JP3241791B2 - 酸性シャンプー組成物 - Google Patents

酸性シャンプー組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保存安定性がよく、優
れた染毛効果を示し、かつ泡立ち性が優れ毛髪に良好な
コンディショニングを与える酸性シャンプー組成物に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、熟年市場の拡大により、白髪を目
立たなくするための染毛効果を示すシャンプーやリンス
などに対する要望が高まっている。しかしながら、毛髪
の等電点はpH付近にあるので、これを安定に染色する
には酸性染料を用い、毛髪をpH4以下のカチオニック
状態に保って染色する必要があるが、一般にシャンプー
は、pH4以下では活性剤の加水分解、高分子の縮退を
伴うため不安定であり、十分な泡立ち性やコンディショ
ニング性を保持することが困難であり、良好な泡立ち性
及びコンディショニング性を保ったまま有効な染毛効果
を奏するシャンプーは、まだ実用化されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑み、優れた染毛効果を示すとともに、保存安定
性がよく、良好な泡立ち性及びコンディショニング性を
示す、実用的な酸性シャンプーを提供することを目的と
してなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、染毛効果
を奏するシャンプーについて種々研究を重ねた結果、ス
ルホン酸基をもつアニオン性界面活性剤とスルホン酸塩
残基をもつ酸性染料とを併用し、特定の範囲にpHを調
節すると毛髪に対する染料及び活性剤の吸着量が増大す
ることによって優れた染毛効果を奏し、かつ保存安定性
がよく、泡立ち性及びコンディショニング性も優れてい
ること、及びこれにカチオン性界面活性剤やカチオン性
高分子化合物、ジメチルポリシロキサンやリン酸エステ
ルを配合すればさらに効果が向上することを見出し、こ
の知見に基づいて本発明をなすに至った。
【0005】すなわち、本発明は、(A)スルホン酸型
アニオン性界面活性剤の少なくとも1種3〜25重量%
及び(B)スルホン酸塩残基をもつ酸性染料の少なくと
も1種0.01〜1重量%を含有し、pH2〜4に調整
された水溶液から成る酸性シャンプー組成物及びこの水
溶液に、(a) カチオン性界面活性剤及びカチオン性
高分子化合物から選ばれる少なくとも1種0.1〜3重
量%か、(b) 一般式
【化3】 (式中のnは3〜2500の数である)で表わされるジ
メチルポリシロキサン0.1〜5重量%か、(c) 一
般式
【化4】 (式中のRは炭素数10〜18のアルキル基、Mは水素
原子、アルカリ金属、アルキル置換アンモニウム基又は
ヒドロキシアルキル置換アンモニウム基であり、xは0
〜15、yは0〜10の整数である)で表わされるリン
酸エステル1〜25重量%のいずれか1種又は2種以上
を含有させた酸性シャンプー組成物を提供するものであ
る。
【0006】本発明で用いる(A)成分のスルホン酸型
アニオン性界面活性剤として好適なのは、一般式
【化5】 (式中のR1は炭素数12〜16のα‐オレフィン基、
炭素数12〜16のビニリデン型オレフィン基、炭素数
12〜16のインナーオレフィン基、炭素数12〜16
のヒドロキシアルキル基又は炭素数10〜18の直鎖状
若しくは枝分れ状パラフィン基(アルキル基)、M1
アルカリ金属、アルキル置換アンモニウム基又はヒドロ
キシアルキル置換アンモニウム基である) で表わされる長鎖スルホン酸塩、一般式
【0007】
【化6】 (式中のRは炭素数7〜17のアルキル基、アルケニ
ル基又はヒドロキシアルキル基、Rは炭素数1〜3の
アルキル基、Mはアルカリ金属、アルキル置換アンモ
ニウム基又ヒドロキシアルキル置換アンモニウム基であ
る)で表わされるアシル化アミノスルホン酸又は一般式
【0008】
【化7】 (式中のRは炭素数9〜15のアルキル基、Rは水
素原子又はメチル基、AOはオキシエチレン基又はオキ
シプロピレン基、MとMはアルカリ金属、アルキル
置換アンモニウム基又はヒドロキシアルキル置換アンモ
ニウム基、mは0又は1〜20の整数、zは0又は1で
ある)で表わされるスルホコハク酸モノエステルなどで
ある。
【0009】前記一般式(III)で表わされる長鎖ス
ルホン酸塩は、通常α‐オレフィンスルホン酸塩(AO
S塩)と称される化合物で例えばワックスクラッキング
法、チーグラー触媒を用いたエチレン重合法などによっ
て得られる平均炭素数12〜16のα‐オレフィンを原
料とし、これを薄膜状に保持して不活性ガスで希釈した
ガス状無水硫酸でスルホン化したのち、水酸化ナトリウ
ムなどのアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩で中和
し、加水分解することにより得られる。このようにして
得られた生成物は、例えばHOS(ヒドロキシアルカン
スルホン酸塩)を10〜45重量%(ただし、2HOS
が0.5〜8重量%、好ましくは1〜5重量%、3HO
S以上が5〜44.5重量%)、ANS(アルケニルス
ルホン酸塩)を55〜80重量%、DS(ジスルホン酸
塩)を3〜15重量%含有する混合物である。このほか
のスルホン酸塩としては、平均炭素数10〜18、好ま
しくは14〜18のアルカンスルホン酸のアルカリ金属
塩又はアルカリ土類金属塩がある。これらアルカンスル
ホン酸塩は、例えば炭素数10〜18のパラフィンにス
ルホキシデーションを施してアルカンスルホン酸とした
のち、これをアルカリにより中和することにより得るこ
とができる。
【0010】また、一般式(IV)で表わされるスルホ
ン酸塩として好適なのは、例えば式中のRCO−がC
1123CO−,C1327CO−,C1531
CO−,C1735CO−、C1733CO−、あ
るいはヤシ油脂肪酸から得られる炭素数8〜18の混合
アルキロイル基であり、Rがメチル基、エチル基又は
プロピル基のような低級アルキル基であり、MがN
a,K,モノエタノールアンモニウム、ジエタノールア
ンモニウム、トリエタノールアンモニウムであるアシル
化アミノスルホン酸塩である。
【0011】次に、一般式(V)で表わされるスルホコ
ハク酸モノエステルとして好適なものとしては、例えば
スルホコハク酸ポリオキシエチレン(5)ラウリルエー
テル‐2ナトリウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレ
ン(1)ヤシ油脂肪酸アミドエステル‐2ナトリウム、
スルホコハク酸ポリオキシエチレン(3)ヤシ油脂肪酸
アミドエステル‐2ナトリウム、スルホコハク酸ポリオ
キシエチレン(6)ラウロイルアミドエステル‐2ナト
リウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレン(10)ミ
リストイルエステル‐2ナトリウム、スルホコハク酸ポ
リオキシエチレン(17)ヤシ油脂肪酸イソプロルノー
ルアミドエステル‐2ナトリウムなどが挙げられる。
【0012】本発明においては、これらのスルホン酸型
アニオン性界面活性剤を単独で用いてもよいし、また2
種以上組み合わせて用いてもよい。
【0013】次に、本発明で用いる(B)成分のスルホ
ン酸塩残基を有する酸性染料としては、例えば黒色40
1号、紫色401号、だいだい色205号、赤色106
号、青色1号、赤色401号、赤色504号、褐色20
1号、緑3号、黄色5号、黄色203号などが好まし
い。
【0014】これらは、単独で用いてもよいし、また2
種以上組み合わせて用いることもできる。
【0015】本発明組成物においては、(A)成分を3
〜25重量%の範囲で、また(B)成分を0.01〜1
重量%の範囲で用いることが必要である。これよりも
(A)成分の量が少ないと泡立ち性やコンディショニン
グ性が低下するし、またこれよりも(B)成分の量が少
ないと十分な染毛効果が得られない。一方、これよりも
(A)成分や(B)成分の量が多くなると保存安定性の
よいシャンプーが得られない。
【0016】本発明組成物は、これらの(A)成分と
(B)成分を併用した上、pHを2〜4の範囲に調節す
ることにより、はじめて優れた染毛効果と良好な泡立ち
性及びコンディショニング性が得られる。
【0017】この際のpH調整は、有機酸及び無機酸の
中から選ばれた1種又は2種以上の酸を用いて行われ
る。このような酸としては、クエン酸、リン酸、硫酸、
塩酸などが好ましい。
【0018】本発明においては、前記した必須成分の
(A)成分及び(B)成分に加えて、カチオン性界面活
性剤やカチオン性高分子化合物を含有させることによ
り、染毛性をいっそう向上させるとともに、使用感をよ
り改善することができる。
【0019】このようなカチオン性界面活性剤として好
適なのは、一般式
【化8】 (式中のR,R,R及びRはいずれもアルキル
基で、その中の1個又は2個は炭素数8〜22の直鎖状
若しくは枝分れ状の長鎖アルキル基であり、Xはハロゲ
ン原子又はアルキル基の炭素数が1〜2のアルキル硫酸
基である)で表わされる第四級アンモニウム塩型カチオ
ン性界面活性剤、一般式
【化9】 (式中のR10は炭素数9〜19のアルキル基である)
で表わされるアミドアミン型カチオン性界面活性剤であ
る。
【0020】前記一般式(VI)で表わされる第四級ア
ンモニウム塩型カチオン性界面活性剤の例としては、ス
テアリルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルト
リメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチル
アンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモ
ニウムクロライド、ジセチルジメチルアンモニウムクロ
ライド、ジベヘニルジメチルアンモニウムクロライド、
2‐ドデシルヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロ
ライドなどを挙げることができる。
【0021】また、一般式(VII)で表わされるアミ
ドアミン型カチオン活性剤の例としては、ステアリン酸
ジエチルアミノエチルアミドの塩酸塩、硫酸塩、リン酸
塩等の無機酸塩や、酢酸塩、乳酸塩、コハク酸塩、クエ
ン酸塩等の有機酸塩やL‐グルタミン酸塩、ピログルタ
ミン酸塩等の酸性アミノ酸塩や高級脂肪酸塩等が挙げら
れる。なお、中和に用いる酸は2種以上を併用してもよ
い。
【0022】また、カチオン性高分子化合物として好ま
しいのは、第四級窒素を含有する高分子化合物及び第四
級以外の窒素であるが、カチオン性を示す窒素含有基を
もつ高分子化合物であって、2000〜3,000,0
00の分子量をもつものである。このような化合物とし
ては、例えば四級化ビニルピロリドン‐アミノエチルメ
タクリレート共重合体(ガフ社製、ガフコート75
6)、ポリ(N,N‐ジメチル‐3,5‐メチレンピペ
リジウムクロライド)(メルク社製、マーコート10
0)、N,N‐ジメチル‐3,5‐メチレンピペリジニ
ウムクロリド)‐アクリルアミド共重合体(メルク社
製、マーコート550)、ポリエチレイミン(日本触媒
社製、エホミンP‐1000)、ポリエチレングリコー
ル‐エピクロルヒドリン‐ココスアミン、ジプロピレン
トリアミン縮合物(ヘンケル社製、ポリコートH)、四
級化ヒドロキシエチルセルロース(U.C.C社製、ポ
リマーJR400)、アジピン酸ジメチル‐アミノヒド
ロキシプロピルジエチルトリアミン共重合体、第四級窒
素含有スターチなどを挙げることができる。これらのカ
チオン性高分子化合物は単独で用いてもよいし、また、
2種以上組み合わせて用いてもよい。
【0023】本発明組成物におけるカチオン性界面活性
剤及び/又はカチオン性高分子化合物の配合量として
は、通常0.1〜3重量%、好ましくは0.1〜1重量
%の範囲が選ばれる。この量が0.1重量%未満ではコ
ンディショニング効果が不十分になるし、また3重量%
よりも多いと、染毛性が著しく劣化し、ヌルツキやヌメ
リ感が著しく使用感をそこなう。
【0024】本発明組成物には、前記した必須成分のほ
かに、その性能をそこなわない範囲で、所望に応じ、増
粘剤、紫外線吸収剤、防腐剤、乳化剤、殺菌剤、酸化防
止剤、トニック剤、着色剤、香料などを添加することが
できる。また、本発明組成物の溶液化のための溶剤とし
ては、通常精製水が用いられるが、必要ならば、アルコ
ール、エチレングリコール、グリセリンなどを併用する
こともできる。
【0025】
【発明の効果】本発明の酸性シャンプー組成物は、保存
安定性がよく、すぐれた染毛効果を示し、泡立ち性が優
れ、毛髪に良好なコンディショニングを与えるという顕
著な効果を奏する。
【0026】
【実施例】次に、実施例及び比較例によって本発明をさ
らに詳細に説明する。なお、各例中のシャンプー性能
は、以下の方法により評価した。
【0027】(1)起泡力;調製された液体洗浄剤組成
物の6%水溶液20ml(25℃)を100mlメスシ
リンダーに採取し、人工汚垢として液体ラノリンを0.
2g加え、10秒間に20回振とうし、1分後の泡容積
(ml)を測定した。
【0028】(2)すすぎ時の使用感;上記と同様のパ
ネラーがシャンプー組成物を使用して洗髪した後、すす
ぎを行った時の髪のきしみのなさ、ごわつきのなさを下
記基準に従って3段階で官能評価し、20名のパネラー
の評価を集計した合計点により判断した。
【0029】評価基準 +1点:すすぎ時にきしみ、ごわつきがなく、すすぎや
すい。 0点:すすぎ時にきしみ、ごわつきがややあり、ややす
すぎにくい。 −1点:すすぎ時にきしみ、ごわつきがあり、すすぎに
くい。 ◎:20名のパネラーの合計点が、11点以上、○:2
0名のパネラーの合計点が、5〜10点、△:20名の
パネラーの合計点が、4点〜−4点、×:20名のパネ
ラーの合計点が、−5点以下
【0030】(3)仕上り感;上記と同様のパネラーが
シャンプー組成物を使用して洗髪した後、仕上り時のな
めらか感とさらさら感を下記基準に従って3段階で官能
評価し、20名のパネラーの評価を集計した合計点によ
り判断した。
【0031】+1点:なめらかで、さらさらと仕上が
る。 0点:なめらかで、さらさらとした仕上感が弱い −1点:ゴワゴワで、パサつき、なめらかで、さらさら
と仕上がらない。 ◎:20名のパネラーの合計点が、11点以上、○:2
0名のパネラーの合計点が、5〜10点、△:20名の
パネラーの合計点が、4点〜−4点、×:20名のパネ
ラーの合計点が、−5点以下
【0032】(4)染毛性;10cm、1gの山羊白毛
を用い、これに0.1mlのシャンプー組成物を塗布
し、シャンプー処理を行った後、40℃流水ですすぎ乾
燥させる。この行程を10回繰り返し、色差計により、
処理前後の山羊毛のL、a、b値を測定し、色相変化Δ
Eを算出して評価した。評価基準は次のとおりである。 ◎:ΔEが、10以上、○:ΔEが、6〜9、△:ΔE
が、3〜5、×:ΔEが、2以下
【0033】(5)保存安定性;50℃、1ヶ月の組成
物の外観と初期の外観とを比較し、評価した。評価基準
は次のとおりである。 ○:変化なし、×:変化あり(例、濁り、相分離等)
【0034】実施例1 炭素数14のα‐オレフィンスルホン酸ナトリウム15
重量%及び黒色401号(スルホン酸塩残基をもつ酸性
染料)0.1重量%を含み、かつクエン酸によりpH3
に調節した水溶液を調製した。このようにして得た酸性
シャンプーの性能を表1に示す。
【0035】実施例2 黒色401号の量を0.01重量%にする以外は、全く
実施例1と同様にして、酸性シャンプーを製造した。こ
のものの性能を表1に示す。
【0036】比較例1 黒色401号の量を0.005重量%にする以外は全く
実施例1と同様にして、酸性シャンプーを製造した。こ
のものの性能を表1に示す。
【0037】比較例2 pHを5に調節する以外は全く実施例1と同様にして、
シャンプーを製造した。このものの性能を表1に示す。
【0038】比較例3 黒色401号の代りに赤色3号(スルホン酸塩残基を有
しない染料)を用いる以外は全く実施例1と同様にして
酸性シャンプーを製造した。このものの性能を表1に示
す。
【0039】
【表1】
【0040】この表から明らかなように、染料の量が
0.01重量%よりも少ないもの(比較例1)、pHが
2〜4の範囲にないもの(比較例2)、スルホン酸塩残
基を有しない染料を用いたもの(比較例3)は、いずれ
も満足できる性能を示さない。
【0041】実施例3〜5 3種の異なったスルホン酸型アニオン性界面活性剤15
重量%を用いること以外は実施例1と同様にして酸性シ
ャンプー組成物を調製した。これらの性能を表2に示
す。
【0042】比較例4 スルホン酸型アニオン性界面活性剤の代りにポリオキシ
エチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムを用い、他は
実施例1と全く同様にして酸性シャンプー組成物を調製
した。このものの性能を表2に示す。
【0043】
【表2】
【0044】この表から明らかなようにスルホン酸型ア
ニオン性界面活性剤を用いた場合は優れた性能を示す
が、それ以外のものを用いると所望の性能を得ることが
できない。
【0045】実施例6〜8 種々の異なったスルホン酸型アニオン性界面活性剤及び
異なったスルホン酸塩基を有する酸性染料を単独である
いは2種以上混合して用い、pHを3〜4の範囲に調整
して、酸性シャンプーを製造した。これらのシャンプー
の性能を表3に示す。
【0046】比較例5 炭素数14のα‐オレフィンスルホン酸ナトリウムの量
を30重量%、黒色401号の量を0.5重量%にする
以外は実施例1と同様にして酸性シャンプーを製造し
た。このものの性能を表3に示す。
【0047】
【表3】
【0048】この表から明らかなようにスルホン酸型ア
ニオン性界面活性剤の量が3〜25重量%の範囲にある
ものは、これを2種以上混合して用いても良好な結果が
得られるが、上記の範囲を逸脱すると良好な結果が得ら
れない。
【0049】実施例9〜15、比較例6、7 炭素数14のα‐オレフィンスルホン酸ナトリウムを1
0重量%、炭素数14〜18のアルカンスルホン酸ナト
リウム(分子量328)を10重量%、黒色401号酸
性染料0.1重量%及びだいだい色205号酸性染料
0.1重量%を含有する水溶液に、表4に示すカチオン
性界面活性剤及び/又はカチオン性高分子化合物を組成
物の全重量に基づき表4に示す割合になるように加え、
さらにクエン酸を加えてpH3に調整した。このように
して得た酸性シャンプーの性能を表4に示す。
【0050】
【表4】
【0051】この表から明らかなように、カチオン性界
面活性剤等を用いる場合、その量が3重量%よりも多く
なると染毛性が低下する。
【0052】実施例16〜19 表5に示す成分をそこに示されている量で混合し、水を
加えて全体を100重量部にしたのち、クエン酸により
pH3に調整した。このようにして得た酸性シャンプー
の性能を表5に示す。
【0053】
【表5】

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)スルホン酸型アニオン性界面活性
    剤の少なくとも1種3〜25重量%及び(B)スルホン
    酸塩残基をもつ酸性染料の少なくとも1種0.01〜1
    重量%を含有し、pH2〜4に調整された水溶液から成
    る酸性シャンプー組成物。
  2. 【請求項2】 カチオン性界面活性剤及びカチオン性高
    分子化合物から選ばれる少なくとも1種0.1〜3重量
    %を含有する請求項1記載の酸性シャンプー組成物。
  3. 【請求項3】 一般式 【化1】 (式中のnは3〜2500の数である)で表わされるジ
    メチルポリシロキサン0.1〜5重量%を含有する請求
    項1又は2記載の酸性シャンプー組成物。
  4. 【請求項4】 一般式 【化2】 (式中のRは炭素数10〜18のアルキル基、Mは水素
    原子、アルカリ金属、アルキル置換アンモニウム基又は
    ヒドロキシアルキル置換アンモニウム基であり、xは0
    〜15、yは0〜10の整数である)で表わされるリン
    酸エステル1〜25重量%を含有する請求項1,2又は
    3記載の酸性シャンプー組成物。
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