JP3249548B2 - 静電記録装置 - Google Patents

静電記録装置

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JP3249548B2
JP3249548B2 JP20675991A JP20675991A JP3249548B2 JP 3249548 B2 JP3249548 B2 JP 3249548B2 JP 20675991 A JP20675991 A JP 20675991A JP 20675991 A JP20675991 A JP 20675991A JP 3249548 B2 JP3249548 B2 JP 3249548B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本発明は複写機、プリ
ンタ等に適用される静電記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の静電記録装置の一例とし
て、米国特許第3689935号明細書に開示されてい
るようなものがある。この静電記録装置は、絶縁層を二
枚の電極で挟み、多数の開口孔を設けた構成のアパチャ
ー電極によりトナー担持体上の帯電したトナーを変調制
御し、支持体上に吸着させ画像を形成するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この静電記録
装置の問題点として、担持体から供給されたトナーが、
アパチャー電極の電極層面に高い鏡像力で付着堆積し
て、担持体からのトナーの供給を妨げていた。さらに
は、この堆積によって、トナーがアパチャー電極の開口
孔に充満して開口孔詰まりをも引き起こしていた。この
結果、この静電記録装置が、記録不能に陥るという問題
があった。又、開口孔周りに電極層を形成する等の複雑
な工程が必要なため、装置が高価であった。
【0004】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、開口孔にトナーの詰まりが生じな
いような、信頼性の高い静電記録装置を安価に提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の静電記録装置は、帯電されたトナーを担持
する担持体と、画像信号に応じて前記担持体との間に選
択的に電界を発生させることにより、担持体に担持され
たトナーを飛翔させる複数の電極と、飛翔するトナーが
通過し得る複数の開口孔を設けたアパチャー板と、を備
え、前記電極により発生した電界により、前記担持体上
から飛翔して前記アパチャー板の開口孔を通過したトナ
ーを支持体上に吸着させて画像を記録する静電記録装置
において、前記支持体の一側に前記担持体及び前記アパ
チャー板を配置すると共に、前記支持体を挟んだ他側で
あって前記アパチャー板の各開口孔に対向する位置に、
前記複数の電極を配置したことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記の構成を有する本発明の静電記録装置にお
いては、アパチャー板には電極が無いため鏡像力も小さ
くなり、強固にトナーがアパチャー板に付着することが
無い。又、開口孔周りに電極層を形成する等の複雑な工
程もなくなるため、非常に安価な記録装置を提供でき
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0008】図1は本発明を適用した静電記録装置の概
略構成図である。
【0009】装置外装5の側部には挿入口3と取り出し
口4とが設けられており、装置内部には記録部1とそれ
に隣接して熱定着部2とが設けられている。挿入口3か
ら入った支持体Pは記録部1で画像記録された後、この
支持体P上の画像は定着部2において支持体P上に熱定
着される。そして、支持体Pはガイド33を経由して取
り出し口4から取り出される。
【0010】記録部1の内部には、トナー担持ローラ1
1と、アパチャー板20と、対向電極25とが設けられ
ている。前記トナー担持ローラ11の周囲には、トナー
担持ローラ11の回転方向の上流に、供給ローラ12が
前記トナー担持ローラ11に接触して設けられ、この供
給ローラ12とトナー担持ローラ11などは、トナーケ
ース14によって囲まれた領域にある。そして、トナー
ケース14の内部には、トナーTが貯蔵される。更に、
供給ローラ12に接触して、ここに付着したトナーTを
均一なトナーTの層にするための層厚規制部材13が設
けられている。
【0011】トナー担持ローラ11の上方には、アパチ
ャー板20が配置される。
【0012】図3に示すようにアパチャー板20は、列
状に設けられた多数の開口孔24を有する。これは、厚
さ25μmの高分子樹脂等で構成されている。開口孔2
4は穴径約50μmの貫通穴である。
【0013】アパチャー板20の両端には、一対の圧電
素子9が設けられている。この圧電素子9には発振器8
が接続されていて、アパチャー板20を励振できるよう
に構成される。
【0014】アパチャー板20の上方には絶縁体からな
る厚さの薄い表面を有する円筒状の対向電極25が配置
され、モータ等の駆動手段により支持体Pの搬送速度と
同じ周速度で回転駆動される。
【0015】この対向電極25には内部背面に複数の電
極31が並設されている。
【0016】図2に詳細に示すようにアパチャー板20
の開口孔24に対応した位置にn個の電極A1、・・・
Anが並設されている。また、各電極A1、・・・An
は、対向電極25が回転してもそれにかかわらずその空
間的位置を保持するように固定されて設置されている。
【0017】又、支持体Pの位置や搬送速度等を検知す
るセンサ40が有り、前記複数の電極31の個々の電極
に選択的に電圧を印加する制御手段たる制御部41が備
えられ、直流電源45の電圧がここに印加されている。
【0018】そして、この対向電極25とこのアパチャ
ー板20との間に支持体Pが通過できるようなスペース
が設けられている。
【0019】支持体Pはガイド33及び一対のガイドロ
ーラ34によって、挿入口3から対向電極25を経由し
て熱定着部2まで搬送される。
【0020】熱定着部2の内部には、内部に熱源を備え
たヒートローラ31とプレスローラ32とが接触して設
けられており、支持体Pがこのヒートローラ31とプレ
スローラ32との間を通過できるように構成されてい
る。
【0021】次に、上記のように構成された静電記録装
置についてその作用を説明する。
【0022】記録部1内部において、供給ローラ12に
担持されたトナーTが、この供給ローラ12が回転する
ことによって一定のトナーTの層が形成され、そしてト
ナー担持ローラ11に供給される。このときトナーTは
供給ローラ12及びトナー担持ローラ11と接触しつつ
摩擦して、例えばプラス(+)に帯電する。プラス
(+)に帯電したトナーTは、トナー担持ローラ11に
担持され、アパチャー板20下方まで供給される。
【0023】一方、挿入口3より装置内部に挿入された
支持体Pはガイド33とガイドローラ34とによって対
向電極25下部に搬送される。
【0024】そして、この場所で制御部41から対向電
極25の電極31に画像信号電圧が印加される。この画
像信号電圧に基づいてトナーTが変調制御される。すな
わち、制御部41からマイナス(−)電圧が電極31に
印加されるとき、開口孔24の内部においてプラス
(+)帯電したトナーTがトナー担持ローラー11から
対向電極25へと向かう電界が発生し、トナーTは開口
孔24を通過する。また制御部41から電圧が印加され
ないときは、開口孔24内部において電界は発生しない
ので、トナーTは開口孔24を通過しない。例えばA1
からA4の電極のうちA2にのみマイナス電圧が印加され
た場合を図2に示す。A2の部分にのみトナーTが付着
している。
【0025】さてここで、アパチャー板20は、発振器
8によって圧電素子9が振動することによって励振され
る。そして、アパチャー板20に付着している、また
は、付着しようとするほとんどのトナーTが、この励振
によって振動加速度が与えられて、落下する。尚、アパ
チャー板20には電極部分がないため鏡像力によるトナ
ーT付着はほとんど生じない。
【0026】このようにしてトナーTが塗布され、任意
の画像が支持体Pに形成される。
【0027】その後、支持体Pは記録部1から熱定着部
2へと搬送され、支持体P上の画像は熱定着される。
【0028】熱定着部2を通過した支持体Pはガイド3
3を経由して取り出し口4へ搬送され、取り出される。
【0029】以上説明したように本実施例によれば、開
口孔にトナーの詰まりを生じないような、信頼性の高い
静電記録装置を安価に提供することができる。
【0030】本発明は、以上詳述した実施例に限定され
るものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において変
更を加えることができることは容易である。
【0031】例えば、アパチャー板20をテフロン等の
離型性のよい材料で形成することもできる。このように
すれば穴づまりが簡単に防止できる。
【0032】また例えば、対向電極25のアパチャー板
20に面する位置の絶縁層をなくし複数の電極31を直
接支持体Pの背面にもってくることも可能である。この
場合対向電極25は回転せず、支持体Pは滑るように移
動することになる。こうすることによりアパチャー板2
0と電極31の距離を短くでき印字の分解能を上げるこ
とができる。
【0033】
【発明の効果】以上、詳述したことから明らかなように
本発明の静電記録装置においては、アパチャー板には電
極が無いため鏡像力も小さくなり、強固にトナーがアパ
チャー板に付着することが無い。又、開口孔周りに電極
層を形成する等の複雑な工程もなくなるため非常に安価
にプリント信頼性の高い静電記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】電記録装置の構成図である。
【図2】電記録装置の動作を説明する説明断面図であ
る。
【図3】電記録装置に搭載されるアパチャー電極の斜
視図である。
【符号の説明】
11 トナー担持ローラ 20 アパチャー板 24 開口孔 25 対向電極 31 電極 T トナー P 支持体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電されたトナーを担持する担持体と、
    画像信号に応じて前記担持体との間に選択的に電界を発
    生させることにより、担持体に担持されたトナーを飛翔
    させる複数の電極と、飛翔するトナーが通過し得る複数
    の開口孔を設けたアパチャー板と、を備え、前記電極に
    より発生した電界により、前記担持体上から飛翔して前
    記アパチャー板の開口孔を通過したトナーを支持体上に
    吸着させて画像を記録する静電記録装置において、 前記支持体の一側に前記担持体及び前記アパチャー板を
    配置すると共に、前記支持体を挟んだ他側であって前記
    アパチャー板の各開口孔に対向する位置に、前記複数の
    電極を配置 したことを特徴とする静電記録装置。
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