JPH053567Y2 - - Google Patents

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JPH053567Y2
JPH053567Y2 JP5322487U JP5322487U JPH053567Y2 JP H053567 Y2 JPH053567 Y2 JP H053567Y2 JP 5322487 U JP5322487 U JP 5322487U JP 5322487 U JP5322487 U JP 5322487U JP H053567 Y2 JPH053567 Y2 JP H053567Y2
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counterweight
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gravity
center
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、建設機械用カウンタウエイトの構
造に関する。
従来の技術 油圧シヨベル、クレーンなどの建設機械では、
作業時の機体の安定をはかるため、上部旋回体の
後部にカウンタウエイトを装着し、フロント部の
作業アタツチメントに負荷がかかつたときも、機
体が動揺せずに安定した状態で作業ができるよう
にしている。このカウンタウエイトは、従来は鋳
鉄にて製作されていたが、最近はコストダウンの
目的から外部を鋼板で箱形に形成し、内部に鉄
屑、鉄鉱石など重量部材とコンクリート材とを混
ぜて注入し、安価で、短時間に製作できるように
している。
第5図は、従来技術のカウンタウエイト1を装
着した油圧シヨベルの全体側面図である。図にお
いて、2は下部走行体、3は上部旋回体、4は上
部旋回体3のフロント部に装着された作業アタツ
チメント、A−Aは上部旋回体3の回転中心軸、
Goは上部旋回体3後方側の重心、Woは重心Go
にかかる重量、Roは回転中心軸A−Aから重心
Goまでの距離、Rは上部旋回体3の後端旋回半
径である。第6図は、カウンタウエイト1の斜視
図である。図において、5は上部板、6はつり金
具、7はガス抜き穴、9は側部板、10は前部
板、11は取付部である。第7図は、第6図のB
−Bよりみた断面図である。図において、12は
下部板、13は鉄屑、鉄鉱石などの重量部材、1
4はコンクリート材など軽量部材である。第8図
は、第6図のCより見た側面図である。
次に、従来技術カウンタウエイト1の構造およ
び構成を第6図〜第8図について述べる。カウン
タウエイト1の外部は、後部板8、側部板9、前
部板10および下部板12により箱形に形成し、
その内側に、鉄屑、鉄鉱石など重量部材13とコ
ンクリート材など軽量部材14とを混ぜて注入し
ている。そして、上部板5を固着して構成してい
る。したがつて、カウンタウエイト1内部の充填
材は、鉄屑、鉄鉱石など比重が約7(tf/m3)の
重量部材13と、コンクリート材など比重が約2
(tf/m3)の軽量部材14とが大体均質的な混合
状態になつている。それで、カウンタウエイト1
を第8図のように側方から見た場合に、カウンタ
ウエイト1の重心goは前部板10前面より距離lo
の位置にあり、また、重心goにかかる重量はwo
である。
この考案の解決すべき問題点 油圧シヨベル、クレーンなどの建設機械は、作
業アタツチメントに大きな負荷をかけ、また、旋
回作動をして作業を行なつている。第5図におけ
る油圧シヨベルの後方安定モーメントMoは、 Mo=Ro×Wo である。この場合に、Woの値が小さいときには
Roの値を大きく設定すればよい。しかし、油圧
シヨベルの後端旋回半径Rは、旋回時に、その旋
回周辺物体と衝突しないように、最小限度寸法に
設定しなければならない。そのために、油圧シヨ
ベルの重負荷作業時には、後方安定モーメント
Moが不足して、不安定な状態になる場合があ
り、運転感覚が不快であつた。
この考案は上記の問題点を改善し、油圧シヨベ
ルの後端旋回半径Rを拡大せずに、また、カウン
タウエイトの重量を増加することなく、後方安定
モーメントMoを増大させるカウンタウエイトを
提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するために講じたこの考案の
手段は、 イ 外部を鋼板で箱形に形成し、内部に充填材を
注入したカウンタウエイトにおいて、 ロ 鉄屑、鉄鉱石など重量部材をカウンタウエイ
ト内部の後部板側に集合配置し、かつ、コンク
リート材など軽量部材を前部板側に充填して構
成した。
作 用 イ カウンタウエイト内部に注入した充填材のう
ち、鉄屑、鉄鉱石など重量部材をカウンタウエ
イト内部の後部板側に集合配置したので、カウ
ンタウエイトを側面から見た場合には、その重
心位置は、従来技術カウンタウエイトに比べて
後部板側へ移動した位置となつた。
ロ 上記のカウンタウエイトを油圧シヨベルに装
着した場合には、従来技術カウンタウエイトを
装着したときと比べて、油圧シヨベルの後端旋
回半径Rは変らないが、上部旋回体後方側の重
心位置が後方へ移動するので、後方安定モーメ
ントは、増大する。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。第1図は、この考案にかかるカウンタ
ウエイト15を装着した油圧シヨベルの全体側面
図である。第2図は、カウンタウエイト15の構
成を示す斜視図である。図において、16は前部
板、17は前部板16に明けられた通気孔、18
は後部板、19は上部板、20は下部板、21は
側部板である。第3図は、カウンタウエイト15
中央部における前後方向の断面図である。第4図
は、カウンタウエイト15の側面図である。
次に、この考案にかかるカウンタウエイト15
の構造および構成を第2図〜第4図について述べ
る。後部板18、上部板19、下部板20および
側部板21を箱形に形成し、その内部の後部板1
8側に、鉄屑、鉄鉱石など重量部材13を集合配
置し、かつ、コンクリート材など軽量部材14を
前部板16側に充填した。そして、前部板16を
固着して構成した。そこで、カウンタウエイト1
5中央部における前後方向断面の状態は、第3図
のように、前部板16側にコンクリート材が、ま
た、後部板18側に鉄屑、鉄鉱石などが充填され
る。それで、カウンタウエイト15を第4図のよ
うに側方から見た場合に、カウンタウエイト15
の重心g1は前部板16前面より距離l1の位置にあ
り、また、重量はwoである。上記距離l1を従来
技術カウンタウエイト1の距離loに比べると、 l1>lo である。したがつて、カウンタウエイト15の重
心位置g1は、従来技術カウンタウエイト1の重心
位置goに比べて、後部板側へ近よつた位置とな
つた。そこで、カウンタウエイト15を油圧シヨ
ベルに装着した場合には、第1図のように、上部
旋回体3′後方側の重心G1の位置は、回転中心軸
A−AからR1の距離になる。しかし、重心G1
かかる重量Woおよび後端旋回半径Rは、従来技
術と変らない。これにより、第1図における油圧
シヨベルの後方安定モーメントM1は、 M1=R1×Wo,(R1>Ro) ∴M1>Mo となる。そのために、この考案にかかるカウンタ
ウエイト15は、その重量woおよび後端旋回半
後Rを変えないで、油圧シヨベルの後方安定モー
メントを増大させることができる。
考案の効果 従来技術カウンタウエイトは、その内部に鉄屑
鉄鉱石など重量部材とコンクリート材とを均質状
態に混ぜて注入して、構成した。一方、油圧シヨ
ベルの後端旋回半径Rは、最小限度寸法に設定し
てあるので、油圧シヨベルの重負荷作業時には、
後方安定モーメントが不足して、不安定な状態に
なる場合があつた。そのために、油圧シヨベルの
バランスが悪く、運転感覚が不快であつた。
しかし、この考案にかかるカウンタウエイトで
は、内部の充填材のうち、鉄屑、鉄鉱石など重量
部材を後部板側に集合配置したので、上部旋回体
後方側の重心位置を、従来技術より後方へ移動さ
せることができた。したがつて、この考案にかか
るカウンタウエイトは、その重量woおよび後端
旋回半径Rを変えないで、後方安定モーメントを
増大させたので、重負荷作業時における油圧シヨ
ベルのバランスを改善し、運転感覚を快的に向上
させた。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるカウンタウエイトを
装着した油圧シヨベルの全体側面図、第2図は考
案のカウンタウエイトの構成を示す斜視図、第3
図は考案のカウンタウエイトの断面図、第4図は
考案のカウンタウエイトの側面図、第5図は従来
技術のカウンタウエイトを装着した油圧シヨベル
の全体側面図、第6図は従来技術カウンタウエイ
トの斜視図、第7図は第6図のB−Bより見た断
面図、第8図は第6図のCより見た側面図であ
る。 1,15……カウンタウエイト、3,3′……
上部旋回体、4……作業アタツチメント、8,1
8……後部板、10,16……前部板、13……
重量部材、14……軽量部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外部を鋼鈑で箱形に形成し、内部に充填材を注
    入したカウンタウエイトにおいて、鉄屑,鉄鉱石
    など重量部材をカウンタウエイト内部の後部板側
    に集合配置し、かつ、コンクリート材など軽量部
    材を前部板側に充填して構成したことを特徴とす
    るカウンタウエイトの構造。
JP5322487U 1987-04-07 1987-04-07 Expired - Lifetime JPH053567Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5322487U JPH053567Y2 (ja) 1987-04-07 1987-04-07

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JP5322487U JPH053567Y2 (ja) 1987-04-07 1987-04-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63161960U JPS63161960U (ja) 1988-10-21
JPH053567Y2 true JPH053567Y2 (ja) 1993-01-28

Family

ID=30879089

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JP5322487U Expired - Lifetime JPH053567Y2 (ja) 1987-04-07 1987-04-07

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0739677B2 (ja) * 1990-09-10 1995-05-01 日立建機株式会社 カウンタウエイト
KR100264242B1 (ko) * 1997-08-13 2000-08-16 이동근 굴삭기용 평형부재 장치

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JPS63161960U (ja) 1988-10-21

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