JP7358019B2 - チェックバルブの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ブラケットにチェックバルブを取り付けてこれをブラケットに支持させる構造に関する。
動力源として内燃機関を搭載している車両には、内燃機関において燃焼させる燃料を貯留する燃料タンクを実装する。そして、燃料タンク内で気化した燃料蒸気が大気中に放出されることを防止するべく、燃料蒸気を吸着するキャニスタ(チャコールキャニスタまたはカーボンキャニスタ)を燃料タンクに付設している。燃料タンクとキャニスタとを接続する配管上には、燃料蒸気が燃料タンクに逆流することを防止するチェックバルブを設置する(例えば、下記特許文献を参照)。
特開2017-180332号公報
車両の衝突事故に際して、チェックバルブが破損しないよう保護する必要性は極めて高い。チェックバルブが破損すると、気化した燃料蒸気に引火した場合に、火炎が燃料タンクまで伝播するおそれが生じるからである。
そこで、チェックバルブを、車両のダッシュパネル、即ちエンジンルーム(エンジンコンパートメント)と車室とを隔てる隔壁板に取り付けることが考えられている。具体的には、ダッシュパネルのエンジンルーム側を向く面にブラケットを溶接等により固定し、そのブラケットに取付孔を穿っておき、チェックバルブの外殻のケースに突設した突起をブラケットの取付孔に嵌入することにより、チェックバルブをブラケット及びダッシュパネルに支持させる。
周知の通り、チェックバルブは、ケース内における流体が流通する流路上に設けた弁座と、ケース内にあって弁座に着座して流路を閉止する弁体(典型的には、金属球)と、同じくケース内にあって弁体を弁座に向けて付勢する弾性部材(典型的には、コイルスプリング)とを要素とする。正方向に流れようとする流体は、弾性部材による付勢力に抗して弁体を弁座から離反させ、流路を流通することができる。逆方向に流れようとする流体は、弁体を弁座に向けて押圧することとなるため、流路を流通することができない。
チェックバルブに何らかの外力が作用してそのケースがブラケットに対し相対的に突起の軸心回りに回動したり、あるいは、ケース内の流路を流通する流体の圧力に大きな変動が発生したりすると、弁体の弁座からの離反及び弁座への衝突が起こり得る。そのときに発せられる音または振動が、チェックバルブのケースからブラケット、ダッシュパネルへと伝わり、運転者を含む搭乗者に知覚される可能性がある。この事象は、車両のNV(Noise and Vibration)性能の低下に繋がるので、好ましくない。
以上の問題に着目してなされた本発明は、チェックバルブから発せられる音または振動がブラケットを介して伝わることを抑制ないし回避しようとするものである。
本発明では、ブラケットにチェックバルブを取り付けてこれをブラケットに支持させる構造であって、前記ブラケットに設けられた取付孔と、前記チェックバルブに設けられ前記ブラケットの前記取付孔に嵌入する突起と、前記ブラケットと前記チェックバルブとの間に介在する防振材と、前記防振材に設けられ前記チェックバルブが前記ブラケットに対し相対的に前記突起の軸心回りに回動することを抑止する保定部とを具備するチェックバルブの取付構造を構成した。
本発明によれば、チェックバルブから発せられる音または振動がブラケットを介して伝わることを抑制ないし回避できる。
本発明の一実施形態のチェックバルブの取付構造を示す斜視図。 同実施形態のチェックバルブの取付構造を示す平断面図。 本発明の一実施形態のチェックバルブの取付構造を示す斜視図。 同実施形態のチェックバルブの取付構造を示す平断面図。 本発明の一実施形態のチェックバルブの取付構造を示す斜視図。 同実施形態のチェックバルブの取付構造を示す平断面図。
本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1及び図2に示す第一実施形態、図3及び図4に示す第二実施形態、図5及び図6に示す第三実施形態の何れも、ブラケット1にチェックバルブ3を取り付けてこれを支持させながら、それらブラケット1とチェックバルブ3との間に防振材2を介設する点で共通している。
ブラケット1は、例えば板金材をプレス成形してなるもので、車両のダッシュボード(図示せず)のエンジンルーム側を向く面に溶接する等して固定する。ブラケット1には、取付孔11を穿っておく。
チェックバルブ3の外殻のケース31は、例えば樹脂成形品である。このケース31の外面からは、外側方に向けて突起(いわゆる樹脂クリップ、アンカークリップ、ブラッシュクリップ、リベット等)32を突出させる。突起32は、ブラケット1の取付孔11に挿入され、当該取付孔11に緊密に嵌合する。突起32の先端部位には、一旦取付孔11に嵌入した突起32が取付孔11から抜出することを抑止する返し321を形成してある。
防振材2は、例えばエラストマ(弾性を有する高分子、特にゴム等)や発泡プラスチック(合成樹脂を発泡成形してスポンジ状としたもの、特にウレタンフォーム等)である。防振材2の主たる機能は、チェックバルブ3から発せられる音または振動を吸収し、その音または振動がブラケット1及びダッシュボードを伝わり車両の搭乗者に知覚されることを抑制ないし回避することにある。防振材2には、上記の突起32を挿通する挿通孔21を穿っておく。
以降、各実施形態固有の特徴点を記述する。
<第一実施形態>図1及び図2に示す第一実施形態では、防振材2をブラケット1に貼着または接着する等して固定する。その上で、チェックバルブ3に突設した突起32を、防振材2の挿通孔21を通じてブラケット1の取付孔11に嵌入することにより、チェックバルブ3とブラケット1との間に防振材2を挟みながら、チェックバルブ3をブラケット1に取り付ける。
第一実施形態の防振材2には、当該防振材2が平面視または平断面視において略チャネル状をなすように、その両側縁部からチェックバルブ3のケース31に向けて(換言すれば、ブラケット1から離反する方向に)突出した保定部22を成形している。
他方、第一実施形態のチェックバルブ3のケース31には、防振材2の両側縁部の保定部22の間にくわえ込まれるような形状の非保定部33を、防振材2(及び、ブラケット1)に向けて張り出させて設けている。
突起32を取付孔11に嵌入したとき、非保定部33の外側面が保定部22の内側面に当接ないし極近接した状態となる。これら非保定部33と保定部22との係合により、チェックバルブ3のケース31に何らかの外力が作用したとしても、ケース31がブラケット1に対して突起32の軸心回りに(即ち、突起32が取付孔11内で軸の如く回転するように)回動することが抑止される。従って、ケース31の回動に伴うチェックバルブ3内での弁体と弁座との衝突が起こらず、両者の衝突に起因した音または振動の発生を防止できる。
<第二実施形態>図3及び図4に示す第二実施形態では、防振材2をチェックバルブ3のケース31に貼着または接着する等して固定するか、防振材2とケース31とを二色成形等により一体化する。その上で、チェックバルブ3に突設した突起32を、防振材2の挿通孔21を通じてブラケット1の取付孔11に嵌入することにより、チェックバルブ3とブラケット1との間に防振材2を挟みながら、チェックバルブ3をブラケット1に取り付ける。
第二実施形態の防振材2には、当該防振材2が平面視または平断面視において略チャネル状をなすように、その両側縁部からブラケット1に向けて(換言すれば、チェックバルブ3から離反する方向に)突出した保定部23を成形している。
他方、第二実施形態のブラケット1には、防振材2の両側縁部の保定部23の間にくわえ込まれるような形状の非保定部12を、防振材2(及び、チェックバルブ3)に向けて張り出させて設けている。
突起32を取付孔11に嵌入したとき、非保定部12の外側面が保定部23の内側面に当接ないし極近接した状態となる。これら非保定部12と保定部23との係合により、チェックバルブ3のケース31に何らかの外力が作用したとしても、ケース31がブラケット1に対して突起32の軸心回りに回動することが抑止される。従って、ケース31の回動に伴うチェックバルブ3内での弁体と弁座との衝突が起こらず、両者の衝突に起因した音または振動の発生を防止できる。
<第三実施形態>図5及び図6に示す第三実施形態では、防振材2をチェックバルブ3のケース31に貼着または接着する等して固定するか、防振材2とケース31とを二色成形等により一体化する。その上で、チェックバルブ3に突設した突起32を、防振材2の挿通孔21を通じてブラケット1の取付孔11に嵌入することにより、チェックバルブ3とブラケット1との間に防振材2を挟みながら、チェックバルブ3をブラケット1に取り付ける。
第三実施形態の防振材2には、挿通孔21から偏倚した位置に、ブラケット1に向けて突出した凸状の保定部24を成形している。
他方、第三実施形態のブラケット1には、防振材2の保定部24に対応する位置に、当該保定部が挿入される孔である非保定部13を穿ち設けている。
チェックバルブ3のケース31の突起32をブラケット1の取付孔11に嵌入したとき、防振材2の保定部24をブラケット1の非保定部13に挿入した状態となる。これら非保定部13と保定部24との係合により、チェックバルブ3のケース31に何らかの外力が作用したとしても、ケース31がブラケット1に対して突起32の軸心回りに回動することが抑止される。従って、ケース31の回動に伴うチェックバルブ3内での弁体と弁座との衝突が起こらず、両者の衝突に起因した音または振動の発生を防止できる。
因みに、第三実施形態の変形例として、防振材2をチェックバルブ3のケース31ではなくブラケット1に固定するとともに、防振材2からチェックバルブ3に向けて突出する凸状の保定部を形成し、かつチェックバルブ3のケース31に当該保定部が挿入される孔である非保定部を穿ち設けてもよい。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。各部の具体的な構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…ブラケット
11…取付孔
2…防振材
22、23、24…保定部
3…チェックバルブ
32…突起

Claims (1)

  1. ブラケットにチェックバルブを取り付けてこれをブラケットに支持させる構造であって、
    前記ブラケットに設けられた取付孔と、
    前記チェックバルブに設けられ前記ブラケットの前記取付孔に嵌入する突起と、
    前記ブラケットと前記チェックバルブとの間に介在する防振材と、
    前記防振材に設けられ前記チェックバルブが前記ブラケットに対し相対的に前記突起の軸心回りに回動することを抑止する保定部と
    を具備するチェックバルブの取付構造。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003148265A (ja) 2001-11-14 2003-05-21 Piolax Inc インタンク用バルブ装置
JP2005225254A (ja) 2004-02-10 2005-08-25 Piolax Inc 燃料タンクの燃料蒸気配管構造
JP2017180332A (ja) 2016-03-30 2017-10-05 ダイハツ工業株式会社 自動車のキャニスタ

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