JP2023069586A - 乗物用内装材 - Google Patents
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Abstract
【課題】衝撃吸収性を向上させる乗物用内装材を提供する。【解決手段】ドアトリム100は、車室内側に膨出した膨出部31と、膨出部31の車室外側に位置する板状の第1板部70と、を備え、第1板部70は、その板面が上下方向と車室内外方向とに広がる本体部71と、本体部71の少なくとも車室内外方向に延びる端部72に沿って形成され、端部72から前方又は後方に立ち上がった立上部73と、を備え、立上部73は、幅広部73A1,73A3と、幅広部73A1,73A3よりも前後方向における幅が小さい幅狭部73A2と、を備える。【選択図】図7
Description
本開示は、乗物用内装材に関する。
従来、乗物用内装材として、特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1に記載の乗物用内装材(ドアトリム)では、合成樹脂材料等で形成されたアームレストが、その上面部の裏面に前後方向に延びるV字状の溝が形成されることで、部分的に薄肉化されたノッチ部を備えること、が開示されている。このアームレストの上面部の側方から衝撃が加わると、衝撃による荷重が、ノッチ部に集中してノッチ部を基点として上面部が撓み、衝撃が吸収される。
特許文献1に開示の構成において、乗物用内装材に衝撃が加わった場合に、ノッチ部を基点とした乗物用内装材の変形が、狙いの形で変形できるようにして、乗物用内装材の衝撃吸収性を向上させることが望まれる。一方、部分的に薄肉化されたノッチ部では、例えば合成樹脂材料の収縮等に起因してその意匠面側において外観不良が生じ、乗物用内装材の意匠性が低下する虞がある。
本開示は上記のような事情に基づいて完成された技術であって、衝撃吸収性を向上させる乗物用内装材を提供することを目的の一つとする。また、外観不良による意匠性の低下を抑制する乗物用内装材を提供することを目的の一つとする。
本開示は、乗物室内側に膨出した膨出部と、前記膨出部の乗物室外側に位置する板状の第1板部と、を備え、前記第1板部は、その板面が上下方向と乗物室内外方向とに広がる本体部と、前記本体部の少なくとも乗物室内外方向に延びる端部に沿って形成され、前記端部から前方又は後方に立ち上がった立上部と、を備え、前記立上部は、幅広部と、前記幅広部よりも前後方向における幅が小さい幅狭部と、を備える、乗物用内装材である。
このような乗物用内装材によると、立上部は、その板面が上下方向と乗物室内外方向とに広がる本体部の乗物室内外方向に延びる端部に沿って形成され、その端部から前方又は後方に立ち上がっているため、第1板部に対し乗物室内外方向から加わる力に対する強度を高めることができる。また、例えば乗物の側方からの衝突(側突)等により、乗物室内の乗員が膨出部に当たり、膨出部の乗物室外側に位置する第1板部に乗物室内外方向から一定以上の力が加わると、第1板部が変形して衝撃を吸収する。ここで、立上部には、幅広部と幅広部よりも前後方向における幅が小さい幅狭部とが設けられているため、乗物室内外方向から加わる力が幅狭部に集中し易くなり、幅狭部を基点として本体部が撓むように変形することができる。これにより、側突等の時に第1板部が狙いの形以外の形で変形することを抑制し、乗物用内装材の衝撃吸収性を向上させることができる。また、例えば第1板部等において一部の板厚を薄くすることなく、側突等の時に第1板部を狙いの形で変形させることができるので、仮に乗物用内装材の材料として合成樹脂を用いたとしても、合成樹脂が収縮等して第1板部等に外観不良が生じることを抑制することができる。
上記構成において、前記幅広部は、前記幅狭部側に向かうほど前後方向における幅が小さくなる形をなしていてもよい。このような乗物用内装材によると、側突等により立上部に加わる力が幅狭部に集中し易くなり、第1板部を狙いの形に変形させ易くすることができる。
上記構成において、前記本体部は、前記膨出部における後端部の乗物室外側を覆う形をなしていてもよい。このような構成によると、乗物用内装材が取り付けられたドアの開扉に伴い膨出部の後端部が露出した場合でも、本体部が後端部の乗物室外側を覆う形をなしているため、膨出部の内部構造等が後端部から視認されることを防ぎ、乗物用内装材の意匠性が低下することを抑制することができる。
上記構成において、前記膨出部は、アームレストに設けられ、前記第1板部は、他部材を取り付け可能な第2板部と共にカバーに設けられ、前記第2板部から乗物室内側に立ち上がった形をなし、前記アームレストは、前記カバーに取り付けられていてもよい。このような構成によると、アームレストと他部材とが取り付けられたカバーにおいて、衝撃を第1板部によって吸収可能な乗物用内装材を提供することができる。
上記構成において、前記立上部は、前記本体部の上下方向に延びる端部に沿って形成され、前記幅狭部よりも乗物室内側に位置する内側立上部を備え、前記第1板部は、前記内側立上部の乗物室外側において前記本体部から立ち上がったリブを備えていてもよい。このような乗物用内装材によると、本体部においてリブが設けられた部分(高強度部と呼ぶことがある)の強度を比較的高くすることができる。側突等の時には幅狭部を基点として高強度部と他部との境に沿って本体部を撓ませることができ、第1板部を狙いの形にさらに変形させ易くすることができる。
上記構成において、前記リブは、乗物室内外方向における長さが、前記幅狭部と前記内側立上部との間の距離よりも短い構成としてもよい。このような乗物用内装材によると、側突等の時には幅狭部を基点として高強度部と他部との境に沿って本体部を上手く撓ませることができ、第1板部を狙いの形に一層変形させ易くすることができる。
本開示によれば、衝撃吸収性を向上させる乗物用内装材を提供することが可能となる。また、外観不良による意匠性の低下を抑制する乗物用内装材を提供することが可能となる。
<実施形態>
本開示の実施形態を図1から図7によって説明する。本実施形態では、自動車(乗物)のドアを構成する板金としてのドアパネルに対し、車室内側から取り付けられるドアトリム(乗物用内装材)100を説明する。尚、矢印方向FRを前方、矢印方向RRを後方、矢印方向Uを上方、矢印方向Dを下方、矢印方向INを車室内側、矢印方向OUTを車室外側として各図を説明する。
本開示の実施形態を図1から図7によって説明する。本実施形態では、自動車(乗物)のドアを構成する板金としてのドアパネルに対し、車室内側から取り付けられるドアトリム(乗物用内装材)100を説明する。尚、矢印方向FRを前方、矢印方向RRを後方、矢印方向Uを上方、矢印方向Dを下方、矢印方向INを車室内側、矢印方向OUTを車室外側として各図を説明する。
図1に示すように、ドアトリム100は、複数の板状部材が組み付けられることによって構成されている。ドアトリム100は、その複数の板状部材として、アッパーボード10と、アッパーボード10の下側に配されたオーナメントボード20と、オーナメントボード20の下側に配されたアームレスト30と、アームレスト30の下側に配されたミドルボード40と、ミドルボード40の下側に配されたロアボード50と、を備えている。また、図1及び図2に示すように、ドアトリム100は、アッパーボード10の後端部10Rと、オーナメントボード20の後端部20Rと、アームレスト30の後端部30Rと、ミドルボード40の後端部40Rと、が取り付けられたカバー60を備える。カバー60は、アッパーボード10、オーナメントボード20、アームレスト30、及びミドルボード40の乗物室外側に配されており、これらが延びた方向(前後方向)に対し交わる方向(上下方向)に延びた板状体をなしている。
ドアトリム100は、下側に配される部材(例えばロアボード50)の上端部に対し、その上側に配される部材(例えばミドルボード40)の下端部を順番に車室外側から重ねて取り付けることにより、製造することができる。図2に示すように、ミドルボード40の上端部40Uには、その車室外側(紙面手前側)において、アームレスト30の下端部30Dが重なるように取り付けられている。同様に、アームレスト30の上端部30Uには、その車室外側において、オーナメントボード20の下端部20Dが重なるように取り付けられている。オーナメントボード20の上端部20Uには、その車室外側において、アッパーボード10の下端部10Dが重なるように取り付けられている。そして、これらの複数の板状部材の後端部10R,20R,30R,40Rには、その車室外側において、カバー60が重なるように取り付けられている。このように、カバー60は、複数の板状部材の後端部10R,20R,30R,40Rに跨り最後に取り付けられる部材とされるので、本実施形態のようにドアトリム100が複数の板状部材により構成されていた場合であっても、その組み付けの精度を向上させることができる。
図3に示すように、アッパーボード10、オーナメントボード20、及びミドルボード40は、各後端部10R,20R,40Rにおいて、その板面が上下方向及び車室内外方向に広がる後端面10R1,20R1,40R1を備える。これら各後端面10R1,20R1,40R1は、後述するカバー60の第1板部70における本体部71の板面と共に同一平面をなしており、下方に向かうほどやや前方に傾いた形をなしている。オーナメントボード20の後端部20Rは、車室内側の面が下方に向かうほど車室外側に傾いた形をなしている。
アームレスト30は、オーナメントボード20やミドルボード40から車室内側に膨出した膨出部31を備える。膨出部31は、オーナメントボード20の下端部20Dから車室内側に立ち上がった膨出上部32と、膨出上部32の車室内側に位置した端部であってラウンド状をなした膨出端部33と、膨出端部33の下側に位置し下方に向かうほどやや車室外側に曲がった膨出下部34と、を備える。膨出上部32には、乗員が腕を載置することができる。膨出下部34の下側には、ミドルボード40の上端部40Uが位置している。尚、アームレスト30の後端部30Rは、膨出上部32、膨出端部33、及び膨出下部34の各後端部が連なった部分であり、膨出部31の後端部に等しい。膨出部31の後端部30Rは、後方から視た場合に、U字状をなしている。
図4に示すように、カバー60は、当該カバー60の大部分をなし、その板面が上下方向と前後方向とに広がる板状の第2板部61と、第2板部61の下部69から車室内側に立ち上がった形をなす板状の第1板部70と、を備える。第2板部61は、正面視(車室内側から視た場合に)円弧状の外形をなす後側部62と、後側部62の前側に位置する前側部63と、を備える。前側部63は、アッパーボード10、オーナメントボード20、及びミドルボード40(それぞれ他部材と呼ぶことがある)の各後端部10R,20R,40R(図2参照)が取付部材(クリップ、ボス、ネジ等)によって取り付け可能な複数の孔部64と、中央部65と下部66との間を架橋し第1板部70前方に位置する架橋部67と、架橋部67と第1板部70との間に設けられ上下方向に延在する開口部68と、を備える。架橋部67は、アームレスト30の後端部30Rとオーナメントボード20の後端部20Rとが取付部材によって共締めされる形で取り付け可能な孔部64Aを備える。
図4から図7に示すように、第1板部70は、当該第1板部70の大部分をなし、その板面が上下方向と車室内外方向とに広がる板状の本体部71と、本体部71の端部72から前方に立ち上がった板状の立上部73と、を備える。図3に示すように、第1板部70は、膨出部31の車室外側に位置している。
図3及び図4に示すように、本体部71は、第2板部61の前側部63における下部69から車室内側に立ち上がった形をなしており、膨出部31(アームレスト30)の後端部30Rを車室外側から覆う形をなしている。具体的には、本体部71は、端部72が膨出部31の後端部30Rの外形(U字状)に倣う形をなしており、端部72のうち、上側に位置し車室内外方向に延びる上側端部72Aが膨出上部32の車室外側部分32Aに当接し、車室内側に位置し上下方向に延びる内側端部72Bが膨出下部34の車室外側部分34Aに当接していることで、膨出部31の後端部30Rを車室外側から覆っている。
図4から図7に示すように、立上部73は、上側端部72Aに沿って形成された上側立上部73Aと、内側端部72Bに沿って形成され、後述する幅狭部73A2よりも車室内側に位置する内側立上部73Bと、を備える。内側立上部73Bは、上側立上部73Aの車室内側の端部に繋がり、下方に向かうほど車室外側に傾いた形をなす部分とされる。
図4に示すように、上側立上部73Aは、前方に向かうほどやや下方に傾いた形をなしている。図6及び図7に示すように、上側立上部73Aは、車室内外方向に並んで配された2つの幅広部73A1,73A3と、2つの幅広部73A1,73A3の間に配された幅狭部73A2と、を備えている。上側立上部73Aは、上方から視た場合(図7参照)に、その前端が緩やかなV字状の形をなしている。
幅狭部73A2は、幅広部73A1,73A3よりも前後方向における幅D1が小さい部分とされる。例えば、幅狭部73A2の前後方向における幅D1は、下側の幅広部73A3の下端において前後方向における幅D2よりも小さい。幅広部73A1,73A3は、幅狭部73A2側に向かうほど前後方向における幅が小さくなる形をなしている。幅狭部73A2の車室外側に配された幅広部73A1は、車室内側に向かうほど前後方向における幅が小さくなり、幅狭部73A2の車室内側に配された幅広部73A3は、車室外側に向かうほど前後方向における幅が小さくなる。
図5及び図6に示すように、第1板部70は、内側立上部73Bの車室外側において本体部71から前方に立ち上がった複数のリブ80を備える。複数のリブ80は、車室内外方向に延在しており、上方視三角形の板状をなしている。複数のリブ80は、第1リブ81と、第1リブ81の下方に設けられた第2リブ82と、第2リブ82の下方に設けられた第3リブ83と、を含む。図5に示すように、複数のリブ80は、内側立上部73Bから車室外側に向かって幅狭部73A2を越えない位置まで延びている。また、複数のリブ80は、車室内外方向における長さが、幅狭部73A2と内側立上部73Bとの間の車室内外方向における距離D4よりも短い。例えば、第1リブ81の車室内外方向における長さD3は、幅狭部73A2と内側立上部73Bとの間の車室内外方向における距離D4よりも短い。
続いて、本実施形態の効果について説明する。本実施形態におけるドアトリム100は、車室内側に膨出した膨出部31と、膨出部31の車室外側に位置する板状の第1板部70と、を備え、第1板部70は、その板面が上下方向と車室内外方向とに広がる本体部71と、本体部71の少なくとも車室内外方向に延びる端部72に沿って形成され、端部72から前方又は後方に立ち上がった立上部73と、を備え、立上部73は、幅広部73A1,73A3と、幅広部73A1,73A3よりも前後方向における幅が小さい幅狭部73A2と、を備える。
このようなドアトリム100によると、立上部73は、その板面が上下方向と車室内外方向とに広がる本体部71の車室内外方向に延びる端部72に沿って形成され、その端部72から前方又は後方に立ち上がっているため、第1板部70に対し車室内外方向から加わる力に対する強度を高めることができる。また、例えば乗物の側方からの衝突(側突)等により、車室内の乗員が膨出部31に当たり、膨出部31の車室外側に位置する第1板部70に車室内外方向から一定以上の力が加わると、第1板部70が変形して衝撃を吸収する。ここで、立上部73には、幅広部73A1,73A3と幅広部73A1,73A3よりも前後方向における幅が小さい幅狭部73A2とが設けられているため、車室内外方向から加わる力が幅狭部73A2に集中し易くなり、幅狭部73A2を基点として本体部71が撓むように変形することができる。これにより、側突等の時に第1板部70が狙いの形以外の形で変形することを抑制し、ドアトリム100の衝撃吸収性を向上させることができる。また、例えば第1板部70等において一部の板厚を薄くすることなく、側突等の時に第1板部70を狙いの形で変形させることができるので、仮にドアトリム100の材料として合成樹脂を用いたとしても、合成樹脂が収縮等して第1板部70等に外観不良が生じることを抑制することができる。
幅広部73A1,73A3は、幅狭部73A2側に向かうほど前後方向における幅が小さくなる形をなしている。このようなドアトリム100によると、側突等により立上部73に加わる力が幅狭部73A2に集中し易くなり、第1板部70を狙いの形に変形させ易くすることができる。
本体部71は、膨出部31における後端部30Rの車室外側を覆う形をなしている。このような構成によると、ドアトリム100が取り付けられたドアの開扉に伴い膨出部31の後端部30Rが露出した場合でも、本体部71が後端部30Rの車室外側を覆う形をなしているため、膨出部31の内部構造等が後端部30Rから視認されることを防ぎ、ドアトリム100の意匠性が低下することを抑制することができる。
膨出部31は、アームレスト30に設けられ、第1板部70は、他部材10,20,40を取り付け可能な第2板部61と共にカバー60に設けられ、第2板部61から車室内側に立ち上がった形をなし、アームレスト30は、カバー60に取り付けられている。このような構成によると、アームレスト30と他部材10,20,40とが取り付けられたカバー60において、衝撃を第1板部70によって吸収可能なドアトリム100を提供することができる。
立上部73は、本体部71の上下方向に延びる端部72に沿って形成され、幅狭部73A2よりも車室内側に位置する内側立上部73Bを備え、第1板部70は、内側立上部73Bの車室外側において本体部71から立ち上がったリブ80を備えている。このようなドアトリム100によると、本体部71においてリブ80が設けられた部分(図5において高強度部71Aとして示す)の強度を比較的高くすることができる。側突等の時には幅狭部73A2を基点として高強度部71Aと他部71B(高強度部71Aの車室外側の部分)との境に沿って本体部71を撓ませることができ、第1板部70を狙いの形にさらに変形させ易くすることができる。
リブ80は、車室内外方向における長さD3が、幅狭部73A2と内側立上部73Bとの間の距離D4よりも短い構成とされる。このようなドアトリム100によると、側突等の時には幅狭部73A2を基点として高強度部71Aと他部71Bとの境に沿って本体部71を上手く撓ませることができ、第1板部70を狙いの形に一層変形させ易くすることができる。
<他の実施形態>
本開示は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されず、例えば次のような実施形態も本開示の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
本開示は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されず、例えば次のような実施形態も本開示の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態以外にも、第1板部が設けられた部材は適宜変更可能である。上記実施形態では、第1板部は、カバーに設けられることとしたが、これに限られない。例えば、第1板部は、オーナメントボード、ミドルボード、又はロアボードに設けられていてもよい。即ち、これらの部材がカバーの構成を兼ねていてもよい。その場合、これらの部材の後端部が、アームレストの後端部における車室外側に延びた形をなして第2板部を構成し、第1板部がこの第2板部から立ち上がる形をなしていてもよい。
(2)上記実施形態では、第1板部は、膨出部の後端部における車室外側に位置することとしたが、これに限られない。例えば、第1板部は、膨出部の前端部の車室外側や、膨出部の前後方向における中央部の車室外側に設けられていてもよい。その場合、立上部は、本体部の端部から後方に立ち上がっていてもよい。
(3)上記実施形態では、膨出部は、アームレストに設けられることとしたが、これに限られない。例えば、膨出部は、オーナメントボード、ミドルボード等、その他の部材に設けられていてもよい。
30…アームレスト、30R…後端部、31…膨出部、60…カバー、61…第2板部、70…第1板部、71…本体部、72…端部、73…立上部、73A1,73A3…幅広部、73A2…幅狭部、73B…内側立上部、80…リブ、100…ドアトリム(乗物用内装材)
Claims (6)
- 乗物室内側に膨出した膨出部と、
前記膨出部の乗物室外側に位置する板状の第1板部と、を備え、
前記第1板部は、
その板面が上下方向と乗物室内外方向とに広がる本体部と、
前記本体部の少なくとも乗物室内外方向に延びる端部に沿って形成され、前記端部から前方又は後方に立ち上がった立上部と、を備え、
前記立上部は、
幅広部と、
前記幅広部よりも前後方向における幅が小さい幅狭部と、を備える、乗物用内装材。 - 前記幅広部は、前記幅狭部側に向かうほど前後方向における幅が小さくなる形をなしている、請求項1に記載の乗物用内装材。
- 前記本体部は、前記膨出部における後端部の乗物室外側を覆う形をなしている、請求項1または請求項2に記載の乗物用内装材。
- 前記膨出部は、アームレストに設けられ、
前記第1板部は、他部材を取り付け可能な第2板部と共にカバーに設けられ、前記第2板部から乗物室内側に立ち上がった形をなし、
前記アームレストは、前記カバーに取り付けられている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の乗物用内装材。 - 前記立上部は、前記本体部の上下方向に延びる端部に沿って形成され、前記幅狭部よりも乗物室内側に位置する内側立上部を備え、
前記第1板部は、前記内側立上部の乗物室外側において前記本体部から立ち上がったリブを備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の乗物用内装材。 - 前記リブは、乗物室内外方向における長さが、前記幅狭部と前記内側立上部との間の距離よりも短い、請求項5に記載の乗物用内装材。
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