JP2004514347A - テレビジョン信号受信機における適切なテレビジョン信号標準規格の自動決定 - Google Patents
テレビジョン信号受信機における適切なテレビジョン信号標準規格の自動決定 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004514347A JP2004514347A JP2002543224A JP2002543224A JP2004514347A JP 2004514347 A JP2004514347 A JP 2004514347A JP 2002543224 A JP2002543224 A JP 2002543224A JP 2002543224 A JP2002543224 A JP 2002543224A JP 2004514347 A JP2004514347 A JP 2004514347A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- television signal
- signal processing
- television
- processing device
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/44—Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
- H04N5/46—Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards for receiving on more than one standard at will
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/63—Generation or supply of power specially adapted for television receivers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Television Systems (AREA)
- Color Television Systems (AREA)
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
Abstract
着信テレビジョン信号を受信して処理し、電源または供給電力のパラメータに基づきその出力にどのテレビジョン信号標準規格を使用するかを自動的に決定する動作が可能なテレビジョン信号受信機、特に衛星放送受信機。電源の周波数および電圧は、測定可能なパラメータであり、これを利用して、ローカルユーザ設定のテレビジョン信号標準規格がNTSCでありえるか、またはPAL(PAL−MまたはPAL−N)でありえるかを決定し、テレビジョン受信機側で受信テレビジョン信号を出力のそのフォーマットで自動的に符号化するようにできる。本発明では、ローカルテレビジョン標準規格がローカル電力線周波数および電圧と何らかの形で一致するという原理を利用する。
Description
【0001】
(発明の分野)
本発明は、テレビジョン信号の受信機に関するものであり、より具体的には、特定のテレビジョン標準規格領域(television standard region)で使用するのに適しているテレビジョン標準規格(television standard)を選択する能力を持つテレビジョン信号受信機に関するものである。
【0002】
(発明の背景)
全世界でPAL、SECAM、およびNTSCなどのさまざまな種類のテレビジョン放送システムまたは標準規格が使用されている。これらの各種の標準規格は、さまざまな特徴および/または独自機能を備えており、それが相互の非互換性をもたらしている。各種標準規格に違いがあるため、テレビジョン信号を、受信したテレビジョン信号の標準規格と異なる標準規格に対応するテレビジョン受信機で受信かつ/または表示することはできない。しかし幸いなことに、特定の地方または地域では特定の標準規格が使用されている。そのため、テレビジョンは通常、特定の地方向けに製造され、したがって、その地方の特定のテレビジョン信号標準規格にのみ対応する処理回路を備えている。
【0003】
上記に関して、異なる標準規格のテレビジョン信号を受信し処理できるテレビジョンが開発されており、たとえば、「Dual Standard PAL/SECAM Receiver Circuitry」という表題の米国特許第4309719号、「Television Receiver Circuit Arrangement for Identifying the Standard」という表題の米国特許第4414563号、「Multi−System Television Receiver」という表題の米国特許第4688082号、および「Multiple Systems Adaptive Television Receiver」という表題の米国特許第5267024号を参照されたい。ただし、それぞれの場合に、従来技術では受信したテレビジョン信号のパラメータを使用して一方のテレビジョン信号標準規格から他方のテレビジョン信号標準規格への処理を選択し、切り替える。
【0004】
各種テレビジョン標準規格の違いの1つは、水平走査線(horizontal scan line)の本数である。水平走査線の本数は標準規格ごとに異なるため、通常は、出力されるテレビジョン信号の信号標準規格とテレビジョンの信号標準規格処理モードとの食い違いにより読み取り可能な表示をテレビジョン上に行えないことからオンスクリーンディスプレイ(OSD:on−screen display)またはメニュー構造(menu structure)で適切なテレビジョン標準規格を選択することはできない。
【0005】
衛星から発せられるテレビジョン信号に関して、衛星テレビジョン信号は通常、デジタル(つまり、デジタル変調アナログ信号)であり、したがって特定のテレビジョン信号標準規格に関してエンコードされていない。
【0006】
上記に関して、特定の場所で使用するテレビジョン標準規格を自動的に決定することができるテレビジョン信号受信機があることが望ましい。
【0007】
(発明の概要)
本発明は、テレビジョン信号を受信して処理し、ローカルテレビジョン標準規格に対応する複数のテレビジョン信号標準規格またはフォーマットのうちの1つでテレビジョン信号を出力するように動作可能なテレビジョン信号受信機に関するものである。テレビジョン信号受信機はテレビジョン信号受信機に供給される(結合(couple)された)電力のパラメータを使用して、受信したテレビジョン信号を処理/変調するためにどのテレビジョン信号標準規格を使用しているかを決定する作業を支援(aid)する。
【0008】
一実施形態では、テレビジョン信号受信機は衛星放送テレビジョン信号を受信し、ローカル基本設定(ローカルプリファランス:local preference)に応じてそのテレビジョン信号をNTSCまたはPALに変換するように動作可能な衛星放送受信機である。衛星放送送受信機の電源の周波数/周期または電圧特性(パラメータ)を確認して使用し、テレビジョン信号を処理/変調して出力するために使用するテレビジョン標準規格に関して決定(determination)を行う。
【0009】
特定の場所で使用している電力または電源の複数の周波数/周期がある場合、標準規格の補足的デターミネータ(supplemental determinator)を電力パラメータと共に使用することができる。この補足的デターミネータは、電力線(電力)パラメータ(power−line (electricity) parameter)から正確な標準規格を決定できない場合に類似の標準規格から選択できるオンスクリーンディスプレイ(OSD)であってよい。
【0010】
このOSDは、電力(electricity)の特定の特性を最初に決定するときに表示される。これは通常、異なる電圧および/または周波数が使用できる、あるいは使用されている地域(area)で実行される。これが実行されると、使用されるテレビジョン標準規格は、使用されていないテレビジョン標準規格(たとえば、NTSCおよびPAL−M)に類似する。したがって、OSDは表示可能である。
【0011】
本発明は、他の実施形態では、テレビジョン信号処理装置である。テレビジョン信号処理装置には、複数のビデオ信号処理経路(video signal processing path)または回路が備えられており、それぞれ複数のテレビジョン信号標準規格のうちの各1つに応じてテレビジョン信号処理を行う。テレビジョン信号処理装置の動作用電源(source of electrical operating power)のパラメータ(たとえば、周波数または電圧特性)を決定する手段が実現される。テレビジョン信号処理装置の動作用電源のパラメータを表す制御信号を発生(generate)する手段も実現される。テレビジョン信号処理装置はさらに、複数のビデオ信号処理経路のうちの1つを選択し、入力テレビジョン信号の処理を行うための制御信号に応答する手段を備える。
【0012】
本発明は、さらに他の実施形態では、テレビジョン信号を受信するように構成されている処理回路と、上記の処理装置と通信して複数のテレビジョン標準規格のうちの各1つに従って受信したテレビジョン信号のテレビジョン信号処理を行うように構成されている変調装置と、AC電源(source of AC electricity)と通信して供給されるAC電力(AC electricity)のパラメータを示す第1の信号を処理回路に送るように構成されている電気パラメータ決定回路(electricity parameter determination circuitry)と、を備えるテレビジョン信号処理装置である。上記処理回路は、制御信号を変調装置に送り、第1の信号に応じて複数のテレビジョン標準規格のうちの特定の1つを選択するように構成されている。
【0013】
本発明は、さらに他の実施形態では、テレビジョン信号処理装置へのテレビジョン信号入力を処理する方法である。この方法は、a)テレビジョン信号処理装置の動作用交流電源(supply on AC operating power)のパラメータを決定するステップと、b)テレビジョン信号処理装置の動作用交流電源のパラメータに対応する制御信号を発生させるステップと、c)複数のテレビジョン信号標準規格の内の各1つに応じてテレビジョン信号処理を行う複数のビデオ信号処理経路のそれぞれと共に制御信号に応答して入力テレビジョン信号を処理するため複数のビデオ信号処理経路のうちから1つを選択するステップとを含む。
【0014】
本発明に関する記述は、添付の図面と共に参照すべきである。
【0015】
対応する参照文字は、複数の図面全体を通して対応する部分を示している。
【0016】
(発明の詳細な説明)
図1には、本発明を使用できる、一般的に10と記されているシステムが示されている。最初に、システム10およびその各種コンポーネントは本発明を使用できる環境/アプリケーション(environment/application)の実施例にすぎないことを理解していただきたい。したがって、特に本明細書の図に示され説明されているコンポーネントまたはシステム以外のものも本発明の原理を使用できることは理解されるであろう。
【0017】
システム10は、発信源からのテレビジョン信号または送信(これ以降「テレビジョン信号」と総称する)を受信し処理するように手直しされた受信機/デコーダ14(これ以降「受信機」と総称する)を備える。テレビジョン信号は、アンテナ、パラボラアンテナなど12によって受信し、通信回線またはケーブル16を介して受信機14に転送される。テレビジョン信号はデジタル信号および/またはアナログ信号であり、アンテナ12はデジタルおよび/またはアナログテレビジョン信号のいずれか一方または両方を受信するタイプのものである。アンテナまたはパラボラアンテナ以外のデバイスも受信機14へテレビジョン信号を送ったり受信したりすることができることは理解されるであろう。したがってアンテナ12は、テレビジョン信号を受信または送ることができるデバイスを表す。アンテナ12はさらに、ケーブルテレビジョン(CATV)などのテレビジョン信号源も表す。
【0018】
受信機14は、後述のようにテレビジョン信号を受信して処理し、通信回線またはケーブル20を介してテレビジョン装置18に転送する。テレビジョン装置18は、ディスプレイ22を内蔵する場合もしない場合もあるが、通常は、テレビジョン信号を処理する適切な処理回路および/または論理回路24を備える。テレビジョン装置18は、内蔵ディスプレイ22上に処理されたテレビジョン信号を表示したり、処理されたテレビジョン信号を別のディスプレイ(または他の種類のコンポーネント)に送り、当業で知られているような他のテレビジョン機能を動作させる。
【0019】
テレビジョン装置18は、あらゆる種類のテレビジョン、テレビジョン装置、および/またはテレビジョン信号を受信し、処理し、出力し、かつ/または利用することができる他の種類のコンポーネントまたはデバイス(「テレビジョン装置」と総称する)を表す。そのうえ、テレビジョン装置18は通常、NTSC、SECAM、およびPAL(PAL−M、PAL−N、およびその他のPAL標準規格を含み、「PAL」と総称する)などの特定のテレビジョン信号標準規格に基づいて符号化されたテレビジョン信号のみを使用できることは理解されるであろう。したがって、受信機14からのテレビジョン信号は、テレビジョン装置18のテレビジョン信号標準規格処理機能に対応するテレビジョン信号標準規格の信号でなければならない。テレビジョン装置18は、受信機14を組み込むことができる。したがって、受信機14、テレビジョン装置18、およびディスプレイ18のさまざまな構成が考えられることは理解されるであろう。
【0020】
特定の地域におけるテレビジョン装置では通常、同じテレビジョン信号標準規格を使用する。したがって、通常の地上波テレビジョン信号送信および/またはケーブルテレビジョン(CATV)テレビジョン信号送信では、テレビジョン標準規格が知られており、テレビジョン信号はそれに応じて符号化される。地上波および/またはCATVテレビジョン信号とは対照的に、直接放送衛星(DBS:Direct Broadcast Satelite)システムなどの衛星から送信されたテレビジョン信号は、特定のテレビジョン標準規格に合わせて符号化されない。これは、衛星が広範な地域にわたってテレビジョン信号(複数のチャネルを含む)を放送する役割を持つからである。この広範な地域は、テレビジョン標準規格が地域ごとに異なる場合のあるさまざまな地域を包含する。
【0021】
たとえば、特定の衛星が中南米全体にテレビジョン信号を送信する役割を負っている可能性がある。これらの地域のテレビジョン装置は通常、NTSCまたはPAL標準規格のいずれかを使用している。衛星では特定のテレビジョン標準規格に合わせてテレビジョン信号を符号化しないため、受信機14(衛星放送受信機)側でテレビジョン装置18に合わせてテレビジョン信号を変換または符号化しなければならない。本発明の一態様により、受信機14は各種テレビジョン標準規格(たとえば、NTSC、PAL、SECAMなど)のうちの特定の1つに応じて受信したテレビジョン信号を符号化する機能を備える。これにより、テレビジョン標準規格に関係なくどのような地域でも使用できる単一の受信機を製造することができる。
【0022】
テレビジョン標準規格からテレビジョン信号への符号化と、衛星からテレビジョン信号を地上へ送信するために使用される符号化(つまり、変調)標準規格とは異なることは理解されるであろう。したがって、受信機14は地方または地域に関係なく衛星放送信号を受信およびデコード(つまり、復調)する動作が可能である。
【0023】
図2には、受信機/デコーダ14のブロック図が示されている。受信機14は、テレビジョン信号チューナ、デコーダ/復調装置(decoder/demodulator)、および適切な制御および処理ロジックおよび/または回路26(これ以降「処理ロジック(processing logic)」と総称する)を備え、入力線16からテレビジョン信号(DBSテレビジョン信号など)を受信し、同調し、処理する。テレビジョン信号は通常、オーディオおよびビデオ情報の複数のチャネルを備える。処理されたテレビジョン信号は、バスまたは線50でテレビジョン復調装置28に転送されるオーディオおよびビデオ情報を含む。
【0024】
テレビジョン信号変調装置(modulator)28は、複数のテレビジョン標準規格のうちの1つに従って処理ロジック26テレビジョン信号を変調し、テレビジョン標準規格変調テレビジョン信号/チャネルを出力線20に出す適切な回路、ロジック、および/または経路を備える。変調装置28によって使用される特定のテレビジョン標準規格は、制御線(control line)44を介して処理ロジック26により変調装置28に送られる制御信号を通じて選択される。処理ロジック26では、後述のように特定のテレビジョン標準規格を選択し、制御線44を介して適切な制御信号を変調装置28に送る。
【0025】
特定のテレビジョン標準規格を選択する方法はいくつかある。そのうち1つがテレビジョン標準規格の自動決定(automatic determination of the television standard)である。もう1つはテレビジョン標準規格の半自動決定(semi−automatic determination)である。さらに、これらのテレビジョン標準規格決定方法は、テレビジョン信号処理デバイスに供給される電力のパラメータ(parameter of the electricity)を決定することにより行われる。
【0026】
受信機14は、動作に電力(electrical power(electricity))を必要とし、したがって、電線またはコード36で電源/エネルギー/電力の発生源または供給源と通信している。電力は通常、特定の周波数、振幅、およびアンペア数の交流である。この交流電力(AC electicity)は、さらに、当業者に知られている他の特性も持つ。電力線(power line)30は、受け取った電気エネルギーを受信機14のさまざまなコンポーネントで使用できるように適切なレベルまたは値(つまり、適当な電圧および/またはアンペア数)に合わせて調整するか、または変換する内部電源32に結合されている。内部電源32はライン40を介して処理ロジック26と通信する。
【0027】
本発明の一態様によれば、ここでは電力線36からタップされているまたは電力線36に結合されている補助線(auxiliary line)38を介して、受信機14は電源30に結合されている電源分析回路/ロジック(power source analysis circuitry/logic)34を備える。電源分析回路34は、外部電源30のさまざまなパラメータを取得し、計算し、かつ/または測定するように動作可能であるか、または手直しされている。一パラメータは、受け取る交流電力の周波数/周期である。他のパラメータは、受け取る交流電力の電圧/振幅である。周波数/周期および/または電圧/振幅以外のパラメータも使用できる。
【0028】
外部電源(external power source)30から受け取る交流電力の周波数または周期の測定または計算には、光遮断装置または電源分析回路34による電気的遮蔽を行うその他の手段を使用することができる。オプトアイソレータ(optoisolator)(または他の手段)は、周波数/周期を計算するために受け取る交流電力のパルス間隔測定結果を得る動作をすることが可能である。このオプトアイソレータはさらに、受け取る交流電力の電圧または振幅を測定または計算するような動作が可能でもある。このオプトアイソレータまたは他の手段は、受け取る交流電力の電圧/振幅を計算するパルス幅測定結果を得る動作をすることが可能である。
【0029】
上記オプトアイソレータのしきい値レベルを適切に設定することにより、各種パラメータの測定および/または計算を正確に行うことができる。たとえば、オプトアイソレータのしきい値レベルを150VDC、120VRMS=170Vpp@60Hzに設定すると、16.7ms間隔で持続時間2.5msのパルスが発生する。240VRMS=340Vpp@50Hzだと、20ms間隔で7msのパルスが発生する。したがって、上記オプトアイソレータのしきい値を適切に設定することにより、パルス長およびパルス間隔の情報から、受け取る交流電力の電圧および周波数がわかる。
【0030】
電源解析器回路34では、周波数/周期および電圧/振幅のいずれかまたは両方、および他のパラメータを測定または計算することができる。電源解析回路34はさらに、波形整形回路(wave−shaping circuitry)およびその他の測定/処理回路を適宜備え、ライン42を介して外部電源30から受け取る電気エネルギーの周波数および/または電圧(またはその他のパラメータ)に関する信号を処理回路26に送ることができる。
【0031】
これらおよびその他のパラメータ、情報、データなどをライン42を介して電源分析回路34から処理回路26に渡すことができる。
【0032】
一実施形態では、電源分析回路34が、受け取る電気エネルギーおよび/またはその電圧の周波数または周期を使用し決定するために処理ロジック26用の絶縁されたデジタル電気エネルギー(たとえば、サンプル)を発生させる。電気エネルギーの周波数(または周期)は、通常、50Hz(持続時間20ms)または60Hz(持続時間(duration)16+ms)であるが、電圧は、通常、120Vまたは220Vである。処理ロジック26では、周波数および電圧情報を使用し、可能なローカルテレビジョン放送/信号(したがって、テレビジョン装置18によって使用されるテレビジョン標準規格)の垂直周波数が50Hzであるのか60Hzであるのかを推論する。50Hz垂直周波数(または電力の周波数/周期)はPAL−N標準規格に対応しているが、60Hz垂直周波数(または電力の周波数/周期)は電力の電圧に応じてPAL−M標準規格またはNTSC標準規格のいずれかに対応する。電源電圧が60Hzで220VであればPAL−M標準規格であり、60Hzで120VであればNTSC標準規格である。
【0033】
一実施形態では、受け取る/供給される電気エネルギーの周波数が50Hzでかつ/または電圧が220Vであれば、処理ロジック26は制御線44を介してPAL−N標準規格を使用する制御信号を変調装置28に送る。受け取る/供給される電気エネルギーの周波数が60Hzで、電圧が220Vであれば、処理ロジック26は制御線44を介してPAL−M標準規格を使用する制御信号を変調装置28に送り、そうでなく120ボルトの電圧が検出された場合には、処理ロジック26は制御線44を介してNTSC標準規格を使用する制御信号を変調装置28に送る。特定の標準規格が決定された後、テレビジョン信号を再エンコードする初期構成が受信機14により確定される。
【0034】
処理回路26からの制御信号により特定のテレビジョン標準規格に対応して処理回路または経路が決定または選択され、テレビジョン信号は、変調装置28を通り、処理回路26から変調装置28が受信したテレビジョン信号を処理し、エンコードし、かつ/または変調する。制御信号は、受信機14の電源投入を行うごとに送ることも、初期設定後、メモリ内に記憶しておくこともできる。また、変調装置28は、初期設定後特定のテレビジョン標準規格状態またはモードに置き、定期的にチェックすることができる。さまざまな方式が可能である。
【0035】
(動作)
次に、図3に示されている一般に60で表される流れ図を参照しながら、本明細書で取り上げている原理に使用する方法を説明する。本発明の方法の命令は、処理回路/ロジック26に格納し、処理回路/ロジック26により実行される。流れ図60および本明細書で流れ図60と関連して説明している方法は、本明細書で取り上げて原理を実施する方法の実施例にすぎないことは理解されるであろう。
【0036】
ソフトウェアルーチン(つまり、命令(instruction))は、当業者に知られているどのような手段でも、またどのようなプログラミング言語でも実装することができる。手続き型、オブジェクト指向型、または人工知能手法などさまざまなプログラミング方法を採用することができる。
【0037】
流れ図60のステップは、1つまたは複数のソフトウェアルーチン、プロセス、サブルーチン、モジュールなどにより実装することができる。流れ図60は本発明の原理による方法の単なる広範な論理の流れを示しているだけであり、本発明の範囲を逸脱することなく流れ図60にステップを追加したり流れ図60からステップを削除したりできることは理解されるであろう。さらに、流れ図60のステップの実行順序も、本発明の範囲から逸脱することなく変更できる。ソフトウェアで流れ図60により記述されている方法を実装することをさらに検討すると、ステップの選択および順序の変更が示される。割り込み駆動、ポーリング、またはその他の方式によるイベント処理も考えられる。マルチプロセシングまたはマルチタスキング環境では、本質的にステップを同時実行することができる。
【0038】
受信機/デコーダ14は、電源投入後、最初に、上記のように動作電力の供給元である結合先の電源のパラメータ(たとえば、周波数および電圧)を決定する(ブロック62)。これは、通常、受信機/デコーダ14を初めて(たとえば、電気のコンセントに)差し込み、引き抜き、さらに差し込んだときに、あるいは停電などにより、受信機/デコーダ14への電力供給が途絶えその後電力が復旧したときに、実行される。ユーザ側でこのシーケンスをアクティブにすることも可能である。いずれにせよ、受信機/デコーダ14は動作電力のパラメータ周波数に対応する信号を発生する(ブロック64)。それ以降、受信機/デコーダ14は生成された信号を使用してテレビジョン標準規格を選択する(ブロック66)。受信機/デコーダ14は、その後、選択されたテレビジョン標準規格に従ってモードを動作させる。
【0039】
図3を参照して上で説明した方法は、以下のアルゴリズムにより実行できる。
【0040】
IF (50 Hz) && (220V)
system = PAL_N
ELSEIF (60 Hz) && (220V)
system = PAL_M
ELSE
system = NTSC
ENDIF
【0041】
しかし、このアルゴリズムは、複数の電圧が供給されるという普通でない場合にはまったく正常に機能しないことがある。
【0042】
場合によっては、南米のブラジルなどの国では、供給される電力の電圧は220Vと120Vがある。しかし、テレビジョン標準規格は、NTSCでなくPAL−Mである。したがって、120Vが検出され60Hz(50HzはPAL−Nに対応する)であれば、上記アルゴリズムによるNTSC標準規格のデフォルト設定が優先する。この場合、本発明の一実施形態では、使用するテレビジョン標準規格の自動決定(automatic determination)を手動で支援する(manually assist)テレビジョン標準規格を決定する補助的手法(supplemental manner)を備える。これは、オンスクリーンディスプレイ(OSD)を使用して行う。NTSCおよびPAL−Mは共通線およびフィールド周波数を共有し、色分けエンコーディングのみ異なるので、NTSCまたはPAL−Mを選択する初期設定メニューまたは選択項目のOSDを使用できる。
【0043】
図4には流れ図が示され、一般に70で表されるが、テレビジョン装置18の適切なテレビジョン標準規格を決定するための他の方法を説明している。この方法は図3を参照している前の方法と同様の方法でテレビジョン装置18により処理面で実行されることは理解されるであろう。
【0044】
受信機14は、電源投入後、最初に、上記のように動作電力の供給元である結合先の電源のパラメータ(たとえば、周波数および電圧)を決定する(ブロック72)。これは通常、メーカーに任されているため、最初に受信機14の電源を投入したときに実行される。
【0045】
受信機14は、電源が120V@60Hzかどうかをパラメータから決定する(ブロック74)。電源が120V@60Hzと決定されない場合、電源が220V@60Hzであるかどうかを決定されたパラメータから決定する(ブロック76)。そうであれば、受信機はPAL−M標準規格を使用する(ブロック78)。そうでなければ、受信機14は、電源が220V@50Hzかどうかを決定する(ブロック80)。そうであれば、受信機はPAL−N標準規格を使用する(ブロック82)。そうでなければ、受信機14は再び開始(再試行)するか、またはデフォルトでテレビジョン標準規格の1つを採用する。
【0046】
本発明の一態様によれば、ブロック74で、電源が120V@60Hzであると決定された場合、受信機のデフォルト設定をNTSC標準規格とするかまたはNTSC標準規格を使用する(ブロック86)。それ以降、受信機14はすでにテレビジョン標準規格に関して設定(configure)されているか否かを決定する(ブロック88)。そうであれば、停電、中断などを示し、受信機14はすでに選択/決定されているテレビジョン信号標準規格を使用するか、またはデフォルトで設定する(ブロック94)。
【0047】
しかし、受信機14がブロック88で決定された通りに構成されていない場合、オンスクリーンディスプレイ(OSD)メッセージが表示/生成され、ユーザは手動でデフォルト設定のNTSCテレビジョン信号標準規格をPAL−Mテレビジョン信号標準規格に切り替える(ブロック90)。ユーザが標準規格を変更しない場合、受信機はデフォルトのNTSC標準規格モードのままである(ブロック96)。ユーザが標準規格の変更を望んでいる場合、受信機はPAL−M標準規格に切り替わる(ブロック92)。
【0048】
そこでテレビジョン信号プロセッサは、交流電源の1つまたは複数のパラメータを使用して、テレビジョン信号標準規格の決定(determination of a television signal standard)を補助(aid)する。パラメータを使用して、テレビジョン信号プロセッサを特定のテレビジョン信号標準規格またはフォーマットに適したモードにする。
【0049】
本発明は好ましい設計および/または構成があるものとして説明してきたが、本発明はこの開示の趣旨と範囲の中でさらに修正を加えることができる。したがって、本出願は、一般原理を使用する本発明のバリエーション、用途、または改造を対象とすることを意図している。さらに、本出願は、本発明が関係する技術分野の知られているあるいは慣例の方法の範囲内に収まるような、付属の請求項の制限範囲内にある、本開示からの逸脱を対象とすることを意図する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明を使用できるシステム例のブロック図である。
【図2】
図1におけるシステムの受信機/デコーダを示すブロック図である。
【図3】
本発明の原理を実施する方法例の流れ図である。
【図4】
本発明の原理を実施する他の方法例の流れ図である。
(発明の分野)
本発明は、テレビジョン信号の受信機に関するものであり、より具体的には、特定のテレビジョン標準規格領域(television standard region)で使用するのに適しているテレビジョン標準規格(television standard)を選択する能力を持つテレビジョン信号受信機に関するものである。
【0002】
(発明の背景)
全世界でPAL、SECAM、およびNTSCなどのさまざまな種類のテレビジョン放送システムまたは標準規格が使用されている。これらの各種の標準規格は、さまざまな特徴および/または独自機能を備えており、それが相互の非互換性をもたらしている。各種標準規格に違いがあるため、テレビジョン信号を、受信したテレビジョン信号の標準規格と異なる標準規格に対応するテレビジョン受信機で受信かつ/または表示することはできない。しかし幸いなことに、特定の地方または地域では特定の標準規格が使用されている。そのため、テレビジョンは通常、特定の地方向けに製造され、したがって、その地方の特定のテレビジョン信号標準規格にのみ対応する処理回路を備えている。
【0003】
上記に関して、異なる標準規格のテレビジョン信号を受信し処理できるテレビジョンが開発されており、たとえば、「Dual Standard PAL/SECAM Receiver Circuitry」という表題の米国特許第4309719号、「Television Receiver Circuit Arrangement for Identifying the Standard」という表題の米国特許第4414563号、「Multi−System Television Receiver」という表題の米国特許第4688082号、および「Multiple Systems Adaptive Television Receiver」という表題の米国特許第5267024号を参照されたい。ただし、それぞれの場合に、従来技術では受信したテレビジョン信号のパラメータを使用して一方のテレビジョン信号標準規格から他方のテレビジョン信号標準規格への処理を選択し、切り替える。
【0004】
各種テレビジョン標準規格の違いの1つは、水平走査線(horizontal scan line)の本数である。水平走査線の本数は標準規格ごとに異なるため、通常は、出力されるテレビジョン信号の信号標準規格とテレビジョンの信号標準規格処理モードとの食い違いにより読み取り可能な表示をテレビジョン上に行えないことからオンスクリーンディスプレイ(OSD:on−screen display)またはメニュー構造(menu structure)で適切なテレビジョン標準規格を選択することはできない。
【0005】
衛星から発せられるテレビジョン信号に関して、衛星テレビジョン信号は通常、デジタル(つまり、デジタル変調アナログ信号)であり、したがって特定のテレビジョン信号標準規格に関してエンコードされていない。
【0006】
上記に関して、特定の場所で使用するテレビジョン標準規格を自動的に決定することができるテレビジョン信号受信機があることが望ましい。
【0007】
(発明の概要)
本発明は、テレビジョン信号を受信して処理し、ローカルテレビジョン標準規格に対応する複数のテレビジョン信号標準規格またはフォーマットのうちの1つでテレビジョン信号を出力するように動作可能なテレビジョン信号受信機に関するものである。テレビジョン信号受信機はテレビジョン信号受信機に供給される(結合(couple)された)電力のパラメータを使用して、受信したテレビジョン信号を処理/変調するためにどのテレビジョン信号標準規格を使用しているかを決定する作業を支援(aid)する。
【0008】
一実施形態では、テレビジョン信号受信機は衛星放送テレビジョン信号を受信し、ローカル基本設定(ローカルプリファランス:local preference)に応じてそのテレビジョン信号をNTSCまたはPALに変換するように動作可能な衛星放送受信機である。衛星放送送受信機の電源の周波数/周期または電圧特性(パラメータ)を確認して使用し、テレビジョン信号を処理/変調して出力するために使用するテレビジョン標準規格に関して決定(determination)を行う。
【0009】
特定の場所で使用している電力または電源の複数の周波数/周期がある場合、標準規格の補足的デターミネータ(supplemental determinator)を電力パラメータと共に使用することができる。この補足的デターミネータは、電力線(電力)パラメータ(power−line (electricity) parameter)から正確な標準規格を決定できない場合に類似の標準規格から選択できるオンスクリーンディスプレイ(OSD)であってよい。
【0010】
このOSDは、電力(electricity)の特定の特性を最初に決定するときに表示される。これは通常、異なる電圧および/または周波数が使用できる、あるいは使用されている地域(area)で実行される。これが実行されると、使用されるテレビジョン標準規格は、使用されていないテレビジョン標準規格(たとえば、NTSCおよびPAL−M)に類似する。したがって、OSDは表示可能である。
【0011】
本発明は、他の実施形態では、テレビジョン信号処理装置である。テレビジョン信号処理装置には、複数のビデオ信号処理経路(video signal processing path)または回路が備えられており、それぞれ複数のテレビジョン信号標準規格のうちの各1つに応じてテレビジョン信号処理を行う。テレビジョン信号処理装置の動作用電源(source of electrical operating power)のパラメータ(たとえば、周波数または電圧特性)を決定する手段が実現される。テレビジョン信号処理装置の動作用電源のパラメータを表す制御信号を発生(generate)する手段も実現される。テレビジョン信号処理装置はさらに、複数のビデオ信号処理経路のうちの1つを選択し、入力テレビジョン信号の処理を行うための制御信号に応答する手段を備える。
【0012】
本発明は、さらに他の実施形態では、テレビジョン信号を受信するように構成されている処理回路と、上記の処理装置と通信して複数のテレビジョン標準規格のうちの各1つに従って受信したテレビジョン信号のテレビジョン信号処理を行うように構成されている変調装置と、AC電源(source of AC electricity)と通信して供給されるAC電力(AC electricity)のパラメータを示す第1の信号を処理回路に送るように構成されている電気パラメータ決定回路(electricity parameter determination circuitry)と、を備えるテレビジョン信号処理装置である。上記処理回路は、制御信号を変調装置に送り、第1の信号に応じて複数のテレビジョン標準規格のうちの特定の1つを選択するように構成されている。
【0013】
本発明は、さらに他の実施形態では、テレビジョン信号処理装置へのテレビジョン信号入力を処理する方法である。この方法は、a)テレビジョン信号処理装置の動作用交流電源(supply on AC operating power)のパラメータを決定するステップと、b)テレビジョン信号処理装置の動作用交流電源のパラメータに対応する制御信号を発生させるステップと、c)複数のテレビジョン信号標準規格の内の各1つに応じてテレビジョン信号処理を行う複数のビデオ信号処理経路のそれぞれと共に制御信号に応答して入力テレビジョン信号を処理するため複数のビデオ信号処理経路のうちから1つを選択するステップとを含む。
【0014】
本発明に関する記述は、添付の図面と共に参照すべきである。
【0015】
対応する参照文字は、複数の図面全体を通して対応する部分を示している。
【0016】
(発明の詳細な説明)
図1には、本発明を使用できる、一般的に10と記されているシステムが示されている。最初に、システム10およびその各種コンポーネントは本発明を使用できる環境/アプリケーション(environment/application)の実施例にすぎないことを理解していただきたい。したがって、特に本明細書の図に示され説明されているコンポーネントまたはシステム以外のものも本発明の原理を使用できることは理解されるであろう。
【0017】
システム10は、発信源からのテレビジョン信号または送信(これ以降「テレビジョン信号」と総称する)を受信し処理するように手直しされた受信機/デコーダ14(これ以降「受信機」と総称する)を備える。テレビジョン信号は、アンテナ、パラボラアンテナなど12によって受信し、通信回線またはケーブル16を介して受信機14に転送される。テレビジョン信号はデジタル信号および/またはアナログ信号であり、アンテナ12はデジタルおよび/またはアナログテレビジョン信号のいずれか一方または両方を受信するタイプのものである。アンテナまたはパラボラアンテナ以外のデバイスも受信機14へテレビジョン信号を送ったり受信したりすることができることは理解されるであろう。したがってアンテナ12は、テレビジョン信号を受信または送ることができるデバイスを表す。アンテナ12はさらに、ケーブルテレビジョン(CATV)などのテレビジョン信号源も表す。
【0018】
受信機14は、後述のようにテレビジョン信号を受信して処理し、通信回線またはケーブル20を介してテレビジョン装置18に転送する。テレビジョン装置18は、ディスプレイ22を内蔵する場合もしない場合もあるが、通常は、テレビジョン信号を処理する適切な処理回路および/または論理回路24を備える。テレビジョン装置18は、内蔵ディスプレイ22上に処理されたテレビジョン信号を表示したり、処理されたテレビジョン信号を別のディスプレイ(または他の種類のコンポーネント)に送り、当業で知られているような他のテレビジョン機能を動作させる。
【0019】
テレビジョン装置18は、あらゆる種類のテレビジョン、テレビジョン装置、および/またはテレビジョン信号を受信し、処理し、出力し、かつ/または利用することができる他の種類のコンポーネントまたはデバイス(「テレビジョン装置」と総称する)を表す。そのうえ、テレビジョン装置18は通常、NTSC、SECAM、およびPAL(PAL−M、PAL−N、およびその他のPAL標準規格を含み、「PAL」と総称する)などの特定のテレビジョン信号標準規格に基づいて符号化されたテレビジョン信号のみを使用できることは理解されるであろう。したがって、受信機14からのテレビジョン信号は、テレビジョン装置18のテレビジョン信号標準規格処理機能に対応するテレビジョン信号標準規格の信号でなければならない。テレビジョン装置18は、受信機14を組み込むことができる。したがって、受信機14、テレビジョン装置18、およびディスプレイ18のさまざまな構成が考えられることは理解されるであろう。
【0020】
特定の地域におけるテレビジョン装置では通常、同じテレビジョン信号標準規格を使用する。したがって、通常の地上波テレビジョン信号送信および/またはケーブルテレビジョン(CATV)テレビジョン信号送信では、テレビジョン標準規格が知られており、テレビジョン信号はそれに応じて符号化される。地上波および/またはCATVテレビジョン信号とは対照的に、直接放送衛星(DBS:Direct Broadcast Satelite)システムなどの衛星から送信されたテレビジョン信号は、特定のテレビジョン標準規格に合わせて符号化されない。これは、衛星が広範な地域にわたってテレビジョン信号(複数のチャネルを含む)を放送する役割を持つからである。この広範な地域は、テレビジョン標準規格が地域ごとに異なる場合のあるさまざまな地域を包含する。
【0021】
たとえば、特定の衛星が中南米全体にテレビジョン信号を送信する役割を負っている可能性がある。これらの地域のテレビジョン装置は通常、NTSCまたはPAL標準規格のいずれかを使用している。衛星では特定のテレビジョン標準規格に合わせてテレビジョン信号を符号化しないため、受信機14(衛星放送受信機)側でテレビジョン装置18に合わせてテレビジョン信号を変換または符号化しなければならない。本発明の一態様により、受信機14は各種テレビジョン標準規格(たとえば、NTSC、PAL、SECAMなど)のうちの特定の1つに応じて受信したテレビジョン信号を符号化する機能を備える。これにより、テレビジョン標準規格に関係なくどのような地域でも使用できる単一の受信機を製造することができる。
【0022】
テレビジョン標準規格からテレビジョン信号への符号化と、衛星からテレビジョン信号を地上へ送信するために使用される符号化(つまり、変調)標準規格とは異なることは理解されるであろう。したがって、受信機14は地方または地域に関係なく衛星放送信号を受信およびデコード(つまり、復調)する動作が可能である。
【0023】
図2には、受信機/デコーダ14のブロック図が示されている。受信機14は、テレビジョン信号チューナ、デコーダ/復調装置(decoder/demodulator)、および適切な制御および処理ロジックおよび/または回路26(これ以降「処理ロジック(processing logic)」と総称する)を備え、入力線16からテレビジョン信号(DBSテレビジョン信号など)を受信し、同調し、処理する。テレビジョン信号は通常、オーディオおよびビデオ情報の複数のチャネルを備える。処理されたテレビジョン信号は、バスまたは線50でテレビジョン復調装置28に転送されるオーディオおよびビデオ情報を含む。
【0024】
テレビジョン信号変調装置(modulator)28は、複数のテレビジョン標準規格のうちの1つに従って処理ロジック26テレビジョン信号を変調し、テレビジョン標準規格変調テレビジョン信号/チャネルを出力線20に出す適切な回路、ロジック、および/または経路を備える。変調装置28によって使用される特定のテレビジョン標準規格は、制御線(control line)44を介して処理ロジック26により変調装置28に送られる制御信号を通じて選択される。処理ロジック26では、後述のように特定のテレビジョン標準規格を選択し、制御線44を介して適切な制御信号を変調装置28に送る。
【0025】
特定のテレビジョン標準規格を選択する方法はいくつかある。そのうち1つがテレビジョン標準規格の自動決定(automatic determination of the television standard)である。もう1つはテレビジョン標準規格の半自動決定(semi−automatic determination)である。さらに、これらのテレビジョン標準規格決定方法は、テレビジョン信号処理デバイスに供給される電力のパラメータ(parameter of the electricity)を決定することにより行われる。
【0026】
受信機14は、動作に電力(electrical power(electricity))を必要とし、したがって、電線またはコード36で電源/エネルギー/電力の発生源または供給源と通信している。電力は通常、特定の周波数、振幅、およびアンペア数の交流である。この交流電力(AC electicity)は、さらに、当業者に知られている他の特性も持つ。電力線(power line)30は、受け取った電気エネルギーを受信機14のさまざまなコンポーネントで使用できるように適切なレベルまたは値(つまり、適当な電圧および/またはアンペア数)に合わせて調整するか、または変換する内部電源32に結合されている。内部電源32はライン40を介して処理ロジック26と通信する。
【0027】
本発明の一態様によれば、ここでは電力線36からタップされているまたは電力線36に結合されている補助線(auxiliary line)38を介して、受信機14は電源30に結合されている電源分析回路/ロジック(power source analysis circuitry/logic)34を備える。電源分析回路34は、外部電源30のさまざまなパラメータを取得し、計算し、かつ/または測定するように動作可能であるか、または手直しされている。一パラメータは、受け取る交流電力の周波数/周期である。他のパラメータは、受け取る交流電力の電圧/振幅である。周波数/周期および/または電圧/振幅以外のパラメータも使用できる。
【0028】
外部電源(external power source)30から受け取る交流電力の周波数または周期の測定または計算には、光遮断装置または電源分析回路34による電気的遮蔽を行うその他の手段を使用することができる。オプトアイソレータ(optoisolator)(または他の手段)は、周波数/周期を計算するために受け取る交流電力のパルス間隔測定結果を得る動作をすることが可能である。このオプトアイソレータはさらに、受け取る交流電力の電圧または振幅を測定または計算するような動作が可能でもある。このオプトアイソレータまたは他の手段は、受け取る交流電力の電圧/振幅を計算するパルス幅測定結果を得る動作をすることが可能である。
【0029】
上記オプトアイソレータのしきい値レベルを適切に設定することにより、各種パラメータの測定および/または計算を正確に行うことができる。たとえば、オプトアイソレータのしきい値レベルを150VDC、120VRMS=170Vpp@60Hzに設定すると、16.7ms間隔で持続時間2.5msのパルスが発生する。240VRMS=340Vpp@50Hzだと、20ms間隔で7msのパルスが発生する。したがって、上記オプトアイソレータのしきい値を適切に設定することにより、パルス長およびパルス間隔の情報から、受け取る交流電力の電圧および周波数がわかる。
【0030】
電源解析器回路34では、周波数/周期および電圧/振幅のいずれかまたは両方、および他のパラメータを測定または計算することができる。電源解析回路34はさらに、波形整形回路(wave−shaping circuitry)およびその他の測定/処理回路を適宜備え、ライン42を介して外部電源30から受け取る電気エネルギーの周波数および/または電圧(またはその他のパラメータ)に関する信号を処理回路26に送ることができる。
【0031】
これらおよびその他のパラメータ、情報、データなどをライン42を介して電源分析回路34から処理回路26に渡すことができる。
【0032】
一実施形態では、電源分析回路34が、受け取る電気エネルギーおよび/またはその電圧の周波数または周期を使用し決定するために処理ロジック26用の絶縁されたデジタル電気エネルギー(たとえば、サンプル)を発生させる。電気エネルギーの周波数(または周期)は、通常、50Hz(持続時間20ms)または60Hz(持続時間(duration)16+ms)であるが、電圧は、通常、120Vまたは220Vである。処理ロジック26では、周波数および電圧情報を使用し、可能なローカルテレビジョン放送/信号(したがって、テレビジョン装置18によって使用されるテレビジョン標準規格)の垂直周波数が50Hzであるのか60Hzであるのかを推論する。50Hz垂直周波数(または電力の周波数/周期)はPAL−N標準規格に対応しているが、60Hz垂直周波数(または電力の周波数/周期)は電力の電圧に応じてPAL−M標準規格またはNTSC標準規格のいずれかに対応する。電源電圧が60Hzで220VであればPAL−M標準規格であり、60Hzで120VであればNTSC標準規格である。
【0033】
一実施形態では、受け取る/供給される電気エネルギーの周波数が50Hzでかつ/または電圧が220Vであれば、処理ロジック26は制御線44を介してPAL−N標準規格を使用する制御信号を変調装置28に送る。受け取る/供給される電気エネルギーの周波数が60Hzで、電圧が220Vであれば、処理ロジック26は制御線44を介してPAL−M標準規格を使用する制御信号を変調装置28に送り、そうでなく120ボルトの電圧が検出された場合には、処理ロジック26は制御線44を介してNTSC標準規格を使用する制御信号を変調装置28に送る。特定の標準規格が決定された後、テレビジョン信号を再エンコードする初期構成が受信機14により確定される。
【0034】
処理回路26からの制御信号により特定のテレビジョン標準規格に対応して処理回路または経路が決定または選択され、テレビジョン信号は、変調装置28を通り、処理回路26から変調装置28が受信したテレビジョン信号を処理し、エンコードし、かつ/または変調する。制御信号は、受信機14の電源投入を行うごとに送ることも、初期設定後、メモリ内に記憶しておくこともできる。また、変調装置28は、初期設定後特定のテレビジョン標準規格状態またはモードに置き、定期的にチェックすることができる。さまざまな方式が可能である。
【0035】
(動作)
次に、図3に示されている一般に60で表される流れ図を参照しながら、本明細書で取り上げている原理に使用する方法を説明する。本発明の方法の命令は、処理回路/ロジック26に格納し、処理回路/ロジック26により実行される。流れ図60および本明細書で流れ図60と関連して説明している方法は、本明細書で取り上げて原理を実施する方法の実施例にすぎないことは理解されるであろう。
【0036】
ソフトウェアルーチン(つまり、命令(instruction))は、当業者に知られているどのような手段でも、またどのようなプログラミング言語でも実装することができる。手続き型、オブジェクト指向型、または人工知能手法などさまざまなプログラミング方法を採用することができる。
【0037】
流れ図60のステップは、1つまたは複数のソフトウェアルーチン、プロセス、サブルーチン、モジュールなどにより実装することができる。流れ図60は本発明の原理による方法の単なる広範な論理の流れを示しているだけであり、本発明の範囲を逸脱することなく流れ図60にステップを追加したり流れ図60からステップを削除したりできることは理解されるであろう。さらに、流れ図60のステップの実行順序も、本発明の範囲から逸脱することなく変更できる。ソフトウェアで流れ図60により記述されている方法を実装することをさらに検討すると、ステップの選択および順序の変更が示される。割り込み駆動、ポーリング、またはその他の方式によるイベント処理も考えられる。マルチプロセシングまたはマルチタスキング環境では、本質的にステップを同時実行することができる。
【0038】
受信機/デコーダ14は、電源投入後、最初に、上記のように動作電力の供給元である結合先の電源のパラメータ(たとえば、周波数および電圧)を決定する(ブロック62)。これは、通常、受信機/デコーダ14を初めて(たとえば、電気のコンセントに)差し込み、引き抜き、さらに差し込んだときに、あるいは停電などにより、受信機/デコーダ14への電力供給が途絶えその後電力が復旧したときに、実行される。ユーザ側でこのシーケンスをアクティブにすることも可能である。いずれにせよ、受信機/デコーダ14は動作電力のパラメータ周波数に対応する信号を発生する(ブロック64)。それ以降、受信機/デコーダ14は生成された信号を使用してテレビジョン標準規格を選択する(ブロック66)。受信機/デコーダ14は、その後、選択されたテレビジョン標準規格に従ってモードを動作させる。
【0039】
図3を参照して上で説明した方法は、以下のアルゴリズムにより実行できる。
【0040】
IF (50 Hz) && (220V)
system = PAL_N
ELSEIF (60 Hz) && (220V)
system = PAL_M
ELSE
system = NTSC
ENDIF
【0041】
しかし、このアルゴリズムは、複数の電圧が供給されるという普通でない場合にはまったく正常に機能しないことがある。
【0042】
場合によっては、南米のブラジルなどの国では、供給される電力の電圧は220Vと120Vがある。しかし、テレビジョン標準規格は、NTSCでなくPAL−Mである。したがって、120Vが検出され60Hz(50HzはPAL−Nに対応する)であれば、上記アルゴリズムによるNTSC標準規格のデフォルト設定が優先する。この場合、本発明の一実施形態では、使用するテレビジョン標準規格の自動決定(automatic determination)を手動で支援する(manually assist)テレビジョン標準規格を決定する補助的手法(supplemental manner)を備える。これは、オンスクリーンディスプレイ(OSD)を使用して行う。NTSCおよびPAL−Mは共通線およびフィールド周波数を共有し、色分けエンコーディングのみ異なるので、NTSCまたはPAL−Mを選択する初期設定メニューまたは選択項目のOSDを使用できる。
【0043】
図4には流れ図が示され、一般に70で表されるが、テレビジョン装置18の適切なテレビジョン標準規格を決定するための他の方法を説明している。この方法は図3を参照している前の方法と同様の方法でテレビジョン装置18により処理面で実行されることは理解されるであろう。
【0044】
受信機14は、電源投入後、最初に、上記のように動作電力の供給元である結合先の電源のパラメータ(たとえば、周波数および電圧)を決定する(ブロック72)。これは通常、メーカーに任されているため、最初に受信機14の電源を投入したときに実行される。
【0045】
受信機14は、電源が120V@60Hzかどうかをパラメータから決定する(ブロック74)。電源が120V@60Hzと決定されない場合、電源が220V@60Hzであるかどうかを決定されたパラメータから決定する(ブロック76)。そうであれば、受信機はPAL−M標準規格を使用する(ブロック78)。そうでなければ、受信機14は、電源が220V@50Hzかどうかを決定する(ブロック80)。そうであれば、受信機はPAL−N標準規格を使用する(ブロック82)。そうでなければ、受信機14は再び開始(再試行)するか、またはデフォルトでテレビジョン標準規格の1つを採用する。
【0046】
本発明の一態様によれば、ブロック74で、電源が120V@60Hzであると決定された場合、受信機のデフォルト設定をNTSC標準規格とするかまたはNTSC標準規格を使用する(ブロック86)。それ以降、受信機14はすでにテレビジョン標準規格に関して設定(configure)されているか否かを決定する(ブロック88)。そうであれば、停電、中断などを示し、受信機14はすでに選択/決定されているテレビジョン信号標準規格を使用するか、またはデフォルトで設定する(ブロック94)。
【0047】
しかし、受信機14がブロック88で決定された通りに構成されていない場合、オンスクリーンディスプレイ(OSD)メッセージが表示/生成され、ユーザは手動でデフォルト設定のNTSCテレビジョン信号標準規格をPAL−Mテレビジョン信号標準規格に切り替える(ブロック90)。ユーザが標準規格を変更しない場合、受信機はデフォルトのNTSC標準規格モードのままである(ブロック96)。ユーザが標準規格の変更を望んでいる場合、受信機はPAL−M標準規格に切り替わる(ブロック92)。
【0048】
そこでテレビジョン信号プロセッサは、交流電源の1つまたは複数のパラメータを使用して、テレビジョン信号標準規格の決定(determination of a television signal standard)を補助(aid)する。パラメータを使用して、テレビジョン信号プロセッサを特定のテレビジョン信号標準規格またはフォーマットに適したモードにする。
【0049】
本発明は好ましい設計および/または構成があるものとして説明してきたが、本発明はこの開示の趣旨と範囲の中でさらに修正を加えることができる。したがって、本出願は、一般原理を使用する本発明のバリエーション、用途、または改造を対象とすることを意図している。さらに、本出願は、本発明が関係する技術分野の知られているあるいは慣例の方法の範囲内に収まるような、付属の請求項の制限範囲内にある、本開示からの逸脱を対象とすることを意図する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明を使用できるシステム例のブロック図である。
【図2】
図1におけるシステムの受信機/デコーダを示すブロック図である。
【図3】
本発明の原理を実施する方法例の流れ図である。
【図4】
本発明の原理を実施する他の方法例の流れ図である。
Claims (26)
- テレビジョン信号処理装置であって、
それぞれ複数のテレビジョン信号標準規格のうちの各1つに従ってテレビジョン信号処理を行う複数のビデオ信号処理経路と、
前記テレビジョン信号処理装置の電源のパラメータを決定する手段と、
前記テレビジョン信号処理装置の前記電源の前記パラメータを表す制御信号を発生させる手段と、
前記複数のビデオ信号処理経路のうちの1つを選択して入力テレビジョン信号を処理するために前記制御信号に応答する手段とを備えることを特徴とするテレビジョン信号処理装置。 - 前記複数のテレビジョン信号標準規格はNTSCとPAL標準規格を含むことを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン信号処理装置。
- 前記テレビジョン信号処理装置の電源のパラメータを決定する前記手段は、前記テレビジョン信号処理装置の前記電源の周波数または電圧の1つを決定する手段を含むことを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン信号処理装置。
- 前記テレビジョン信号処理装置の電源の周波数または電圧の1つを決定する前記手段は周波数を決定し、電気的遮断装置を含むことを特徴とする請求項2に記載のテレビジョン信号処理装置。
- 前記電気的遮断装置は光遮断装置を含むことを特徴とする請求項4に記載のテレビジョン信号処理装置。
- テレビジョン信号処理装置に供給する電力のパルス間隔測定を行うように前記光遮断装置のしきい値を選択することを特徴とする請求項5に記載のテレビジョン信号処理装置。
- 入力されたテレビジョン信号を処理するために前記複数のビデオ信号処理経路の1つを選択するために前記制御信号に応答する前記手段は変調装置を含むことを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン信号処理装置。
- 前記テレビジョン信号処理装置の電源の周波数または電圧の1つを決定する前記手段は電圧を決定し、前記テレビジョン信号処理装置の電源のパルス幅間隔測定を決定する手段を含むことを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン信号処理装置。
- テレビジョン信号処理装置であって、
テレビジョン信号を受信するように構成された処理回路と、
前記処理回路と交信し、複数のテレビジョン信号標準規格のうちの各1つに従って受信テレビジョン信号のテレビジョン信号を変調するように構成された変調装置と、
前記テレビジョン信号処理装置の交流電源と交信し、前記交流電源のパラメータを示す第1の信号を前記処理回路に送るように構成された電気パラメータ決定回路とを備え、
前記処理回路は、前記第1の信号に従って前記複数のテレビジョン信号標準規格のうちの特定の1つを選択するため制御信号を前記変調装置に送るように構成されていることを特徴とするテレビジョン信号処理装置。 - 前記処理回路はDBS衛星からテレビジョン信号を受信するように構成されていることを特徴とする請求項9に記載のテレビジョン信号処理装置。
- 前記複数のテレビジョン信号標準規格はNTSCとPAL標準規格を含むことを特徴とする請求項9に記載のテレビジョン信号処理装置。
- 前記電気パラメータ決定回路は電気的遮断装置を含むことを特徴とする請求項9に記載のテレビジョン信号処理装置。
- 前記電気的遮断装置は光遮断装置を含むことを特徴とする請求項12に記載のテレビジョン信号処理装置。
- 前記光遮断装置のしきい値は、振幅に関するパルス幅測定および周波数/周期に関するパルス間隔測定を行うように設定されていることを特徴とする請求項13に記載のテレビジョン信号処理装置。
- 前記第1の信号は前記交流電源に関する周波数データを含み、前記処理回路は周波数データを受信し処理した後で前記制御信号を発生させることを特徴とする請求項9に記載のテレビジョン信号処理装置。
- テレビジョン信号処理装置に入力されたテレビジョン信号を処理する方法であって、
前記テレビジョン信号処理装置の交流動作電源のパラメータを決定するステップと、
前記テレビジョン信号処理装置の前記交流動作電源の前記パラメータに対応する制御信号を発生させるステップと、
前記制御信号に応答して入力テレビジョン信号を処理する複数のビデオ信号処理経路のうちの1つを選択し、前記複数のビデオ信号処理経路のそれぞれが複数のテレビジョン信号標準規格のうちの各1つに従ってテレビジョン信号処理を行うステップとを含むことを特徴とする方法。 - 交流電源のパラメータを決定する前記ステップは、前記交流電源の周波数および電圧のうちの少なくとも1つを決定するステップを含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。
- 前記テレビジョン信号処理装置の前記交流動作電源の周波数および電圧のうち少なくとも1つを決定するステップは、光遮断装置を利用するステップを含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
- 前記制御信号に応答して前記入力テレビジョン信号を処理する複数のビデオ信号処理経路のうちの1つを選択し、前記複数のビデオ信号処理経路のそれぞれが複数のテレビジョン信号標準規格のうちの各1つに従ってテレビジョン信号処理を行うステップは、PALおよびNTSC標準規格を含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。
- さらに、
前記複数のテレビジョン信号標準規格のうちの選択された1つにより変調されたテレビジョン信号を出力するステップを含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。 - 前記入力テレビジョン信号はDBSテレビジョン信号であることを特徴とする請求項16に記載の方法。
- テレビジョン信号処理装置であって、
テレビジョン信号を受信するように構成された処理ロジックと、
前記処理ロジックと交信し、複数のテレビジョン信号標準規格のうちの各1つに従って受信テレビジョン信号のテレビジョン信号を変調する動作が可能な変調装置と、
前記テレビジョン信号処理装置の交流電源と交信し、前記交流電源のパラメータを示す第1の信号を前記変調装置に送る動作が可能な電力パラメータ決定ロジックとを備え、
前記変調装置は、前記受信テレビジョン信号の変調を行うため前記複数のテレビジョン信号標準規格のうちの1つを選択する前記第1の信号に応答することを特徴とするテレビジョン信号処理装置。 - 前記複数のテレビジョン信号標準規格はNTSC、PAL−M、およびPAL−Nを含み、前記交流電源の前記パラメータは電圧および周波数を含むことを特徴とする請求項22に記載のテレビジョン信号装置。
- さらに前記処理ロジックと交信し、前記交流電源のパラメータが60Hzで120Vを示す場合にOSDメッセージを生成する動作が可能なOSDジェネレータを備えることを特徴とする請求項23に記載のテレビジョン信号装置。
- テレビジョン信号処理装置によりテレビジョン信号を処理する方法であって、
前記テレビジョン信号処理装置の交流電源の電圧および周波数を決定するステップと、
前記交流電源の前記決定された電圧および周波数に対応する制御信号を発生させるステップと、
前記制御信号に応答して前記テレビジョン信号を処理するためNTSC、PAL−M、およびPAL−Nテレビジョン信号標準規格のうちの1つを選択するステップとを含むことを特徴とする方法。 - さらに、
前記交流電源の前記決定された電圧および周波数がそれぞれ120Vおよび60HzのときにOSDメッセージを生成するステップを含むことを特徴とする請求項25に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/713,171 US6670997B1 (en) | 2000-11-15 | 2000-11-15 | Autodetermination of appropriate television signal standard in a television signal receiver |
PCT/US2001/047189 WO2002041626A2 (en) | 2000-11-15 | 2001-11-06 | Autodetermination of appropriate television signal standard in a television signal receiver |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004514347A true JP2004514347A (ja) | 2004-05-13 |
Family
ID=24865066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002543224A Pending JP2004514347A (ja) | 2000-11-15 | 2001-11-06 | テレビジョン信号受信機における適切なテレビジョン信号標準規格の自動決定 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6670997B1 (ja) |
EP (1) | EP1334612B1 (ja) |
JP (1) | JP2004514347A (ja) |
KR (1) | KR100853159B1 (ja) |
CN (2) | CN101902593B (ja) |
AU (1) | AU2002226012A1 (ja) |
BR (1) | BRPI0115327B1 (ja) |
MX (1) | MXPA03004266A (ja) |
WO (1) | WO2002041626A2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008032369A1 (fr) * | 2006-09-12 | 2008-03-20 | Panasonic Corporation | Dispositif terminal mobile |
Families Citing this family (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002165150A (ja) * | 2000-11-28 | 2002-06-07 | Mitsubishi Electric Corp | 受信装置 |
JP2005260605A (ja) * | 2004-03-11 | 2005-09-22 | Fujitsu Ten Ltd | デジタル放送受信装置 |
US7895378B2 (en) | 2004-04-27 | 2011-02-22 | Apple Inc. | Method and system for allowing a media player to transfer digital audio to an accessory |
US7441062B2 (en) | 2004-04-27 | 2008-10-21 | Apple Inc. | Connector interface system for enabling data communication with a multi-communication device |
US8117651B2 (en) | 2004-04-27 | 2012-02-14 | Apple Inc. | Method and system for authenticating an accessory |
US7529870B1 (en) | 2004-04-27 | 2009-05-05 | Apple Inc. | Communication between an accessory and a media player with multiple lingoes |
US7673083B2 (en) * | 2004-04-27 | 2010-03-02 | Apple Inc. | Method and system for controlling video selection and playback in a portable media player |
US7526588B1 (en) | 2004-04-27 | 2009-04-28 | Apple Inc. | Communication between an accessory and a media player using a protocol with multiple lingoes |
US7441058B1 (en) | 2006-09-11 | 2008-10-21 | Apple Inc. | Method and system for controlling an accessory having a tuner |
US7529872B1 (en) | 2004-04-27 | 2009-05-05 | Apple Inc. | Communication between an accessory and a media player using a protocol with multiple lingoes |
US20060007359A1 (en) * | 2004-07-06 | 2006-01-12 | Phanthavong Douangphachanh | Method and system for switching between video modes in consumer electronics |
KR100676326B1 (ko) * | 2004-11-22 | 2007-01-30 | 삼성전자주식회사 | Tv수신기능을 갖는 디스플레이장치 및 그 제어방법 |
US20060109381A1 (en) * | 2004-11-22 | 2006-05-25 | Hong-Jae Kim | Display apparatus with function of receiving broadcast signal and control method thereof |
US7823214B2 (en) | 2005-01-07 | 2010-10-26 | Apple Inc. | Accessory authentication for electronic devices |
WO2006105691A1 (en) * | 2005-04-08 | 2006-10-12 | Mediatek (Shenzhen) Inc. | Automatic tv standard determination method and apparatus thereof |
CN100379280C (zh) * | 2005-11-29 | 2008-04-02 | 天津三星电子显示器有限公司 | 模拟电视信号接收机对接收信号制式自动识别的方法 |
US8006019B2 (en) * | 2006-05-22 | 2011-08-23 | Apple, Inc. | Method and system for transferring stored data between a media player and an accessory |
US7415563B1 (en) | 2006-06-27 | 2008-08-19 | Apple Inc. | Method and system for allowing a media player to determine if it supports the capabilities of an accessory |
JP2008028943A (ja) * | 2006-07-25 | 2008-02-07 | Sony Corp | テレビジョン信号受信装置及び受信方法 |
US7558894B1 (en) | 2006-09-11 | 2009-07-07 | Apple Inc. | Method and system for controlling power provided to an accessory |
US8238811B2 (en) | 2008-09-08 | 2012-08-07 | Apple Inc. | Cross-transport authentication |
US8208853B2 (en) | 2008-09-08 | 2012-06-26 | Apple Inc. | Accessory device authentication |
KR20110049581A (ko) * | 2009-11-05 | 2011-05-12 | 삼성전자주식회사 | 디지털 방송 채널 관리 방법 및 장치 |
TWI436643B (zh) * | 2011-02-25 | 2014-05-01 | Tatung Co | 電視主機板及原始碼燒錄方法 |
US8994880B2 (en) * | 2011-03-25 | 2015-03-31 | Sony Corporation | System and methods for automatic power saving via device location identification |
US9866895B2 (en) * | 2012-12-20 | 2018-01-09 | Echostar Technologies Llc | Personalized standby and transition screens |
JP2014216785A (ja) * | 2013-04-24 | 2014-11-17 | 株式会社東芝 | 電子機器、表示方法及びプログラム |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5510983Y2 (ja) | 1974-12-11 | 1980-03-10 | ||
US4047204A (en) * | 1974-12-20 | 1977-09-06 | American Optical Corporation | Variable interlace display |
ATE5457T1 (de) | 1979-01-09 | 1983-12-15 | Rca Corporation | Vorrichtung zur verzoegerungsregelung des leuchtdichtesignals in einem pal/secamfernsehempf[nger. |
DE3137447C2 (de) | 1980-11-19 | 1987-02-19 | Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg | Farbfernsehempfänger-Schaltungsanordnung zur Identifikation der Norm |
US4688082A (en) | 1984-05-23 | 1987-08-18 | Sharp Kabushiki Kaisha | Multi-system television receiver |
US4763193A (en) * | 1987-01-08 | 1988-08-09 | Rca Licensing Corporation | Automatic determination of time base in electronic time-keeping apparatus |
DE69124456T2 (de) | 1990-09-26 | 1997-05-22 | Toshiba Kawasaki Kk | Adaptiver Mehrfahrsystemfernsehempfänger |
US5398071A (en) * | 1993-11-02 | 1995-03-14 | Texas Instruments Incorporated | Film-to-video format detection for digital television |
US5557337A (en) | 1994-02-18 | 1996-09-17 | Hitachi America, Ltd. | Automatic television signal detector to differentiate NTSC signals from HDJV/AJV signals |
KR100200647B1 (ko) * | 1997-01-17 | 1999-06-15 | 윤종용 | 멀티 수신 복조장치 |
-
2000
- 2000-11-15 US US09/713,171 patent/US6670997B1/en not_active Expired - Lifetime
-
2001
- 2001-11-06 CN CN2010102606446A patent/CN101902593B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2001-11-06 CN CNA018220223A patent/CN1606869A/zh active Pending
- 2001-11-06 AU AU2002226012A patent/AU2002226012A1/en not_active Abandoned
- 2001-11-06 BR BRPI0115327-7A patent/BRPI0115327B1/pt not_active IP Right Cessation
- 2001-11-06 EP EP01995432A patent/EP1334612B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-11-06 MX MXPA03004266A patent/MXPA03004266A/es active IP Right Grant
- 2001-11-06 JP JP2002543224A patent/JP2004514347A/ja active Pending
- 2001-11-06 KR KR1020037006544A patent/KR100853159B1/ko active IP Right Grant
- 2001-11-06 WO PCT/US2001/047189 patent/WO2002041626A2/en active Application Filing
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008032369A1 (fr) * | 2006-09-12 | 2008-03-20 | Panasonic Corporation | Dispositif terminal mobile |
JP4879990B2 (ja) * | 2006-09-12 | 2012-02-22 | パナソニック株式会社 | 携帯端末装置 |
US8271027B2 (en) | 2006-09-12 | 2012-09-18 | Panasonic Corporation | Mobile terminal device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
MXPA03004266A (es) | 2003-09-22 |
CN101902593B (zh) | 2012-10-03 |
WO2002041626A2 (en) | 2002-05-23 |
BR0115327A (pt) | 2004-01-06 |
KR20030066663A (ko) | 2003-08-09 |
CN1606869A (zh) | 2005-04-13 |
AU2002226012A1 (en) | 2002-05-27 |
WO2002041626A3 (en) | 2002-10-10 |
CN101902593A (zh) | 2010-12-01 |
EP1334612A2 (en) | 2003-08-13 |
US6670997B1 (en) | 2003-12-30 |
KR100853159B1 (ko) | 2008-08-20 |
BRPI0115327B1 (pt) | 2015-06-30 |
EP1334612B1 (en) | 2011-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004514347A (ja) | テレビジョン信号受信機における適切なテレビジョン信号標準規格の自動決定 | |
CN1729686A (zh) | 器具中的电源管理 | |
JPH04107079A (ja) | 受信装置 | |
US20040068737A1 (en) | Method and apparatus for monitoring tv channel selecting status | |
JPH1079924A (ja) | 情報信号の伝送方法および送信装置ならびに受信装置 | |
JP2000253330A (ja) | 画像表示装置制御システム及び画像表示システム制御方法 | |
JPH07226933A (ja) | 情報受信システム | |
KR20080080042A (ko) | 셋톱박스의 전원 관리 시스템 및 그 제어방법, 셋톱박스 | |
JP2590273B2 (ja) | 文字情報のスーパーインポーズ装置 | |
JP3107008B2 (ja) | 衛星放送波受信状態表示装置 | |
JP5027034B2 (ja) | ミリ波送受信システム、ミリ波送信装置及びミリ波受信装置 | |
KR960014234B1 (ko) | Pal/ntsc절환시 틴트(tint)기능 자동선택회로 | |
KR100853677B1 (ko) | 디지털 방송 수신기의 지상파 수신 장치 및 방법 | |
KR100252092B1 (ko) | 셋탑박스와 전원선을 이용한 가전기기의 시간 세팅방법 | |
JPH05347719A (ja) | 映像機器通信制御システムおよびその映像機器通信制御方法 | |
JP2003150369A (ja) | 映像出力装置 | |
KR950014379B1 (ko) | 문자정보 수신시 초기페이지의 일정시간 표시장치 | |
KR100258922B1 (ko) | 디코더 스위칭 장치 및 그 제어방법 | |
KR19980016546A (ko) | 비상속보 방송시의 텔레비전 수상기의 제어장치 | |
KR101191013B1 (ko) | 절전형 헤드엔드 시스템 및 이의 작동 방법 | |
KR101335850B1 (ko) | 절전형 헤드엔드 시스템 및 이의 작동 방법 | |
KR19980079003A (ko) | 영상기기의 노이즈 제거 장치 | |
JPH05153513A (ja) | テレビダイバーシテイ装置 | |
JPS6218188A (ja) | テレビ信号受信装置 | |
JPH0514035A (ja) | 偏波切換信号変換器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041102 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060725 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061025 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061117 |