JP3250738B2 - 海水の処理方法および処理装置、自然塩並びに淡水 - Google Patents

海水の処理方法および処理装置、自然塩並びに淡水

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、海水を処理して自然塩を製造する方法お
よび装置に関する。
背景技術 現在知られている自然塩の製造方法は、ブロックを積
んで形成したタワーに枝つきの竹を多数逆さに吊るし、
その上から海水を散水し、竹の表面を流れ落ちる間に風
と太陽熱によって水分を蒸発させることで海水を濃縮
し、蒸発棚で3〜7日間かけて水分を蒸発させた後、温
室型の結晶棚に移して結晶させる。次いで、塩と苦汁に
分離する。この製塩法は、釜で煮る方法に比べると、海
水中に含まれている種々の希少物質が高熱によって変質
したり、消失したりしない、という利点がある。
一方、海水から人工的に飲用水を製造する方法とし
て、逆浸透膜法による淡水化装置が知られており、降雨
量の少ない地域やダムの少ない地域で用いられている。
前記のような製塩方法では、自然の熱や風を利用し
て、何日もかけて塩分を結晶させるため、効率が悪く、
量産に適しない。その結果、高価な自然塩となる。
また、逆浸透膜法によって海水から淡水を製造する装
置は、非常に複雑かつ高度な技術を要し、設備費がコス
ト高となる。しかも、効率が悪く、淡水の大量生産に適
しない。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、高
価な設備を要せずに、しかも極めて短時間に効率的に自
然塩を製造できる海水の処理方法および処理装置を実現
することにある。
発明の開示 本発明の技術的課題は次のような手段によって解決さ
れる。
第1項から第7項の発明は、海水の処理方法の発明で
あり、第1項は、遠心力発生器の回転によって海水を霧
化し、かつ温風を当てることで、水分を蒸発させて塩分
を結晶させ、製塩する方法において、処理室と蒸発水分
の流出部との間に1段または複数段に網または布の少な
くとも片方を配置し、蒸発水分が該網または布の少なく
とも片方を通過する際に、塩分を該網または布の少なく
とも片方に付着させ、その後、付着した塩分を網または
布の少なくとも片方から剥離落下させることを特徴とす
る海水の処理方法である。
なお、この明細書の発明の開示および特許請求の範囲
における「海水」には、濃縮した海水も含まれるものと
する。
網や布を複数段にする場合は、それぞれの網や布は直
接重ねてもよく、間隔をおいて離してもよい。また、網
と布の両方を用いる場合も、互いに重ねてもよく、離し
てもよい。このとき、どちらを上にしてもよい。
このように、海水を霧化すると、無数の海水の微粒子
となるので、容積に対する表面積が大きくなり、水分の
気化が容易となる。その結果、水分と塩分の結晶との分
離が効率的に行なえる。しかも、温風を当てるので、熱
エネルギーと風によって、水分の気化がより促進され、
自然塩を安価に製造できる。また、海水を微細霧にする
ので、粒子が非常に細かい自然塩が得られる。蒸発水を
回収し、淡水として利用することもできる。したがっ
て、淡水と塩のいずれか片方または両方を製造すること
ができる。
特に、処理室と蒸発水分の流出部との間に網または布
の少なくとも片方を一段または複数段配置したため、蒸
発水分が該網または布の少なくとも片方を通過する際
に、塩分の通過が阻止され、該網または布の少なくとも
片方に付着する。
その結果、折角水分から分離した塩分や濃縮海水が無
駄に排出されるのを防止できる。また、塩分や濃縮海水
が網または布の少なくとも片方に阻止されて、排出が抑
制されるため、排出された水分に含まれる塩分の量が減
少し、より淡水に近くなる。
そして、網や布に付着した塩分を剥離落下させるた
め、塩分のみを効率的に回収し、塩の大量生産が可能と
なる。
第2項は、第1項記載の処理室の側部に、網または布
の少なくとも片方をつり下げて、塩分を付着させること
を特徴とする海水の処理方法である。
このように、処理室の側部にも、網または布の少なく
とも片方をつり下げて、塩分を付着させる方法による
と、処理室の側壁付近を浮遊している塩分も網や布に付
着するので、これを剥離落下させることで、より効率的
に製塩できる。
第3項は、第1または第2項に記載の網または布の少
なくとも片方の下側に多数の紐を吊り下げて、塩分を付
着させることで海水を処理する方法である。このよう
に、塩分が素通りするのを阻止するための網または布の
下に、多数の紐を吊り下げて塩分を付着させると、網や
布に到達する前に塩分の結晶を得ることができ、多数の
紐を叩いたり、揺すったり、一か所に集めてから叩いた
り、揺すったりすることで、塩分を容易に一か所に集め
ることができる。
第4項は、第2項または第3項に記載の網または布の
少なくとも片方に付着した塩分を、海水による洗い落と
しその他の手法で回収することで海水を処理する方法で
ある。なお、網または布の少なくとも片方に付着した塩
分を網や布から分離させる手法は、海水で洗い落とす方
法の他に、叩いたり、振動を加えて振り落とすなどの手
法も可能である。
このように、網や布に通過阻止されて付着した塩分や
濃縮海水は、海水をかけて洗い落としり、振り落とした
りすと、処理室内に回収できるので、折角水分から分離
した塩分や濃縮海水を回収して製塩に利用でき、効率的
に製塩できる。
第5項は、第1項から第4項中のいずれかの項に記載
の海水の霧化を、2枚の円板の間の空間に円弧状の羽根
を放射状に設けてあり、中央に注水口を有する羽根車の
回転によって、海水に遠心力を与えることで行なう海水
の処理方法である。
淡水や自然塩を大量生産するには、海水ができるだけ
細かい微粒子となるように、しかも大量に微粒子化する
ことが必要となるが、本発明の発明者が、特願平8−29
7129号および特願平8−220618号で提案したような、2
枚の円板の間の空間に円弧状の羽根を放射状に設けてあ
り、中央に注水口を有する羽根車による遠心力で細霧を
発生する方法によると、容易に大量の海水を微細霧化し
て、塩や淡水を大量に製造できる。
第6項は、第1項から第5項中のいずれかの項に記載
の海水の霧化を、処理室内に海水を散霧して行ない、か
つ温風を当てるとともに、蒸発した水分を処理室の外に
排出し、結晶化した塩分を処理室内に溜めることで海水
を処理する方法である。このように、処理室の空間内
で、海水を散霧して温風を当て、しかも蒸発した水分は
処理室の外に排出する方法を採用すると、大量に淡水と
自然塩とを分離できるので、自然塩や淡水の量産がより
容易に行なえる。その結果、自然塩と淡水を安価に供給
できる。
第7項は、第1項から第6項中のいずれかの項に記載
の海水の霧化を、海水中の成分が変質しない程度の温度
に予熱してから行なうことで海水を処理する方法であ
る。このように、海水を微細化しかつ散霧する際に、予
熱することにより、熱エネルギーを加えると、海水の気
化と自然塩の結晶化がより促進される。このとき、海水
中の成分が変質しない程度の温度に加温するので、自然
塩の品質が低下することはない。
第8項から第22項は海水の処理装置の発明である。第
8項は、遠心力発生器の回転によって海水を霧化し、か
つ温風を当てることで、水分を蒸発させて塩分を結晶さ
せ、製塩する装置において、処理室と蒸発水分の流出部
との間に1段または複数段に網または布の少なくとも片
方を配置するとともに、該網または布の少なくとも片方
に付着した塩分を網または布の少なくとも片方から剥離
落下させる手段を設けてなる海水の処理装置である。
このように、処理室と蒸発水分の流出部との間に、塩
分が逃げるのを阻止するための網または布の少なくとも
片方を1段または複数段配設してあるので、海水を処理
して製塩を行なう際に、塩分や濃縮海水は網や布に阻止
され、排出が抑制されるため、水分のみが網や布を通過
して排出される。
そして、網や布に付着している塩分を剥離落下させる
手段を有しているので、塩分や濃縮海水と水分とをより
効果的に分離して、塩を大量生産でき、また水分は淡水
として利用できる。
布は、網と違って隙間(網目)が無いため、塩分が素
通りするのをより効果的に防止できるが、網と併用する
のも有効である。ただし、網だけでも、それなりの効果
がある。網を複数段設けた場合、それぞれの網を直接重
ねた構成にすると、実質的に網目を細かくしたことにな
り、より確実に塩分や濃縮海水を付着させて回収でき
る。また、間隔をおいて設けた場合は、塩分や濃縮海水
が複数回網を通過することになり、より効果的に塩分や
濃縮海水を付着させ、回収できる。
第9項は、第8項に記載の網または布の少なくとも片
方の下側に、塩分を付着させるために多数の紐を吊り下
げてなる海水の処理装置である。このように、塩分が素
通りするのを阻止する網や布の下に多数の紐を吊り下げ
た構成にすると、塩分が網や布に到達する前に、浮遊し
ている塩分が多数の紐に付着するので、塩分の回収が容
易で量産に適する。
第10項は、第8項または第9項に記載の網または布の
少なくとも片方の上側に、該網または布の少なくとも片
方に海水をかけて塩分を洗い落とす手段を配設してなる
海水の処理装置である。
このように、網や布に海水を散水したりして、網や布
に付着した塩分や濃縮海水を洗い落とす構造なため、網
や布に付着した塩分や濃縮海水を回収して製塩に利用で
きる。その結果、塩分や濃縮海水が無駄に排出されるの
を防止でき、製塩の歩留りが向上する。
第11項は、処理室内に海水を霧化して散霧する手段
と、散霧された海水の霧に温風を当てる温風送風手段を
有し、処理室の屋根部に、処理室内で気化した水蒸気を
処理室の外に排出する通気穴を有している海水の処理装
置である。処理室の屋根部とは、処理室の上部を閉鎖す
る壁部を指す。温風送風手段は、散霧手段の吸気側に暖
気を供給することによって、散霧手段が温風送風手段を
兼ねた構造も、散霧手段とは別に設けた温風送風専用の
手段も含まれるものとする。
そして、該通気穴を塞ぐように網を設けるとともに、
該網に付着した塩分を剥離落下させる手段を有してい
る。
このように、処理室内に海水を霧化して散霧する手段
を有しているので、水分の気化が容易なように、処理室
内で海水を霧化して、広い空間に散霧できる。また、温
風送風手段を有するので、熱エネルギーと風を、海水の
微粒子に加えることができる。気化した水蒸気は、比重
が軽いため上昇するが、処理室の屋根部に排出用の通気
穴が開いているので、処理室から水分のみを円滑に排出
して、自然塩の結晶と分離できる。
また、処理室内で気化した水蒸気を外に排出するため
の屋根部の通気穴を塞ぐように網を設けるとともに、該
網に付着した塩分を剥離落下させる手段を有しているの
で、処理室内で水分と分離された塩分や濃縮海水が該通
気穴を素通りするのを阻止できる。
そして、該網に付着した塩分や濃縮海水を海水で洗い
落とすなどの手段によって網から剥離落下させることが
でき、塩を効率的に大量生産するのに適している。
第12項は、第11項に記載の通気穴の途中ないし下側
に、塩分を付着させるための網または布の少なくとも片
方を少なくとも1段配設し、該網または布の少なくとも
片方の上側に、該網または布の少なくとも片方に海水を
散水して塩分を洗い落とす手段を配設してなる海水の処
理装置である。
このように、処理室内と処理室外部との間に開けた通
気穴の途中ないし下側に、塩分を付着させるための網や
布を配設した構成なため、比較的面積の小さいな網や布
でも足り、また網や布に付着した塩分や濃縮海水を洗い
落とす手段も小規模で足りる。しかも、処理室内から外
部に排出された塩分や濃縮海水は、すべて通気穴を通過
するので、効率的に塩分や濃縮海水を回収できる。
第13項は、第11項または第12項に記載の処理室の屋根
部の上に外屋根を有し、処理室の側壁の外に外壁を有
し、前記の外屋根の上に海水を散水する手段を有し、該
外屋根上から回収された海水が、前記の霧化手段に供給
される配水構成となっている海水の処理装置である。外
屋根上から回収された海水は、霧化手段に直接に供給さ
れるとは限らない。したがって、予熱部などを経由し
て、霧化手段に供給される場合も含まれるものとする。
このように、外屋根の上に海水を散水して、太陽光と
風によって水分を蒸発させ、塩分の濃度を高めてから、
霧化手段に供給して、処理室内に海水の微細霧を発生さ
せるので、水分と塩分の分離が効率よく行なえる。ま
た、外屋根上に海水を散水して、外屋根と処理室の屋根
間の空間を冷却することにより、処理室で気化し、流入
して来た水蒸気が冷却されて凝固するので、前記空間は
負圧になる。その結果、処理室中の水蒸気がスムーズに
前記空間に吸入されるという効果も奏する。
また、このように水蒸気が冷却されて凝固し、液体と
なる際に、処理室で気化熱として吸収した熱エネルギー
を、凝固熱として放出する。この放出熱は、外屋根上に
散水された海水を温めて濃縮を促進し、しかも処理室内
にも伝達されて海水の微粒子の気化に寄与できる。
第14項は、第11項、第12項または第13項に記載の処理
室の屋根部の下側および前記の側壁の内側の少なくとも
一方に、塩分を付着させるための網または布の少なくと
も片方を少なくとも1段配設してなる海水の処理装置で
ある。
このように、処理室の屋根部の下側や側壁の内側に、
塩分を付着させるための網や布を配設した構成なため、
広い領域に網や布を張ることができ、広い面積で塩分や
濃縮海水を捕捉するので、塩分や濃縮海水の回収効率が
上がる。
第15項は、第14項に記載の網または布の少なくとも片
方の下側に、塩分を付着させるために多数の紐を吊り下
げてなる海水の処理装置である。このように、処理室の
内部において、塩分が素通りするのを阻止する網や布の
下に多数の紐を吊り下げた構成にすると、塩分が網や布
に到達する前に多数の紐に付着するので、紐に付着した
塩分を振り落としたりでき、塩分の回収が容易で量産に
適する。
第16項は、第14項または第15項に記載の処理室の屋根
部の下側の網または布の少なくとも片方の上側に、該網
または布の少なくとも片方に海水を散水して塩分を洗い
落とす手段を配設してなる海水の処理装置である。この
ように、屋根部の下側の網の上側から海水を散水して塩
分を洗い落とす構成なため、広い領域の網や布に付着し
た大量の塩分や濃縮海水を効率的に回収して、製塩に利
用できる。
第17項は、第11項から第16項中のいずれかの項に記載
の海水を霧化する手段に供給される海水を、海水中の成
分が変質しない程度の温度に加温する予熱部を有してい
る海水の処理装置である。
このように、海水の霧化手段に供給される前に、海水
の予熱部を有していて、熱エネルギーを伴った海水が、
霧化手段に供給されるので、海水の細霧の水分の気化が
より促進される。
第18項は、第11項から第17項中のいずれかの項に記載
の処理室の側壁を隔てて加温室を設け、該加温室内に前
記の海水予熱手段を設け、前記の側壁にあけた開口から
加温室内の加温空気を送風手段によって、処理室内に送
風する構成とした海水の処理装置である。この送風手段
には、専用の送風手段も、散霧装置に備えた送風手段も
含まれるものとする。
このように、処理室の側壁を隔てて加温室を設け、加
温室内の暖気を処理室内に送風するので、処理室内の海
水の微細霧に対し、より大量の熱エネルギーを与えるこ
とができ、水分の気化がより促進される。また、第17項
に記載の海水の予熱部を加温室内に設けて、海水予熱部
から発する余熱を利用するので、経済的である。
第19項は、暖房設備を有し、その暖気を、第11項から
第18項中のいずれかの項に記載の処理室内に供給できる
構成とした海水の処理装置である。このように、暖房設
備で発生した暖気を、処理室中に供給できる構成とした
ことにより、例えば雨天時などのように、太陽エネルギ
ーを利用できない場合でも、処理室内の海水の微粒子に
熱エネルギーを与えて、水分と塩分を円滑に分離するこ
とができる。
第20項は、第13項から第19項中のいずれかの項に記載
の外屋根を経ずに、海水を予熱部に供給できる配水構造
となっている海水の処理装置である。雨天などで、外屋
根上で自然エネルギーによる海水の濃縮処理ができない
場合は、海水をそのまま予熱部に供給し、熱エネルギー
を与えてから、処理室に供給できるので、天候に左右さ
れずに自然塩と淡水を製造できる。
第21項は、第13項から第20項中のいずれかの項に記載
の外屋根上に散水された海水を回収して溜めた海水タン
ク中の海水を、再度前記の外屋根の上に導いて散水する
配水構造となっている海水の処理装置である。このよう
に、外屋根上に散水して塩分が濃縮された海水が、再度
外屋根上に導かれて散水される構造なため、海水を複数
回にわたって外屋根上で自然エネルギーで濃縮できる。
したがって、自然塩を量産する場合に適している。
第22項は、第13項から第21項中のいずれかの項に記載
処理室の屋根および外屋根を、透明体で構成した海水の
処理装置である。このように、外屋根および処理室の屋
根を透明体で構成したことにより、太陽エネルギーが処
理室の内部まで到達して、加温できるので、快晴時に
は、処理室内における海水の細霧の気化が効率的に行な
われる。
以上のようにして本発明によって得られた塩や塩を含
んだ濃縮海水は、水分を絞って苦汁を除去することで、
塩の結晶のみを分離できる。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明による海水処理装置の全容を示す斜
視図である。
第2図は、加温部付近を例示する斜視図である。
第3図は、処理室の側壁および外側壁を水平断面にし
た平面図である。
第4図は、暖房機の付近を例示する縦断面図である。
第5図は、処理室の屋根および外屋根の付近の各種実
施形態を示す断面図である。
第6図は、処理室の内部構成の他の実施形態である 第7図は、第6図(1)の実施形態の要部斜視図であ
る。
第8図は、霧化手段の各種実施形態を示す図である。
発明を実施するための最良の形態 次に本発明による海水の処理方法および処理装置が実
際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。第
1図は本発明による海水処理装置の全容を示す斜視図、
第2図は加温部を例示する斜視である。
1は海水を処理する処理室であり、図示例では切妻屋
根状の屋根2と両サイドの側壁3a、3bとで囲まれてい
る。また、この処理室の屋根2の上に、間隔D1をおいて
切妻屋根状の外屋根4を設け、かつ前記の処理室の側壁
3a、3bの外側に間隔D2をおいて外壁5a、5bを設けてあ
る。処理室1の両端および間隔D1、D2の空間部23a、23
b、23c、23dの両端、すなわち妻側は、妻壁6、7で閉
鎖されている。
外屋根4の棟部上には、散水手段として、側壁に多数
の穴のあいた散水管8を設けてあり、この散水管8の一
端は、開閉弁V1およびポンプP1を介して海水溜めタンク
T1に配管されている。また、排水管8の他端は、開閉弁
V2およびポンプP2を介して海水溜めタンクT2に配管され
ている。第1ポンプP1と第1開閉弁V1との間から、開閉
弁V3を介して、前記タンクT2まで、ストレート配水管9
が延びている。なお、第1タンクT1には、海から海水が
ポンプアップされ、常時溜められている。
第3図は、処理室1および側壁3a、3b、5a、5bを水平
断面にして上から見た平面図である。散水管8で散水さ
れた海水は、外屋根4および外壁5a、5bを流れ落ちる
が、これを回収するために、外壁5a、妻壁7および外壁
5bの周りに、回収溝10a、10b、10cをめぐらしてあり、
回収溝10aの上流端10dは閉じられ、回収溝10cの下流端
から前記第2タンクT2まで案内溝10eが延びている。
第2タンクT2に溜められた海水は、配管11で予熱部12
に送られ、加温された状態で、霧化手段13に供給され
る。
この霧化手段13は、本発明の発明者が、特願平8−29
7129号として提案した発明を利用できる。例えば、第8
図(1)のように、円筒14の周壁に多数の穴を開け、そ
の外側にメッシュの細かい網15を配設し、円筒14中に配
管16で海水を供給しながら、円筒14と網15を一緒に回転
させると、遠心力によって網体15から飛散した海水は微
細な霧状になる。
また、第8図(2)のように、2枚の円板17、18間
に、円弧状の羽根19を放射状に設けておき、中央の孔に
配管16で海水を供給しながら、回転させると、遠心力に
よって羽根19で海水が飛散し、霧状となる。このような
霧化手段のみでも足りるが、さらに送風ファン20を併設
することで、細霧を処理室1の中央に送霧できる。
遠心力による霧化手段の各種構造および霧化手段と送
風手段との各種組み合わせ形態は、前記の特願平8−29
7129号および特願平8−220618号に記載されており、本
発明にもこれらを利用できる。
これらの手段のほか、例えば超音波振動子を利用した
りして、海水の細霧を発生させることも可能である。
第1図に示す処理室1中の細霧21は、予熱部12で40〜
60℃程度に加温されているため、処理室1中において水
分が気化して、屋根2の棟側の開口22から間隔D1の空間
23a、23bに流出する。次いで、外屋根4上の海水で冷却
されて液化し、淡水となって、側壁側の間隔D2の空間23
c、23dへ流れ落ちる。
この淡水を回収するために、側壁3aと5a間、側壁3bと
5b間の下側に淡水回収溝24a、24bを設け、該回収溝24a
の上流側の端部24cを閉じてある。回収溝24a、24bの右
端同士は、配管24dなどで連結してあり、回収溝24bの下
流部から淡水タンクT3まで、案内溝24eが延びている。
処理室1中における海水の細霧の処理を効率化するた
めに、第2図のような加温室25を設けてある。加温室25
は、処理室1の妻壁6の外壁に箱状の室を形成したもの
で、その内部に、前記の予熱部12を配設してある。ま
た、妻壁6に開口を開けて、加温室25と処理室1との間
を連通させ、前記の送風式の霧化手段13を挿通してあ
る。
霧化手段13の下側にも、開口を開けて、その中に筒体
26を挿通してある。第4図はこの筒体26の部分を示す断
面図であり、妻壁6の内側に暖房機27が設置されてお
り、逆T字状の管の交差部に発熱体31が内蔵されてお
り、その片側の筒体26が、加温室25に開口しており、他
方の筒体32が、処理室1中に開口している。また、発熱
体31の上側の筒体33の中には、吸い込み用のファン34が
内蔵されている。
したがって、例えばヒータなどの発熱体31が作動して
いる状態で、ファン34が回転すると、該ファン34で吸入
された空気が発熱体31で加温されて処理室1内に送風さ
れるとともに、加温室25中にも送風される。その結果、
処理室1中における海水の微粒子の気化が促進され、ま
た加温室25中の空気の加温が促進される。なお、この暖
房機は、特に天候が悪く、太陽エネルギーが期待できな
い場合に、威力を発揮する。
暖房機27は、霧化手段13の真下に設置する必要はな
く、ずらして配置してもよい。また、図示例では、暖房
機27は、処理室1内の空気を吸入するように、処理室1
内に設置されているが、加温室25内に設置して、加温室
25中の空気を吸入させることもできる。また、外壁5a、
5bや妻壁6、7の外に設置して、外気を吸入して加温
し、暖気を処理室1や加温室25に供給する構造も可能で
ある。熱源は電気に限らず、重油などを燃焼させて得る
こともできる。
予熱部12は、海水中のミネラルなどが変質しない程度
の40〜60℃程度に、容器中の海水を加温する装置である
が、予熱部12の側壁などが余熱を放出して、加温室25中
も加温される。
送風式の霧化手段13には、配管16によって、加温され
た海水が供給されるが、送風式の霧化手段13のファン20
が回転すると、加温室25中の暖気が処理室1中に送風さ
れるので、海水の細霧の水分蒸発がより促進される。そ
して、水分が気化した後に残った塩分やミネラルなど
は、結晶となって処理室1の内部に堆積し、あるいは溜
められる。
また、送風式霧化手段13の下側に配設された暖房機27
の筒体32からも、処理室1中に温風が供給されるので、
処理室1中も、海水中の物質が変質しない程度の40〜60
℃程度に加温される。その結果、処理室中における海水
の気化と結晶化が円滑に行なわれる。
このように、処理室1中は加温されていることが好ま
しいので、晴天時には、太陽光の熱も利用できるよう
に、外屋根4および処理室の屋根2は透明体、例えば透
明の合成樹脂板やシートなどが適している。なお、各側
壁も、透光性の材料が好ましい。
次に図示の装置によって海水を処理し、自然塩および
淡水を製造する方法を説明する。まず、第1図におい
て、海水タンクT1に常時海水を溜めておき、開閉弁V1の
み開け、他の開閉弁V2とV3を閉じた状態で、ポンプP1を
始動すると、海水タンクT1から汲み上げられた海水が、
散水管8から外屋根4上に散水され、次いで側壁5a、5b
を伝わって、回収溝10c、10aに流れ落ちる。この間に、
太陽熱や自然風によって水分が蒸発し、海水の塩分濃度
が上がる。
そして、回収溝10a→10b→10c→案内溝10eの順に流れ
て、濃縮海水タンクT2に溜められる。こうして濃縮され
た海水が、タンクT2からパイプ11によって予熱部12に送
られ、40〜60℃程度に加温されて熱エネルギーも伴った
状態で、パイプ16によって霧化手段13に供給される。霧
化手段13において遠心力で霧化されると共に、ファン20
による風力によって処理室1内の広い空間に散霧され
る。
その結果、微細化された海水の各微粒子は、容積に対
する表面積が大きな状態となるので、水分が容易に気化
して蒸発し、水分は上側の開口22から処理室1の外に流
出する。外屋根4の上に海水を散水することで、外屋根
4の下側の空間23a、23bは冷却されているので、開口22
から流出した水蒸気は、空間23a、23bで冷却されて蒸留
水となり、処理室側壁3a、3bを伝わって流下し、回収溝
24a、24d、24b、案内溝24eの順に流れ、淡水タンクT3に
淡水として溜められる。
前記のように、間隔D1の空間23a、23bに流入して来た
水蒸気が、外屋根4上の海水で冷却されて液化する際
に、この空間23a、23bが負圧となるので、処理室1中の
水蒸気が円滑に空間23a、23bに吸入され、塩分との分離
が円滑に行なわれる。
処理室1内において、水分が気化して残った塩分ない
しミネラルなどは、結晶化して、処理室1内に堆積す
る。つまり、苦汁などのミネラル成分を大量に含んだ自
然塩が製造される。
霧化手段13に供給される海水は、予熱部12において加
温されているので、処理室1内における水分の気化が容
易に行なわれる。また、第2図に示すように、加温室25
を有し、予熱部12から発する余熱で加温された空気を、
ファン20によって処理室1内に送風するので、この温風
によっても、処理室内の海水の細霧の気化が促進され
る。さらに、霧化手段13の下側の暖房機27によっても、
処理室1内に暖気が送風されるので、この温風によって
も、海水の気化が促進される。このように、処理室1内
において、海水が微細化されて大量の細霧が発生し、こ
れらに、処理室1中に供給された熱エネルギーと風が加
わることで、海水が効率的に気化され、水分は淡水とし
て回収され、残った塩分は自然塩として利用される。
前記の外屋根4上に散水することによる塩分の濃縮
は、2回以上行なうこともできる。すなわち、第1開閉
弁V1は閉じて、第2開閉弁V2を開いた状態で、第2ポン
プP2を始動すると、濃縮海水タンクT2中の海水を散水管
8に供給し、再度外屋根4上に散水する。
そして、回収溝10a→10b→10c→案内溝10eの経路で回
収した海水を、再度散水管8にポンプアップすることに
より、外屋根4上に繰返し散水することによって、塩分
濃度の高い海水が得られる。その結果、処理室1内にお
ける水分気化による自然塩の製造がより効率化される。
雨天時などのように、外屋根4上に海水の散水が不可
能な場合は、第1開閉弁V1は閉じて、第3開閉弁V3を開
いて、第1ポンプP1を始動すると、配水管9によって海
水がストレートに濃縮海水タンクT2に溜められ、次いで
予熱部12に供給される。
次に、第5図において、外屋根4および処理室1の屋
根周りについて、他の実施形態を説明する。第5図
(1)は第1図、第2図の実施形態と基本的に同じであ
るが、外屋根4上に散水された海水が、慣性によって矢
印のように側壁5a、5bの外側に流れないように、半円筒
状のガイド28を設けて、外屋根4上から流れて来た海水
を、側壁5a、5b側にターンさせ、側壁5a、5bに沿って流
れ落ち、回収溝10c、10aに入るようにしてある。
第5図(2)は、半円筒状のガイド28を設けないで、
外屋根4と側壁5a、5bとの間を、曲面29にすることで、
外屋根4から流下してきた海水が、曲面29に沿って、側
壁5a、5bにガイドされるようにしてある。なお、外屋根
4の棟部の真下に、V字状の水蒸気ガイド30を設けてあ
り、処理室屋根2の棟部に設けた開口22から上昇した水
蒸気が、水蒸気ガイド30によって、矢印のように、間隔
D1の空間23a、23bに円滑に移動するようにガイドしてい
る。
第5図(3)は、処理室の屋根2を、2aで示すよう
に、ルーバ状に構成することで、塩分と分離されて水蒸
気が、ルーバ状屋根2aの多数の隙間から円滑に、空間23
a、23bに流出するようにしてある。
また、曲面29の下側の側壁5a、5bを、末広がりに傾斜
させることで、外屋根4から流れ落ちに海水が、確実に
側壁5a、5bと接することで、水分の蒸発を促進して、海
水の塩分濃度が増すようにしてある。
以上の実施形態において、霧化手段13は、妻壁6側に
1個だけ設けてあるが、複数個設けてもよく、また他方
の妻壁7側にも設けてもよい。同様に加温室25も、他方
の妻壁7側にも設けてもよい。また、霧化手段13は、妻
壁以外の壁部にも設けることができる。
霧化手段13は、壁部のみに設けられるとは限らず、36
0度全方位に散霧できる構造の散霧構造を採用すれば、
処理室1の中央にも設置できる。要するに、処理室の容
量や構造、形状などに応じて、適宜選択できる。なお、
加温室25側の霧化手段13のほかに、加温室25の暖気を処
理室1に送風する送風専用機を設けることもできる。
第6図は処理室1の内部構成の他の実施形態である。
第6図(1)は処理室屋根2の頂端の通気穴22の下側
に、凹状の網35を設置してあるが、この網35は、通気穴
22の途中に水平に配置してもよい。この実施形態を斜視
図で見ると、第7図のようになる。
この構成によると、処理室1の切妻屋根状の屋根2の
頂端に開けた、水蒸気を排出するための通気穴22の下側
に、網35を設置してあるので、処理室内で水分と分離さ
れた塩分や濃縮海水が通気穴22を素通りするのを阻止で
きる。
このように、塩分や濃縮海水は網35に阻止され、該網
35に付着するが、網35に付着した塩分や濃縮海水を洗い
落として、処理室1中に落下させるように、海水の散水
管36を配設してある。この散水管36は、下側のみに多数
の孔を開けてあり、網35に向けて海水が散水される構造
になっている。
第6図(2)は処理室屋根2の下側において、広い面
にわたった網35aを張ってあり、また該網35aの両端付近
から側網35bを垂らした構造になっている。この側網35b
は、処理室の側壁3a、3bの内側に配置される。
そして、天井側の網35aの上側には、海水の散水管36a
が、屋根の勾配と同じ向きに配設されている。この散水
管36aは、紙面と垂直方向に多数設けるのがよいい。散
水管36aの下側に多数の散水穴があいているので、網35a
の広い領域に海水を散水して、網35aに付着した塩分や
濃縮海水を洗い落とすことができる。側網35bに付着し
た塩分や濃縮海水は、天井側網35aから流れ落ちる高濃
度の海水で洗い落とされるが、側網35bに外側から海水
を散水してもよい。
第6図の(1)や(2)のように、通気穴22を有する
構造の場合は、(1)図のように、通気穴22の下側ない
し途中に網35を配設し、さらに網35a、35bのように、処
理室1の天井下や側壁の内側にも配設すると、より効果
的である。
第6図(3)は処理室の天井側の網35aと側壁3a、3b
の内側の側網35bを設けているが、海水の散水管は36bで
示すように、紙面と直角方向に配設してある。また、屋
根の勾配と同じ方向に間隔をおいて、複数本配設してあ
る。
(2)図および(3)図のように、広い網35a、35bに
散水管36a、36bで散水する場合は、散水管36a、36bが網
35a、35bとほぼ平行方向に移動する構造にすると、散水
管36a、36bの本数を減らすことができる。
塩分や濃縮海水が通過するのを阻止する網35、35a、3
5bは、例えば網目が1mm程度のものを使用したが、これ
に限定されない。また、前記のように複数の網を重ねた
場合は、網目が更に細かくなったことになる。網35、35
a、35bに付着した塩分や濃縮海水を落として回収するの
に、海水を散水して洗い落とす手法を説明したが、振動
を加えたりするなど、他の手法で落としてもよい。
第6図において、37は布であり、(2)図のように、
前記の広い網35a、35bの上側ないし外側に配置してもよ
く、(3)図のように網35a、35bの下側ないし内側に配
置してもよい。また、(1)図のように、網35a,35bを
用いないで、布37のみを張ることもでき、布37を重ねて
あるいは間隔をおいて二重、三重に張ることもできる。
なお、布が垂れないように、任意の支持手段を利用でき
ることは言うまでもない。
網の場合は、網目の空間があるので、前記のように重
ねて使用するのが適しているが、布の場合は、隙間の空
間が存在しないので、塩分が素通りするのをより効果的
に阻止できる。したがって、布を単体であるいは前記の
網と併用するのが適している。
38は紐であり、処理室1内において、任意の支持手段
を利用して多数垂らしておくと、先にこの多数の紐38に
塩分が付着して、結晶化が促進される。大量の塩の結晶
が付着した後、叩いたり、振ったりすると、容易に塩の
結晶を回収できる。なお、布37は織ったもの、あるいは
不織布などでもよく、また布37や紐38の材料は任意であ
る。
塩分の結晶化のための諸条件を確実にコントロールで
きない場合や十分にコントロールできたとしても、処理
室の屋根が低い場合には、塩分が水分と一緒に、あるい
は水分から確実に分離されない状態の濃縮海水が水蒸気
と一緒に排出される恐れがあり、その結果、製塩の歩留
りが低下する。ところが、網35、35a、35bや布37、紐38
を用いると、より効果的に塩の結晶を得ることができ、
分離された淡水も、塩分の少ないより純度の高い淡水と
なる。
以上のようにして海水を処理した場合、水分の分離蒸
発が効果的に確実に行なわれた場合は、塩の結晶が処理
室に堆積する。そして、この塩を集めて水を加えると、
苦汁成分が分離され、塩の結晶が残る。
しかしながら、条件が適切でない場合は、塩の結晶の
みが得られるのではなく、塩の結晶を含んだ濃縮海水と
なることもある。このような場合は、処理室1内に溜ま
った塩を含んだ濃縮海水を集め、さらに濃縮すると、塩
の結晶のみが得られる。
以上の方法および装置において、海水の霧化と水分の
蒸発を1回のみ行なうことで、十分に濃度の高い濃縮海
水あるいは塩を含んだ濃縮海水が得られない場合は、処
理室1内に溜まった濃縮海水を再度霧化手段13に供給し
て、散霧するというように、複数回循環させ、次第に濃
縮していくこともできる。
産業上の利用可能性 第1項のように、海水を霧化すると、無数の海水の微
粒子となるので、容積に対する表面積が大きくなり、水
分の気化が容易となる。その結果、水分と塩分の結晶と
の分離が効率的に行なえる。しかも、温風を当てるの
で、熱エネルギーと風によって、水分の気化がより促進
され、自然塩を安価に製造できる。
特に、処理室と蒸発水分の流出部との間に網または布
の少なくとも片方を1段または複数段配置したため、蒸
発水分が該網または布の少なくとも片方を通過する際
に、塩分の通過が阻止され、該網または布の少なくとも
片方に付着する。
その結果、折角水分から分離した塩分や濃縮海水が無
駄に排出されるのを防止できる。また、塩分や濃縮海水
が網または布の少なくとも片方に阻止されて、排出が抑
制されるため、排出された水分に含まれる塩分の量が減
少し、より淡水に近くなる。
そして、網や布に付着した塩分を剥離落下させるた
め、塩分のみを効率的に回収でき、塩の大量生産が可能
となる。
第2項のように、処理室の側部にも、網または布の少
なくとも片方をつり下げて、塩分を付着させる方法によ
ると、処理室の側壁付近を浮遊している塩分も網や布に
付着するので、これを剥離落下させることで、より効率
的に製塩できる。
第3項のように、塩分が素通りするのを阻止するため
の網または布の下に、多数の紐を吊り下げて塩分を付着
させると、網や布に到達する前に塩分の結晶を得ること
ができ、多数の紐を叩いたり、揺すったり、一か所に集
めてから叩いたり、揺すったりすることで、塩分を容易
に一か所に集めることができる。
第4項のように、網や布に通過阻止されて付着した塩
分や濃縮海水は、海水をかけて洗い落としり、振り落と
したりすと、処理室内に回収できるので、折角水分から
分離した塩分や濃縮海水を回収して製塩に利用でき、効
率的に製塩できる。
第5項のように、2枚の円板の間の空間に円弧状の羽
根を放射状に設けてあり、中央に注水口を有する羽根車
の回転による遠心力で細霧を発生する方法によると、海
水が非常に細かい微粒子となり、しかも大量の海水を微
粒子化できるので、塩や淡水を大量に製造できる。
第6項のように、処理室の空間内で、海水を散霧して
温風を当て、しかも蒸発した水分は処理室の外に排出す
る方法を採用すると、大量に淡水と自然塩とを分離でき
るので、自然塩や淡水の量産がより容易に行なえる。そ
の結果、自然塩と淡水を安価に供給できる。
第7項のように、海水を微細化しかつ散霧する際に、
予熱することにより、熱エネルギーを加えると、海水の
気化と自然塩の結晶化がより促進される。このとき、海
水中の成分が変質しない程度の温度に加温するので、自
然塩の品質が低下することはない。
第8項によると、処理室と蒸発水分の流出部との間
に、塩分が逃げるのを阻止するための網または布の少な
くとも片方を1段または複数段配設してあるので、海水
を処理して製塩を行なう際に、塩分や濃縮海水は網や布
に阻止され、排出が抑制されるため、水分のみが網や布
を通過して排出される。
そして、網や布に付着している塩分を剥離落下させる
手段を有しているので、塩分や濃縮海水と水分とをより
効果的に分離して、塩を大量生産でき、また水分は淡水
として利用できる。
第9項のように、塩分が素通りするのを阻止する網や
布の下に多数の紐を吊り下げた構成にすると、塩分が網
や布に到達する前に、浮遊している塩分が多数の紐に付
着するので、塩分の回収が容易で量産に適する。
第10項によると、網や布に海水を散水したりして、網
や布に付着した塩分や濃縮海水を洗い落とす構造なた
め、網や布に付着した塩分や濃縮海水を回収して製塩に
利用できる。その結果、塩分や濃縮海水が無駄に排出さ
れるのを防止でき、製塩の歩留りが向上する。
第11項によると、処理室内に海水を霧化して散霧する
手段を有しているので、水分の気化が容易なように、処
理室内で海水を霧化して、広い空間に散霧できる。ま
た、温風送風手段を有するので、熱エネルギーと風を、
海水の微粒子に加えることができる。気化した水蒸気
は、比重が軽いため上昇するが、処理室の屋根部に排出
用の通気穴が開いているので、処理室から水分のみを円
滑に排出して、自然塩の結晶と分離できる。
また、処理室内で気化した水蒸気を外に排出するため
の屋根部の通気穴を塞ぐように網を設けるとともに、該
網に付着した塩分を剥離落下させる手段を有しているの
で、処理室内で水分と分離された塩分や濃縮海水が該通
気穴を素通りするのを阻止できる。そして、該網に付着
した塩分や濃縮海水を海水で洗い落とすなどの手段によ
って網から剥離落下させることができ、塩を効率的に大
量生産するのに適している。
第12項によると、処理室内と処理室外部との間に開け
た通気穴の途中ないし下側に、塩分を付着させるための
網や布を配設した構成なため、比較的面積の小さいな網
や布でも足り、また網や布に付着した塩分や濃縮海水を
洗い落とす手段も小規模で足りる。しかも、処理室内か
ら外部に排出された塩分や濃縮海水は、すべて通気穴を
通過するので、効率的に塩分や濃縮海水を回収できる。
第13項によると、外屋根の上に海水を散水して、太陽
光と風によって水分を蒸発させ、塩分の濃度を高めてか
ら、霧化手段に供給して、処理室内に海水の微細霧を発
生させるので、水分と塩分の分離が効率よく行なえる。
また、外屋根上に海水を散水して、外屋根と処理室の屋
根間の空間を冷却することにより、処理室で気化し、流
入して来た水蒸気が冷却されて凝固するので、前記空間
は負圧になる。その結果、処理室中の水蒸気がスムーズ
に前記空間に吸入されるという効果も奏する。
また、このように水蒸気が冷却されて凝固し、液体と
なる際に、処理室で気化熱として吸収した熱エネルギー
を、凝固熱として放出する。この放出熱は、外屋根上に
散水された海水を温めて濃縮を促進し、しかも処理室内
にも伝達されて海水の微粒子の気化に寄与できる。
第14項によると、処理室の屋根部の下側や側壁の内側
に、塩分を付着させるための網や布を配設した構成なた
め、広い領域に網や布を張ることができ、広い面積で塩
分や濃縮海水を捕捉するので、塩分や濃縮海水の回収効
率が上がる。
第15項のように、処理室の内部において、塩分が素通
りするのを阻止する網や布の下に多数の紐を吊り下げた
構成にすると、塩分が網や布に到達する前に多数の紐に
付着するので、紐に付着した塩分を振り落としたりで
き、塩分の回収が容易で量産に適する。
第16項によると、屋根部の下側の網の上側から海水を
散水して塩分を洗い落とす構成なため、広い領域の網や
布に付着した大量の塩分や濃縮海水を効率的に回収し
て、製塩に利用できる。
第17項によると、海水の霧化手段に供給される前に、
海水の予熱部を有していて、熱エネルギーを伴った海水
が、霧化手段に供給されるので、海水の細霧の水分の気
化がより促進される。
第18項によると、処理室の側壁を隔てて加温室を設
け、加温室内の暖気を処理室内に送風するので、処理室
内の海水の微細霧に対し、より大量の熱エネルギーを与
えることができ、水分の気化がより促進される。また、
第17項に記載の海水の予熱部を加温室内に設けて、海水
予熱部から発する余熱を利用するので、経済的である。
第19項のように、暖房設備で発生した暖気を、処理室
中に供給できる構成としたことにより、例えば雨天時な
どのように、太陽エネルギーを利用できない場合でも、
処理室内の海水の微粒子に熱エネルギーを与えて、水分
と塩分を円滑に分離することができる。
第20項によると、外屋根を経ずに、海水を予熱部に供
給できる配水構造なため、雨天などで、外屋根上で自然
エネルギーによる海水の濃縮処理ができない場合は、海
水をそのまま予熱部に供給し、熱エネルギーを与えてか
ら、処理室に供給できるので、天候に左右されずに自然
塩と淡水を製造できる。
第21項によると、外屋根上に散水して塩分が濃縮され
た海水が、再度外屋根上に導かれて散水される構造なた
め、海水を複数回にわたって外屋根上で自然エネルギー
で濃縮できる。したがって、自然塩を量産する場合に適
している。
第22項のように、外屋根および処理室の屋根を透明体
で構成したことにより、太陽エネルギーが処理室の内部
まで到達して、加温できるので、快晴時には、処理室内
における海水の細霧の気化が効率的に行なわれる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−169721(JP,A) 特開 昭52−18473(JP,A) 特開 昭61−93885(JP,A) 特開 昭58−124583(JP,A) 特開 昭56−160319(JP,A) 特開 平4−310281(JP,A) 特開 昭55−81777(JP,A) 実開 昭56−34597(JP,U) 実公 昭57−8882(JP,Y1) 特表 平6−500492(JP,A) 登録実用新案3028299(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01D 3/06 A23L 1/237 C02F 1/12

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遠心力発生器の回転によって海水または濃
    縮した海水を霧化し、かつ温風を当てることで、水分を
    蒸発させて塩分を結晶させ、製塩する方法において、 処理室と蒸発水分の流出部との間に1段または複数段に
    網または布の少なくとも片方を配置し、蒸発水分が該網
    または布の少なくとも片方を通過する際に、塩分を該網
    または布の少なくとも片方に付着させ、その後、付着し
    た塩分を網または布の少なくとも片方から剥離落下させ
    ることを特徴とする海水の処理方法。
  2. 【請求項2】前記の処理室の側部に、網または布の少な
    くとも片方をつり下げて、塩分を付着させることを特徴
    とする請求の範囲第1項に記載の海水の処理方法。
  3. 【請求項3】前記の網または布の少なくとも片方の下側
    に多数の紐を吊り下げて、塩分を付着させることを特徴
    とする請求の範囲第1項または第2項に記載の海水の処
    理方法。
  4. 【請求項4】前記の網または布の少なくとも片方に付着
    した塩分を、海水による洗い落としその他の手法で回収
    することを特徴とする請求の範囲第2項または第3項に
    記載の海水の処理方法。
  5. 【請求項5】前記の遠心力発生器の回転による海水また
    は濃縮した海水の霧化を、2枚の円板の間の空間に円弧
    状の羽根を放射状に設けてあり、中央に注水口を有する
    羽根車の回転によって、海水に遠心力を与えることで行
    なうことを特徴とする請求の範囲第1項から第4項中の
    いずれかの項に記載の海水の処理方法。
  6. 【請求項6】前記の海水または濃縮した海水の霧化を、
    遠心力発生器の回転によって処理室内に海水を散霧して
    行ない、かつ温風を当てるとともに、蒸発した水分を処
    理室の外に排出し、結晶化した塩分を処理室内に溜める
    ことを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載
    の海水の処理方法。
  7. 【請求項7】海水中の成分が変質しない程度の温度に予
    熱してから、前記の霧化を行なうことを特徴とする請求
    の範囲第1項から第6項中のいずれかの項に記載の海水
    の処理方法。
  8. 【請求項8】遠心力発生器の回転によって海水または濃
    縮した海水を霧化し、かつ温風を当てることで、水分を
    蒸発させて塩分を結晶させ、製塩する装置において、 処理室と蒸発水分の流出部との間に1段または複数段に
    網または布の少なくとも片方を配置するとともに、該網
    または布の少なくとも片方に付着した塩分を網または布
    の少なくとも片方から剥離落下させる手段を設けてなる
    ことを特徴とする海水の処理装置。
  9. 【請求項9】前記の網または布の少なくとも片方の下側
    に、塩分を付着させるために多数の紐を吊り下げてなる
    ことを特徴とする請求の範囲第8項に記載の海水の処理
    装置。
  10. 【請求項10】前記の網または布の少なくとも片方の上
    側に、該網または布の少なくとも片方に海水をかけて塩
    分を洗い落とす手段を配設してなることを特徴とする請
    求の範囲第8項または第9項に記載の海水の処理装置。
  11. 【請求項11】遠心力発生器の回転によって海水または
    濃縮した海水を霧化し、処理室内に海水を散霧する手段
    と、 散霧された海水の霧に温風を当てる温風送風手段を有
    し、 処理室の屋根部に、処理室内で気化した水蒸気を処理室
    の外に排出する通気穴を開けてあり、 該通気穴を塞ぐように網を設けるとともに、該網に付着
    した塩分を剥離落下させる手段を有していることを特徴
    とする海水の処理装置。
  12. 【請求項12】前記の通気穴の途中ないし下側に、塩分
    を付着させるための網または布の少なくとも片方を少な
    くとも1段配設し、該網または布の少なくとも片方の上
    側に、該網または布の少なくとも片方に海水を散水して
    塩分を洗い落とす手段を配設してなることを特徴とする
    請求の範囲第11項に記載の海水の処理装置。
  13. 【請求項13】前記の処理室の屋根部の上に外屋根を有
    し、処理室の側壁の外に外壁を有し、 前記の外屋根の上に海水を散水する手段を有し、 該外屋根上から回収された海水が、前記の霧化手段に供
    給される配水構成となっていることを特徴とする請求の
    範囲第11項または第12項に記載の海水の処理装置。
  14. 【請求項14】前記の処理室の屋根部の下側および前記
    の側壁の内側の少なくとも一方に、塩分を付着させるた
    めの網または布の少なくとも片方を少なくとも1段配設
    してなることを特徴とする請求の範囲第11項、第12項ま
    たは第13項に記載の海水の処理装置。
  15. 【請求項15】前記の網または布の少なくとも片方の下
    側に、塩分を付着させるために多数の紐を吊り下げてな
    ることを特徴とする請求の範囲第14項に記載の海水の処
    理装置。
  16. 【請求項16】前記の処理室の屋根部の下側の網または
    布の少なくとも片方の上側に、該網または布の少なくと
    も片方に海水を散水して塩分を洗い落とす手段を配設し
    てなることを特徴とする請求の範囲第14項または第15項
    に記載の海水の処理装置。
  17. 【請求項17】前記の海水または濃縮した海水を霧化す
    る手段に供給される海水を、海水中の成分が変質しない
    程度の温度に加温する予熱部を有していることを特徴と
    する請求の範囲第11項から第16項中のいずれかの項に記
    載の海水の処理装置。
  18. 【請求項18】前記の処理室の側壁を隔てて加温室を設
    け、 該加温室内に前記の海水予熱手段を設け、 前記の側壁にあけた開口から加温室内の加温空気を送風
    手段によって、処理室内に送風する構成としたことを特
    徴とする請求の範囲第11項から第17項中のいずれかの項
    に記載の海水の処理装置。
  19. 【請求項19】暖房設備を有し、その暖気を、前記の処
    理室内に供給できる構成としたことを特徴とする請求の
    範囲第11項から第18項中のいずれかの項に記載の海水の
    処理装置。
  20. 【請求項20】海水を、前記の外屋根を経ずに予熱部に
    供給できる配水構造となっていることを特徴とする請求
    の範囲第13項から第19項中のいずれかの項に記載の海水
    の処理装置。
  21. 【請求項21】前記の外屋根上に散水された海水を回収
    して溜めた海水タンク中の海水を、再度前記の外屋根の
    上に導いて散水する配水構造となっていることを特徴と
    する請求の範囲第13項から第20項中のいずれかの項に記
    載の海水の処理装置。
  22. 【請求項22】少なくとも前記処理室の屋根および外屋
    根を、透明体で構成したことを特徴とする請求の範囲第
    13項から第21項中のいずれかの項に記載の海水の処理装
    置。
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