JP3532712B2 - サンシェードの格納構造 - Google Patents
サンシェードの格納構造Info
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- JP3532712B2 JP3532712B2 JP29660096A JP29660096A JP3532712B2 JP 3532712 B2 JP3532712 B2 JP 3532712B2 JP 29660096 A JP29660096 A JP 29660096A JP 29660096 A JP29660096 A JP 29660096A JP 3532712 B2 JP3532712 B2 JP 3532712B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sunshade
- locking
- roof
- seat
- storage structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サンシェードの格
納構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、車両においては、乗員に解放感を
与えると共に、優れた換気を目的とし、ルーフに開口部
を設けて開閉可能としたサンルーフが装備されることが
多くなってきている。 【0003】図2に示されるような後部座席1のあるダ
ブルキャブタイプのピックアップ車両2、或いは後部座
席のないシングルキャブタイプのピックアップ車両の場
合、サンルーフとしては、通常、図3に示される如く、
ガラス製のサンルーフパネル3の後端が持ち上がるチル
トアップ式のものが多く、該サンルーフパネル3の車室
内側のルーフ部には、サンルーフの非使用時に太陽光線
を遮るためのサンシェードが脱着自在に設けられてい
る。 【0004】図4〜図6はサンシェードの一例を表わす
ものであって、サンシェード4には、ルーフ部の受部材
5に対して係合する係止片6がビス等の締付部材7によ
って固着されると共に、ルーフ部の係止用ボス部8に対
して係合するロック部材9が取り付けられている。尚、
前記ロック部材9は、ダイヤル10を回すことによって
押し引きされ、前記係止用ボス部8に対して挿脱される
ようになっている。 【0005】前記サンシェード4は、太陽光線を遮りた
いような時には、ルーフ部の受部材5に対してサンシェ
ード4の係止片6を係合させ、且つルーフ部の係止用ボ
ス部8に対してサンシェード4のロック部材9を係合さ
せて、サンルーフパネル3の車室内側の面をサンシェー
ド4によって覆うようにする一方、充分な採光を得たい
ような時には、ダイヤル10を回してロック部材9を係
止用ボス部8から離脱させた後、係止片6を受部材5か
ら引き抜くようにして、ルーフ部からサンシェード4を
取り外すようになっている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2に
示されるようなピックアップ車両2においては、サンシ
ェード4をルーフ部から取り外した場合、該サンシェー
ド4を、乗用車のようにトランク等にしまうことができ
ず車室内の後部座席1周辺等の適当な場所に放置するし
か手段がないため、邪魔になると共に、乗員がサンシェ
ード4の上に乗ってしまい該サンシェード4が変形した
り破損したりする虞れがある一方、走行時における異音
の原因になったりする等の問題があった。 【0007】本発明は、斯かる実情に鑑み、ルーフ部か
ら取り外したサンシェードを放置するのではなく、所定
の位置に装着することができ、サンシェードの変形や破
損を防止し得、且つ異音の発生を防止し得るサンシェー
ドの格納構造を提供しようとするものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、サンルーフパ
ネル付車のルーフ部に対するサンシェードの係止片が係
止される係止部と、前記ルーフ部に対するサンシェード
のロック部材が係止される係止部とを、バックパネルに
対向するシートバックのシート表皮が設けられていない
背面側のワイヤフレームに曲げを形成することによって
形成し、前記ルーフ部から取り外したサンシェードをシ
ートバックの背面側に装着し得るよう構成したことを特
徴とするサンシェードの格納構造にかかるものである。 【0009】 【0010】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。 【0011】本発明においては、サンシェードをルーフ
部から取り外した場合、シートバックのシート表皮が設
けられていない背面側のワイヤフレームに曲げを形成す
ることによって形成した係止部にサンシェードの係止片
を係止させ、且つ前記ワイヤフレームに曲げを形成する
ことによって形成した係止部にサンシェードのロック部
材を係止させると、サンシェードがシートバックの背面
側に装着され、全く邪魔にならない位置に格納される形
となり、この結果、新たな部品等を全く追加することな
く、しかも、シートバックの後側の空間を犠牲にするこ
となく、サンシェードを格納することが可能となる。 【0012】 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。 【0014】図1は本発明を実施する形態の一例であっ
て、図中、図2〜図6と同一の符号を付した部分は同一
物を表わしており、通常、ピックアップ車両2における
後部座席1のシートバック1aの背面側は、バックパネ
ルに対向し、前方へ倒さない限りは、見栄え上ほとんど
問題が生じないことから、シート表皮はなく、ワイヤフ
レーム11がむき出しになっているため、該ワイヤフレ
ーム11の所要箇所に曲げを形成することにより、ルー
フ部に対するサンシェード4の係止片6が係止される係
止部12と、ルーフ部に対するサンシェード4のロック
部材9が係止される係止部13とを、前記シートバック
1aの背面側のワイヤフレーム11に形成し、ルーフ部
から取り外したサンシェード4をシートバック1aの背
面側に装着し得るよう構成する。 【0015】次に、上記図示例の作動を説明する。 【0016】サンシェード4をルーフ部から取り外した
場合、シートバック1aの背面側のワイヤフレーム11
に形成した係止部12にサンシェード4の係止片6を係
止させ、且つ前記ワイヤフレーム11に形成した係止部
13にサンシェード4のロック部材9を係止させると、
サンシェード4が後部座席1のシートバック1aの背面
側に装着され、全く邪魔にならない位置に格納される形
となり、この結果、新たな部品等を全く追加することな
く、しかも、シートバック1aの後側の空間を犠牲にす
ることなく、サンシェード4を格納することが可能とな
る。 【0017】こうして、ルーフ部から取り外したサンシ
ェード4を放置するのではなく、所定の位置に装着する
ことができ、サンシェード4の変形や破損を防止し得、
且つ異音の発生を防止し得る。 【0018】 【0019】 【0020】 【0021】 【0022】尚、本発明のサンシェードの格納構造は、
上述の図示例にのみ限定されるものではなく、後部座席
がなく前部座席がバックパネルと対向するシングルキャ
ブタイプのピックアップ車両にも適用し得ること等、そ
の他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変
更を加え得ることは勿論である。 【0023】 【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
記載のサンシェードの格納構造によれば、ルーフ部から
取り外したサンシェードを放置するのではなく、所定の
位置に装着することができ、サンシェードの変形や破損
を防止し得、且つ異音の発生を防止し得るという優れた
効果を奏し得る。
納構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、車両においては、乗員に解放感を
与えると共に、優れた換気を目的とし、ルーフに開口部
を設けて開閉可能としたサンルーフが装備されることが
多くなってきている。 【0003】図2に示されるような後部座席1のあるダ
ブルキャブタイプのピックアップ車両2、或いは後部座
席のないシングルキャブタイプのピックアップ車両の場
合、サンルーフとしては、通常、図3に示される如く、
ガラス製のサンルーフパネル3の後端が持ち上がるチル
トアップ式のものが多く、該サンルーフパネル3の車室
内側のルーフ部には、サンルーフの非使用時に太陽光線
を遮るためのサンシェードが脱着自在に設けられてい
る。 【0004】図4〜図6はサンシェードの一例を表わす
ものであって、サンシェード4には、ルーフ部の受部材
5に対して係合する係止片6がビス等の締付部材7によ
って固着されると共に、ルーフ部の係止用ボス部8に対
して係合するロック部材9が取り付けられている。尚、
前記ロック部材9は、ダイヤル10を回すことによって
押し引きされ、前記係止用ボス部8に対して挿脱される
ようになっている。 【0005】前記サンシェード4は、太陽光線を遮りた
いような時には、ルーフ部の受部材5に対してサンシェ
ード4の係止片6を係合させ、且つルーフ部の係止用ボ
ス部8に対してサンシェード4のロック部材9を係合さ
せて、サンルーフパネル3の車室内側の面をサンシェー
ド4によって覆うようにする一方、充分な採光を得たい
ような時には、ダイヤル10を回してロック部材9を係
止用ボス部8から離脱させた後、係止片6を受部材5か
ら引き抜くようにして、ルーフ部からサンシェード4を
取り外すようになっている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2に
示されるようなピックアップ車両2においては、サンシ
ェード4をルーフ部から取り外した場合、該サンシェー
ド4を、乗用車のようにトランク等にしまうことができ
ず車室内の後部座席1周辺等の適当な場所に放置するし
か手段がないため、邪魔になると共に、乗員がサンシェ
ード4の上に乗ってしまい該サンシェード4が変形した
り破損したりする虞れがある一方、走行時における異音
の原因になったりする等の問題があった。 【0007】本発明は、斯かる実情に鑑み、ルーフ部か
ら取り外したサンシェードを放置するのではなく、所定
の位置に装着することができ、サンシェードの変形や破
損を防止し得、且つ異音の発生を防止し得るサンシェー
ドの格納構造を提供しようとするものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、サンルーフパ
ネル付車のルーフ部に対するサンシェードの係止片が係
止される係止部と、前記ルーフ部に対するサンシェード
のロック部材が係止される係止部とを、バックパネルに
対向するシートバックのシート表皮が設けられていない
背面側のワイヤフレームに曲げを形成することによって
形成し、前記ルーフ部から取り外したサンシェードをシ
ートバックの背面側に装着し得るよう構成したことを特
徴とするサンシェードの格納構造にかかるものである。 【0009】 【0010】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。 【0011】本発明においては、サンシェードをルーフ
部から取り外した場合、シートバックのシート表皮が設
けられていない背面側のワイヤフレームに曲げを形成す
ることによって形成した係止部にサンシェードの係止片
を係止させ、且つ前記ワイヤフレームに曲げを形成する
ことによって形成した係止部にサンシェードのロック部
材を係止させると、サンシェードがシートバックの背面
側に装着され、全く邪魔にならない位置に格納される形
となり、この結果、新たな部品等を全く追加することな
く、しかも、シートバックの後側の空間を犠牲にするこ
となく、サンシェードを格納することが可能となる。 【0012】 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。 【0014】図1は本発明を実施する形態の一例であっ
て、図中、図2〜図6と同一の符号を付した部分は同一
物を表わしており、通常、ピックアップ車両2における
後部座席1のシートバック1aの背面側は、バックパネ
ルに対向し、前方へ倒さない限りは、見栄え上ほとんど
問題が生じないことから、シート表皮はなく、ワイヤフ
レーム11がむき出しになっているため、該ワイヤフレ
ーム11の所要箇所に曲げを形成することにより、ルー
フ部に対するサンシェード4の係止片6が係止される係
止部12と、ルーフ部に対するサンシェード4のロック
部材9が係止される係止部13とを、前記シートバック
1aの背面側のワイヤフレーム11に形成し、ルーフ部
から取り外したサンシェード4をシートバック1aの背
面側に装着し得るよう構成する。 【0015】次に、上記図示例の作動を説明する。 【0016】サンシェード4をルーフ部から取り外した
場合、シートバック1aの背面側のワイヤフレーム11
に形成した係止部12にサンシェード4の係止片6を係
止させ、且つ前記ワイヤフレーム11に形成した係止部
13にサンシェード4のロック部材9を係止させると、
サンシェード4が後部座席1のシートバック1aの背面
側に装着され、全く邪魔にならない位置に格納される形
となり、この結果、新たな部品等を全く追加することな
く、しかも、シートバック1aの後側の空間を犠牲にす
ることなく、サンシェード4を格納することが可能とな
る。 【0017】こうして、ルーフ部から取り外したサンシ
ェード4を放置するのではなく、所定の位置に装着する
ことができ、サンシェード4の変形や破損を防止し得、
且つ異音の発生を防止し得る。 【0018】 【0019】 【0020】 【0021】 【0022】尚、本発明のサンシェードの格納構造は、
上述の図示例にのみ限定されるものではなく、後部座席
がなく前部座席がバックパネルと対向するシングルキャ
ブタイプのピックアップ車両にも適用し得ること等、そ
の他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変
更を加え得ることは勿論である。 【0023】 【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
記載のサンシェードの格納構造によれば、ルーフ部から
取り外したサンシェードを放置するのではなく、所定の
位置に装着することができ、サンシェードの変形や破損
を防止し得、且つ異音の発生を防止し得るという優れた
効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の斜視図である。
【図2】後部座席のあるダブルキャブタイプのピックア
ップ車両を表わす側面図である。 【図3】チルトアップ式のサンルーフが装備されたピッ
クアップ車両を表わす斜視図である。 【図4】サンシェードの一例を表わす平面図である。 【図5】図4のV−V断面図である。 【図6】図4のVI−VI断面図である。 【符号の説明】 1a シートバック 3 サンルーフパネル 4 サンシェード 6 係止片 9 ロック部材 11 ワイヤフレーム 12 係止部 13 係止部
ップ車両を表わす側面図である。 【図3】チルトアップ式のサンルーフが装備されたピッ
クアップ車両を表わす斜視図である。 【図4】サンシェードの一例を表わす平面図である。 【図5】図4のV−V断面図である。 【図6】図4のVI−VI断面図である。 【符号の説明】 1a シートバック 3 サンルーフパネル 4 サンシェード 6 係止片 9 ロック部材 11 ワイヤフレーム 12 係止部 13 係止部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 サンルーフパネル付車のルーフ部に対す
るサンシェードの係止片が係止される係止部と、前記ル
ーフ部に対するサンシェードのロック部材が係止される
係止部とを、バックパネルに対向するシートバックのシ
ート表皮が設けられていない背面側のワイヤフレームに
曲げを形成することによって形成し、前記ルーフ部から
取り外したサンシェードをシートバックの背面側に装着
し得るよう構成したことを特徴とするサンシェードの格
納構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29660096A JP3532712B2 (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | サンシェードの格納構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29660096A JP3532712B2 (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | サンシェードの格納構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10138764A JPH10138764A (ja) | 1998-05-26 |
JP3532712B2 true JP3532712B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=17835654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29660096A Expired - Fee Related JP3532712B2 (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | サンシェードの格納構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3532712B2 (ja) |
-
1996
- 1996-11-08 JP JP29660096A patent/JP3532712B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10138764A (ja) | 1998-05-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040302 |
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