JP2826900B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JP2826900B2 JP28771090A JP28771090A JP2826900B2 JP 2826900 B2 JP2826900 B2 JP 2826900B2 JP 28771090 A JP28771090 A JP 28771090A JP 28771090 A JP28771090 A JP 28771090A JP 2826900 B2 JP2826900 B2 JP 2826900B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シャンプー、身体用洗浄剤及び軽質衣料用
洗浄剤等として好適に利用できる洗浄剤組成物に関す
る。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
シャンプーのような洗浄剤においては、洗浄力という
洗浄剤としての基本的な機能のほかに、すすぎ時の指通
りの良さや仕上がった髪の感触の良さ等のコンディショ
ニング効果が非常に重要なポイントとなっている。この
ため、カチオン化セルロース等のカチオン性ポリマーや
両性ポリマーなどの水溶性ポリマーがコンディショニン
グ剤として広く使用されている。
これらの水溶性ポリマーは、界面活性剤と複合体を形
成し、すすぎ時にこの複合体が毛髪上に沈着して高いコ
ンディショニング効果を発揮するものである。しかしな
がら、毛髪に残留した複合体は乾燥するに従って不快な
べたつきを生じたり、また充分乾燥した後には固化して
ゴワつく等の問題点があり、理想的な毛髪の感触が得ら
れるものではなかった。
又、特開昭56−72095号公報には、上記カチオン性ポ
リマーの欠点を改良する目的でシリコーン誘導体が添加
されたシャンプー組成物が開示されている。このシャン
プー組成物は、陰イオン界面活性剤、陽イオン性ポリマ
ーおよびシリコーン誘導体を含有するもので、シリコー
ン誘導体として好ましいものとしてポリエーテル変性シ
リコーンが挙げられているが、未だコンディショニング
効果は充分なものではなかった。
更に、毛髪に潤滑性や柔軟性を付与できる化合物とし
てパーフルオロポリエーテルが公知であり、そのシャン
プーへの応用も知られている(L.Rigano,S.Savonelli a
nd P.L.Bencini,International Journal of Cosmetic S
cience 11,259−282(1989))。しかしながら、このパ
ーフルオロポリエーテルは乾燥後の髪の滑りは良くなる
ものの、すすぎ時の指通りの方向には効果が少なく、添
加量によってはべたつき等が生じることもあり、コンデ
ィショニング効果は不充分であった。
従って、すすぎ時から乾燥まで、上記欠点がなく優れ
たコンディショニング効果を示す洗浄剤組成物が望まれ
ていた。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる実情において、本発明者らは鋭意研究を行った
結果、陰イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から選
ばれる一種又は二種以上にカチオン性ポリマー及び両性
ポリマーから選ばれる一種又は二種以上のポリマー及び
フッ素系油剤を含有せしめれば、すすぎから乾燥後まで
良好なコンディショニング効果を有する洗浄組成物が得
られること、更にこの洗浄剤組成物は身体洗浄剤及び軽
質衣料用洗浄剤としても好適に利用できることを見出し
本発明を完成した。
すなわち本発明は、次の成分(A)、(B)及び
(C) (A)陰イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から選
ばれる一種又は二種以上の界面活性剤 (B)カチオン性ポリマー及び両性ポリマーから選ばれ
る一種又は二種以上のポリマー (C)フッ素系油剤 を含有する洗浄剤組成物を提供するものである。
(A)成分の界面活性剤は、陰イオン性界面活性剤又
は両性界面活性剤であるが、具体的には次の如きものが
例示される。
アニオン性界面活性剤: (1) 平均炭素数10〜16のアルキル基を有する直鎖又
は分岐鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩。
(2) 平均炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル
基又はアルケニル基を有し、1分子内に平均0.5〜8モ
ルのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチ
レンオキサイド、エチレンオキサイドとプロピレンオキ
サイドが0.1/9.9〜9.9/0.1の比で、あるいはエチレンオ
キサイドとブチレンオキサイドが0.1/9.9〜9.9/0.1の比
で付加したアルキル又はアルケニルエーテル硫酸塩。
(3) 平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル
基を有するアルキル又はアルケニル硫酸塩。
(4) 平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するオレ
フィンスルホン酸塩。
(5) 平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するアル
カンスルホン酸塩。
(6) 平均10〜24の炭素原子を1分子中に有する飽和
又は不飽和脂肪酸塩。
(7) 平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル
基を有し、1分子中に平均0.5〜8モルのエチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、
エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドが0.1/9.9
〜9.9/0.1の比で、あるいはエチレンオキサイドとブチ
レンオキサイドが0.1/9.9〜9.9/0.1の比で付加したアル
キル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩。
(8) 平均10〜20の炭素原子から成るアルキル基又ア
ルケニル基を有するα−スルホ脂肪酸塩又はエステル。
(9) 炭素数8〜24のアシル基、及び遊離カルボン酸
残基を有するN−アシルアミノ酸型界面活性剤。
(10) 炭素数8〜24のアルキル基又はアルケニル基を
有するリン酸モノ又はジエステル型界面活性剤。
(11) 炭素数8〜22の高級アルコール若しくはそのエ
トキシレート、プロポキシレートなどのスルホコハク酸
エステル又は高級脂肪酸アミド由来のスルホコハク酸エ
ステル。
両性界面活性剤: (12) 炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基若し
くはアシル基を有するα位付加型、2級アミド、若しく
は3級アミド型のイミダゾリン系両性界面活性剤。
(13) 炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基若し
くはアシル基を有するカルボベタイン系、アミドベタイ
ン系、スルホベタイン系、ヒドロキシスルホベタイン
系、若しくはアミドスルホベタイン系両性界面活性剤。
これらの界面活性剤のアニオン性残基の対イオンとし
ては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属イオン、
カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属イオ
ン、アンモニウムイオン、炭素数2又は3のアルカノー
ル基を1〜3個有するアルカノールアミン(例えばモノ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、トリイソプロパノールアミンなど)を挙げる
ことができる。またカチオン性残基の対イオンとして
は、塩素、臭素、沃素等のハロゲンイオン及びメトサル
フェート、サッカリネートイオンを挙げることができ
る。
これらの界面活性剤のうち、特に(2)アルキルエー
テル硫酸塩、(3)アルキル硫酸塩、(6)飽和又は不
飽和脂肪酸塩、(9)アシル化アミノ酸、(10)リン酸
モノエステル型界面活性剤、(11)スルホコハク酸エス
テル、(12)2級及び3級アミド型イミダゾリン系両性
界面活性剤、特に脱塩してポリマーの溶解性を向上させ
たアミドアミノ酸型両性界面活性剤(特開昭63−128100
号)が主活性剤として好ましい。好適な例としては、ポ
リオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(エ
チレンオキサイド平均2〜3モル付加)、ラウリル硫酸
トリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸のナトリウム塩、
ラウロイル−N−メチルタウリン、ラウロイル−N−メ
チル−β−アラニン、ポリオキシエチレンスルホコハク
酸ラウリルジナトリウム(3〜7E.O.)、ラウリルリン
酸、N−ラウロイル−N′−カルボキシメチル−N′−
(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミントリエタノ
ールアミン塩、N−ラウロイル−N−(2−ヒドロキシ
エチル)−N′,N′−ビス(カルボキシメチル)エチレ
ンジアミンナトリウム塩等が挙げられる。これらの界面
活性剤は(B)成分のポリマーと複合体を作り、シャン
プーをすすぐ時にこの複合体が多量な毛髪上に沈着し、
残留する性質を有するものである。
これら界面活性剤は、一種又は二種以上を組合わせて
用いることができ、全組成中に5〜50重量%(以下、単
に%で示す)、特に10〜40%配合するのが好ましい。
本発明で用いられる(B)成分のうち、カチオン性ポ
リマーとしては、例えばカチオン化セルロース誘導体、
カチオン性澱粉、カチオン化グアガム誘導体、ジアリル
4級アンモニウム塩、ジアリル4級アンモニウム塩/ア
クリルアミド共重合物、4級ポリビニルピロリドン誘導
体等が挙げられる。
カチオン化セルロース誘導体としては、次の一般式
(II)で表わされるものが好ましい。
(II)式中、Aはアンヒドログルコース単位の残基を示
し、aは50〜20000の整数であり、各R6は、それぞ次の
一般式(III)で表わされる置換基を示す。
(III)式中R′,R″:炭素数2又は3のアルキレン基 b :0〜10の整数 c :0〜3の整数 d :0〜10の整数 R :炭素数1〜3のアルキレン基又はヒドロキシ
アルキレン基 R7,R8,R9:同じか又は異なっており、炭素数20までのア
ルキル基、アリール基、アラルキル基又は式中の窒素原
子を含んで複素環を形成してもよい。
X1 :陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホ
ン酸、メチル硫酸、リン酸、硝酸等)を表わす。
カチオン化セルロースのカチオン置換度は、0.01〜
1、即ちアンヒドログルコース単位あたりのcの平均値
は、0.01〜1、好ましくは0.02〜0.5である。又、b+
dの合計は平均1〜3である。置換度は、0.01以下で
は、充分でなく、又1以上でもかまわないが反応収率の
点より1以下が好ましい。例えばR7,R8,R9としては全て
CH3基、又は2つがCH3基などの短鎖アルキル基であり残
り1つが炭素数10〜20の長鎖アルキル基であるものが好
ましい。ここで用いるカチオン化セルロース分子量は約
100000〜8000000の間である。
カチオン性澱粉としては次の一般式(IV)で表わされ
るものが好ましい。
(IV)式中、B:澱粉残基 R10:アルキレン基又はヒドロキシアルキレン
基 R11,R12,R13 :同じか又は異なっており、炭素数10以下
のアルキル基、アリール基、アラルキル基又は式中の窒
素原子を含んで複素環を形成してもよい。
X2:陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、ス
ルホン酸、メチル硫酸、リン酸、硝酸等) e:正の整数 カチオン性澱粉のカチオン置換度は0.01〜1、即ち無水
グルコース単位当り0.01〜1、特に0.02〜0.5個のカチ
オン基が導入されたものが好ましい。置換度が0.01以下
では充分でなく、又1以上でもかまわないが反応収率の
点より1以下が好ましい。
カチオン化グアガム誘導体としては、次の一般式
(V)で表わされるものが好ましい。
(V)式中、D:グアガム残基 R14:アルキレン基又はヒドロキシアルキレン
基 R15,R16,R17 :同じか又は異なっており、炭素数10以下
のアルキル基、アリール基、アラルキル基又は式中の窒
素原子を含んで複素環を形成してもよい。
X3:陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、ス
ルホン酸、メチル硫酸、リン酸、硝酸等) f:正の整数 カチオン化グアガム誘導体のカチオン置換度は、0.01
〜1、特に0.02〜0.5個のカチオン基が糖ユニットに導
入されたものが好ましい。この型のカチオン性ポリマー
は、特公昭58−35640号公報、特開昭60−46158号公報、
及び特開昭58−53996号公報中に記載されており、例え
ばセラニーズーシュタイン・ホール社から商品名ジャグ
アールで市販されている。
ジアリル4級アンモニウム塩重合物又はジアリル4級
アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物としては、次
の一般式(VI)又は(VII)で表わされるものが好まし
い。
(VI)及び(VII)式中、 R18,R19 :同じか又は異なっており、水素、アル
キル基(炭素数1〜18)、フェニル基、アリール基、ヒ
ドロキシアルキル基、アミドアルキル基、シアノアルキ
ル基、アルコキシアルキル基、カルボアルコキシアルキ
ル基 R20,R21,R22,R23:同じか又は異なっており、水素原子、
低級アルキル基(炭素数1〜3)、フェニル基 X4 :陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、
スルホン酸、メチル硫酸、硝酸など) g :1〜50の整数 h :0〜50の整数 i :150〜8000の整数 ジアリル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物
の分子量としては約3万〜200万、好ましくは10万〜100
万の範囲が良い。
4級化ポリビニルピロリドン誘導体としては、次の一
般式(VIII)で表わされるものが好ましい。
(VIII)式中、 R24 :水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基 R25,R26,R27:同じか又は異なっており水素原子、炭素数
1〜4のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アミドア
ルキル基、シアノアルキル基、アルコキシアルキル基、
カルボアルコキシアルキル基 Y :炭素原子又はアミド結合中のNH基 X5 :陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スル
ホン酸、炭素数1〜4のアルキル硫酸、リン酸、硝酸
等) l :1〜10の整数 j+K=20〜8000の整数 4級化ポリビニルピロリドン誘導体の分子量としては1
万〜200万、好ましくは5万〜150万が特に良い。上記の
ビニル重合体中に含まれるカチオン性高分子に由来する
カチオン性窒素の含有量はビニル重合体に対して0.004
〜0.2%、好ましくは0.01〜0.15%である。0.004%以下
では充分に効果がなく、0.2%以上では性能的にはよい
がビニル重合体の着色の原因にもなり又、経済的にも不
利となる。
これらカチオン性ポリマーのなかで、特にカチオン化
セルロース、ジアリルアンモニウム塩重合物、ジアリル
アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物などが好まし
い。
また、両性ポリマーとしては、例えばアクリル酸エス
テル又はメタクリル酸エステルとアクリル酸エステル又
はメタクリル酸エステルのベタイン型両性化合物とから
なる共重合物、メタクリル酸エステルの重合体、アクリ
ル酸エステルの重合体等が挙げられる。具体的には、例
えば次の(i)〜(iii)の各群、 (i)ジメチルアミノエチルメタレート、ジエチルアミ
ノエチルメタクリレート、ジメチルアミノエチルアクリ
レート、N,N−ジメチルエチルメタクリルアミド、4−
ビニルピリジン等、 (ii)ステアリル(メタ)アクリレート、ラウリル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、シク
ロヘキシル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アク
リレート、エチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘ
キシルアクリレート等、 (iii)アクリロニトリル、ダイアセトン、アクリルア
ミド、スチレン、クロルスチレン、ビニルトルエン、酢
酸ビニル、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、
ポリエチレングリコール若しくはポリプロピレングリコ
ールと(メタ)アクリル酸とのエステル、N−ビニルピ
ロリドン等から選ばれた単量体を共重合させ、これをハ
ロゲン化酢酸処理して両性化したもの(特開昭55−1042
09号)が挙げられる。
これらカチオン性ポリマー及び両性ポリマーは一種又
は二種以上を組合わせて用いることができ、全組成中に
0.05〜2%、特に0.1〜1.0%配合するのが好ましい。
(C)成分として用いられるフッ素系油剤としては、
常温で液状のフッ素原子を含有した有機化合物であり、
例えばパーフルオロデカリン、パーフルオロアダマンタ
ン、パーフルオロブチルテトラハイドロフラン、パーフ
ルオロオクタン、パーフルオロノナン、パーフルオロペ
ンタン、パーフルオロデカン、パーフルオロドデカン、
パーフルオロポリエーテル等が挙げられ、特に次の一般
式(I) 〔式中、R1、R3、R4及びR5は同一でも異なってもよく、
それぞれフッ素原子、パーフルオロアルキル基又はパー
フルオロアルキルオキシ基を、R2はフッ素原子又はパー
フルオロアルキル基を、p、q及びrは分子量が500〜1
00,000となる0以上の数を示す。ただし、p=q=r=
0となることはない。〕 で表されるパーフルオロポリエーテルが好ましい。な
お、ここでカッコ内に示される各パーフルオロ基はこの
順で並んでいる必要はなく、またランダム重合でもブロ
ック重合でもかまわない。かかるパーフルオロポリエー
テルとしては、特に粘度が5〜5,000cStの液体状のもの
が好ましく、例えば次の一般式(IX) (式中、x及びyは分子量が500〜10,000となる数を示
し、x/yは0.2〜2である。) で表わされるFOMBLIN HC/04(平均分子量1,500)、同HC
/25(同3,200)及び同HC/04(同6,600)(以上モンテフ
ルオス社製)や、次の一般式(X) FCF2CF2CF2OzCF2CF3 (X) (式中、zは4〜500の数を示す。) で表わされるデムナムS−20(重量平均分子量25,00
0)、同S−65(同4,500)、同S−100(同5,600)及び
同S−200(同8,400)(以上ダイキン工業社製)などの
市販品を使用することができる。
フッ素系油剤は一種又は二種以上組み合わせて用いる
事ができ、これらフッ素油剤は全組成物中に0.01〜5
%、特に0.1〜1%配合するのが好ましい。0.01%未満
であると、コンディショニング効果が低く、5%を超え
ると、泡立ちを低下させたり、乾燥後べたつくなどの欠
点が見られ、好ましくない。
本発明に用いられるフッ素系油剤は、水に対して不溶
性であり、炭化水素系油剤と比較し、比重も大きい。そ
の為、フッ素系油剤を含む洗浄剤は、その形態に応じ
て、これを分散安定化させる技術が必要とされる場合が
ある。この分散には、本願の(B)成分であるコンディ
ショニングポリマーの他に、更に一般に使用されるアニ
オン性ポリマー、非イオン性ポリマー等の増粘剤を加え
ることが有効である。例えば、アニオン性ポリマーとし
ては、キサンタンガム、ガルボキシビニルポリマー、カ
ルボキシメチルセルロース等が挙げられ、非イオン性ポ
リマーとしてはメチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等が挙げられ
るが、好ましくはキサンタンガム、カルボキシビニルポ
リマーである。
これら増粘剤は、全組成物中に0.05〜5%、特に0.1
〜2%配合されるのが好ましい。0.05%未満であると安
定化効果が充分でなく、5%を超えるとコンディショニ
ング効果に悪影響を及ぼすなどの欠点が生じ好ましくな
い。
また、本発明に係る洗浄剤が、均一液相系でない場
合、例えば、噴射剤と混合しエアゾールタイプとして使
用する場合、使用時に振とうして使用する場合等におい
ては、これら増粘剤を必ずしも必要としない。
更に、本発明の洗浄剤組成物は、本発明の効果を損な
わない範囲で洗浄剤組成物に通常用いられる成分、例え
ば非イオン性界面活性剤、アルキルアミンオキサイド、
脂肪酸アルカノールアミド等の増泡剤、スクワレン、ラ
ノリン、シリコーン誘導体、カチオン性界面活性剤等の
感触向上剤;プロピレングリコール、グリセリン、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル、ソルビトール等
の保湿剤;ポリオキシエチレングリコールジステアレー
ト、エタノール等の粘度調整剤;パール化剤、香料、色
素、紫外線吸収剤、酸化防止剤、トリクロサン、トリク
ロロカルバン等の殺菌剤;グリチルリチン酸カリウム、
酢酸トコフェロール等の抗炎症剤;ジンクピリチオン、
オクトピロックス等の抗フケ剤;メチルパラベン、ブチ
ルパラベン等の防腐剤、その他、エンサイクロペディア
・オブ・シャンプー・イングレディエンツ〔ENCYCLOPED
IAOF SHAMPOO INGREDIENTS(MICELLE PRESS,1985年)〕
に記載されている成分等を所望により、添加する事がで
きる。
〔発明の効果〕
本発明の洗浄剤組成物は、すすぎ時の髪の指通り、乾
燥後のくし通り及び柔かさに優れ、べたつきがない等の
コンディショニング効果に優れるものであり、シャンプ
ーとして好適に用いることができる。更に身体に用いた
場合、肌がべたつかず、さらっとした感触が得られ、ボ
ディーシャンプーや洗顔料等の身体洗浄剤として有用で
ある。また軽質衣料用の洗浄剤としても有用である。
〔実施例〕
次に、実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例1 第1表に示す組成のシャンプー組成物を常法に従って
調製し、それぞれすすぎ時及び乾燥後の髪の感触を下記
評価方法により評価した。結果を第1表に示す。
<評価方法> 健常な日本人女性の毛髪20g(15cm)にシャンプー1g
を塗布し、1分間泡立てた後、すすぎ時の指通り、ドラ
イヤーで乾燥させた髪のくし通り、べたつき、柔らかさ
について専門パネラー15名により下記の基準で評価し
た。
すすぎ時の指通り A:きしみが弱く、指通りが良い B:きしみがやや強く、指が通りずらい C:きしみが強く、指通りが悪い 乾燥後のくし通り A:くし通りが良くなめらか B:くしを通す際、多少ひっかかる C:毛先通のくし通り悪くひっかかる 乾燥後のべたつき A:べたつかずさらっとしている B:多少べたつく C:べたつき有り 乾燥後の柔かさ A:柔らかい B:やや柔らかい C:柔らかさを感じない 第1表から明らかなように、本発明のシャンプー組成
物は、すすぎ時の指通りが良好で、乾燥後のくし通り
性、べたつきのなさ、柔らかさに優れたものである。
実施例2〜5 次に示す組成のシャンプー組成物は、いずれもすすぎ
さら乾燥後の感触が良好で、コンディショニング効果に
優れたものであった。
(実施例2) (%) ポリオキシエチレンアルキルスルホコハク酸 ジナトリウム (ソフタールMES7H:日本触媒化学工業(株)) 8 ラウロイル−N−メチル−βアラニンナトリウム (アラノンALE:川研ファインケミカル(株)) 8 ラウリン酸ジエタノールアミド (アミゾールCDE:川研ファインケミカル(株))4 カチオン性ポリマー (ポリマーJR400:UCC社) 1 パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC/04:モンテフルオス社) 0.4 キサンタンガム (エコーガム:大日本製薬(株)) 1 防 腐 剤 0.1 香料、色素、pH調整剤 (適量) 水 バランス 合 計 100.0 実施例3) (%) ポリオキシエンレンラウリルホスホコハク酸 ジナトリウム(3E.O.) 13 ラウリル硫酸トリエタノールアミン 4 ラウリン酸ジエタノールアミド 5 両性ポリマー (プラサイズL−402:瓦応化学(株)) 0.8 パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC/25:モンテフルオス社) 0.3 キサンタンガム (エコーガム:大日本製薬(株)) 1 防 腐 剤 0.1 香料、色素、pH調整剤 (適量) 水 バランス 合 計 100.0 (実施例4) (%) ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸 トリエタノールアミン(3E.O.) 10 ラウリルジメチルアミノ−2−ヒドロキシ プロピルスルホベタイン 5 ラウリン酸モノエタノールアミド 4 カチオン性ポリマー (マーコート100:メルク社) 0.3 パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC/04:モンテフルオス社) 0.8 カルボキシビニルポリマー (カーボポール941;B.F.Goodrich社) 0.2 防 腐 剤 0.1 香料、色素、pH調整剤 (適量) 水 バランス 合 計 100.0 (実施例5) (%) ポリオキシエチレンラウリンエーテル硫酸 トリエタノールアミン(3E.O.) 8 ラウロイル−N−メチル−βアラニン ナトリウム (アラノンALE:川研ファインケミカル(株)) 8 ラウリン酸ジエタノールアミド (アミゾールCDE:川研ファインケミカル(株))4 カチオン性ポリマー(ポリマーJR400:UCC社) 1 パーフルオロデカリン(アルドリッチ社) 0.5 キサンタンガム (エコーガム:大日本製薬(株)) 1 防 腐 剤 0.1 香料、色素、pH調整剤 (適量) 水 バランス 合 計 100.0 実施例6 次に示す組成の身体洗浄剤組成物は、乾燥後の肌がべ
とつかず、さらっとする等の感触に優れるものである。
(%) ラウリルリン酸トリエタノールアミン 18 ラウリン酸トリエタノールアミン 2 ラウリン酸モノエタノールアミド 2 カチオン性ポリマー(JR400:UCC社) 0.3 パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC/04:モンテフルオス社) 0.5 キサンタンガム (エコーガム:大日本製薬(株)) 1 防 腐 剤 0.1 香料、色素、pH調整剤 (適量) 水 バランス 合 計 100.0 試験例1 実施例4に関して30℃の恒温槽にて20日間保存し、沈
殿の有無を観察した。
その結果、沈殿は見られずフッ素系油剤が安定に分散
されていることが確認できた。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の成分(A)、(B)及び(C) (A)陰イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から選
    ばれる一種又は二種以上の界面活性剤 (B)カチオン性ポリマー及び両性ポリマーから選ばれ
    る一種又は二種以上のポリマー (C)フッ素系油剤 を含有する洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】(C)成分のフッ素系油剤が次の一般式
    (I) 〔式中、R1、R3、R4及びR5は同一でも異なってもよく、
    それぞれフッ素原子、パーフルオロアルキル基又はパー
    フルオロアルキルオキシ基を、R2はフッ素原子又はパー
    フルオロアルキル基を、p、q及びrは分子量が500〜1
    00,000となる0以上の数を示す。ただし、p=q=r=
    0となることはない。〕 で表されるパーフルオロポリエーテルである請求項1記
    載の洗浄剤組成物。
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