JP3249380B2 - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JP3249380B2
JP3249380B2 JP05503296A JP5503296A JP3249380B2 JP 3249380 B2 JP3249380 B2 JP 3249380B2 JP 05503296 A JP05503296 A JP 05503296A JP 5503296 A JP5503296 A JP 5503296A JP 3249380 B2 JP3249380 B2 JP 3249380B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NPCインバータ
(Neutral Point Clamped Inverter)を用いた電力変換
装置に係り、特に、直流電圧の中性点電位の変動を抑制
する手段を備えた電力変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】NPC(中性点クランプ式)インバータ
を用いた電力変換装置の一般的な主回路を図15に示
す。図15において、図示しない3相交流電源から供給
される交流電圧はコンバータ1により直流電圧に変換さ
れ、コンデンサ4、5により分圧され、正側電位VPと
中性点電位V0と負側電位VNを有する直流電圧が出力
される。この中性点電位V0を有する直流電圧はNPC
インバータ2によって所定の周波数の3相交流電圧に変
換され、交流電動機(モータ)3を駆動する。NPCイ
ンバータは中性点電位V0を有する直流電圧を高調波
の少ない交流電力に変換するものとして知られている。
【0003】この場合、正側電圧(VP−V0)と負側
電圧(V0−VN)からNPCインバータが電動機3
に供給する電力は瞬時的には均等でなく、出力周波数の
3倍の周波数で変動する。コンバータ1は正負間電圧
(VP−VN)しか制御することができないため、中性
点電位V0も出力周波数の3倍で変動する。中性点電位
V0が変動すると前述したNPCインバータの高調波
を抑制するという特徴が失われるので、中性点電位V0
の変動を抑制するための種々の方法が研究されている。
【0004】例えば、平成5年電気学会全国大会産業応
用部門NO.85「3レベルGTOインバータのPWM
方式」のように、3相のNPCインバータの線間電圧を
不変のまま、各相電圧をバイアスし、このバイアスを短
い周期で正負に振ることで、正側電圧(VP−V0)と
負側電圧(V0−VN)からの電力の供給量をバランス
させ、中性点電位V0の変動を抑制する制御が用いられ
ている。
【0005】しかし、従来の方法では、NPCインバー
タの出力電圧にバイアスを乗せるため、重負荷時(過電
流時)には電圧制限にかかり、バイアス補償できない状
態に陥る場合がある。この場合、中性点電位の変動補償
の制御が優先されず、出力電圧に余裕がある場合のみ効
果を奏し、負荷急変等により瞬間的に大きな負荷電流が
流れる場合、中性点電位が大きく変動して、過電圧・過
電流を誘引するという問題がある。
【0006】電圧形3レベルNPCインバータを用い
て、電動機等の負荷に電力を供給する場合、インバータ
の零相電圧がインバータ角周波数の3倍でふれるため
に、直流電圧源の中性点から電圧形インバータへ流れる
インバータ電流がふれ、その結果、直流電圧の中性点の
電位がインバータ角周波数の3倍で振動するという課題
がある。また、負荷の急変等によって、直流電圧が一時
的に変動したり、あるいは、主回路素子の特性差等によ
り徐々に中性点電位が変動するという課題がある。
【0007】従来は、この直流電圧源の中性点電位の変
動に対し、インバータの出力電圧基準にバイアスをのせ
るという方法が用いられてきた。例えば、直流電圧源の
正側電圧が負側電圧よりも大きくなった場合、電圧基準
に正のバイアスをかける。これにより正側直流電力の消
費量が増大するため、正側直流電力の消費量が負側直流
電力の消費量より大きくなり、正側直流電圧と負側直流
電圧とを平衡化する事ができる。
【0008】具体的な構成を図15により説明する。正
側コンデンサ4の電圧を検出するための正側直流電圧検
出器20と負側コンデンサ5の電圧を検出するための負
側直流電圧検出器21からそれぞれ得られる正側電圧値
と、負側電圧値との差から正負差電圧を求め、バイア
調整器44に入力する。これをインバータ制御器39の
3相電圧基準演算器40により算出される3相電圧基準
VU 、VV 、VWに加算することにより、中性点
の電位変動を抑制していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、3相電
圧基準にバイアスをかけて正側電力消費量と負側電圧消
費量を不平衡化することにより、中性点電位の変動を抑
制するといった方式では、実際に3相線間電圧として与
える電圧が直流リンク電圧よりバイアス分だけ小さくな
るため、電圧利用率が低下し、電圧容量の大きいインバ
ータが必要となる。この結果、装置が巨大化してしま
う。
【0010】本発明は、直流電圧の中性点電位を直接的
に制御するか、あるいはインバータ側またはコンバータ
側に依存しない3レベル直流電圧源の中性点電位の変動
抑制の装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、直流電圧を分圧して中
性点電位を得る直列接続された2個のコンデンサと、前
記中性点電位を有する直流電圧を交流電圧に変換するN
PCインバータを備え、ダイオードを逆並列に接続した
スイッチング素子でなる2個のアームを直列接続して前
記直流電圧の正負間に接続し、前記直流電圧の中性点と
前記2個のアームの直列接続点間に接続されるリアクト
ルを設け、中性点電位の変動に応じて前記2個のアーム
のいずれか一方のスイッチング素子を動作させ、中性点
電位の変動を抑制する。
【0012】請求項1に対応する発明によれば、一方の
コンデンサの電圧が他方の他方のコンデンサの電圧より
大きくなり、中性点電位が変動すると、一方のアームの
スイッチング素子をオンさせて、一方のコンデンサから
リアクトルに電流を流し、一方のアームのスイッチング
素子をオフさせて、リアクトルの電流を他方のコンデン
サに放電する。これにより、一方のコンデンサの一部の
エネルギーをリアクトルを介して他方のコンデンサに移
動させ中性点電位の変動を抑制する。
【0013】前記目的を達成するため、請求項2の発明
は、更に、前記2個のコンデンサの電圧をそれぞれ検出
し、その電圧偏差の極性に応じて前記2個のアームのい
ずれか一方のアームのスイッチング素子を前記電圧偏差
に応じたパルス幅でオンさせるパルス幅変調制御手段を
備える。
【0014】請求項2に対応する発明によれば、前記2
個のコンデンサの電圧に偏差が生じると、パルス幅変調
制御手段は、その電圧偏差の極性の正負に応じて前記2
個のアームのいずれか一方のアームのスイッチング素子
を前記電圧偏差に応じたパルス幅でオンさせる。
【0015】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、直流電圧を分圧して中性点電位を得る直列
接続された2個のコンデンサと、前記中性点電位を有す
る直流電圧を交流電圧に変換するNPCインバータを備
え、前記直流電圧の正側と前記直流電圧の中性点との間
に第1のスイッチング素子と第1のリアクトルの直列回
路を接続するとともに、前記第1のスイッチング素子と
第1のリアクトルの直列接続点と前記直流電圧の負側と
の間に第1のダイオードを接続し、前記直流電圧の負側
と前記直流電圧の中性点との間に第2のスイッチング素
子と第2のリアクトルの直列回路を接続するとともに、
前記第2のスイッチング素子と第2のリアクトルの直列
接続点と前記直流電圧の正側との間に第2のダイオード
を接続し、中性点電位の変動に応じて前記第1、第2の
スイッチング素子を動作させ、中性点電位の変動を抑制
する。
【0016】請求項3に対応する発明によれば、請求項
3の発明は、一方のコンデンサの電圧が他方のコンデン
サの電圧より大きくなると、第1のスイッチング素子を
オン・オフさせて、一方のコンデンサのエネルギーを第
1のリアクトルを介して他方のコンデンサに移動させ、
一方のコンデンサの電圧が他方のコンデンサの電圧より
小さくなると、第2のスイッチング素子をオン・オフさ
せて、他方のコンデンサのエネルギーを第2のリアクト
ルを介して一方のコンデンサに移動させる。この場合、
コンデンサの電圧の大小関係が変調周期内に変化しても
直ちに作用させることができ、応答の速い中性点電位の
変動抑制制御が行われる。
【0017】前記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明は、前記2個のコンデンサの電圧をそれぞれ検
出し、その電圧偏差の極性に応じて前記第1、第2のス
イッチのいずれか一方のスイッチング素子を前記電圧偏
差に応じたパルス幅でオンさせるパルス幅変調制御手段
を備える。
【0018】請求項4に対応する発明によれば、前記2
個のコンデンサの電圧に偏差が生じると、パルス幅変調
制御手段は、その電圧偏差の極性の正負に応じて前記第
1、第2のスイッチのいずれか一方のスイッチング素子
を前記電圧偏差に応じたパルス幅でオンさせる。
【0019】前記目的を達成するため、請求項5に対応
する発明は、直流電圧を分圧して中性点電位を得る直列
接続された2個のコンデンサと、前記中性点電位を有す
る直流電圧を交流電圧に変換するNPCインバータを備
え、ダイオードを逆並列に接続したスイッチング素子を
2個直列接続した第1、第2のアームを直列接続して前
記直流電圧の正負間に接続し、各アームの2個のスイッ
チング素子の直列接続点と前記中性点電位との間にそれ
ぞれ第2のダイオードを接続し、前記第1、第2のアー
ムの直列接続点と前記中性点電位間にリアクトルを接続
し、中性点電位の変動に応じて前記第1、第2のアーム
のいずれか一方のアームを導通させ一方のコンデンサか
らリアクトルに電流を流した後、該アームの直流電圧側
のスイッチング素子を非導通としてリアクトルの電流を
前記第2のダイオードを介して還流させて保持し、その
後該アームの他方のスイッチング素子を非導通としてリ
アクトルの電流を他方のコンデンサと他方のアームのダ
イオードを介して放電し、中性点電位の変動を抑制す
る。
【0020】請求項5に対応する発明によれば、一方の
コンデンサの電圧が他方のコンデンサの電圧より大きく
なり、中性点電位が変動すると、一方のアームのスイッ
チング素子をオンさせて、一方のコンデンサからリアク
トルに電流を流し、一方のアームの一方のスイッチング
素子をオフさせてリアクトルの電流を第2のダイオード
を介して一定時間だけ還流保持し、その後一方のアーム
の他方のスイッチング素子をオフさせてリアクトルの電
流を他方のコンデンサに放電する。これにより、一方の
コンデンサの一部のエネルギーをリアクトルを介して他
方のコンデンサに移動させ中性点電位の変動を抑制す
る。
【0021】前記目的を達成するため、請求項6に対応
する発明は、前記2個のコンデンサの電圧をそれぞれ検
出し、その電圧偏差の極性に応じて前記第1、第2のア
ームのいずれか一方のアームへ前記電圧偏差に応じたパ
ルス幅でオンさせるスイッチング信号を出力し、このス
イッチング信号に応じて該アームの2個のスイッチング
素子にそれぞれ第1、第2のスイッチング信号を出力
し、前記第2のスイッチング信号は前記第1のスイッチ
ング信号のオフ指令から一定時間後にオフ指令を出力す
るパルス幅変調制御手段を備える。
【0022】請求項6に対応する発明によれば、前記2
個のコンデンサの電圧に偏差が生じると、パルス幅変調
制御手段は、その電圧偏差の極性の正負に応じて前記第
1、第2のアームのいずれか一方のアームへ前記電圧偏
差に応じたパルス幅でオンさせるスイッチング信号を出
力し、このスイッチング信号に応じて該アームの2個の
スイッチング素子にそれぞれ第1、第2のスイッチング
信号を出力し、前記第2のスイッチング信号は前記第1
のスイッチング信号のオフ指令から一定時限後にオフ指
令を出力する。
【0023】前記目的を達成するため、前記目的を達成
するため、請求項7に対応する発明は、2レベルコンバ
ータと、該コンバ−タに直列に接続された2つのコンデ
ンサから構成される直流電圧源と、該直流電圧源に接続
された3レベルNPCインバータを接続した電力変換装
置において、スイッチング素子のアノードを直流電圧源
の正側電位点と接続し、該スイッチング素子のカソード
を別のスイッチング素子のアノードと接続し、該スイッ
チング素子のカソードを直流電圧源の負側電位点に接続
し、ダイオードのカソードを直流電圧源の正側電位点と
接続し、該ダイオードのアノードを別のダイオードのカ
ソードと接続し、該ダイオードのアノードを直流電圧源
の負側電位点に接続し、2つのスイッチング素子の接続
点と2つのダイオードの接続点との間を接続し、2つス
イッチング素子の接続点と、直流電圧源の中性点電位点
との間をリアクトルにて接続されたチョッパ回路と、前
記リアクトルを流れるチョッパ電流を検出する第1電流
検出手段と、前記直流電圧源の中性点電位点から前記3
レベルインバータの中性点へ流れるインバータ中性点電
流を検出する第2電流検出手段と、該第2電流検出手段
で検出されたインバータ中性点電流から、前記第1電流
検出手段で検出されたチョッパ電流を差し引く演算手段
と、該電流値の差を入力とし、該入力を零とする電流制
御手段と、該電流制御手段の出力により前記2つのスイ
ッチング素子を駆動する制御手段とを備えたことを特徴
とする電力変換装置である。
【0024】請求項7に対応する発明によれば、検出さ
れたインバータ中性点電流IINV から検出されたチョッ
パ電流ICHP を引き、これが零となるように制御すれ
ば、中性点から直流コンデンサに流れる電流は小さくな
り、中性点電位の変動を小さくすることができる。
【0025】前記目的を達成するため、請求項8に対応
する発明は、2レベルコンバータと、該コンバータに直
列に接続された2つのコンデンサから構成される直流電
圧源と、該直流電圧源に接続された3レベルNPCイン
バータを接続した電力変換装置において、スイッチング
素子のアノードを直流電圧源の正側電位点と接続し、該
スイッチング素子のカソードを別のスイッチング素子の
アノードと接続し、該スイッチング素子のカソードを直
流電圧源の負側電位点に接続し、ダイオードのカソード
を直流電圧源の正側電位点と接続し、該ダイオードのア
ノードを別のダイオードのカソードと接続し、該ダイオ
ードのアノードを直流電圧源の負側電位点に接続し、2
つのスイッチング素子の接続点と2つのダイオードの接
続点との間を接続し、2つのスイッチング素子の接続点
と、直流電圧源の中性点電位点との間をリアクトルにて
接続されたチョッパ回路と、該リアクトルを流れるチョ
ッパ電流を検出する第1電流検出手段と、前記3レベル
インバータから負荷に流れる3相電流を検出する第2電
流検出手段と、該第2電流検出手段により検出された3
相電流と前記インバータを制御するインバ−タ制御手段
の情報により直流電圧源の中性点電位点からインバータ
の中性点電位点へ流れるインバータ中性点電流を算出す
る手段と、算出されたインバータ中性点電流から、検出
されたチョッパ電流を差し引く演算手段と、該演算手段
の電流値の差を入力とし、該入力を零とする電流制御手
段と、該電流制御手段の出力により2つのスイッチング
素子を駆動する制御手段とを備えたことを特徴とする電
力変換装置である。
【0026】請求項8に対応する発明によれば、電圧変
調率と検出された3相電流より演算されたインバータ中
性点電流から検出されたチョッパ電流を引き、これが零
となるように制御すれば、中性点から直流コンデンサに
流れる電流は小さくなり、中性点電位の変動を小さくす
ることができる。
【0027】前記目的を達成するため、請求項9に対応
する発明は、2レベルコンバータと、該コンバータに直
列に接続された2つのコンデンサから構成される直流電
圧源と、該直流電圧源に接続された3レベルNPCイン
バータを接続した電力変換装置において、スイッチング
素子のアノードを直流電圧源の正側電位点と接続し、該
スイッチング素子のカソードを別のスイッチング素子の
アノードと接続し、該スイッチング素子のカソードを直
流電圧源の負側電位点に接続し、ダイオードのカソード
を直流電圧源の正側電位点と接続し、該ダイオードのア
ノードを別のダイオードのカソードと接続し、該ダイオ
ードのアノードを直流電圧源の負側電位点に接続し、2
つのスイッチング素子の接続点と2つのダイオードの接
続点との間を接続し、2つスイッチング素子の接続点
と、直流電圧源の中性点電位点との間をリアクトルにて
接続されたチョッパ回路と、該リアクトルを流れるチョ
ッパ電流を検出する第1電流検出手段と、インバータを
制御するインバ−タ制御器の情報により直流電圧源の中
性点電位点からインバータの中性点電位点へ流れるイン
バ−タ中性点電流を算出する手段と、該算出されたイン
バータ中性点電流から、前記第1電流検出手段により検
出されたチョッパ電流を差し引く演算手段と、該演算手
段の電流値の差を入力とし、該入力を零とする電流制御
手段と、該電流制御手段の出力により2つのスイッチン
グ素子を駆動する制御手段とを備えたことを特徴とする
電力変換装置である。
【0028】請求項9に対応する発明によれば、電圧変
調率と3相電流指令値により演算されたインバータ中性
点電流から検出されたチョッパ電流を引き、これが零と
なるように制御すれば、中性点から直流コンデンサに流
れる電流は小さくなり、中性点電位の変動を小さくする
ことができる。また、インバータ中性点電流を演算によ
り求め、これに追従するチョッパ電流を流すことで、電
流検出の遅れのない分早いチョッパ電流の応答が可能で
あり、中性点電位の変動をより小さくすることができ
る。
【0029】前記目的を達成するため、請求項10に対
応する発明は、2レベルコンバータと、該コンバータに
直列に接続された2つのコンデンサから構成される直流
電圧源と、該直流電圧源に接続された3レベルNPCイ
ンバータを接続した電力変換装置において、スイッチン
グ素子のアノードを直流電圧源の正側電位点と接続し、
該スイッチング素子のカソードを別のスイッチング素子
のアノードと接続し、該スイッチング素子のカソードを
直流電圧源の負側電位点に接続し、ダイオードのカソー
ドを直流電圧源の正側電位点と接続し、該ダイオードの
アノードを別のダイオードのカソードと接続し、該ダイ
オードのアノードを直流電圧源の負側電位点に接続し、
2つのスイッチング素子の接続点と2つのダイオードの
接続点との間を接続し、2つスイッチング素子の接続点
と、直流電圧源の中性点電位点との間をリアクトルにて
接続されたチョッパ回路と、該リアクトルを流れるチョ
ッパ電流を検出する第1電流検出手段と、前記直流電圧
源の中性点電位点からインバータの中性点電位点へ流れ
るインバータ中性点電流を検出する第2電流検出手段
と、前記インバータを制御するインバータ制御手段の情
報によりインバータ中性点電流を算出する手段と、前記
算出されたインバータ中性点電流から検出されたチョッ
パ電流を差し引く演算手段と、該演算手段の電流値の差
を入力すると比例補償器と、前記検出されたインバータ
中性点電流から検出されたチョッパ電流を差し引く手段
と、該電流値の差を入力とする積分補償器と、前記比例
補償器の出力と積分補償器の出力を加算する加算手段
と、該加算手段の加算値により2つのスイッチング素子
を駆動する制御手段とを備えたことを特徴とする電力変
換装置である。
【0030】請求項10に対応する発明によれば、イン
バータ中性点電流からチョッパ電流を引き、これが零と
なるように制御すれば、中性点から直流コンデンサに流
れる電流は小さくなり、中性点の電位変動を小さくする
ことができる。また、チョッパ電流を検出されたインバ
ータ中性点電流と積分制御し、演算されたインバータ中
性点電流と比例制御することにより、チョッパ電流は過
渡的にインバータ中性点電流演算値に追従し、遅れのな
い小さい補償が可能である。また、定常的には、積分器
の存在により検出されたインバータ中性点電流に一致す
る。よって、過渡的にも定常的にも良好な補償を行うこ
とができ、中性点電位の変動をより小さくすることがで
きる。
【0031】前記目的を達成するため、請求項11に対
応する発明は、請求項7〜9のいずれかに記載の電力変
換装置において、正側コンデンサの電圧を検出する手段
と、負側コンデンサの電圧を検出する手段と、検出され
た正側コンデンサ電圧から検出された負側コンデンサ電
圧を差し引く手段と、該電圧差を入力とし、該入力を零
とする電圧差補償器と、該電圧差補償器の出力と電流制
御器の出力とを加算する加算手段と、該加算手段の出力
により2つのスイッチング素子を駆動する制御手段を備
えたことを特徴とする電力変換装置である。
【0032】請求項11に対応する発明によれば、電流
検出手段の直流ドリフト等により直流的な誤差が発生す
る場合、2つのコンデンサの電圧を検出し、電圧差を演
算し、零にすることで、中性点電位の直流的変動を抑え
ることができる。
【0033】前記目的を達成するため、請求項12に対
応する発明は、2レベルコンバータと、該コンバータに
直列に接続された2つのコンデンサから構成される直流
電圧源と、該直流電圧源に接続された3レベルNPCイ
ンバータを接続した電力変換装置において、スイッチン
グ素子のアノードを直流電圧源の正側電位点と接続し、
該スイッチング素子のカソードを別のスイッチング素子
のアノードと接続し、該スイッチング素子のカソードを
直流電圧源の負側電位点と接続し、ダイオードのカソー
ドを直流電圧源の正側電位点と接続し、該ダイオードの
アノードを別のダイオードのカソードと接続し、該ダイ
オードのアノードを直流電圧源の負側電位点に接続し、
2つのスイッチング素子の接続点と2つのダイオードの
接続点との間を接続し、2つスイッチング素子の接続点
と、直流電圧源の中性点電位点との間をリアクトルにて
接続されたチョッパ回路と、正側コンデンサの電圧を検
出する手段と、負側コンデンサの電圧を検出する手段
と、検出された正側コンデンサ電圧から検出された負側
コンデンサ電圧を差し引く演算手段と、該演算手段の電
圧差を入力とし、該入力を零とする電圧差制御手段と、
前記リアクトルを流れるチョッパ電流を検出する手段
と、該検出されたチョッパ電流を入力とする安定化補償
器と、前記電圧差制御手段の出力から安定化補償器の出
力を差し引く減算手段と、該減算手段で求められた減算
値により前記2つのスイッチング素子を駆動する制御手
段とを備えたことを特徴とする電力変換装置である。
【0034】請求項12に対応する発明によれば、2つ
の直流コンデンサの電圧を検出し、その差が零となるよ
うにチョッパ制御することで、中性点電位の変動を抑制
することができる。
【0035】前記目的を達成するため、請求項13に対
応する発明は、2レベルコンバータと、該コンバータに
直列に接続された2つのコンデンサから構成される直流
電圧源と、該直流電圧源に接続された3レベルNPCイ
ンバータを接続した電力変換装置において、スイッチン
グ素子のアノードを直流電圧源の正側電位点と接続し、
該スイッチング素子のカソードを別のスイッチング素子
のアノードと接続し、該スイッチング素子のカソードを
直流電圧源の負側電位点に接続し、ダイオードのカソー
ドを直流電圧源の正側電位点と接続し、該ダイオードの
アノードを別のダイオードのカソードと接続し、該ダイ
オードのアノードを直流電圧源の負側電位点に接続し、
2つのスイッチング素子の接続点と2つのダイオードの
接続点との間を接続し、2つスイッチング素子の接続点
と、直流電圧源の中性点電位点との間をリアクトルにて
接続されたチョッパ回路と、前記正側コンデンサの電圧
を検出する手段と、前記負側コンデンサの電圧を検出す
る手段と、検出された前記正側コンデンサ電圧から検出
された前記負側コンデンサ電圧を差し引く演算手段と、
該演算手段の電圧差を入力とし、該入力を零とする電圧
差制御手段と、該検出された正側コンデンサ電圧と検出
された該負側コンデンサ電圧の差を微分する微分手段
と、該微分手段の微分値を入力とする安定化補償器と、
前記電圧差制御手段の出力から安定化補償器の出力を差
し引く減算手段と、該減算手段の減算値により前記2つ
のスイッチング素子を駆動する制御手段とを備えたこと
を特徴とする電力変換装置である。
【0036】請求項13に対応する発明によれば、2つ
の直流コンデンサの電圧を検出し、その差が零となるよ
うにチョッパ制御することで、中性点電位の変動を抑制
することができる。
【0037】前記目的を達成するため、請求項14に対
応する発明は、2レベルコンバータと、該コンバータに
直列に接続された2つのコンデンサから構成される直流
電圧源と、該直流電圧源に接続された3レベルNPCイ
ンバータを接続した電力変換装置において、スイッチン
グ素子のアノードを直流電圧源の正側電位点と接続し、
該スイッチング素子のカソードを別のスイッチング素子
のアノードと接続し、該スイッチング素子のカソードを
直流電圧源の負側電位点に接続し、ダイオードのカソー
ドを直流電圧源の正側電位点と接続し、該ダイオードの
アノードを別のダイオードのカソードと接続し、該ダイ
オードのアノードを直流電圧源の負側電位点に接続し、
2つのスイッチング素子の接続点と2つのダイオードの
接続点との間を接続し、2つスイッチング素子の接続点
と、直流電圧源の中性点電位点との間をリアクトルにて
接続されたチョッパ回路と、該リアクトルを流れるチョ
ッパ電流を検出する第1電流検出手段と、中性点電位点
から3レベルインバータの中性点へ流れるインバータ中
性点電流を検出する第2電流検出手段と、前記第2電流
検出手段により検出されたインバータ中性点電流から、
検出されたチョッパ電流を差し引く演算手段と、該演算
手段の電流値の差を積分する積分手段と、該積分手段の
出力を零とする電圧差制御手段と、前記検出されたチョ
ッパ電流を入力とする安定化補償器と、電圧差制御手段
の出力から安定化補償器の出力を差し引く減算手段と、
該減算手段の減算値により前記2つのスイッチング素子
を駆動する制御手段とを備えたことを特徴とする電力変
換装置である。
【0038】請求項14に対応する発明によれば、検出
されたインバータ中性点電流と検出されたチョッパ電流
の差の積分は、電圧の次元となる。すなわち、コンデン
サ電圧差と比例関係にある。これを、電圧制御して零に
すれば、中性点電位の変動を抑制することができる。
【0039】前記目的を達成するため、請求項15に対
応する発明は、請求項7〜14のいずれかに記載の電力
変換装置において、前記コンバータとして3レベルNP
Cコンバータを使用し、該3レベルNPCコンバータに
並列に、2個のコンデンサを直列接続した回路からなる
直流電圧源を接続し、前記中性点電位点から3レベルコ
ンバータの中性点へ流れるコンバータ中性点電流を検出
する手段あるいはコンバータ中性点電流を演算する手段
を有し、該検出されたコンバータ中性点電流あるいは演
算されたコンバータ中性点電流と前記中性点電位点から
3レベルインバータの中性点に流れるインバータ中性点
電流の検出値あるい演算値と加算することを特徴とする
電力変換装置である。
【0040】請求項15に対応する発明によれば、請求
項7〜14記載の電力変換装置と同様な作用を得ること
ができる。
【0041】前記目的を達成するため、請求項16に対
応する発明は、請求項7〜14のいずれかに記載の電力
変換装置において、前記コンバータとして2レベルコン
バータを2個使用し、該各2レベルコンバータに、正側
および負側コンデンサの直列回路を並列に接続し、該正
側および負側コンデンサの中性点電位点と前記2レベル
コンバータ相互の接続点を接続し、前記コンデンサの接
続点から前記コンバータへ流れる中性点電流を検出する
手段あるいはコンバータ中性点電流を演算する手段を有
し、該検出または演算されたコンバータ中性点電流と前
記中性点電位点から3レベルインバータの中性点に流れ
るインバータ中性点電流の検出値あるいは演算値と加算
することを特徴とする電力変換装置である。
【0042】請求項16に対応する発明によれば、請求
項7〜14記載の電力変換装置と同様な作用を得ること
ができる。
【0043】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1、2に対応する
実施形態を図1に示す。
【0044】図1において、3相交流電源41、コンバ
ータ1、コンデンサ4、5、NPCインバータ2、交流
電動機3は図15と同じものである。
【0045】7、8は直流電圧の正負間に直列接続され
たスイッチング素子、9、10はそれぞれスイッチング
素子7、8に逆並列に接続されたダイオード、6はコン
デンサ4、5の直列接続点とスイッチング素子7、8の
直列接続点間に接続されたリアクトルである。スイッチ
ング素子7とリアクトル6とダイオード10は第1のチ
ョッパ回路として機能し、スイッチング素子8とリアク
トル6とダイオ−ド9は第2のチョッパ回路として機能
する。46はコンデンサ4、5の電圧Vp 、Vn の絶対
値を比較してその偏差を減少させるように電圧制御信号
Vc を出力する電圧制御部、48は電圧制御信号を所定
値で制限する出力制限部、49は出力制限部48を介し
て出力される電圧制御信号Vc に応じてチョッパ制御信
号CH1かCH2のいずれかを出力する演算部、50は
パルス幅変調のための三角波信号TRSを出力する変調
信号発生部、51、52はチョッパ制御信号CH1、C
H2と三角波信号TRSをそれぞれ比較してスイッチン
グ信号G1、G2を出力する比較器である。
【0046】上記構成において、コンデンサ4、5の電
圧Vp 、Vn に偏差が生じると、電圧制御部46から電
圧制御信号Vc が出力され出力制48を介して演算
部49に入力される。演算部49は電圧制御信号Vc の
極性に応じてチョッパ制御信号CH1、CH2のいずれ
かを出力し、比較器51、52のいずれかを介してスイ
ッチング素子7、8のいずれかをスイッチング制御す
る。
【0047】例えば、コンデンサ4の電圧Vp がコンデ
ンサ5の電圧Vn より高く、電圧制御信号Vc の極性が
正(Vc >0)のとき、演算部49は電圧制御信号Vc
をチョッパ制御信号CH1として出力し、チョッパ制御
信号CH2をゼロとする。これにより、比較器51はチ
ョッパ制御信号CH1と三角波信号TRSを比較してス
イッチング信号G1を出力し、スイッチング素子7をオ
ン・オフ制御し、比較器52からスイッチング信号G2
は出力しない。スイッチング素子7がオンすると、コン
デンサ4の電圧がリアクトル6に印加され電流が流れ、
スイッチング素子がオフすると、リアクトル6の放電
電流がコンデンサ5とダイオード10を介して流れ、コ
ンデンサ4の一部の電荷がコンデンサ5に移動する。こ
れにより、コンデンサ4の電圧Vp が低下するとともに
コンデンサ5の電圧Vn が上昇し電圧偏差が減少する。
【0048】また、コンデンサ4の電圧Vp がコンデン
サ5の電圧Vn より低く、電圧制御信号Vc の極性が負
(Vc <0)のとき、演算部49は電圧制御信号Vc の
極性を反転してチョッパ制御信号CH2として出力し、
チョッパ制御信号CH1をゼロとする。これにより、比
較器52はチョッパ制御信号CH2と三角波信号TRS
を比較してスイッチング信号G2を出力し、スイッチン
グ素子8をオン・オフ制御し、比較器51からスイッチ
ング信号G1は出力しない。スイッチング素子52がオ
ンすると、コンデンサ5の電圧がリアクトル6に印加さ
れ電流が流れ、スイッチング素子8がオフすると、リア
クトル6の放電電流がダイオード9とコンデンサ4を介
して流れ、コンデンサ5の一部の電荷がコンデンサ4に
移動する。これにより、コンデンサ4の電圧Vp が上昇
するとともにコンデンサ5の電圧Vn が低下し電圧偏差
が減少する。
【0049】従って、コンデンサ4、5の電圧Vp 、V
n に偏差が生じると、電圧の高い方より電圧の低い方に
直接エネルギーを移動させるチョッパ機能により、高速
に中性点電位の変動抑制制御が行われる。
【0050】なお、出力制限部48は電圧偏差が異常に
大きくなったとき、パルス幅変調のデューティー比が5
0%を越えないように電圧制御信号Vc を制御するもの
で、リアクトル6に流れる電流が変調周期内にほぼゼロ
に戻るようにする。
【0051】本発明の請求項3、4に対応する実施形態
を図2に示す。
【0052】この実施形態は、第1のチョッパ回路と第
2のチョッパ回路のリアクトルをそれぞれ別に設けて、
両チョッパ回路が独立して動作することができるように
構成したものである。すなわち、スイッチング素子7と
リアクトル6Aの直列回路を直流電圧の正側Vp と直流
電圧の中性点V0間に接続するとともに、スイッチング
素子7とリアクトル6Aの直列接続点と直流電圧の負側
VN間にダイオード10を接続し、第1のチョッパ回路
を構成する。また、スイッチング素子8とリアクトル6
Bの直列回路を直流電圧の負側VNと直流電圧の中性点
V0間に接続するとともに、スイッチング素子8とリア
クトル6Bの直列接続点と直流電圧の正側VP間にダイ
オード9を接続し、第2のチョッパ回路を構成する。そ
の他は図1と同じものである。
【0053】上記構成において、コンデンサ4、5の電
圧Vp 、Vn に偏差が生じると、電圧制御部16から電
圧制御信号Vc が出力され出力制限部48を介して演算
部49に入力される。演算部49は電圧制御信号Vc の
極性に応じてチョッパ制御信号CH1、CH2のいずれ
かを出力し、比較器51、52のいずれかを介してスイ
ッチング素子7、8のいずれかをスイッチング制御し
て、図1の場合と同様に、コンデンサ4、5の電圧Vp
、Vn の電圧の高い方より電圧の低い方に直接エネル
ギーを移動させる制御が行われる。
【0054】また、本実施形態の場合、2つのチョッパ
回路は独立して制御することができるので、負荷電流の
急変により変調周期内で電圧偏差の極性が反転したと
き、直ちに反対側のチョッパ回路を動作させ、中性点電
位の変動を抑制する制御を行わせることができる。例え
ば、VP>VNで第1のチョッパ回路を動作させている
とき、負荷電流の急変によりパルス幅変調の変調周期内
にVP<VNに変化したとき、直ちに第2のチョッパ回
路を動作させることができる。従って、変調周期内で電
圧偏差の極性が反転するような中性点電位の変動に対し
ても速い応答で制御することが可能である。
【0055】本発明の請求項5、6に対応する実施形態
を図3に示す。
【0056】この実施形態は、一方のコンデンサの一部
のエネルギーを一旦リアクトルに移動させた後に他方の
コンデンサに移動させるように構成したものである。
【0057】すなわち、ダイオード9、63を逆並列に
接続したスイッチング素子7、61を直列接続した第1
のアームと、ダイオード10、64を逆並列に接続した
スイッチング素子8、62を直列接続した第2のアーム
を直列接続して直流電圧の正負VP、VN間に接続し、
各アームの2個のスイッチング素子7、61及び8、6
2の直列接続点と中性点電位V0との間にそれぞれ第2
のダイオード65、66を接続し、第1、第2のアーム
の直列接続点と中性点電位V0間にリアクトル6を接続
する。この構成は、NPCインバータの1相分の主回路
と同じ構成となり、これを第1、第2のチョッパ回路と
して使用する。また、スイッチング信号G1、G2がオ
ン指令のとき、直ちにオン指令になるとともに、スイッ
チング信号G1、G2がオフ指令のとき、一定時限後に
オフ指令となるスイッチング信号G1A、G2Aを出力
するオフディレイ回路53、54が設けられている。そ
の他は図1と同様である。
【0058】上記構成において、コンデンサ4、5の電
圧Vp 、Vn に偏差が生じると、電圧制御部46から電
圧制御信号Vc が出力され出力制限部48を介して演算
部49に入力される。演算部49は電圧制御信号Vc の
極性に応じてチョッパ制御信号CH1、CH2のいずれ
かを出力し、比較器51、52のいずれかを介してスイ
ッチング信号G1、G2のいずれかを出力し、図1の場
合と同様に、コンデンサ4、5の電圧Vp 、Vn の電圧
の高い方より電圧の低い方に直接エネルギーを移行させ
る制御が行われる。
【0059】例えば、コンデンサ4の電圧Vp がコンデ
ンサ5の電圧Vn より高く、電圧制御信号Vc の極性が
正(Vc >0)のとき、演算部49は電圧制御信号Vc
をチョッパ制御信号CH1として出力し、チョッパ制御
信号CH2をゼロとする。これにより、比較器51はチ
ョッパ制御信号CH1と三角波信号TRSを比較してオ
ン・オフのスイッチング信号G1を出力し、比較器22
はスイッチング信号G2を出力しない。オフディレイ回
路53はスイッチング信号G1がオンのとき直ちにオン
のスイッチング信号G1Aを出力するので、スイッチン
グ信号G1がオンのときスイッチング素子7、61は同
時にオンとなる。これにより、コンデンサ4の電圧がリ
アクトル6に印加され電流が流れ、コンデンサ4の一部
のエネルギーがリアクトル6に移動する。スイッチング
信号G1がオフになると、オフディレイ回路53は一定
時限後にスイッチング信号G1Aをオフとするので、ス
イッチング素子7は直ちにオフするがスイッチング素子
61は一定時限後にオフとなる。従って、この一定時限
の間リアクトル6の電流はダイオード65とスイッチン
グ素子61の閉回路で還流して保持され、一定時限が経
過するとスイッチング素子61がオフとなる。スイッチ
ング素子61がオフすると、リアクトル6の電流はコン
デンサ5とダイオード10、64を介して流れ、リアク
トル6のエネルギーがコンデンサ4に移動する。従っ
て、コンデンサ4の一部の電荷がコンデンサ4に移動
し、コンデンサ4の電圧Vp が低下するとともにコンデ
ンサ5の電圧Vn が上昇し電圧偏差が減少する。
【0060】また、コンデンサ3の電圧Vp がコンデン
サ4の電圧Vn より低く、電圧制御信号Vc の極性が負
(Vc <0)のとき、演算部49は電圧制御信号Vc の
極性を反転してチョッパ制御信号CH2として出力し、
チョッパ制御信号CH1をゼロとする。これにより、比
較器52はチョッパ制御信号CH2と三角波信号TRS
を比較してオン・オフのスイッチング信号G2を出力
し、比較器51はスイッチング信号G1を出力しない。
オフディレイ回路54はスイッチング信号G2がオンの
とき直ちにオンのスイッチング信号G2Aを出力するの
で、スイッチング信号G2がオンのときスイッチング素
子8、62は同時にオンとなる。これにより、コンデン
サ5の電圧がリアクトル6に印加され電流が流れ、コン
デンサ5の一部のエネルギーがリアクトル6に移動す
る。スイッチング信号G2がオフになると、オフディレ
イ回路54は一定時限後にスイッチング信号G2Aをオ
フとするので、スイッチング素子8は直ちにオフするが
スイッチング素子62は一定時限後にオフとなる。従っ
て、この一定時限の間リアクトル6の電流はスイッチン
グ素子62とダイオード66の閉回路で還流して保持さ
れ、一定時限が経過するとスイッチング素子62がオフ
となる。スイッチング素子62がオフすると、リアクト
ル6の電流はダイオード9、63とコンデンサ4を介し
て流れ、リアクトル6のエネルギーがコンデンサ4に移
動する。従って、コンデンサ5の一部の電荷がコンデン
サ4に移動し、コンデンサ5の電圧Vp が低下するとと
もにコンデンサ4の電圧Vn が上昇し電圧偏差が減少す
る。
【0061】また、各スイッチング素子7、8、61、
62にはダイオードと抵抗の並列回路とスナバコンデン
サを直列接続した図示しないスナバ回路が接続される
が、オフディレイ回路53、54の一定時限は、スイッ
チング素子7、8がオフしたとき、該スイッチング素子
に接続されたスナバコンデンサの充電電圧がほぼ回復す
る時間に設定すれば十分である。
【0062】本実施形態によれば、一方のアームの一方
のスイッチング素子がターンオフしてリアクトル電流が
還流保持された期間内にターンオフしたスイッチング素
子にかかる電圧が十分回復した後に一方のアームの他方
のスイッチング素子をターンオフさせるモードが存在す
るため、各スイッチング素子にかかる電圧が正側電圧V
p 或いは負側電圧Vn に制限されるので、直流電圧の半
分の耐圧のスイッチング素子を利用することができ、高
電圧の直流電圧に適用することができる。また、パルス
幅変調のデューティー比を50%より大きく設定して1
サイクルに移動させるエネルギーを大きくすることがで
きる。
【0063】図4は、請求項7に記載の第4実施形態の
概略構成を示すブロック図である。
【0064】図4では、2レベルコンバータ1の出力側
に、コンデンサ4とコンデンサ5が直列に接続され、正
側電位と中性点電位と負側電位の3レベル電位をつくっ
ている。NPCインバータ2が負荷として接続され、3
レベルNPCインバータ2は、インバータ制御器15に
より制御され、モータ3を駆動している。正側電位バス
と負側電位バスにはスイッチング素子7、8が2つ直列
に接続され、逆パラレルに2つのダイオード9、10が
接続される。2つのスイッチング素子7、8の接続点と
2つのダイオード9、10の接続点は短絡され、更に、
リアクトル6を介して2つの直流コンデンサ4、5の中
性点に接続されている。この回路は、2つの直流コンデ
ンサ4、5に対してそれぞれ昇降圧チョッパ回路となっ
ている。一つは、直流コンデンサ4を入力コンデンサと
して、直流コンデンサ5を出力コンデンサとする場合、
スイッチング素子7とリアクトル6とダイオード10に
より昇降圧チョッパ回路を形成している。また、直流コ
ンデンサ5を入力コンデンサとして、直流コンデンサ4
を出力コンデンサとする場合、スイッチング素子8とリ
アクトル6とダイオード9により昇降圧チョッパ回路を
形成している。ここで、チョッパ動作の原理を説明す
る。リアクトル6を流れるチョッパ電流ICHPが正であ
ると仮定する。スイッチング素子7がオンでスイッチン
グ素子8がオフの時、電流は、コンデンサ4、スイッチ
ング素子7、リアクトル6を流れる。この間、リアクト
ルを流れるチョッパ電流ICHP が増加する。これはすな
わち、コンデンサ4のエネルギーがリアクトルのエネル
ギーに移行したことを表し、コンデンサ4の電圧は減少
する。スイッチング素子7がオフでスイッチング素子8
の時、電流はコンデンサ5、ダイオード10、リアクト
ル6を流れる。この間、リアクトルを流れるチョッパ電
流ICHP は減少する。これはすなわち、リアクトル6の
エネルギーがコンデンサ5のエネルギーに移行したこと
を表し、コンデンサ5の電圧は増加する。これが、チョ
ッパ電流ICHP が正の場合のチョッパ動作であり、チョ
ッパ電流ICHP が負の場合も、同様に考えることができ
る。以上が主回路部の構成である。
【0065】チョッパの制御部として、以下の構成をと
っている。チョッパリアクトル6を流れるチョッパ電流
ICHP を検出する電流検出器13が設置されている。ま
た、直流電圧源の中性点電位点からラNPCインバータ
の中性点に流れるインバータ中性点電流IINV を検出す
る電流検出器14が設置されている。検出されたインバ
ータ中性点電流IINV から検出されたチョッパ電流ICH
P を引き、電流制御器12に入力される。電流制御器1
2は、入力を零となるように制御するものであり、例え
ば、比例積分補償器等が挙げられる。電流制御器12の
出力は、チョッパ制御器11に入力され、三角波比較P
WMによりチョッパデューティを変化し、2つのスイッ
チング素子7、8の接続点の平均電圧を制御する。
【0066】チョッパ制御器11の構成を図5に示す。
チョッパ制御器11への入力は、三角波比較器35に入
力され、三角波PWM波形が出力される。三角波比較器
35の出力はゲートドライバ37に入力され、スイッチ
ング素子7のゲート信号となる。また、三角波比較器3
5の出力はインバータ36に入力され、信号が反転され
る。インバータ36の出力はゲートドライバ38に入力
され、スイッチング素子8のゲート信号となる。よっ
て、スイッチング素子7がオンのとき、スイッチング素
子8はオフであり、スイッチング素子7がオフのとき、
スイッチング素子8がオンとなる。従って、スイッチン
グ素子7、8のうち、どちらか一方がオンであり、もう
一方は、オフとなり、直流短絡が起こることはない。
【0067】以上のように構成された第4の実施形態に
よれば、以下のような作用効果が得られる。2つの直流
コンデンサ4、5の電圧が一致しなくなる中性点電位の
変動は、2つの直流コンデンサ4、5の接続点である中
性点に電流が流入出するために起こる。図4の回路で
は、中性点にチョッパ電流ICHP が流入し、インバータ
中性点電流IINV が流出する。従って、検出されたイン
バータ中性点電流IINVから検出されたチョッパ電流IC
HP を引き、これが零となるように制御すれば、中性点
から直流コンデンサ4、5に流れる電流は小さくなり、
中性点電位の変動を小さくすることができる。
【0068】以上の構成をとることで、コンバータ及び
インバータの電圧利用率を向上させることができ、変換
器の小型化あるいは低価格化をはかることができる。あ
るいは、従来コンバータやインバータで行っていた中性
点電位の変動抑制制御の代わりに別の制御を行う自由度
を得ることができる。
【0069】図6は、請求項8に記載の第5実施形態の
概略構成を示すブロック図である。図6に示す構成の中
で、主回路部は図4に示す実施形態1と同一なため、チ
ョッパの制御部のみ説明する。チョッパの制御部とし
て、以下の構成をとっている。
【0070】3レベルNPCインバータ2を制御するイ
ンバータ制御器15から、3相各相の電圧変調率MU
、MV 、MW 、がインバータ中性点電流演算器
16に入力される。モータ3に流れる3相電流IU 、I
V 、IW を検出する電流検出器19が設置されている。
検出された3相電流値はインバータ中性点電流演算器1
6へ入力される。インバータ中性点電流演算器16にに
よりインバータ中性点電流IINV が例えば次式により
演算される。これは、文献(「3レベルインバータの中
性点電圧の交流的変動の抑制法」電学D部門全国大会N
o.91)によるものである。
【0071】 IINV =−|MU |IU −|MV |IV −|MW |IW (1) チョッパリアクトル6を流れるチョッパ電流ICHP を検
出する電流検出器13が設置されている。演算されたイ
ンバータ中性点電流IINV から検出されたチョッパ電
流ICHP を引き、電流制御器12に入力される。電流制
御器12は、入力を零となるように制御するものであ
り、例えば、比例積分補償器等が挙げられる。電流制御
器12の出力は、チョッパ制御器11に入力され、三角
波比較PWMによりチョッパデューティを変化し、2つ
のスイッチング素子の接続点の平均電圧を制御する。
【0072】以上のように構成させた第5の実施形態に
よれば、以下のような作用効果が得られる。
【0073】2つの直流コンデンサ4、5の電圧が一致
しなくなる中性点電位の変動は、2つの直流コンデンサ
4、5の接続点である中性点に電流が流入出するために
起こる。図7の回路では、中性点にチョッパ電流ICHP
が流入し、インバータ中性点電流IINV が流出する。従
って、電圧変調率と3相電流指令値より演算されたイン
バータ中性点電流IINV から検出されたチョッパ電流
ICHP を引き、これが零となるように制御すれば、中性
点から直流コンデンサ4、5に流れる電流は小さくな
り、中性点電位の変動を小さくすることができる。ま
た、インバータ中性点電流を演算により求め、これに追
従するチョッパ電流ICHP を流すことで、図1の構成よ
り電流検出の遅れのない分早いチョッパ電流ICHP の応
答が可能であり、中性点電位の変動をより小さくするこ
とができる。
【0074】以上の構成をとることで、コンバータ及び
インバータの電圧利用率を向上させることができ、変換
器の小型化あるいは低価格化をはかることができる。あ
るいは、従来コンバータやインバータで行っていた中性
点電位の変動抑制制御の代わりに別の制御を行う自由度
を得ることができる。
【0075】図7は、請求項9に記載の第6実施形態の
概略構成を示すブロック図である。
【0076】図7に示す構成の中で、主回路部は図4に
示す実施形態1と同一なため、チョッパの制御部のみ説
明する。チョッパの制御部として、以下の構成をとって
いる。
【0077】3レベルNPCインバータ2を制御するイ
ンバータ制御器15から、3相各相の電圧変調率MU
、MV 、MW と3相各相の電流基準IU 、IV
、IW とがインバータ中性点電流演算器17に入
力される。インバータ中性点電流演算器17によりイン
バータ中性点電流IINV が例えば次式に演算される。
これは、文献(「3レベルインバータの中性点電圧の交
流的変動の抑制法」電学D部門全国大会No.91)に
よるものである。
【0078】 IINV =−|MU |IU −|MV |IV −|MW |IW (2) チョッパリアクトル6を流れるチョッパ電流ICHP を検
出する電流検出器13が設置されている。演算されたイ
ンバータ中性点電流IINV から検出されたチョッパ電
流ICHP を引き、電流制御器12に入力される。電流制
御器12は、入力を零となるように制御するものであ
り、例えば、比例積分補償器等が挙げられる。電流制御
器12の出力は、チョッパ制御器11に入力され、三角
波比較PWMによりチョッパデューティを変化し、2つ
のスイッチング素子4、5の接続点の平均電圧を制御す
る。
【0079】以上のように構成させた第6実施形態によ
れば、以下のような作用効果が得られる。
【0080】2つの直流コンデンサ4、5の電圧が一致
しなくなる中性点電位の変動は、2つの直流コンデンサ
4、5の接続点である中性点に電流が流入出するために
起こる。図7の回路では、中性点にチョッパ電流ICHP
が流入し、インバータ中性点電流IINV が流出する。従
って、電圧変調率と3相電流指令値より演算されたイン
バータ中性点電流IINV から検出されたチョッパ電流
ICHP を引き、これが零となるように制御すれば、中性
点から直流コンデンサ4、5に流れる電流は小さくな
り、中性点電位の変動を小さくすることができる。ま
た、インバータ中性点電流を演算により求め、これに追
従するチョッパ電流ICHP を流すことで、図1の構成よ
り電流検出の遅れのない分早いチョッパ電流ICHP の応
答が可能であり、中性点電位の変動をより小さくするこ
とができる。
【0081】以上の構成をとることで、コンバータ及び
インバータの電圧利用率を向上させることができ、変換
器の小型化あるいは低価格化をはかることができる。あ
るいは、従来コンバータやインバータで行っていた中性
点電位の変動抑制制御の代わりに別の制御を行う自由度
を得ることができる。
【0082】図8は、請求項10に記載の第7実施形態
の概略構成を示すブロック図である。
【0083】図8に示す構成の中で、主回路部は図4に
示す実施形態と同一なため、チョッパの制御部のみ説明
する。チョッパの制御部として、以下の構成をとってい
る。
【0084】3レベルNPCインバータ2を制御するイ
ンバータ制御器15から、3相各相の電圧変調率MU
、MV 、MW と3相各相の電流基準IU 、IV
、IW とがインバータ中性点電流演算器17に入
力される。インバータ中性点電流演算器17によりイン
バータ中性点電流IINV が演算される。チョッパリア
クトル6を流れるチョッパ電流ICHP を検出する電流検
出器13が設置されている。インバータ中性点電流IIN
V を検出する電流検出器14が設置されている。演算さ
れたインバータ中性点電流IINV から検出されたチョ
ッパ電流ICHP を引き、電流制御器18に入力される。
検出されたインバータ中性点電流IINV から検出された
チョッパ電流ICHP を引き、電流制御器18に入力され
る。電流制御器18の中では、以下の式に従う演算をす
る。
【0085】 VCHP =KP (IINV −ICHP )+KI∫(IINV −ICHP )dt (3) ただし、KP は比例ゲイン、KI は積分ゲイン、VCHP
は電流制御器18の出力である。電流制御器18の出力
は、チョッパ制御器11に入力され、三角波比較PWM
によりチョッパデューティを変化し、2つのスイッチン
グ素子の接続点の平均電圧を制御する。
【0086】以上のように構成させた第7実施形態によ
れば、以下のような作用効果が得られる。
【0087】2つの直流コンデンサ4、5の電圧が一致
しなくなる中性点電位の変動は、2つの直流コンデンサ
4、5の接続点である中性点に電流が流入出するために
起こる。図4の回路では、中性点にチョッパ電流ICHP
が流入し、インバータ中性点電流IINV が流出する。従
って、インバータ中性点電流IINV からチョッパ電流I
CHP を引き、これが零となるように制御すれば、中性点
から直流コンデンサ4、5に流れる電流は小さくなり、
中性点の電位変動を小さくすることができる。(3)式
のようにチョッパ電流ICHP を制御すると、チョッパ電
流ICHP は過渡的にインバータ中性点電流演算値IINV
に追従し、遅れのない小さい補償が可能である。ま
た、定常的には、積分器の存在により検出されたインバ
ータ中性点電流IINV とチョッパ電流ICHP の偏差が零
に制御される。よって、過渡的にも定常的にも良好な補
償を行うことができ、中性点電位の変動をより小さくす
ることができる。
【0088】以上の構成をとることで、コンバータ及び
インバータの電圧利用率を向上させることができ、変換
器の小型化あるいは低価格化をはかることができる。あ
るいは、従来コンバータやインバータで行っていた中性
点電位の変動抑制制御の代わりに別の制御を行う自由度
を得ることができる。
【0089】図9は、請求項11に記載の第8実施形態
の概略構成を示すブロック図である。
【0090】図9に示す構成は、図6に示す構成を基本
としている。図6と図9の相違点のみを説明する。
【0091】2つの直流コンデンサ4、5のそれぞれの
電圧を検出する2つの電圧検出器20、21を設置す
る。検出された2つのコンデンサ電圧は、その差をと
り、電圧補償器22へ入力する。電圧補償器22は、入
力が零となるように作用し、その出力は電流制御器12
の出力と加算され、チョッパ制御器11への入力とな
る。
【0092】以上のように構成された第8実施形態によ
れば、以下のような作用効果が得られる。すなわち、第
5実施形態と同様な作用が得られる。また、電流検出器
13の直流ドリフト等により直流的な誤差が発生する場
合、2つのコンデンサ4、5の電圧を検出し、電圧差を
演算し、零に制御することで、中性点電位の直流的変動
を抑えることができる。
【0093】以上の構成をとることで、コンバータ及び
インバータの電圧利用率を向上させることができ、変換
器の小型化あるいは低価格化をはかることができる。あ
るいは、従来コンバータやインバータで行っていた中性
点電位の変動抑制制御の代わりに別の制御を行う自由度
を得ることができる。
【0094】以上は、図6に示す請求項8をもとにして
いる構成であるが、請求項7、9、10に示す構成にお
いても、同様な作用効果を得る。
【0095】図10は、請求項12に記載の第9実施形
態の概略構成を示すブロック図である。
【0096】図10に示す構成の中で、主回路部は図4
に示す実施形態1と同一なため、チョッパの制御部のみ
説明する。チョッパの制御部として、以下の構成をとっ
ている。
【0097】2つの直流コンデンサ4、5のそれぞれの
電圧を検出する2つの電圧検出器20、21を設置す
る。検出された2つのコンデンサ電圧は、その差をと
り、電圧制御器23へ入力する。電圧制御器23は、入
力が零となるように制御するものであり、例えば、比例
補償器、比例積分補償器等が挙げられる。リアクトルを
流れるチョッパ電流ICHP を検出する電流検出器13を
設置する。検出されたチョッパ電流ICHP は安定化補償
器24に入力される。電圧制御器23の出力から安定化
補償器24の出力が差し引かれ、チョッパ制御器11の
入力となる。チョッパ制御器11では、三角波比較PW
Mによりチョッパデューティを変化し、2つのスイッチ
ング素子の接続点の平均電圧を制御する。
【0098】以上のように構成された第9実施形態によ
れば、以下のような作用効果が得られる。2つの直流コ
ンデンサ4、5の電圧を検出し、その差が零となるよう
にチョッパ制御することで、中性点電位の変動を抑制す
ることができる。ただし、電圧制御のみでは、チョッパ
リアクトルと直流コンデンサ間のLC共振が懸念され
る。よって、検出されたチョッパ電流ICHP により補償
を加え、安定化する。
【0099】以上の構成をとることで、コンバータ及び
インバータの電圧利用率を向上させることができ、変換
器の小型化あるいは低価格化をはかることができる。あ
るいは、従来コンバータやインバータで行っていた中性
点電位の変動抑制制御の代わりに別の制御を行う自由度
を得ることができる。
【0100】図11は、請求項13に記載の第10実施
形態の概略構成を示すブロック図である。図11に示す
構成の中で、主回路部は図4に示す実施形態1と同一な
ため、チョッパの制御部のみ説明する。チョッパの制御
部として、以下の構成をとっている。
【0101】2つの直流コンデンサ4、5のそれぞれの
電圧を検出する2つの電圧検出器20、21を設置す
る。検出された2つのコンデンサ電圧は、その差をと
り、電圧制御器23へ入力する。電圧制御器23は、入
力が零となるように制御するものであり、例えば、比例
補償器、比例積分補償器等が挙げられる。検出されたコ
ンデンサ電圧の差は、疑似微分器25へ入力され、電圧
差の疑似微分演算が行われる。疑似微分器25の出力
は、安定化補償器24に入力される。電圧制御器23の
出力から安定化補償器24の出力が差し引かれ、チョッ
パ制御器11の入力となる。チョッパ制御器11では、
三角波比較PWMによりチョッパデューティを変化し、
2つのスイッチング素子の接続点の平均電圧を制御す
る。
【0102】以上のように構成された第10実施形態に
よれば、以下のような作用効果が得られる。2つの直流
コンデンサ4、5の電圧を検出し、その差が零となるよ
うにチョッパ制御することで、中性点電位の変動を抑制
することができる。ただし、電圧制御のみでは、チョッ
パリアクトル6と直流コンデンサ4、5間のLC共振が
懸念される。よって、検出された2つのコンデンサ電圧
の差の疑似微分値により補償を加え、安定化する。
【0103】以上の構成をとることで、コンバータ及び
インバータの電圧利用率を向上させることができ、変換
器の小型化あるいは低価格化をはかることができる。あ
るいは、従来コンバータやインバータで行っていた中性
点電位の変動抑制制御の代わりに別の制御を行う自由度
を得ることができる。
【0104】図12は、請求項8に記載の第11実施形
態の概略構成を示すブロック図である。
【0105】図12に示す構成の中で、主回路部は図4
に示す実施形態と同一なため、チョッパの制御部のみ説
明する。チョッパの制御部として、以下の構成をとって
いる。
【0106】チョッパリアクトル6を流れるチョッパ電
流ICHP を検出する電流検出器13が設置されている。
また、直流電圧源の中性点電位からNPCインバータの
中性点に流れるインバータ中性点電位電流IINV を検出
する電流検出器14が設置されている。検出されたイン
バータ中性点電流IINV から検出されたチョッパ電流I
CHP が差し引かれ、その差が積分される。積分器26の
出力は、電圧制御器23に入力される。検出されたチョ
ッパ電流ICHP は、安定化補償器24に入力される。電
圧制御器23の出力から、安定化補償器24の出力が差
し引かれ、チョッパ制御器11への入力となる。チョッ
パ制御器11では、三角波比較PWMによりチョッパデ
ューティを変化し、2つのスイッチング素子の接続点の
平均電圧を制御する。
【0107】以上のように構成された第11実施形態に
よれば、以下のような作用効果が得られる。2つの直流
コンデンサ4、5の電圧差を零となるように制御するこ
とで、中性点電位の変動を抑制することができる。検出
されたインバータ中性点電流IINV と検出されたチョッ
パ電流ICHP の差の積分は、電圧の次元となる。すなわ
ち、コンデンサ電圧差と比例関係にある。これを、電圧
制御して零にすれば、中性点電位の変動を抑制すること
ができる。ただし、電圧制御のみでは、チョッパリアク
トル6と直流コンデンサ4、5間のLC共振が懸念され
る。よって、検出されたチョッパ電流ICHP により補償
を加え、安定化する。
【0108】以上の構成をとることで、コンバータ及び
インバータの電圧利用率を向上させることができ、変換
器の小型化あるいは低価格化をはかることができる。あ
るいは、従来コンバータやインバータで行っていた中性
点電位の変動抑制制御の代わりに別の制御を行う自由度
を得ることができる。
【0109】図13は、請求項15に記載の第12実施
形態の概略構成を示すブロック図である。図13に示す
構成は、図8に示す構成を基本としている。図8と図1
3の相違点のみを説明する。
【0110】図8では、一つの2レベルコンバータ1の
出力を2つのコンデンサ4、5を直列に接続することに
より3レベルの直流電圧源をつくっていたのに対し、図
13では、3レベルNPCコンバータ27により3レベ
ルをつくっている。従って、3レベルNPCコンバータ
27の中性点は、コンデンサ4、5の接続点に接続され
る。以上が主回路部の相違点である。
【0111】チョッパ制御部の相違点として、3レベル
NPCコンバータ27を制御するコンバータ制御器28
からの情報で、コンデンサ4、5の接続点から3レベル
NPCコンバータ27の中性点へ流れるコンバータ中性
点電流ICNV を演算するコンバータ中性点電流演算器2
9が存在する。また、コンバータ中性点電流ICNV を検
出するため、電流検出器34が設置される。
【0112】ここで、中性点電位の変動を抑制するとい
うことは、コンデンサ4、5の接続点に流入出する電流
が零であればよいということを考慮し、図8の構成と図
13の構成を比較する。図8に示す構成では、コンデン
サ4、5の接続点に流入する電流がチョッパ電流ICHP
で、流出する電流がインバータ中性点電流IINV であ
る。また、図13に示す構成では、流入する電流がチョ
ッパ電流ICHP で、流出する電流がインバータ中性点電
流IINV とコンバータ中性点電流ICNV である。したが
って、中性点電位の変動抑制制御をするうえでは、図8
の構成でのインバータ中性点電流IINV と図13の構成
でのインバータ中性点電流ICHP とコンバータ中性点電
流ICNV の加算値を同じものとみなせば、中性点電位の
変動抑制制御が可能である。
【0113】具体的には、図8の構成では、インバータ
中性点電流演算器17により算出されるインバータ中性
点電流演算値IINV から、チョッパ電流値ICHP が差
し引かれ、電流制御器18の比例制御となるが、図13
の構成では、インバータ中性点電流演算器17により算
出されるインバータ中性点電流演算値IINV とコンバ
ータ中性点電流演算器29により算出されるコンバータ
中性点電流演算値ICNV の加算値から、チョッパ電流
値ICHP が差し引かれ、電流制御器18の比例制御とな
る。また、図8の構成では、電流検出器14により検出
されたインバータ中性点電流IINV から電流検出器13
により検出されたチョッパ電流ICHP が差し引かれ、電
流制御器18の積分制御となるが、図13の構成では、
電流検出器14により検出されたインバータ中性点電流
IINV と電流検出器34により検出されたコンバータ中
性点電流ICNV との加算値から電流検出器13により検
出されたチョッパ電流ICHP が差し引かれ、電流制御器
18の積分制御となる。
【0114】以上のように構成された第12実施形態に
よれば、第7実施形態と同様な作用効果が得られる。本
実施形態は、図8に示す請求項4記載の構成をもとにし
ているが、請求項7〜14のいずれかに記載の構成をも
とにしても同様に適用が可能である。
【0115】また、インバータ中性点電流は、請求項7
に基づく検出値を用いて、コンバータ中性点電流は、請
求項8あるいは請求項9に基づく演算値を用いて電流制
御を行うなど、各組み合わせが可能である。
【0116】図14は、請求項16に記載の第13実施
形態の概略構成を示すブロック図である。図14に示す
構成は、図8に示す構成を基本としている。図8と図1
4の相違点のみを説明する。
【0117】図8では、一つの2レベルコンバータ1の
出力を2つのコンデンサ4、5を直列に接続することに
より3レベルの直流電圧源をつくっていたのに対し、図
14では、2つの2レベルコンバータ30、31によ
り、それぞれ正側電圧と負側電圧をつくっている。従っ
て、2レベルコンバータ30の負側電位点と2レベルコ
ンバータ31の正側電位点の接続点は、コンデンサ4、
5の接続点に接続される。2レベルコンバータとして
は、サイリスタブリッジやダイオードブリッジといった
ものに限定するものではない。以上が主回路部の相違点
である。
【0118】チョッパ制御部の相違点として、2つの2
レベルコンバータを制御するコンバータ制御器32から
の情報で、コンデンサ4、5の接続点から2つの2レベ
ルコンバータ30、31の接続点へ流れるコンバータ中
性点電流ICNV を演算するコンバータ中性点電流演算器
33が存在する。また、コンバータ中性点電流ICNVを
検出するため、電流検出器34が設置される。
【0119】ここで、中性点電位の変動を抑制するとい
うことは、コンデンサ4、5の接続点に流入出する電流
が零であればよいということを考慮し、図8の構成と図
13の構成を比較する。図8に示す構成では、コンデン
サ4、5の接続点に流入する電流がチョッパ電流ICHP
で、流出する電流がインバータ中性点電流IINV であ
る。
【0120】また、図14に示す構成では、流入する電
流がチョッパ電流ICHP で、流出する電流がインバータ
中性点電流IINV とコンバータ中性点電流ICNV であ
る。したがって、中性点電位の変動抑制制御をするうえ
では、図8の構成でのインバータ中性点電流IINV と図
14の構成でのインバータ中性点電流ICHP とコンバー
タ中性点電流ICNV の加算値を同じものとみなせば、中
性点電位の変動抑制制御が可能である。具体的には、図
8の構成では、インバータ中性点電流演算器17により
算出されるインバータ中性点電流演算値IINV から、
チョッパ電流値ICHP が差し引かれ、電流制御器18の
比例制御となるが、図14の構成では、インバータ中性
点電流演算器17により算出されるインバータ中性点電
流演算値IINV とコンバータ中性点電流演算器33
より算出されるコンバータ中性点電流演算値ICNV
加算値から、チョッパ電流値ICHP が差し引かれ、電流
制御器18の比例制御となる。
【0121】また、図8の構成では、電流検出器14に
より検出されたインバータ中性点電流IINV から電流検
出器13により検出されたチョッパ電流ICHP が差し引
かれ、電流制御器18の積分制御となるが、図14の構
成では、電流検出器14により検出されたインバータ中
性点電流IINV と電流検出器34により検出されたコン
バータ中性点電流ICNV との加算値から電流検出器13
により検出されたチョッパ電流ICHP が差し引かれ、電
流制御器18の積分制御となる。
【0122】以上のように構成された第13実施形態に
よれば、図8の実施形態と同様な作用効果が得られる。
【0123】本実施形態は、図8に示す請求項10記載
の構成をもとにしているが、請求項7〜14記載の構成
をもとにしても同様に適用が可能である。
【0124】また、インバータ中性点電流は、請求項7
に基づく検出値を用いて、コンバータ中性点電流は、請
求項8あるいは請求項9に基づく演算値を用いて電流制
御を行うなど、各組み合わせが可能である。
【0125】
【発明の効果】本発明によれば、直流電圧を分圧して中
性点電位を得る直列接続された2個のコンデンサと、前
記直流電圧を交流電圧に変換するNPCインバータを備
えた電力変換装置において、インバータの制御から独立
して中性点電位の変動を抑制する制御を直接的に行うこ
とができ、より確実で信頼性の高いNPCインバータの
機能を発揮させる電力変換装置を提供することができ
る。
【0126】本発明によれば、直流電圧源の中性点電位
の変動を、チョッパ回路を用いて補償するため、直流的
な中性点電位の変動および交流的中性点電位の変動を抑
制することができる。
【0127】よって、インバータあるいはコンバータに
より中性点電位の変動抑制制御をおこなう必要がないた
め、電圧容量の小さな変換器を用いることができ、変換
器の小型化が期待できる。また、中性点電位の変動抑制
制御をおこなわない分、別な制御への自由度を得ること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1、2に対応する電力変換装置
の第1実施形態のシステム構成図。
【図2】本発明の請求項3、4に対応する電力変換装置
の第2実施形態のシステム構成図。
【図3】本発明の請求項5、6に対応する電力変換装置
の第3実施形態のシステム構成図。
【図4】本発明の電力変換装置の第4実施形態のシステ
ム構成図。
【図5】図4のチョッパ制御部のシステム構成図。
【図6】本発明の電力変換装置の第5実施形態のシステ
ム構成図。
【図7】本発明の電力変換装置の第6実施形態のシステ
ム構成図。
【図8】本発明の電力変換装置の第7実施形態のシステ
ム構成図。
【図9】本発明の電力変換装置の第8実施形態のシステ
ム構成図。
【図10】本発明の電力変換装置の第9実施形態のシス
テム構成図。
【図11】本発明の電力変換装置の第10実施形態のシ
ステム構成図。
【図12】本発明の電力変換装置の第11実施形態のシ
ステム構成図。
【図13】本発明の電力変換装置の第12実施形態のシ
ステム構成図。
【図14】本発明の電力変換装置の第13実施形態のシ
ステム構成図。
【図15】従来技術の電力変換装置のシステム構成図。
【符号の説明】
1、30、31…2レベルコンバータ、 2…3レベル中性点クランプ式インバータ、 3…モータ、 4、5…直流コンデンサ、 6…チョッパリアクトル、 7、8…スイッチング素子、 9、10…ダイオード、 11…チョッパ制御器、 12、18…電流制御器、 13、14…電流検出器、 15…インバータ制御器、 16、17…インバータ中性点電流演算器、 20、21…電圧検出器、 22…電圧差補償器、 23…電圧制御器、 24…安定化補償器、 25…疑似微分器、 26…積分器、 27…3レベル中性点クランプ式コンバータ、 28、32…コンバータ制御器、 29、33…コンバータ中性点電流演算器、 34…コンバータ中性点電流演算器、 35…三角波比較器、 36…インバータ、 37、38…ゲートドライバ、 9、10、61〜66…ダイオード、 46…電圧制御部、 49…演算部、 51、52…比較器、 7、8、61、62…スイッチング素子、 6、6A、6B…リアクトル、 48…出力制限部、 50…変調信号発生部、 53、54…オフディレイ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−319263(JP,A) 特開 平7−75345(JP,A) 特開 平7−115775(JP,A) 特開 平7−123728(JP,A) 特開 平2−261063(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 H02M 1/12 H02M 7/5387

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電圧を分圧して中性点電位を得る直
    列接続された2個のコンデンサと、前記中性点電位を有
    する直流電圧を交流電圧に変換するNPCインバータを
    備え、ダイオードを逆並列に接続したスイッチング素子
    でなる2個のアームを直列接続して前記直流電圧の正負
    間に接続し、前記直流電圧の中性点と前記2個のアーム
    の直列接続点間に接続されるリアクトルを設け、中性点
    電位の変動に応じて前記2個のアームのいずれか一方の
    スイッチング素子を動作させ、中性点電位の変動を抑制
    することを特徴とする電力変換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電力変換装置におい
    て、前記2個のコンデンサの電圧をそれぞれ検出し、そ
    の電圧偏差の極性に応じて前記2個のアームのいずれか
    一方のアームのスイッチング素子を前記電圧偏差に応じ
    たパルス幅でオンさせるパルス幅変調制御手段を備えた
    ことを特徴とする電力変換装置。
  3. 【請求項3】 直流電圧を分圧して中性点電位を得る直
    列接続された2個のコンデンサと、前記中性点電位を有
    する直流電圧を交流電圧に変換するNPCインバータを
    備え、前記直流電圧の正側と前記直流電圧の中性点との
    間に第1のスイッチング素子と第1のリアクトルの直列
    回路を接続するとともに、前記第1のスイッチング素子
    と第1のリアクトルの直列接続点と前記直流電圧の負側
    との間に第1のダイオ−ドを接続し、前記直流電圧の負
    側と前記直流電圧の中性点との間に第2のスイッチング
    素子と第2のリアクトルの直列回路を接続するととも
    に、前記第2のスイッチング素子と第2のリアクトルの
    直列接続点と前記直流電圧の正側との間に第2のダイオ
    ードを接続し、中性点電位の変動に応じて前記第1、第
    2のスイッチング素子を動作させ、中性点電位の変動を
    抑制することを特徴とする電力変換装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電力変換装置におい
    て、前記2個のコンデンサの電圧をそれぞれ検出し、そ
    の電圧偏差の極性に応じて前記第1、第2のスイッチの
    いずれか一方のスイッチング素子を前記電圧偏差に応じ
    たパルス幅でオンさせるパルス幅変調制御手段を備えた
    ことを特徴とする電力変換装置。
  5. 【請求項5】 直流電圧を分圧して中性点電位を得る直
    列接続された2個のコンデンサと、前記中性点電位を有
    する直流電圧を交流電圧に変換するNPCインバータを
    備え、ダイオードを逆並列に接続したスイッチング素子
    を2個直列接続した第1、第2のアームを直列接続して
    前記直流電圧の正負間に接続し、各アームの2個のスイ
    ッチング素子の直列接続点と前記中性点電位との間にそ
    れぞれ第2のダイオードを接続し、前記第1、第2のア
    ームの直列接続点と前記中性点電位間にリアクトルを接
    続し、中性点電位の変動に応じて前記第1、第2のアー
    ムのいずれか一方のアームを導通させ一方のコンデンサ
    からリアクトルに電流を流した後、該アームの直流電圧
    側のスイッチング素子を非導通としてリアクトルの電流
    を前記第2のダイオ−ドを介して還流させて保持し、そ
    の後該アームの他方のスイッチング素子を非導通として
    リアクトルの電流を他方のコンデンサと他方のアームの
    ダイオードを介して放電し、中性点電位の変動を抑制す
    ることを特徴とする電力変換装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の電力変換装置におい
    て、前記2個のコンデンサの電圧をそれぞれ検出し、そ
    の電圧偏差の極性に応じて前記第1、第2のアームのい
    ずれか一方のアームへ前記電圧偏差に応じたパルス幅で
    オンさせるスイッチング信号を出力し、このスイッチン
    グ信号に応じて該アームの2個のスイッチング素子にそ
    れぞれ第1、第2のスイッチング信号を出力し、前記第
    2のスイッチング信号は前記第1のスイッチング信号の
    オフ指令から一定時限後にオフ指令を出力するパルス幅
    変調制御手段を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  7. 【請求項7】 2レベルコンバータと、該コンバ−タに
    直列に接続された2つのコンデンサから構成される直流
    電圧源と、該直流電圧源に接続された3レベルNPCイ
    ンバータを接続した電力変換装置において、 スイッチング素子のアノードを直流電圧源の正側電位点
    と接続し、該スイッチング素子のカソードを別のスイッ
    チング素子のアノードと接続し、該スイッチング素子の
    カソードを直流電圧源の負側電位点に接続し、ダイオー
    ドのカソードを直流電圧源の正側電位点と接続し、該ダ
    イオードのアノードを別のダイオードのカソードと接続
    し、該ダイオードのアノードを直流電圧源の負側電位点
    に接続し、2つのスイッチング素子の接続点と2つのダ
    イオードの接続点との間を接続し、2つスイッチング素
    子の接続点と、直流電圧源の中性点電位点との間をリア
    クトルにて接続されたチョッパ回路と、 前記リアクトルを流れるチョッパ電流を検出する第1電
    流検出手段と、 前記直流電圧源の中性点電位点から前記3レベルインバ
    ータの中性点へ流れるインバータ中性点電流を検出する
    第2電流検出手段と、 該第2電流検出手段で検出されたインバータ中性点電流
    から、前記第1電流検出手段で検出されたチョッパ電流
    を差し引く演算手段と、 該電流値の差を入力とし、該入力を零とする電流制御手
    段と、 該電流制御手段の出力により前記2つのスイッチング素
    子を駆動する制御手段とを備えたことを特徴とする電力
    変換装置。
  8. 【請求項8】 2レベルコンバータと、該コンバータに
    直列に接続された2つのコンデンサから構成される直流
    電圧源と、該直流電圧源に接続された3レベルNPCイ
    ンバータを接続した電力変換装置において、 スイッチング素子のアノードを直流電圧源の正側電位点
    と接続し、該スイッチング素子のカソードを別のスイッ
    チング素子のアノードと接続し、該スイッチング素子の
    カソードを直流電圧源の負側電位点に接続し、ダイオー
    ドのカソードを直流電圧源の正側電位点と接続し、該ダ
    イオードのアノードを別のダイオードのカソードと接続
    し、該ダイオードのアノードを直流電圧源の負側電位点
    に接続し、2つのスイッチング素子の接続点と2つのダ
    イオードの接続点との間を接続し、2つのスイッチング
    素子の接続点と、直流電圧源の中性点電位点との間をリ
    アクトルにて接続されたチョッパ回路と、 該リアクトルを流れるチョッパ電流を検出する第1電流
    検出手段と、 前記3レベルインバータから負荷に流れる3相電流を検
    出する第2電流検出手段と、 該第2電流検出手段により検出された3相電流と前記イ
    ンバータを制御するインバ−タ制御手段の情報により直
    流電圧源の中性点電位点からインバータの中性点電位点
    へ流れるインバータ中性点電流を算出する手段と、 算出されたインバータ中性点電流から、検出されたチョ
    ッパ電流を差し引く演算手段と、 該演算手段の電流値の差を入力とし、該入力を零とする
    電流制御手段と、 該電流制御手段の出力により2つのスイッチング素子を
    駆動する制御手段とを備えたことを特徴とする電力変換
    装置。
  9. 【請求項9】 2レベルコンバータと、該コンバータに
    直列に接続された2つのコンデンサから構成される直流
    電圧源と、該直流電圧源に接続された3レベルNPCイ
    ンバータを接続した電力変換装置において、 スイッチング素子のアノードを直流電圧源の正側電位点
    と接続し、該スイッチング素子のカソードを別のスイッ
    チング素子のアノードと接続し、該スイッチング素子の
    カソードを直流電圧源の負側電位点に接続し、ダイオー
    ドのカソードを直流電圧源の正側電位点と接続し、該ダ
    イオードのアノードを別のダイオードのカソードと接続
    し、該ダイオードのアノードを直流電圧源の負側電位点
    に接続し、2つのスイッチング素子の接続点と2つのダ
    イオードの接続点との間を接続し、2つスイッチング素
    子の接続点と、直流電圧源の中性点電位点との間をリア
    クトルにて接続されたチョッパ回路と、 該リアクトルを流れるチョッパ電流を検出する第1電流
    検出手段と、 インバータを制御するインバ−タ制御器の情報により直
    流電圧源の中性点電位点からインバータの中性点電位点
    へ流れるインバ−タ中性点電流を算出する手段と、 該算出されたインバータ中性点電流から、前記第1電流
    検出手段により検出されたチョッパ電流を差し引く演算
    手段と、 該演算手段の電流値の差を入力とし、該入力を零とする
    電流制御手段と、 該電流制御手段の出力により2つのスイッチング素子を
    駆動する制御手段とを備えたことを特徴とする電力変換
    装置。
  10. 【請求項10】 2レベルコンバータと、該コンバータ
    に直列に接続された2つのコンデンサから構成される直
    流電圧源と、該直流電圧源に接続された3レベルNPC
    インバータを接続した電力変換装置において、 スイッチング素子のアノードを直流電圧源の正側電位点
    と接続し、該スイッチング素子のカソードを別のスイッ
    チング素子のアノードと接続し、該スイッチング素子の
    カソードを直流電圧源の負側電位点に接続し、ダイオー
    ドのカソードを直流電圧源の正側電位点と接続し、該ダ
    イオードのアノードを別のダイオードのカソードと接続
    し、該ダイオードのアノードを直流電圧源の負側電位点
    に接続し、2つのスイッチング素子の接続点と2つのダ
    イオードの接続点との間を接続し、2つスイッチング素
    子の接続点と、直流電圧源の中性点電位点との間をリア
    クトルにて接続されたチョッパ回路と、 該リアクトルを流れるチョッパ電流を検出する第1電流
    検出手段と、 前記直流電圧源の中性点電位点からインバータの中性点
    電位点へ流れるインバータ中性点電流を検出する第2電
    流検出手段と、 前記インバータを制御するインバータ制御手段の情報に
    よりインバータ中性点電流を算出する手段と、 前記算出されたインバータ中性点電流から検出されたチ
    ョッパ電流を差し引く演算手段と、 該演算手段の電流値の差を入力すると比例補償器と、 前記検出されたインバータ中性点電流から検出されたチ
    ョッパ電流を差し引く手段と、該電流値の差を入力とす
    る積分補償器と、 前記比例補償器の出力と積分補償器の出力を加算する加
    算手段と、 該加算手段の加算値により2つのスイッチング素子を駆
    動する制御手段とを備えたことを特徴とする電力変換装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項7〜9のいずれかに記載の電力
    変換装置において、正側コンデンサの電圧を検出する手
    段と、負側コンデンサの電圧を検出する手段と、検出さ
    れた正側コンデンサ電圧から検出された負側コンデンサ
    電圧を差し引く手段と、該電圧差を入力とし、該入力を
    零とする電圧差補償器と、該電圧差補償器の出力と電流
    制御器の出力とを加算する加算手段と、該加算手段の出
    力により2つのスイッチング素子を駆動する制御手段を
    備えたことを特徴とする電力変換装置。
  12. 【請求項12】 2レベルコンバータと、該コンバータ
    に直列に接続された2つのコンデンサから構成される直
    流電圧源と、該直流電圧源に接続された3レベルNPC
    インバータを接続した電力変換装置において、 スイッチング素子のアノードを直流電圧源の正側電位点
    と接続し、該スイッチング素子のカソードを別のスイッ
    チング素子のアノードと接続し、該スイッチング素子の
    カソードを直流電圧源の負側電位点と接続し、ダイオー
    ドのカソードを直流電圧源の正側電位点と接続し、該ダ
    イオードのアノードを別のダイオードのカソードと接続
    し、該ダイオードのアノードを直流電圧源の負側電位点
    に接続し、2つのスイッチング素子の接続点と2つのダ
    イオードの接続点との間を接続し、2つスイッチング素
    子の接続点と、直流電圧源の中性点電位点との間をリア
    クトルにて接続されたチョッパ回路と、 正側コンデンサの電圧を検出する手段と、 負側コンデンサの電圧を検出する手段と、 検出された正側コンデンサ電圧から検出された負側コン
    デンサ電圧を差し引く演算手段と、 該演算手段の電圧差を入力とし、該入力を零とする電圧
    差制御手段と、 前記リアクトルを流れるチョッパ電流を検出する手段
    と、 該検出されたチョッパ電流を入力とする安定化補償器
    と、 前記電圧差制御手段の出力から安定化補償器の出力を差
    し引く減算手段と、 該減算手段で求められた減算値により前記2つのスイッ
    チング素子を駆動する制御手段とを備えたことを特徴と
    する電力変換装置。
  13. 【請求項13】 2レベルコンバータと、該コンバータ
    に直列に接続された2つのコンデンサから構成される直
    流電圧源と、該直流電圧源に接続された3レベルNPC
    インバータを接続した電力変換装置において、 スイッチング素子のアノードを直流電圧源の正側電位点
    と接続し、該スイッチング素子のカソードを別のスイッ
    チング素子のアノードと接続し、該スイッチング素子の
    カソードを直流電圧源の負側電位点に接続し、ダイオー
    ドのカソードを直流電圧源の正側電位点と接続し、該ダ
    イオードのアノードを別のダイオードのカソードと接続
    し、該ダイオードのアノードを直流電圧源の負側電位点
    に接続し、2つのスイッチング素子の接続点と2つのダ
    イオードの接続点との間を接続し、2つスイッチング素
    子の接続点と、直流電圧源の中性点電位点との間をリア
    クトルにて接続されたチョッパ回路と、 前記正側コンデンサの電圧を検出する手段と、 前記負側コンデンサの電圧を検出する手段と、 検出された前記正側コンデンサ電圧から検出された前記
    負側コンデンサ電圧を差し引く演算手段と、 該演算手段の電圧差を入力とし、該入力を零とする電圧
    差制御手段と、 該検出された正側コンデンサ電圧と検出された該負側コ
    ンデンサ電圧の差を微分する微分手段と、該微分手段の
    微分値を入力とする安定化補償器と、 前記電圧差制御手段の出力から安定化補償器の出力を差
    し引く減算手段と、 該減算手段の減算値により前記2つのスイッチング素子
    を駆動する制御手段とを備えたことを特徴とする電力変
    換装置。
  14. 【請求項14】 2レベルコンバータと、該コンバータ
    に直列に接続された2つのコンデンサから構成される直
    流電圧源と、該直流電圧源に接続された3レベルNPC
    インバータを接続した電力変換装置において、 スイッチング素子のアノードを直流電圧源の正側電位点
    と接続し、該スイッチング素子のカソードを別のスイッ
    チング素子のアノードと接続し、該スイッチング素子の
    カソードを直流電圧源の負側電位点に接続し、ダイオー
    ドのカソードを直流電圧源の正側電位点と接続し、該ダ
    イオードのアノードを別のダイオードのカソードと接続
    し、該ダイオードのアノードを直流電圧源の負側電位点
    に接続し、2つのスイッチング素子の接続点と2つのダ
    イオードの接続点との間を接続し、2つスイッチング素
    子の接続点と、直流電圧源の中性点電位点との間をリア
    クトルにて接続されたチョッパ回路と、 該リアクトルを流れるチョッパ電流を検出する第1電流
    検出手段と、 中性点電位点から3レベルインバータの中性点へ流れる
    インバータ中性点電流を検出する第2電流検出手段と、 前記第2電流検出手段により検出されたインバータ中性
    点電流から、検出されたチョッパ電流を差し引く演算手
    段と、 該演算手段の電流値の差を積分する積分手段と、 該積分手段の出力を零とする電圧差制御手段と、 前記検出されたチョッパ電流を入力とする安定化補償器
    と、 電圧差制御手段の出力から安定化補償器の出力を差し引
    く減算手段と、 該減算手段の減算値により前記2つのスイッチング素子
    を駆動する制御手段とを備えたことを特徴とする電力変
    換装置。
  15. 【請求項15】 請求項7〜14のいずれかに記載の電
    力変換装置において、前記コンバータとして3レベルN
    PCコンバータを使用し、該3レベルNPCコンバータ
    に並列に、2個のコンデンサを直列接続した回路からな
    る直流電圧源を接続し、前記中性点電位点から3レベル
    コンバータの中性点へ流れるコンバータ中性点電流を検
    出する手段あるいはコンバータ中性点電流を演算する手
    段を有し、該検出されたコンバータ中性点電流あるいは
    演算されたコンバータ中性点電流と前記中性点電位点か
    ら3レベルインバータの中性点に流れるインバータ中性
    点電流の検出値あるい演算値と加算することを特徴とす
    る電力変換装置。
  16. 【請求項16】 請求項7〜14のいずれかに記載の電
    力変換装置において、前記コンバータとして2レベルコ
    ンバータを2個使用し、該各2レベルコンバータに、正
    側および負側コンデンサの直列回路を並列に接続し、該
    正側および負側コンデンサの中性点電位点と前記2レベ
    ルコンバータ相互の接続点を接続し、前記コンデンサの
    接続点から前記コンバータへ流れる中性点電流を検出す
    る手段あるいはコンバータ中性点電流を演算する手段を
    有し、該検出または演算されたコンバータ中性点電流と
    前記中性点電位点から3レベルインバータの中性点に流
    れるインバータ中性点電流の検出値あるいは演算値と加
    算することを特徴とする電力変換装置。
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