JP3235692B2 - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JP3235692B2
JP3235692B2 JP23930693A JP23930693A JP3235692B2 JP 3235692 B2 JP3235692 B2 JP 3235692B2 JP 23930693 A JP23930693 A JP 23930693A JP 23930693 A JP23930693 A JP 23930693A JP 3235692 B2 JP3235692 B2 JP 3235692B2
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昭司 井上
透 鶴田
浩 宗村
宏 三浦
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東陶機器株式会社
日本ユプロ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は給湯装置の使用状態に
基づき、混合比調整弁を制御するミキシング式の給湯装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のミキシング式給湯装置において、
給湯熱交換器の出口温度(熱交出口温度Th)、設定温
度Tsおよび給水温度Tcに基づいてミキシングバルブ
(混合比調整弁)の湯と水の混合比率αsを設定し、設
定温度Tsと給湯温度Tmの偏差に基づいた補正混合比
率αfで補正して混合比率αoに対応した弁開度Xoで
ミキシングバルブ(混合比調整弁)を駆動し、設定温度
Tsの給湯が供給可能なように構成されたものは知られ
ている。
【0003】このように構成された従来の給湯装置は、
混合比率αsは(Ts−Tc)/(Th−Tc)で演算
されるため、設定温度Tsおよび給水温度Tcが変化し
ない条件では熱交出口温度Thが上昇すると混合比率α
sは小さくなり、混合比率αsに対応したミキシングバ
ルブ(混合比調整弁)の湯側弁開度も小さい値となって
熱交換器側の湯量が減少し、バイパス管側の水量が増加
するよう制御される。一方、熱交出口温度Thが下降す
ると混合比率αsは大きくなり、ミキシングバルブ(混
合比調整弁)の湯側弁開度も大きい値となって熱交換器
側の湯量が増加し、バイパス管側の水量が減少するよう
制御される。
【0004】また、補正混合比率αfは、設定温度Ts
と給湯温度Tmの偏差(Ts−Tm)にPID(比例、
積分、微分)演算を施し、fPID(Ts−Tm)から算
出されるため、給湯温度Tmが小さくなって偏差(Ts
−Tm)が増加するとfPID(Ts−Tm)も増加して
ミキシングバルブ(混合比調整弁)の湯側弁開度も大き
い値となって熱交換器側の湯量が増加するするよう制御
される。
【0005】このように、混合比率αo(=αs+α
f)に基づいてミキシングバルブ(混合比調整弁)の弁
開度が制御されることにより、給湯時の給湯温度Tmは
設定温度Tsとなり、設定温度Tsの湯が供給される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の給湯装置は、給
湯停止時に給湯温度Tmが低下するに伴い、補正混合比
率αfは温度偏差(Ts−Tm)が積分されて次第に大
きな値となり、最終的に補正混合比率αf=1となって
ミキシングバルブ(混合比調整弁)の弁開度(湯側)は
全開となる。この状態から給湯を開始すると、熱交換器
内に滞留する高温の湯が供給される課題がある。
【0007】また、従来の給湯装置は、給湯停止時に補
正混合比率αfの影響を除いた場合にも、流量センサや
水流スイッチが給湯状態を検知できない程度の微少流量
で出湯した場合においては、配管の圧損の関係によりミ
キシングバルブ(混合比調整弁)の湯側のみ通水して水
側が通水されない現象がある。この場合にも、熱交換器
内に滞留する高温の湯が供給される課題がある。
【0008】特に、給湯熱交換器と追焚き熱交換器を同
一フィンに構成し、共通のバーナで加熱する1缶2水路
給湯装置においては、風呂追焚き時に給湯熱交換器も加
熱されて給湯熱交換器内に滞留する湯が高温になるた
め、給湯開始時に、より高温の湯が供給される課題があ
る。
【0009】請求項1に係る発明はこのような課題を解
決するためなされたもので、その目的は給湯停止時また
は風呂追焚き時に補正混合比率αfを禁止して混合比調
整弁の湯側弁開度が全開になることを防止し、給湯開始
時に高温の湯の供給を防止できる給湯装置を提供するこ
とにある。
【0010】また、請求項2および請求項3に係る発明
は微少流量の給湯に際しても、高温の湯が供給されない
安全性の高い給湯装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1に係る給湯装置は、給湯および給湯停止を判定
する状態判定手段と、状態判定手段の出力情報に基づい
て混合比率補正手段の出力を禁止する混合比率補正禁止
手段とを設けたことを特徴とする。
【0012】また、請求項2に係る給湯装置は、給湯温
度の異常高温を検出する異常高温検出手段と、所定混合
比率発生手段とを設け、混合比率制御手段は、異常高温
検出手段の出力がある場合、混合比率設定手段の設定値
に優先して所定混合比率発生手段の所定混合比率で混合
比調整弁を制御することを特徴とする。
【0013】さらに、請求項3に係る給湯装置は、給湯
熱交換器と追焚き熱交換器を一体化するとともに、給湯
温度の異常高温を検出する異常高温検出手段と、追焚き
中に前記異常高温検出手段の出力に基づき、燃焼を停止
させる強制停止制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0014】請求項4に係る給湯装置は、混合比率補正
禁止手段が、状態判定手段が給湯停止と判定した出力情
報に基づいて、混合比率補正手段の出力を禁止するよう
にしたことを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1に係る給湯装置は、状態判定手段と混
合比率補正禁止手段を設け、給湯停止時に混合比率補正
手段の出力を禁止するので、混合比調整弁の湯側弁開度
が必要以上に開かれることがなく、給湯開始時に高温の
湯の出湯を防止することができる。
【0016】また、請求項2に係る給湯装置は、異常高
温検出手段と、所定混合比率発生手段とを設け、給湯温
度が高くなると予め設定した所定混合比率で混合比調整
弁を制御するので、微少量の給湯でも混合比調整弁の水
側の通水を促して高温の湯の出湯を防止することができ
る。
【0017】さらに、請求項3に係る給湯装置は、異常
高温検出手段と、強制停止制御手段とを設け、追焚き中
に給湯温度が高くなると燃焼を停止させ、高温の湯の出
湯を防止することができる。
【0018】請求項4に係る給湯装置は、混合比率補正
禁止手段が、状態判定手段が給湯停止と判定した出力情
報に基づいて、混合比率補正手段の出力を禁止するよう
にすることで、給湯を開始する際、高温の湯の出湯を防
止する。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。なお、実施例はこの発明を1缶2水路給湯
装置に適用したものである。図1は請求項1に係る1缶
2水路給湯装置の全体構成図である。図1において、1
缶2水路給湯装置1は、給湯熱交換器3に接続される給
水管2、給湯管4および給湯栓21からなる給湯系と、
追焚き熱交換器8に接続される往き管7、戻り管9およ
び浴槽22からなる風呂循環系と、制御手段11と、給
湯温度設定部12A、追焚きスイッチ12Bおよび風呂
温度設定部12C等を備えたリモコン装置12と、電磁
弁13、ガス比例弁14およびガスバーナ15を備えた
加熱部とから構成する。
【0020】給湯系は、給湯熱交換器3をバイパスして
給水管2と給湯管4とを接続するバイパス管6、バイパ
ス管6が給湯管4に接続される接続部に給湯熱交換器3
を通過する湯とバイパス管6を通過する水とを混合して
給湯管4に設定温度の湯を供給する混合比調整弁として
の混合弁5を備える。
【0021】また、給湯系の給水管2には流量Qを検出
する流量センサ16および給水温度Tcを検出する給水
温度センサ17、給湯熱交換器3出口の温度Thを検出
する熱交出口温度センサ18、給湯管4には給湯温度T
mを検出する給湯温度センサ19をそれぞれ備える。
【0022】風呂循環系は、風呂循環系の往き管7には
浴槽22出口の湯の温度Tfcを検出する風呂温度セン
サ20および循環ポンプ10を備え、リモコン装置12
の追焚きスイッチ(SW)12Bが押されて風呂温度設
定部12Cから風呂設定温度Tfsが設定されると、循
環ポンプ10が駆動され追焚きが開始される。
【0023】制御手段11は、流量Q、設定温度Ts、
給水温度Tc、給湯温度Tm、風呂温度Tfc、風呂設
定温度Tfs等の各情報に基づいて給湯に必要な熱量、
風呂追焚きに必要な熱量、加熱制御、および風呂循環ポ
ンプの駆動等の各種演算や処理、制御を行うよう構成す
る。
【0024】また、制御手段11には混合比率制御手段
40および混合比率補正禁止手段45を設け、混合比率
αsおよび補正混合比率αfを出力して混合弁5の弁開
度を制御したり、給湯停止時または追焚き時に補正混合
比率αfの出力を禁止するよう制御する。
【0025】図2は請求項1に係る制御手段の要部ブロ
ック構成図である。図2において、制御手段11はマイ
クロプロセッサや各種インタフェース回路およびメモリ
等で構成し、熱量演算部30、状態判定手段31、加熱
制御部32、循環ポンプ制御手段35、混合弁制御手段
36、混合比率制御手段40、混合比率補正禁止手段4
5から構成する。
【0026】熱量演算部30は、流量Q、設定温度T
s、給水温度Tc、給湯温度Tmに基づいて給湯時の必
要熱量およびフィードバック熱量を演算したり、風呂温
度Tfcおよび風呂設定温度Tfsに基づいて追焚き時
の必要熱量を演算し、熱量演算情報Foを加熱制御部3
2に提供する。なお、給湯時または追焚き時の熱量演
算、および熱量演算情報Foの出力制御は、状態判定手
段31から出力される判定情報Ho1、Ho2により行
う。
【0027】状態判定手段31は、流量情報Qおよび追
焚きスイッチ情報SWに基づいて待機状態、給湯状態お
よび追焚き状態を判定し、判定情報Ho1、Ho2を出
力する。判定情報は、例えば流量情報Qのみの場合には
給湯状態と判定して判定情報Ho1、追焚きスイッチ情
報SWのみの場合には追焚き状態と判定して判定情報H
o2をそれぞれ出力し、一方、待機状態には判定情報な
し、給湯/追焚き同時使用時には判定情報Ho1、Ho
2同時出力するよう構成する。また、判定情報をディジ
タル符号化して、例えば待機状態(0,0)、給湯状態
(0,1)、追焚き状態(1,0)、給湯/追焚き同時
使用状態(1,1)となるよう構成することもできる。
【0028】加熱制御部32は、比例弁制御手段33、
電磁弁制御手段34を備える。比例弁制御手段33は、
熱量演算部30から出力される熱量演算情報Foに基づ
いて予めROM等のメモリに記憶してある熱量―弁開度
テーブルを参照し、熱量演算情報Foに対応する弁開度
をメモリから呼出し、弁開度に応じた比例弁駆動信号X
hをガス比例弁14に送り、ガス比例弁14を熱量演算
情報Foに対応した弁開度に調節する。
【0029】電磁弁制御手段34は、状態判定手段31
から提供される給湯時判定情報Ho1、または追焚き時
判定情報Ho2に基づいて電磁弁13を開放し、判定情
報Ho1、Ho2が提供されない場合には電磁弁13を
閉結するよう制御する。電磁弁制御手段34は、電磁弁
駆動信号Xdを電磁弁13に送り、状態判定手段31が
判定した状態に対応して電磁弁13の開/閉を行う。
【0030】循環ポンプ制御手段35は、状態判定手段
31から追焚き時判定情報Ho2が提供される場合にの
み循環ポンプ駆動信号Joを出力して循環ポンプ10を
駆動制御する。一方、循環ポンプ制御手段35は、状態
判定手段31からの追焚き時判定情報Ho2が停止され
た場合には循環ポンプ10を停止制御する。
【0031】混合弁制御手段36は、弁開度変換部3
7、混合弁駆動部38を備え、混合比率制御手段40か
ら出力される混合比率αoを弁開度Xtに変換し、この
変換値に基づいて混合弁5を駆動する駆動信号Xmを発
生する。弁開度変換部37は、混合比率αoと弁開度X
tの変換テーブルを予めROM等のメモリに設定してお
き、混合比率αoに対応した弁開度Xtを混合弁駆動部
38に出力する。
【0032】混合弁駆動部38は、弁開度Xtを、例え
ばステッピングモータ(図示せず)のパルス駆動信号や
駆動モータの電流信号に変換し、駆動信号(または電流
信号)Xmを混合弁5に供給して所定の弁開度に設定
し、熱交出口からの湯とバイバス管6からの水を混合し
て設定温度Tsの湯を給湯管4に供給する。
【0033】混合比率制御手段40は、混合比率設定手
段41と、混合比率補正手段42と、加算器43とから
構成し、混合比率αsと補正混合比率αfを演算して加
算し、合計の混合比率αoを混合弁制御手段36に出力
する。混合比率設定手段41は、熱交出口温度Th、設
定温度Tsおよび給水温度Tcから混合比率αs{=
(Ts−Tc)/(Th−Tc)}を演算して設定し、
混合比率αsを加算器43に提供する。
【0034】混合比率補正手段42は、設定温度Tsと
給湯温度Tmの偏差(Ts−Tm)にPID演算を施
し、補正混合比率αf{=fPID(Ts−Tm)}を算
出し、補正混合比率αfを混合比率補正禁止手段45の
切替スイッチ47の接点SWaに接続する。加算器43
は、混合比率αsと、切替スイッチ47の接点SWaオ
ンの場合入力される補正混合比率αfを加算し、合計の
混合比率αoを混合弁制御手段36に出力する。
【0035】混合比率補正禁止手段45は、補正禁止制
御部46と、切替スイッチ47とから構成し、状態判定
手段31からの判定情報Ho1、Ho2、または状態を
ディジタル符号情報に基づいて禁止情報Koを切替スイ
ッチ47に提供し、接点SWaのオン/オフを制御し、
補正混合比率αfの加算器43への供給/禁止を制御す
る。
【0036】補正禁止制御部46はROM等のメモリで
構成し、状態判定手段31からの判定情報(Ho1、H
o2/またはディジタル符号)に対応した、例えばHレ
ベルとLレベルの情報を出力するようメモリに設定して
おき、判定情報Ho2(追焚き状態)、または判定情報
なし(待機状態)では、Hレベルの禁止情報Koを出力
して切替スイッチ47の接点SWaをオフ制御するよう
構成する。一方、判定情報Ho1(給湯状態)、判定情
報Ho1+Ho2(給湯/追焚き同時使用状態)では、
Lレベルで禁止情報Koを出力せず、切替スイッチ47
の接点SWaをオン制御するよう構成する。
【0037】このように、請求項1を用いた1缶2水路
給湯装置1は混合比率補正禁止手段45を備え、待機時
または追焚き時に補正混合比率αfの出力を禁止するよ
う構成したので、混合弁5の弁開度は混合比率αsに基
づいて所定の開度に設定されており、給湯を開始する
際、高温の湯の出湯を防止することができる。
【0038】図3は請求項2および請求項3に係る1缶
2水路給湯装置の全体構成図である。図3において、1
缶2水路給湯装置50は、バイパス管6に混合弁5側か
ら給水管2側への逆流を防止する逆止弁6Aを設けた
点、および制御手段51に異常高温検出手段60を設け
た点が図1の構成と異なる。
【0039】逆止弁6Aは、弁を逆方向に流れる流体
(湯水)は阻止し、順方向に流れる流体(湯水)は通過
するバルブ(弁)を備えているが、順方向であっても通
過する流体の流量が微少の場合には通水させず、所定の
流量を超えた場合に通水させる性質を有する。
【0040】異常高温検出手段60は、給湯温度センサ
19または図示しない過熱センサからの温度情報に基づ
いて混合比率を予め設定した所定混合比率に切替えて混
合弁5の弁開度を制御するよう構成する。
【0041】図4は請求項2および請求項3に係る制御
手段の要部ブロック構成図である。図4において、制御
手段51は制御手段11と同様に、マイクロプロセッサ
や各種インタフェース回路およびメモリ等で構成し、熱
量演算部30、状態判定手段31、加熱制御部32、循
環ポンプ制御手段35、混合弁制御手段36、混合比率
制御手段40、異常高温検出手段60、タイマ手段6
4、強制停止制御手段65から構成する。
【0042】熱量演算部30、状態判定手段31、およ
び混合弁制御手段36は、図2と同一の構成、動作なの
で説明を省略する。また、加熱制御部32には電磁弁1
3の閉結を強制的に制御する強制停止制御手段65から
の停止信号St入力を備える。さらに、混合比率制御手
段40は、混合比率設定手段41、混合比率補正手段4
2および加算器43が図2と同一の構成、動作であり、
所定混合比率出力手段44が新たに追加される。
【0043】所定混合比率出力手段44は、微少流量の
給湯が行われ、給湯温度センサ19、または図示しない
過熱センサもしくは熱交出口温度センサ18が異常高温
を検出した場合、混合弁5の弁開度を制御するために所
定混合比率αkを出力する。なお、所定混合比率出力手
段44はROM等のメモリで構成し、所定混合比率αk
の値を予め記憶させ、このαkに対応する混合弁5の弁
開度を、例えば湯側全閉となるよう設定して高温の湯が
供給されないよう制御する。
【0044】異常高温検出手段60は、給湯温度Tmに
基づいて混合比率αoを所定混合比率αkに切替えるた
めのもので、温度比較部61、温度記憶部62、切替部
63を備える。温度比較部61はヒステリシス特性を有
するコンパレータ等の比較回路で構成し、給湯温度Tm
と、ROM等のメモリで構成した温度記憶部62に予め
設定されている限界温度Tkとを比較し、給湯温度Tm
が限界温度Tkを超える(Tm>Tk)場合に制御情報
Coを切替部63およびタイマ手段64に出力する。
【0045】切替部63は、例えば2個の端子と制御端
子を有する電子スイッチで構成し、一方の端子には混合
比率αo出力、他方の端子には所定混合比率αk出力を
それぞれ接続し、温度比較部61から供給される制御情
報Coに基づいてスイッチを切替え、混合比率αを混合
弁制御手段36に供給する。なお、切替部63は、制御
情報Coがない場合には混合比率αoを選択(SW1
側)し、制御情報Coが供給される場合には所定混合比
率αkを選択(SW2側)するよう構成する。
【0046】タイマ手段64は、温度比較部61から供
給される制御情報Coの発生とともに計時を開始して制
御情報Coの継続時間を監視し、制御情報Coの継続時
間が所定時間tkを超える場合にタイマ情報tk(例え
ばHレベル)を強制停止制御手段65に出力する。一
方、制御情報Coの継続時間が所定時間tk以下の場
合、タイマ手段64は、タイマ情報tkを出力しない
(例えばLレベル)。
【0047】強制停止制御手段65は、タイマ情報tk
を受取った場合に停止信号Stを発生し、タイマ情報t
kが継続中は連続して発生するよう構成し、電磁弁制御
手段34に供給し、電磁弁制御手段34を介して電磁弁
13を強制的に閉結して加熱の停止制御をするよう構成
する。また、強制停止制御手段65は、タイマ情報tk
が停止した場合には停止信号Stを停止し、電磁弁13
の強制閉結の強制停止を解除するよう制御する。
【0048】このように、請求項2に係る1缶2水路給
湯装置は、混合比率制御手段40に所定混合比率出力手
段44と、異常温度検出手段60とを備え、給湯温度T
mの異常高温を検出した場合、所定混合比率αkに基づ
いて混合弁5の弁開度を、例えば湯側を全閉に設定する
ので、微少の給湯の場合にも混合弁5の水側弁開度は全
開に設定されて逆止弁6Aの通水を促し、給湯開始時に
高温の湯の出湯を防止することができる。
【0049】また、請求項3に係る1缶2水路給湯装置
は、異常温度検出手段60と、強制停止制御手段65を
備え、追焚き中に給湯温度Tmの異常高温を検出した場
合、強制的に燃焼を停止させるため、追焚きによって高
温になった給湯熱交換器の滞留水が吐出するのを軽減す
ることができる。
【0050】続いて、この発明に係る給湯装置の混合比
率選定の動作について説明する。図5に混合比率選定の
動作フロー図を示す。状態判定手段31で給湯状態か否
かを判定(状態S1)し、給湯状態または給湯/追焚き
同時使用状態(状態S2)ならば混合比率制御手段40
の混合比率設定手段41および混合比率補正手段42か
らそれぞれ混合比率αs{=(Ts−Tc)/(Th−
Tc)}、および補正混合比率αf{=fPID(Ts−
Tm)}を選択し、加算した合計の混合比率αo(=α
s+αf)で混合弁5の湯側弁開度を設定して給湯を行
う(状態S3)。
【0051】状態S1において、給湯でないと判定され
た場合、状態判定手段31で追焚き状態か否かを判定
(状態S4)し、追焚き状態ならば混合比率αs(状態
S6)を選択し、追焚き状態でなければ待機状態(S
5)に移行した後に混合比率αs(状態S6)を選択
し、混合弁5を混合比率αsに対応した湯側弁開度に調
節する。なお、混合比率αsは給湯状態または給湯/追
焚き同時使用状態の混合比率αo(=αs+αf)から
混合比率補正禁止手段45の作用により補正混合比率α
fを禁止したものであり、補正混合比率αfによる追焚
き状態、または待機状態に混合弁5の湯側弁が全開にな
ることを防止する。
【0052】次に、混合比率αsが選択された追焚き状
態、または待機状態(状態S6)から、給湯量が微少で
状態判定手段31では給湯と判定されない微少量給湯
(状態S7)に移行した場合、異常高温検出手段60で
給湯温度が異常高温か否かを検出(状態S8)し、給湯
温度Tmが限界温度Tkより高い異常高温を検出する
と、混合制御手段40から混合比率αsに代えて所定混
合比率αk(例えば、混合弁5湯側弁全閉、αk=0)
を選択(状態9)し、混合弁5の水側弁を全開にしてバ
イパス管6を通過する水を給湯管4に供給する。
【0053】また、混合比率αk(例えば、混合弁5湯
側弁全閉)の微少量給湯状態(状態9)からタイマ手段
64で異常高温状態(Tm>Tk)の継続時間を監視
(状態S10)し、継続時間tが所定時間tkを超える
場合には強制停止制御手段65から電磁弁制御手段34
を介して電磁弁13を強制的に停止するよう制御(状態
S11)する。
【0054】また、熱交出口温度Thが図4には図示し
ない限界温度Tko(Th>Tko、Tko>Tk)よ
り高い異常高温を検出する場合にも、燃焼強制停止手段
65から電磁弁制御手段34を介して電磁弁13を強制
的に停止するよう制御(状態S12)する。
【0055】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る給湯
装置は、待機時または風呂追焚き時に補正混合比率の出
力を停止するので、混合比調整弁の弁開度は適切に設定
され、給湯開始時に高温の湯の出湯を防止することがで
きる。
【0056】また、この発明に係る給湯装置は、給湯時
と判定されない微少量の給湯に際し、給湯温度が異常高
温として検出された場合、予め設定された所定混合比率
に基づいて混合比調整弁の弁開度を設定(例えば、湯側
弁全閉)するので、給湯開始時に高温の湯の出湯を防止
することができる。
【0057】さらに、この発明に係る給湯装置は、微少
量の給湯で給湯温度、または熱交出口温度の異常高温が
所定時間を超えて継続する場合、加熱を強制的に停止し
て追焚きを禁止することができる。
【0058】この発明に係る給湯装置は、混合比率補正
禁止手段が、状態判定手段が給湯停止と判定した出力情
報に基づいて、混合比率補正手段の出力を禁止するよう
にしたので、給湯を開始する際、高温の湯の出湯を防止
することができる。
【0059】よって、安全性や信頼性に優れた給湯装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る1缶2水路給湯装置の全体構成
【図2】請求項1に係る制御手段の要部ブロック構成図
【図3】請求項2および請求項3に係る1缶2水路給湯
装置の全体構成図
【図4】請求項2および請求項3に係る制御手段の要部
ブロック構成図
【図5】混合比率選定の動作フロー図
【符号の説明】
1,50 1缶2水路給湯装置 2 給水管 3 給湯熱交換器 4 給湯管 5 混合比調整弁(混合弁) 6 バイパス管 6A 逆止弁 7 往き管 8 追焚き熱交換器 9 戻り管 10 循環ポンプ 11,51 制御手段 12 リモコン装置 12A 給湯温度設定部(Ts) 12B 追焚きスイッチ 13 電磁弁 14 ガス比例弁 15 ガスバーナ 16 流量センサ 17 給水温度センサ(Tc) 18 熱交出口温度センサ(Th) 19 給湯温度センサ(Tm) 20 風呂温度センサ(Tfc) 21 給湯栓 22 浴槽 30 熱量演算部 31 状態判定手段 32 加熱制御部 33 比例弁制御手段 34 電磁弁制御手段 35 循環ポンプ制御手段 36 混合弁制御手段 37 弁開度変換部 38 混合弁駆動部 40 混合比率制御手段 41 混合比率設定手段 42 混合比率補正手段 43 加算器 44 所定混合比率発生手段 45 混合比率補正禁止手段 46 補正禁止制御部 47 切替スイッチ 60 異常高温検出手段 61 温度比較部 62 温度記憶部 63 切替部 64 タイマ手段 65 強制停止制御手段 αs 混合比率 αf 補正混合比率 αk 所定混合比率 Ho1,Ho2 判定情報 Ko 禁止情報 Tk 限界温度 Co 制御情報
フロントページの続き (72)発明者 宗村 浩 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番1号 日本ユプロ株式会社内 (72)発明者 三浦 宏 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番1号 日本ユプロ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−356655(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 1/10 302

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯熱交換器に接続される給水管および
    給湯管と、前記給湯熱交換器を加熱する加熱部と、前記
    給湯熱交換器をバイパスして前記給水管と前記給湯管に
    接続されるバイパス管と、このバイパス管と前記給湯管
    の接続部における湯と水の混合比を調整する混合比調整
    弁と、前記給水管の給水温度を検出する給水温度センサ
    と、前記給湯熱交換器出口の温度を検出する熱交出口温
    度センサと、前記接続部下流の前記給湯管に供給される
    湯の温度を検出する給湯温度センサと、前記接続部下流
    の前記給湯管から供給される湯の温度を設定する給湯温
    度設定部と、前記温度センサからの熱交出口温度および
    給水温度、前記給湯温度設定部からの設定温度に基づい
    て前記混合比調整弁の混合比率を設定する混合比率設定
    手段、および前記設定温度および前記給湯温度に基づい
    て混合比率を補正する混合比率補正手段とからなり、前
    記混合比調整弁を制御する混合比率制御手段とを備えた
    給湯装置において、 給湯および給湯停止を判定する状態判定手段と、この状
    態判定手段の出力情報に基づいて前記混合比率補正手段
    の出力を禁止する混合比率補正禁止手段とを設けたこと
    を特徴とする給湯装置。
  2. 【請求項2】 給湯温度の異常高温を検出する異常高温
    検出手段と、所定混合比率発生手段とを設け、前記混合
    比率制御手段は、前記異常高温検出手段の出力がある場
    合、前記混合比率設定手段の設定値に優先して前記所定
    混合比率発生手段の所定混合比率で前記混合比調整弁を
    制御することを特徴とする請求項1記載の給湯装置。
  3. 【請求項3】 前記給湯熱交換器と前記追焚き熱交換器
    を一体化するとともに、給湯温度の異常高温を検出する
    異常高温検出手段と、追焚き中に前記異常高温検出手段
    の出力に基づき、燃焼を停止させる強制停止制御手段と
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の給湯装置。
  4. 【請求項4】 前記混合比率補正禁止手段は、前記状態
    判定手段が給湯停止と判定した出力情報に基づいて、前
    記混合比率補正手段の出力を禁止するように したことを
    特徴とする請求項1記載の給湯装置。
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