JP3243144B2 - 換気扇の風量調整装置 - Google Patents

換気扇の風量調整装置

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JP3243144B2
JP3243144B2 JP05716895A JP5716895A JP3243144B2 JP 3243144 B2 JP3243144 B2 JP 3243144B2 JP 05716895 A JP05716895 A JP 05716895A JP 5716895 A JP5716895 A JP 5716895A JP 3243144 B2 JP3243144 B2 JP 3243144B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧枠の裏面部に風量
調整板を取付け可能とした換気扇の風量調整装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば天井裏に設けられた1
台の送風機により、例えば浴室と洗面所との2室の換気
を行うようにした二室用換気扇が供されている。このも
のにおいては、浴室の天井の吸気口及び洗面所の天井の
吸気口部分に、夫々通気開口を有する化粧枠が設けられ
るのであるが、そのうち一方の室(例えば洗面所)側の
化粧枠に風量調整板を取付けることにより、浴室と洗面
所との風量バランスを調整(浴室側の風量を増加)する
ようにしたものがある。
【0003】図8は化粧枠1に対する風量調整板2,2
の従来の取付け構造を示している。ここで、化粧枠1に
は矩形状の通気開口3が形成され、その通気開口3の周
囲及び内側には、化粧枠1の裏面側(図で上面側)に立
上がる仕切リブ4が中央部を除いて縦横に格子状に延び
て設けられている。そして、外側から2番目に位置する
各仕切リブ4の縦横の交差部分(通気開口3の四隅部
分)の上面に位置して、合計4個のピン5が一体に突設
されている。
【0004】一方、風量調整板2は、コ字状をなし、そ
の角部にピン5が挿通される嵌合孔6が形成されてい
る。ここでは、嵌合孔6は各部位に2個ずつ形成され、
いずれを選択するかによって通気開口3を閉塞する面積
を異ならせるようになっている。2枚の風量調整板2,
2は、夫々各嵌合孔6が各ピン5に嵌挿されて化粧枠1
の裏面に取付けられ、これにて、全体として矩形枠状に
配置される2枚の風量調整板2,2によって、通気開口
3のうちの仕切リブ4によって仕切られた外側部分が閉
塞されるようになっている。また、風量調整板2,2相
互間が粘着テープ7によりテープ止めされるようになっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、各ピン5が各嵌合孔6に挿通されている
だけなので、風量調整板2がしっかりと固定されず、化
粧板1から外れ易いものとなっていた。この場合、ピン
5に対する嵌合孔6の径を小さくして、圧入により取付
ける構成とすることも考えられるが、これでは、挿入力
が大きくなり、挿入しにくいものとなってしまう。ま
た、粘着テープ7によるテープ止めを行っているため、
取付け作業が面倒なものとなっており、さらには、粘着
テープ7はほこりや湿気等の影響により次第に粘着力が
低下するといった問題もあった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、化粧枠に風量調整板を取付けるように
したものにあって、風量調整板の取付け強度に優れ、し
かも取付け作業を容易に行うことができる換気扇の風量
調整装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の換気
扇の風量調整装置は、換気扇の吸気口を覆うように設け
られた化粧枠の裏面部に、その化粧枠に形成された通気
開口の一部を塞ぐことによって風量を調整する複数枚の
風量調整板を取付け可能としたものにあって、化粧枠の
裏面部に各風量調整板の取付用のピンを設ける一方、各
風量調整板に、ピンの挿入状態で該ピンに圧接する薄肉
部を長円形状に設け、それら各薄肉部に、ピンが挿入さ
れる挿入案内部をその薄肉部の長手方向に延びて形成す
ると共に、挿入案内部の複数箇所に、ピンの挿入位置を
位置決めするための位置決め部を形成したところに特徴
を有する。
【0008】このとき、風量調整板に、各位置決め部に
対応した機能情報を表示する表示部を設けるようにする
こともできる(請求項2の発明)。
【0009】
【作用】本発明の請求項1の換気扇の風量調整装置によ
れば、化粧枠に設けられたピンを風量調整板に設けられ
た薄肉部に挿入状態とさせることにより、化粧枠の裏面
部に風量調整板が取付けられ、化粧枠の通気開口の一部
が複数枚の風量調整板により塞がれて風量が調整され
る。このとき、ピンは、挿入案内部によって案内されな
がら、薄肉部に小さな挿入力で挿入されるようになり、
また、風量調整板を化粧枠に取付けた状態では、薄肉部
がピンに圧接するので、風量調整板の十分な保持力を得
ることができる。
【0010】そして、各風量調整板の薄肉部を長円形状
とし、挿入案内部を長尺状とすると共に、その挿入案内
部の複数箇所に、ピンの挿入位置を位置決めするための
位置決め部を形成したので、ピンの挿入位置を薄肉部の
長手方向のいずれかの位置に所望に選択することができ
ると共に、その際のピンの挿入位置を位置決めし易くな
り、さらには取付け後のピンの挿入位置の変更も容易に
行うことができる。この位置選択あるいは位置変更によ
って、各風量調整板の取付け位置言換えれば通気開口を
塞ぐ面積を容易に変更することができ、風量の微調整を
容易に行うことができる。
【0011】このとき、風量調整板に、各位置決め部に
対応した機能情報を表示する表示部を設けるようにすれ
ば(請求項2の換気扇の風量調整装置)、作業者がその
表示部を見ることにより、ピンの挿入位置を誤ることな
く所望の位置に設定することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を二室用換気扇に適用した一実
施例(請求項1,2に対応)について、図1ないし図5
を参照しながら説明する。図5は二室用換気扇11の設
置状態を示している。ここで、建物内には浴室12と洗
面所13とが並んで設けられており、それら各室12,
13の天井部には、夫々吸気口が設けられていると共
に、それら各吸気口を室内側から覆うようにして、プラ
スチック製の化粧枠14,15が夫々取付けられてい
る。このうち洗面所13側の化粧枠15には、後述する
ように、本実施例に係る風量調整装置が設けられるよう
になっている。
【0013】一方、建物の天井裏16部分には、洗面所
13の上方に位置して換気扇本体17が配設されてい
る。詳しく図示はしないが、この換気扇本体17は、本
体ケース内に送風機などを配設して構成され、その吸込
側が、洗面所13の吸気口に連通されていると共に、吸
込ダクト18を介して浴室12の吸気口に連通されてい
る。また、換気扇本体17の排出側は、排気ダクト19
を介して屋外に連通している。
【0014】これにて、送風機が駆動されると、洗面所
13内の空気が、化粧枠15の通気開口20(図4参
照)を通って吸気口から換気扇本体17内に吸込まれる
と共に、浴室12内の空気が、化粧枠14の通気開口
(図示せず)を通って吸気口及び吸込ダクト18を介し
て換気扇本体17内に吸込まれ、両室12,13から吸
込まれた空気が排気ダクト19を通して屋外に排出され
るようになっている。
【0015】ここで、一方の化粧枠15の通気開口20
の開口面積を変更することによって、浴室12及び洗面
所13の排気風量のバランスを調整することができる。
そこで、本実施例では、上記した化粧枠15の裏面部
に、通気開口20の一部を塞ぐことにより風量を調整す
る複数枚この場合2枚の風量調整板55を取付け可能と
した風量調整装置が設けられるようになっている。以
下、本実施例に係る風量調整装置について図1ないし図
4を参照して述べる。
【0016】図4に示すように、化粧枠15は矩形状を
なし、その四辺の外縁部分が湾曲しつつ裏面側(図で上
面側)に立上がっていると共に、中央部に矩形状の通気
開口20が形成されている。さらに、図1にも示すよう
に、化粧枠15の通気開口20の周縁部及び内側には、
裏面側に立上がる仕切リブ22が中央部を除いて縦横に
格子状に延びて一体に形成されている。そして、外側か
ら2番目に位置する各仕切リブ22の縦横の交差部分
(通気開口20のほぼ四隅部分)に位置して、合計4個
のピン23が一体に突設されている。図2にも示すよう
に、ピン23は先端部が丸みを帯びた丸棒状をなしてい
る。
【0017】一方、化粧枠15の裏面部には、2枚の風
量調整板55が取付け可能になっており、図4に示すよ
うに、この風量調整板55は、例えばプラスチックから
L字形をなす板状に構成され、その両端部には、一方の
面側において厚みがほぼ半分に落込んだ段差面部55a
が夫々形成されている。2枚の風量調整板55,55
は、一方を裏返して両端の段差面部55a同士を重ね合
せた形態、つまり全体として矩形枠状をなす形態で取付
けられるようになっている。この場合、段差面部55a
同士の重ね合せにより、2枚の風量調整板55,55は
全体として上下両面ともほぼ面一状態とされるのであ
る。尚、図4にのみ示すように、風量調整板55の上面
には、手指を掛けるための突起部54が一体に設けられ
ている。
【0018】このような風量調整板55,55は、化粧
枠15の仕切リブ22の上面に宛がわれるように取付け
られて、通気開口20のうちの仕切リブ22を有する部
分つまり外側の矩形枠状部分を閉塞するようになってい
るのであるが、その取付けのために、各風量調整板55
には、両端の段差面部55a,55a部分及び中間部
(L字の折曲り部分)に位置して、仕切リブ22に突設
されたピン23が挿入(圧入)される薄肉部56が形成
されている。
【0019】この薄肉部56は、図1及び図2に示すよ
うに、風量調整板55の厚み方向の中間ほぼ3分の1の
部分を残した薄肉状をなし、図3及び図4に示すよう
に、化粧枠15の一方の対角線方向つまり図4に両矢印
Bで示す方向に平行に延びる長円形状に形成されてい
る。そして、図3にのみ示すように、各薄肉部56に
は、ピン23が挿入される挿入案内部57がその薄肉部
56の長手方向に延びる細幅長孔状に形成されていると
共に、その挿入案内部57の複数箇所この場合3か所
に、ピン23の挿入位置を位置決めするための位置決め
部58,59,60が形成されている。これら位置決め
部58,59,60は、ピン23の径よりもやや径小な
丸孔状をなし、挿入案内部57のうち内側の端部、中間
部、外側の端部に夫々形成されている。
【0020】これにて、図1に示すように、化粧枠15
のピン23が、風量調整板55のいずれかの位置決め部
58,59,60(図では中央の位置決め部59の場合
を示す)を拡開させるようにしながら薄肉部56に挿入
状態とされることにより、風量調整板55が化粧枠15
に取付けられ、このとき薄肉部56がピン23に対して
圧接状態とされるのである。尚、4個のピン23のう
ち、図4で左上及び右下に位置するものは、両風量調整
板55の段差面部55aに形成された薄肉部56に、二
重に挿入された形態とされるようになっている。
【0021】このとき、ピン23を挿入する位置として
位置決め部58,59,60のいずれかを選択すること
によって通気開口20を閉塞する面積が異なり、もって
風量バランスの微調整が可能とされているのである。ま
た、風量調整板55を一旦取付けた後にも、風量調整板
55を両矢印B方向にスライド移動させることにより、
ピン23を挿入案内部57に沿って相対的に移動させな
がらピン23の挿入位置の変更を容易に行うことができ
るようになっている。
【0022】更に本実施例では、図3にのみ示すよう
に、風量調整板55の上面の薄肉部56の側部部分に
は、各位置決め部58,59,60に対応した機能情報
この場合風量比を表示する表示部61が設けられてい
る。この場合、表示部61は、内側から順に「7:
3」,「6:4」,「5:5」の文字が刻印されてお
り、例えば風量調整板55の成形時に一体に設けられる
ようになっている。これら「7:3」,「6:4」,
「5:5」は、ピン23の挿入位置を対応する各位置決
め部58,59,60に位置決めしたときに得られる洗
面所13と浴室12との風量比を表すものである。
【0023】次に、上記構成の作用について述べる。洗
面所13側の化粧枠15は、当初は風量調整板55を取
付けない形態で供されるのであるが、そのままの形態で
は、浴室12側の排気風量が比較的小さいものとなって
いる。そこで、浴室12側の排気風量を比較的大きくし
たい場合には、化粧枠15を洗面所13の天井部に取付
けるにあたって、予め化粧枠15に風量調整板55を取
付けて通気開口20の一部を塞いでおくようにする。
【0024】風量調整板55を化粧枠15に取付けるに
あっては、作業者は、まず風量調整板55の薄肉部56
のいずれかの位置決め部58,59,60を、ピン23
に位置合せした状態とし、その状態から風量調整板55
の下面が仕切リブ22に当接するまで押込んで行く。こ
れにより、ピン23は位置決め部58,59,60によ
って案内されながら、その位置決め部58,59,60
を全体的に押し広げるようにしながら圧入され、遂には
図1に示すように薄肉部56を貫通した挿入状態とされ
るようになる。このとき、位置決め部58,59,60
部分が薄肉に形成されているので、小さな挿入力で済ま
せることができる。風量調整板55を化粧枠15に取付
けた状態つまり薄肉部56に対するピン23の挿入状態
では、薄肉部56がピン23に圧接するので、風量調整
板55の十分な保持力を得ることができる。
【0025】そして、薄肉部56を長円形状とし、挿入
案内部57を長尺状としたので、所望の風量に応じて、
ピン23の挿入位置を薄肉部56の長手方向のいずれか
の位置に所望に調整することができ、各風量調整板55
の取付け位置言換えれば通気開口20を塞ぐ面積ひいて
は風量を微調整することができる。この場合、位置決め
部58,59,60を設けたことにより、ピン23の挿
入位置を一層位置決めし易くなる。
【0026】さらに、風量調整板55を一旦取付けた後
にも、風量調整板55を両矢印B方向にスライド移動さ
せることにより、いちいち風量調整板55を取外すこと
なく薄肉部56に対するピン23の挿入位置の変更を容
易に行うことができ、風量調整板55の取付け位置ひい
ては風量の微調整を容易に行うことができる。特に本実
施例では、風量調整板55に突起部54を設けたので、
上記した風量調整板55のスライド移動の作業をより一
層容易に行うことができるようになる。
【0027】しかも、各位置決め部58,59,60に
対応する風量比を表示する表示部61を設けるようにし
たので、作業者がその表示部61を見ることにより、所
望の風量比となるピン23の挿入位置を誤ることなく、
確実に取付けあるいは調整の作業を行うことができるも
のである。尚、風量調整板55を取付けない使用形態を
採用しても良いことは勿論である。
【0028】このように本実施例によれば、薄肉部56
がピン23に圧接状態とされるので、従来のようなピン
5が嵌合孔6に挿通されているだけで風量調整板2がし
っかりと固定されなかったものと異なり、風量調整板5
5の取付け強度の向上を図ることができ、ひいては化粧
板15から外れる虞をなくすことができる。そして、風
量調整板55を取付けるにあたって、比較的小さな挿入
力で容易にピン23を薄肉部56に挿入させることがで
き、また、上記のような取付け強度の向上に伴い従来行
っていた粘着テープ7によるテープ止めも不要となるの
で、風量調整板55の取付け作業の簡単化を図ることが
できるものである。
【0029】さらに、薄肉部56を長円形状とし、挿入
案内部57を長尺状とすると共に位置決め部58,5
9,60を形成したので、所望の風量に応じて、ピン2
3の挿入位置を薄肉部56の長手方向のいずれかの位置
に所望に調整することができ、これと共に、薄肉部56
に対するピン23の挿入位置の変更を容易に行うことが
でき、風量調整板55の取付け位置ひいては風量の微調
整を容易に行うことができるものである。このとき、位
置決め部58,59,60を設けたことにより、ピン2
3の挿入位置を位置決めし易くなる。
【0030】しかも、特に本実施例では、各位置決め部
58,59,60に対応する風量比を表示する表示部6
1を設けるようにしたので、作業者がその表示部61を
見ることにより、所望の風量比となるピン23の挿入位
置を誤ることなく、確実に取付けあるいは調整の作業を
行うことができるものである。
【0031】図6及び図7は、互いに異なる本発明の他
の実施例を示すものであり、上記実施例の丸棒状のピン
23に代えて、共にピンの形状を抜止め用のアンダーカ
ット部を有したものとしている。即ち、図6に示すピン
39においては、その先端側の部分に鍔状の径大部を設
けることにより、アンダーカット部40を設けるように
している。図7に示すピン43においては、その先端部
をいわゆるやじり状とすることにより、アンダーカット
部44を設けるようにしている。また、薄肉部56に形
成される挿入案内部(位置決め部)38を、上方に次第
に窄まるテーパ形状としている。
【0032】これらによれば、テーパ状の挿入案内部3
8により、ピン39,43の案内をよりスムーズに行う
ことができて風量調整板55の取付け作業性をより良好
とすることができ、これと共に、一旦取付けられた状態
では、挿入案内部38が、アンダーカット部40,44
に係止された形態とされて抜止めがなされるので、風量
調整板55をピン39,43から外れにくくすることが
でき、風量調整板55の固定をより確実に行うことがで
きるものである。
【0033】尚、上記した実施例では、挿入案内部57
を長孔状に形成したが、スリット(切込み)状に形成す
るようにしても良い。また、表示部61を風量調整板5
5に刻印するようにしたが、インクによる印刷やシール
を貼付ける等によっても表示部を構成することができ
る。さらには、表示部61が表示する機能情報としては
風量比以外のものであっても良い。
【0034】その他、本発明は上記した各実施例に限定
されるものではなく、例えば浴室12側の化粧枠14に
同様の風量調整装置を設けるようにしても良く、また二
室用換気扇に限らず各種の換気扇に適用することがで
き、更には3枚以上の風量調整板を取付ける構成として
も良いなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実
施し得るものである。
【0035】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
によれば、次のような優れた効果を奏する。即ち、請求
項1の換気扇の風量調整装置によれば、化粧枠の裏面部
に各風量調整板の取付用のピンを設ける一方、各風量調
整板に、ピンの挿入状態で該ピンに圧接する薄肉部を長
円形状に設け、それら各薄肉部に、ピンが挿入される挿
入案内部を該薄肉部の長手方向に延びて形成すると共
に、その挿入案内部の複数箇所に、ピンの挿入位置を位
置決めするための位置決め部を形成したので、風量調整
板の取付け強度に優れると共に取付け作業を容易に行う
ことができ、また、ピンの挿入位置を位置決めし易くな
り、さらに風量の微調整を容易に行うことができるもの
である。
【0036】このとき、風量調整板に、各位置決め部に
対応した機能情報を表示する表示部を設けるようにすれ
ば(請求項8の換気扇の風量調整装置)、作業者がその
表示部を見ることにより、ピンの挿入位置を誤ることな
く所望の位置にすることができ、確実に取付けあるいは
調整の作業を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、図4のA−A
線に沿う縦断正面図
【図2】風量調整板の取付け時の様子を示す縦断正面図
【図3】風量調整板の要部の斜視図
【図4】化粧枠及び風量調整板を示す分解斜視図
【図5】二室用換気扇の設置状態を示す縦断面図
【図6】本発明の他の実施例を示す要部の縦断正面図
【図7】本発明の異なる他の実施例を示す要部の縦断正
面図
【図8】従来例を示す図4相当図
【符号の説明】
図面中、11は二室用換気扇、15は化粧枠、17は換
気扇本体、20は通気開口、55は風量調整板、22は
仕切リブ、23,39,43はピン、56は薄肉部、5
7,38は挿入案内部、40,44はアンダーカット
部、54は突起部、58,59.60は位置決め部、6
1は表示部を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−300512(JP,A) 実開 平4−113843(JP,U) 実開 昭63−80309(JP,U) 実開 昭64−25651(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/10 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 換気扇の吸気口を覆うように設けられた
    化粧枠の裏面部に、その化粧枠に形成された通気開口の
    一部を塞ぐことによって風量を調整する複数枚の風量調
    整板を取付け可能としたものにおいて、 前記化粧枠の裏面部に前記各風量調整板の取付用のピン
    を設ける一方、 前記各風量調整板に、前記ピンの挿入状態で該ピンに圧
    接する薄肉部を長円形状に設け、 それら各薄肉部に、前記ピンが挿入される挿入案内部を
    該薄肉部の長手方向に延びて形成すると共に、その挿入
    案内部の複数箇所に、ピンの挿入位置を位置決めするた
    めの位置決め部を形成した ことを特徴とする換気扇の風
    量調整装置。
  2. 【請求項2】 風量調整板には、各位置決め部に対応し
    た機能情報を表示する表示部が設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の換気扇の風量調整装置。
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