JPH07193198A - 不揮発性半導体メモリおよびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体メモリおよびその製造方法

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JPH07193198A
JPH07193198A JP5333134A JP33313493A JPH07193198A JP H07193198 A JPH07193198 A JP H07193198A JP 5333134 A JP5333134 A JP 5333134A JP 33313493 A JP33313493 A JP 33313493A JP H07193198 A JPH07193198 A JP H07193198A
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insulating film
region
memory cell
peripheral circuit
gate
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JP5333134A
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Atsushi Fukumoto
敦 福本
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier
    • H01L27/04Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being a semiconductor body
    • H01L27/10Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being a semiconductor body including a plurality of individual components in a repetitive configuration
    • H01L27/105Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being a semiconductor body including a plurality of individual components in a repetitive configuration including field-effect components

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工程数を削減し、高精度のマスク合わせが必
要なパターニングを減らすことのできる不揮発性半導体
メモリおよびその製造方法を提供する。 【構成】 メモリセル領域および周辺回路領域に延在す
る導電層を共通のマスクを用いてパターニングすること
によって、メモリトランジスタのコントロールゲートお
よび周辺回路トランジスタのゲート電極を同時に形成す
る。これにより、工程数を削減し、高精度のマスク合わ
せの回数を削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般的には電気的に
書込および消去を行なうことが可能な不揮発性半導体記
憶装置に関し、より特定的には、フラッシュメモリの構
造の改良および製造方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】データを自由に書込むことができ、書込
まれた情報電荷を電気的に消去することが可能なフラッ
シュメモリが知られている。
【0003】図15は、フラッシュメモリの一般的な構
造を示すブロック図を示している。フラッシュメモリ
は、行列状に配置されたメモリマトリクス100と、X
アドレスデコーダ200と、Yゲート300と、Yアド
レスデコーダ400と、アドレスバッファ500と、書
込回路600と、センスアンプ700と、入出力バッフ
ァ800と、コントロールロジック900とを含む。
【0004】メモリセルマトリクス100は、行列状に
配置された複数個のメモリトランジスタをその内部に有
する。メモリセルマトリクス100の行および列を選択
するためにXアドレスデコーダ200とYゲート300
とが接続されている。Yゲート300には、列の選択情
報を与えるYアドレスデコーダ400が接続されてい
る。Xアドレスデコーダ200とYアドレスデコーダ4
00には、それぞれアドレス情報が一時格納されるアド
レスバッファ500が接続されている。
【0005】Yゲート300には、データ入力時に書込
動作を行なうための書込回路600と、データ出力時に
流れる電流値から“0”と“1”とを判定するセンスア
ンプ700が接続されている。書込回路600およびセ
ンスアンプ700には、それぞれ入出力データを一時格
納する入出力バッファ800が接続されている。アドレ
スバッファ500および入出力バッファ800には、フ
ラッシュメモリの動作制御を行なうためのコントロール
ロジック900が接続されている。コントロールロジッ
ク900は、チップイネーブル信号、アウトプットイネ
ーブル信号およびプログラム信号に基づいた制御を行な
う。
【0006】図16は、図15に示されたメモリセルマ
トリクス100の概略構成を示す等価回路図である。図
16を参照して、行方向に延びる複数本のワード線WL
1 、WL2 、…、WLi と、列方向に延びる複数本のビ
ット線BL1 、BL2 、…、BLj とが互いに直交する
ように配置され、マトリクスを構成する。各ワード線と
各ビット線との交点には、それぞれフローティングゲー
トを有するメモリトランジスタQ11、Q12、…、Qij
配置されている。各メモリトランジスタのドレインは、
各ビット線に接続されている。メモリトランジスタのソ
ースは各ソース線S1 、S2 、…、Si に接続されてい
る。同一行に属するメモリトランジスタのソースは、図
示するように相互に接続されている。
【0007】図17は、フラッシュメモリを構成する1
つのメモリトランジスタの断面構造を示している。図示
するフラッシュメモリは、スタックゲート型と呼ばれて
いる。図18は、従来のスタックゲート型フラッシュメ
モリの平面的配置を示している。なお、本図において
は、便宜上後述する第1の導電層26、層間絶縁膜1
6、ビット線18を図示していない。図19は、図18
中のW−W線に沿って見た断面図である。これらの図を
参照して、従来のフラッシュメモリの構造について説明
する。
【0008】p型半導体基板1の主表面上に、SiO2
よりなる第1の絶縁膜2を介してm行n列のマトリクス
状に配置された(m×n)個のポリシリコンよりなるフ
ローティングゲート3が配置されている。このフローテ
ィングゲート3の隣接する2列にまたがる各列間ごと
に、素子分離領域9が形成されている。フローティング
ゲート3上には、SiO2 などよりなる第2の絶縁膜4
を介して各行ごとに行方向に延びるm本のポリシリコン
よりなるコントロールゲート25が形成されている。
【0009】素子分離領域9およびフローティングゲー
ト3によって囲まれた領域の半導体基板1の主表面に
は、所定の深さにかけて不純物濃度5×1019/c
3 、シート抵抗80Ω/□からなるn型のドレイン領
域13が形成されている。また、このドレイン領域13
を挟むフローティングゲート3の外側の領域の半導体基
板1の主表面には、所定の深さにかけて不純物濃度1×
1021/cm3 、シート抵抗50Ω/□からなるn型の
ソース領域14が形成されている。
【0010】また、フローティングゲート3およびコン
トロールゲート25を覆い、かつドレイン領域13およ
びソース領域14に一部が重なるように形成された第3
の絶縁膜7および第4の絶縁膜15が形成されている。
【0011】ドレイン領域13上には、第4の絶縁膜1
5の側壁に沿って形成され、かつドレイン領域13に電
気的に接続されたポリシリコンよりなる第1の配線層2
6が設けられている。この第1の配線層26には、ドレ
イン領域13上においてさらに上向きに延びるように形
成された高融点金属材料、たとえばタングステン(W)
などからなる第2の配線層27が接続されている。第2
の配線層27は、層間絶縁膜16上に形成されたn本の
ビット線18に接続されている。層間絶縁膜16は、第
3の絶縁膜7、第4の絶縁膜15および第1の配線層2
6を覆うように形成されている。
【0012】次に、フラッシュメモリの動作について、
図17を参照して説明する。まず書込動作においては、
n型ドレイン領域13に3〜7V程度の電圧VD 、コン
トロールゲート25に9〜13V程度の電圧VG が印加
される。さらに、n型ソース領域14およびp型半導体
基板1は、接地電位に保たれる。このとき、メモリトラ
ンジスタのチャネルには、数百μAの電流が流れる。ソ
ース領域14からドレイン領域13に流れた電子のう
ち、ドレイン領域13の近傍で加速された電子は、この
近傍で高いエネルギを有する電子、すなわちチャネルホ
ットエレクトロンとなる。この電子の一部は、酸化膜と
シリコン基板界面のエネルギ障壁を越え、図中矢印Aに
示すように、フローティングゲート3に注入される。こ
のようにして、フローティングゲート3に電子の蓄積が
行なわれると、メモリトランジスタのしきい値電圧Vth
が高くなる。このしきい値電圧Vthが所定の値よりも高
くなった状態が書込まれた状態、“0”と呼ばれる。
【0013】次に、消去動作においては、n型ソース領
域14に7〜13V程度の電圧Vsが印加され、コント
ロールゲート25およびp型半導体基板1は接地電位に
保持される。n型ドレイン領域13は開放される。n型
ソース領域14に印加された電圧Vs による電界によ
り、図中矢印Bに示すようにフローティングゲート3中
の電子は、トンネル現象によって薄いゲート酸化膜2を
通過する。このようにして、フローティングゲート3中
の電子が引き抜かれることにより、メモリトランジスタ
のしきい値電圧Vthが低くなる。このしきい値電圧Vth
が所定の値よりも低い状態が、消去された状態、“1”
と呼ばれる。各メモリトランジスタのソースは、図16
に示すように接続されているので、この消去動作によっ
て、すべてのメモリセルを一括消去することは可能であ
る。
【0014】読出動作においては、コントロールゲート
25に5V程度の電圧VG 、n型ドレイン領域13に1
〜2V程度の電圧VD が印加される。このとき、メモリ
トランジスタのチャネル領域に電流が流れるかどうかに
よって、すなわちメモリトランジスタがオン状態かオフ
状態かによって上記の“1”、“0”の判定が行なわれ
る。
【0015】次に、上記構造よりなるスタックゲート型
フラッシュメモリの製造工程について、図20〜図35
を参照して説明する。図20〜図35は、図19に示さ
れた断面構造を得るまでのスタックゲート型フラッシュ
メモリの製造工程を順に示している。
【0016】図20を参照して、p型シリコン基板1の
主表面には、メモリセル領域および周辺回路領域が位置
する。まず、p型シリコン基板1の主表面全体に100
Å程度の酸化膜よりなる第1の絶縁膜2を形成する。こ
の第1の絶縁膜2上にCVD法により厚さ1000Å程
度の第1のポリシリコン層3を堆積する。その後、所定
のピッチでパターニングされたレジストをマスクとして
ポリシリコン3をエッチングする。このとき、周辺回路
領域上のポリシリコン層は除去される。
【0017】次に、p型シリコン基板1の全面上に第2
の絶縁膜4を形成する。第2の絶縁膜4は3層の積層膜
となっている。具体的には、まず膜厚100Å程度の酸
化膜を形成し、その上にCVD法により膜厚100Å程
度の窒化膜を形成し、さらにその上に膜厚100Å程度
の酸化膜を形成することにより、第2の絶縁膜4を形成
する。その後、メモリセル領域を除いて、周辺回路領域
上の第2の絶縁膜4を除去する。
【0018】その後、基板全面に厚さ2500Å程度の
第2のポリシリコン層25を形成し、さらにその上に第
3の絶縁膜7を形成する。この第3の絶縁膜7上に、メ
モリセル領域をすべて覆い、かつ周辺回路領域上におい
ては所定形状にパターニングされたレジスト28を形成
する。このレジスト28をマスクとしてエッチングを行
なうことによって、周辺回路領域のトランジスタのゲー
ト電極25が形成される。
【0019】図21を参照して、レジスト28を除去し
た後、第3の絶縁膜7上に、周辺回路領域をすべて覆
い、かつ図21に示すような所定のパターン形状を有す
るレジスト29を形成する。このレジスト29をマスク
として異方性エッチングを行なうことによって、第3の
絶縁膜7、第2のポリシリコン層25、第2の絶縁膜
4、第1のポリシリコン層3を順次エッチングし、フロ
ーティングゲート3とコントロールゲート25とを形成
する。その後レジスト29を除去して、図22に示す状
態となる。
【0020】図23は、図21に示したレジストマスク
の形状を概略的に示す平面図である。
【0021】図24を参照して、ソース領域となるシリ
コン基板1の主表面上にレジスト30を形成する。フロ
ーティングゲート3とコントロールゲート25との積層
構造およびレジスト30をマスクとして、シリコン基板
1中に砒素(As)を35keV、5.0×1014/c
2 の条件で導入し、濃度5×1019/cm3 、シート
抵抗80Ω/□のn型不純物領域からなるドレイン領域
13を形成する。
【0022】図25を参照して、レジスト30を除去し
た後、ドレイン領域13の表面をレジスト31で覆う。
フローティングゲート3とコントロールゲート25との
積層構造およびレジスト31をマスクとして、シリコン
基板1中に砒素(As)を35keV、1×1016/c
2 の条件で導入し、濃度1×1021/cm3 、シート
抵抗50Ω/□のn型不純物領域からなるソース領域1
4を形成する。
【0023】図26を参照して、レジスト31を除去し
た後、シリコン基板1の全面上に第4の絶縁膜15を形
成する。その後、異方性エッチングにより第4の絶縁膜
15をエッチングすることによって、図27に示すよう
に、フローティングゲート3とコントロールゲート25
との積層構造の側面にサイドウォール絶縁膜15を形成
する。
【0024】図28を参照して、シリコン基板1の全面
上に第5の絶縁膜32を形成する。その後、図29を参
照して、ドレイン領域13の上方のみに開口部を有する
レジスト33を形成し、このレジストをマスクとしてド
レイン領域13の上に位置する第5の絶縁膜32をエッ
チング除去する。
【0025】図30を参照して、シリコン基板1の全面
上にポリシリコン層26を堆積する。さらに、このポリ
シリコン層26の上に、ドレイン領域13を覆うように
形成されたレジスト34を形成する。
【0026】図31を参照して、レジスト34をマスク
としてポリシリコン層26に対して異方性エッチングを
行なうことにより、ドレイン領域13に接続された第1
配線層26を形成する。図32を参照して、シリコン基
板1の全面にTEOSなどの層間絶縁膜16を堆積し、
約900℃でウエットリフローを30分行なった後、表
面の平坦化を行なう。こうして、図33に示す層間絶縁
膜16が形成される。
【0027】図34を参照して、層間絶縁膜16の上
に、ドレイン領域13の上方に孔を持つパターン形状の
レジスト35を形成する。このレジスト35をマスクと
して層間絶縁膜16を異方性エッチングすることによ
り、コンタクトホール27aを形成する。
【0028】図35を参照して、コンタクトホール27
aの内部に、高融点金属たとえばタングステン(W)な
どからなる第2の配線層27を形成し、その後、ビット
線18を形成することにより、スタックゲート型フラッ
シュメモリが完成する。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】従来の不揮発性半導体
メモリにおいては、以下に示す問題点を有している。す
なわち、従来、メモリセルトランジスタおよび周辺回路
トランジスタを形成する場合、それぞれ別個の工程でレ
ジストのパターニングおよびエッチングを行なっている
ので、高精度のマスク合わせを必要とする写真製版工程
がそれぞれ別個に必要となる。そのため、工程数を削減
することが困難であり、また、複雑なパターンを持つレ
ティクルもメモリセルトランジスタ形成用および周辺回
路トランジスタ形成用にそれぞれ必要なため、コストの
面からも好ましくない。
【0030】この発明の目的は、高精度のマスク合わせ
が必要となるパターニングを1回分減らすことによって
工程数の削減を可能にする不揮発性半導体メモリの構造
およびその製造方法を提供することである。
【0031】
【課題を解決するための手段】この発明に従った不揮発
性半導体メモリは、主表面上にメモリセル領域と周辺回
路領域とを有する半導体基板と、メモリセル領域の半導
体基板の主表面上に第1の絶縁膜を介してm行n列のマ
トリクス状に配置されたm×n個のフローティングゲー
トと、半導体基板の主表面上に、フローティングゲート
を間に挟んで列方向に間隔をあけて形成されたソース/
ドレイン領域となるべき1対の不純物領域と、行方向に
延び、フローティングゲート電極上に第2の絶縁膜を介
して各行に形成されたm本のコントロールゲートと、周
辺回路領域の半導体基板の主表面上に形成されたゲート
電極を有するトランジスタと、を備えている。コントロ
ールゲートとゲート電極とは、共通のマスクを用いて同
時にパターニング加工されている。
【0032】この発明に従った不揮発性半導体メモリの
製造方法では、メモリセル領域および周辺回路領域に延
在する導電層を共通のマスクを用いてパターニングする
ことによって、コントロールゲートおよびゲート電極を
同時に形成する。
【0033】
【作用】この発明によれば、メモリセルトランジスタの
コントロールゲートと周辺回路トランジスタのゲート電
極とを共通のマスクを用いて同時にパターニング加工す
ることによって形成しているので、工程数の削減を可能
にし、高精度のマスク合わせが必要となるパターニング
を1回分減らすことができる。
【0034】
【実施例】図1〜図3は、この発明に従って、メモリト
ランジスタのフローティングゲートおよびコントロール
ゲートの積層構造と、周辺回路トランジスタのゲート電
極とを製造するまでの工程を順に示している。
【0035】第1の絶縁膜102は、メモリセル領域お
よび周辺回路領域の両者に延在している。
【0036】メモリセル領域においては、第1の絶縁膜
102の上に第1ポリシリコン層103および第2絶縁
膜104が形成されている。第2ポリシリコン層105
は、メモリセル領域の第2絶縁膜104の上面および周
辺回路領域の半導体基板の主表面上に延在し、さらにそ
の上に高融点金属シリサイド層106および第3絶縁膜
107がメモリセル領域および周辺回路領域に延在して
いる。
【0037】メモリセル領域における上部の3層構造、
すなわち第2ポリシリコン層、高融点金属シリサイドお
よび第3絶縁膜からなる3層構造は、周辺回路領域にお
ける3層構造と同一である。
【0038】図1に示すように、レジスト108をマス
クとして第3絶縁膜107と高融点金属シリサイド10
6と第2ポリシリコン層105とからなる上部の3層構
造を同時にエッチングする。その結果、図2に示すよう
に、メモリセルトランジスタのコントロールゲート11
0と周辺回路トランジスタのゲート電極111とが同時
に形成される。コントロールゲート110およびゲート
電極111は、ともに、第2のポリシリコン層105と
高融点金属シリサイド106との2層構造によって構成
されている。
【0039】図3を参照して、メモリセル領域のみを開
口したレジスト130を形成し、コントロールゲート1
09をマスクとして第2絶縁膜104、第1ポリシリコ
ン層103および第1絶縁膜102を順次エッチングす
ることにより、フローティングゲート112(図2に示
した第1ポリシリコン層103をパターニングしたも
の)が形成される。
【0040】図4は、この発明に従ったスタックゲート
型フラッシュメモリの平面配置図である。図4には、後
述する第1導電層117、層間絶縁膜116およびビッ
ト線118は図示していない。図5は、図4中のX−X
線に沿って見た断面図である。
【0041】図4および図5を参照して、p型半導体基
板101の主表面には、第1の絶縁膜102を介してm
行n列のマトリクス状に配置された(m×n)個のフロ
ーティングゲート112が配置されている。このフロー
ティングゲート112の隣接する2列にまたがる各列間
ごとには、素子分離領域109が形成されている。ま
た、フローティングゲート112上には、第2の絶縁膜
104を介してm本のコントロールゲート110が形成
されている。
【0042】素子分離領域109およびフローティング
ゲート112により囲まれた領域の半導体基板101の
主表面には、所定の深さにわたってn型のドレイン領域
113が形成されている。このドレイン領域113を挟
むフローティングゲート112の外側の領域の半導体基
板101の主表面には、所定の深さにわたってn型のソ
ース領域114が形成されている。
【0043】図5に示すように、フローティングゲート
112およびコントロールゲート110を覆い、かつド
レイン領域113およびソース領域114に一部が重な
るように第3の絶縁膜107および第4の絶縁膜115
が形成されている。さらに、第4絶縁膜115および第
3絶縁膜107を覆うように層間絶縁膜116が形成さ
れている。
【0044】ドレイン領域113上には、層間絶縁膜1
16を貫通してドレイン領域113と電気的に接続され
た高融点金属材料からなる第1の導電層117が形成さ
れている。第1導電層117は、層間絶縁膜116上に
形成されたn本のビット線118にそれぞれ接続され
る。
【0045】フラッシュメモリの動作に関しては、従来
のものと同じであるのでその説明を省略する。
【0046】次に、図1〜図14を参照して、本発明の
実施例の製造工程について説明する。
【0047】図6〜図8を参照して、p型シリコン基板
101の主表面に、各列間ごとに素子分離領域109を
形成する。次に、高エネルギイオン注入によりn型活性
領域およびp型活性領域(図示せず)を所望の領域に形
成する。次に、活性領域上に100Å程度の第1の絶縁
膜102を形成する。さらに、素子分離領域109およ
び第1の絶縁膜102上に第1のポリシリコン層103
を形成する。このポリシリコン層103の上面に、所定
のピッチでパターニングされたレジスト119を形成
し、このレジスト119をマスクにして異方性エッチン
グを行ない、図6に示した平面構造を得る。なお、この
とき、メモリセルトランジスタを形成する領域以外の第
1のポリシリコン層103は除去される。図7は、図6
中のY−Y線に沿って見た断面構造を示し、図8は、図
6中のZ−Z線に沿って見た断面構造を示している。
【0048】図8に示す状態で異方性エッチングを行な
えば、周辺回路領域の第1ポリシリコン層103が除去
される。その後、レジスト119を除去し、シリコン基
板101の全面に第2の絶縁膜104を形成する。第2
の絶縁膜104は、酸化膜層と窒化膜層とで構成された
2層または3層の積層構造となっている。
【0049】図9に示すように、第2の絶縁膜104の
上面に、メモリセル領域を覆うようにパターニングされ
たレジスト120を形成する。この状態で、レジスト1
20をマスクとしてエッチングを行なうことにより、周
辺回路領域の第2の絶縁膜104を除去する。
【0050】レジスト120を除去した後、シリコン基
板101の全面に第2のポリシリコン層105を形成
し、さらにその上面に高融点金属シリサイド層106を
形成する。さらに、高融点金属シリサイド層106の上
面に第3の絶縁膜107を形成する。さらに、第3の絶
縁膜107の上面にパターニングされたレジスト108
を形成する。この状態が図1に示されている。図示する
ように、レジスト108は、メモリセル領域および周辺
回路領域の両領域で同時にパターニングされている。
【0051】図1を参照して、パターニングされたレジ
スト108をマスクとして第3の絶縁膜107をエッチ
ングする。レジスト108を除去した後、パターニング
された第3の絶縁膜107をマスクとして高融点金属シ
リサイド層106および第2ポリシリコン層105を順
次エッチングし、図2に示す構造を得る。この時点で、
周辺回路トランジスタのゲート電極111が形成され、
同時にメモリセルトランジスタのコントロールゲート1
10が形成される。
【0052】上述のように、メモリセルトランジスタの
コントロールゲート110および周辺回路トランジスタ
のゲート電極111とが共通のマスクを用いて同時に形
成されているので、工程数を減らすことができる。ま
た、両者の構造は同じとなる。またこのとき、メモリセ
ル領域の第3の絶縁膜107の膜厚をメモリセル領域の
みで厚くすることができれば、エッチング時のマージン
を拡大することができる。
【0053】図3を参照して、メモリセルトランジスタ
を形成する領域のみを開口したレジスト130を周辺回
路領域のシリコン基板101の主表面に形成する。この
状態で、メモリセル領域において、第3絶縁膜107お
よびコントロールゲート110をマスクとして第2の絶
縁膜104および第1ポリシリコン層103を順次エッ
チングし、フローティングゲート112を形成する。そ
の後、レジスト130を除去する。
【0054】図10を参照して、ソース領域となるべき
基板101の主表面上にレジスト121を形成し、この
レジスト121とコントロールゲート110とフローテ
ィングゲート112とをマスクとして、砒素(As)を
基板中に注入・拡散し、n型不純物領域からなるドレイ
ン領域113を形成する。その後、レジスト121を除
去する。
【0055】図11を参照して、ドレイン領域113の
表面をレジスト122で覆い、このレジスト122とコ
ントロールゲート110とフローティングゲート112
とをマスクとして砒素(As)を基板中に注入・拡散
し、n型不純物領域からなるソース領域114を形成す
る。その後、レジスト122を除去する。
【0056】図12を参照して、基板上全面に酸化膜か
らなる第4の絶縁膜115を形成する。その後、異方性
エッチングによって酸化膜115をエッチングし、第5
絶縁膜としてのサイドウォール絶縁膜115を形成す
る。
【0057】図13および図14を参照して、基板上全
面に層間絶縁膜116を形成し平坦化する。ドレイン領
域113の上方のみに開口部を有するレジスト123を
形成し、このレジスト123をマスクとしてドレイン領
域113の上方に位置する層間絶縁膜116のみをエッ
チングし、コンタクトホール124を形成する。コンタ
クトホール124の内部に、ドレイン領域113と電気
的に接続された高融点金属からなる第1の導電層117
を形成する。
【0058】図5を参照して、層間絶縁膜116上に、
第1導電層117と電気的に接続されたビット線118
を形成し、これにより不揮発性半導体メモリが完成す
る。
【0059】
【発明の効果】この発明によれば、メモリセル領域およ
び周辺回路領域に延在する導電層を共通のマスクを用い
てパターニングすることによって、コントロールゲート
および周辺回路トランジスタのゲート電極を同時に形成
しているので、工程数の削減および高精度のマスク合わ
せの回数の削減を可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の要部となるべき工程を示す断面図で
あり、具体的には、メモリセルトランジスタのコントロ
ールゲートと周辺回路トランジスタのゲート電極とを同
時にエッチングする前の工程を示す断面図である。
【図2】メモリセルトランジスタのコントロールゲート
と周辺回路トランジスタのゲート電極とが同時に形成さ
れた状態を示す断面図である。
【図3】メモリセルトランジスタのフローティングゲー
トが形成された状態を示す断面図である。
【図4】この発明に基づいた不揮発性半導体メモリの平
面構造を示す図である。
【図5】図4中のX−X線に沿って見た断面図である。
【図6】第1ポリシリコン層をパターニングした後の状
態を示す平面構造図である。
【図7】図6中のY−Y線に沿って見た断面図である。
【図8】図6中のZ−Z線に沿って見た断面図である。
【図9】周辺回路領域に形成された第1ポリシリコン層
103を除去した後の状態を示す断面図である。
【図10】ドレイン領域113を形成する前の状態を示
す断面図である。
【図11】ソース領域114を形成する前の状態を示す
断面図である。
【図12】第5絶縁膜としてのサイドウォール絶縁膜を
形成した後の状態を示す断面図である。
【図13】層間絶縁膜116の上に所定形状のレジスト
123を堆積した状態を示す断面図である。
【図14】層間絶縁膜116にコンタクトホールを形成
した状態を示す断面図である。
【図15】従来のフラッシュメモリの一般的な構成を示
すブロック図である。
【図16】図15に示すメモリセルマトリクス100の
概略構成を示す等価回路図である。
【図17】従来の一例として挙げたフラッシュメモリの
構造を示す断面図である。
【図18】従来のフラッシュメモリを示す平面概略図で
ある。
【図19】図18中のW−W線に沿って見た断面図であ
る。
【図20】従来技術における不揮発性半導体メモリの製
造方法における第1工程を示す図である。
【図21】従来技術における不揮発性半導体メモリの製
造方法における第2工程を示す図である。
【図22】従来技術における不揮発性半導体メモリの製
造方法における第3工程を示す図である。
【図23】従来技術における不揮発性半導体メモリの製
造方法における第2工程のレジストマスクの形状を示す
平面概略図である。
【図24】従来技術における不揮発性半導体メモリの製
造方法における第4工程を示す図である。
【図25】従来技術における不揮発性半導体メモリの製
造方法における第5工程を示す図である。
【図26】従来技術における不揮発性半導体メモリの製
造方法における第6工程を示す図である。
【図27】従来技術における不揮発性半導体メモリの製
造方法における第7工程を示す図である。
【図28】従来技術における不揮発性半導体メモリの製
造方法における第8工程を示す図である。
【図29】従来技術における不揮発性半導体メモリの製
造方法における第9工程を示す図である。
【図30】従来技術における不揮発性半導体メモリの製
造方法における第10工程を示す図である。
【図31】従来技術における不揮発性半導体メモリの製
造方法における第11工程を示す図である。
【図32】従来技術における不揮発性半導体メモリの製
造方法における第12工程を示す図である。
【図33】従来技術における不揮発性半導体メモリの製
造方法における第13工程を示す図である。
【図34】従来技術における不揮発性半導体メモリの製
造方法における第14工程を示す図である。
【図35】従来技術における不揮発性半導体メモリの製
造方法における第15工程を示す図である。
【符号の説明】
101 p型半導体基板 102 第1絶縁膜 103 第1ポリシリコン層 105 第2ポリシリコン層 106 高融点金属シリサイド層 107 第3の絶縁膜 109 素子分離領域 110 コントロールゲート 111 ゲート電極 112 フローティングゲート 113 ドレイン領域 114 ソース領域 115 第5絶縁膜 116 層間絶縁膜 117 第1導電層 118 ビット線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主表面上にメモリセル領域と周辺回路領
    域とを有する半導体基板と、 前記メモリセル領域の半導体基板の主表面上に第1の絶
    縁膜を介してm行n列のマトリクス状に配置されたm×
    n個のフローティングゲートと、 前記半導体基板の主表面上に、前記フローティングゲー
    トを間に挟んで列方向に間隔をあけて形成されたソース
    /ドレイン領域となるべき1対の不純物領域と、 行方向に延び、前記フローティングゲート電極上に第2
    の絶縁膜を介して各行に形成されたm本のコントロール
    ゲートと、 前記周辺回路領域の半導体基板の主表面上に形成された
    ゲート電極を有するトランジスタと、を備え、 前記コントロールゲートと前記ゲート電極とは、共通の
    マスクを用いて同時にパターニング加工されている、不
    揮発性半導体メモリ。
  2. 【請求項2】 半導体基板の主表面上のメモリセル領域
    にフローティングゲートと、このフローティングゲート
    上に位置するコントロールゲートとを有するメモリトラ
    ンジスタを備え、周辺回路領域にゲート電極を有する周
    辺回路トランジスタを備えた不揮発性半導体メモリの製
    造方法において、 前記メモリセル領域および周辺回路領域に延在する導電
    層を共通のマスクを用いてパターニングすることによっ
    て、前記コントロールゲートおよび前記ゲート電極を同
    時に形成することを特徴とする、不揮発性半導体メモリ
    の製造方法。
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