JP3252712B2 - 自動車用外装部品 - Google Patents

自動車用外装部品

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JP3252712B2 JP18908396A JP18908396A JP3252712B2 JP 3252712 B2 JP3252712 B2 JP 3252712B2 JP 18908396 A JP18908396 A JP 18908396A JP 18908396 A JP18908396 A JP 18908396A JP 3252712 B2 JP3252712 B2 JP 3252712B2
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浩一 小木曽
雄彦 白木
浩 向井
泰庸 寺本
敬博 古森
誠一 浅香
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂からなる
ロッカモール等の自動車用外装部品に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在、自動車には数多くの樹脂製外装部
品が取着されている。そのような樹脂製品の一つとし
て、例えばロッカモールがある。このロッカモールは、
自動車のボディの傷つき防止、空力特性の改善、特徴的
な意匠の実現などを目的として、ボディ側面の下部に位
置するロッカパネルに取り付けられるものである。
【0003】図4及び図5に示すように、従来のロッカ
モール81はポリプロピレン等の合成樹脂から形成さ
れ、断面ほぼL字状をなしている。ロッカモール81は
外部に露出する意匠面Dの裏面において、ロッカパネル
82に固定する必要がある箇所に、各取付座83が一体
形成されている。前記ロッカパネル82は自動車のボデ
ィBの側面の下部に、取り付けられ、ロッカモール81
はクリップ84を介して前記ロッカパネル82の側面と
底面とを覆うように取り付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術におけるロッカモール81においては次のような
問題があった。すなわち、自動車の走行中にロッカモー
ル81(特にロッカモール81の下面)に小石等の異物
が衝突した際に、その衝撃音が異音として室内に伝達
し、運転手及び同乗者に不快感を与えるという問題があ
った。
【0005】この問題を解消するために、ロッカモール
81の底壁の肉厚を厚くすることが考えられるが、この
場合には底壁の肉厚をかなり厚くしないと衝撃音の伝達
を防止することができない。そのため、材料を大量に使
用するとともに、ロッカモール81の重量が大重量とな
ってしまう。
【0006】本発明は、上記問題を解消するためになさ
れたものであって、第1の目的は、異物が衝突した際に
発生する衝撃音を抑制可能な自動車用外装部品を提供す
ることにある。
【0007】第2の目的は、外装部品の材料及び重量を
大幅に増加することなく、異物が衝突した際に発生する
衝撃音を抑制可能な自動車用外装部品を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、自動車ボディに装着さ
れる外装部品に、外部からの異物の衝突時の衝撃音の発
生を抑制する衝撃音抑制手段を備え、前記外装部品は、
外部に露出する意匠面と自動車ボディへの連結面とを含
んで構成され、前記衝撃音抑制手段は、前記意匠面と連
結面とを含んでなる中空部を備え、該中空部は前記連結
面に設けられる貫通孔によって外部と連通していること
をその要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明では、自動車ボディ
に装着される外装部品に、外部からの異物の衝突時の衝
撃音の発生を抑制する衝撃音抑制手段を備え、前記外装
部品は、意匠面、連結面、及び底面とからなる断面ほぼ
三角筒状をもって中空化して形成され、前記衝撃音抑制
手段は、前記外装部品の中空部を含み、前記外装部品の
連結面には前記中空部と外部とを連通する貫通孔が形成
されていることをその要旨とする。請求項3に記載の発
明では、請求項1又は2に記載の発明において、前記外
装部品の中空部には吸音材が充填されていることをその
要旨とする。
【0010】
【0011】請求項に記載の発明では、請求項〜請
求項3のいずれかに記載の発明において、前記外装部品
は板状部材から形成され、同板状部材の両端部を連結す
ることで、前記中空部が形成されることをその要旨とす
る。
【0012】(作用) 請求項に記載の発明においては、外装部品に小石等の
異物が衝突した際には、衝撃音抑制手段により、その衝
突時の衝撃音が抑制される。
【0013】特に、請求項1及び2に記載の発明におい
ては、外装部品に中空部が形成されていることから、外
装部品に異物が衝突した際には中空部により室内への衝
撃音の伝達が阻止(抑制)される。また、前記外装部品
には中空部と外部とを連通する貫通孔が形成されている
ことから、中空部への衝撃音のこもりが防止される
【0014】特に、請求項3に記載の発明においては、
請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、外装部品の
中空部に充填された吸音材により、異物が衝突した際の
衝撃音が吸収される。
【0015】
【0016】請求項に記載の発明においては、請求項
〜請求項3のいずれかに記載の発明の作用に加え、板
状部材の両端部を連結することで中空部が形成されるこ
とから、外装部品の成形を安価な押出成形で行うことが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に従って説明する。図1及び図2に示すよう
に、本実施形態におけるロッカモール21は、断面ほぼ
三角筒状をなしている。すなわち、本実施形態のロッカ
モール21は、意匠面E1、底面E2、連結面E3の3
面を有し、各面E1〜E3により包囲される部位には中
空部22が形成されている。ロッカパネル23と対向す
るロッカモール21の連結面E3には中空部22と外部
とを連通する貫通孔24が形成されている。
【0018】図3は前記ロッカモール21の展開図であ
る。同図に示すように、前記ロッカモール21は押出成
形により断面ほぼL字状に形成されている。そして、そ
の一方の端部には開口方向が意匠面E1に対して直交す
る方向を向く連結凹部25が形成されている。連結凹部
25には係止孔26が形成されている。また、ロッカモ
ール21の他方の端部には、突出方向が連結面E3に対
して直交する方向を向く係合突起27が一体形成されて
いる。底面E2と連結面E3との境界部位には長手方向
に延び、両面E2,E3よりも薄肉の凹状のヒンジ部2
8が形成されている。
【0019】ロッカモール21を図3の状態から図2の
状態にする際は、ヒンジ部28を介して連結面E3を曲
げ起こし、係合突起27を連結凹部25に差し込んで、
同係合突起27を係止孔26に係止させる。これによ
り、ロッカモール21は図2に示す形状に保持されて、
同ロッカモール21に中空部22が形成される。前記連
結面E3の曲げ起こし作業は、ヒンジ部28が底面E2
及び連結面E3の肉厚よりも薄肉であることから、容易
に行うことができる。
【0020】図1に示すように、本実施形態において、
ロッカパネル23へのロッカモール21の連結は、クリ
ップ29及び連結面E3に形成された取付座30を介し
て行われる。前記ロッカモール21の中空部22には不
定形の吸音材31が充填されている。この吸音材31は
ウレタン系の発泡体、又は軟質系のゴム材から構成さ
れ、同吸音材31の大きさは前記貫通孔24の直径より
も大きい。従って、貫通孔24から吸音材31が外部に
こぼれ落ちることはない。
【0021】本実施形態では、上記のようにロッカモー
ル21を構成したことにより次のような効果を得ること
ができる。 (1)ロッカモール21に中空部22を形成したことに
より、ロッカモール21に小石等の異物が衝突しても中
空部22により異物衝突時に発生する衝撃音の伝達が阻
止(抑制)される。これにより、室内への衝撃音の伝達
を防止でき、運転手及び同乗者に不快感を与えるのを防
止できる。
【0022】また、本実施形態では、中空部22が形成
されている分だけ、従来よりもロッカモール21の表面
積が大きくなるが、使用材料はあまり変化しない。従っ
て、本実施形態では、ロッカモール21の使用材料及び
重量をあまり変化させることなく、衝撃音の発生を抑制
することができる。
【0023】(2)前記中空部22内に吸音材31を充
填したことにより、異物がロッカモール21に衝突した
際の衝撃音を吸収できることから、確実に室内への衝撃
音の伝達を防止できる。
【0024】(3)ロッカモール21の外部に露出しな
い連結面E3に貫通孔24を形成した。これにより、ロ
ッカモール21に小石等の異物が衝突してもその中空部
22において衝撃音がこもるのが防止される。その結
果、より確実に室内への衝撃音の伝達を防止できる。
【0025】(4)ロッカモール21を構成する板状部
材の両端部(意匠面E1の端部と連結面E3の端部)を
連結することで中空部22が形成されるように構成し
た。これにより、ロッカモール21の成形が容易とな
る。すなわち、成形と同時に中空部22を形成しようと
した場合には、押出成形では難しいことから、ブロー成
形等のコストの高い成形方法を使用しなければならな
い。しかし、上述したように、本実施形態では、ロッカ
モール21を安価な押出成形により成形することができ
ることから、コストの低減を図ることができる。
【0026】なお、本発明は次のように構成することも
できる。 (1)前記実施形態では、外装部品としてのロッカモー
ル21に具体化したが、バンパスポイラーやサイドスカ
ート等の外装部品に具体化してもよい。
【0027】(2)前記実施形態では、外装部品として
のロッカモール21の中空部22内に吸音材31を充填
したが、この吸音材31を充填せずに具体化してもよ
い。 (3)前記実施形態では、外装部品としてのロッカモー
ル21を押出成形で成形したが、これをパリソン成形や
射出成形により成形してもよい。
【0028】
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項に記載の
発明によれば、衝撃音抑制手段により外装部品に小石等
が衝突しても、その衝突時の衝撃音の発生が抑制される
ことから、衝撃音による運転手及び同乗者への不快感を
減少できる。
【0030】特に、請求項1及び2に記載の発明によれ
ば、中空部により室内への衝撃音の伝達を阻止(抑制)
できることから、衝撃音による運転手及び同乗者への不
快感も減少できる。また、前記外装部品には中空部と外
部とを連通する貫通孔が形成されていることから、衝撃
音が中空部にこもるのが防止され、室内に衝撃音が伝達
するのをより確実に防止することができる。
【0031】特に、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1又は2に記載の発明の効果に加え、外装部品の中
空部に充填された吸音材により、異物が衝突した際の衝
撃音が吸収されるので、確実に運転手及び同乗者への不
快感を減少できる。
【0032】
【0033】特に、請求項に記載の発明によれば、請
求項〜請求項のいずれかに記載の発明の効果に加
え、外装部品を安価な押出成形により成形することがで
きることから、コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のロッカパネル及びロッカモールの
正断面図。
【図2】一実施形態のロッカモールの斜視図。
【図3】一実施形態のロッカモールの展開図。
【図4】従来のロッカモールの斜視図。
【図5】従来のロッカパネル及びロッカモールの正断面
図。
【符号の説明】
B…ボディ、21…外装部品としてのロッカモール、2
2…衝撃音抑制手段としての中空部、31…衝撃音抑制
手段としての吸音材、24…貫通孔。
フロントページの続き (72)発明者 向井 浩 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成 株式会社 内 (72)発明者 寺本 泰庸 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成 株式会社 内 (72)発明者 古森 敬博 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成 株式会社 内 (72)発明者 浅香 誠一 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成 株式会社 内 (56)参考文献 実開 平5−46605(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/00 B60R 19/04 B60R 19/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車ボディ(B)に装着される外装部
    品(21)に、外部からの異物の衝突時の衝撃音の発生
    を抑制する衝撃音抑制手段(22,31)を備え、前記
    外装部品(21)は、外部に露出する意匠面と自動車ボ
    ディ(B)への連結面とを含んで構成され、前記衝撃音
    抑制手段(22,31)は、前記意匠面と連結面とを含
    んでなる中空部(22)を備え、該中空部(22)は前
    記連結面に設けられる貫通孔(24)によって外部と連
    通していることを特徴とする自動車用外装部品。
  2. 【請求項2】 自動車ボディ(B)に装着される外装部
    品(11,21)に、外部からの異物の衝突時の衝撃音
    の発生を抑制する衝撃音抑制手段(22,31)を備
    え、前記外装部品(11,21)は、意匠面、連結面、
    及び底面とからなる断面ほぼ三角筒状をもって中空化し
    て形成され、前記衝撃音抑制手段(22,31)は、前
    記外装部品(11,21)の中空部(22)を含み、前
    記外装部品(11,21)の連結面には前記中空部(2
    2)と外部とを連通する貫通孔(24)が形成されてい
    ることを特徴とする自動車用外装部品
  3. 【請求項3】 前記外装部品(21)の中空部(22)
    には吸音材(31)が充填されている請求項1又は2に
    記載の自動車用外装部品。
  4. 【請求項4】 前記外装部品(21)は板状部材から形
    成され、同板状部材の両端部を連結することで、前記中
    空部(22)が形成される請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の自動車用外装部品
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