JPH08254340A - 換気扇の風量調整装置 - Google Patents
換気扇の風量調整装置Info
- Publication number
- JPH08254340A JPH08254340A JP7057168A JP5716895A JPH08254340A JP H08254340 A JPH08254340 A JP H08254340A JP 7057168 A JP7057168 A JP 7057168A JP 5716895 A JP5716895 A JP 5716895A JP H08254340 A JPH08254340 A JP H08254340A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin
- air volume
- ventilation fan
- adjusting plate
- air flow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Ventilation (AREA)
- Air-Flow Control Members (AREA)
Abstract
て、風量調整板の取付け強度の向上、取付け作業の容易
化を図る。 【構成】 化粧枠15の中央部に矩形状の通気開口20
を形成し、化粧枠15の裏面側に通気開口20の周縁部
及び内側に位置して仕切リブ22を設ける。仕切リブ2
2にピン23を一体に突設する。化粧枠15の裏面部に
風量調整板21を取付け可能に設ける。風量調整板21
に、ピン23が挿入(圧入)される薄肉部24を形成
し、その薄肉部24の中心部に、ピン23の径寸法より
も径小な丸孔25を形成する。ピン23が丸孔25を拡
開させるようにしながら薄肉部24に挿入状態とされる
ことにより、風量調整板21が化粧枠15に取付けら
れ、このとき薄肉部24がピン23に対して圧接状態と
される。
Description
調整板を取付け可能とした換気扇の風量調整装置に関す
る。
台の送風機により、例えば浴室と洗面所との2室の換気
を行うようにした二室用換気扇が供されている。このも
のにおいては、浴室の天井の吸気口及び洗面所の天井の
吸気口部分に、夫々通気開口を有する化粧枠が設けられ
るのであるが、そのうち一方の室(例えば洗面所)側の
化粧枠に風量調整板を取付けることにより、浴室と洗面
所との風量バランスを調整(浴室側の風量を増加)する
ようにしたものがある。
2の従来の取付け構造を示している。ここで、化粧枠1
には矩形状の通気開口3が形成され、その通気開口3の
周囲及び内側には、化粧枠1の裏面側(図で上面側)に
立上がる仕切リブ4が中央部を除いて縦横に格子状に延
びて設けられている。そして、外側から2番目に位置す
る各仕切リブ4の縦横の交差部分(通気開口3の四隅部
分)の上面に位置して、合計4個のピン5が一体に突設
されている。
の角部にピン5が挿通される嵌合孔6が形成されてい
る。ここでは、嵌合孔6は各部位に2個ずつ形成され、
いずれを選択するかによって通気開口3を閉塞する面積
を異ならせるようになっている。2枚の風量調整板2,
2は、夫々各嵌合孔6が各ピン5に嵌挿されて化粧枠1
の裏面に取付けられ、これにて、全体として矩形枠状に
配置される2枚の風量調整板2,2によって、通気開口
3のうちの仕切リブ4によって仕切られた外側部分が閉
塞されるようになっている。また、風量調整板2,2相
互間が粘着テープ7によりテープ止めされるようになっ
ている。
来のものでは、各ピン5が各嵌合孔6に挿通されている
だけなので、風量調整板2がしっかりと固定されず、化
粧板1から外れ易いものとなっていた。この場合、ピン
5に対する嵌合孔6の径を小さくして、圧入により取付
ける構成とすることも考えられるが、これでは、挿入力
が大きくなり、挿入しにくいものとなってしまう。ま
た、粘着テープ7によるテープ止めを行っているため、
取付け作業が面倒なものとなっており、さらには、粘着
テープ7はほこりや湿気等の影響により次第に粘着力が
低下するといった問題もあった。
で、その目的は、化粧枠に風量調整板を取付けるように
したものにあって、風量調整板の取付け強度に優れ、し
かも取付け作業を容易に行うことができる換気扇の風量
調整装置を提供するにある。
扇の風量調整装置は、換気扇の吸気口を覆うように設け
られた化粧枠の裏面部に、その化粧枠に形成された通気
開口の一部を塞ぐことによって風量を調整する風量調整
板を取付け可能としたものにあって、化粧枠の裏面部に
ピンを設ける一方、風量調整板に、ピンの挿入状態で該
ピンに圧接する薄肉部を設けると共に、その薄肉部に、
ピンの挿入を案内する挿入案内部を形成したところに特
徴を有する。
に、挿入案内部を、ピンの径よりも小さい径の丸孔状に
形成することができる(請求項2の発明)。また、挿入
案内部を円錐台状に形成することもできる(請求項3の
発明)。さらには、挿入案内部をピンの挿入中心部を中
心として放射状に形成されたスリットから構成すること
もできる(請求項4の発明)。そして、ピンに、抜止め
用のアンダーカット部を設けるようにすれば、より効果
的である(請求項5の発明)。
は、換気扇の吸気口を覆うように設けられた化粧枠の裏
面部に、その化粧枠に形成された通気開口の一部を塞ぐ
ことによって風量を調整する複数枚の風量調整板を取付
け可能としたものにあって、化粧枠の裏面部に各風量調
整板の取付用のピンを設ける一方、各風量調整板に、ピ
ンの挿入状態で該ピンに圧接する薄肉部を長円形状に設
けると共に、それら各薄肉部に、ピンが挿入される挿入
案内部をその薄肉部の長手方向に延びて形成したところ
に特徴を有する。
の挿入位置を位置決めするための位置決め部を形成する
ようにしても良く(請求項7の発明)、さらにこのと
き、風量調整板に、各位置決め部に対応した機能情報を
表示する表示部を設けるようにすることもできる(請求
項8の発明)。
れば、化粧枠に設けられたピンを風量調整板に設けられ
た薄肉部に挿入状態とさせることにより、化粧枠の裏面
部に風量調整板が取付けられ、化粧枠の通気開口の一部
が風量調整板によって塞がれて風量が調整される。この
とき、風量調整板を化粧枠に取付けるにあたり、ピン
は、挿入案内部によって案内されながら、薄肉部に小さ
な挿入力で挿入されるようになる。そして、風量調整板
を化粧枠に取付けた状態では、薄肉部がピンに圧接する
ので、風量調整板の十分な保持力を得ることができる。
入案内部をピンの径よりも小さい径の丸孔状とすれば
(請求項2の換気扇の風量調整装置)、ピンが丸孔状の
挿入案内部を全体的に押し広げるようにしながら挿入さ
れ、ピンの全周に対して均一な薄肉部の圧接力を得るこ
とができる。また、挿入案内部を円錐台状に形成すれば
(請求項3の換気扇の風量調整装置)、ピンの案内をよ
りスムーズに行うことができる。さらには、挿入案内部
を放射状のスリットから構成すれば(請求項4の換気扇
の風量調整装置)、挿入案内部が開口状とはならないの
で、使用されていない挿入案内部があった場合でも良好
な外観を確保することができる。そして、ピンに、抜止
め用のアンダーカット部を設けるようにすれば(請求項
5の換気扇の風量調整装置)、風量調整板をより一層外
れにくくすることができる。
によれば、化粧枠に設けられたピンを風量調整板に設け
られた薄肉部に挿入状態とさせることにより、化粧枠の
裏面部に風量調整板が取付けられ、化粧枠の通気開口の
一部が複数枚の風量調整板により塞がれて風量が調整さ
れる。このとき、ピンは、挿入案内部によって案内され
ながら、薄肉部に小さな挿入力で挿入されるようにな
り、また、風量調整板を化粧枠に取付けた状態では、薄
肉部がピンに圧接するので、風量調整板の十分な保持力
を得ることができる。そして、各風量調整板の薄肉部を
長円形状とすると共に挿入案内部を長尺状としたので、
ピンの挿入位置を薄肉部の長手方向のいずれかの位置に
所望に選択することができ、取付け後のピンの挿入位置
の変更も容易に行うことができる。この位置選択あるい
は位置変更によって、各風量調整板の取付け位置言換え
れば通気開口を塞ぐ面積を容易に変更することができ、
風量の微調整を容易に行うことができる。
の挿入位置を位置決めするための位置決め部を形成すれ
ば(請求項7の換気扇の風量調整装置)、ピンの挿入位
置を位置決めし易くなる。さらにこのとき、風量調整板
に、各位置決め部に対応した機能情報を表示する表示部
を設けるようにすれば(請求項8の換気扇の風量調整装
置)、作業者がその表示部を見ることにより、ピンの挿
入位置を誤ることなく所望の位置に設定することができ
る。
つかの実施例について、図1ないし図13を参照しなが
ら説明する。 (1)第1の実施例 まず、本発明の第1の実施例(請求項1,2に対応)に
ついて、図1ないし図5を参照して述べる。
ている。ここで、建物内には浴室12と洗面所13とが
並んで設けられており、それら各室12,13の天井部
には、夫々吸気口が設けられていると共に、それら各吸
気口を室内側から覆うようにして、プラスチック製の化
粧枠14,15が夫々取付けられている。このうち洗面
所13側の化粧枠15には、後述するように、本実施例
に係る風量調整装置が設けられるようになっている。
13の上方に位置して換気扇本体17が配設されてい
る。詳しく図示はしないが、この換気扇本体17は、本
体ケース内に送風機などを配設して構成され、その吸込
側が、洗面所13の吸気口に連通されていると共に、吸
込ダクト18を介して浴室12の吸気口に連通されてい
る。また、換気扇本体17の排出側は、排気ダクト19
を介して屋外に連通している。
13内の空気が、化粧枠15の通気開口20(図4参
照)を通って吸気口から換気扇本体17内に吸込まれる
と共に、浴室12内の空気が、化粧枠14の通気開口
(図示せず)を通って吸気口及び吸込ダクト18を介し
て換気扇本体17内に吸込まれ、両室12,13から吸
込まれた空気が排気ダクト19を通して屋外に排出され
るようになっている。
の開口面積を変更することによって、浴室12及び洗面
所13の排気風量のバランスを調整することができる。
そこで、本実施例では、上記した化粧枠15の裏面部
に、通気開口20の一部を塞ぐことにより風量を調整す
る風量調整板21を取付け可能とした風量調整装置が設
けられるようになっている。以下、本実施例に係る風量
調整装置について図1ないし図4を参照して述べる。
なし、その四辺の外縁部分が湾曲しつつ裏面側(図で上
面側)に立上がっていると共に、中央部に矩形状の通気
開口20が形成されている。さらに、図1にも示すよう
に、化粧枠15の通気開口20の周縁部及び内側には、
裏面側に立上がる仕切リブ22が中央部を除いて縦横に
格子状に延びて一体に形成されている。そして、外側か
ら2番目に位置する各仕切リブ22の縦横の交差部分
(通気開口20のほぼ四隅部分)に位置して、合計4個
のピン23が一体に突設されている。図2にも示すよう
に、ピン23は先端部が丸みを帯びた丸棒状をなしてい
る。
量調整板21が取付け可能になっており、図4に示すよ
うに、この風量調整板21は、例えばプラスチックから
L字形をなす板状に構成され、その両端部には、一方の
面側において厚みがほぼ半分に落込んだ段差面部21a
が夫々形成されている。2枚の風量調整板21,21
は、同一形状のものを一方を裏返して両端の段差面部2
1a同士を重ね合せた形態、つまり全体として矩形枠状
をなす形態で取付けられるようになっている。この場
合、段差面部21a同士の重ね合せにより、2枚の風量
調整板21,21は全体として上下両面ともほぼ面一状
態とされるのである。
枠15の仕切リブ22の上面に宛がわれるように取付け
られて、通気開口20のうちの仕切リブ22を有する部
分つまり外側の矩形枠状部分を閉塞するようになってい
るのであるが、その取付けのために、各風量調整板21
には、両端の段差面部21a,21a部分及び中間部
(L字の折曲り部分)に位置して、仕切リブ22に突設
されたピン23が挿入(圧入)される薄肉部24が形成
されている。
ように、ピン23の径寸法よりも径大な円形状をなし、
風量調整板21の厚み方向の中間ほぼ3分の1の部分を
残した薄肉状に形成されている。そして、この薄肉部2
4の中心部には、挿入案内部としての丸孔25が、ピン
23の径寸法よりも径小に形成されている。図1に示す
ように、化粧枠15のピン23が、風量調整板21の丸
孔25を拡開させるようにしながら薄肉部24に挿入状
態とされることにより、風量調整板21が化粧枠15に
取付けられ、このとき薄肉部24がピン23に対して圧
接状態とされるのである。
薄肉部24は各部位に2個ずつ形成されており、いずれ
を選択するかによって通気開口20を閉塞する面積が異
なり、もって風量バランスの微調整が可能とされている
のである。尚、4個のピン23のうち、図4で左上及び
右下に位置するものは、両風量調整板21の段差面部2
1aに形成された薄肉部24に、二重に挿入された形態
とされるようになっている。
面所13側の化粧枠15は、当初は風量調整板21を取
付けない形態で供されるのであるが、そのままの形態で
は、浴室12側の排気風量が比較的小さいものとなって
いる。そこで、浴室12側の排気風量を比較的大きくし
たい場合には、化粧枠15を洗面所13の天井部に取付
けるにあたって、予め化粧枠15に風量調整板21を取
付けて通気開口20の一部を塞いでおくようにする。
あっては、作業者は、まず風量調整板21の薄肉部24
の丸孔25を、ピン23に位置合せした状態とし、その
状態から風量調整板21の下面が仕切リブ22に当接す
るまで押込んで行く。これにより、ピン23は丸孔25
によって案内されながら、その丸孔25を全体的に押し
広げるようにしながら圧入され、遂には薄肉部24を貫
通した挿入状態とされるようになる。このとき、丸孔2
5部分が薄肉に形成されているので、小さな挿入力で済
ませることができる。
付けた状態つまり薄肉部24に対するピン23の挿入状
態では、薄肉部24がピン23に圧接するので、風量調
整板21の十分な保持力を得ることができるものであ
る。また、薄肉部24及び丸孔25は共に円形状なの
で、ピン23が丸孔25を全体的に押し広げるようにし
ながら挿入されることになり、薄肉部24によるピン2
3の全周に対する均一な圧接力を得ることができるので
ある。
薄肉部24のうち外側の薄肉部24を選択すれば、風量
調整板21により通気開口20のうち仕切リブ22が形
成された部分全体を閉塞することができる。一方、内側
の薄肉部24を選択すれば、風量調整板21の取付け位
置がそれよりもやや外側に寄り、風量調整板21により
通気開口20を塞ぐ面積がやや減少する。また、風量調
整板21を取付けない使用形態を採用しても良いことは
勿論である。
がピン23に圧接状態とされるので、従来のようなピン
5が嵌合孔6に挿通されているだけで風量調整板2がし
っかりと固定されなかったものと異なり、風量調整板2
1の取付け強度の向上を図ることができ、ひいては化粧
板15から外れる虞をなくすことができる。そして、風
量調整板21を取付けるにあたって、比較的小さな挿入
力で容易にピン23を薄肉部24に挿入させることがで
き、また、上記のような取付け強度の向上に伴い従来行
っていた粘着テープ7によるテープ止めも不要となるの
で、風量調整板21の取付け作業の簡単化を図ることが
できるものである。
わば2分割の形態としたが、1枚の風量調整板であって
も良く、3枚以上の風量調整板を取付ける構成としても
良い。また、各部に2個ずつの薄肉部24を形成するよ
うにしたが、1個であっても良く、3個以上形成するよ
うにしても良い。
ないし図11を参照して順に述べる。尚、これら第2な
いし第6の実施例も、上記第1の実施例と同等の二室用
換気扇11(化粧枠15)に本発明を適用したものであ
るため、上記第1の実施例と同一部分については、同一
符号を付して詳しい説明及び新たな図示を省略し、以下
異なる点についてのみ述べる。
3に対応)を示すものである。ここでは、風量調整板2
1に形成される円形状の薄肉部31の中心部に、上方に
次第に縮径する円錐台状の挿入案内部32を形成するよ
うにしている。これによれば、ピン23は、挿入案内部
32の内面(テーパー面)に当接して案内されつつ、そ
れを押し広げるようにしながら挿入状態とされるように
なり、挿入案内部32によるピン23の案内をよりスム
ーズに行うことができる。この結果、風量調整板21の
取付け作業性をより良好とすることができるものであ
る。
4の実施例(共に請求項1,4に対応)を示すものであ
る。図7に示す第3の実施例では、風量調整板21に形
成される円形状の薄肉部33に、ピン23の挿入中心部
を中心とした放射状のスリット(切込み)34を形成す
ることにより、挿入案内部を構成するようにしたもので
ある。この場合、スリット34は、1本につながる直線
状に形成されている。また、スリット34の両端部に
は、円形の小孔34aが形成されており、スリット34
が延長するような裂けを防止するようにしている。
状の薄肉部35に、ピン23の挿入中心部を中心とした
放射状この場合十文字状のスリット36を形成すること
により、挿入案内部を構成するようにしている。また、
スリット36の端部には、円形の小孔36aが形成され
ている。
リット34,36を押し広げるようにしながらピン23
が挿入状態とされるようになり、十分な保持力を得るこ
とができる。また、挿入案内部が開口状とはならないの
で、使用されていない薄肉部35が存在する場合でも良
好な外観を確保することができる。
第6の実施例(共に請求項1,3,5に対応)を示すも
のである。図9に示す第5の実施例では、風量調整板2
1に形成される円形状の薄肉部37に、円錐台状の挿入
案内部38を形成するようにしていると共に、化粧枠1
5の仕切リブ22に突設されるピン39に、抜止め用の
アンダーカット部40を設けるようにしている。この場
合、アンダーカット部40は、ピン39の先端側の部分
に鍔状の径大部を設けることにより形成されている。
形状の薄肉部41に、円錐台状の挿入案内部42を形成
するようにしていると共に、化粧枠15の仕切リブ22
に突設されるピン43に、抜止め用のアンダーカット部
44を設けるようにしている。この場合、アンダーカッ
ト部44は、ピン43の先端部をいわゆるやじり状とす
ることにより形成されている。
錐台状の挿入案内部38,42により、ピン39,43
の案内をよりスムーズに行うことができ、風量調整板2
1の取付け作業性をより良好とすることができることは
もとより、一旦取付けられた状態では、挿入案内部3
8,42が、アンダーカット部40,44に係止された
形態とされて抜止めがなされるので、風量調整板21を
ピン39,43から外れにくくすることができ、風量調
整板21の固定をより確実に行うことができるものであ
る。
対応)を示すものである。この実施例が上記第1の実施
例と異なるところは、複数枚この場合2枚の風量調整板
51の構成にある。即ち、この風量調整板51は、やは
りプラスチックからL字形をなす板状に構成され、その
両端部には、一方の面側において厚みがほぼ半分に落込
んだ段差面部51aが夫々形成されている。
仕切リブ22に突設されたピン23が挿入(圧入)され
る薄肉部52が形成されているのであるが、これら各薄
肉部52は、化粧枠15の一方の対角線方向つまり図1
1に両矢印Bで示す方向に平行に延びる長円形状に形成
されている。そして、各薄肉部52には、ピン23が挿
入される挿入案内部53がその薄肉部52の長手方向に
延びる細幅長孔状に形成されている。さらに、風量調整
板51の上面には、手指を掛けるための突起部54が一
体に設けられている。
施例などと同様に、風量調整板51の取付け作業時にお
いて、ピン23は、挿入案内部53によって案内されな
がら、薄肉部52に小さな挿入力で挿入されるようにな
り、また、風量調整板51を化粧枠15に取付けた状態
では、薄肉部52がピン23に圧接するので、風量調整
板51の十分な保持力を得ることができる。
に挿入案内部53を長尺状としたので、所望の風量に応
じて、ピン23の挿入位置を薄肉部52の長手方向のい
ずれかの位置に所望に調整することができ、各風量調整
板51の取付け位置言換えれば通気開口20を塞ぐ面積
ひいては風量を微調整することができる。さらに、風量
調整板51を一旦取付けた後にも、風量調整板51を両
矢印B方向にスライド移動させることにより、いちいち
風量調整板51を取外すことなく薄肉部52に対するピ
ン23の挿入位置の変更を容易に行うことができ、風量
調整板51の取付け位置ひいては風量の微調整を容易に
行うことができるものである。また、特に本実施例で
は、風量調整板51に突起部54を設けたので、上記し
た風量調整板51のスライド移動の作業をより一層容易
に行うことができるようになるといった利点を得ること
ができる。
応)を示すものである。この実施例では、上記第7の実
施例と同様に、風量調整板55に形成される薄肉部56
を長円形状とすると共に挿入案内部57を細幅の長孔状
に形成しているのであるが、ここではそれに加えて、挿
入案内部57の複数箇所この場合3か所に、ピン23の
挿入位置を位置決めするための位置決め部58,59,
60を形成するようにしている。
ン23の径よりもやや径小な丸孔状をなし、挿入案内部
57のうち内側の端部、中間部、外側の端部に夫々形成
されている。さらに本実施例では、風量調整板55の上
面の薄肉部56の側部部分には、各位置決め部58,5
9,60に対応した機能情報この場合風量比を表示する
表示部61が設けられている。
「7:3」,「6:4」,「5:5」の文字が刻印され
ており、例えば風量調整板55の成形時に一体に設けら
れるようになっている。これら「7:3」,「6:
4」,「5:5」は、ピン23の挿入位置を対応する各
位置決め部58,59,60に位置決めしたときに得ら
れる洗面所13と浴室12との風量比を表すものであ
る。
例と同様に、薄肉部56に対するピン23の挿入位置の
変更を容易に行うことができ、風量調整板55の取付け
位置ひいては風量の微調整を容易に行うことができるも
のである。そして、位置決め部58,59,60を設け
たことにより、ピン23の挿入位置を一層位置決めし易
くなる。さらにこのとき、各位置決め部58,59,6
0に対応する風量比を表示する表示部61を設けるよう
にしたので、作業者がその表示部61を見ることによ
り、所望の風量比となるピン23の挿入位置を誤ること
なく、確実に取付けあるいは調整の作業を行うことがで
きるものである。
入案内部53,57を長孔状に形成したが、スリット
(切込み)状に形成するようにしても良い。また、第8
の実施例では、表示部61を風量調整板55に刻印する
ようにしたが、インクによる印刷やシールを貼付ける等
によっても表示部を構成することができる。さらには、
表示部61が表示する機能情報としては風量比以外のも
のであっても良い。
されるものではなく、例えば浴室12側の化粧枠14に
同様の風量調整装置を設けるようにしても良く、また二
室用換気扇に限らず各種の換気扇に適用することができ
るなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し
得るものである。
によれば、次のような優れた効果を奏する。即ち、請求
項1の換気扇の風量調整装置によれば、化粧枠に風量調
整板を取付けるようにしたものにあって、化粧枠の裏面
部にピンを設ける一方、風量調整板に、ピンの挿入状態
で該ピンに圧接する薄肉部を設けると共に、その薄肉部
に、ピンの挿入を案内する挿入案内部を形成したので、
風量調整板の取付け強度に優れ、しかも取付け作業を容
易に行うことができる。
入案内部をピンの径よりも小さい径の丸孔状とすれば
(請求項2の換気扇の風量調整装置)、ピンの全周に対
して均一な薄肉部の圧接力を得ることができ、安定した
保持力を得ることができる。また、挿入案内部を円錐台
状に形成すれば(請求項3の換気扇の風量調整装置)、
ピンの案内をよりスムーズに行うことができ、取付け作
業がより容易となる。さらには、挿入案内部を放射状の
スリットから構成すれば(請求項4の換気扇の風量調整
装置)、使用されていない挿入案内部があった場合でも
良好な外観を確保することができる。そして、ピンに、
抜止め用のアンダーカット部を設けるようにすれば(請
求項5の換気扇の風量調整装置)、風量調整板をより一
層外れにくくすることができ、風量調整板の取付け強度
をより一層向上させることができる。
よれば、化粧枠の裏面部に各風量調整板の取付用のピン
を設ける一方、各風量調整板に、ピンの挿入状態で該ピ
ンに圧接する薄肉部を長円形状に設けると共に、それら
各薄肉部に、ピンが挿入される挿入案内部を該薄肉部の
長手方向に延びて形成したので、風量調整板の取付け強
度に優れると共に取付け作業を容易に行うことができ、
さらに風量の微調整を容易に行うことができるものであ
る。
の挿入位置を位置決めするための位置決め部を形成すれ
ば(請求項7の換気扇の風量調整装置)、ピンの挿入位
置を位置決めし易くなり、より作業性が向上する。さら
にこのとき、風量調整板に、各位置決め部に対応した機
能情報を表示する表示部を設けるようにすれば(請求項
8の換気扇の風量調整装置)、作業者がその表示部を見
ることにより、ピンの挿入位置を誤ることなく所望の位
置にすることができ、確実に取付けあるいは調整の作業
を行うことができるものである。
−A線に沿う縦断正面図
図
気扇本体、20は通気開口、21,51,55は風量調
整板、22は仕切リブ、23,39,43はピン、2
4,31,33,35,37,41,52,56は薄肉
部、25は丸孔(挿入案内部)、32,38,44,5
3,57は挿入案内部、34,36はスリット(挿入案
内部)、40,44はアンダーカット部、54は突起
部、58,59.60は位置決め部、61は表示部を示
す。
Claims (8)
- 【請求項1】 換気扇の吸気口を覆うように設けられた
化粧枠の裏面部に、その化粧枠に形成された通気開口の
一部を塞ぐことによって風量を調整する風量調整板を取
付け可能としたものにおいて、 前記化粧枠の裏面部にピンを設ける一方、 前記風量調整板に、前記ピンの挿入状態で該ピンに圧接
する薄肉部を設けると共に、その薄肉部に、前記ピンの
挿入を案内する挿入案内部を形成したことを特徴とする
換気扇の風量調整装置。 - 【請求項2】 薄肉部は円形状に設けられていると共
に、挿入案内部はピンの径よりも小さい径の丸孔状に形
成されていることを特徴とする請求項1記載の換気扇の
風量調整装置。 - 【請求項3】 挿入案内部は、円錐台状に形成されてい
ることを特徴とする請求項1記載の換気扇の風量調整装
置。 - 【請求項4】 挿入案内部は、ピンの挿入中心部を中心
として放射状に形成されたスリットからなることを特徴
とする請求項1記載の換気扇の風量調整装置。 - 【請求項5】 ピンには、抜止め用のアンダーカット部
が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4の
いずれかに記載の換気扇の風量調整装置。 - 【請求項6】 換気扇の吸気口を覆うように設けられた
化粧枠の裏面部に、その化粧枠に形成された通気開口の
一部を塞ぐことによって風量を調整する複数枚の風量調
整板を取付け可能としたものにおいて、 前記化粧枠の裏面部に前記各風量調整板の取付用のピン
を設ける一方、 前記各風量調整板に、前記ピンの挿入状態で該ピンに圧
接する薄肉部を長円形状に設けると共に、それら各薄肉
部に、前記ピンが挿入される挿入案内部を該薄肉部の長
手方向に延びて形成したことを特徴とする換気扇の風量
調整装置。 - 【請求項7】 挿入案内部の複数箇所に、ピンの挿入位
置を位置決めするための位置決め部が形成されているこ
とを特徴とする請求項6記載の換気扇の風量調整装置。 - 【請求項8】 風量調整板には、各位置決め部に対応し
た機能情報を表示する表示部が設けられていることを特
徴とする請求項7記載の換気扇の風量調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05716895A JP3243144B2 (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 換気扇の風量調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05716895A JP3243144B2 (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 換気扇の風量調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08254340A true JPH08254340A (ja) | 1996-10-01 |
JP3243144B2 JP3243144B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=13048033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05716895A Expired - Fee Related JP3243144B2 (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 換気扇の風量調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3243144B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009008301A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Panasonic Corp | 送風装置 |
JP2013029311A (ja) * | 2012-11-09 | 2013-02-07 | Panasonic Corp | 換気装置 |
JP2013245893A (ja) * | 2012-05-28 | 2013-12-09 | Mitsubishi Electric Corp | 化粧パネルおよびダクト用換気扇 |
JP2021110517A (ja) * | 2020-01-15 | 2021-08-02 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 埋込換気扇 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6380309U (ja) * | 1986-11-14 | 1988-05-27 | ||
JPS6425651U (ja) * | 1987-08-06 | 1989-02-13 | ||
JPH02300512A (ja) * | 1989-05-15 | 1990-12-12 | Seiki Kaneko | ピンの止金具 |
JPH04113843U (ja) * | 1991-03-15 | 1992-10-06 | 株式会社東芝 | ダクト用換気扇 |
-
1995
- 1995-03-16 JP JP05716895A patent/JP3243144B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6380309U (ja) * | 1986-11-14 | 1988-05-27 | ||
JPS6425651U (ja) * | 1987-08-06 | 1989-02-13 | ||
JPH02300512A (ja) * | 1989-05-15 | 1990-12-12 | Seiki Kaneko | ピンの止金具 |
JPH04113843U (ja) * | 1991-03-15 | 1992-10-06 | 株式会社東芝 | ダクト用換気扇 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009008301A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Panasonic Corp | 送風装置 |
JP2013245893A (ja) * | 2012-05-28 | 2013-12-09 | Mitsubishi Electric Corp | 化粧パネルおよびダクト用換気扇 |
JP2013029311A (ja) * | 2012-11-09 | 2013-02-07 | Panasonic Corp | 換気装置 |
JP2021110517A (ja) * | 2020-01-15 | 2021-08-02 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 埋込換気扇 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3243144B2 (ja) | 2002-01-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5113968A (en) | Speaker grill assembly | |
US5800259A (en) | Grill assembly | |
JPH08254340A (ja) | 換気扇の風量調整装置 | |
US6929542B1 (en) | Air flow deflector | |
JP2011111854A (ja) | 換気幅木 | |
JPH10246485A (ja) | ダクト用換気扇 | |
US6902597B2 (en) | Floor standing treatment device | |
JPH11211136A (ja) | 天井埋込型空気調和機 | |
US20090095861A1 (en) | Wall mounting bracket with slidable wing | |
JPH08152186A (ja) | 通風端末器 | |
KR102559408B1 (ko) | 환풍기 | |
JPH09324945A (ja) | ダクト用換気扇 | |
JP2006010157A (ja) | ルーバー取付装置およびこれを備えた換気装置 | |
JP2001041527A (ja) | ダクト用換気扇 | |
JP4612388B2 (ja) | 建物内の通気構造形成装置及び通気構造形成方法 | |
JP3354833B2 (ja) | 空気調和構造及び空気吹出用パーテション | |
JP2000039195A (ja) | 換気装置 | |
JP2010196921A (ja) | 換気扇 | |
JP2633425B2 (ja) | ダクト用換気扇 | |
JPH0921549A (ja) | 窓用換気扇 | |
JPH08338652A (ja) | ダクト用換気扇 | |
JP3086634B2 (ja) | 換気扇 | |
JPH1163619A (ja) | 浴室換気乾燥機の取付け方法及びその浴室換気乾燥機 | |
US20200049368A1 (en) | A Flow Component | |
JP3656479B2 (ja) | 換気装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081019 Year of fee payment: 7 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081019 Year of fee payment: 7 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081019 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091019 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091019 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121019 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |