素を生成できる過酸素漂白化合物および次の一般式
【0008】
【化4】 〔式中、R、RおよびRはペルオキシ酸の場合に
定義した通りであり、そしてLは残余(leaving )基で
ある〕の漂白剤活性剤からその場で生成され得る。
【0009】また、本発明は、前記化合物の1つの含有
する漂白組成物に関する。組成物が漂白剤活性剤を含有
する場合には、別の必須成分は、水溶液中で過酸化水素
を生成できる過酸素漂白化合物である。好ましい具体例
においては、漂白組成物は、洗剤組成物に配合される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、次の一般式
【0011】
【化5】 (式中、Rは炭素数1〜14を有するアルキル、アリ
ールまたはアルカリール基であり、Rは炭素数1〜1
4を有するアルキレン、アリーレンおよびアルカリーレ
ン基であり、そしてRはHまたは炭素数1〜10を有
するアルキル、アリール、またはアルカリール基であ
る)のアミド置換ペルオキシ酸を与える漂白化合物に関
する。Rは、好ましくは、炭素数6〜12を有する。
は、好ましくは、炭素数4〜8を有する。Rは、
分枝、置換または両方を含む直鎖または分枝アルキル、
置換アリールまたはアルキルアリールであることができ
る。類似の構造的多様性は、Rに対して許容可能であ
る。置換は、アルキル、アリール、ハロゲン、窒素、硫
黄、および有機化合物の他の典型的置換基を包含でき
る。Rは、好ましくはHまたはメチルである。R
よびRは、18よりも多い合計炭素数を有しているべ
きではない。
【0012】本発明の漂白化合物は、布類の有効かつ効
率良い表面漂白を与え、それによって布類からしみおよ
び/まは汚れを除去する。化合物は、布類から黒ずんだ
汚れを除去する際に特に効率良い。黒ずんだ汚れは、多
数回の使用および洗浄後に布類上に蓄積し、そして白色
の布類上に灰色または黄色の色合いを生ずるものであ
る。これらの汚れは、粒状物とグリース状物質とのブレ
ンドである。
【0013】本発明の化合物は、広範囲の温度(5℃〜
85℃)にわたって有効な漂白を与える(好ましい範囲
は30℃〜60℃である)。
【0014】極性アミドまたは置換アミド部分の存在
は、非常に低い蒸気圧を有し、従って低いにおいプロフ
ィール並びに優秀な漂白性能を有するペルオキシ酸を生
ずる。
【0015】ペルオキシ酸は、漂白剤として直接使用さ
れ得る。特に後述の漂白組成物および洗剤組成物に配合
したときの本発明のペルオキシ酸の改善された熱安定性
は、従来技術、例えば米国特許第4,412,934号
明細書のアルキルペルオキシ酸、特に短鎖ペルオキシ酸
と比較したときに驚異的である。
【0016】理論によって限定することを望まないが、
アミド基の極性は、ペルオキシ酸の蒸気圧の減少、およ
び融点の対応の増大を生ずると信じられる。
【0017】置換アミド含有ペルオキシ酸も、減少され
た蒸気圧を有し、そして良好なにおいプロフィールを示
す。これらの化合物は、後述の漂白剤活性剤構造物で使
用するのに良く適している。
【0018】ペルオキシカルボン酸マグネシウム マグネシウム塩は、次の一般式を有する。
【0019】
【化6】 〔式中、R、RおよびRはペルオキシ酸の場合に
定義した通りであり、Xは相溶性陰イオンであり、nは
1または2であり、そしてYは0〜6である) 化合物は、固体であり、そして洗剤組成物と混合される
ときのようなアルカリ性条件下で良好な貯蔵性を有す
る。ペルオキシカルボン酸マグネシウム中の活性酸素
は、容易に利用できる。このことは、固体ペルオキシカ
ルボン酸マグネシウムが易溶性または分散性であり、そ
してペルオキシ酸を含有する溶液を生ずることを意味す
る。溶液が水性である場合には、溶液が同一pHに調整
されたときには対応ペルオキシ酸および当量のマグネシ
ウムから調製される水溶液とは区別できない。
【0020】マグネシウム塩の安定性は、活性酸素原子
が対応のペルオキシカルボン酸中にあるときには求電子
性よりも求核性であるという事実のためであると信じら
れる。求電子酸素を攻撃するであろう求核剤は、漂白お
よび洗剤組成物中において求電子剤よりもかなり広く用
いられている。
【0021】ペルオキシカルボン酸マグネシウムは、米
国特許第4,483,781号明細書の方法によって生
成され得る。
【0022】漂白剤活性剤 本発明の漂白剤活性剤は、一般式
【0023】
【化7】 (式中、R、RおよびRはペルオキシ酸の場合に
定義した通りであり、そしてLは本質上如何なる好適な
残余基であることもできる)のアミド置換化合物であ
る。残余基は、ペルヒドロキシド陰イオンによる漂白剤
活性剤上への求核攻撃の結果として漂白剤活性剤から置
換される基である。このこと、即ち過加水分解反応は、
ペルオキシカルボン酸を生成する。一般に、基が好適な
残余基であるためには、電子求引効果を示さなければな
らない。また、残余基は、逆反応速度が無視できるほど
安定なものを形成するべきである。このことは、ペルヒ
ドロキシド陰イオンによる求核攻撃を容易にする。
【0024】L基は、反応が最適の時間枠内(例えば、
洗浄サイクル)で生ずる程十分に反応性でなければなら
ない。しかしながら、Lが余りに反応性であると、この
活性剤を漂白組成物中で使用するために安定化すること
が困難であろう。例外は既知であるが、これらの特性
は、一般に残余基の共役酸のpKaによってパラレルで
ある。通常、このような挙動を示す残余基は、それらの
共役酸がpKa4〜13、好ましくは6〜11、最も好
ましくは8〜11を有するものである。
【0025】好ましい漂白剤活性剤は、R、Rおよ
びRがペルオキシ酸の場合に定義した通りであり、そ
してLが
【0026】
【化8】 (式中、Rはペルオキシ酸の場合に定義した通りであ
り、Rは炭素数1〜8を有するアルキル鎖であり、R
はHまたはRであり、そしてYはHまたは可溶化基
である)からなる群から選択される前記一般式のもので
ある。好ましい可溶化基は、−SO 、−COO
、−SO 、(−N )Xおよび
O←N(R )、最も好ましくは−SO−Mおよ
び−COO(式中、Rは炭素数1〜4を有する
アルキル鎖であり、Mは溶解性を漂白剤活性剤に与える
陽イオンであり、そしてXは溶解性を漂白剤活性剤に与
える陰イオンである)である。好ましくは、Mは、アル
カリ金属、アンモニウムまたは置換アンモニウム陽イオ
ンであり、ナトリウムおよびカリウムが最も好ましく、
そしてXは、ハライド、ヒドロキシド、メチルサルフェ
ートまたはアセテート陰イオンである。可溶化基を含有
しない残余基を有する漂白剤活性剤は、それらの溶解を
助長するために漂白液に良く分散されるべきであること
に留意すべきである。
【0027】好ましい漂白剤活性剤は、Lが前に定義の
ような残余基であり、Rが炭素数6〜12を有するア
ルキル基であり、Rが炭素数4〜8を有するアルキレ
ン基であり、かつRがHまたはメチルであるものであ
る。
【0028】特に好ましい漂白剤活性剤は、Rがアル
キル基であり、かつRがアルキレン基あり、各々が炭
素数1〜14を有し、RがHであり、かつLが
【0029】
【化9】 (式中、Rは前に定義した通りであり、そしてYは−
SO または−COOであり、そしてMは
前に定義した通りである)からなる群から選択される前
記一般式のものである。
【0030】特に好ましい漂白剤活性剤は、Rが炭素
数6〜12を有する線状アルキル鎖であり、Rが炭素
数4〜8を有する線状アルキレン鎖であり、RがHで
あり、そしてLが
【0031】
【化10】 (式中、Rは前に定義した通りであり、そしてYが−
SO または−COOであり、そしてMは
前に定義した通りである)からなる群から選択されるも
のである。
【0032】漂白組成物 本発明の漂白組成物は、水溶液への溶解時に、式
【0033】
【化11】 (式中、R、RおよびRはペルオキシ酸の場合に
定義した通りである)の漂白化合物を与えるものであ
る。
【0034】このような組成物は、布類の極めて有効か
つ効率良い表面漂白を与え、それによって布類からしみ
および/または汚れを除去する。組成物は、布類から黒
ずんだ汚れを除去する際に特に有効である。黒ずんだ汚
れは、使用および洗浄の多数のサイクル後に布類上に蓄
積し、このようにして灰色または黄色の色合いを有する
白色布類を生ずる汚れである。これらの汚れは、粒状物
とグリース状物質とのブレンドである傾向がある。この
種の汚れの除去は、時々「黒ずんだ布帛清浄化」と称さ
れる。
【0035】漂白組成物は、広範囲の漂白液温度にわた
って、このような漂白を与える。このような漂白は、液
温が少なくとも5℃である漂白液において得られる。無
機過酸素漂白剤は、60℃未満の温度において無効かつ
/または実施不能であろう。
【0036】また、本発明は、水溶液中で過酸化水素を
放出できる過酸素漂白剤および後述の特定の漂白剤活性
剤を過酸化水素対漂白剤活性剤の特定のモル比で含有す
る漂白組成物に関する。
【0037】一般に漂白機構、特に表面漂白機構は、完
全には理解されていない。しかしながら、漂白剤活性剤
は、過酸素漂白剤によって発生された過酸化水素から発
生されるペルヒドロキシド陰イオンによる求核攻撃を受
けてペルオキシカルボン酸を生成すると一般に信じられ
る。この反応は、通常、過加水分解と称される。
【0038】活性剤が使用されるときには、最適の表面
漂白性能は、溶液pHが過加水分解反応を容易にするた
めに8.5〜10.5、好ましくは9.5〜10.5で
ある漂白液を使用して得られる。このようなpHは、緩
衝剤として通常既知の物質(本発明の漂白組成物の任意
成分である)を使用して得ることができる。
【0039】また、本発明の漂白剤活性剤は、漂白剤活
性剤が漂白剤を活性化するのに必要ではない漂白液温
度、即ち60℃よりも高い漂白液温度においては過酸素
漂白剤を更に効率良くさせることができると信じられ
る。それ故、本発明の漂白剤組成物の場合には、過酸素
漂白剤は、過酸素漂白剤単独を使用して得られるのと同
一水準の表面漂白性能を得るのに少量ですむ。
【0040】漂白剤活性剤が使用される漂白組成物は、
必須成分として、水溶液中で過酸化水素を放出すること
ができる過酸素漂白剤も有する。
【0041】過酸素漂白化合物 本発明で有用な過酸素漂白化合物は、水溶液中で過酸化
水素を生成するものである。これらの化合物は、技術上
周知であり、そして過酸化水素およびアルカリ金属過酸
化物、有機過酸化物漂白化合物、例えば過酸化尿素、お
よび無機過酸塩漂白化合物、例えばアルカリ金属過ホウ
酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩などを包含する。所望なら
ば、2以上のこのような漂白化合物の混合物も使用でき
る。
【0042】好ましい過酸素漂白化合物は、1水和物、
3水和物、および4水和物の形態で商業上入手可能な過
ホウ酸ナトリウム、炭酸ナトリウム過酸化水素化物、ピ
ロリン酸ナトリウム過酸化水素化物、尿素過酸化水素化
物、および過酸化ナトリウムを包含する。過ホウ酸ナト
リウム4水和物および特に過ホウ酸ナトリウム1水和物
が特に好ましい。過ホウ酸ナトリウム1水和物は、貯蔵
時に非常に安定であり、かつなお依然として漂白液に非
常に迅速に溶解するので、特に好ましい。このような迅
速な溶解は、多量のペルカルボン酸を生成し、このよう
にして表面漂白性能を高めると信じられる。
【0043】本発明の組成物内の漂白剤活性剤の量は、
0.1%〜60%、好ましくは0.5%〜40%であ
る。本発明の漂白組成物が洗剤組成物でもあるときに
は、漂白剤活性剤の量は、0.5%〜20%であること
が好ましい。場合によって配合される成分 好ましい具体例として、本発明の漂白組成物は、洗剤組
成物であることができる。このように、漂白組成物は、
典型的な洗剤組成物成分、例えば洗剤界面活性剤及び洗
剤ビルダーを含有できる。このような好ましい具体例に
おいては、漂白組成物が特に有効である。本発明の漂白
組成物は、洗剤組成物の通常の成分のすべて、例えば米
国特許第3,936,537号明細書に記載の成分を含
有できる。このような成分は、カラースペックル(colo
r speckles)、泡立て増進剤、抑泡剤、耐食剤および/
または防食剤、汚れ懸濁化剤、汚れ剥離剤、染料、充填
剤、光学増白剤、殺菌剤、アルカリ度源、ヒドロトロー
プ、酸化防止剤、酵素、酵素安定剤、香料などを包含す
る。
【0044】酵素は、高度に好ましい任意成分であり、
そして0.025%〜5%、好ましくは0.05%〜
1.5%の量で配合される。製品1g当たり0.01〜
0.05アンソン(Anson )単位のタンパク分解活性
が、望ましい。他の酵素、例えばデンプン分解酵素も、
望ましくは本組成物に配合される。
【0045】好適なタンパク分解酵素は、洗剤組成物で
使用するのに適していることが既知の多くのものを包含
する。商業的酵素製剤、例えばノボ・インダストリーズ
によって販売されている「アルカラーゼ(Alcalase)」
およびオランダ、デルフトのギスト・ブロカーズによっ
て販売されている「マキサターゼ(Maxatase)」が好適
である。他の好ましい酵素組成物は、デンマーク、コペ
ンハーゲンのノボ・インダストリーズA/Sによって製
造販売され商品名SP−72(「エスペラーゼ(Espera
se)」で商業上入手可能なもの、およびオランダ・デル
フトのギスト・ブロカーズによって製造販売され商品名
「AZ−ブロテアーゼ」で商業上入手可能なものを包含
する。
【0046】好適なアミラーゼは、ギスト・ブロカーズ
によって販売されている「ラピダーゼ(Rapidase)」お
よびノボ・インダストリーズによって販売されている
「タームアミル(Termamyl)」を包含する。
【0047】好適な酵素のさらに完全な開示は、米国特
許第4,101,457号明細書に見出され得る。
【0048】洗剤界面活性剤は、陰イオン、非イオン、
双性、両性および陽イオンクラスおよびそれらの相溶性
混合物から選択される界面活性剤1以上であることがで
きる。本発明で有用な洗剤界面活性剤は、米国特許第
3,664,961号明細書、および米国特許第3,9
19,678号明細書に記載されている。有用な陽イオ
ン界面活性剤は、米国特許第4,222,905号明細
書および米国特許第4,239,659号明細書に記載
のものも包含する。以下のものは本組成物で有用な洗剤
界面活性剤の代表例である。
【0049】高級脂肪酸の水溶性塩、即ち「セッケン」
は、本組成物で有用な陰イオン界面活性剤である。これ
は、アルカリ金属セッケン、例えば炭素数8〜24、好
ましくは炭素数12〜18を有する高級脂肪酸のナトリ
ウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、およびアルキロ
ールアンモニウム塩を包含する。セッケンは、油脂の直
接ケン化により、または遊離脂肪酸の中和により生成さ
れ得る。やし油およびタローから誘導される脂肪酸の混
合物のナトリウム塩およびカリウム塩、即ちナトリウム
またはカリウムのタローセッケンおよびココナッツセッ
ケンが、特に有用である。
【0050】また、有用な陰イオン界面活性剤は、それ
らの分子構造内に炭素数10〜20のアルキル基および
スルホン酸エステル基または硫酸エステル基を有する有
機硫酸反応生成物の水溶性塩、好ましくはアルカリ金属
塩、アンモニウム塩およびアルキロールアンモニウム塩
を包含する(「アルキル」なる用語にはアシル基のアル
キル部分が包含される)。この群の合成界面活性剤の例
は、アルキル硫酸ナトリウムおよびアルキル硫酸カリウ
ム、特にタローまたはやし油のグリセリドを還元するこ
とによって生成されたものなどの高級アルコール(C
〜C18炭素数)を硫酸化することによって得られたも
の;およびアルキル基が直鎖または分枝鎖配置内に炭素
数9〜15を有するアルキルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウムおよびアルキルベンゼンスルホン酸カリウム、例え
ば米国特許第2,220,099号明細書および第2,
477,383号明細書に記載の種類のものである。ア
ルキル基内の平均炭素数が11〜13である線状直鎖ア
ルキルベンゼンスルホネート(略称C11〜C13LA
S)が、特に価値がある。
【0051】他の陰イオン界面活性剤は、アルキルグリ
セリルエーテルスルホン酸ナトリウム、特にタローおよ
びやし油から誘導される高級アルコールのエーテル:や
し油脂肪酸モノグリセリドスルホン酸ナトリウムおよび
やし油脂肪酸モノグリセリド硫酸ナトリウム;1分子当
たり1〜10単位のエチレンオキシドを含有し、かつア
ルキル基が炭素数8〜12を有するアルキルフェノール
エチレンオキシドエーテル硫酸のナトリウム塩またはカ
リウム塩;および1分子当たり1〜10単位のエチレン
オキシドを含有し、かつアルキル基が炭素数10〜20
を有するアルキルエチレンオキシドエーテル硫酸のナト
リウム塩またはカリウム塩である。
【0052】本発明で有用な他の陰イオン界面活性剤
は、脂肪酸基内に炭素数6〜20を有しかつエーテル基
内に炭素数1〜10を有するα‐スルホン化脂肪酸エス
テルの水溶性塩;アシル基内に炭素数2〜9を有しかつ
アルカン部分内に炭素数9〜23を有する2‐アシルオ
キシアルカン‐1‐スルホン酸水溶性塩;炭素数12〜
20を有するオレフィンスルホン酸およびパラフィンス
ルホン酸の水溶性塩;およびアルキル基内に炭素数1〜
3を有しかつアルカン部分内に炭素数8〜20を有する
β‐アルキルオキシアルカンスルホネートを包含する。
【0053】水溶性非イオン界面活性剤も、本発明の組
成物で有用である。このような非イオン物質は、アルキ
レンオキシド基(親水性)と、脂肪酸またはアルキル芳
香族であることができる有機疎水性化合物との縮合によ
って生成される化合物を包含する。特定の疎水基と縮合
されるポリオキシアルキレン基の長さは、容易に調節さ
れて、親水性エレメントと疎水性エレメントとの間の所
望のバランスを有する水溶性化合物を生成できる。
【0054】好適な非イオン界面活性剤は、アルキルフ
ェノールのポリエチレンオキシド縮合物、例えば直鎖ま
たは分枝鎖配置のいずれかに炭素数6〜15を有するア
ルキル基を有するアルキルフェノールと、アルキルフェ
ノール1モル当たり3〜12モルのエチレンオキシドと
の縮合物を包含する。
【0055】好ましい非イオン界面活性剤は、直鎖また
は分枝配置のいずれかに炭素数8〜22を有する脂肪酸
アルコールと、アルコール1モル当たり3〜12モルの
エチレンオキシドとの水溶性かつ水分散性の縮合物であ
る。炭素数9〜15のアルキル基を有するアルコール
と、アルコール1モル当たり4〜8モルのエチレンオキ
シドとの縮合物が、特に好ましい。
【0056】半極性非イオン界面活性剤は、炭素数10
〜18のアルキル部分1個および炭素数1〜3のアルキ
ルおよびヒドロキシアルキル部分の群から選択される部
分2個を含有する水溶性アミンオキシド;炭素数10〜
18のアルキル部分1個および炭素数1〜3を有するア
ルキル基およびヒドロキシルアルキル基からなる群から
選択される部分2個を含有する水溶性ホスフィンオキシ
ド;および炭素数10〜18のアルキル部分1個および
炭素数1〜3のアルキルおよびヒドロキシアルキル部分
からなる群から選択される部分1個を含有する水溶性ス
ルホキシドを包含する。
【0057】両性界面活性剤は、脂肪族部分が直鎖また
は分枝であることができ、そして脂肪族置換基の1つが
炭素数8〜18を有し、かつ少なくとも1つの脂肪族置
換基が陰イオン水溶化基を含有する脂肪族第二級および
第三級アミンの誘導体または複素環式第二級および第三
級アミンの脂肪族誘導体を包含する。
【0058】双性界面活性剤は、脂肪族置換基の1つが
炭素数8〜18を有する脂肪族第四級アンモニウム化合
物、ホスホニウム化合物およびスルホニウム化合物の誘
導体を包含する。
【0059】使用できる洗剤界面活性剤の量は、全組成
物の0〜50重量%、好ましくは1〜30重量%、最も
好ましくは10〜25重量%である。
【0060】洗剤界面活性剤に加えて、洗浄力ビルダー
が漂白組成物で使用できる。水溶性無機または有機電解
質は、好適なビルダーである。また、ビルダーは、水不
溶性カルシウムイオン交換物質であることができる。好
適な水溶性無機洗剤ビルダーの非限定例は、アルカリ金
属の炭酸塩、ホウ酸塩、リン酸塩、重炭酸塩およびケイ
酸塩を包含する。このような塩類の特定例は、ナトリウ
ムおよびカリウムの四ホウ酸塩、重炭酸塩、炭酸塩、オ
ルトリン酸塩、ピロリン酸塩、トリポリリン酸塩および
メタリン酸塩を包含する。
【0061】好適な有機アルカリ性洗浄力ビルダーの例
は、(1)水溶性アミノカルボキシレートおよびアミノ
ポリアセテート、例えばニトリロトリアセテート、グリ
シネート、エチレンジアミンテトラアセテート、N‐
(2‐ヒドロキシエチル)ニトリロジアセテートおよび
ジエチレントリアミンペンタアセテート;(2)フィチ
ン酸の水溶性塩、例えばフィチン酸ナトリウムおよびフ
ィチン酸カリウム;(3)水溶性ポリホスホネート、例
えばエタン‐1‐ヒドロキシ‐1,1‐ジホスホン酸の
ナトリウム塩、カリウム塩およびリチウム塩;エチレン
ジホスホン酸のナトリウム塩、カリウム塩、およびリチ
ウム塩など;(4)水溶性ポリカルボキシレート、例え
ば乳酸、コハク酸、マロン酸、マレイン酸、クエン酸、
カルボキシメチルオキシコハク酸、2‐オキサ‐1,
1,3‐プロパントリカルボン酸、1,1,2,2‐エ
タンテトラカルボン酸、メリト酸およびピロメリト酸の
塩類;および(5)水溶性ポリアセタール(米国特許第
4,144,266号明細書および第4,246,49
5号明細書に開示)を包含する。
【0062】本組成物で有用な別種の洗浄力ビルダー物
質は、水硬度陽イオンとの水不溶性反応生成物を生成で
きる水溶性物質、好ましくは並びに前記反応生成物用の
成長点を与えることができる結晶種からなる。このよう
な「種ビルダー」組成物は、英国特許第1,424,4
06号明細書に詳述されている。
【0063】本発明で有用なさらに他の種類の洗浄力ビ
ルダー物質は、不溶性アルミノケイ酸ナトリウム、特に
ベルギー特許第814,874号明細書に記載のもので
ある。この特許は、式 Na(AlO(SiOXHO (式中、zおよびyは少なくとも6に等しい整数であ
り、z対yのモル比は1.0:1から0.5:1の範囲
内であり、そしてXは15〜264の整数である)を有
するアルミノケイ酸ナトリウム(このアルミノシリケー
トはカルシウムイオン交換容量少なくとも200mg当
量/gおよびカルシウムイオン交換速度少なくとも2グ
レン/ガロン/分/gを有する)を含有する洗剤組成物
を開示しかつ請求している。好ましい物質は、式 Ma12(SiOAlO1227HO のゼオライトAである。
【0064】漂白組成物の洗浄力ビルダーの量は、0%
〜70%、好ましくは10%〜60%、最も好ましくは
20%〜60%である。
【0065】緩衝剤は、漂白液の所望のアルカリ性pH
を維持するのに利用され得る。緩衝剤は、限定されない
が、前記洗剤ビルダー化合物の多くを包含する。本発明
で使用するのに好適な緩衝剤は、洗浄技術上周知のもの
である。
【0066】好ましい任意成分は、泡変性剤、特にシリ
コーンおよびシリカ−シリコーン混合物によって例示さ
れる抑泡型のものを包含する。
【0067】米国特許第3,933,672号明細書、
および第4,136,045号明細書は、シリコーン制
泡剤(Suds controlling agent)を開示している。シリ
コーン物質は、アルキル化ポリシロキサン物質、例えば
シリカエーロゲルおよびキセロゲルおよび各種の疎水性
シリカによって代表され得る。シリコーン物質は、式
【0068】
【化12】 (式中、xは20〜2,000であり、そして各Rはア
ルキルまたはアリール基、特にメチル、エチル、プロピ
ル、ブチルおよびフェニル基である)を有するシロキサ
ンと記載され得る。分子量200〜2,000,00
0、およびそれ以上のポリジメチルシロキサン(両方の
Rがメチル)は、すべて制泡剤として有用である。側鎖
基Rがアルキル、アリール、または混合アルキルまたは
アリールヒドロカルビル基である追加の好適なシリコー
ン物質は、有用な制泡性を示す。同様の成分の例は、ジ
エチル‐、ジプロピル‐、ジブチル‐、メチル‐、エチ
ル‐、フェニルメチルポリシロキサンなどを包含する。
追加の有用なシリコーン制泡剤は、前記のようなアルキ
ル化シロキサンと固体シリカとの混合物によって代表さ
れ得る。このような混合物は、シリコーンを固体シリカ
の表面に貼着することによって調節される。好ましいシ
リコーン制泡剤は、粒径10μm〜20μmおよび比表
面積50m2 /gより大を有する疎水性シラン化(最も
好ましくはトリメチルシラン化)シリカと、分子量50
0〜200,000を有するジメチルシリコーン流体と
をシリコーン対シラン化シリカの重量比19:1から
1:2で良く混合したものである。シリコーン抑泡剤
は、水溶性または水分散性の実質上非表面活性の洗剤不
透過性キャリヤーに有利には剥離自在に配合される。
【0069】特に有用な抑泡剤は、米国特許第4,07
3,118号明細書に記載の自己乳化性シリコーン抑泡
剤である。このような化合物の例は、ダウ・コーニング
から商業上入手可能なDB−544(シロキサン/グリ
コール共重合体)である。前記のような泡変性剤は、界
面活性剤の2重量%まで、好ましくは0.1〜11/2 重
量%の量で使用される。
【0070】融点35℃〜115℃およびケン化価10
0未満を有するミクロクリスタリンワックスは、本組成
物で使用するのに好ましい制泡成分の追加例を表わし、
そして米国特許第4,056,481号明細書に詳述さ
れている。ミクロクリスタリンワックスは、実質上水不
溶性であるが、有機界面活性剤の存在下において水分散
性である。好ましいミクロクリスタリンワックスは、融
点65℃〜100℃、分子量400〜1,000、およ
び針入度少なくとも6〔ASTM D1321によって
77°F(25.0℃)で測定〕を有する。前記ワック
スの好適な例は、ミクロクリスタリン石油ワックスおよ
び酸化ミクロクリスタリン石油ワックス、フィッシャー
‐トロプシュロウおよび酸化フィッシャー‐トロプシュ
ロウ、オゾケライト、セラシン、モンタンロウ、ミツロ
ウ、カンデリラ、およびカルナウバロウを包含する。
【0071】アルキルリン酸エステルは、本発明で使用
するのに好ましい追加の制泡剤を表わす。これらの好ま
しいリン酸エステルは、主としてモノステアリルホスフ
ェート(それに加えて、ジ‐およびトリステアリルホス
フェートを含有できる)およびモノオレイルホスフェー
ト(ジ‐およびモノオレイルホスフェートを含有でき
る)である。
【0072】本発明の実施で有用な他の制泡剤は、米国
特許第2,954,347号明細書および第2,95
4,348号明細書に開示のようなセッケンまたはセッ
ケンと非イオン界面活性剤との混合物である。
【0073】また、本発明は、布類を、水溶液にあると
きに次式
【0074】
【化13】 (式中、R1 およびR2 は炭素数1〜14を有するアル
キル、アリールまたはアルカリール基であり、そしてR
5 はHまたは炭素数1〜10を有するアルキル、アリー
ルまたはアルカリール基である)のペルオキシ酸を生成
する化合物で漂白する方法に関する。
【0075】
【実施例】以下の例は、本発明のパラメーターおよび組
成物を例示するために与えられる。すべての%、部およ
び比率は、特にことわらない限り、重量基準である。
【0076】例 IN‐ラウロイル‐6‐アミノペルオキシカプロン酸の製
N‐ラウロイル‐6‐アミノカプロン酸 1lのビーカーに、1N水酸化ナトリウム溶液250m
l(0.25モル)および6‐アミノカプロン酸32.
8g(0.25モル)を仕込んだ。得られた溶液を氷浴
中で冷却し、そして、攪拌下に、エーテル100ml中
の塩化ラウロイル(54.7g、0.25モル)の溶液
を、攪拌溶液のpHを10%水酸化ナトリウム溶液の添
加によって10〜12に維持しながら滴下した。塩化ラ
ウロイルの添加は、45分要した。この期間に、反応混
合物は固体で粘稠となり、そして追加容量の水およびエ
ーテルを添加して混合物を攪拌可能に保った。塩化ラウ
ロイル添加完了後、氷浴を取り外し、そして混合物を室
温で1.5時間攪拌した。次いで、混合物を濃塩酸でp
H2に調整し、そして生じた沈殿を濾過によって除去
し、そして水洗した。得られた固体をヘキサン(200
ml)でスラリー化し、濾過し、ヘキサン100ml部
分で5回洗浄した。このヘキサンスラリー化/洗浄法を
再び繰り返した。得られた固体を風乾してmp87〜9
0℃のN‐ラウロイル‐6‐アミノカプロン酸70.7
g(90%)を生成した(E.ジュンガーマン、J.
F.ゲレヒト、およびI.J.クレムズ、J. Amer. Che
m. Soc., 7 8 、172(1956)の文献のmp85〜
86℃)N‐ラウロイル‐6‐アミノペルオキシカプロン酸 250mlのビーカーに、N‐ラウロイル‐6‐アミノ
ペルオキシカプロン酸35.0g(0.112モル)お
よび98%メタンスルホン酸70mlを仕込んだ。得ら
れた溶液を氷浴中で冷却し、そして、攪拌下に、90%
過酸化水素21.2g(過酸化水素19.0g、0.5
59モル)を、反応混合物の温度が20℃よりも上昇し
ないような速度で滴下した(15分要した)。得られた
溶液を室温で3時間攪拌し、−15℃に冷却し、そして
氷上に注いだ。酢酸エチル(150ml)を添加し、混
合物を水浴中で60℃に加温し、そして水層を分離し
た。追加の100mlの水を添加し、溶液を再び60℃
に加温し、そして水層を分離し、捨てた。酢酸エチル溶
液を−15℃に冷却し、そして生じた結晶を濾過によっ
て除去し、そして−15℃の酢酸エチルの2×50ml
部分で洗浄した。N‐ラウロイル‐6‐アミノペルオキ
シカプロン酸の収量は、33.1gであった。有効酸素
(AO)についての分析は、4.31%を示した(理
論収量=AO4.86%を有する36.9g)。mp
70〜75℃。
【0077】例 IIN‐デカノイル‐6‐アミノペルオキシカプロン酸の製
N‐デカノイル‐6‐アミノカプロン酸 N‐デカノイル‐6‐アミノカプロン酸を例Iに記載の
方法に従って塩化デカノイルと6‐アミノカプロン酸と
の反応によって生成した。塩化デカノイル95.4g
(0.500モル)および6‐アミノカプロン酸65.
6g(0.500モル)からmp73〜78℃のN‐デ
カノイル‐6‐アミノカプロン酸140g(98%)を
得た。
【0078】N‐デカノイル‐6‐アミノペルオキシカプロン酸 400mlのビーカーに98%メタンスルホン酸100
mlおよびN‐デカノイル‐6‐アミノカプロン酸50
0g(0.175モル)を仕込んだ。得られた溶液を氷
浴中で冷却し、そして、攪拌下に、90%過酸化水素3
3.1g(過酸化水素29.8g、0.877モル)
を、反応混合物の温度が20℃よりも高く上昇しないよ
うな速度で滴下した。添加は、合計10分要した。得ら
れた混合物を室温で3時間攪拌し、−15℃に冷却し、
氷水500mlに注いだ。沈殿固体を塩化メチレン20
0mlに抽出した。塩化メチレン溶液を分離し、洗浄水
が中性になるまで水の100ml部分で洗浄し(6回の
洗浄が必要であった)、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そ
して回転蒸発器上で蒸発して、ペルオキシ酸AO4.
93%を有する白色固体51.6gを生成した(理論収
量=AO5.32%の52.7g)。
【0079】N‐デカノイル‐6‐アミノペルオキシカ
プロン酸を酢酸エチル200mlからの再結晶(60℃
の酢酸エチルに溶解し、次いで−15℃に冷却)によっ
てさらに精製してペルオキシ酸AO5.12%および
mp63〜67℃を有する生成物47.2gを生成し
た。
【0080】例 IIIN‐ノナノイル‐6‐アミノペルオキシカプロン酸の製
N‐ノナノイル‐6‐アミノカプロン酸 N‐ノナノイル‐6‐アミノカプロン酸を例Iに記載の
方法に従って塩化ノナノイルと6‐アミノカプロン酸と
の反応によって生成した。塩化ノナノイル67.3g
(0.381モル)および6‐アミノカプロン酸50.
0g(0.381モル)からmp71〜74℃のN‐ノ
ナノイル‐6‐アミノカプロン酸103gを得た。
【0081】N‐ノナノイル‐6‐アミノペルオキシカプロン酸 N‐ノナノイル‐6‐アミノペルオキシカプロン酸を例
IIに記載の方法に従って98%メタンスルホン酸中での
N‐ノナノイル‐6‐アミノカプロン酸と過酸化水素と
の反応によって生成した。N‐ノナノイル‐6‐アミノ
カプロン酸103g(0.381モル)、過酸化水素4
4g(1.29モル)、およびメタンスルホン酸170
mlから、ペルオキシ酸AvO5.31%およびmp60
℃を有するN‐ノナノイル‐6‐アミノペルオキシカプ
ロン酸74.2gを得た(理論収量=AvO5.57%
の109.5g)。
【0082】例 IVN‐ラウロイルアミノペルオキシ酢酸の製法 N‐ラウロイルグリシン N‐ラウロイルグリシンを例Iに記載の方法に従って塩
化ラウロイルとグリシンとの反応によって生成した。塩
化ラウロイル109.4g(0.500モル)およびグ
リシン37.6g(0.500モル)からmp110〜
118℃のN‐ラウロイルグリシン120.5g(94
%)を得た。文献のmp118〜119℃〔E.ジュン
ジャーマン、J.F.ゲレヒト、およびI.J.クレム
ズ、J.Amer.Chem.Soc., 78、17
2(1956)〕。
【0083】N‐ラウロイルアミノペルオキシ酢酸 N‐ラウロイルアミノペルオキシ酢酸を例IIに記載の方
法に従ってメタルスルホン酸中でのN‐ラウロイルグリ
シンと過酸化水素との反応によって生成した。メタンス
ルホン酸100ml中のN‐ラウロイルグリシン50.0
g(0.195モル)および過酸化水素33.1g
(0.973モル)から、AvO3.03%を有するN
‐ラウロイルアミノペルオキシ酢酸38.0gを得た
(理論収量=AvO5.86%を有する53.2g)。
【0084】例 VN‐デカノイルアミノペルオキシ酢酸の製法 N‐デカノイルグリシン N‐デカノイルグリシンを例Iに記載の方法に従って塩
化デカノイルとグリシンとの反応によって生成した。塩
化デカノイル47.7g(0.25モル)およびグリシ
ン18.8g(0.25モル)から、mp104〜10
8℃のN‐デカノイルグリシン54.1g(94%)を
得た。
【0085】N‐デカノイルアミノペルオキシ酢酸 N‐デカノイルアミノペルオキシ酢酸を例IIに記載の方
法に従ってメタンスルホン酸中でのN‐デカノイルグリ
シンと過酸化水素との反応により生成した。メタンスル
ホン酸50ml中のN‐デカノイルグリシン22.9g
(0.100モル)および過酸化水素17.0g(0.
500モル)から、AvO0.06%を有するペルオキ
シ酸22.4gを得た(理論収量=AvO6.53%を
有する24.5g)。mp75〜80℃(ガスを発生し
て溶融)。
【0086】例 VIN‐デカノイル‐4‐アミノフェニルペルオキシ酢酸の
製法 N‐デカノイル‐4‐4アミノフェニル酢酸 N‐デカノイル‐4‐アミノフェニル酢酸を例Iに記載
の方法に従って塩化デカノイルと4‐アミノフェニル酢
酸との反応によって生成した。塩化デカノイル63.1
g(0.331モル)および4‐アミノフェニル酢酸5
0.0g(0.331モル)から、mp156〜159
℃のN‐デカノイル‐4‐アミノフェニル酢酸を得た。
【0087】N‐デカノイル‐4‐アミノフェニルペルオキシ酢酸 N‐デカノイル‐4‐アミノフェニルペルオキシ酢酸を
例IIに記載の方法に従ってメタンスルホン酸中のN‐デ
カノイル‐4‐アミノフェニル酢酸および過酸化水素か
ら生成した。98%メタンスルホン酸150ml中のN‐
デカノイル‐4‐アミノフェニル酢酸70.0g(0.
229モル)および過酸化水素39.0g(1.15モ
ル)から、AvO4.94%を有するN‐デカノイル‐
4‐アミノフェニルペルオキシ酢酸64.9gを得た
(理論収量=AvO4.99%を与える73.6g)。
mp121℃。
【0088】例 VII N‐デシルアミノ‐6‐オキソペルオキシカプロン酸の
製法 塩化5‐カルボメトキシバレリル このエステル/酸塩化合物を Org.Synthes
is Coll.Vol.4,556(1963)に記
載のように生成した。
【0089】アジピン酸モノメチルエステル(50.0
g、0.312モル)および塩化チオニル(74.3
g、0.624モル)を125mlの三角フラスコに添加
した。フラスコに乾燥管を取り付け、そして混合物をフ
ード中で室温において一夜放置させた。ヘプタン(10
0ml)を添加し、そして過剰の塩化チオニルを回転蒸発
器上で除去した。追加の50mlのヘプタンを添加し、そ
して得られた混合物を再び回転蒸発器上で蒸発して黄色
油として塩化5‐カルボメトキシバレリル56.4gを
生成した。
【0090】6‐デシルアミノ‐6‐オキソカプロン酸
メチルエステル 機械攪拌機、氷浴およびpH電極付きの1lのビーカー
に、水350mlおよびエーテル100ml中のデシルアミ
ン49.1g(0.312モル)を仕込んだ。この攪拌
混合物に、水層のpHが10〜12のままであるように
20%水酸化ナトリウム溶液を同時に滴下しながら前記
のエーテル100ml中の塩化5‐カルボメトキシバレリ
ルの溶液を滴下した。合計添加時間は、30分であっ
た。酸塩化物および塩基の添加後、沈殿固体を濾過によ
って除去し、そしてヘキサン300mlで洗浄した。次い
で、固体をヘキサン200mlで攪拌し、濾過し、そして
ヘキサンの100ml部分で洗浄した。風乾後、6‐デシ
ルアミノ‐6‐オキソカプロン酸メチルエステルの重量
は、56.8gであった。mp56〜59℃。
【0091】追加の19.1gの6‐デシルアミノ‐6
‐オキソカプロン酸メチルエステルを、濾過しかつ捕集
固体をヘキサンで洗浄することによって濾液から得た。
【0092】6‐デシルアミノ‐6‐オキソペルオキシカプロン酸 6‐デシルアミノ‐6‐オキソペルオキシカプロン酸を
N‐デカノイル‐6‐アミノペルオキシカプロン酸につ
いての例Iに記載の方法に従って生成した。このよう
に、6‐デシルアミノ‐6‐オキソカプロン酸のメチル
エステル(29.9g、0.10モル)、過酸化水素
(17.0g、0.50モル)、および98%メタンス
ルホン酸(60ml)を室温で2時間反応させ、反応混合
物を氷上に注ぎ、そしてペルオキシ酸を60℃の酢酸エ
チル125mlに抽出した。水層を捨て、そして加温酢酸
エチル溶液を2つの100ml部分の水で洗浄した。酢酸
エチル溶液を250mlの三角フラスコ(酢酸エチル25
mlですすいだ)に移し、60℃に再加熱し、次いで−1
5℃に冷却した。N‐デシルアミノ‐6‐オキソペルオ
キシカプロン酸の結晶を濾過によって捕集し、氷冷酢酸
エチル50mlで2回洗浄し、そして風乾した。収量は、
ペルオキシ酸AvO4.49%を有する21.6gであ
った(理論収量=AvO5.32%の30.1g)。m
p77〜85℃。
【0093】例 VIIIN‐ノニルアミノ‐6‐オキソペルオキシカプロン酸の
製法 塩化5‐カルボメトキシバレリル 塩化5‐カルボメトキシバレリルを例VII に記載のよう
に生成した。アジピン酸のモノメチルエステル100g
(0.624モル)および塩化チオニル148.6g
(1.248モル)から、黄色油としてエステル/酸塩
化物111.5g(0.624モル)を得た。
【0094】6‐ノニルアミノ‐6‐オキソカプロン酸
メチルエステル 6‐デシルアミノ‐6‐オキソカプロン酸メチルエステ
ルの製法についての例VII に記載の方法を使用して、前
で得られたエステル/酸塩化物をノニルアミンと反応さ
せた。塩化5‐カルボメトキシバレリル111.5g
(0.624モル)およびノニルアミン89.4g
(0.624モル)から6‐ノニルアミノ‐6‐オキソ
カプロン酸のメチルエステルを得た。
【0095】6‐ノニルアミノ‐6‐オキソペルオキシカプロン酸 6‐ノニルアミノ‐6‐オキソペルオキシカプロン酸を
デシルアミノ誘導体についての例VII に記載の方法に従
って生成した。6‐ノニルアミノ‐6‐オキソカプロン
酸のモノメチルエステル100g(0.350モル)、
過酸化水素59.6g(1.75モル)、および98%
メタンスルホン酸300mlから、AvO、mp83〜8
7℃の6‐ノニルアミノ‐6‐オキソペルオキシカプロ
ン酸84.7gを得た(理論=100.7g、AvO
5.57%)。
【0096】例 IX6‐ベンゾイルアミノカプロン酸のフェノールスルホン
酸エステルの過加水分解による6‐ベンゾイルアミノペ
ルオキシカプロン酸の製法 6‐ベンゾイルアミノカプロン酸 500mlの三口フラスコに機械攪拌機、還流冷却器およ
び窒素導入管を取り付けた。フラスコを窒素でフラッシ
ュし、そして6‐ベンゾイルアミノカプロン酸35.3
g(0.15モル)〔Org.Synthesis C
oll.Vol.2,76(1943)〕およびトルエ
ン150mlを仕込んだ。得られた攪拌懸濁液に無水トリ
フルオロ酢酸(フィッシャー)23.3ml(34.7
g、0.165モル)を注射器によって添加した。懸濁
固体は、迅速に溶解した。この溶液に無水p‐フェノー
ルスルホン酸ナトリウム29.4g(0.15モル)を
添加した。得られた懸濁液を還流下で2.5時間加熱
し、氷浴中で冷却し、そして沈殿固体を濾過し、エーテ
ルで良く洗浄した。風乾後、固体をエタノール125ml
でスラリー化し、濾過し、そしてエタノールで洗浄し
た。得られた白色ペーストを真空下で乾燥して硬い白色
固体43.7gを与えた。この固体を粉砕し、そして2
4メッシュスクリーンに通過させた。この固体のNMR
スペクトルの分析(メチルスルオキシド‐d6 溶媒)
は、6‐ベンゾイルアミノカプロン酸のフェノールスル
ホン酸エステルのナトリウム塩69%およびp‐フェノ
ールスルホン酸ナトリウム31%を含有していたことを
示した。
【0097】6‐ベンゾイルアミノペルオキシカプロン酸 6‐ベンゾイルアミノペルオキシカプロン酸を生成する
ための前記フェノールスルホン酸エステルの過加水分解
を次の方法に従って達成した。95°F(35.0℃)
の水道水41にアルカリ性洗剤粒状物5.00g(12
50ppm )、過ホウ酸ナトリウム1水和物0.36g
(90ppm )および6‐ベンゾイルアミノカプロン酸の
フェノールスルホン酸エステルのナトリウム塩0.46
g(115ppm )(前記の69%混合物0.67g)を
添加した。6‐ベンゾイルアミノ‐ペルオキシカプロン
酸を生成するためのエステルの過加水分解後、通常のヨ
ウ素滴定を使用して溶液を有効酸素(AvO)について
分析した。ペルオキシ酸へのエステルの完全な軟化は、
AvO4.5ppm を生ずるであろう。AvO vs時間
について得られた結果を以下に表示する。
【0098】 時間(分) AvO(ppm) 理論AvOの% 2 3.0 67 7 3.2 71 12 3.3 73 20 3.0 67 例 XN‐デカノイル‐6‐アミノペルオキシカプロン酸のマ
グネシウム塩の製法 1N水酸化ナトリウム100ml(0.10モル)を水2
5ml中の硫酸マグネシウム6.02g(0.050モ
ル)の溶液に添加することによって、水酸化マグネシウ
ム2.92g(0.050モル)の懸濁液を調整した。
得られた懸濁液を酢酸エチル150ml中のN‐デカノイ
ル‐6‐アミノペルオキシカプロン酸30.1g(0.
10モル)の加温攪拌溶液に1分にわたって添加した。
重い沈殿が、即座に生じた。混合物を3分間攪拌し、濾
過し、そして捕集された固体を水洗し、酢酸エチルで洗
浄した。ビス‐(N‐デカノイル‐6‐アミノペルオキ
シカプロン酸マグネシウムの重量は、31.7gであっ
た。有効酸素(AvO)3.94%。
【0099】例 XIN‐デカノイル‐6‐アミノペルオキシカプロン酸の安
定性 N‐デカノイル‐6‐アミノペルオキシカプロン酸の安
定性(単独およびアルカリ性洗剤粒状物との混合物の両
方)を各種の温度および湿度において測定した。試料を
ベント頂部を有するガラス製ジャー内で貯蔵した。残存
ペルオキシ酸の活性を有効酸素についての通常のヨウ素
滴定によって測定した。ペルオキシ酸とアルカリ製洗剤
粒状物との混合物である試料は、ペルオキシ酸7%およ
び洗剤粒状物93%からなっていた。この試料の結果を
以下に表示する。
【0100】N‐デカノイル‐6‐アミノペルオキシカ
プロン酸の安定性 〔表1〕 元の活性の%(単独で貯蔵) 貯蔵時間 80°F 100°F 120 °F 80°F 80°F (26.7℃) (26.7℃) (週) (26.7℃) (37.8℃) (49℃) /R.H.15% /R.H.60% 1 99 98 93 95 98 2 100 101 98 100 101 4 100 99 89 100 96 8 99 93 59 94 101 14 97 86 7 76 99 〔表2〕 元の活性の%(アルカリ性洗剤粒状物とともに貯蔵) 貯蔵時間 80°F 100°F 120 °F 80°F 80°F (26.7℃) (26.7℃) (週) (26.7℃) (37.8℃) (49℃) /R.H.15% /R.H.00% 1 96 98 90 96 93 2 89 84 86 89 85 4 96 89 87 90 85 8 101 88 66 86 81 14 96 72 61 59 80 例 XII N‐デカノイル‐6‐アミノペルオキシカプロン酸の漂
白性能 N‐デカノイル‐6‐アミノペルオキシカプロン酸の漂
白性能を一連の実験で測定した。これらの実験は、アル
カリ性洗剤粒状物およびペルオキシ酸を含有する処理剤
の布帛白色化およびしみ除去を、洗剤粒状物単独を含有
する処理剤と比較した。
【0101】このように、2つの頂部から入れる自動洗
濯機の各々に、自然に汚れたバラスト布帛5ポンド
(2.27kg)および硬度6グレン/ガロンを有する9
5°F(35.0℃)の水道水68lを添加した。一方
の洗濯機に、アルカリ性洗剤粒状物89gおよび洗浄液
中に有効酸素(AvO)量3.5ppm を生ずるのに十分
なN‐デカノイル‐6‐アミノペルオキシカプロン酸を
添加した。第二の洗濯機に、アルカリ性洗剤粒状物89
gだけを添加した。
【0102】前記洗浄液の各々に2組の自然に汚れた白
色布帛および2組の人工的に汚した見本を添加した。次
いで、洗濯機を通常の洗浄およびすすぎサイクルを完了
させ、そしてバラストおよび試験布帛を乾燥機で乾燥し
た。異なる組のバラスト布帛、自然に汚れた白色布帛お
よび人工的に汚した見本を各反復に対して使用して、こ
の方法を3回繰り返した。
【0103】3回の反復完了後、布帛および見本を好適
な採光下で配置して、汚れおよび除去を比較した。3人
の専門等級者が、以下のスケールを使用して汚れおよび
しみの除去の程度を比較した。 0 2つの見本間に差なし 1 差があると思う 2 差を確信 3 大差を確信 4 非常に大きい差を確信 この等級化においては、自然に汚れた白色布帛を白色度
の改善について比較し、そして人工的に汚した見本をし
みの除去について比較した。次いで、得られた等級を平
均化し、かつ規準化して、以下に示される結果を生じ
た。
【0104】 処理剤および平均相対等級 洗剤粒状物+N‐デカノイル‐6‐ 洗剤粒状物単独 アミノペルオキシカプロン酸からの AvO 3.5ppm 自然に汚れた布帛 Tシャツ 0 2.4s 皿タオル 0 1.1s まくらカバー 0 2.2s 人工的に汚した布帛 粘 土 0 0.4 スパゲティーソース 0 0.1 バーベキューソース 0 −0.4 ティー 0 3.3s グラス(Grass ) 0 3.0s 経 血 0 0.4 ブルーベリー 0 1.7s S=洗剤粒状物単独の処理剤に比較しての統計的有意差(信頼水準90%) 例 XIIIビス(N‐デカノイル‐6‐アミノペルオキシカプロン
酸)マグネシウムの漂白性能 例XII に記載の方法を使用して、N‐ドデカノイル‐6
‐アミノペルオキシカプロン酸のマグネシウム塩の漂白
性能を測定した。マグネシウム塩を、メタノール50ml
に懸濁された微粉砕粉末として洗浄液に添加した。マグ
ネシウム塩の添加量は、ペルオキシ酸有効酸素(Av
O)量3.5ppm を与える量であった。
【0105】この漂白性能試験の場合に得られた結果
を、以下に示す。
【0106】 処理剤および平均相対等級 ビス(N‐デカノイル‐6‐アミノ 洗剤粒状物単独 ペルオキシカプロン酸マグネシウム からのAvO3.5ppm 自然に汚れた布帛 Tシャツ 0 1.4s 皿タオル 0 0.9s まくらカバー 0 1.1s 人工的に汚した布帛 粘 土 0 0.5s スパゲティーソース 0 1.2s バーベキューソース 0 0.0 ティー 0 3.4s グラス(Grass ) 0 3.1s 経 血 0 −0.1 ブルーベリー 0 1.4s s=洗剤粒状物単独の処理剤に比較してその統計的有意差(信頼水準90%)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06L 3/02 D06L 3/02 (72)発明者 マイクル、ユージーン、バーンズ アメリカ合衆国オハイオ州、ウエスト、 チェスター、サンダーランド、ウエイ、 9248

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 【化1】 (式中、Rは炭素数1〜14を有するアルキル、アリ
    ールまたはアルカリール基であり、Rは炭素数約1〜
    約14を有するアルキレン、アリーレンまたはアルカリ
    ーレン基であり、そしてRはHまたは炭素数1〜10
    を有するアルキル、アリールまたはアルカリール基であ
    り、Xは相容性陰イオンであり、nは1または2であ
    り、そしてYは0〜6である)を有する化合物。
  2. 【請求項2】Rが炭素数6〜12を有するアルキル基
    であり、Rが炭素数4〜8を有するアルキレン基であ
    り、そしてRがHまたはメチルである特許請求の範囲
    第1項に記載の化合物。
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