JP3107008B2 - 衛星放送波受信状態表示装置 - Google Patents

衛星放送波受信状態表示装置

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JP3107008B2
JP3107008B2 JP09228453A JP22845397A JP3107008B2 JP 3107008 B2 JP3107008 B2 JP 3107008B2 JP 09228453 A JP09228453 A JP 09228453A JP 22845397 A JP22845397 A JP 22845397A JP 3107008 B2 JP3107008 B2 JP 3107008B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル衛星放送
波が指向性アンテナ(パラボラアンテナ)で良好に受信
(最高受信電界強度)できる緯度、経度に対する角度
(以下、方位及び仰角と記載する)に調整(設置)する
際の受信状態を表示する衛星放送波受信状態表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、静止衛星からの放送波を受信する
場合、その受信場所の緯度及び経度によってパラボラア
ンテナの受信方向(指向性方向)が異なる。この衛星放
送波を受信するパラボラアンテナは、その指向性が強い
ため、パラボラアンテナの受信方向を衛星放送波の入来
方向に正確に一致させて設置する必要がある。したがっ
て、予め指定された方位及び仰角に粗調整(設置)さ
れ、この後、衛星放送波の入来方向に正確に一致するよ
うに調整する。このため、衛星放送受信装置では、誤り
訂正信号を利用して、受信電界強度(受信レベル)を示
す数値を、液晶ディスプレイ(LCD)やテレビジョン
受像機の画面(OSD:On Screen Display)で表示する
ようになっている。この数値を確認しながら最大数値の
最大受信電界強度にパラボラアンテナの方位及び仰角を
決定して、その設置を行っている。
【0003】この場合、パラボラアンテナが屋上などの
テレビジョン受像機と離れた場所に設置されていると、
画面表示される数値を目視して確認できない。このため
電界強度計が利用されている。この電界強度計で、例え
ば、パラボラアンテナに設けられているコンバータから
の第1中間周波数(IF)信号レベル、すなわち、受信
電界強度を計測して、その最高受信電界強度の方位及び
仰角にパラボラアンテナを設置している。この電界強度
計は、一般ユーザには利用し難いため、パラボラアンテ
ナのコンバータに良好な受信状態で発光ダイオード(L
ED)を点灯するようにした装置が用いられている(例
えば、特開平7ー66617号公報)。
【0004】この装置では、衛星放送受信装置のチュー
ナ部での自動利得制御(AGC)の制御電圧が最高受信
電界強度時の一定電圧になった際に、パラボラアンテナ
のコンバータに設けた発光ダイオード(LED)が点灯
するようになっており、この点灯位置にパラボラアンテ
ナを配置(固定)している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような上記従来例
では、衛星放送受信装置のチューナ部での自動利得制御
(AGC)の一定電圧で屋外コンバータに設けた発光ダ
イオード(LED)が点灯するようになっているため、
デジタル波、アナログ波にかかわらず多数の衛星放送波
で点灯してしまう。このため、パラボラアンテナを所望
の衛星放送波の最良の受信位置に設置する場合、調整の
試行錯誤が多くなり、その設定に時間がかかり、多大な
労力を費やするという欠点がある。
【0006】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、受信電界強度がパラボラア
ンテナの近傍で判明し、所望の衛星放送波の最良の受信
位置(方位及び仰角)にパラボラアンテナを容易かつ正
確に設置できる衛星放送波受信状態表示装置の提供を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1記載の発明は、指向性アンテナで受信した
衛星放送波の受信信号をコンバータで変換した第1中間
周波数信号が衛星受信機に入力されて衛星放送波を受信
する際の受信状態を表示し、前記コンバータと衛星受信
機との間に設けられる衛星放送波受信状態表示装置にあ
って、前記衛星受信機は、第1中間周波数信号から生成
した受信電界強度に対応する受信電界強度信号及び電源
電圧を供給する受信レベル表示器を有し、かつ、この
信レベル表示器は、受信電界強度信号及び電源電圧を分
離する信号/電源分離回路と、前記信号/電源分離回路
からの受信電界強度信号のレベルに対応した駆動信号を
生成する表示信号生成回路と、前記表示信号生成回路か
らの受信電界強度信号を単音駆動信号に生成して出力す
る単音発生駆動回路と、前記単音発生駆動回路からの単
音駆動信号を音出力するスピーカとを備える構成として
ある。
【0008】請求項2記載の衛星放送波受信状態表示装
置は、前記表示信号生成回路からの単音駆動信号レベル
を可変しきい値と比較し、単音駆動信号のレベルがしき
い値以上の場合に単音駆動信号をスピーカに送出する比
較器を備える構成としてある。
【0009】請求項3記載の衛星放送波受信状態表示装
置は、指向性アンテナで受信した衛星放送波の受信信号
をコンバータで変換した第1中間周波数信号が衛星受信
機に入力されて衛星放送波を受信する際の受信状態を表
示し、前記コンバータと衛星受信機との間に設けられる
衛星放送波受信状態表示装置にあって、前記衛星受信機
は、第1中間周波数信号から生成した受信電界強度に対
応する受信電界強度信号及び電源電圧を供給する受信レ
ベル表示器を有し、かつ、この、受信レベル表示器は、
受信電界強度信号及び電源電圧を分離する信号/電源分
離回路と、前記信号/電源分離回路からの受信電界強度
信号のレベルに対応した駆動信号を生成する表示信号生
成回路と、前記表示信号生成回路からの受信電界強度信
号レベルの数値を示す合成音声信号を出力する合成音声
出力回路と、前記合成音声出力回路からの合成音声信号
を音声出力するスピーカとを備える構成としてある。
【0010】請求項4記載の衛星放送波受信状態表示装
置は、前記合成音声出力回路に、受信電界強度信号のレ
ベルの数値を合成音声で出力する際の音量調整を行う音
量調整回路を備える構成としてある。
【0011】請求項5記載の衛星放送波受信状態表示装
置は、前記表示信号生成回路に、指向性アンテナの受信
方位及び仰角の調整前に動作を初期設定するリセットを
行うリセット回路を備える構成としてある。
【0012】請求項1又は2記載の衛星放送波受信状態
表示装置は、所定の受信電界強度を所定の受信電界強度
を単音発生で示している。したがって、受信電界強度を
数値で表示するのみでなく、光や音で受信電界強度が指
向性アンテナの近傍で判明する。この場合も、所望の衛
星放送波の最良の受信方位及び仰角に指向性アンテナを
容易かつ正確に設置できるようになる。
【0013】請求項3又は4記載の衛星放送波受信状態
表示装置は、受信電界強度の数値を合成音声で出力して
いる。この結果、受信電界強度が指向性アンテナの近傍
で判明し、特に、光りや数値を目視する必要がないた
め、その所望の衛星放送波の最良の方位及び仰角に指向
性アンテナを設置する際の作業が容易かつ正確にできる
ようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の衛星放送波受信状
態表示装置の実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明の衛星放送波受信状態表示装置の第1
実施形態における構成を示すブロック図である。この第
1実施形態は、静止衛星からの放送波に対する電波障害
物がない屋外などの場所に設置されるパラボラアンテナ
1と、このパラボラアンテナ1での反射波(放送波)を
受信し、かつ、第1IF信号Saに変換して送出するコ
ンバータ2と、コンバータ2からの第1IF信号Saを
送出し、かつ、コンバータ2への電源B+の供給を行う
同軸ケーブル3とを有している。
【0015】また、この第1実施形態は、パラボラアン
テナ1を所望の衛星放送波に対する最良の受信状態(受
信電界強度)に設置する際に利用し、受信電界強度を表
示するレベル表示器4と、このレベル表示器4に接続さ
れてコンバータ2からの第1IF信号Saを送出し、か
つ、コンバータ2及びレベル表示器4へ電源B+を供給
し、更に、誤り訂正処理での誤り訂正信号から生成した
受信電界強度に対応する受信電界強度信号Sdを供給す
るための同軸ケーブル5とを有している。
【0016】更に、第1実施形態は、同軸ケーブル5を
通じたコンバータ2からの第1IF信号Saを検波した
映像中間周波信号を、図示しない映像・音声処理系に送
出するとともに、コンバータ2及びレベル表示器4へ電
源B+を供給し、かつ、レベル表示器4へ受信電界強度
に対応したレベルの受信電界強度信号Sdを送出する衛
星受信機6を備えている。
【0017】図1に示すレベル表示器4は、コンバータ
2からの第1IF信号Saの通過を阻止し、電源B+及
び受信電界強度信号Sdを抽出する分離を行う信号/電
源分離回路41と、受信電界強度信号Sdを数値をもっ
て表示するための駆動信号Sdaを生成する表示信号生
成回路42とを有している。更に、表示信号生成回路4
2からの駆動信号Sdaを数値で表示する7セグメント
表示器43と、表示信号生成回路42に対してパラボラ
アンテナ1の方位及び仰角を調整する前に初期設定(リ
セット)を行うリセットSW44とを有している。
【0018】図1に示す衛星受信機6は、レベル表示器
4へ受信電界強度に対応した受信電界強度信号Sdを送
出するとともに、設定された衛星放送チャネル(周波数
変換)、主音声、副音声の復調又は偏波などの選択など
を行い、復調した映像中間周波信号を、図示しない映像
処理系及び音声処理系に送出するチューナ部61を有し
ている。また、チューナ部61からの信号に基づいて受
信電界強度に対応した誤り訂正信号を送出する誤り訂正
(FEC)部62を有している。
【0019】また、この衛星受信機6は、受信電界強度
信号Sd及び電源B+をチューナ部61を通じて同軸ケ
ーブル5に送出するコンバータ用電源部63と、チュー
ナ部61に対して各種の設定制御を行い、かつ、コンバ
ータ用電源部63へ受信電界強度信号Sdを出力するC
PU64と、衛星放送チャネル、主音声、副音声又は偏
波などの選択を指示する設定入力部65とを有してい
る。
【0020】図2はレベル表示器4の要部構成を示すブ
ロック図である。ここでは、信号/電源分離回路41と
して帯域消去フィルタ(BSF)を用いている。また、
表示信号生成回路42は電源B+及び受信電界強度信号
Sdをデジタル信号に変換するA/D変換器42aと、
デジタル信号に変換された受信電界強度信号Sdを数値
をもって7セグメント表示器43で表示するための駆動
信号Sdaを生成するレベル検出/駆動回路42bとを
有している。
【0021】次に、この第1実施形態の動作について説
明する。図1に示す構成での衛星放送の受信動作につい
て説明する。パラボラアンテナ1によって受信した静止
衛星からの放送波がコンバータ2で受信され、このコン
バータ2が受信信号を第1IF信号Saに変換して同軸
ケーブル3へ出力する。なお、コンバータ2へは同軸ケ
ーブル3を通じて衛星受信機6からの電源B+の供給が
行われる。
【0022】この同軸ケーブル3からの第1IF信号S
aが、レベル表示器4及び同軸ケーブル5を通じて衛星
受信機6に入力される。衛星受信機6では、チューナ部
61に対してCPU64が、設定入力部65で設定され
た衛星放送チャネル、主音声、副音声又は偏波などの選
択を制御する。チューナ部61は、CPU64の制御に
基づいて第1IF信号Saに対する周波数変換や復調を
行い、この映像中間周波信号を図示しない映像処理系及
び音声処理系に送出する。
【0023】チューナ部61からの信号が誤り訂正(F
EC)部62に入力されて誤り訂正信号処理を行い、か
つ、誤り訂正信号をCPU64に出力する。CPU64
は各部を制御する制御信号をやり取りするとともに、コ
ンバータ用電源部63へ誤り訂正信号から生成した受信
電界強度信号Sdを出力する。コンバータ用電源部63
では受信電界強度信号Sdとともに、電源B+をチュー
ナ部61を通じて同軸ケーブル5に送出する。この場
合、受信電界強度信号Sdは、例えば、直流電圧であ
り、一定電圧である電源B+に加算され、受信電界強度
が強くなると、この加算電圧が高くなる。
【0024】次に、パラボラアンテナ1の方位及び仰角
の調整動作について説明する。レベル表示器4に同軸ケ
ーブル5を通じて受信電界強度に対応した受信電界強度
信号Sd及び電源B+が供給される。レベル表示器4の
信号/電源分離回路41では、図2に示す帯域消去フィ
ルタ(BSF)によって第1IF信号Saの通過を阻止
し、受信電界強度信号Sd及び電源B+を抽出して出力
する。電源B+はレベル表示器4の各部へ供給され、電
源B+に加算された受信電界強度信号Sdが表示信号生
成回路42に入力される。
【0025】表示信号生成回路42では、図2に示すA
/D変換器42aで電源B+に加算された受信電界強度
信号Sdをデジタル信号に変換する。この場合、例え
ば、電源B+に受信電界強度信号Sdを加算した電圧が
デジタル信号に変換されるが、電源B+が一定電圧であ
るため、受信電界強度信号Sdの変化(受信電界強度の
変化)がデジタル信号から得られる。このデジタル信号
がレベル検出/駆動回路42bに入力される。ここで受
信電界強度信号Sdを、7セグメント表示器43で数値
表示する駆動信号Sdaに生成して出力し、ここで受信
電界強度(受信レベル)が数値で表示される。この数値
が最大になるようにパラボラアンテナ1の方位及び仰角
を調整する。
【0026】なお、レベル表示器4では、パラボラアン
テナ1の受信位置(方位及び仰角)の調整前に表示信号
生成回路42に対してリセットSW44のオンによる初
期設定(リセット)を行う。このリセットは、電源B+
や、同軸ケーブル3,5、コンバータ2の負荷状態によ
って電源B+が変動した際のレベル検出/駆動回路42
bでの基準電圧の変動を避けるために行うものである。
【0027】この結果、受信電界強度がパラボラアンテ
ナ1の近傍に配置したレベル表示器4の7セグメント表
示器43の数値から容易に判明する。したがって、所望
の衛星放送波の最良の受信位置(方位及び仰角)にパラ
ボラアンテナ1を容易かつ正確に設置できるようにな
る。
【0028】図3は第2実施形態におけるレベル表示器
4aの要部構成を示すブロック図である。この第2実施
形態では、第1実施形態が受信電界強度をレベル表示器
4の7セグメント表示器43で数値表示しているのに対
して、一定の受信電界強度以上で発光ダイオード(LE
D)が点灯するようにしている。
【0029】図3に示すレベル表示器4aは、図1及び
図2に示す構成と同様に信号/電源分離回路41及び表
示信号生成回路42を有している。更に、表示信号生成
回路42からの駆動信号Sdaを、可変しきい値(基準
電圧VE)と比較する比較器45と、この比較器45か
らの比較信号Srを点灯駆動信号に生成して出力する点
灯駆動回路46と、点灯駆動回路46からの駆動信号で
点灯する発光ダイオード(LED)47とを有してい
る。この他の構成は第1実施形態と同様である。
【0030】このレベル表示器4aでは、基準電圧VE
を所望の衛星放送波をパラボラアンテナ1で最良に受信
できるレベルに設定する。この場合、最初に受信電界強
度が低い位置に可変しきい値(基準電圧VE)を設定
し、パラボラアンテナ1の方位及び仰角を調整して、発
光ダイオード(LED)47を点灯する位置に粗調整す
る。
【0031】次に、受信電界強度が高い位置に可変しき
い値(基準電圧VE)を設定し、パラボラアンテナ1の
方位及び仰角を調整して、発光ダイオード(LED)4
7を点灯する位置に調整する。このように順次可変しき
い値(基準電圧VE)を高く設定して、所望の衛星放送
波の最良の受信位置(方位及び仰角)にパラボラアンテ
ナ1を設定する。この調整以外の動作は第1実施形態と
同様である。
【0032】この第2実施形態でも所望の衛星放送波の
最良の受信位置(方位及び仰角)にパラボラアンテナ1
を容易かつ正確に設置できるようになる。
【0033】図4は第3実施形態におけるレベル表示器
4bの要部構成を示すブロック図である。この第3実施
形態では、第1実施形態が受信電界強度をレベル表示器
4の7セグメント表示器43で数値表示しているのに対
して、一定の受信電界強度以上で単音を発生するように
している。
【0034】図4に示すレベル表示器4bは、図1及び
図2に示す構成と同様に信号/電源分離回路41及び表
示信号生成回路42を有している。更に、表示信号生成
回路42からの駆動信号Sdaを、可変しきい値(基準
電圧VE)と比較する比較器45と、この比較器45か
らの比較信号Srを単音発生駆動信号に生成して出力す
る単音発生駆動回路48と、この単音発生駆動回路48
からの駆動信号で単音を発生するスピーカ49とを有し
ている。この他の構成は第1実施形態と同様である。
【0035】このレベル表示器4bでは、基準電圧VE
をパラボラアンテナ1で受信する所望の衛星放送波を最
良の受信できるレベルに設定する。この場合、最初に受
信電界強度が低い位置に可変しきい値(基準電圧VE)
を設定し、パラボラアンテナ1の方位及び仰角を調整し
て、スピーカ49から単音を発生する位置に粗調整す
る。
【0036】次に、受信電界強度が高い位置に可変しき
い値(基準電圧VE)を設定し、パラボラアンテナ1の
方位及び仰角を調整して、スピーカ49から単音を発生
する位置に調整する。このように順次可変しきい値(基
準電圧VE)を高く設定して、所望の衛星放送波の最良
の受信位置(方位及び仰角)にパラボラアンテナ1を設
定する。この調整以外の動作は第1実施形態と同様であ
る。
【0037】この第3実施形態でも所望の衛星放送波の
最良の受信位置(方位及び仰角)にパラボラアンテナ1
を容易かつ正確に設置できるようになる。
【0038】図5は第4実施形態におけるレベル表示器
4cの要部構成を示すブロック図である。この第4実施
形態は、第1実施形態が受信電界強度をレベル表示器4
の7セグメント表示器43で数値表示しているのに対し
て、その受信電界強度の数値を合成音声で出力するよう
にしている。
【0039】図5に示すレベル表示器4cは、図1及び
図2に示す構成と同様に信号/電源分離回路41及び表
示信号生成回路42を有している。更に、表示信号生成
回路42からの駆動信号Sdaを合成音声発生駆動信号
に生成して出力し、かつ、音量調整回路としての音量調
整ボリューム(VR)を備えた合成音声出力回路50
と、この合成音声出力回路50からの合成音声出力信号
を発生出力するスピーカ49とを有している。この他の
構成は第1実施形態と同様である。
【0040】このレベル表示器4cでは、第1実施形態
と同様にパラボラアンテナ1の方位及び仰角を変化させ
た際にスピーカ49からの合成音声出力で行われる受信
電界強度の数値が最大になるようにパラボラアンテナ1
を設定する。すなわち、所望の衛星放送波の最良の受信
位置(方位及び仰角)にパラボラアンテナ1を設定す
る。この調整以外の動作は第1実施形態と同様である。
【0041】この第4実施形態でも所望の衛星放送波の
最良の受信位置(方位及び仰角)にパラボラアンテナ1
を容易かつ正確に設置できるようになる。特にパラボラ
アンテナ1の方位及び仰角を変化させる際に、第1実施
形態のようにレベル表示器4の7セグメント表示器43
に表示される数値を目視する必要がなくなり、その作業
がより容易になる。
【0042】図6は第5実施形態におけるレベル表示器
4dの要部構成を示すブロック図である。この第5実施
形態のレベル表示器4dでは、前記の第1及び第4実施
形態のレベル表示器4a〜4cが衛星受信機6からの電
源B+の供給のみで動作しているのに対して、この電源
B+が停止した際にも動作を継続するための電池Eと、
電源B+の供給停止を検出して、電源供給を電池Eに切
り替える電源検出切替回路52とを有している。この電
源検出切替回路52はリレーや半導体スイッチ回路を用
いる。
【0043】この第5実施形態では、電源B+の供給時
に電源検出切替回路52が動作する。例えば、リレーの
励磁コイルに通電して可動接点が一方の固定接点を選択
して電源B+を供給し、電源B+の供給停止時にリレー
の励磁コイルの通電が停止されて可動接点が他方の固定
接点を選択して電池Eから電源供給を行う。
【0044】この第5実施形態では、例えば、屋上など
でパラボラアンテナ1の方位及び仰角を調整する際に、
電源B+の供給停止があっても、パラボラアンテナ1の
方位及び仰角の調整が継続できるようになる。
【0045】この第1から第5実施形態では、レベル表
示器4a〜4dを、パラボラアンテナ1(コンバータ
2)と衛星受信機6との間に同軸ケーブル3,5で接続
して配置しているが、レベル表示器4a〜4dをコンバ
ータ2に内蔵しても良い。また、図2に示す信号/電源
分離回路41には、分離した電源B+を一定化する安定
化回路を設けても良い。特に、受信電界強度信号Sdの
電圧変化が大きい場合は、必要である。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
衛星放送波受信状態表示装置によれば、受信電界強度
信号及び電源電圧を衛星受信機からが受信レベル表示器
に供給し、この受信レベル表示器が供給電源電圧で動作
し、かつ、受信電界強度を数値で表示している。この結
果、受信電界強度が指向性アンテナの近傍で判明し、所
望の衛星放送波の最良の受信位置(方位及び仰角)に指
向性アンテナを容易かつ正確に調整できるようになる。
【0047】請求項記載の衛星放送波受信状態表示装
置によれば、所定の受信電界強度を、単音発生で示して
いるため、設計の自由度が向上し、更に、光や音のみで
受信電界強度が指向性アンテナの近傍で判明し、所望の
衛星放送波の最良の受信方位及び仰角に指向性アンテナ
を容易かつ正確に設置できるようになる。
【0048】請求項記載の衛星放送波受信状態表示装
置によれば、受信電界強度の数値を合成音声で出力して
いるため、特に、光りや数値を目視する必要がないた
め、その所望の衛星放送波の最良の受信方位及び仰角に
指向性アンテナを設置する際の作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衛星放送波受信状態表示装置の実施形
態における構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すレベル表示器の要部構成を示すブロ
ック図である。
【図3】第2実施形態におけるレベル表示器の要部構成
を示すブロック図である。
【図4】第3実施形態におけるレベル表示器の要部構成
を示すブロック図である。
【図5】第4実施形態におけるレベル表示器の要部構成
を示すブロック図である。
【図6】第5実施形態におけるレベル表示器の要部構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】 1 パラボラアンテナ 2 コンバータ 3,5 同軸ケーブル 4,4a〜4d レベル表示器 6 衛星受信機 41 信号/電源分離回路 42 表示信号生成回路 42a A/D変換器 42b レベル検出/駆動回路 43 7セグメント表示器 44 リセットSW 45 比較器 47 発光ダイオード(LED) 49 スピーカ 50 合成音声出力回路 52 電源検出切替回路 61 チューナ部 62 誤り訂正(FEC)部 63 コンバータ用電源部 64 CPU E 電池

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指向性アンテナで受信した衛星放送波の
    受信信号をコンバータで変換した第1中間周波数信号が
    衛星受信機に入力されて衛星放送波を受信する際の受信
    状態を表示し、前記コンバータと衛星受信機との間に設
    けられる衛星放送波受信状態表示装置にあって、 前記衛星受信機は、第1中間周波数信号から生成した受
    信電界強度に対応する受信電界強度信号及び電源電圧を
    供給する受信レベル表示器を有し、かつ、この受信レベ
    ル表示器は、受信電界強度信号及び電源電圧を分離する
    信号/電源分離回路と、前記信号/電源分離回路からの
    受信電界強度信号のレベルに対応した駆動信号を生成す
    る表示信号生成回路と、前記表示信号生成回路からの受
    信電界強度信号を単音駆動信号に生成して出力する単音
    発生駆動回路と、前記単音発生駆動回路からの単音駆動
    信号を音出力するスピーカとを備えることを特徴とする
    衛星放送波受信状態表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示信号生成回路からの単音駆動信
    号レベルを可変しきい値と比較し、単音駆動信号のレベ
    ルがしきい値以上の場合に単音駆動信号をスピーカに送
    出する比較器を備えることを特徴とする請求項記載の
    衛星放送波受信状態表示装置。
  3. 【請求項3】 指向性アンテナで受信した衛星放送波の
    受信信号をコンバータで変換した第1中間周波数信号が
    衛星受信機に入力されて衛星放送波を受信する際の受信
    状態を表示し、前記コンバータと衛星受信機との間に設
    けられる衛星放送波受信状態表示装置にあって、 前記衛星受信機は、第1中間周波数信号から生成した受
    信電界強度に対応する受信電界強度信号及び電源電圧を
    供給する受信レベル表示器を有し、かつ、この、受信レ
    ベル表示器は、 受信電界強度信号及び電源電圧を分離す
    る信号/電源分離回路と、前記信号/電源分離回路から
    の受信電界強度信号のレベルに対応した駆動信号を生成
    する表示信号生成回路と、前記表示信号生成回路からの
    受信電界強度信号レベルの数値を示す合成音声信号を出
    力する合成音声出力回路と、前記合成音声出力回路から
    の合成音声信号を音声出力するスピーカと、を備えるこ
    とを特徴とする衛星放送波受信状態表示装置。
  4. 【請求項4】 前記合成音声出力回路に、 受信電界強度信号のレベルの数値を合成音声で出力する
    際の音量調整を行う音量調整回路を備えることを特徴と
    する請求項記載の衛星放送波受信状態表示装置。
  5. 【請求項5】 前記表示信号生成回路に、 指向性アンテナの受信方位及び仰角の調整前に動作を初
    期設定するリセットを行うリセット回路を備えることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の衛星放送波
    受信状態表示装置。
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