JPH10236929A - カラーリングシャンプー組成物 - Google Patents

カラーリングシャンプー組成物

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Publication number
JPH10236929A
JPH10236929A JP9046154A JP4615497A JPH10236929A JP H10236929 A JPH10236929 A JP H10236929A JP 9046154 A JP9046154 A JP 9046154A JP 4615497 A JP4615497 A JP 4615497A JP H10236929 A JPH10236929 A JP H10236929A
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JP
Japan
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alkyl
carbon atoms
group
ammonium
oso
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Application number
JP9046154A
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English (en)
Inventor
Yasuo Suzuki
康生 鈴木
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 直接染毛剤及び次の一般式(1) 【化1】 (式中、R1 は炭素数6〜22のアルキル基又はアルケ
ニル基、R2 は炭素数1〜22のアルキルもしくはアル
ケニル基又は水素原子、R3 は炭素数1〜5のアルキレ
ン基、R4Oは炭素数2〜3のオキシアルキレン基、M
は水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモ
ニウム等、nは0〜20の任意の数を示す。)で表わさ
れるN−アルキルアミドアルカノール硫酸エステル塩を
含有するカラーリングシャンプー組成物。 【効果】 起泡性に優れ、皮膚刺激がなく、また光沢が
あり長持ちする毛髪色を与えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗髪時の泡立ちが
よく、皮膚刺激がなく、毛髪を柔軟かつしなやかにし、
更に光沢があり、長持ちする毛髪色を与えるカラーリン
グシャンプー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自分の髪の色のニュアンスを変え
たい、という消費者の要望に応えるべく、カラーリング
シャンプーが上市されている。カラーリングシャンプー
は、通常、水性媒体中にアルキル硫酸塩やアルキルエー
テル硫酸塩等のアニオン性界面活性剤と少なくとも1種
の直接染毛剤、すなわち半永久的染毛剤とが含有されて
いる。
【0003】しかしながら、このような組成のシャンプ
ー組成物は、良好な泡立ちを示すものの、着色の強度は
満足できるものではなく、洗髪等で染色が薄れたり、消
失することがあった。
【0004】これに対し、上記以外のアニオン性界面活
性剤、例えばスルホコハク酸塩又はポリエーテルカルボ
ン酸やこれらの水溶性塩を用いて、このような欠点を克
服する試みがあったが、着色などの面で、いまだ満足で
きるものではなかった。また、シャンプー組成物は皮膚
に対して十分穏和なものが好ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、使用時に良好に泡立ち、着色の強度が十分で、かつ
皮膚刺激のないカラーリングシャンプー組成物を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる実情において本発
明者は鋭意研究を行った結果、直接染毛剤と下記一般式
(1)で表わされるN−アルキルアミドアルカノール硫
酸エステル塩を含有せしめれば、泡立ち、皮膚穏和性及
び着色強度に優れるカラーリングシャンプーシャンプー
が得られることを見出し本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、少なくとも1種の直
接染毛剤及び次の一般式(1)
【0008】
【化2】
【0009】(式中、R1 は炭素数6〜22の直鎖又は
分岐鎖のアルキル又はアルケニル基を示し、R2 は炭素
数1〜22のアルキルもしくはアルケニル基又は水素原
子を示し、R3 は炭素数1〜5の直鎖又は分岐鎖のアル
キレン基を示し、R4Oは炭素数2〜3のオキシアルキ
レン基、nは0〜20の任意の数を示し、n個のR4
は同一でも異なっていてもよい。Mは水素原子、アルカ
リ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、総炭素数2
〜9のアルカノールアンモニウム、総炭素数1〜22の
アルキルアンモニウムもしくはアルケニルアンモニウ
ム、炭素数1〜18のアルキルもしくはアルケニル置換
ピリジニウム、又は塩基性アミノ酸を示す。)で表わさ
れるN−アルキルアミドアルカノール硫酸エステル塩を
含有するカラーリングシャンプー組成物を提供するもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるN−アルキル
アミドアルカノール硫酸エステル塩は、前記一般式
(1)で表わされるものである。一般式(1)中、R1
で示される炭素数6〜22のアルキル基としては、例え
ば直鎖又は分岐鎖のヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノ
ニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テ
トラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシ
ル、オクタデシル、ノナデシル、イコシル、ヘニコシ
ル、ドコシル基が挙げられ、炭素数6〜22のアルケニ
ル基としては、例えば直鎖又は分岐鎖のヘキセニル、ヘ
プテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル、ウンデセ
ニル、ドデセニル、トリデセニル、テトラデセニル、ペ
ンタデセニル、ヘキサデセニル、ヘプタデセニル、オク
タデセニル、ノナデセニル、イコセニル、ヘニコセニ
ル、ドコセニル基が挙げられる。これらのうち、R1
しては、起泡性の点で炭素数6〜22の直鎖又は分岐鎖
のアルキル基が好ましく、特に炭素数8〜18の直鎖ア
ルキル基が好ましい。
【0011】また、一般式(1)中、R2 は炭素数1〜
22のアルキルもしくはアルケニル基又は水素原子を示
すが、ここで炭素数1〜22のアルキル基としては、例
えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、直鎖又は分岐鎖のペンチル、
ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウン
デシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタ
デシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、
ノナデシル、イコシル、ヘニコシル、ドコシル基が挙げ
られ、炭素数2〜22のアルケニル基としては、例えば
ビニル基、直鎖又は分岐鎖のプロペニル、ブチリル、ペ
ンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、ノネ
ニル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニル、トリデセ
ニル、テトラデセニル、ペンタデセニル、ヘキサデセニ
ル、ヘプタデセニル、オクタデセニル、ノナデセニル、
イコセニル、ヘニコセニル、ドコセニル基が挙げられ
る。これらの内、R2 としては、水素原子又はメチル基
が、起泡性、安全性及び化学的安定性の面から好まし
い。また、R1 、R2 のアルキル基、アルケニル基又は
ココイル基の如き混合物であってもよい。
【0012】一般式(1)中、R3 は炭素数1〜5の直
鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示すが、具体例として
は、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラ
メチレン基、ペンタメチレン基、プロピレン基、2−メ
チルブチレン基等が挙げられる。これらのうち、R3
しては、メチレン基、トリメチレン基、ペンタメチレン
基、2−メチルブチレン基、特にメチレン基が起泡性及
び化学的安定性の点で好ましい。
【0013】また、R4Oは炭素数2〜3のオキシアル
キレン基を示すが、オキシエチレン基又はオキシプロピ
レン基が好ましい。nは、0〜20の任意の数を示す
が、0〜10の数、特に0が好ましい。またn個のR4
Oは同一でも異なっていてもよい。
【0014】一般式(1)中、Mは水素原子、ナトリウ
ムもしくはカリウム等のアルカリ金属、マグネシウムも
しくはカルシウム等のアルカリ土類金属、アンモニウ
ム、総炭素数2〜9のアルカノールアンモニウム、総炭
素数1〜22のアルキルアンモニウムもしくはアルケニ
ルアンモニウム、炭素数1〜18のアルキルもしくはア
ルケニル置換ピリジニウム、又は塩基性アミノ酸を示す
が、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、総炭素数2
〜9のアルカノールアンモニウム、特にナトリウム、ア
ンモニウム、トリエタノールアンモニウムが起泡性の点
から好ましい。
【0015】一般式(1)で表わされるN−アルキルア
ミドアルカノール硫酸エステル塩としては、R1 が炭素
数6〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、R2 が水素
原子又はメチル基、R3 が炭素数1〜5の直鎖又は分岐
鎖のアルキレン基、R4Oがオキシエチレン基又はオキ
シプロピレン基、nが0〜10の任意の数、Mがアンモ
ニウム、ナトリウム、カリウム又は総炭素数2〜9のア
ルカノールアンモニウムのものが好ましく;特に、R1
が炭素数8〜18の直鎖アルキル基、R2 が水素原子又
はメチル基、R3 が炭素数1〜5の直鎖アルキレン基、
nが0、Mがアンモニウム、ナトリウム又はトリエタノ
ールアンモニウムのもの;更に、R1 が炭素数8〜18
の直鎖アルキル基、R2 が水素原子、R3 がメチレン
基、ペンタメチレン基又は2−メチルブチレン基、nが
0、Mがアンモニウム、ナトリウム又はトリエタノール
アンモニウムのもの;更にまた、R1 が炭素数8〜18
の直鎖アルキル基、R2 が水素原子、R3 がメチレン
基、nが0、Mがアンモニウム、ナトリウム又はトリエ
タノールアンモニウムのものが好ましい。
【0016】本発明に用いる一般式(1)で表わされる
N−アルキルアミドアルカノール硫酸エステル塩は、例
えば特開平7−267917号公報記載の方法により製
造することができる。
【0017】N−アルキルアミドアルカノール硫酸エス
テル塩(1)の好ましい例を具体的に示せば、次の通り
である。
【0018】CH3(CH2)11NHCOCH2OSO3NH4, CH3(CH2)11NH
CO(CH2)5OSO3NH4, CH3(CH2)9NHCOCH 2OSO3NH4, CH3(CH2)
11N(CH3)COCH2OSO3Na, CH3(CH2)11NHCOCH2OSO3Na, CH
3(CH2) 11NHCO(CH2)2OSO3Na, CH3(CH2)11NHCO(CH2)3OSO3
Na, CH3(CH2)11NHCO(CH2)4OSO3Na, CH3(CH2)11NHCO(C
H2)5OSO3Na, CH3(CH2)11NHCOCH2CH(CH3)CH2CH2OSO3Na,
CH 3(CH2)11NHCOCH2CH(CH3)CH2CH2OSO3K, CH3(CH2)13NHC
O(CH2)3OSO3Na, CH3(CH2)1 3NHCO(CH2)3OSO3NH4, CH3(CH
2)13NHCO(CH2)4OSO3NH4, CH3(CH2)9NHCO(CH2)3OSO3Na,
CH3(CH2)9NHCO(CH2)3OSO3HN(CH2CH2OH)3, CH3(CH2)9NHC
O(CH2)3OSO3H2N(CH2CH2OH)2, CH3(CH2)9NHCO(CH2)3OSO3
H3NCH2CH2OH, CH3(CH2)9NHCO(CH2)5OSO3Na,CH3(CH2)7NH
CO(CH2)4OSO3Na, CH3(CH2)11N(CH3)CO(CH2)3OSO3Na, CH
3(CH2)13N(CH3)CO(CH2)4OSO3Na, CH3(CH2)11NHCO(CH2)3
OCH2CH2OSO3Na, CH3(CH2)11NHCO(CH2)4OCH2CH(CH3)OSO3
Na, CH3(CH2)9NHCO(CH2)4O(CH2CH2O)5SO3Na, CH3(CH2)
11N(CH 3)CO(CH2)3OSO3NH4, CH3(CH2)9NHCOCH2OSO3Na, C
H3(CH2)11NHCO(CH2)2OSO3Na, CH3(CH2)11NHCO(CH2)3OSO
3NH4
【0019】N−アルキルアミドアルカノール硫酸エス
テル塩(1)は、単独で又は2種以上を組合せて使用す
ることができる。また本発明のカラーリングシャンプー
組成物中への配合量は特に限定されるものではないが、
全組成中に0.1〜50重量%配合するのが好ましく、
特に0.5〜40重量%、更に1.0〜30重量%配合
すると、泡立ちが高いので好ましい。
【0020】本発明では、上記化合物(1)以外のアニ
オン性界面活性剤も用いることができる。このようなア
ニオン性界面活性剤としては、一般的に使用されてい
る、硫酸塩、スルホン酸塩、カルボン酸塩又はアルキル
燐酸塩型のもの、例えば、公知のC10〜C18−アルキル
硫酸塩及びアルキルエーテル硫酸塩、例えば、特にC12
〜C14−アルキルエーテル硫酸塩、1〜4個のエチレン
オキシド基をその分子内に有するラウリルエーテル硫酸
塩、更にモノグリセリド硫酸塩、脂肪酸アルカノールア
ミドのエトキシル化とこれに続く硫酸化によって得られ
る脂肪酸アミド硫酸塩及びそのアルカリ塩、並びに穏和
な及び皮膚親和性の洗剤である長鎖モノ−及びジアルキ
ル燐酸エステルの塩が挙げられる。
【0021】また、適当なスルホン酸塩としては、α−
オレフィンスルホン酸エステル又はその塩及び特にスル
ホコハク酸塩、更にスルホハコク酸半エステルのアルカ
リ塩、例えば、モノオクチルスルホコハク酸エステルの
二ナトリウム塩及び長鎖モノアルキルエトキシスルホコ
ハク酸エステルのアルカリ塩、例えば、ラウリルエーテ
ルスルホコハク酸二ナトリウムが挙げられる。このう
ち、長鎖モノアルキルエトキシスルホコハク酸エステル
のアルカリ塩が特に好ましい。また、上記アニオン界面
活性剤の混合物、例えば、α−オレフィンスルホン酸塩
とスルホコハク酸塩との混合物、好ましくは1:3〜
3:1の比率の混合物を使用することも好適である。
【0022】カルボン酸塩として好ましいものとして
は、例えば、次式
【0023】
【化3】
【0024】〔式中、R5 は炭素数8〜20のアルキル
基、好ましくは炭素数12〜14のアルキル基を示し、
mは1〜20、好ましくは4〜17の数を示し、Xは水
素原子、好ましくはナトリウム、カリウム、マグネシウ
ム、及びアルキル又はヒドロキシアルキル基で置換され
ていてもよいアンモニウムの群から選ばれるカチオンを
示す。〕で表わされるポリアルキルエーテルカルボン酸
及びその塩が挙げられ、このものは、本発明組成物中
0.1〜5重量%、特に0.5〜3重量%含有させるこ
とが好ましい。この化合物はすでに公知であり、商品名
「AKYPO−SOFT(登録商標)」で市場で販売さ
れている。
【0025】本発明に用いるアニオン性界面活性剤の概
論は、K.Schraderのモノグラフ、「化粧品の基礎及び調
剤(Grundlagen und Rezepturen der Kosmetika)」第2
版、(1989年、Huethig Buchverlag, Heidelber
g)、683〜691頁に記載されている。
【0026】本発明のカラーリングシャンプー組成物中
のアニオン性界面活性剤の全配合量は、全組成物中0.
5〜25重量%、特に2.5〜15重量%、更に5〜1
0重量%とすることが好ましい。
【0027】基本的に公知の構造のタンパク質/脂肪酸
縮合生成物も、特に全カラーリングシャンプー組成物の
約0.5重量%〜5重量%、好ましくは1重量%〜3重
量%の比率で他のアニオン性界面活性剤と混合して好適
に用いられる。
【0028】本発明のカラーリングシャンプー組成物に
は、更にノニオン性界面活性剤の1種又は2種以上を組
成物全体の1〜15重量%、特に2.5〜10重量%配
合してもよい。好ましいノニオン性界面活性剤としては
例えば、次式
【0029】
【化4】
【0030】〔式中、R6 は炭素数8〜18のアルキル
基を示し、Gは炭素原子5〜6の糖類残基を示し、pは
0〜10の数を示し、xは1.2〜2.5の数を示す〕
で表わされるアルキル(ポリ)グリコシド類が挙げられ
る。
【0031】これらのアルキル(ポリ)グリコシドは液
体シャンプー組成物の成分として使用した場合、良好な
皮膚穏和性及び優れた起泡力を示す。
【0032】他の適当なノニオン性界面活性剤成分とし
ては、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド及びミリスチ
ン酸モノエタノールアミドのような長鎖脂肪酸モノ−及
びジアルカノールアミド(これらはまた増泡剤(foam bo
oster)としても使用することができる)並びにポリエチ
レングリコールソルビタンステアリン酸エステル、脂肪
酸ポリグリコールエステル又は例えば商品名「プルロニ
ックス(Pluronics)」で上市されているようなエチレン
オキシドとプロピレンオキシドとの縮合物のような種々
のソルビタンエステル等が挙げられる。
【0033】またC8〜C18−脂肪族アルコールエトキ
シレート、例えば分子当たり10〜20個のエチレンオ
キシド基を有するもの及び分子当たり1〜20個のエチ
レンオキシド基を有するエトキシル化C8〜C18−脂肪
酸モノアルカノールアミドも使用することができる。
【0034】アニオン性界面活性剤と好ましいノニオン
性界面活性剤であるアルキル(ポリ)グリコシドとの混
合物並びにその液体シャンプーへの使用は、例えば、ヨ
ーロッパ特許第70,074号からそれ自体公知であ
る。基本的に、この特許に開示されているアルキル(ポ
リ)グリコシドも本発明に適しており、ヨーロッパ特許
出願第358,216号に記載されているスルホコハク
酸エステルとアルキル(ポリ)グリコシドとの混合物も
同様である。更にアミンオキシド系界面活性剤も、例え
ば全組成物に対して0.25重量%〜5重量%、好まし
くは0.5重量%〜3.5重量%の比率で使用すること
ができる。アミンオキシドとしてはラウリルジメチルア
ミンオキシド等のC12〜C18−アルキルジメチルアミン
オキシド、C12〜C18−アルキルアミドプロピル若しく
は−エチルアミンオキシド、C12〜C18−アルキルジ
(ヒドロキシエチル)アミンオキシド若しくはC12〜C
18−アルキルジ(ヒドロキシプロピル)アミンオキシド
又はアルキル鎖中にエチレンオキシド及び/又はプロピ
レンオキシド基を有するアミンオキシド等のアミンオキ
シド類が挙げられる。
【0035】本発明のカラーリング組成物には、全組成
物に対して0.1重量%〜5重量%、好ましくは0.5
重量%〜3重量%の比率で両性界面活性剤を配合しても
よい。このような両性界面活性剤としては種々の公知の
ベタイン類、例えば脂肪酸アミドアルキルベタイン及び
スルホベタイン、具体的にはラウリルヒドロキシスルホ
ベタインが挙げられ、更に長鎖アルキルアミノ酸も好ま
しい。詳細には、次のものが挙げられる。
【0036】(a)ベタイン類
【0037】
【化5】
【0038】〔式中、R7 は炭素数8〜18のアルキル
基を示し、qは1〜3の数を示す〕 (b)スルホベタイン類
【0039】
【化6】
【0040】〔式中、R8 は炭素数8〜18のアルキル
基を示し、rは1〜3の数を示す〕 (c)アミドアルキルベタイン類
【0041】
【化7】
【0042】〔式中、R9 は炭素数8〜18のアルキル
基を示し、sは1〜3の数を示す〕 (d)長鎖アルキルアミノカルボン酸
【0043】本発明のカラーリングシャンプー組成物に
は、上記の成分の他シャンプー組成物に通常用いられて
いる成分を含有してもよい。このような成分としては、
キレート剤、防腐剤、pH調節剤、無機塩等の粘度調整
剤、芳香剤、パール光沢剤、増粘剤、保湿剤、ホホバ油
等の植物性油及び動物性油等が挙げられる。また、前記
Schraderの文献の695〜722頁の添加剤のリストに
記載された成分も用いることができる。
【0044】本発明のカラーリングシャンプー組成物に
好ましい添加剤は、ヘアコンディショニング剤であり、
特開平2−42013号には、アルキル(ポリ)グリコ
シド界面活性剤と一緒にカチオン性ポリマーを使用する
ことが記載されており、ここに記載されているカチオン
化セルロース等のカチオン性ポリマーが本発明の組成物
のコンディショニング添加剤として適している。カチオ
ン性ポリマーは全組成物中0.1〜2重量%、特に0.
25〜1.25重量%配合することが好ましい。
【0045】上記以外のコンディショニング剤として
は、公知のタンパク質加水分解物が挙げられ、これは全
組成物中0.25〜5重量%、特に0.5〜2.5重量
%配合することが好ましい。更に水溶性コラーゲンやそ
の誘導体もコンディショニング成分として挙げられる。
【0046】本発明に用いる直接染毛剤は基本的に公知
のものを用いることができる。その種類及び量は、所望
により適宜決定すればよいが、通常全組成物中0.01
〜2.5重量%、特に0.05〜1重量%配合すること
が好ましい。また染料としてはカチオン染料が好まし
い。具体的に、好ましい染料としては次のものが例示さ
れる。
【0047】ベーシックブラウン17,C.I.(カラ
ーインデックス)−No.12,251;ベーシックブラ
ウン16,C.I.−No.12,250;ベーシック
レッド1,C.I.−No.45,160;ベーシック
レッド76,C.I.−No.12,245;ベーシッ
クイエロー2,C.I.−No.41,000;ベーシ
ックイエロー57,C.I.−No.12,719;ベ
ーシックブルー7,C.I.−No.42,595;ベ
ーシックブルー8,C.I.−No.42,563;ベ
ーシックブルー99,C.I.−No.56,059;
ベーシックバイオレット1,C.I.−No.42,5
35;ベーシックバイオレット3,C.I.−No.4
2,555;ベーシックバイオレット10,C.I.−
No.45,170;ベーシックグリーン4,C.I.
−No.42,000;アシッドイエロー1,C.I.
−No.10,316;アシッドイエロー9,C.I.
−No.13,015;ディスパースイエロー3,C.
I.−No.11,855;ディスパースイエロー1,
C.I.−No.10,345;及びソルベントブラッ
ク5,C.I.−No.50,415;
【0048】また、直接染毛剤は、前記Schraderの文献
の800〜805頁にも記載があり、これらも用いるこ
とができ、更にその他の直接染毛剤、例えば、ヘンナ、
カミツレ、アカネの根、白檀又はクルミのような天然直
接染料も更に使用することができる。明るい毛髪色を得
るために蛍光増白剤140のような光学的増白剤を(任
意に)追加して使用することも可能である。
【0049】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、本発明の組成物の調製は、水中で個々の成分を混合
することによって行った。又、成分は原則としてCTF
A名(CTFA International Cosmetic Ingredient Dicti
onary 第4版)によった。
【0050】
【表1】 実施例1 n-C12H25N(CH3)CO(CH2)3OSO3NH4 10.00(重量%) デシルポリグルコシド(P.D.:約1.5) 5.00 ココナツアミドプロピルベタイン 3.00 ラウリルヒドロキシスルテイン(Lauryl hydroxysultaine) 1.50 PEG−10−ソルビタントリステアレート 1.00 PEG−60−水素化ひまし油 1.00 EDTA 0.50 ベイシックブラウン17 0.08 ベイシックレッド76 0.01 ベイシックイエロー57 0.01 香料、防腐剤 適量 水を加えて 100.00
【0051】この良好な泡立ち性を有するシャンプーを
適用した後、強い、永久的で光沢のある褐色の毛髪色が
得られた。また、皮膚に対する刺激はなかった。
【0052】
【表2】 実施例2 n-C12H25NHCO(CH2)2OSO3Na 7.00(重量%) ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 7.00 ポリソルベート20 1.00 ジメチルラウリルアミンオキシド 2.00 パール光沢剤(Euperlan (登録商標)PK900) 2.00 PEG−4−菜種モノエタノールアミド 3.00 ジメチコーンコポリオール 1.00 カチオン化セルロース誘導体 (Polymer(登録商標)JR 400) 0.50 ベイシックブラウン17 0.001 ベイシックイエロー57 0.01 C.I.蛍光増白剤(Fluorescent Brightener)140 0.08 香料、防腐剤 適量 水を加えて 100.00
【0053】この泡立ちのよいシャンプーを適用した
後、光沢のある明るい金髪色が得られた。また、皮膚又
は粘膜に対する刺激はなかった。
【0054】
【表3】 実施例3 n-C10H21NHCOCH2OSO3Na 6.00(重量%) ラウリルエーテルスルホコハク酸二ナトリウム 4.00 ジメチルラウリルアミンオキシド 3.00 ラウリルポリグルコシド(P.D.:約1.5) 2.00 PEG−18−グリセリルオレエート/ココエート 2.00 ラウリルヒドロキシスルテイン 1.00 PEG−15−グリセリルイソステアレート 1.00 可溶化剤(Trideceth-8) 1.00 スクロースラウレート 0.50 ポリクオータニウム(Polyquaternium)−7 0.50 ベイシックレッド76 0.08 ベイシックイエロー57 0.01 ベイシックブルー99 0.01 ヘンナ抽出物 0.10 香料、防腐剤 適量 水を加えて 100.00
【0055】この強く泡立つシャンプーは、光沢のある
赤い毛髪色を与えた。皮膚又は粘膜に対する刺激はなか
った。
【0056】
【表4】 実施例4 n-C12H25NHCO(CH2)5OSO3NH4 5.00(重量%) ラウリルサルコシネートナトリウム塩 4.00 デシルポリグルコシド(P.D.:約1.5) 3.00 ココナツアミドプロピルベタイン 3.00 PEG−120−メチルグルコースジオレエート 2.50 ポリグリセリルカプリネート 1.00 ベイシックブルー99 0.03 香料、防腐剤 適量 水を加えて 100.00
【0057】このシャンプーは気泡性に優れ、白髪混じ
りの毛髪に使用すると、この組成物は光沢をよみがえら
せ、黄ばみをカバーした。また、皮膚や粘膜に対する刺
激はなかった。
【0058】試験例1 公知の界面活性剤と比較して、本発明によりカラーリン
グシャンプーにN−アルキルアミドアルカノール硫酸エ
ステル塩を使用した場合の優れた効果を、下記の比較試
験によって示す。0.1重量%のベイシックレッド76
及び2重量%の下記の表に示すアニオン性界面活性剤を
含有する6個の異なった水性染料溶液を調製した。
【0059】
【表5】
【0060】毛髪の房を40℃で20分間処理し、次い
で水ですすいで、公知のミノルタCR200により毛髪
光沢についてのΔE値を測定した。その結果、本発明の
N−アルキルアミドアルカノール硫酸エステル塩を含有
するシャンプーはいずれも、ΔE値が高く優れた効果を
示した。
【0061】
【表6】
【0062】
【発明の効果】本発明のカラーリングシャンプー組成物
は、洗髪時の泡立ちがよく、皮膚刺激がなく、毛髪を柔
軟かつしなやかにし、更に光沢があり長持ちする毛髪色
を与える。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種の直接染毛剤及び次の一
    般式(1) 【化1】 (式中、R1 は炭素数6〜22の直鎖又は分岐鎖のアル
    キル又はアルケニル基を示し、R2 は炭素数1〜22の
    アルキルもしくはアルケニル基又は水素原子を示し、R
    3 は炭素数1〜5の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示
    し、R4Oは炭素数2〜3のオキシアルキレン基、nは
    0〜20の任意の数を示し、n個のR4Oは同一でも異
    なっていてもよい。Mは水素原子、アルカリ金属、アル
    カリ土類金属、アンモニウム、総炭素数2〜9のアルカ
    ノールアンモニウム、総炭素数1〜22のアルキルアン
    モニウムもしくはアルケニルアンモニウム、炭素数1〜
    18のアルキルもしくはアルケニル置換ピリジニウム、
    又は塩基性アミノ酸を示す。)で表わされるN−アルキ
    ルアミドアルカノール硫酸エステル塩を含有するカラー
    リングシャンプー組成物。
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