JP3249481B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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Description
要素等として用いられる薄膜構造の強誘電体キャパシタ
を含む半導体装置とその製造方法に関する。
不揮発性メモリ(以下、強誘電体メモリという)が知ら
れている。強誘電体キャパシタは、基板上に下部電極、
強誘電体膜、及び上部電極を積層して形成される。強誘
電体膜としては代表的には、ペロブスカイト型結晶構造
をもつジルコン酸チタン酸鉛(PZT:PbZrxTi1
-xO3)等の化合物が用いられる。PZT膜を用いた場
合、上下電極膜には、Ptが用いられる。
スでデータを保持でき、高速動作が可能であるため、R
F−ID(Radio Frequency Identification)等の非接
触カードへの応用が始まりつつある。また、SRAM、
DRAM、EEPROM等との置き換え、ロジック混載
等に対する期待も大きい。
電体キャパシタの加工形状例を示している。メモリの微
細化、高集積化のためには、図7(a)に示すように、
下部Pt電極72、PZT膜73及び上部Pt電極74
を連続的に略垂直にエッチングして強誘電体キャパシタ
を形成することが望ましい。しかし、この様なキャパシ
タ形状を得ようとすると、下部Pt電極72のエッチン
グにより飛散するPtがPZT膜73の側壁に再度被着
して、Ptフェンスが形成され、上下電極間が短絡する
という問題がある。
に示すように、全体をテーパエッチングする方法、或い
は図7(c)に示すように、上部電極74及びPZT膜
73とは別工程で下部Pt電極72のエッチングを行
い、下部Pt電極72のエッジがPZT膜73から離れ
た位置に来るようにパターン形成する方法がある。図7
(b)の方法では、下部Pt電極72のエッチング時に
PZT膜73の側面にPt膜が被着したとしても、側面
がテーパ面になっているためにPt膜は被着と同時にエ
ッチングがなされて、結局PZT膜73の側面にPt膜
のない状態を得ることが可能である。図7(c)の方法
では、下部Pt電極72のエッチングをPZT膜73か
ら離れた位置で行うことにより、PZT膜73の側面へ
のPt膜形成を防止することができる。
いは(c)の方法、形状を採用した場合にも、別の問題
が残る。図7(a)〜(c)に示すように下部Pt電極
72をパターニングすると、この下部Pt電極72のエ
ッチングに用いられるAr/Cl2/CF4ガス中の還元
性元素であるClやFがPZT膜73と下部Pt電極7
2の界面に侵入して界面にダメージを与え、このダメー
ジが分極量低下や膜剥がれ等の信頼性低下をもたらすの
である。
図8に示すようにパシベーション膜75で覆われ、配線
76に接続される。この構造では、PZT膜73と下部
Pt電極72の界面の端部がパシベーション膜75に直
接接触している。このため、水素アニールを行うと、パ
シベーション膜75を透過してくる水素がPZT膜73
と下部Pt電極72の界面に侵入して、経時的な分極量
の低下や膜剥がれ等の劣化を生じる。
程中に水素により特性劣化すること、具体的には分極量
低下が生じることは従来より知られている。またこの様
な水素の侵入に対する強誘電体キャパシタの保護膜とし
て、TiO2膜、Al2O3膜等が有効であることは、既
に提案さている(例えば、IEDM97−609〜61
2、IEDM97−617〜620等参照)。しかし、
図8に示すように、PZT膜73の界面がPZT膜73
の外側に延在する下部Pt電極72の表面に連続する形
状では、水素保護膜を設けたとしても、下部Pt電極7
2の表面に沿ってPZT膜73との界面にまで侵入する
水素等の還元性元素を遮断することは難しく、確実な特
性劣化防止が図れない。
もので、強誘電体膜と下部電極との界面のダメージや剥
がれを効果的に抑制して、残留分極量劣化の低減を図っ
た強誘電体キャパシタを持つ半導体装置とその製造方法
を提供することを目的としている。
と、この半導体基板上に絶縁膜を介して順次積層された
下部電極、強誘電体膜、及び上部電極を有する強誘電体
キャパシタとを備えた半導体装置において、前記強誘電
体膜は、所定パターンの前記下部電極上にこれより小さ
い面積でパターン形成され、前記下部電極の前記強誘電
体膜の外側に延在する部分の表面部は所定厚み除去され
ており、且つ前記下部電極の前記強誘電体膜の外側に延
在する部分の表面から前記強誘電体膜及び上部電極の側
面を通って上部電極の表面にまたがる範囲が水素ガス及
びハロゲン系ガスの少なくとも1種に対する保護膜で覆
われていることを特徴とする。
絶縁膜で覆われた半導体基板上に、下部電極材料膜、強
誘電体膜及び上部電極材料膜を順次堆積する工程と、前
記上部電極材料膜上に第1の耐エッチングマスクをパタ
ーン形成して、前記上部電極材料膜及び強誘電体膜を連
続的にエッチングし、引き続き前記下部電極材料膜の表
面部をエッチング除去する工程と、この工程でパターン
形成された上部電極、強誘電体膜及び下部電極材料膜を
覆って水素ガス及びハロゲン系ガスの少なくとも1種に
対する保護膜を堆積する工程と、前記保護膜上に前記第
1の耐エッチングマスクより広い領域を覆う第2の耐エ
ッチングマスクをパターン形成し、前記保護膜及び下部
電極材料膜を連続的にエッチングして、前記強誘電体膜
の外側に延在する部分を持つ下部電極を形成する工程と
を有することを特徴とする。
た、絶縁膜で覆われた半導体基板上に、下部電極材料
膜、強誘電体膜及び上部電極材料膜を順次堆積する工程
と、前記上部電極材料膜上に第1の耐エッチングマスク
をパターン形成し、前記上部電極材料膜をエッチングす
る工程と、この工程でパターン形成された上部電極を覆
う第2の耐エッチングマスクをパターン形成し、前記強
誘電体膜をエッチングすると共に、引き続き前記下部電
極材料膜の表面部をエッチング除去する工程と、前記上
部電極、強誘電体膜及び下部電極材料膜を覆って水素ガ
ス及びハロゲン系ガスの少なくとも1種に対する保護膜
を堆積する工程と、前記保護膜上に前記第2の耐エッチ
ングマスクより広い領域を覆う第3の耐エッチングマス
クを形成し、前記保護膜及び下部電極材料膜を連続的に
エッチングして、前記強誘電体膜の外側に延在する部分
を持つ下部電極を形成する工程とを有することを特徴と
する。
の外側に延在する部分の表面部は、好ましくは、下部電
極の膜厚の0.5〜50%の範囲で除去されるものとす
る。またこの発明において、保護膜は好ましくは、比抵
抗が100kΩ・cm以上の絶縁膜とし、この膜厚は2
〜500nmの範囲に設定される。
下部電極が、強誘電体膜の外側に延在する状態となるよ
うにパターニングされるが、下部電極表面は強誘電体膜
のパターニング時にオーバーエッチングにより一部除去
されて、延在部の下部電極表面位置が強誘電体膜と下部
電極の界面より下になるようにする。更に、下部電極表
面から強誘電体膜側面及び上部電極側面を覆うように、
水素ガスやハロゲンガスに対する保護膜が形成される。
この様にすることで、還元性元素の強誘電体膜と下部電
極との界面への侵入が効果的に抑制され、残留分極量の
低下のない信頼性の高い強誘電体キャパシタが得られ
る。
の実施の形態を説明する。図1は、この発明の一実施の
形態により、絶縁膜で覆われたシリコン基板10上に形
成された強誘電体キャパシタ20の断面構造を示してい
る。強誘電体キャパシタ20の上部Pt電極15及びP
ZT膜14は、連続的にパターン形成され、下部Pt電
極12は、PZT膜14の外側に延在する部分12bを
持つようにパターン形成されている。下部Pt電極12
はこの実施の形態の場合、下地に酸化膜との密着性をよ
くするためのTi膜11が形成されている。
PZT膜14の外側に延在する部分12bの表面は、P
ZT膜14のエッチング工程でオーバーエッチングされ
ており、その面位置は、PZT膜14と下部Pt電極1
2との間の界面13よりdだけ低くなっている。そして
この下部Pt電極12の延在部分12bからPZT膜1
4及び上部Pt電極15の側面を通り、上部Pt電極1
5の表面に達する範囲を覆って、水素ガスやハロゲンガ
スに対する保護膜16が形成されている。
膜等の絶縁膜からなるパシベーション膜(又は層間絶縁
膜)17により覆われ、これにコンタクト孔が開けられ
て金属配線18が接続されている。図では省略したが、
下部Pt電極12も、適当な箇所で配線或いはMOSト
ランジスタの端子層等にコンタクトされる。
強誘電体キャパシタ20の製造工程断面図を示してい
る。図2Aに示すように、基板10上に、20nmのT
i膜11、及び下部電極材料膜である150nmのPt
膜120をスパッタにより順次堆積形成する。続いて、
強誘電体膜としてPZT膜14をゾルゲル法又はスパッ
タ法により、200nm堆積する。PZT膜14は、堆
積後、酸素中750℃の熱処理を行って、結晶化させ
る。PZT膜14上に更に、上部電極材料膜として、1
00nmのPt膜150をスパッタにより堆積する。
工程によりレジストパターン21を形成し、これを耐エ
ッチングマスクとして用いて、Pt膜150、PZT膜
14を連続的にエッチングする。Pt膜150及びPZ
T膜14の連続エッチングには、Ar/Cl2/CF4ガ
スを用いたRIE法を適用する。このとき、Pt膜15
0のエッチング時にはCl2が主体となり、PZT膜14
のエッチング時には、CF4が主体となるように、供給
ガスの切り替え制御を行う。
に、パターニングされた上部Pt電極15及びPZT膜
14の外側に露出したPt膜120をオーバーエッチン
グし、Pt膜120の表面をPZT膜14とPt膜120
の界面13よりdだけ低下させる。このPt膜120の
表面除去の厚み即ちオーバーエッチング量dは、実験に
よれば、Pt膜120の膜厚の0.5%以上、より好ま
しくは1%以上で、Pt膜120を更にエッチングする
際のハロゲン系ガス侵入やパシベーション膜形成後の水
素侵入を抑制する効果が得られる。オーバーエッチング
量dは、余り大きくすると、PZT膜14の側面にPt
膜が被着し、またオーバーエッチング時におけるPZT
膜14とPt膜120の界面へのハロゲン系ガスの侵入
が無視できないものとなるので、これを防止する意味で
50%以下に抑えることが好ましい。
後、図2Cに示すように、保護膜16を下部Pt膜12
0の表面から、PZT膜14及び上部Pt電極15の側
面を通り、上部Pt電極15の表面を覆って形成する。
保護膜16には、好ましくは、比抵抗100kΩ・cm
以上の絶縁膜を用いる。
y、TiOx、TixSiyNz、AlxOy等が用い
られる。これらの材料を用いた場合、保護膜16の膜厚
は、2〜500nmの範囲で選択される。2nm未満で
は還元性元素の侵入阻止に有意な効果が得られず、50
0nmを超えると、その加工に時間がかかり過ぎ、また
キャパシタ全体の膜厚が大きくなりすぎて、多層化に適
さなくなる。
トパターン21より大きい面積を覆うレジストパターン
22を形成し、保護膜16、その下のPt膜120及び
Ti膜11を連続的にエッチングして、下部Pt電極1
2をPZT膜14の外側に所定範囲延在させた部分12
bを持つようにパターニングする。その後、レジストパ
ターン22を除去して、図1に示すようにパシベーショ
ン膜17を堆積し、コンタクト孔を加工して、金属配線
18を形成する。コンタクト孔形成後、好ましくは酸素
中で650℃程度の回復熱処理を行う。金属配線18は
例えば、TiN/Al積層膜である。
ング工程で、下部Pt電極12の延在部分12bの表面
位置は、PZT膜14と下部Pt電極12との界面13
の位置よりステップ的に下がっている。これにより、エ
ッチングガスのCl或いはFがエッチング端面から界面
13にまで侵入する事態が防止される。従って、界面1
3のダメージがなくなる。同様の理由で、保護膜16で
覆ってパシベーション膜17を形成した図1の状態で、
水素アニールを行ったとしても、パシベーション膜17
を通して水素が界面13にまで侵入する事態が抑制され
る。
留分極量の低下や膜剥がれが生じない、信頼性の高い強
誘電体キャパシタが得られる。図6は、図8に示す従来
構造と、この実施の形態の構造による強誘電体キャパシ
タのQ−V特性を示す。従来構造では、破線で示すよう
に、3V印加時の残留分極量はおよそ、2Pr1=10
〜15μC/cm2であるのに対し、この実施の形態で
はおよそ、2Pr2=25〜30μC/cm2と大きく
なっている。
の部分をより具体化した構造例を示している。これは、
DRAM構造と同様に、1トランジスタ/1キャパシタ
により強誘電体メモリを構成した場合の1メモリセル部
の構造である。シリコン基板1には、素子分離絶縁膜2
により区画された領域にMOSトランジスタ3が形成さ
れている。MOSトランジスタ3の上は層間絶縁膜4に
より覆われている。層間絶縁膜4には、MOSトランジ
スタの一方の拡散層にコンタクトする埋め込み配線5が
形成され、また他方の拡散層を層間絶縁膜4の表面に取
り出すために埋め込まれたポリシリコンプラグ7が設け
られている。
キャパシタ20が形成される。この例では、下部Pt電
極12はポリシリコンプラグ7を介してMOSトランジ
スタ3の端子に接続され、上部Pt電極15につながる
金属配線18はプレート電極となる。
強誘電体キャパシタ30の断面構造を示し、図4A乃至
図4Eは同実施の形態の製造工程断面図を示す。先の実
施の形態と対応する部分には先の実施の形態と同じ符号
を付して詳細な説明は省く。
形成することは、先の実施の形態と同様である。この
後、図4Bに示すようにレジストパターン21を用いて
上部Pt膜150をエッチングし、引き続きPZT膜1
4をエッチングする。このとき図示のように、PZT膜
14のエッチングは中途で止める。そしてレジストパタ
ーン21を除去して、図4Cに示すように、改めて先の
レジストパターン21より僅かに大きい面積のレジスト
パターン21bを形成し、PZT膜14の残りをエッチ
ングする。このPZT膜14のパターニング工程で連続
的に下部Pt膜120の表面の一部をエッチングするこ
とは、先の実施の形態と同様である。その後、先の実施
の形態と同様に、保護膜16を堆積し(図4D)、レジ
ストパターン22を形成して、保護膜16及び下部Pt
膜120を連続的にエッチングする(図4E)。
により得られる効果に加えて、次のような効果が得られ
る。即ち、図4Cに示すPZT膜14のパターニング工
程で、レジストパターン21bにより上部Pt電極15
とPZT膜14の界面が保護されている。これにより、
下部Pt膜120をオーバーエッチングした時にPZT
膜14の側面にPt膜が被着したとしても、上部Pt電
極15とPZT膜14との界面は保護されて、上下電極
間が短絡される事故は確実に防止される。
例えば保護膜として、実施の形態で例示した材料膜の
他、水素吸蔵性のあるLa,Ti,Ni,Fe,Mg,
Zr,Pb等の元素を含む絶縁膜を用いることができ
る。また強誘電体膜として、PZTの他、SBT(Sr
Bi2Ta2O9)等を用いた場合にもこの発明は有効で
ある。
元性元素に起因する強誘電体膜と下部電極との界面のダ
メージや剥がれを効果的に抑制して、残留分極量劣化の
低減を図った強誘電体キャパシタを持つ半導体装置を提
供することができる。
シタの構造を示す断面図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
パシタの構造を示す断面図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
モリのメモリセル構造を示す断面図である。
来例と比較して示す図である。
図である。
断面図である。
下部Pt電極、13…界面、14…PZT膜、15…上
部Pt電極、16…保護膜、17…パシベーション膜、
18…金属配線、20…強誘電体キャパシタ。
Claims (9)
- 【請求項1】 半導体基板と、 この半導体基板上に絶縁膜を介して順次積層された下部
電極、強誘電体膜、及び上部電極を有する強誘電体キャ
パシタとを備えた半導体装置において、前記強誘電体膜は、所定パターンの前記下部電極上にこ
れより小さい面積でパターン形成され、 前記下部電極の前記強誘電体膜の外側に延在する部分の
表面部は所定厚み除去されており、 前記下部電極の前記強誘電体膜の外側に延在する部分の
表面から前記強誘電体膜及び上部電極の側面を通って上
部電極の表面にまたがる範囲が水素ガス及びハロゲン系
ガスの少なくとも1種に対する保護膜で覆われ且つ、前
記下部電極の前記強誘電体膜の外側に延在する部分を覆
う前記保護膜とその下の前記下部電極とは、前記保護膜
と下部電極との積層膜の連続エッチングによりパターニ
ングされて側端面が一致している ことを特徴とする半導
体装置。 - 【請求項2】 前記下部電極の前記強誘電体膜の外側に
延在する部分の表面部は、前記下部電極の膜厚の0.5
〜50%の範囲で除去されていることを特徴とする請求
項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記保護膜は、比抵抗が100kΩ・c
m以上の絶縁膜であることを特徴とする請求項1記載の
半導体装置。 - 【請求項4】 前記保護膜は、膜厚が2〜500nmの
範囲に設定されていることを特徴とする請求項1記載の
半導体装置。 - 【請求項5】 絶縁膜で覆われた半導体基板上に、下部
電極材料膜、強誘電体膜及び上部電極材料膜を順次堆積
する工程と、 前記上部電極材料膜上に第1の耐エッチングマスクをパ
ターン形成して、前記上部電極材料膜及び強誘電体膜を
連続的にエッチングし、引き続き前記下部電極材料膜の
表面部をエッチング除去する工程と、 この工程でパターン形成された上部電極、強誘電体膜及
び下部電極材料膜を覆って水素ガス及びハロゲン系ガス
の少なくとも1種に対する保護膜を堆積する工程と、 前記保護膜上に前記第1の耐エッチングマスクより広い
領域を覆う第2の耐エッチングマスクをパターン形成
し、前記保護膜及び下部電極材料膜を連続的にエッチン
グして、前記強誘電体膜の外側に延在する部分を持つ下
部電極を形成する工程とを有することを特徴とする半導
体装置の製造方法。 - 【請求項6】 絶縁膜で覆われた半導体基板上に、下部
電極材料膜、強誘電体膜及び上部電極材料膜を順次堆積
する工程と、 前記上部電極材料膜上に第1の耐エッチングマスクをパ
ターン形成し、前記上部電極材料膜をエッチングする工
程と、 この工程でパターン形成された上部電極を覆う第2の耐
エッチングマスクをパターン形成し、前記強誘電体膜を
エッチングすると共に、引き続き前記下部電極材料膜の
表面部をエッチング除去する工程と、 前記上部電極、強誘電体膜及び下部電極材料膜を覆って
水素ガス及びハロゲン系ガスの少なくとも1種に対する
保護膜を堆積する工程と、 前記保護膜上に前記第2の耐エッチングマスクより広い
領域を覆う第3の耐エッチングマスクを形成し、前記保
護膜及び下部電極材料膜を連続的にエッチングして、前
記強誘電体膜の外側に延在する部分を持つ下部電極を形
成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製
造方法。 - 【請求項7】 前記下部電極材料膜の表面部のエッチン
グ量は、前記下部電極材料膜の膜厚の0.5〜50%の
範囲とすることを特徴とする請求項5又は6記載の半導
体装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記保護膜は、比抵抗が100kΩ・c
m以上の絶縁膜であることを特徴とする請求項5又は6
記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記保護膜は、膜厚が2〜500nmの
範囲に設定されることを特徴とする請求項5又は6記載
の半導体装置の製造方法。
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