JP2006232035A - バンパ構造 - Google Patents

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Takashi Miyazaki
高志 宮崎
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Abstract

【課題】 表皮部材を焼付塗装する際の熱変形を防止すること、部品コストや製造コストの低減化を図ること、バンパ脱着の際に特にヘッドランプに傷をつけないようにすること、開断面が狭くてもバンパ剛性を上げること、等が可能なバンパ構造を提供する。
【解決手段】 バンパの表皮をなす表皮部材の一方の開口縁部に、表皮部材の他方の開口縁部に嵌合して開断面内部を閉断面化する回動体部を一体形成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、バンパ構造に関するものであり、さらに詳しくは、開断面に形成されたバンパ内部を閉断面化することによってバンパを補剛するバンパ構造に関するものである。
例えば、特許文献1には、開断面に形成されたバンパ内部を閉断面化することによってバンパを補剛するバンパ構造が記載されている。
このバンパ構造によると、図3に示されるように、バンパ1の表皮をなすようにコ字状に樹脂形成された表皮部材2の開断面内部に、樹脂形成されたアウタ部材3及びインナ部材4をトリプルデッカー(目の字)状に組付けることによってバンパ1を閉断面化することが提案されている。
しかしながら、上記した従来のバンパ構造にあっては、次のような問題がある。すなわち、アウタ部材3及びインナ部材4の組付けは、表皮部材2の焼付塗装が完了した後に行われている。そのため、焼付塗装時におけるバンパ1の剛性は低くて開断面特有の熱変形が発生しやすいという問題があるうえに、工数がかってしまうという問題もある。
さらに、表皮部材2、アウタ部材3及びインナ部材4は、それぞれ個別に樹脂成形されているため、部品コストや製造コストがかかってしまうという問題もある。
さらに、表皮部材2の開口縁部5は、樹脂成形の際にパーティングラインとなるためにエッジになってしまう。そのため、バンパ1を車体ボディに脱着する際にエッジになった開口縁部5によりヘッドランプ6の下面部に傷を付けてしまいやすいという問題がある。
さらにまた、例えば、図4に示されるように、ヘッドランプ6の下方側に近接してグリル7を設けるような場合にあっては、バンパ1の開断面が狭まってしまうためにアウタ部材3及びインナ部材4を目の字状に組付けることはできず、そのためバンパ剛性を上げにくいという問題もある。
特開平05−97007号公報
そこで、この発明は、上記した従来技術が有している問題点を解決するためになされたものであって、表皮部材を焼付塗装する際の熱変形を防止すること、部品コストや製造コストの低減化を図ること、バンパ脱着の際に特にヘッドランプに傷をつけないようにすること、開断面が狭くてもバンパ剛性を上げること、等が可能なバンパ構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、バンパの表皮をなすように断面コ字状に樹脂形成された表皮部材の開断面内部を閉断面化することによって前記バンパを補剛するバンパ構造において、
前記表皮部材は、前記表皮部材の一方の開口縁部に連なるように形成され、且つ前記開口縁部との連結部位を回動中心として回動させると前記表皮部材の他方の開口縁部に嵌合して前記開断面内部を閉断面化する回動体部を有することを特徴とする。
上記目的を達成するため請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記回動体部は、ヘッドランプの下面部に近接した開口縁部に形成されることを特徴とする。
上記目的を達成するため請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記回動体部は、前記表皮部材の他方の開口縁部に嵌合する上下一対の爪部を有することを特徴とする。
上記目的を達成するため請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記回動体部は、前記表皮部材の他方の開口縁部に嵌合した状態にあっては、前記開断面内に配置される回動体部に設けたリブ部を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、表皮部材の一方の開口縁部に連なるように形成された回動体部を表皮部材の他方の開口縁部に嵌合するように回動させると、開口縁部間は回動体部により連結されて開断面内部は閉断面化してバンパの剛性が上がる。これにより、未塗装のバンパにおいて予め回動体部を回動させて開断面内部を閉断面化しておけば、焼付塗装時の開断面特有の熱変形の発生を未然に防止することができるようになる。また、この回動体部は、表皮部材に連なるように一体的に形成されているので、表皮部材と個別に形成する必要はなく、部品コストや製造コストの低減化を図ることができる。さらに、開断面が狭いバンパであっても、回動体部により確実にバンパの開断面内部を閉断面化することができるので、確実にバンパ剛性を上げることができるようになる。
請求項2に記載の発明によれば、回動体部は、ヘッドランプの下面側に隣接した開口縁部に形成される。これにより、請求項1に記載の発明の作用効果に加えて、表皮部材の開口縁部には、回動体部が回動可能に一体的に形成されるため、従来のようなパーティングラインが形成されることはなく、しかも、回動体部を回動させると開口縁部は丸みを帯びるためエッジになるようなことはない。従って、バンパ脱着の際に車体構成部品、特にヘッドランプに傷をつけないようにすることが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、回動体部は、回動体部に形成された上下一対の爪部により表皮部材の他方の開口縁部に嵌合する。これにより、第1の発明の作用効果に加えて、表皮部材の他方の開口縁部に対する回動体部の嵌合を確実、且つ容易化することができて、組立工数をより低減化することができる。
請求項4に記載の発明によれば、回動体部を回動して表皮部材の他方の開口縁部に嵌合させるとバンパの開断面内部はリブ部により区切られる。これにより、請求項1に記載の発明の作用効果に加えて、バンパ剛性をさらに高めることができるようになり、焼付塗装を行う際のバンパの熱変形をより確実に防止することができる。
バンパの表皮をなす表皮部材の一方の開口縁部に、表皮部材の他方の開口縁部に嵌合して開断面内部を閉断面化する回動体部を一体形成することによって、容易、且つ低コストにバンパの剛性を高めることのできるバンパ構造が実現した。
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。図1は、本発明が適用されたバンパの断面図、図2は、本発明によって開断面内部が閉断面化されたバンパの断面図である。
本発明のバンパ構造は、バンパの表皮をなすように断面コ字状に樹脂成形された表皮部材を有するバンパに適用されるものであって、図1,2に示されるように、バンパ10の断面コ字状に樹脂形成された表皮部材11には、表皮部材11の一方の開口縁部12に連なるように一体形成され、且つその開口縁部12との連結部位を回動中心として回動させると表皮部材11の他方の開口縁部13に嵌合して開断面内部を閉断面化する回動体部としてのセルフヒンジ部14が具備されている。
このセルフヒンジ部14は、表皮部材11に上下方向に離間して対向配置された開口縁部12,13のうち、ヘッドランプ15(図2に図示)の下面部に近接した上方の開口縁部12に形成されているものであって、開口縁部12との連結部位は肉厚が相対的に減じられた薄肉部16が形成されており、この連結部位を回動中心としてセルフヒンジ部14が円滑に回動可能とされていると共に、このセルフヒンジ部14が回動すると、開口縁部12がエッジとならずに丸みを帯びるようになっている(図2参照)。
さらに、セルフヒンジ部14を構成する車体上下方向に延びた本体部17には、車体前方、或いは後方に向かって延びた水平部18,19がそれぞれ異なった高さ位置においてほぼバンパ幅(図1,2中にあっては紙面垂直方向)に亘って形成されていると共に、本体部17と水平部19との間には、垂直平板状の複数のリブ部20(図1,2中にあっては一枚のみ図示)がバンパ幅に亘って離間した状態で形成されている。これらのリブ部20は、セルフヒンジ部14が回動して開断面内部に挿入配置された状態にあっては、バンパ10の開断面内部を細分化するようになっている。
さらに、セルフヒンジ部14の自由端部側には、挟圧力を有する上下一対の爪部21,21が形成されており、これら一対の爪部21,21がセルフヒンジ部14が回動すると、表皮部材11の他方の開口縁部13にしっかりと嵌合するようになっている。なお、開口縁部13の上下面部に爪部21,21が食い込む凹部を設けるようにしてもよい。
以上述べたように本発明によれば、表皮部材11の一方の開口縁部12に連なるように形成されたセルフヒンジ部14を表皮部材11の他方の開口縁部13に嵌合するように回動させると、開口縁部12,13間はセルフヒンジ部14により連結され開断面内部は閉断面化してバンパ10の剛性が上がる。これにより、未塗装のバンパ10において予めセルフヒンジ部14を回動させて開断面内部を閉断面化しておけば、焼付塗装時の開断面特有の熱変形の発生を未然に防止することができるようになる。また、このセルフヒンジ部14は、表皮部材11に連なるように一体的に形成されているので、表皮部材11と個別に形成する必要はなく、部品コストや製造コストの低減化を図ることができる。
さらに、図2に示されるように、ヘッドランプ15の下面部に近接してグリル22を設けるような場合、バンパ10の開断面は狭くなってしまうが、セルフヒンジ部14により確実にバンパ10の開断面内部を閉断面化することができるので、確実にバンパ剛性を上げることができるようになる。
また、本発明によれば、セルフヒンジ部14は、ヘッドランプ15の下面側に隣接した開口縁部12に形成される。これにより、表皮部材11の開口縁部12には、セルフヒンジ部14が回動可能に一体的に形成されるため、従来のようなパーティングラインが形成されることはなく、しかも、図2に示されるように、セルフヒンジ部14を回動させると開口縁部12は丸みを帯びるためエッジになるようなことはない。従って、バンパ脱着の際に車体構成部品、特にヘッドランプ15に傷をつけないようにすることが可能となる。
さらに、本発明によれば、セルフヒンジ部14は、セルフヒンジ部14に形成された上下一対の爪部21,21により表皮部材11の他方の開口縁部13に嵌合する。これにより、表皮部材11の他方の開口縁部13に対するセルフヒンジ部14の嵌合を確実、且つ容易化することができて、組立工数をより低減化することができる。
さらにまた、本発明によれば、セルフヒンジ部14を回動して表皮部材11の他方の開口縁部13に嵌合させるとバンパ10の開断面内部はリブ部20により区切られる。これにより、バンパ剛性をさらに高めることができるようになり、焼付塗装を行う際のバンパ10の熱変形をより確実に防止することができる。
本発明が適用されたバンパの断面図である。 本発明によって開断面内部が閉断面化されたバンパの断面図である。 従来のバンパ構造を示した断面図である。 ヘッドランプ下方側にグリルを設けたバンパの斜視図である。
符号の説明
10 バンパ
11 表皮部材
12,13 開口縁部
14 セルフヒンジ部(回動体部)
15 ヘッドランプ
20 リブ部
21 爪部

Claims (4)

  1. バンパの表皮をなすように断面コ字状に樹脂形成された表皮部材の開断面内部を閉断面化することによって前記バンパを補剛するバンパ構造において、
    前記表皮部材は、前記表皮部材の一方の開口縁部に連なるように形成され、且つ前記開口縁部との連結部位を回動中心として回動させると前記表皮部材の他方の開口縁部に嵌合して前記開断面内部を閉断面化する回動体部を有することを特徴とするバンパ構造。
  2. 前記回動体部は、ヘッドランプの下面部に近接した開口縁部に形成されることを特徴とする請求項1に記載のバンパ構造。
  3. 前記回動体部は、前記表皮部材の他方の開口縁部に嵌合する上下一対の爪部を有することを特徴とする請求項1に記載のバンパ構造。
  4. 前記回動体部は、前記表皮部材の他方の開口縁部に嵌合した状態にあっては、前記開断面内に配置される回動体部に設けたリブ部を有することを特徴とする請求項1に記載のバンパ構造。
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