JP6159699B2 - サイドミラー装置 - Google Patents
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Description
(1)本発明の一態様に係るサイドミラー装置は、ミラー(例えば、実施形態におけるミラー26)と、該ミラーを保持するハウジング(例えば、実施形態におけるハウジング24)と、係合領域において前記ハウジングを車両に連結するミラーベース(例えば、実施形態におけるミラーベース27)と、を備え、前記ハウジングは、互いに対向して配される上カバー(例えば、実施形態における上カバー21)および下カバー(例えば、実施形態における下カバー22)とを有し、前記上カバーおよび前記下カバーは、それぞれの外表面の形状が互いに鏡像対称を成し、前記上カバーと前記下カバーとの間には、前記ミラーベースの前記係合領域から車幅方向に沿って外側に向けて連続して延びる中央カバー(例えば、実施形態における中央カバー23)が設けられ、該中央カバーは、前記上カバーおよび前記下カバーの間で挟まれることを特徴とする。
また、上カバーと下カバーとの間には、ミラーベースの係合領域から車幅方向に沿って外側に向けて連続して延びる中央カバーを形成し、この中央カバーを上カバーと下カバーとの間で挟まれるように配したので、ハウジングの前側において、上カバーの外表面から中央カバーの表面を介して下カバーの外表面まで、凹凸の少ない一続きの連続面として視認することができる。これによって、ハウジングの外観上の一体感を向上させ、優れたデザイン性を持つサイドミラー装置を実現することができる。
また、ミラーベースの係合領域を上カバーおよび下カバーに対して直接対面させることでミラーとハウジングとの一体感を向上させ、優れたデザイン性を持つサイドミラー装置を実現することができる。
なお、以下の説明においては、車両の進行方向(前後方向)前側を単に前側、進行方向後側を単に後側、前側及び後側に沿った方向を進行方向、上下方向(重力方向)上側を単に上側、上下方向下側を単に下側、上側及び下側に沿った方向を上下方向、進行方向および上下方向に対して直角な車体の幅方向を単に車幅方向と称して説明する。また、参照する各図面においては、進行方向をL、上下方向をH、車幅方向をWとして矢印で示す。
本実施形態のサイドミラー構造を備えた車両1は、例えば、車体2を構成するフロントピラー3とリアピラー4との間のルーフ部分が開閉可能な2ドアのオープンカー(コンパーチブル、カブリオレ)である。車体2の進行方向Lに沿った両側面には、それぞれドア10,10が開閉可能に取り付けられている。また、フロントピラー3には、フロントガラス5が取り付けられている。
なお、サイドミラー装置20は、車両1の前側から見て右側のドア10と左側のドア10のそれぞれに形成されているが、以下の説明においては、車両1の前側から見て左側のドア10に形成された左側のサイドミラー装置20に着目して説明する。従って、右側のドア10に形成された右側のサイドミラー装置20も、左側のサイドミラー装置20と同様の構成である。
本実施形態のサイドミラー装置20は、ミラー26、このミラー26を保持するミラー保持凹部29を備えた内部ハウジング25、この内部ハウジング25を覆うカバー28を備えたハウジング24と、内部ハウジング25を介してハウジング24を回動可能に支持するミラーベース27と、を有する。
なお、本実施形態におけるサイドミラー装置20の各方向の記載は、この使用位置における方向を基準にしている。
また、車両1の左側のサイドミラー装置20のハウジング24を構成する下カバー22は、車両1の右側のサイドミラー装置20のハウジング24を構成する上カバー21と同一形状であり、同一の部材である。
そして、進行方向Lの前側において、上カバー21の前端および下カバー22前端との隙間を閉塞し、上カバー21および下カバー22との間で挟まれる形状をなす。
なお、本実施形態でのサイドミラー装置20の各方向の記載は、この使用位置における方向としている。
図9は、サイドミラー装置の上カバー部分における車幅方向に沿った断面図である。また、図10は、サイドミラー装置の中央カバー部分における車幅方向に沿った断面図である。
上カバー21と下カバー22のそれぞれの外周縁部には、内部ハウシング25における進行方向Lの後側の外周縁部25C、および中央カバー23における外周縁部23Cと係合可能な凹部21C,22Cが形成されている。
内部ハウシング25と中央カバー23との間には所定の隙間E3が形成され、この隙間には、上カバー21および下カバー22と、内部ハウジング25とを接続する接続部材32が形成されている。この接続部材32は、上カバー21および下カバー22の内面側にそれぞれ形成された係合孔21h,22h(図7参照)と、内部ハウシング25の上側および下側にそれぞれ形成された係合突起25p(図4参照)とからなる。
中央カバー23の車幅方向Wに沿った外側縁部には、内部ハウジング25と係合する爪部23p1が形成されている。また、中央カバー23の車幅方向Wに沿った内側縁部には、内部ハウジング25と係合する係合爪23p2が形成されている。
こうした爪部23p1および係合爪23p2によって、中央カバー23は、車幅方向Wに沿った外側縁部と内側縁部とで、それぞれ内部ハウジング25に係合される。
ミラーベース27とハウジング24との係合部分において、ハウジング24の内部に回動装置(軸受機構)31および可倒機構36が形成されている。可倒機構36は、使用位置Q2においてハウジング24に予め設定された値を超える応力が、進行方向Lの後側に向けて印加された際に、収納位置Q1に向けてハウジング24を回動させる。これによって、サイドミラー装置20の破損を防止する。
本実施形態では、こうしたハーネス59は、ミラーベース27の水平部27bから下方向に延び、スプリングシャフト57の下側を経由してミラー可動機構35に延びている。
例えば、上述した実施形態では、サイドミラー装置20を車両のドア10に設けた構成、即ちドアミラーを例示したが、サイドミラー装置20を車両のフロントフェンダに設けた構成、即ちフェンダミラーにも適用可能である。
2 車体
10 ドア
20 サイドミラー装置
21 上カバー
22 下カバー
23 中央カバー
24 ハウジング
25 内部ハウジング
26 ミラー
27 ミラーベース
E1 係合領域
Claims (9)
- 車両の車幅方向に沿った両側の外面に取り付けられるミラーと、該ミラーを保持するハウジングと、係合領域において前記ハウジングを車両に連結するミラーベースと、を備え、
前記ハウジングは、互いに対向して配される上カバーおよび下カバーとを有し、
前記上カバーおよび前記下カバーは、それぞれの外表面の形状が互いに鏡像対称を成し、前記上カバーと前記下カバーとの間には、前記ミラーベースの前記係合領域から車幅方向に沿って外側に向けて連続して延びる中央カバーが設けられ、該中央カバーは、前記上カバーおよび前記下カバーの間で挟まれることを特徴とするサイドミラー装置。 - 前記ミラーベースは、前記ハウジングと係合される係合領域が前記上カバーと前記下カバーとの間に配され、前記ミラーベースは、前記係合領域が前記上カバーおよび前記下カバーに対して直接対面することを特徴とする請求項1記載のサイドミラー装置。
- 前記上カバーおよび前記下カバーの外表面は、車両の上下方向に沿って前記ミラーベースから離れるほど、車両の後方に向かって傾斜する形状に形成されることを特徴とする請求項2記載のサイドミラー装置。
- 前記ミラーベースの前記係合領域および前記中央カバーは、少なくとも互いの接続部分において、車両の上下方向に沿った幅が略同一になるように形成されることを特徴とする請求項1記載のサイドミラー装置。
- 前記ハウジングは、前記上カバー、前記下カバー、および前記中央カバーで囲まれた内部空間に配される内部ハウジングを備え、
前記内部ハウシングと前記中央カバーとの間には所定の隙間が保たれ、
前記隙間には、前記上カバーまたは前記下カバーの少なくとも一方と前記内部ハウジングとを接続する接続部材が配されることを特徴とする請求項1または4記載のサイドミラー装置。 - 前記上カバーまたは前記下カバーの少なくとも一方の外周縁部には、前記内部ハウシングの外周縁部および前記中央カバーの外周縁部と係合可能な凹部が形成されていることを特徴とする請求項5記載のサイドミラー装置。
- 前記中央カバーの車幅方向外側端部には、前記内部ハウジングと係合する爪部が形成されていることを特徴とする請求項6記載のサイドミラー装置。
- 前記内部ハウジングの車幅方向外側端部に、前記中央カバーの車幅方向外側端部が当接する当接部を設けたことを特徴とする請求項5ないし7いずれか一項記載のサイドミラー装置。
- 前記中央カバーの車幅方向内側端部を前記内部ハウジングに対して係合爪を介して係合させることを特徴とする請求項8記載のサイドミラー装置。
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