JP2611435B2 - 液体洗浄剤の製造方法 - Google Patents

液体洗浄剤の製造方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シリコーンを含有することにより洗浄効果
と仕上げ効果とを併せ持つ毛髪用シャンプー等の液体洗
浄剤の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
これまで、頭髪や衣類の洗浄においては、洗浄剤と仕
上げ剤とを順次別個に使用するものであったが、近年に
なって洗浄効果と仕上げ効果とを併せ持つ洗浄剤を得る
ための種々の提案がなされている。その提案の多くは、
洗浄剤に仕上げ効果を有する特定の成分を添加すること
により洗浄効果と仕上げ効果の両方を得ようとするもの
であり、このような仕上げ効果を有する成分として、従
来水溶性のシリコーン誘導体、水溶性のグリセリド誘導
体、プロピレングリコール、グリセリン、エチレングリ
コール等の保湿剤、あるいは炭化水素油、シリコーン油
(特開昭61−210022号)等が公知であり、柔軟剤もしく
はリンス基剤である第4級アンモニウム塩、ノニオン界
面活性剤(特開昭53−133206号)、両性界面活性剤(特
開昭50−23407号)、特定のアニオン界面活性剤(特開
昭52−35203号)、特定のカチオン界面活性剤(特公昭4
7−47845号)の使用も知られている。また、米国特許第
3472840号には、陽イオン・セルロース樹脂であるポリ
マーJR樹脂を配合したシャンプーがシャンプーとリンス
の両方の望ましい特性を有することが記載されている。
更に、シリコーン分散液をシャンプーに配合することも
提案されている(特開昭63−130512号)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述の添加剤は必ずしも十分な効果を
示すものではない。即ち、水溶性シリコーン誘導体、水
溶性グリセリド誘導体等は、水溶性であるためにすすぎ
によってその多くが流されてしまい、効果が十分に発揮
されず、プロピレングリコール、グリセリン、エチレン
グリコール等はなめらかな感触をある程度与えはするが
洗浄したものがべたつくという欠点を有する。炭化水素
油、シリコーン油等は、洗浄するものになめらかさを付
与する性能を有するものの、液体洗浄剤への配合が困難
であったり、これらを配合することによって洗浄剤の起
泡力が劣化する等の欠点も有する。また、第4級アンモ
ニウム塩および各種の界面活性剤の添加によっては柔軟
性、整髪性、調髪性等を向上させる仕上げ剤の特性を十
分に発揮するとは言えず、逆に洗浄剤の起併力を劣化さ
せる。水溶性陽イオン・セルロース樹脂であるポリマー
JR樹脂を配合したシャンプー組成物については、洗浄効
果に関しては優れているものの、柔軟性の付与という点
に関しては満足しかねるものであり、また毛髪の状態を
良好に保つためにはシャンプーは弱酸性であることが望
ましいのに対し、このシャンプーはpHが約8.0のアルカ
リ性に調整されている。更に、シリコーン分散液を配合
したシャンプーはシリコーンの分散安定性が悪いという
欠点がある。
上述したように、従来洗浄効果と仕上げ効果を付与す
ることを目的として提案されている洗浄剤は、仕上げ用
添加剤の仕上げ効果、仕上げ用添加剤の経時安定性、洗
浄剤自体の洗浄効果等に問題を有するものであった。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、優れた洗
浄効果、仕上げ効果を長期間にわたって安定に発揮する
毛髪用シャンプー等の液体洗浄剤の製造方法を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本発明は上記目的を達成するため、界面活性剤とカチ
オン性ポリマーと有機カルボン酸又はその塩とを含有す
る液体洗浄剤主剤に、分散媒に下記式(1) (n=180〜2500である) で表される粒径0.05〜10μのシリコーンをアニオン界面
活性剤によって15〜70重量%分散してなるシリコーン分
散液を混合することを特徴とする液体洗浄剤の製造方法
を提供する。
即ち、本発明においては、上述した特定の洗浄剤主剤
に特定のシリコーン分散液を配合することにより、洗浄
剤主剤の起泡力及びシリコーンの仕上げ効果をいずれも
低下させることなく洗浄剤中にシリコーンを安定に分散
配合できるもので、これにより長期間にわたって優れた
洗浄効果、仕上げ効果を発揮する液体洗浄剤を得ること
ができるものである。
なお、上述したようにシャンプーにシリコーン分散液
を配合することは公知である(特開昭63−130512号)。
しかし、この特開昭63−130512号で用いるシリコーン分
散液は、カチオン界面活性剤を用いてシリコーンを分散
させているものであり、このため本発明者の検討によれ
ばシャンプー中でのシリコーンの分散安定性が悪く、長
期間にわたって安定した仕上げ効果が得られないもので
あった。これに対し、本発明においては上述した特定の
性状のシリコーンをアニオン界面活性剤によって分散し
たシリコーン分散液を用いたことにより、洗浄剤中にお
けるシリコーンの分散安定性を向上させることができた
もので、このことは本発明者の新知見である。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明においては、上述したように界面活性剤、カチ
オン性ポリマー及び有機カルボン酸又はその塩を含有す
る洗浄剤主剤に特定のシリコーン分散液を配合するもの
である。
この場合、洗浄剤主剤の界面活性剤の種類に特に限定
はないが、下記(A)〜(D)に示すアニオン活性剤を
用いることが好ましく、これにより優れた起泡力を得る
ことができる。
(A)下記式(2) R1SO3M1 …(2) 〔式中、R1は炭素原子数12〜16のα−オレフィン、炭素
原子数12〜16のビニリデン型オレフィン、炭素原子数12
〜16のインナーオレフィン、炭素原子数12〜16のヒドロ
キシアルキル基または炭素原子数10〜18の直鎖もしくは
分枝鎖のパラフィンであり、M1はアルカリ金属、アルキ
ル置換アンモニウムまたはヒドロキシアルキル置換アン
モニウムである。〕 で表わされるスルホン酸塩。
上記(2)式の化合物として、具体的には、例えばα
−オレフィンスルホネート(AOS塩)などが挙げられ
る。
(B)下記式(3) R2R3OmOSO3M2 …(3) 〔式中、R2は炭素原子数8〜13のアルキル基または炭素
原子数5〜15のアルキル基を有するアルキルフェニル
基、R3は炭素原子数2〜3のアルキル基、mは平均値と
して0〜6、M2はアルカリ金属,アルカリ土類金属,ア
ルキル置換アンモニウムまたはヒドロキシアルキル置換
アンモニウムである。〕 で表わされる硫酸塩。
上記(3)式の化合物として、具体的には、例えば天
然ラウリルアルコールポリオキシエチレン(m=3)硫
酸エステル、C11〜C15脂肪族アルコールポリオキシエチ
レン(m=3)硫酸エステル、C12〜C13脂肪族アルコー
ルオキシエチレン硫酸エステル、C12〜C13脂肪族アルコ
ール硫酸エステルおよびこれらの硫酸エステル部分が硫
酸のナトリウム塩、カリウム塩またはアルカノールアミ
ン塩となったものなどを挙げることができる。これらの
中では、ポリオキシエチレン(m=3)ラウルエーテル
硫酸ナトリウムが特に好ましい。
(C)下記式(4) 〔式中、R4は平均炭素原子数9〜17の非芳香族炭化水素
基、M3及びM4はそれぞれアンモニウムイオン、アルカノ
ールアミンイオン、低級アルキルアミンイオン、塩基性
アミノ酸の陽イオン、ナトリウム、カリウム、アルカリ
土類金属または水素である。〕 で表わされるN−アシルグルタミン酸またはその誘導
体。
上記(4)式の化合物またはその誘導体として具体的
には、例えば、N−ラウロイルグルタミン酸;N−ミリス
トイルグルタミン酸;N−パルミトイルグルタミン酸;N−
アシルグルタミン酸;およびこれらのN−アシルグルタ
ミン酸の混合物、並びに、これらのN−アシルグルタミ
ン酸のモノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン
塩、トリエタノールアミン塩、ナトリウム塩およびカリ
ウム塩などを挙げることができる。これらは、光学活性
体またはラセミ体として使用できる。
(D)下記式(5) 〔式中、R5は平均炭素原子数9〜17の非芳香族炭化水素
基、R6は水素原子、炭素原子数1〜4の直鎖または分枝
鎖のアルキル基であり、M5はアンモニウムイオン、アル
カノールアミンイオン、低級アルキルアミンイオン、塩
基性アミノ酸の陽イオン、ナトリウム、カリウム、アル
カリ土類金属または水素であり、pは1または2であ
る。〕 で表わされるN−アシル−N−アルキルアミノ酸または
その塩。
上記(5)式の化合物またはその塩として具体的に
は、例えば、N−ラウロイル−N−エチルグリシン、N
−ラウロイル−N−イソプロピルグリシン、N−ラウロ
イルザルコシン、N−ミリストイルザルコシン、N−パ
ルミトイルザルコシン、N−ラウロイル−N−メチル−
β−アラニン、N−ラウロイル−N−エチル−β−アラ
ニン、N−ミリストイル−β−アラニン、N−パルミト
イル−β−アラニンおよびこれらの混合物、並びに、こ
れらのモノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン
塩、トリエタノールアミン塩、ナトリウム塩およびカリ
ウム塩などを挙げることができる。
本発明で用いられる界面活性剤としては、上記のアニ
オン界面活性剤以外のアニオン界面活性剤、例えばポリ
オキシエチレン高級アルコールリン酸エステルまたはそ
の塩などを前記のアニオン界面活性剤と併用して、ある
いは単独で使用することもできる。さらに、非イオン性
界面活性剤、例えばポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン脂肪酸アルコールエーテル、糖
類脂肪酸エステル、両性界面活性剤、例えばアルキルベ
タイン型、アミドベタイン型の両性活性剤、具体的には
N−デシルジメチルベタイン(デシルベタイン)、ドデ
シルベタイン、テトラベタイン、セチルベタイン、ステ
アリルベタイン、ココアミドベタインなどがあり、代表
的なアミドベタイン型はココアミドプロピルベタイン、
ステアリルアミドメチルベタインなどが上記アニオン活
性剤と併用でまた単独で使用することができる。
界面活性剤の配合量は洗浄剤全体の5〜30重量%、特
に10〜20重量%とすることが好ましく、この範囲で配合
することにより本発明の効果がより確実に発揮される。
また、カチオン性ポリマーの種類も特に制限されない
が、下記式(6) 〔式中、置換基R7及びR8は同一でも相異なっていてもよ
いが、炭素数1〜3のアルキル基もしくはフェニル基又
は水素原子であり、R9及びR10は同一でも相異なってい
てもよいが、炭素数1〜18、好ましくは1〜4のアルキ
ル基又は水素原子である。また、式中Y は陰イオンを
示すもので、例えば塩素、臭素等のハロゲンイオン、硫
酸、硝酸等の無機酸残基、メチル硫酸、ヒドロキシカル
ボン酸等の有機酸残機などである。更に、s,tはそれぞ
れ0又は1であり、かつs+t=1であり、また、mは
m≧1で、かつm,nはそれぞれ該化合物の分子量を1万
〜150万にする数である。〕 で表わされるものを好適に使用できる。
この場合、カチオン性ポリマーとしては、(6)式中
のs=1かつt=0又はs=0かつt=0の下記
(7),(8)式で示される構造式を有するジアルキル
ジアリルアンモニウム塩のコポリマーが特に好ましく使
用される。
(但し、R7,R8,R9,R10,Y ,m,nは上記と同様である。) より具体的には、上記(7),(8)式の化合物とし
て、下記(9)式及び(10)式 (但し、式中R11及びR12は水素原子又はメチル基、X
はハロゲンイオンであり、m及びnは化合物の分子量を
1万から150万にする数である。) で示されるジメチルジアリルアンモニウムハライドとア
クリロアマイドとのコポリマー、例えばメルク社製のME
RQUAT550等が挙げられる。
上記以外のカチオン性ポリマーとして、第四級窒素含
有水溶性ポリマーが使用できる。かかる、第四級窒素含
有水溶性ポリマーは0.0005〜0.005の範囲のカチオン化
密度を有することが好適であり、分子量で規定すれば20
00〜300万の範囲のものが好ましい。ただし、ここで言
うカチオン化密度は次式で定義される。
なお、上記第四級窒素含有水溶性ポリマーは、カチオ
ン化セルロース誘導体;第四級窒素含有スターチ;第四
級窒素含有ポリ(トリアルキルアミノエチルメタクリレ
ート);第四級窒素含有ビニルピロリドンコポリマー;
等を包含する。
カチオン性ポリマーはその1種又は2種以上を配合す
ることができるが、その配合量は洗浄剤全体の0.1〜5
重量%、特に0.1〜3重量%とすることが好ましい。0.1
重量%未満では被洗浄物にしっとり感、なめらかさを付
与できない場合があり、5重量%を超えると被洗浄物が
べたつくことがある。
更に、有機カルボン酸又はその塩の種類も限定されな
いが、クエン酸、酒石酸、コハク酸、安息香酸、及びそ
れらのナトリウム塩、カリウム塩等の1種又は2種以上
を好適に用いることができる。
有機カルボン酸又はその塩の配合量は洗浄剤全体の0.
05〜5重量%、特に0.1〜2重量%とすることが好まし
く、この範囲で配合することにより本発明の効果がより
確実に発揮される。
また、本発明に用いるシリコーン分散液は、水等の分
散媒に上記式(1)で表わされる粒径0.05〜10μ、好ま
しくは0.1〜5μのシリコーンをアニオン界面活性剤に
よって全体の15〜70重量%、好ましくは35〜50重量%乳
化分散したものである。なお、式(1)中のnは約1000
〜2000であることが望ましい。
ここで、シリコーンの分散に用いるアニオン活性剤と
しては、例えばPOEアルキルエーテル硫酸塩、アルキル
硫酸塩等を挙げることができる。また、シリコーンの分
散にはアニオン活性剤に高級アルコールのEO付加体及び
POE硬化ヒマシ油、ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビ
トール脂肪酸エステルやエーテル等のノニオン活性剤を
併用してもよい。
シリコーン分散液の配合量は洗浄剤全体の0.2〜9重
量%、特に2.5〜6重量%とすることが好ましい。0.2重
量%未満では仕上げ硬化が不十分になることがあり、9
重量%を超えると滑らかさがなくなり、毛髪がべたつく
などのデメリットを生ずる場合がある。
本発明による洗浄剤は、毛髪用シャンプー、衣類用洗
浄剤等として使用されるものであるが、この場合本発明
の洗浄剤には、発明の効果に影響を与えない範囲におい
て、必要に応じて通常使用されている補助添加剤を添加
することができる。このような添加剤としては、例え
ば、食塩、芒硝、可溶化剤、BTH、α−トコフェロール
等の酸化防止剤、紫外線吸収剤、タンパク誘導剤、動物
抽出エキス、殺菌剤、色素、香料等を挙げることができ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、洗浄剤主剤の
洗浄効果及びシリコーンの仕上げ効果を低下させること
なく洗浄剤中にシリコーンを安定に分散させることがで
き、従って長期間にわたって優れた洗浄効果、仕上げ効
果を安定して発揮する液体洗浄剤を得ることができる。
それ故、本発明によって例えば毛髪用シャンプーを製造
した場合、洗浄力に優れ、しかも洗浄後の毛髪に滑らか
さ、さらさら感を付与し、かつフライアウェイを防止す
ると共に、毛髪に良好なセット保持力を与えるシャンプ
ーを得ることができるものである。
以下、実施例を示してこの発明を具体的に説明する
が、この発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。なお、説明に先立ち、各例において採用した評価方
法について説明する。
(1)起泡力の評価 調製した液体洗浄剤の6%水溶液20ml(25℃)を100m
lのメスシリダーに採取し、人口汚垢として液体ラノリ
ンを0.2g添加して10秒間に20回振とうし、振とう終了か
ら1分後の泡容積を測定した。評価は、測定された泡容
積が60ml以上のものを良好とし、それ未満は不良とし
た。
(2)柔軟性の評価 柔軟性は、調製した液体洗浄剤を用いて毛髪を洗浄
し、洗浄後の毛髪の静摩擦係数、毛髪のなめらかさ、ま
とまり易さの3点について評価した。これら3点の評価
方法はそれぞれ以下に示す通りである。
(i)静摩擦係数 調製した液体洗浄剤1.0gを用いて毛髪(5g、20cm)の
もみ洗いを1分間行なってすすいだ後、温度25℃、相対
湿度65%の恒温室中に24時間放置して乾燥させた。乾燥
が終了した後、摩擦係数メーター(シンコー電気社製)
を用いて静摩擦係数を測定した。なお、官能試験による
毛髪のなめらかさとの対比により、静摩擦係数が0.17以
下のものがなめらかであるとすることができる。
(ii)毛髪のなめらかさ 調製した液体洗浄剤を用いて洗浄し、すすぎおよび乾
燥を終えた毛束(5g、20cm)のなめらかさを、テスター
20名により、市販シャンプーを用いた場合と比較する一
対比較法によってそれぞれ評価した。評価基準は以下の
通りである。
◎:市販品よりも優れている ○:市販品よりもやや優れている △:市販品と同等 ×:市販品より劣る (3)フライアウェイ 「ブラシ・クシ通り」を乾燥時に調べ、そのときの毛
髪の静電気による状態変化を肉眼観察した。
○:フライアウェイが全くおこらない ×: 〃 が認められる。
(4)シリコーン粒子の分散性 調製した液体洗浄剤を45℃で1週間保存し,目視ある
いは顕微鏡により観察し判定した。判定基準は以下の通
りである。
○:均一分散している △:合一はないが、分離している ×:合一、分離している 以下、各実施例および比較例について説明するが、以
下の表に示す各成分の含量はすべて重量%表示である。
〔実施例1〜17、比較例1〜5〕 第1,2表に示す組成の22種の毛髪用シャンプー組成物
を調製し、上述の方法に従ってその性能評価を行なっ
た。結果を同表に併記する。なお、シャンプーの製造
は、精製水にアニオン活性剤、カチオン性ポリマー、有
機カルボン酸を加えて洗浄剤種剤を調製した後、この主
剤にシリコーン分散液を混合することにより行なった。
また、各表中のアニオン界面活性剤*1),*2),*
6),*7)、カチオン性ポリマー*3),*8)、シ
リコーン分散液*4),*9),*10),*11),1
2)、有機カルボン酸*5)としては、それぞれ次のも
のを用いた。
*1)ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリ
ウム(:3) *2)α−オレフィンスルホン酸ナトリウム *3)カチオン化セルロース(NW:10万〜20万) *4)下記式(1a) で示される粒径0.1〜2μのシリコーンをアニオン活性
剤を用いて水に分散量が全体の45重量%となるように分
散したもの *5)クエン酸ナトリウム *6)N−ラウロイルサルコシン酸TEA *7)L−グルタミン酸TEA *8)ジメチルジアリルアンモニウムハライドとアクリ
ルアマイドとのコポリマー(メルク社製MERQUAT550) *9)下記式(1b) で示される粒径0.1〜2μのシリコーンをアニオン活性
剤を用いて水に分散量が全体の50重量%となるように分
散したもの *10)下記式(1c) で示される粒径0.1〜2μのシリコーンをアニオン活性
剤を用いて水に分散量が全体の30重量%となるように分
散したもの *11)上記式(1a)で示される粒径0.1〜2μのシリコ
ーンをカチオン活性剤を用いて水に分散量が全体の45重
量%となるように分散したもの *12)上記式(1a)で示される粒径0.1〜2μのシリコ
ーンをノニオン活性剤(HLB:3〜10)を用いて水に分散
量が全体の30重量%となるように分散したもの 第1,2表の結果より、本発明によるシャンプーはシリ
コーンの分散安定性に優れ、かつ洗浄効果、仕上げ効果
が高いことが認められる。これに対し、シリコーン分散
液を配合しないもの(比較例1)、カチオン性ポリマー
を配合しないもの(比較例2)はいずれも仕上げ効果が
劣り、またシリコーン分散液としてカチオン活性剤又は
ノニオン活性剤で分散を行なったものを用いたシャンプ
ー(比較例3〜5)は、いずれもシリコーンの分散性が
悪いものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 3:37)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】界面活性剤とカチオン性ポリマーと有機カ
    ルボン酸又はその塩とを含有する液体洗浄剤主剤に、分
    散媒に下記式(1) (n=180〜2500である) で表される粒径0.05〜10μのシリコーンをアニオン界面
    活性剤によって15〜70重量%分散してなるシリコーン分
    散液を混合することを特徴とする液体洗浄剤の製造方
    法。
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