JP3246626B2 - 1缶2水路給湯装置 - Google Patents

1缶2水路給湯装置

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JP3246626B2
JP3246626B2 JP23834893A JP23834893A JP3246626B2 JP 3246626 B2 JP3246626 B2 JP 3246626B2 JP 23834893 A JP23834893 A JP 23834893A JP 23834893 A JP23834893 A JP 23834893A JP 3246626 B2 JP3246626 B2 JP 3246626B2
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mixing
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昭司 井上
透 鶴田
訓広 林
宏 三浦
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日本ユプロ株式会社
東陶機器株式会社
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  • Control For Baths (AREA)
  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はバイパス混合式の1缶
2水路給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のミキシング式1缶2水路給湯装置
において、給湯熱交換器出口の湯の温度(熱交出口温度
Th)、給水管を通過する水の温度(給水温度Tc)お
よび設定温度Tsに基づき、例えば給湯中のミキシング
バルブの湯側混合比率α{=(Ts−Tc)/(Th−
Tc)}を演算し、この湯側混合比率αに基づいてミキ
シングバルブの弁開度を制御し、設定温度Tsの湯を供
給するよう構成された1缶2水路給湯装置は知られてい
る。
【0003】このようなミキシング式1缶2水路給湯装
置は、風呂追焚き単独使用時においても追焚き熱交換器
とともに給湯熱交換器が加熱されるため、給湯熱交換器
内にたくわえられた湯は温度が高くなっており、追焚き
中に給湯要求がある場合、速やかに湯側混合比率αに応
じた弁開度にミキシングバルブ(混合弁)を調節して設
定温度Tsの湯が供給されるよう構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のミキシング式1
缶2水路給湯装置は、追焚き単独使用時にも給湯熱交換
器が加熱され、熱交換器出口の湯の温度が高くなってい
るため、追焚き中に給湯を開始する場合、例えばミキシ
ングバルブ(混合弁)の弁開度が湯側全開状態のままで
故障しているような状態では、高温の湯が供給されてし
まう課題がある。
【0005】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、その目的は追焚き中にミキシングバル
ブ(混合弁)の動作をチェックでき、安全性の高い給湯
が可能な1缶2水路給湯装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る1缶2水路給湯装置は、追焚き開始時に
混合弁の状態を判定する混合弁チェック手段を設けたこ
とを特徴とする。また、混合弁の弁開度位置を検出する
弁開度位置検出手段を併せて設けるとともに、混合弁チ
ェック手段は、混合弁を所定開度に駆動制御するための
チェック信号を発生し、弁開度位置検出手段からの出力
情報に基づいて混合弁の状態を判定する
【0007】また、この発明に係る1缶2水路給湯装置
の混合弁チェック手段に、エラー検出手段を設け、混合
弁の駆動制御ができない場合、表示器にエラー表示をし
て追焚き加熱を停止することを特徴とする。
【0008】さらに、この発明に係る1缶2水路給湯装
置の混合弁チェック手段に、チェック信号発生手段およ
びチェック判定手段を設け、前記混合弁の弁開度を全開
から全閉までの所定の位置に駆動制御が可能であること
を特徴とする。
【0009】また、この発明に係る1缶2水路給湯装置
は、給湯熱交換器の出口に設けられた熱交出口温度セン
サが検出する熱交出口温度が所定値を超えた場合、混合
弁チェック手段からのチェック信号を禁止する混合弁チ
ェック禁止手段を設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】この発明に係る1缶2水路給湯装置は、混合弁
チェック手段を設け、追焚き開始時に混合弁の状態を判
定するので、給湯に備えて追焚き中に予め混合弁の故障
の有無をチェックすることができる。また、混合弁の弁
開度位置を検出する弁開度位置検出手段を併せて設け、
混合弁チェック手段により、混合弁を所定開度に駆動制
御するチェック信号が発生されて混合弁が駆動され、弁
開度位置検出手段からの出力情報に基づいて混合弁の弁
開度位置が検出される
【0011】また、この発明に係る1缶2水路給湯装置
の混合弁チェック手段に、エラー検出手段を設け、混合
弁の故障を検出した場合にはエラー表示をして追焚き加
熱を停止することができるので、給湯熱交換器内の湯は
高温にならず、給湯を開始しても高温の湯は供給されな
い。
【0012】さらに、この発明に係る1缶2水路給湯装
置の混合弁チェック手段に、チェック信号発生手段およ
びチェック判定手段を設け、混合弁の弁開度を全開から
全閉までの所定の位置に駆動制御できるので、追焚き中
に弁開度位置を所定の位置に設定し、追焚き中の給湯使
用時には給湯開始から設定温度の湯を供給することがで
きる。
【0013】また、この発明に係る1缶2水路給湯装置
は、混合弁チェック禁止手段を設け、熱交出口温度が所
定値を超えた場合、混合弁のチェックを禁止するので、
混合弁チェック中に給湯使用されて高温の湯が供給され
るのを防止することができる。
【0014】
【実施例】以下この発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1はこの発明に係る1缶2水路給湯装置の
全体構成図である。図1において、1缶2水路給湯装置
1は、給湯熱交換器3に接続される給水管2、給湯管4
および給湯栓21からなる給湯系と、追焚き熱交換器8
に接続される往き管7、戻り管9および浴槽22からな
る風呂循環系と、制御手段11と、給湯温度設定部12
A、追焚きスイッチ12Bおよび風呂温度設定部12C
等を備えたリモコン装置12と、電磁弁13、ガス比例
弁14およびガスバーナ15を備えた加熱部とから構成
する。
【0015】給湯系は、給湯熱交換器3をバイパスして
給水管2と給湯管4とを接続するバイパス管6、バイパ
ス管6が給湯管4に接続される接続部に給湯熱交換器3
を通過する湯とバイパス管6を通過する水とを混合して
給湯管4に設定温度の湯を供給する混合弁5A、混合弁
5Aの弁開度位置を検出する弁開度位置検出手段5Bを
備える。
【0016】また、給湯系の給水管2には流量Qを検出
する流量センサ16および給水温度Tcを検出する給水
温度センサ17、給湯熱交換器3出口の温度Thを検出
する熱交温度センサ18、給湯管4には給湯温度Tmを
検出する給湯温度センサ19をそれぞれ備える。
【0017】風呂循環系は、風呂循環系の往き管7には
浴槽22出口の湯の温度Tfcを検出する風呂温度セン
サ20および循環ポンプ10を備え、リモコン装置12
の追焚きスイッチ(SW)12Bが押されて風呂温度設
定部12Cから風呂設定温度Tfsが設定されると、循
環ポンプ10が駆動され追焚きが開始される。
【0018】制御手段11は、流量Q、設定温度Ts、
給水温度Tc、給湯温度Tm、風呂温度Tfc、風呂設
定温度Tfs等の各情報に基づいて給湯に必要な熱量、
風呂追焚きに必要な熱量、加熱制御、および風呂循環ポ
ンプの駆動等の各種演算や処理、制御を行うよう構成す
る。
【0019】また、制御手段11には混合弁制御手段4
0および混合弁チェック手段50を設け、給湯時に設定
温度Tsの湯を供給するよう混合弁5Aを制御したり、
追焚き時に予め混合弁5Aを駆動し、弁開度位置検出手
段5Bからの検出情報に基づいて弁開度位置チェックを
行い、混合弁5Aが故障している場合にはエラー(故
障)表示をして追焚き加熱を停止するよう制御する。
【0020】図2はこの発明に係る1缶2水路給湯装置
の制御手段の要部ブロック構成図である。図2におい
て、制御手段11はマイクロプロセッサや各種インタフ
ェース回路およびメモリ等で構成し、熱量演算部30、
状態判定手段31、加熱制御部32、循環ポンプ制御手
段35、混合弁制御手段40、混合弁チェック手段5
0、混合弁チェック禁止手段60から構成する。
【0021】熱量演算部30は、流量Q、設定温度T
s、給水温度Tc、給湯温度Tmに基づいて給湯時の必
要熱量およびフィードバック熱量を演算したり、風呂温
度Tfcおよび風呂設定温度Tfsに基づいて追焚き時
の必要熱量を演算し、熱量演算情報Foを加熱制御部3
2に提供する。なお、給湯時または追焚き時の熱量演
算、および熱量演算情報Foの出力制御は、状態判定手
段31から出力される判定情報Ho1、Ho2により行
う。
【0022】状態判定手段31は、流量情報Qおよび追
焚きスイッチ情報SWに基づいて待機状態、給湯状態お
よび追焚き状態を判定し、判定情報Ho1、Ho2を出
力する。判定情報は、例えば流量情報Qのみの場合には
給湯状態と判定して判定情報Ho1、追焚きスイッチ情
報SWのみの場合には追焚き状態と判定して判定情報H
o2をそれぞれ出力し、一方、待機状態には判定情報な
し、給湯/追焚き同時使用時には判定情報Ho1、Ho
2同時出力するよう構成する。また、判定情報をディジ
タル符号化して、例えば待機状態(0,0)、給湯状態
(0,1)、追焚き状態(1,0)、給湯/追焚き同時
使用状態(1,1)となるよう構成することもできる。
【0023】加熱制御部32は、比例弁制御手段33、
電磁弁制御手段34を備える。比例弁制御手段33は、
熱量演算部30から出力される熱量演算情報Foに基づ
いて予めROM等のメモリに記憶してある熱量―弁開度
テーブルを参照し、熱量演算情報Foに対応する弁開度
をメモリから呼出し、弁開度に応じた比例弁駆動信号X
hをガス比例弁14に送り、ガス比例弁14を熱量演算
情報Foに対応した弁開度に調節する。
【0024】電磁弁制御手段34は、状態判定手段31
から提供される給湯時判定情報Ho1、または追焚き時
判定情報Ho2に基づいて電磁弁13を開放し、判定情
報Ho1、Ho2が提供されない場合には電磁弁13を
閉結するよう制御する。電磁弁制御手段34は、電磁弁
駆動信号Xdを電磁弁13に送り、状態判定手段31が
判定した状態に対応して電磁弁13の開/閉を行う。ま
た、電磁弁制御手段34は、混合弁チェック手段50か
らエラー判定情報Eoを受取った場合,追焚き時判定情
報Ho2に基づいて電磁弁13を開放している状態であ
っても電磁弁駆動信号Xdを強制的に禁止し、電磁弁1
3を閉結するよう制御する。
【0025】循環ポンプ制御手段35は、状態判定手段
31から追焚き時判定情報Ho2が提供される場合にの
み循環ポンプ駆動信号Joを出力して循環ポンプ10を
駆動制御する。一方、循環ポンプ制御手段35は、状態
判定手段31からの追焚き時判定情報Ho2が停止され
た場合には循環ポンプ10を停止制御し、混合弁チェッ
ク手段50からエラー判定情報Eoを受取った場合には
循環ポンプ駆動信号Joを強制的に禁止して循環ポンプ
10を停止制御するよう構成する。
【0026】混合弁制御手段40は、混合比率設定手段
41、混合比率補正手段42、加算器43、弁開度変換
部44、混合弁駆動部45を備え、流量Qに基づいて給
湯状態を検出し、熱交出口温度Th、設定温度Tsおよ
び給水温度Tcに基づいて給湯時の設定混合比率αs、
設定温度Tsおよび給湯温度Tmに基づいて給湯時の補
正混合比率αfを演算し、これらの混合比率αoを対応
した弁開度Xtに変換して混合弁5Aを所定の弁開度に
駆動する。
【0027】混合比率設定手段41は、給湯時の混合弁
5Aの湯側混合比率αsを熱交出口温度Th、設定温度
Tsおよび給水温度Tcに基づいて演算し、演算結果α
s{=(Ts−Tc)/(Th−Tc)}を加算器43
に出力する。混合比率補正手段42は、設定温度Tsお
よび給湯温度Tmに基づいてPID(比例、積分、微
分)演算を施し、給湯時の補正混合比率αf{=fPID
(Ts−Tm)}を加算器43に出力する。加算器43
は、設定混合比率αsと補正混合比率αfを加算し、給
湯時混合比率αo(=αs+αf)を弁開度変換部44
に提供する。
【0028】弁開度変換部44は、混合比率と弁開度の
変換テーブルを予めROM等のメモリに設定しておき、
給湯時混合比率αoに対応した弁開度Xtを混合弁駆動
部45に出力する。また、弁開度変換部44は、混合弁
チェック手段50から出力されるチェック信号(混合比
率αk)を受取り、対応する弁開度Xtに変換して混合
弁駆動部45に出力する。
【0029】混合弁駆動部45は、弁開度Xtを、例え
ばステッピングモータ(図示せず)のパルス駆動信号や
駆動モータの電流信号に変換し、駆動信号(または電流
信号)Xmを混合弁5Aに供給して所定の弁開度に設定
し、熱交出口からの湯とバイバス管6からの水を混合し
て設定温度Tsの湯を給湯管4に供給する。
【0030】混合弁チェック手段50は、シーケンス手
段51、チェック信号発生手段52、タイマ手段53、
チェック判定手段54、エラー判定手段55を備え、追
焚きスイッチ情報SWに基づいてシーケンス手段51に
設定された順序に従い、チェック信号(混合比率αk)
を発生して混合弁5Aを試験駆動し、この試験駆動は弁
開度位置検出手段5Bが検出した位置情報Xoに基づい
てチェック判定手段54が正常か故障かを判定するよう
構成する。
【0031】シーケンス手段51は、混合弁5Aを試験
するための弁開度の複数の試験値や試験順序等が予めプ
ログラムされており、追焚きスイッチ情報SWをトリガ
にして第一ステップの試験のためのシーケンス情報So
をチェック信号発生手段52およびタイマ手段53に出
力する。また、シーケンス手段51は、チェック判定手
段54からの判定情報Hcに基づき、判定が合格(混合
弁5A正常)の場合には第二ステップ試験のシーケンス
情報Soを出力し、判定が不合格(混合弁5A故障)の
場合には第二ステップ試験以降のシーケンス情報Soの
出力を禁止する。なお、弁開度の複数の試験値は、弁開
度位置検出手段5Bに用いる位置センサやリミットスイ
ッチが検出する弁開度位置に対応する弁開度を予め設定
する。
【0032】チェック信号発生手段52は、シーケンス
手段51から出力される第一ステップのシーケンス情報
Soがタイマ手段53が計時する所定時間To継続する
場合、シーケンス情報Soに対応したチェック信号(混
合比率αk)を弁開度変換部44に送り、混合弁駆動部
45を介して混合弁5Aを混合比率αkに対応した試験
弁開度に駆動し、以降第二ステップ、第三ステップと継
続するシーケンス情報Soに対応したチェック信号(混
合比率αk)を発生する。チェック信号(混合比率α
k)は、例えば弁開度位置検出手段5Bの構成に対応し
て第一ステップの場合には混合弁5Aの弁開度(湯側)
を全開とし、第二ステップの場合には全閉とするよう設
定したり、または複数の任意の弁開度に設定する。ま
た、チェック信号発生手段52は、混合弁チェック禁止
手段60からの禁止情報Stを受取った場合、所定のチ
ェック信号(混合比率αk)の出力を停止し、例えば、
湯側を全閉制御する混合比率αk(=0)を出力するよ
う構成する。
【0033】タイマ手段53は、シーケンス情報Soを
トリガとして計時を開始し、計時情報Toをチェック信
号発生手段52およびチェック判定手段54に提供し、
所定時間To経過後はリセットとして次のシーケンス情
報Soに対する待ち受け状態となる。所定時間Toは、
チェック信号発生手段52がチェック信号(混合比率α
k)を発生してから混合弁5Aが駆動され、弁開度位置
検出手段5Bが弁開度位置を検出してチェック判定手段
54から判定情報Hcが出力されるまでの最大の時間を
設定し、特に混合弁5Aが全開から全閉(または全閉か
ら全開)まで駆動される時間を基本として設定する。
【0034】チェック判定手段54は、弁開度位置検出
手段5Bが検出する混合弁5Aの弁開度位置情報Xoの
供給を受け、この弁開度位置情報Xoに対応する予め設
定した判定値と比較して判定情報Hcを出力するよう構
成する。なお、弁開度位置検出手段5Bが全開リミット
スイッチや全閉リミットスイッチで構成される場合に
は、リミットスイッチが出力する、例えばHレベルの弁
開度位置情報Xoを受取り、混合弁5Aが正常と判定し
て判定情報Hcを出力するよう構成してもよい。
【0035】混合弁5Aが正常な場合、例えばHレベル
の判定情報Hcをシーケンス手段51に提供して、シー
ケンス手段51にプログラムされている次のステップの
シーケンス情報Soを発生して混合弁5Aのチェックを
継続する。一方、混合弁5Aが故障の場合、例えばLレ
ベルの判定情報Hcをエラー判定手段55に提供してエ
ラー情報Eoを発生するよう制御するとともに、シーケ
ンス手段51にも提供してシーケンス手段51の動作を
停止するよう制御する。
【0036】図3はチェック判定手段の一実施例ブロッ
ク構成図を示す。図3において、チェック判定手段54
は、比較手段56、基準値記憶部57、計時手段58を
備える。弁開度位置情報Xoが入力されると、比較手段
56は基準値記憶部58に予め記憶されているチェック
信号(混合比率αk)に対応した弁開度位置基準値Xk
と弁開度位置情報Xoを比較し、弁開度位置情報Xoが
所定の条件(例えばXo=Xk)を計時手段58に設定
された所定時間Tk継続して満足する場合、判定情報H
cを出力するよう構成する。
【0037】エラー判定手段55は、チェック判定手段
54が混合弁5Aの故障を判定した判定情報Hcに基づ
いてエラー情報Eoを電磁弁制御手段34、循環ポンプ
制御手段35に出力することにより、電磁弁制御手段3
4を制御して電磁弁13を閉じて加熱を停止し、循環ポ
ンプ制御手段35を制御して循環ポンプ10を停止して
風呂追焚きを強制的に禁止する。また、エラー判定手段
55はエラー情報Eoを表示器に送り、予め表示器に設
定した混合弁5Aの故障表示を行う。
【0038】このように、混合弁チェック手段50は、
弁開度をチェックして混合弁5Aの正常または故障を判
定し、正常な場合には追焚きを継続し、不良の場合には
追焚きを強制的に停止することができる。
【0039】なお、混合弁5Aが正常な場合、シーケン
ス手段51に弁開度設定シーケンスを設定しておき、チ
ェック終了後に混合弁5Aの弁開度を所定の値(例えば
全開、全閉、半開等)に設定するようチェック信号発生
手段52から混合比率設定情報αkを出力するよう構成
する。また、混合比率設定情報αkは熱交出口温度T
h、設定温度Tsおよび給水温度Tcから算出した値
{=(Ts−Tc)/(Th−Tc)}に設定するよう
構成することもできる。
【0040】混合弁チェック禁止手段60は、図4の混
合弁チェック禁止手段ブロック構成図に示すような比較
部61および基準値記憶部62を備え、熱交出口温度T
hと予め基準値記憶部62に設定された基準温度Tho
を比較し、熱交出口温度Thが基準温度Tho(例えば
60℃)超える場合、チェック禁止情報Stを混合弁チ
ェック手段50のチェック信号発生手段52に提供し、
シーケンス手段51のシーケンス情報Soに従って発生
するチェック信号を強制的に停止し、予め設定されたチ
ェック信号(例えば、混合比率αk=0)を発生するよ
う制御する。
【0041】上記実施例では混合弁の場合について説明
したが、図5の分岐弁を用いた構成図に示すように、熱
交入口、バイパス管および給水管に接続された分岐弁で
構成しても、この発明の効果は同様に変らない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る1缶
2水路給湯装置は、弁開度位置検出手段および混合弁チ
ェック手段を設けたので、追焚き時に混合弁の弁開度を
チェックして追焚き中の給湯に備えるので、給湯開始時
に混合弁故障に伴う高温の湯の供給を防止することがで
きる。
【0043】また、この発明に係る1缶2水路給湯装置
は、混合弁の故障を判定した場合、エラー表示して追焚
きを停止することができるので、給湯を開始しても高温
の湯が供給されることはない。
【0044】さらに、この発明に係る1缶2水路給湯装
置は、混合弁が正常であることを確認した後、混合弁の
弁開度を任意に設定できるので、給湯開始から設定温度
の湯を供給することができる。
【0045】さらに、この発明に係る1缶2水路給湯装
置は、混合弁チェック禁止手段を備え、熱交出口温度が
基準温度を超える場合にチェック信号を強制的に停止す
るので、チェック中に給湯使用されて高温の湯が供給さ
れることはない。
【0046】よって、安全性に優れ、使い勝手のよい1
缶2水路給湯装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る1缶2水路給湯装置の全体構成
【図2】この発明に係る1缶2水路給湯装置の制御手段
の要部ブロック構成図
【図3】チェック判定手段の一実施例ブロック構成図
【図4】混合弁チェック禁止手段ブロック構成図
【図5】分岐弁を用いた構成図
【符号の説明】
1 1缶2水路給湯装置 2 給水管 3 給湯熱交換器 4 給湯管 5A 混合弁 5B 弁開度位置検出手段 5C 分岐弁 6 バイパス管 7 往き管 8 追焚き熱交換器 9 戻り管 10 循環ポンプ 11 制御手段 12 リモコン装置 12A 給湯温度設定部(Ts) 12B 追焚きスイッチ 13 電磁弁 14 ガス比例弁 15 ガスバーナ 16 流量センサ 17 給水温度センサ(Tc) 18 熱交出口温度センサ(Th) 19 給湯温度センサ(Tm) 20 風呂温度センサ(Tfc) 21 給湯栓 22 浴槽 30 熱量演算部 31 状態判定手段 32 加熱制御部 33 比例弁制御手段 34 電磁弁制御手段 35 循環ポンプ制御手段 40 混合弁制御手段 41 混合比率設定手段 42 混合比率補正手段 43 加算器 44 弁開度変換部 45 混合弁駆動部 50 混合弁チェック手段 51 シーケンス手段 52 チェック信号発生手段 53 タイマ手段 54 チェック判定手段 55 エラー判定手段 56 比較手段 57 基準値記憶手段 58 計時手段 60 混合弁チェック禁止手段 αs 混合比率 αf 補正混合比率 So シーケンス情報 αk チェック信号 Xo 弁開度位置情報 Hc 判定情報 Eo エラー情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 訓広 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番1号 日本ユプロ株式会社内 (72)発明者 三浦 宏 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番1号 日本ユプロ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−60385(JP,A) 特開 平6−347092(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 1/00 602 F24H 1/10 302

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一フィンに構成された給湯熱交換器お
    よび追焚き熱交換器と、これらの熱交換器を共通のバー
    ナで加熱する加熱部と、前記給湯熱交換器とともに給湯
    経路を構成する給水管、給湯管、バイパス管、および湯
    水の混合比率による混合弁とを備えた1缶2水路給湯装
    置において、追焚き開始時に前記混合弁の状態を判定す
    る混合弁チェック手段を設けたことを特徴とする1缶2
    水路給湯装置。
  2. 【請求項2】 前記混合弁の弁開度位置を検出する弁開
    度位置検出手段を併せて設けるとともに前記混合弁チ
    ェック手段は、前記混合弁を所定開度に駆動制御するた
    めのチェック信号を発生し、前記弁開度位置検出手段か
    らの出力情報に基づいて前記混合弁の状態を判定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の1缶2水路給湯装置
  3. 【請求項3】 前記混合弁チェック手段に、エラー検出
    手段を設け、前記混合弁の駆動制御ができない場合、表
    示器にエラー表示をして追焚き加熱を停止することを特
    徴とする請求項1記載の1缶2水路給湯装置。
  4. 【請求項4】 前記混合弁チェック手段に、チェック信
    号発生手段およびチェック判定手段を設け、前記混合弁
    の弁開度を全開から全閉までの所定の位置に駆動制御が
    可能であることを特徴とする請求項1記載の1缶2水路
    給湯装置。
  5. 【請求項5】 前記給湯熱交換器の出口に設けられた熱
    交出口温度センサが検出する熱交出口温度が所定値を超
    えた場合、前記混合弁チェック手段からの前記チェック
    信号を禁止する混合弁チェック禁止手段を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の1缶2水路給湯装置。
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