JP3246698B2 - ヘッドトレイの仮保持構造 - Google Patents
ヘッドトレイの仮保持構造Info
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Description
の天井フロント部に取り付くヘッドトレイの仮保持構造
に関する。
クスやグローブボックス等の物入れが装備されている
が、近年、道路網の整備や流通機構の変化によりトラッ
ク輸送は長距離,長時間の運行が増加している。従っ
て、これに伴い大型トラックの居住性,快適性向上への
ニーズが高まり、昨今、トラックにはヘッドトレイや助
手席下のアンダーシートボックス,大型センターコンソ
ールボックス等が採用され、収納スペースの大幅な増加
が図られている。
ャブ室内の天井フロント部に取り付き、通常、サイドガ
ーニッシュとオーバーヘッドコンソールとの間に装着さ
れている。
イの取付けに当たり、従来、ヘッドトレイの仮保持機構
がなく、そのため、作業者はヘッドトレイを片手で保持
し、他方の手でヘッドトレイをパネルにスクリューで締
め付けていたが、斯様にヘッドトレイを片手で保持し
て、他方の手でこれを締め付ける従来の取付方法では、
両手がふさがってスクリューの落下や部品保持による作
業者の疲労、又、両手ふさがりによる作業姿勢(バラン
ス)の悪化等の不具合が指摘されており、これらの改善
策が望まれていた。
で、ヘッドトレイをキャブ室内のサイドガーニッシュと
オーバーヘッドコンソールとの間に装着するに当たり、
スクリューの落下防止や作業姿勢の改善によるヘッドト
レイの取付作業性の向上を図ったヘッドトレイの仮保持
構造を提供することを目的とする。
め、請求項1に係るヘッドトレイの仮保持構造は、キャ
ブ室内のサイドガーニッシュとオーバーヘッドコンソー
ルとの間に装着されるヘッドトレイのサイドガーニッシ
ュ側端部に、サイドガーニッシュ方向へ突出する掛止片
を形成し、サイドガーニッシュに当該掛止片が掛止可能
な仮保持孔を設けると共に、ヘッドトレイの裏面に、先
端がキャブ前方へ折曲されたフックを突設し、オーバー
ヘッドコンソールのコンソールブラケットに、上記フッ
クが掛止可能な仮保持孔を、サイドガーニッシュの仮保
持孔に掛止したヘッドトレイの掛止片を回転中心とする
フックの回転軌跡上に設けたことを特徴とする。
内のサイドガーニッシュとオーバーヘッドコンソールと
の間に装着されるヘッドトレイのサイドガーニッシュ側
端部に、サイドガーニッシュ方向へ突出する掛止片を形
成し、サイドガーニッシュに当該掛止片が掛止可能な仮
保持孔を設けると共に、オーバーヘッドコンソールのコ
ンソールブラケットに、キャブの後方へ突出し、L字状
に折曲されたその先端に掛止部が形成された掛止片を設
け、ヘッドトレイの裏面のレインフォースに、コンソー
ルブラケットの掛止片の掛止部が挿通可能な挿通孔と、
当該挿通孔と連通してサイドガーニッシュ側端部と反対
方向へ形成され、ヘッドトレイの掛止片をサイドガーニ
ッシュの仮保持孔に掛止させるに伴い、上記挿通孔に挿
通した掛止片の掛止部が周縁部に掛止可能な掛止孔とか
らなる仮保持孔を設けたことを特徴としている。
スクリューで車体パネルやコンソールブラケット等に締
め付けてこれをサイドガーニッシュとオーバーヘッドコ
ンソールとの間に装着するに当たり、ヘッドトレイのサ
イドガーニッシュ側端部に設けた掛止片をサイドガーニ
ッシュの仮保持孔に掛止した後、当該掛止片を回転中心
にヘッドトレイのコンソールブラケット側をキャブの前
方へ移動させてフックをコンソールブラケットの仮保持
孔に掛止させれば、ヘッドトレイがサイドガーニッシュ
とコンソールブラケットとに仮保持される。
トレイをスクリューで車体パネルやコンソールブラケッ
ト等に締め付けてこれをサイドガーニッシュとオーバー
ヘッドコンソールとの間に装着するに当たり、コンソー
ルブラケットに設けた掛止片をレインフォースの仮保持
孔に掛止した後、ヘッドトレイ自体をサイドガーニッシ
ュ方向へスライドさせて、サイドガーニッシュ側端部に
設けたヘッドトレイの掛止片をサイドガーニッシュの仮
保持孔に掛止させれば、コンソールブラケットの掛止片
の掛止部がレインフォースの仮保持孔の掛止孔の周縁部
に掛止して、ヘッドトレイがサイドガーニッシュとコン
ソールブラケットとに仮保持される。
説明する。図1乃至図3は請求項1に係るヘッドトレイ
の仮保持構造の一実施例を示し、図1に於て、1はヘッ
ドトレイで、当該ヘッドトレイ1は、従来と同様、その
前側縁部を車体パネル3にスクリュー5で締め付け、
又、図2に示すようにヘッドトレイ1の裏面1aに取り
付くレインフォース7をオーバーヘッドコンソールのコ
ンソールブラケット9等にスクリュー5で締め付けるこ
とによって、サイドガーニッシュ11とオーバーヘッド
コンソールとの間に装着されるようになっている。
トレイの取付けに当たり、作業者はヘッドトレイを片手
で保持して他方の手でスクリューを締め付けていたた
め、両手がふさがってスクリューの落下や部品保持によ
る作業者の疲労、又、両手ふさがりによる作業姿勢の悪
化等の不具合があった。そこで、本実施例は、上記ヘッ
ドトレイ1の取付作業時に於けるヘッドトレイ1の仮保
持構造を提供するもので、図1中、13はヘッドトレイ
1のサイドガーニッシュ11側端部に形成された掛止片
を示し、図1及び図3に示すように当該掛止片13は、
ヘッドトレイ1に一体成形されてサイドガーニッシュ1
1方向へ突出した形状となっている。
ュ11には、上記掛止片13が掛止可能な仮保持孔15
が設けられており、ヘッドトレイ1の取付けに際し当該
仮保持孔15に掛止片13を掛止させることによって、
ヘッドトレイ1のサイドガーニッシュ11側が仮保持さ
れるようになっている。一方、図1及び図2に示すよう
にヘッドトレイ1のコンソールブラケット9側の裏面1
aには、先端がキャブ前方へ折曲されたフック17が一
体的に突設され、又、コンソールブラケット9には当該
フック17が掛止可能な仮保持孔19が形成されてい
る。そして、当該仮保持孔19は、サイドガーニッシュ
11側の仮保持孔15に掛止した掛止片13を回転中心
とするフック17の回転軌跡上に位置しており、取付作
業時に掛止片13を仮保持孔15に掛止した後、当該掛
止片13を回転中心としてヘッドトレイ1の取付け操作
を行うと、図2に示すようにフック17が仮保持孔19
に掛止されてヘッドトレイ1がサイドガーニッシュ11
とコンソールブラケット9とに仮保持され、そして、車
体パネル3やコンソールブラケット9とのスクリュー5
の取付位置が略一致するようになっている。
ら、上述したようにヘッドトレイ1をスクリュー5で車
体パネル3やコンソールブラケット9に締め付けてこれ
をサイドガーニッシュ11とオーバーヘッドコンソール
との間に装着するに当たり、先ず、仮保持孔15に掛止
片13を掛止してヘッドトレイ1のサイドガーニッシュ
11側を当該サイドガーニッシュ11に仮保持させる。
ドトレイ1のコンソールブラケット9側をキャブの前方
へ移動させてフック17を仮保持孔19に掛止させれ
ば、ヘッドトレイ1がサイドガーニッシュ11とコンソ
ールブラケット9とに仮保持されて、車体パネル3やコ
ンソールブラケット9とのスクリュー5の取付位置が略
一致することとなる。
の前側縁部を車体パネル3にスクリュー5で締め付け、
又、図4に示すようにヘッドトレイ1の裏面1a側のレ
インフォース7をコンソールブラケット9等にスクリュ
ー5で締め付けることによって、ヘッドトレイ1がサイ
ドガーニッシュ11とオーバーヘッドコンソールとの間
に固着されるが、このとき、ヘッドトレイ1はサイドガ
ーニッシュ11とコンソールブラケット9とに仮保持さ
れているから、作業者は従来の如く片手でヘッドトレイ
1を保持させておく必要がなく、締付け工具でスクリュ
ー5を締め付ける際に、作業者はスクリュー5を他方の
手で保持してその落下を防止することが可能となる。
をスクリュー5で取り付けるに当たり、掛止片13を仮
保持孔15に掛止した後、当該掛止片13を回転中心に
ヘッドトレイ1のコンソールブラケット9側をキャブの
前方へ移動させてフック17を仮保持孔19に掛止させ
ることで、ヘッドトレイ1をサイドガーニッシュ11と
コンソールブラケット9とに仮保持できるように構成し
たので、ヘッドトレイ1の取付時に作業者は従来の如く
片手でヘッドトレイ1を保持させておく必要がない。従
って、本実施例によれば、締付け工具でスクリュー5を
締め付ける際に、作業者はスクリュー5を他方の手で保
持してその落下を防止することが可能となるので、従来
に比しヘッドトレイ1の取付けに手間が掛からず作業時
間が短縮でき、又、両手ふさがりによる無理な作業姿勢
とならないため、作業者の疲労度を軽減させることが可
能となった。
す。以下、図面に基づき本実施例を説明するが、上記実
施例と同一のものは同一符号を付してそれらの説明は省
略する。図中、21は上記ヘッドトレイ1と同様、サイ
ドガーニッシュ11とオーバーヘッドコンソールとの間
に装着されるヘッドトレイ、23はその裏面側に装着さ
れたレインフォース、又、25はオーバーヘッドコンソ
ールのコンソールブラケット27に形成された掛止片
で、当該掛止片25はキャブの後方へ突出し、L字状に
折曲されたその先端に掛止部25aが形成されている。
そして、上記レインフォース23には当該掛止片25が
掛止可能な仮保持孔29が形成されているが、図6に示
すように当該仮保持孔29は、掛止片25の掛止部25
aが挿通可能な挿通孔29aと、当該挿通孔29aと連
通してヘッドトレイ21のサイドガーニッシュ側端部と
反対方向へ形成された掛止孔29bとから構成されてい
る。
ドガーニッシュ側端部には、図1の実施例と同様、掛止
片13がサイドガーニッシュ11方向へ突出して形成さ
れると共に、当該掛止片13が掛止可能な仮保持孔15
がサイドガーニッシュ11に設けられている。そして、
図6に示すように上記掛止片25を仮保持孔29の挿通
孔29aに挿通させた後、ヘッドトレイ21をサイドガ
ーニッシュ11方向(矢印A方向)へ移動させて上記掛
止片13をサイドガーニッシュ11の仮保持孔15に掛
止させると、掛止片25の掛止部25aが仮保持孔29
の掛止孔29bの周縁部に掛止してヘッドトレイ21が
サイドガーニッシュ11とコンソールブラケット27と
に仮保持され、そして、同じく車体パネル3やコンソー
ルブラケット27とのスクリュー5の取付位置が略一致
するようになっている。
ら、同様にヘッドトレイ21をスクリュー5で車体パネ
ル3やコンソールブラケット27に締め付けてこれをサ
イドガーニッシュ11とオーバーヘッドコンソールとの
間に装着するに当たり、先ず、図6に示すように掛止片
25をレインフォース23に設けた仮保持孔29の挿通
孔29aに挿通し、そして、ヘッドトレイ21を矢印A
方向へ移動させてサイドガーニッシュ11側に設けた上
記掛止片13をサイドガーニッシュ11の仮保持孔15
に掛止させれば、掛止片25の掛止部25aが仮保持孔
29の掛止孔29bの周縁部に掛止してヘッドトレイ2
1がサイドガーニッシュ11とコンソールブラケット2
7とに仮保持され、車体パネル3やコンソールブラケッ
ト27とのスクリュー5の取付位置が略一致する。
21の前側縁部を車体パネル3にスクリュー5で締め付
け、又、図5に示すようにレインフォース23をコンソ
ールブラケット27等にスクリュー5で締め付けること
によってヘッドトレイ21がサイドガーニッシュ11と
オーバーヘッドコンソールとの間に装着されるが、この
とき、ヘッドトレイ21はサイドガーニッシュ11とコ
ンソールブラケット27とに仮保持されているから、作
業者は従来の如く片手でヘッドトレイ21を保持させて
おく必要がない。
め付ける際に、作業者はスクリュー5を他方の手で保持
してその落下を防止することが可能となる。このよう
に、本実施例は、ヘッドトレイ21をスクリュー5で取
り付けるに当たり、掛止片25をレインフォース23側
の仮保持孔29の挿通孔29aに挿通した後、ヘッドト
レイ21を矢印A方向へ移動させて掛止片13をサイド
ガーニッシュ11の仮保持孔15に掛止させれば、掛止
片25の掛止部25aが仮保持孔29の掛止孔29bの
周縁部に掛止して、ヘッドトレイ21がサイドガーニッ
シュ11とコンソールブラケット27とに仮保持される
ように構成したので、ヘッドトレイ21の取付時に、作
業者は従来の如く片手でヘッドトレイ21を保持させて
おく必要がない。
と同様、締付け工具でスクリュー5を締め付ける際に作
業者はスクリュー5を他方の手で保持してその落下を防
止することが可能となるので、従来に比しヘッドトレイ
21の取付けに手間が掛からず作業時間が短縮できると
共に、両手ふさがりによる無理な作業姿勢とならないた
め作業者の疲労度を軽減させることが可能となった。
ント部に取り付けるヘッドトレイの仮保持構造について
述べたが、運転席側の天井フロント部に取り付くヘッド
トレイも同様な仮保持構造とすることは勿論である。
ニッシュの仮保持構造によれば、締付け工具でスクリュ
ーを締め付ける際に作業者はスクリューを他方の手で保
持してその落下を防止することが可能となるので、従来
に比しヘッドトレイの取付けに手間が掛からず作業時間
が短縮できると共に、両手ふさがりによる無理な作業姿
勢とならないため作業者の疲労度を軽減させることが可
能となった。
キャブ室内の天井フロント部の部分斜視図である。
る仮保持構造の一実施例の要部断面図である。
る仮保持構造の一実施例の他の要部断面図である。
仮保持構造の一実施例の要部断面図である。
る仮保持構造の一実施例の要部断面図である。
掛止片の斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 キャブ室内のサイドガーニッシュとオー
バーヘッドコンソールとの間に装着されるヘッドトレイ
のサイドガーニッシュ側端部に、サイドガーニッシュ方
向へ突出する掛止片を形成し、 サイドガーニッシュに上記掛止片が掛止可能な仮保持孔
を設けると共に、 ヘッドトレイの裏面に、先端がキャブ前方へ折曲された
フックを突設し、 オーバーヘッドコンソールのコンソールブラケットに、
上記フックが掛止可能な仮保持孔を、サイドガーニッシ
ュの仮保持孔に掛止したヘッドトレイの掛止片を回転中
心とするフックの回転軌跡上に設けたことを特徴とする
ヘッドトレイの仮保持構造。 - 【請求項2】 キャブ室内のサイドガーニッシュとオー
バーヘッドコンソールとの間に装着されるヘッドトレイ
のサイドガーニッシュ側端部に、サイドガーニッシュ方
向へ突出する掛止片を形成し、 サイドガーニッシュに当該掛止片が掛止可能な仮保持孔
を設けると共に、 オーバーヘッドコンソールのコンソールブラケットに、
キャブの後方へ突出し、L字状に折曲されたその先端に
掛止部が形成された掛止片を設け、 ヘッドトレイの裏面のレインフォースに、コンソールブ
ラケットの掛止片の掛止部が挿通可能な挿通孔と、当該
挿通孔と連通してサイドガーニッシュ側端部と反対方向
へ形成され、ヘッドトレイの掛止片をサイドガーニッシ
ュの仮保持孔に掛止させるに伴い、上記挿通孔に挿通し
た掛止片の掛止部が周縁部に掛止可能な掛止孔とからな
る仮保持孔を設けたことを特徴とするヘッドトレイの仮
保持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29148594A JP3246698B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | ヘッドトレイの仮保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29148594A JP3246698B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | ヘッドトレイの仮保持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08142763A JPH08142763A (ja) | 1996-06-04 |
JP3246698B2 true JP3246698B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=17769491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29148594A Expired - Fee Related JP3246698B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | ヘッドトレイの仮保持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3246698B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4501907B2 (ja) * | 2006-08-11 | 2010-07-14 | トヨタ紡織株式会社 | 車両用天井モジュール |
JP6295490B2 (ja) * | 2014-07-30 | 2018-03-20 | カルソニックカンセイ株式会社 | センターコンソール構造 |
-
1994
- 1994-11-25 JP JP29148594A patent/JP3246698B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08142763A (ja) | 1996-06-04 |
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