JP3244067B2 - 不揮発性半導体記憶装置とその製造方法 - Google Patents
不揮発性半導体記憶装置とその製造方法Info
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- JP3244067B2 JP3244067B2 JP33517198A JP33517198A JP3244067B2 JP 3244067 B2 JP3244067 B2 JP 3244067B2 JP 33517198 A JP33517198 A JP 33517198A JP 33517198 A JP33517198 A JP 33517198A JP 3244067 B2 JP3244067 B2 JP 3244067B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B69/00—Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体記
憶装置とその製造方法に係わり、特に、チップの小型化
を可能にした不揮発性半導体記憶装置とその製造方法に
関する。
憶装置とその製造方法に係わり、特に、チップの小型化
を可能にした不揮発性半導体記憶装置とその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】図8〜10は、従来技術を示す図であ
る。図において、51は不揮発性半導体記憶装置(以
下、メモリセルという)のフローティングゲート、52
はフローティングゲート51上のコントロールゲート、
53はフローティングゲート51とコントロールゲート
52との絶縁膜、54はメモリセルのドレイン、55は
メモリセルのソースである。
る。図において、51は不揮発性半導体記憶装置(以
下、メモリセルという)のフローティングゲート、52
はフローティングゲート51上のコントロールゲート、
53はフローティングゲート51とコントロールゲート
52との絶縁膜、54はメモリセルのドレイン、55は
メモリセルのソースである。
【0003】叉、61はメモリセルを選択するための選
択トランジスタ(セレクタ)であり、この選択トランジ
スタ61は選択信号線62で制御されるようになってい
る。このように構成された不揮発性半導体記憶装置にお
いて、メモリセルと選択トランジスタとを形成する際、
マスクの目ずれから、図9(a)のように、メモリセル
領域と選択トランジスタ領域との間に、エッチングの残
り64が生じ、この残り64が後工程で倒れ、この為、
歩留まりを悪くするような不具合があった。
択トランジスタ(セレクタ)であり、この選択トランジ
スタ61は選択信号線62で制御されるようになってい
る。このように構成された不揮発性半導体記憶装置にお
いて、メモリセルと選択トランジスタとを形成する際、
マスクの目ずれから、図9(a)のように、メモリセル
領域と選択トランジスタ領域との間に、エッチングの残
り64が生じ、この残り64が後工程で倒れ、この為、
歩留まりを悪くするような不具合があった。
【0004】また、マスクの目ずれから、図9(b)の
ように、メモリセルを形成する時及び選択トランジスタ
を形成する時の2回のエッチングで、メモリセル領域と
選択トランジスタ領域との間に、基板やられ65が発生
するという問題もあった。この為、図10のように、メ
モリセル領域と選択トランジスタの領域との間に幅の広
いダミーゲート線66を形成することで上記した問題を
回避していた。
ように、メモリセルを形成する時及び選択トランジスタ
を形成する時の2回のエッチングで、メモリセル領域と
選択トランジスタ領域との間に、基板やられ65が発生
するという問題もあった。この為、図10のように、メ
モリセル領域と選択トランジスタの領域との間に幅の広
いダミーゲート線66を形成することで上記した問題を
回避していた。
【0005】しかし、このように構成した場合、チップ
面積が大きくなるという欠点があった。
面積が大きくなるという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、特に、選択信号線が従来
必要であったダミーゲート線を兼ねるように構成するこ
とで、小型化を可能にした新規な不揮発性半導体記憶装
置とその製造方法を提供するものである。
した従来技術の欠点を改良し、特に、選択信号線が従来
必要であったダミーゲート線を兼ねるように構成するこ
とで、小型化を可能にした新規な不揮発性半導体記憶装
置とその製造方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。即ち、本発明に係わる不
揮発性半導体記憶装置の第1態様は、フローティングゲ
ートとコントロールゲートとを備えたメモリセルと、こ
のメモリセルを選択するための選択トランジスタと、前
記選択トランジスタを制御する選択信号線と、前記メモ
リセルを制御するためのワード線とを少なくとも備え、
前記選択信号線とワード線とが同一方向に並んで配置さ
れている不揮発性半導体記憶装置において、前記選択信
号線であって、前記選択トランジスタのゲート部分に位
置しない部分での選択信号線は、前記フローティングゲ
ートと同じ物質からなる第1の層と、前記コントロール
ゲートと同じ物質からなる第2の層とからなる積層構造
で形成されていることを特徴とするものであり、叉、第
2態様は、前記選択信号線に直交して接続する長さの短
い選択信号線が形成され、選択トランジスタのゲート
は、前記短い選択信号線の端部に形成されるように構成
したことを特徴とするものであり、叉、第3態様は、前
記選択トランジスタのゲートは、前記メモリセルのコン
トロールゲートと同じ物質からなる第2の層で形成され
ることを特徴とするものである。
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。即ち、本発明に係わる不
揮発性半導体記憶装置の第1態様は、フローティングゲ
ートとコントロールゲートとを備えたメモリセルと、こ
のメモリセルを選択するための選択トランジスタと、前
記選択トランジスタを制御する選択信号線と、前記メモ
リセルを制御するためのワード線とを少なくとも備え、
前記選択信号線とワード線とが同一方向に並んで配置さ
れている不揮発性半導体記憶装置において、前記選択信
号線であって、前記選択トランジスタのゲート部分に位
置しない部分での選択信号線は、前記フローティングゲ
ートと同じ物質からなる第1の層と、前記コントロール
ゲートと同じ物質からなる第2の層とからなる積層構造
で形成されていることを特徴とするものであり、叉、第
2態様は、前記選択信号線に直交して接続する長さの短
い選択信号線が形成され、選択トランジスタのゲート
は、前記短い選択信号線の端部に形成されるように構成
したことを特徴とするものであり、叉、第3態様は、前
記選択トランジスタのゲートは、前記メモリセルのコン
トロールゲートと同じ物質からなる第2の層で形成され
ることを特徴とするものである。
【0008】叉、本発明に係わる不揮発性半導体記憶装
置の製造方法の第1態様は、フローティングゲートとコ
ントロールゲートとを備えたメモリセルと、このメモリ
セルを選択するための選択トランジスタと、前記選択ト
ランジスタを制御する選択信号線と、前記メモリセルを
制御するためのワード線とを少なくとも備え、前記選択
信号線とワード線とが同一方向に並んで配置されている
不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、 前記メモ
リセル用のトンネル膜を形成し、このトンネル膜上にフ
ローティングゲートとなる導電膜を形成し、前記導電膜
をエッチングした後、前記トンネル膜とエッチングされ
た導電膜とをマスクにしてソース・ドレイン領域を形成
する第1の工程と、基板全体を酸化膜で覆い、その後、
前記導電膜の上部が露出するようにエッチバックする第
2の工程と、前記選択トランジスタを形成する領域の前
記導電膜を除去する第3の工程と、前記メモリセルのフ
ローティングゲートとコントロールゲートとを絶縁する
絶縁膜を成膜し、前記選択トランジスタを形成する領域
から前記絶縁膜を除去する第4の工程と、前記選択トラ
ンジスタのゲート酸化膜を形成する第5の工程と、全面
にポリシリコン膜を成膜する第6の工程と、前記ポリシ
リコン膜と前記導電膜とをエッチングすると共に、前記
選択信号線の一方の側面をエッチングする第7の工程
と、前記ポリシリコン膜をエッチングして、前記選択ト
ランジスタのゲートを形成すると共に、前記選択信号線
の他方の側面をエッチングする第8の工程と、を含むこ
とを特徴とするものであり、叉、第2態様は、前記第7
の工程で選択信号線の側面をエッチングする際、選択信
号線に含まれる前記導電膜をエッチングすることを特徴
とするものであり、叉、第3態様は、フローティングゲ
ートとコントロールゲートとを備えたメモリセルと、こ
のメモリセルを選択するための選択トランジスタと、前
記選択トランジスタを制御する選択信号線と、前記メモ
リセルを制御するためのワード線とを少なくとも備え、
前記選択信号線とワード線とが同一方向に並んで配置さ
れている不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、
前記メモリセル用のトンネル膜を形成し、このトンネル
膜上にフローティングゲートとなる導電膜を形成し、前
記導電膜をエッチングした後、前記トンネル膜とエッチ
ングされた導電膜とをマスクにしてソース・ドレイン領
域を形成する第1の工程と、基板全体を酸化膜で覆い、
その後、前記導電膜の上部が露出するようにエッチバッ
クする第2の工程と、前記選択トランジスタを形成する
領域の前記導電膜を除去する第3の工程と、前記メモリ
セルのフローティングゲートとコントロールゲートとを
絶縁する絶縁膜を成膜し、前記選択トランジスタを形成
する領域から前記絶縁膜を除去する第4の工程と、前記
選択トランジスタのゲート酸化膜を形成する第5の工程
と、全面にポリシリコン膜を成膜する第6の工程と、前
記ポリシリコン膜と前記導電膜とをエッチングしてフロ
ーティングゲートとコントロールゲートとを形成する第
7の工程と、前記ポリシリコン膜をエッチングして、前
記選択トランジスタのゲートを形成すると共に、前記選
択信号線を形成する第8の工程と、を含むことを特徴と
するものである。
置の製造方法の第1態様は、フローティングゲートとコ
ントロールゲートとを備えたメモリセルと、このメモリ
セルを選択するための選択トランジスタと、前記選択ト
ランジスタを制御する選択信号線と、前記メモリセルを
制御するためのワード線とを少なくとも備え、前記選択
信号線とワード線とが同一方向に並んで配置されている
不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、 前記メモ
リセル用のトンネル膜を形成し、このトンネル膜上にフ
ローティングゲートとなる導電膜を形成し、前記導電膜
をエッチングした後、前記トンネル膜とエッチングされ
た導電膜とをマスクにしてソース・ドレイン領域を形成
する第1の工程と、基板全体を酸化膜で覆い、その後、
前記導電膜の上部が露出するようにエッチバックする第
2の工程と、前記選択トランジスタを形成する領域の前
記導電膜を除去する第3の工程と、前記メモリセルのフ
ローティングゲートとコントロールゲートとを絶縁する
絶縁膜を成膜し、前記選択トランジスタを形成する領域
から前記絶縁膜を除去する第4の工程と、前記選択トラ
ンジスタのゲート酸化膜を形成する第5の工程と、全面
にポリシリコン膜を成膜する第6の工程と、前記ポリシ
リコン膜と前記導電膜とをエッチングすると共に、前記
選択信号線の一方の側面をエッチングする第7の工程
と、前記ポリシリコン膜をエッチングして、前記選択ト
ランジスタのゲートを形成すると共に、前記選択信号線
の他方の側面をエッチングする第8の工程と、を含むこ
とを特徴とするものであり、叉、第2態様は、前記第7
の工程で選択信号線の側面をエッチングする際、選択信
号線に含まれる前記導電膜をエッチングすることを特徴
とするものであり、叉、第3態様は、フローティングゲ
ートとコントロールゲートとを備えたメモリセルと、こ
のメモリセルを選択するための選択トランジスタと、前
記選択トランジスタを制御する選択信号線と、前記メモ
リセルを制御するためのワード線とを少なくとも備え、
前記選択信号線とワード線とが同一方向に並んで配置さ
れている不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、
前記メモリセル用のトンネル膜を形成し、このトンネル
膜上にフローティングゲートとなる導電膜を形成し、前
記導電膜をエッチングした後、前記トンネル膜とエッチ
ングされた導電膜とをマスクにしてソース・ドレイン領
域を形成する第1の工程と、基板全体を酸化膜で覆い、
その後、前記導電膜の上部が露出するようにエッチバッ
クする第2の工程と、前記選択トランジスタを形成する
領域の前記導電膜を除去する第3の工程と、前記メモリ
セルのフローティングゲートとコントロールゲートとを
絶縁する絶縁膜を成膜し、前記選択トランジスタを形成
する領域から前記絶縁膜を除去する第4の工程と、前記
選択トランジスタのゲート酸化膜を形成する第5の工程
と、全面にポリシリコン膜を成膜する第6の工程と、前
記ポリシリコン膜と前記導電膜とをエッチングしてフロ
ーティングゲートとコントロールゲートとを形成する第
7の工程と、前記ポリシリコン膜をエッチングして、前
記選択トランジスタのゲートを形成すると共に、前記選
択信号線を形成する第8の工程と、を含むことを特徴と
するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係わる不揮発性半導体記
憶装置は、フローティングゲートとコントロールゲート
とを備えたメモリセルと、このメモリセルを選択するた
めの選択トランジスタと、前記選択トランジスタを制御
する選択信号線と、前記メモリセルを制御するためのワ
ード線とを少なくとも備え、前記選択信号線とワード線
とが同一方向に並んで配置されている不揮発性半導体記
憶装置において、前記選択信号線は、前記フローティン
グゲートと同じ物質からなる第1の層と、前記コントロ
ールゲートと同じ物質からなる第2の層とを含むように
構成したので、選択信号線が従来必要であったダミーゲ
ート線を兼ねるから、チップサイズを小型化することが
出来る。
憶装置は、フローティングゲートとコントロールゲート
とを備えたメモリセルと、このメモリセルを選択するた
めの選択トランジスタと、前記選択トランジスタを制御
する選択信号線と、前記メモリセルを制御するためのワ
ード線とを少なくとも備え、前記選択信号線とワード線
とが同一方向に並んで配置されている不揮発性半導体記
憶装置において、前記選択信号線は、前記フローティン
グゲートと同じ物質からなる第1の層と、前記コントロ
ールゲートと同じ物質からなる第2の層とを含むように
構成したので、選択信号線が従来必要であったダミーゲ
ート線を兼ねるから、チップサイズを小型化することが
出来る。
【0010】
【実施例】以下に、本発明に係わる不揮発性半導体記憶
装置とその製造方法の具体例を図面を参照しながら詳細
に説明する。図1乃至図6は、本発明に係わる不揮発性
半導体記憶装置とその製造方法の具体例の構造を示す図
であって、これらの図には、フローティングゲート1と
コントロールゲート2とを備えたメモリセル3と、この
メモリセルを選択するための選択トランジスタ4と、前
記選択トランジスタ4を制御する選択信号線5と、前記
メモリセル3を制御するためのワード線6とを少なくと
も備え、前記選択信号線5とワード線6とが同一方向に
並んで配置されている不揮発性半導体記憶装置におい
て、前記選択信号線5は、前記フローティングゲート1
と同じ物質からなる第1の層11と、前記コントロール
ゲート2と同じ物質からなる第2の層12とを含む不揮
発性半導体記憶装置が示され、叉、前記選択信号線5に
直交して接続する長さの短い選択信号線15が形成さ
れ、選択トランジスタ4のゲート14は、前記短い選択
信号線15の端部15aに形成されるように構成した不
揮発性半導体記憶装置が示されている。
装置とその製造方法の具体例を図面を参照しながら詳細
に説明する。図1乃至図6は、本発明に係わる不揮発性
半導体記憶装置とその製造方法の具体例の構造を示す図
であって、これらの図には、フローティングゲート1と
コントロールゲート2とを備えたメモリセル3と、この
メモリセルを選択するための選択トランジスタ4と、前
記選択トランジスタ4を制御する選択信号線5と、前記
メモリセル3を制御するためのワード線6とを少なくと
も備え、前記選択信号線5とワード線6とが同一方向に
並んで配置されている不揮発性半導体記憶装置におい
て、前記選択信号線5は、前記フローティングゲート1
と同じ物質からなる第1の層11と、前記コントロール
ゲート2と同じ物質からなる第2の層12とを含む不揮
発性半導体記憶装置が示され、叉、前記選択信号線5に
直交して接続する長さの短い選択信号線15が形成さ
れ、選択トランジスタ4のゲート14は、前記短い選択
信号線15の端部15aに形成されるように構成した不
揮発性半導体記憶装置が示されている。
【0011】次に、本発明の不揮発性半導体記憶装置
(フラッシュメモリ)の製造方法を説明する。図6は本
発明のフラッシュメモリを示す平面図、図1〜図5は製
造方法を示す断面図であり、図1及び図2はメモリセル
領域と選択トランジスタ領域の境界部分の製造工程を示
す図6のA―A’断面図、図3はメモリセル領域の製造
工程を示す図6のB―B’断面図、図4及び図5は選択
トランジスタ領域の境界部分の製造工程を示す図6のC
―C’断面図である。
(フラッシュメモリ)の製造方法を説明する。図6は本
発明のフラッシュメモリを示す平面図、図1〜図5は製
造方法を示す断面図であり、図1及び図2はメモリセル
領域と選択トランジスタ領域の境界部分の製造工程を示
す図6のA―A’断面図、図3はメモリセル領域の製造
工程を示す図6のB―B’断面図、図4及び図5は選択
トランジスタ領域の境界部分の製造工程を示す図6のC
―C’断面図である。
【0012】先ず、既知の方法で素子分離膜21を形成
した後、トンネル膜22及びフローティングゲート1を
形成し、それをマスクにソース・ドレイン領域23を形
成する(図1(a)、図3(a)、図4(a))。次
に、ソース・ドレイン領域23上を厚い酸化膜(100
0Å)24で覆って埋込んだ後、フローティングゲート
1の上部が露出するようにエッチバックする(図1
(a)、図3(b)、図4(b))。なお、エッチバッ
ク後でもソース・ドレイン領域23上に厚い酸化膜24
が残っていることが必要である。このソース・ドレイン
領域上の埋込み方法は他の方法をとっても良い。また、
メモリセルの容量比を稼ぐために、第2のフローティン
グゲートを形成してコントロールゲートと重なる面積を
大きくしても良い。
した後、トンネル膜22及びフローティングゲート1を
形成し、それをマスクにソース・ドレイン領域23を形
成する(図1(a)、図3(a)、図4(a))。次
に、ソース・ドレイン領域23上を厚い酸化膜(100
0Å)24で覆って埋込んだ後、フローティングゲート
1の上部が露出するようにエッチバックする(図1
(a)、図3(b)、図4(b))。なお、エッチバッ
ク後でもソース・ドレイン領域23上に厚い酸化膜24
が残っていることが必要である。このソース・ドレイン
領域上の埋込み方法は他の方法をとっても良い。また、
メモリセルの容量比を稼ぐために、第2のフローティン
グゲートを形成してコントロールゲートと重なる面積を
大きくしても良い。
【0013】次に、選択トランジスタ領域上のフローテ
ィングゲート1を除去する(図1(b)、図3(b)、
図4(c))。この時、図1(b)に示すように、フロ
ーティングゲート1は、後に形成する選択信号線5の中
央部からメモリセル領域までの部分1aが残るようにエ
ッチングし、メモリセル領域で、基板上にトンネル膜2
2しかない領域は作らないようにする。次に、コントロ
ールゲート2とフローティングゲート1とを絶縁するた
めのONO膜30を全面に形成し(図1(c)、図3
(c)、図4(d))、選択トランジスタ領域からこの
ONO膜30を除去する(図1(c)、図3(c)、図
5(a))。そして、選択トランジスタ4のゲート酸化
膜32を形成した後(図1(c)、図3(c)、図5
(b))、次に、コントロールゲート2及び選択トラン
ジスタ4のゲート14及び選択信号線5となるポリシリ
コン膜33を成膜する(図1(d)、図3(d)、図5
(c))。この後、ワード線6等の低抵抗化のため、W
Siなどをスパッタしても良い。
ィングゲート1を除去する(図1(b)、図3(b)、
図4(c))。この時、図1(b)に示すように、フロ
ーティングゲート1は、後に形成する選択信号線5の中
央部からメモリセル領域までの部分1aが残るようにエ
ッチングし、メモリセル領域で、基板上にトンネル膜2
2しかない領域は作らないようにする。次に、コントロ
ールゲート2とフローティングゲート1とを絶縁するた
めのONO膜30を全面に形成し(図1(c)、図3
(c)、図4(d))、選択トランジスタ領域からこの
ONO膜30を除去する(図1(c)、図3(c)、図
5(a))。そして、選択トランジスタ4のゲート酸化
膜32を形成した後(図1(c)、図3(c)、図5
(b))、次に、コントロールゲート2及び選択トラン
ジスタ4のゲート14及び選択信号線5となるポリシリ
コン膜33を成膜する(図1(d)、図3(d)、図5
(c))。この後、ワード線6等の低抵抗化のため、W
Siなどをスパッタしても良い。
【0014】次に、メモリセル領域のコントロールゲー
ト及びフローティングゲートを形成すると共に、選択ト
ランジスタ領域とメモリセル領域の境界に当たる選択信
号線を形成するため、レジスト40をパターニングした
後のエッチングを行う(図2(a)、図3(e)、図5
(d))。従って、この時、メモリセル領域では、フロ
ーティングゲート1とポリシリコン膜33がエッチング
され、一方、選択トランジスタ領域はレジスト40で全
面が覆われているから、エッチングは行われない。そし
て、この時、選択信号線のメモリ領域側がエッチングさ
れ、側面5aが形成される。
ト及びフローティングゲートを形成すると共に、選択ト
ランジスタ領域とメモリセル領域の境界に当たる選択信
号線を形成するため、レジスト40をパターニングした
後のエッチングを行う(図2(a)、図3(e)、図5
(d))。従って、この時、メモリセル領域では、フロ
ーティングゲート1とポリシリコン膜33がエッチング
され、一方、選択トランジスタ領域はレジスト40で全
面が覆われているから、エッチングは行われない。そし
て、この時、選択信号線のメモリ領域側がエッチングさ
れ、側面5aが形成される。
【0015】次に、全面をレジスト41で覆いパターニ
ングした後、選択トランジスタのゲートエッチングを行
うと共に選択信号線のエッチングを行い、選択信号線の
側面5bを形成する(図2、図5(e))。この時、同
時に、周辺トランジスタも同時にエッチングするのが好
ましい。この後は既知のプロセスを用いて、コンタクト
や配線を形成することにより、フラッシュメモリセルア
レイを完成させる。
ングした後、選択トランジスタのゲートエッチングを行
うと共に選択信号線のエッチングを行い、選択信号線の
側面5bを形成する(図2、図5(e))。この時、同
時に、周辺トランジスタも同時にエッチングするのが好
ましい。この後は既知のプロセスを用いて、コンタクト
や配線を形成することにより、フラッシュメモリセルア
レイを完成させる。
【0016】また、選択トランジスタのエッチングとメ
モリセルのエッチングは順序を変えても問題ない。上記
した具体例では、選択信号線下部のメモリセル側にフロ
ーチングゲート膜の一部分1aが残されていたが、選択
信号線下部のメモリセル側に残していたフローティング
ゲート膜をなくすように構成しても良い。図7(a)、
(b)は、このように製造する工程を説明する図であ
る。この場合、選択信号線の下部にメモリセルのチャネ
ル領域と同じ構造を取る領域がないことが必要である。
モリセルのエッチングは順序を変えても問題ない。上記
した具体例では、選択信号線下部のメモリセル側にフロ
ーチングゲート膜の一部分1aが残されていたが、選択
信号線下部のメモリセル側に残していたフローティング
ゲート膜をなくすように構成しても良い。図7(a)、
(b)は、このように製造する工程を説明する図であ
る。この場合、選択信号線の下部にメモリセルのチャネ
ル領域と同じ構造を取る領域がないことが必要である。
【0017】この場合の製造方法は、前記した方法と大
体において同じであるが、メモリセルのコントロールゲ
ートのエッチング時は、選択信号線のエッチングを行わ
ず、メモリセル領域のみのエッチングを行う(図7
(a))。そして、選択信号線のエッチングは、選択ト
ランジスタのゲートのエッチングの際に行う(図7
(b))。
体において同じであるが、メモリセルのコントロールゲ
ートのエッチング時は、選択信号線のエッチングを行わ
ず、メモリセル領域のみのエッチングを行う(図7
(a))。そして、選択信号線のエッチングは、選択ト
ランジスタのゲートのエッチングの際に行う(図7
(b))。
【0018】この時、メモリセルのコントロールゲート
及びチャネル領域と、選択トランジスタのエッチング領
域がリソグラフィの重なりマージンに対して十分大きく
する。また、逆に、選択信号線のエッチングを先に行っ
て、コントロールゲートのエッチングをその次に行って
も良い。このように、本発明の不揮発性半導体記憶装置
の製造方法は、フローティングゲートとコントロールゲ
ートとを備えたメモリセルと、このメモリセルを選択す
るための選択トランジスタと、前記選択トランジスタを
制御する選択信号線と、前記メモリセルを制御するため
のワード線とを少なくとも備え、前記選択信号線とワー
ド線とが同一方向に並んで配置されている不揮発性半導
体記憶装置の製造方法において、素子分離膜を形成し、
前記メモリセル用のトンネル膜を形成し、その上にフロ
ーティングゲートとなるフローティングゲート膜を形成
し、前記フローティングゲート膜をエッチングした後、
前記トンネル膜とエッチングされたフローティングゲー
ト膜とをマスクにしてソース・ドレイン領域を形成する
第1の工程と、基板全体を酸化膜で覆い、その後、前記
フローティングゲート膜の上部が露出するようにエッチ
バックする第2の工程と、前記選択トランジスタを形成
する領域の前記フローティングゲート膜を除去する第3
の工程と、前記メモリセルのフローティングゲートとコ
ントロールゲートとを絶縁する絶縁膜を成膜し、前記選
択トランジスタを形成する領域から前記絶縁膜を除去す
る第4の工程と、前記選択トランジスタのゲート酸化膜
を形成する第5の工程と、全面にポリシリコン膜を成膜
する第6の工程と、前記ポリシリコン膜と前記フローテ
ィングゲート膜とをエッチングすると共に、前記選択信
号線の一方の側面をエッチングする第7の工程と、前記
ポリシリコン膜をエッチングして、前記選択トランジス
タのゲートを形成すると共に、前記選択信号線の他方の
側面をエッチングする第8の工程と、を含むことを特徴
とするものであり、叉、素子分離膜を形成し、前記メモ
リセル用のトンネル膜を形成し、その上にフローティン
グゲートとなるフローティングゲート膜を形成し、前記
フローティングゲート膜をエッチングした後、前記トン
ネル膜とエッチングされたフローティングゲート膜とを
マスクにしてソース・ドレイン領域を形成する第1の工
程と、基板全体を酸化膜で覆い、その後、前記フローテ
ィングゲート膜の上部が露出するようにエッチバックす
る第2の工程と、前記選択トランジスタを形成する領域
の前記フローティングゲート膜を除去する第3の工程
と、前記メモリセルのフローティングゲートとコントロ
ールゲートとを絶縁する絶縁膜を成膜し、前記選択トラ
ンジスタを形成する領域から前記絶縁膜を除去する第4
の工程と、前記選択トランジスタのゲート酸化膜を形成
する第5の工程と、全面にポリシリコン膜を成膜する第
6の工程と、前記ポリシリコン膜と前記フローティング
ゲート膜とをエッチングしてフローティングゲートとコ
ントロールゲートとを形成する第7の工程と、前記ポリ
シリコン膜をエッチングして、前記選択トランジスタの
ゲートを形成すると共に、前記選択信号線を形成する第
8の工程と、を含むことを特徴とするものである。
及びチャネル領域と、選択トランジスタのエッチング領
域がリソグラフィの重なりマージンに対して十分大きく
する。また、逆に、選択信号線のエッチングを先に行っ
て、コントロールゲートのエッチングをその次に行って
も良い。このように、本発明の不揮発性半導体記憶装置
の製造方法は、フローティングゲートとコントロールゲ
ートとを備えたメモリセルと、このメモリセルを選択す
るための選択トランジスタと、前記選択トランジスタを
制御する選択信号線と、前記メモリセルを制御するため
のワード線とを少なくとも備え、前記選択信号線とワー
ド線とが同一方向に並んで配置されている不揮発性半導
体記憶装置の製造方法において、素子分離膜を形成し、
前記メモリセル用のトンネル膜を形成し、その上にフロ
ーティングゲートとなるフローティングゲート膜を形成
し、前記フローティングゲート膜をエッチングした後、
前記トンネル膜とエッチングされたフローティングゲー
ト膜とをマスクにしてソース・ドレイン領域を形成する
第1の工程と、基板全体を酸化膜で覆い、その後、前記
フローティングゲート膜の上部が露出するようにエッチ
バックする第2の工程と、前記選択トランジスタを形成
する領域の前記フローティングゲート膜を除去する第3
の工程と、前記メモリセルのフローティングゲートとコ
ントロールゲートとを絶縁する絶縁膜を成膜し、前記選
択トランジスタを形成する領域から前記絶縁膜を除去す
る第4の工程と、前記選択トランジスタのゲート酸化膜
を形成する第5の工程と、全面にポリシリコン膜を成膜
する第6の工程と、前記ポリシリコン膜と前記フローテ
ィングゲート膜とをエッチングすると共に、前記選択信
号線の一方の側面をエッチングする第7の工程と、前記
ポリシリコン膜をエッチングして、前記選択トランジス
タのゲートを形成すると共に、前記選択信号線の他方の
側面をエッチングする第8の工程と、を含むことを特徴
とするものであり、叉、素子分離膜を形成し、前記メモ
リセル用のトンネル膜を形成し、その上にフローティン
グゲートとなるフローティングゲート膜を形成し、前記
フローティングゲート膜をエッチングした後、前記トン
ネル膜とエッチングされたフローティングゲート膜とを
マスクにしてソース・ドレイン領域を形成する第1の工
程と、基板全体を酸化膜で覆い、その後、前記フローテ
ィングゲート膜の上部が露出するようにエッチバックす
る第2の工程と、前記選択トランジスタを形成する領域
の前記フローティングゲート膜を除去する第3の工程
と、前記メモリセルのフローティングゲートとコントロ
ールゲートとを絶縁する絶縁膜を成膜し、前記選択トラ
ンジスタを形成する領域から前記絶縁膜を除去する第4
の工程と、前記選択トランジスタのゲート酸化膜を形成
する第5の工程と、全面にポリシリコン膜を成膜する第
6の工程と、前記ポリシリコン膜と前記フローティング
ゲート膜とをエッチングしてフローティングゲートとコ
ントロールゲートとを形成する第7の工程と、前記ポリ
シリコン膜をエッチングして、前記選択トランジスタの
ゲートを形成すると共に、前記選択信号線を形成する第
8の工程と、を含むことを特徴とするものである。
【0019】なお、上記具体例では、前記選択信号線4
は、前記フローティングゲート1と同じ物質からなる第
1の層11と、前記コントロールゲート2と同じ物質か
らなる第2の層12とを含むように構成したが、選択信
号線が、フローティングゲートとコントロールゲートと
を絶縁する絶縁膜30からなる第1の層と、コントロー
ルゲート2と同じ物質からなる第2の層とを含むように
構成しても良い。
は、前記フローティングゲート1と同じ物質からなる第
1の層11と、前記コントロールゲート2と同じ物質か
らなる第2の層12とを含むように構成したが、選択信
号線が、フローティングゲートとコントロールゲートと
を絶縁する絶縁膜30からなる第1の層と、コントロー
ルゲート2と同じ物質からなる第2の層とを含むように
構成しても良い。
【0020】次に、このように構成したメモリセルの動
作について説明する。データ書込時には、書込を行うメ
モリセルの含まれる副ビット線と主ビット線を電気的に
接続するため、選択トランジスタ4のゲートに正電圧
(約7V)を印加する。この時、正電圧が加えられた選
択トランジスタと、選択信号線を共有する全ての選択ト
ランジスタのゲートには同時に正電圧(約7V)が掛か
る。
作について説明する。データ書込時には、書込を行うメ
モリセルの含まれる副ビット線と主ビット線を電気的に
接続するため、選択トランジスタ4のゲートに正電圧
(約7V)を印加する。この時、正電圧が加えられた選
択トランジスタと、選択信号線を共有する全ての選択ト
ランジスタのゲートには同時に正電圧(約7V)が掛か
る。
【0021】また、書込を行うメモリセルのワード線に
負電圧(約−10V)を印加し、ドレイン(副ビット
線)に選択トランジスタの拡散層を経由して正電圧(約
5V)を印加する。これによってメモリセルのフローテ
ィングゲートとドレインとの間に電界が発生してFNト
ンネル電流が流れ、フローティングゲートからドレイン
へ電子が引き抜かれる。通常は、書込速度を上げるた
め、ワード線を共有する複数のメモリセル(選択トラン
ジスタで制限される)の副ビット線に正電圧を印加して
同時に書込を行う。
負電圧(約−10V)を印加し、ドレイン(副ビット
線)に選択トランジスタの拡散層を経由して正電圧(約
5V)を印加する。これによってメモリセルのフローテ
ィングゲートとドレインとの間に電界が発生してFNト
ンネル電流が流れ、フローティングゲートからドレイン
へ電子が引き抜かれる。通常は、書込速度を上げるた
め、ワード線を共有する複数のメモリセル(選択トラン
ジスタで制限される)の副ビット線に正電圧を印加して
同時に書込を行う。
【0022】叉、データ消去時には、消去を行うメモリ
セルのワード線に正電圧(12V)を印加し、ソースと
ウェルに負電圧(−5V)を印加する。通常ドレインに
は電圧を与えず浮遊状態にして置くため、選択信号線は
全て接地する。これによって発生するフローティングゲ
ートとチャネル間の電界により、FNトンネル電流が流
れ、チャネルからフローティングゲートへ電子が注入さ
れる。
セルのワード線に正電圧(12V)を印加し、ソースと
ウェルに負電圧(−5V)を印加する。通常ドレインに
は電圧を与えず浮遊状態にして置くため、選択信号線は
全て接地する。これによって発生するフローティングゲ
ートとチャネル間の電界により、FNトンネル電流が流
れ、チャネルからフローティングゲートへ電子が注入さ
れる。
【0023】データ読み出しは、選択トランジスタに正
電圧(約7V)、メモリセルのワード線に正電圧(約5
V)、ドレイン(副ビット線)に正電圧(約1V)を印
加した時に、メモリセル内を流れる電流を検出すること
によって行う。フローティングゲートに電子が蓄積され
ている場合(消去状態)は、メモリセルに電流が流れ
ず、蓄積されていない場合(書込状態)は電流が流れる
ことを利用して、読み出されたデータの判別が行われ
る。
電圧(約7V)、メモリセルのワード線に正電圧(約5
V)、ドレイン(副ビット線)に正電圧(約1V)を印
加した時に、メモリセル内を流れる電流を検出すること
によって行う。フローティングゲートに電子が蓄積され
ている場合(消去状態)は、メモリセルに電流が流れ
ず、蓄積されていない場合(書込状態)は電流が流れる
ことを利用して、読み出されたデータの判別が行われ
る。
【0024】なお、最近では、フローティングゲート内
に蓄積される電子の数を調整して、4段階以上のレベル
に分け、それぞれの状態での読み出し電流を区別するこ
とにより、1つのメモリセルに2ビット以上のデータを
記憶させる方式も使われるようになっているが、本発明
のメモリセルでもそのように制御することが可能であ
る。
に蓄積される電子の数を調整して、4段階以上のレベル
に分け、それぞれの状態での読み出し電流を区別するこ
とにより、1つのメモリセルに2ビット以上のデータを
記憶させる方式も使われるようになっているが、本発明
のメモリセルでもそのように制御することが可能であ
る。
【0025】
【発明の効果】本発明に係わる不揮発性半導体記憶装置
とその製造方法は、選択信号線が従来必要であったダミ
ーゲート線を兼ねるように構成したので、チップサイズ
を小型化することを可能にした。
とその製造方法は、選択信号線が従来必要であったダミ
ーゲート線を兼ねるように構成したので、チップサイズ
を小型化することを可能にした。
【図1】本発明に係わる不揮発性半導体記憶装置その製
造方法を示す図であり、選択トランジスタ領域とメモリ
セル形成領域の境界部分に形成される選択信号線の形成
工程を示す図である。
造方法を示す図であり、選択トランジスタ領域とメモリ
セル形成領域の境界部分に形成される選択信号線の形成
工程を示す図である。
【図2】図1の続きの工程を示す図である。
【図3】メモリセル形成領域の形成工程を示す図であ
る。
る。
【図4】選択トランジスタ形成領域の形成工程を示す図
である。
である。
【図5】図4の続きの工程を示す図である。
【図6】本発明の揮発性半導体記憶装置の平面図であ
る。
る。
【図7】本発明の他の具体例を示す断面図である。
【図8】従来の揮発性半導体記憶装置の平面図である。
【図9】従来の問題点を示す図である。
【図10】図8のD―D’断面図である。
1 フローティングゲート 2 コントロールゲート 3 メモリセル 4 選択トランジスタ 5 選択信号線 7 不揮発性半導体記憶装置 11 第1の層 12 第2の層 14 選択トランジスタのゲート 15 長さの短い選択信号線 15a 長さの短い選択信号線の端部 21 素子分離膜 22 トンネル膜 23 ソース・ドレイン領域 24 酸化膜 30 ONO膜 32 ゲート酸化膜 33 ポリシリコン膜 40、41 レジスト
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8247 H01L 27/115 H01L 29/788 H01L 29/792
Claims (6)
- 【請求項1】 フローティングゲートとコントロールゲ
ートとを備えたメモリセルと、このメモリセルを選択す
るための選択トランジスタと、前記選択トランジスタを
制御する選択信号線と、前記メモリセルを制御するため
のワード線とを少なくとも備え、前記選択信号線とワー
ド線とが同一方向に並んで配置されている不揮発性半導
体記憶装置において、 前記選択信号線であって、前記選択トランジスタのゲー
ト部分に位置しない部分での選択信号線は、前記フロー
ティングゲートと同じ物質からなる第1の層と、前記コ
ントロールゲートと同じ物質からなる第2の層とからな
る積層構造で形成されていることを特徴とする不揮発性
半導体記憶装置。 - 【請求項2】 前記選択信号線に直交して接続する長さ
の短い選択信号線が形成され、選択トランジスタのゲー
トは、前記短い選択信号線の端部に形成されるように構
成したことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体
記憶装置。 - 【請求項3】 前記選択トランジスタのゲートは、前記
メモリセルのコントロールゲートと同じ物質からなる第
2の層で形成されることを特徴とする請求項2記載の不
揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項4】 フローティングゲートとコントロールゲ
ートとを備えたメモリセルと、このメモリセルを選択す
るための選択トランジスタと、前記選択トランジスタを
制御する選択信号線と、前記メモリセルを制御するため
のワード線とを少なくとも備え、前記選択信号線とワー
ド線とが同一方向に並んで配置されている不揮発性半導
体記憶装置の製造方法において、 前 記メモリセル用のトンネル膜を形成し、このトンネル
膜上にフローティングゲートとなる導電膜を形成し、前
記導電膜をエッチングした後、前記トンネル膜とエッチ
ングされた導電膜とをマスクにしてソース・ドレイン領
域を形成する第1の工程と、 基板全体を酸化膜で覆い、その後、前記導電膜の上部が
露出するようにエッチバックする第2の工程と、 前記選択トランジスタを形成する領域の前記導電膜を除
去する第3の工程と、 前記メモリセルのフローティングゲートとコントロール
ゲートとを絶縁する絶縁膜を成膜し、前記選択トランジ
スタを形成する領域から前記絶縁膜を除去する第4の工
程と、 前記選択トランジスタのゲート酸化膜を形成する第5の
工程と、 全面にポリシリコン膜を成膜する第6の工程と、 前記ポリシリコン膜と前記導電膜とをエッチングすると
共に、前記選択信号線の一方の側面をエッチングする第
7の工程と、 前記ポリシリコン膜をエッチングして、前記選択トラン
ジスタのゲートを形成すると共に、前記選択信号線の他
方の側面をエッチングする第8の工程と、 を含むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造
方法。 - 【請求項5】 前記第7の工程で選択信号線の側面をエ
ッチングする際、選択信号線に含まれる前記導電膜をエ
ッチングすることを特徴とする請求項4記載の不揮発性
半導体記憶装置の製造方法。 - 【請求項6】 フローティングゲートとコントロールゲ
ートとを備えたメモリセルと、このメモリセルを選択す
るための選択トランジスタと、前記選択トランジスタを
制御する選択信号線と、前記メモリセルを制御するため
のワード線とを少なくとも備え、前記選択信号線とワー
ド線とが同一方向に並んで配置されている不揮発性半導
体記憶装置の製造方法において、 前 記メモリセル用のトンネル膜を形成し、このトンネル
膜上にフローティングゲートとなる導電膜を形成し、前
記導電膜をエッチングした後、前記トンネル膜とエッチ
ングされた導電膜とをマスクにしてソース・ドレイン領
域を形成する第1の工程と、 基板全体を酸化膜で覆い、その後、前記導電膜の上部が
露出するようにエッチバックする第2の工程と、 前記選択トランジスタを形成する領域の前記導電膜を除
去する第3の工程と、 前記メモリセルのフローティングゲートとコントロール
ゲートとを絶縁する絶縁膜を成膜し、前記選択トランジ
スタを形成する領域から前記絶縁膜を除去する第4の工
程と、 前記選択トランジスタのゲート酸化膜を形成する第5の
工程と、 全面にポリシリコン膜を成膜する第6の工程と、 前記ポリシリコン膜と前記導電膜とをエッチングしてフ
ローティングゲートとコントロールゲートとを形成する
第7の工程と、 前記ポリシリコン膜をエッチングして、前記選択トラン
ジスタのゲートを形成すると共に、前記選択信号線を形
成する第8の工程と、 を含むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造
方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33517198A JP3244067B2 (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | 不揮発性半導体記憶装置とその製造方法 |
KR10-1999-0052788A KR100385334B1 (ko) | 1998-11-26 | 1999-11-25 | 불휘발성 반도체 메모리 및 그 제조방법 |
US09/449,760 US6359304B2 (en) | 1998-11-26 | 1999-11-26 | Nonvolatile semiconductor memory and process for fabricating the same |
US10/056,015 US6492230B2 (en) | 1998-11-26 | 2002-01-28 | Process for fabricating nonvolatile semiconductor memory with a selection transistor |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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KR101346294B1 (ko) | 2007-03-12 | 2014-01-02 | 삼성전자주식회사 | 반도체 소자의 형성 방법 |
KR20160004069A (ko) * | 2014-07-02 | 2016-01-12 | 에스케이하이닉스 주식회사 | 반도체 장치 및 그 제조 방법 |
CN105374822B (zh) * | 2014-09-02 | 2018-10-23 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | Otp存储单元、otp存储单元的制作方法及芯片 |
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JPH0774326A (ja) | 1993-09-01 | 1995-03-17 | Seiko Epson Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
JPH0774328A (ja) | 1993-09-06 | 1995-03-17 | Toshiba Corp | Soi基板 |
JP3833729B2 (ja) | 1994-12-14 | 2006-10-18 | 富士通株式会社 | 半導体メモリ集積回路 |
US5623443A (en) * | 1994-03-11 | 1997-04-22 | Waferscale Integration, Inc. | Scalable EPROM array with thick and thin non-field oxide gate insulators |
US6162682A (en) * | 1995-09-29 | 2000-12-19 | Cypress Semiconductor Corporation | Structure and process for a gouge-free stacked non-volatile memory cell with select gate |
US5856691A (en) * | 1996-02-23 | 1999-01-05 | Nippon Steel Corporation | Element-to-element interconnection in semiconductor device |
JPH10308502A (ja) * | 1997-05-01 | 1998-11-17 | Toshiba Corp | 半導体記憶装置及びその製造方法 |
IT1294312B1 (it) * | 1997-08-07 | 1999-03-24 | Sgs Thomson Microelectronics | Processo per la fabbricazione di un dispositivo di memoria non volatile programmabile elettricamente |
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- 1999-11-25 KR KR10-1999-0052788A patent/KR100385334B1/ko not_active IP Right Cessation
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- 2002-01-28 US US10/056,015 patent/US6492230B2/en not_active Expired - Fee Related
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JP2000164734A (ja) | 2000-06-16 |
US20020008274A1 (en) | 2002-01-24 |
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US6359304B2 (en) | 2002-03-19 |
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