JP3245709B2 - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP3245709B2
JP3245709B2 JP33156897A JP33156897A JP3245709B2 JP 3245709 B2 JP3245709 B2 JP 3245709B2 JP 33156897 A JP33156897 A JP 33156897A JP 33156897 A JP33156897 A JP 33156897A JP 3245709 B2 JP3245709 B2 JP 3245709B2
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counterweight
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徳夫 村手
公主 山下
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Nippon Sharyo Ltd
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Nippon Sharyo Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローラクレー
ン、パイルドライバー等の建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】これらの建設機械では、図6乃至図8に
示されるように、車体フレーム1の後端に設けたカウン
ターウェイト搭載用のビーム2,2に、カウンターウェ
イト3を搭載し、カウンターウェイト3の前部にガント
リーフレーム4を起伏可能に立設し、カウンターウェイ
ト3の背面にカウンターウェイト5,6を搭載してお
り、カウンターウェイト3は、ボルト7にて車体フレー
ム1のブラケットに取り付けられるもので、底部にビー
ム嵌合溝3a,3aを有するとともに、該ビーム嵌合溝
3a,3a上方の上面に、ガントリーフレーム4を輸送
時等に後方へ伏せる際の収納凹部3bを有している。
【0003】このカウンターウェイト3は、図9に示さ
れるように、ビーム嵌合溝3aの真上にガントリーフレ
ームの収納凹部3bがあるところから、ビーム嵌合溝3
aと収納凹部3bの断面形状h0が小さく、ビーム嵌合
溝3aと収納凹部3bを結ぶ線の外側に大きな重量部3
cが存在するため、ビーム嵌合溝3aの外側部分が重量
部3cの荷重W0を受ける支点になり、該支点と荷重中
心W0からの垂線までの距離L0が長い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、建設機械では、
狭い現場での作業が増えているので、車体後部の寸法を
極力小さくすることが望まれており、カウンターウェイ
トの小形化が検討されているが、従来のカウンターウェ
イトは、ポンチ粕をセメント等で固めて鉄板で囲んだ構
造であるため、経済的ではあるが比重が大きくとれない
ので、小形化に限界がある。そこで、カウンターウェイ
トを比重の大きな鋳物構造にすると、素材強度が低下す
るうえに重量が増し、従来構造では、ビーム嵌合溝の真
上にガントリーフレームの収納凹部を結ぶ部分の断面形
状が小さく、荷重を受ける支点と荷重中心からの垂線ま
での距離が長いところから、支点への作用力が大きくな
るので、強度不足の問題が生ずる。
【0005】そこで本発明は、カウンターウェイトの強
度不足を解消して、小形で比重の大きなカウンターウェ
イトを搭載することができる建設機械を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明は、車体フレームの後端に設けたカウンタ
ーウェイト搭載用のビームに、ビーム嵌合溝を底部に有
するカウンターウェイトを搭載する建設機械において、
前記ビームに、車体幅方向外側へ突出する突出部を形成
するとともに、前記カウンターウェイトに、車体幅方向
外側へ拡張したビーム嵌合溝を形成したことを特徴とし
ている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図1乃至図5に
示す実施形態例に基づいて詳細に説明する。建設機械の
一種であるクローラクレーン10は、クローラ式下部走
行体11に上部旋回体12を有し、上部旋回体12の後
部にガントリーフレーム13を起伏可能に立設し、ガン
トリーフレーム13の後部にカウンターウェイト14を
搭載している。
【0008】上部旋回体12の車体フレーム15の後端
には、カウンターウェイト搭載用のビーム16,16が
設けられ、該ビーム16,16には、車体前方寄りに車
体幅方向外側へ突出する突出部16a,16aがそれぞ
れ形成されている。
【0009】カウンターウェイト14は、3個のカウン
ターウェイト17,18,19からなり、クローラクレ
ーン10の作業重量に対応して3個のカウンターウェイ
トを着脱して重量を調整するもので、車体前方側のカウ
ンターウェイト17は、一番重量が重く、ビーム16,
16の突出部16a,16aを形成した部分の上に搭載
されて、車体フレーム15の後端にボルト20にて取り
付けられ、中間のカウンターウェイト18は、ビーム1
6,16の後端部上に搭載されて、カウンターウェイト
17の背面にボルト21にて取り付けられ、後端のカウ
ンターウェイト19は、カウンターウェイト18の上面
に引っ掛けたように搭載されてから、カウンターウェイ
ト18の背面にボルト22にて取り付けられる。
【0010】車体前方側のカウンターウェイト17は、
車体前方側面を平面に形成し、背面は、中央部を平面
に、中央部から左右の側部にかけてを上部旋回体12の
旋回中心を中心とする円弧内に治まるように、漸次薄く
した平面視多角形状に形成している。また、車体前方側
のカウンターウェイト17は、底部にビーム嵌合溝17
a,17aを形成し、該ビーム嵌合溝17a,17a上
方の上面に、ガントリーフレーム13の脚13a,13
aの収納凹部17b,17bを形成しており、ビーム嵌
合溝17a,17aは、前記ビーム16,16の突出部
16a,16aに嵌合可能に、収納凹部17b,17b
よりも車体幅方向外側へ拡張した形状に形成されてい
る。
【0011】中間のカウンターウェイト18は、車体前
方側面をカウンターウェイト17の背面形状に合わせて
左右の側部を車体前方側へ屈曲し、背面も、カウンター
ウェイト17の背面形状と同様に、上部旋回体12の旋
回中心を中心とする円弧内に治まるように屈曲してお
り、底部には、ビーム16,16に嵌合するビーム嵌合
溝18a,18aを形成し、該ビーム嵌合溝18a,1
8a上方の上面に、ガントリーフレーム13の脚13
a,13aの収納凹部18b,18bを形成している。
【0012】後端のカウンターウェイト19は、車体前
方側面をカウンターウェイト17,18の背面形状に合
わせて左右の側部を車体前方側へ屈曲し、背面を上部旋
回体12の旋回中心を中心とする円弧面に形成してお
り、上面に、ガントリーフレーム13の脚13a,13
aの収納凹部19a,19aを形成している。
【0013】このように、カウンターウェイト17のビ
ーム嵌合溝17a,17aを収納凹部17b,17bよ
りも車体幅方向外側へ拡張した形状に形成することによ
り、ビーム16,16の突出部16a,16aを形成し
た部分の上に搭載されるビーム嵌合溝17a,17aの
荷重を受ける支点が車体幅方向外側へ広がり、ビーム嵌
合溝17a,17aへの作用力が少なくなる。また、最
小断面部分であるビーム嵌合溝17a,17aと収納凹
部17b,17bを結ぶ部分の強度的な不安が解消され
る。
【0014】即ち、カウンターウェイト17の重量部1
7cの荷重は、ビーム嵌合溝17aの支点から外側の荷
重W1と、収納凹部17bの外側からビーム嵌合溝17
aの支点までの荷重W2とに分散され、ビーム嵌合溝1
7aの支点とカウンターウェイト17の上面までの高さ
h1は従来構造よりも長く、ビーム嵌合溝17aの支点
から荷重W1の垂線までの距離L1は従来構造よりも短
くなるから、ビーム嵌合溝17aの支点への作用力が少
なくなり、鋳物構造のように小形で比重の大きなカウン
ターウェイトを搭載することができ、車体後部の寸法を
小さくすることが可能となる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の建設機械
は、車体フレームの後端に設けたカウンターウェイト搭
載用のビームに、車体幅方向外側へ突出する突出部を形
成するとともに、カウンターウェイトに、車体幅方向外
側へ拡張したビーム嵌合溝を形成したので、ビームの突
出部を形成した部分の上に搭載されるビーム嵌合溝の荷
重を受ける支点が車体幅方向外側へ広がり、ビーム嵌合
溝への作用力が少なくなるので、最小断面部分の強度的
な不安が解消され、鋳物構造のように小形で比重の大き
なカウンターウェイトを搭載することができ、車体後部
の寸法を小さくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態例を示すカウンターウェ
イトの分解斜視図である。
【図2】 カウンターウェイトの背面図である。
【図3】 ガントリーフレームの収納状態を示す一部断
面図である。
【図4】 クローラクレーンの正面図である。
【図5】 クローラクレーンの平面図である。
【図6】 従来のカウンターウェイトの分解斜視図であ
る。
【図7】 従来のガントリーフレームの収納状態を示す
図である。
【図8】 従来のクローラクレーンの平面図である。
【図9】 従来のカウンターウェイトの荷重状態を示す
概略図である。
【符号の説明】
10…クローラクレーン、11…下部走行体、12…上
部旋回体、13…ガントリーフレーム、14…カウンタ
ーウェイト、15…車体フレーム、16…ビーム、16
a…突出部、17…車体前方側のカウンターウェイト、
17a…ビーム嵌合溝、17b…収納凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 23/74

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームの後端に設けたカウンター
    ウェイト搭載用のビームに、ビーム嵌合溝を底部に有す
    るカウンターウェイトを搭載する建設機械において、前
    記ビームに、車体幅方向外側へ突出する突出部を形成す
    るとともに、前記カウンターウェイトに、車体幅方向外
    側へ拡張したビーム嵌合溝を形成したことを特徴とする
    建設機械。
JP33156897A 1997-12-02 1997-12-02 建設機械 Expired - Fee Related JP3245709B2 (ja)

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KR101857814B1 (ko) * 2011-12-27 2018-06-26 두산인프라코어 주식회사 중장비 카운터 웨이트 구조
DE102015008771A1 (de) * 2015-07-06 2017-01-12 Liebherr-Werk Biberach Gmbh Turmkran
JP6844605B2 (ja) * 2018-12-28 2021-03-17 コベルコ建機株式会社 作業機

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