JP3251605B2 - 衛星受信システム - Google Patents

衛星受信システム

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JP3251605B2 JP12865891A JP12865891A JP3251605B2 JP 3251605 B2 JP3251605 B2 JP 3251605B2 JP 12865891 A JP12865891 A JP 12865891A JP 12865891 A JP12865891 A JP 12865891A JP 3251605 B2 JP3251605 B2 JP 3251605B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放送衛星或いは通信衛星
から送られてくる電波を受信するようにした衛星受信シ
ステムに関し、詳しくは二つの衛星から夫々到来する電
波を選択的に受信できるようにしてある衛星受信システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】一台の受信装置でもって、二つの人工衛
星から送信されてくる二つの電波を受信する場合、受信
用のアンテナの向きを可変自在にしておき、複数の電波
の内の一つを選択受信する場合は、その都度、受信用の
アンテナの向きを制御して対応する人工衛星の方向へ向
けるように回動自在にしたものがあった(例えば特開昭
61−179625号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のように選
択される人工衛星が変わる都度、受信用のアンテナの向
きを機械的に変更するシステムでは、切替の都度、受像
する画面に時間的に空白が発生する問題点が生じ、また
装置の構造としては非常に微細な調整を必要とし、その
可動装置が極めて複雑高価になり、実用に提供しえない
問題点があった。上記問題点を解決する受信装置として
は、屋外のアンテナ装置において、反射鏡に対して、第
1の衛星及び第2の衛星からの夫々の電波の集束位置に
夫々受信要素を置き、それら二つの受信要素に夫々周波
数変換回路を接続し、各周波数変換回路から出力される
信号は夫々個別の伝送線でもって屋内に引き込み、それ
らの信号を屋内の切替器を通して選択的に受信機に与え
るようにした衛星受信システムがある(例えば実開平3
−16716号公報参照)。しかし上記のように構成し
た衛星受信システムでは、周波数変換回路が2台必要で
設備費が高い問題点があり、又伝送線も2本必要とする
問題点があった。
【0004】本願発明の目的は、屋外のアンテナ装置は
固定させたままの状態でもって、相互に異なる電波を受
信するようにしたものにおいて、反射器の前面に一つの
ケースを配置し、そのケースに対して二つの受信要素を
設けると共にそれらの信号は、屋内に設置された受信機
からの切替信号によって切替えて周波数変換回路に接続
することにより、高価な周波数変換回路が1台で足りて
設備費を安価にすることができ、又屋外のアンテナ装置
から屋内の受信機への伝送線も1本で足りるようにした
衛星受信システムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明における衛星受
信システムは、屋外に設置されたアンテナ装置と、屋内
に設置された受信機と、上記アンテナ装置と受信機とを
接続する伝送線とから成り、上記屋外のアンテナ装置
は、反射鏡と、その反射鏡に対し、第1の衛星からの電
波の集束位置に置かれた第1の受信要素と、第2の衛星
からの電波の集束位置に置かれた第2の受信要素とを備
えている衛星受信システムにおいて、上記屋外に設置さ
れたアンテナ装置の構成は、元部を反射鏡に連結してい
る支持腕の先部に備えさせたケースと、そのケースに設
けた上記第1の受信要素と、第2の受信要素とを備え、
さらに上記のケースには上記屋内設置の受信機に接続さ
れる一本の伝送線を接続する為の一つの出力端子を備え
させ、さらに上記のケースには、上記第1及び第2の受
信要素から受信信号を受けると共に、上記一つの出力端
子に連なる一本の伝送線を通して上記屋内設置の受信機
からの切替信号を受け、その切替信号に対応して第1又
は第2の受信要素からの受信信号を選択的に通す切替手
段と、上記切替手段から出力された信号を周波数変換し
て上記一つの出力端子に向けて出力する周波数変換回路
とを備えさせ、屋外設置のアンテナ装置のケースにおけ
る出力端子と、屋内設置の受信機とは一本の伝送線で接
続し、一方上記の屋内に設置した受信機には上記一本の
伝送線を通して上記一つの出力端子に向けて切替信号を
出力し、第1又は第2の受信要素からの受信信号を選択
的に通す切替手段を操作する切替信号出力手段を備えさ
せて、上記屋内設置の受信機から、上記一本の伝送線を
通して切替信号を出力して屋外設置のアンテナ装置にお
ける切替手段を操作し、第1又は第2の受信要素からの
選択した受信信号を、上記切替信号を出力した上記一本
の伝送線を通して受信するようにしたものである。
【0006】
【作用】屋内における受信機の切替信号出力手段から屋
内にいる操作者の操作によって出力された切替信号が一
つの伝送線を通って屋外のアンテナ装置に至る。屋外の
アンテナ装置においては、第1の衛星及び第2の衛星か
ら夫々到来する電波が反射鏡で反射された後夫々第1及
び第2の受信要素によって個別に受信される。それらの
受信信号は上記切替信号に基づいて選択的に周波数変換
回路に与えられ、周波数変換される。周波数変換された
信号は伝送線を通り、操作者がいる屋内の受信機に至
る。
【0007】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。衛星受信システムの設置状況の一例が示される図1
において、1は屋外に設置されたアンテナ装置、2は家
屋で、多数の部屋の内の一室に受信機が設置されてい
る。3はアンテナ装置1と受信機とを接続する1本の伝
送線を示し、衛星放送の中間周波信号を損失少なく伝送
できるもの、例えば高発泡プラスチック絶縁ラミネート
シース同軸ケーブル(S−5C−HFLやS−7C−H
FL)が用いられる。4は伝送線3における地下埋設部
分、5は家屋2の壁面に沿って立ち上げられた立上部
分、6は家屋2内への引込部分を夫々示す。
【0008】次に図2に基づきアンテナ装置1について
説明する。8は支持柱で、地面9に埋め込んだ基礎10に
固定してある。11は反射鏡で、方向調整具12を介して支
持柱8に取付けてある。反射鏡11としては例えば長軸径
1.2 〜1.8 m位のものが用いられる。13は元部を反射鏡
11に取付けた支持腕、15は支持腕13の先端部に備えたデ
ュアルフィードユニットを示す。以下このデュアルフィ
ードユニットについて説明する。16は支持腕13の先端部
に取付けたケース、17はケース16に取付けた第1の受信
要素で、反射鏡11に対して第1の衛星からの電波の集束
位置に置いてある。18は第2の受信要素で、反射鏡11に
対して第2の衛星からの電波の集束位置に置いてある。
19はケース16に取付けた出力端子で、前記伝送線3が接
続してある。尚21は第1の衛星からの電波の到来経路、
21aは反射鏡11による反射後の経路で、これには前記第
1の受信要素17が対向している。22は第2の衛星からの
電波の到来経路、22aは反射鏡11による反射後の経路
で、これには前記第2の受信要素18が対向している。上
記第1の衛星としてはJCSAT1或いはスーパーバー
ドAが有り、第2の衛星としてはJCSAT2或いはス
ーパーバードBが有る。
【0009】次に図3に基づきデュアルフィードユニッ
ト15について更に説明する。上記ケース16は、夫々アル
ミ合金をダイカスト成形して作られたケース本体23とカ
バー24とから成る。前記第1の受信要素17は円形導波管
25及びそれに付設した種々の部材から構成してある。円
形導波管25はその一部がケース16外に突出し残部がケー
ス16内に位置する状態に設けてある(ケース内の部分は
図示を省略)。該導波管25はケース本体23と一体に形成
してある。導波管25においてケース内に位置する側の端
部近くにはプローブ(図4の符号27参照)が管壁を貫通
する状態に設けてある。図3において、符号27aはその
プローブにおいて管外に突出する根元を示す。又導波管
25においてケース外に位置する側の端部は電波の受け入
れが可能なよう開口しており、そこが一次放射器となっ
ている。尚その開口部には防水並びに防塵用のキャップ
29が被せてある。一方第2の受信要素18も第1の受信要
素17と同様の構成となっており、26は円形導波管、28は
プローブ、28aはその根元を夫々示す。尚25a, 26aは
各導波管の軸線を示し、これらは前記経路21a, 22aに
一致するようにしてある。31はケース16内に備えられた
回路基板で、プリント基板が用いられ、前記プローブの
根元27a, 28aが接続してあると共に、多数の電子部品
32が取付けられて次に述べるような回路が構成してあ
る。
【0010】次に図4の(A) に基づきデュアルフィード
ユニット15の回路構成を説明する。34は切替手段で、34
aは第1入力端、34bは第2入力端、34cは出力端、34
dは制御端を夫々示す。35は周波数変換回路、36は電源
分離フィルタ、37は電源回路で、入力側37aに与えられ
る電圧が正極性であっても負極性であっても、出力側37
bには常に正極性の出力を生ずるようにしたものであ
り、例えばブリッジ整流回路が用いられてその交流側端
子が入力側37aに、直流側端子が出力側37bに夫々接続
されている。
【0011】次に図4の(B) は受信機40の回路構成を示
すものである。41は入力端子で、前記伝送線3が接続さ
れる。42は電源分離フィルタ、43は周知の選局回路、44
は出力端子で、テレビ受像機が接続される。45は電源プ
ラグ、46は変圧器、47は電源送出回路で、入力端47aに
与えられる交流を直流に変換して出力端47bから出力す
るものである。又これは切替信号出力手段を兼ねてい
る。
【0012】次に図5の(A) は上記切替手段34の一回路
例を示すものである。図において、51,52は高周波増幅
回路で、夫々正極性或いは負極性の電圧が加わると動作
するものが用いてある。53は合成回路で、方向性(アイ
ソレーション)を持つ回路、例えばマイクロストリップ
線路によるウイルキンソン形分配回路を、その入力側と
出力側を逆にした状態で用いてある。53aは高周波増幅
回路51と合成回路53とを結ぶ接続ライン、53bは高周波
増幅回路52と合成回路53とを結ぶ接続ラインで、夫々マ
イクロストリップ線路で構成される。合成回路53として
上記のような分配回路を用いているため、接続ライン53
aと接続ライン53bとの長さを同じにしなくても、高周
波増幅回路51と高周波増幅回路52のうちの一方が非動作
の時に、その影響無く、他方から出力される受信信号を
合成回路53の後段へ送り出すことができる。54, 55は整
流器を夫々示す。
【0013】次に図5の(B) は上記電源送出回路47の一
回路例を示すものである。図において、57, 58は整流器
で、夫々正極性或いは負極性の電圧を通すものが用いて
ある。59, 60は平滑回路、61は切替スイッチを夫々示
す。
【0014】次に上記構成のものの動作を説明する。受
信機40における電源送出回路47の切替スイッチ61を図5
の(B) のように切替えた状態においては電源プラグ45か
ら受け入れられた100Vの交流が変圧器46によって例えば
20V に降圧される。その20Vの交流は図5の(B) に示さ
れる整流器57で整流され、更に平滑回路59で平滑されて
例えば18Vの正極性の直流となる。その直流は切替スイ
ッチ61、電源分離フィルタ42を通って入力端子41から伝
送線3に送り出される。一方切替スイッチ61を図5の
(B) とは反対側に切替えた状態においては、上記の場合
と均等の作用でもって例えば18Vの負極性の直流が入力
端子41から伝送線3に送り出される。尚上記正極性或い
は負極性の直流はデュアルフィードユニットの動作用電
力となるものであり、その正極性或いは負極性の種別が
切替信号となっている。
【0015】上記のような直流がデュアルフィードユニ
ット15の出力端子19に到来するとその直流は電源分離フ
ィルタ36を経た後電源回路37に至り、該回路37から正極
性の直流が周波数変換回路35に供給される。上記電源分
離フィルタ36を経た直流は切替手段34の制御端34dに切
替信号として与えられる。切替手段34においては、上記
正極性の直流が与えられるとその直流は整流器54を介し
て増幅回路51に与えられ、それが増幅動作を行う。その
結果、入力端34aに入来する受信信号が増幅回路51で増
幅され、合成回路53を経て出力端34cから出力される。
一方制御端34dに与えられる直流が負極性の場合には、
その直流は整流器55を介して増幅回路52に与えられ、該
増幅回路52が増幅動作を行う。その結果、入力端34bに
入来する受信信号が増幅回路52で増幅され、合成回路53
を経て出力端34cから出力される。
【0016】アンテナ装置1においては第1の衛星或い
は第2の衛星から到来する電波が反射鏡11で反射された
後、第1の受信要素17の導波管25或いは第2の受信要素
18の導波管26に入来し、各々の受信要素のプローブ27,
28に夫々受信信号が得られる。それらの受信信号は、上
記のような切替手段34の動作により、制御端34dに与え
られる切替信号に対応して選択的に切替手段34を通り、
その出力端34cから周波数変換回路35に至る。周波数変
換回路35に至った高周波信号はそこで周波数変換されて
中間周波信号となり、電源分離フィルタ36を経て出力端
子19から伝送線3に送り出される。伝送線3を通った中
間周波信号は受信機40に至り、その入力端41から入力さ
れて電源分離フィルタ42を経た後選局回路43に至る。選
局回路43においては周知の如く多数のチャンネルの中か
ら所望の一つのチャンネルのテレビ信号が選択され、そ
れが出力端子44を経てテレビ受像機に送られる。
【0017】次に本願の異なる実施例を示す図6及び図
7について説明する。図6はデュアルフィードユニット
における切替手段の異なる例を示すものであり、図7は
受信機における電源送出回路の異なる例を示すものであ
る。図6において、63は切替信号としてのパルスを検出
するようにしたパルス検出回路で、入力電圧が20〜30KH
z で断続している状態を検出してその間正電圧を発生す
るようにしたものであり、コンパレータ64、単安定マル
チバイブレータ65、平滑回路66、波形成形回路67をもっ
て構成してある。コンパレータ64は自体に設定されてい
る基準電圧よりも入力電圧が低いときに出力する特性を
有するものであり、基準電圧の電圧値は電源送出回路の
出力電圧の最大値と最小値の中間に選んである。単安定
マルチバイブレータ65は入力に加わるパルスの幅よりも
広い幅のパルスを出力する特性を有する。68はスイッチ
ング回路、69は負電圧発生回路、70は正電圧入力端で、
前記図4の(A) における電源回路37の出力側37bに接続
される。尚高周波増幅回路51e, 52eとしては何れも正負
両方の電源電圧が供給されることによって動作を行い、
正の電源電圧の供給が欠けた状態では動作を行わない性
質を有するものが用いてある。
【0018】次に図7の電源送出回路47eについて説明
すると、72は整流回路、73は定電圧回路、74はスイッチ
ング回路、75はパルス発生回路で、周期20乃至30KHz の
正極性で周期性のパルスを発生するようにした回路であ
る。76は切替スイッチである。
【0019】上記のような構成のものにおいては、整流
回路72において低圧例えば20V の交流が正極性の直流に
変換され、定電圧回路73を経て例えば18V の正極性の直
流となり、それがスイッチング回路74の入力端74aに与
えられる。切替スイッチ76が図7の状態にある場合にお
いてはスイッチング回路74の制御端74cにはパルスが与
えられない為、上記正極性の直流はそのままスイッチン
グ回路74を通ってその出力端74bから前記図4(B)の
電源分離フィルタ42に向け送り出される。一方スイッチ
76が図7とは反対の状態に切替えられた場合には、パル
ス発生回路75からのパルスがスイッチング回路74に与え
られる為、上記正極性の直流は上記パルスの周期で断続
され、その断続された直流がスイッチング回路74から出
力される。
【0020】切替手段34eにおいては、制御端34deに与
えられる直流が断続されていない状態ではコンパレータ
64は何等出力を生ぜず、従って符号65〜67で示される回
路は何等動作をしない。この為、スイッチング回路68の
制御端68dには何等の信号も与えられない。するとスイ
ッチング回路68は端子70を経て入力端68aに入来する正
極性の直流を第1の出力端68bに向けて出力する。その
結果、高周波増幅回路51eが動作を行う。一方上記正極
性の直流が断続されている場合には、それが切替手段34
eの制御端34deに与えられるとコンパレータ64からはパ
ルス信号が出力される。そのパルス信号は単安定マルチ
バイブレータ65によってデューティ比が大きくされ、平
滑回路66に与えられる。平滑回路66を経た信号は波形成
形回路67において立ち上がり及び立ち下がりが急峻にさ
れ、スイッチング回路68の制御端68dに与えられる。ス
イッチング回路68は制御端68dに正極性の直流を受ける
と入力端68aに入来する上記正極性の直流を第2の出力
端68cに出力する。その結果高周波増幅回路52eが動作
を行う。なお、機能上前図のものと同一又は均等構成と
考えられる部分には、前図と同一の符号にアルファベッ
トのeを付して重複する説明を省略した。
【0021】
【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、第1
の衛星から到来する電波及び第2の衛星から到来する電
波を屋外設置のアンテナ装置を可動させるなどの手段を
用いることなく、屋外設置の反射鏡を固定したままの状
態で選択的に受信し、遠く離れている屋内設置の受信機
に向けて選択された後の受信信号を届けることが出来
き、屋外設置のアンテナ装置の構成を極めて簡易で、か
つ安価にする上に効果がある。
【0022】また上記二つの電波の選択は、屋内側の受
信機40から送り出した切替信号に基づいて、例えば屋上
等に設置されたアンテナ装置1に備えさせたケース内に
おいて二つの受信要素17,18を選択的に選んで屋外設置
の周波数変換回路35を通すようにしたものであるから、
上記のように二つの衛星からの電波を受信できるように
したものであっても周波数変換回路35は一つで足りる経
済的に優れた効果がある。
【0023】また第1の衛星から到来する電波と、第2
の衛星から到来する電波との二つの電波を屋外設置の一
つのアンテナ装置1で受信するものであっても、屋上に
おいてその何れかを選択して屋内側の受信機40に向けて
選択された後の電波信号を送出すものであるから、屋外
のアンテナ装置1と屋内の受信機40とを結ぶ長径間でか
つ高価な伝送線3は1本で足りるという経済的に誠に優
れた効果もある。
【0024】更に、第1の衛星から到来する電波と、第
2の衛星から到来する電波との二つの電波を屋外設置の
一つのアンテナ装置1で受信し、二つの電波信号を屋外
アンテナ装置1に設置された切替手段34で選択的に選
んでから、遠く離れた屋内の受信機40に向けて一本の伝
送線3を通して送り届けるようにしたものであっても、
屋内設置の受信機40には、上記一本の伝送線3を通し
てアンテナ装置1に向けて切替信号を出力し、第1又は
第2の受信要素からの受信信号を選択的に通す切替手段
34を操作するようにした切替信号出力手段47が有る
ので、選択操作する人は、切替操作の都度、屋上に出向
く等の苦労は無く、屋内の受像機における画像を眺めな
がら、その傍近くに置かれる受信機40の切替手段34
を操作して自分の好みに合う画像をリアルタイムでもっ
て選択受信することの出来る、操作性能を向上させる上
においてすばらしい効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】衛星受信システムの設置状態の一例を示す斜視
図。
【図2】アンテナ装置の斜視図。
【図3】デュアルフィードユニットの一部破断図。
【図4】(A) はデュアルフィードユニットのブロック回
路図、(B) は受信機のブロック回路図。
【図5】(A) は切替手段のブロック回路図、(B) は電源
送出回路のブロック回路図。
【図6】切替手段の異なる例を示すブロック回路図。
【図7】電源送出回路の異なる例を示すブロック回路
図。
【符号の説明】
1 アンテナ装置 3 伝送線 17 第1の受信要素 18 第2の受信要素 34 切替手段 35 周波数変換回路 40 受信機 47 切替信号出力手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋外に設置されたアンテナ装置と、屋内
    に設置された受信機と、上記アンテナ装置と受信機とを
    接続する伝送線とから成り、 上記屋外のアンテナ装置は、反射鏡と、その反射鏡に対
    し、第1の衛星からの電波の集束位置に置かれた第1の
    受信要素と、第2の衛星からの電波の集束位置に置かれ
    た第2の受信要素とを備えている衛星受信システムにお
    いて、 上記屋外に設置されたアンテナ装置の構成は、 元部を反射鏡に連結している支持腕の先部に備えさせた
    ケースと、そのケースに設けた上記第1の受信要素と、
    第2の受信要素とを備え、 さらに上記のケースには上記屋内設置の受信機に接続さ
    れる一本の伝送線を接続する為の一つの出力端子を備え
    させ、 さらに上記のケースには、上記第1及び第2の受信要素
    から受信信号を受けると共に、上記一つの出力端子に連
    なる一本の伝送線を通して上記屋内設置の受信機からの
    切替信号を受け、その切替信号に対応して第1又は第2
    の受信要素からの受信信号を選択的に通す切替手段と、 上記切替手段から出力された信号を周波数変換して上記
    一つの出力端子に向けて出力する周波数変換回路とを備
    えさせ、 屋外設置のアンテナ装置のケースにおける出力端子と、
    屋内設置の受信機とは一本の伝送線で接続し、 一方上記の屋内に設置した受信機には上記一本の伝送線
    を通して上記一つの出力端子に向けて切替信号を出力
    し、第1又は第2の受信要素からの受信信号を選択的に
    通す切替手段を操作する切替信号出力手段を備えさせ
    て、 上記屋内設置の受信機から、上記一本の伝送線を通して
    切替信号を出力して屋外設置のアンテナ装置における切
    替手段を操作し、第1又は第2の受信要素からの選択し
    た受信信号を、上記切替信号を出力した上記一本の伝送
    線を通して受信するようにしたことを特徴とする衛星受
    信システム。
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