JP2930726B2 - 改善された粒状ふけ防止剤沈着性を有する高起泡性ふけ防止シャンプー - Google Patents

改善された粒状ふけ防止剤沈着性を有する高起泡性ふけ防止シャンプー

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JP2930726B2 JP7504554A JP50455495A JP2930726B2 JP 2930726 B2 JP2930726 B2 JP 2930726B2 JP 7504554 A JP7504554 A JP 7504554A JP 50455495 A JP50455495 A JP 50455495A JP 2930726 B2 JP2930726 B2 JP 2930726B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は粒状ふけ防止剤を含有したシャンプー組成物
に関する。特に、本発明は結晶懸濁剤で懸濁された粒状
ふけ防止剤を含有したシャンプー組成物に関する。
発明の背景 ふけ防止剤も含有したヘアクリーニング用シャンプー
組成物は周知である。好ましいタイプのふけ防止剤の中
には、イオウ、二流化セレン及びピリジンチオンの重金
属塩のような粒状結晶ふけ防止剤がある。これらタイプ
のシャンプーが含有されたパッケージの激しい振盪を必
要とせずに、それらが有効で、一貫したレベルの性能を
示すためには、それらを懸濁剤の助けで組成物に懸濁さ
せることが必要である。更に、シャンプーは長期間にわ
たり棚上げ又は貯蔵したままにされやすいため、懸濁剤
は粒状ふけ防止剤を長期間にわたりうまく懸濁させてお
くことが重要である。粒状ふけ防止剤の懸濁にとり好ま
しい懸濁剤は、シャンプーが棚上で貯蔵されているとき
のように剪断に付されていないときシャンプー中で結晶
網状構造を形成するが、ユーザーがその一部を手又はヘ
ア上に分配する過程でシャンプーのボトルを傾けたとき
のように剪断に付されたとき組成物を易流動性にするも
のである。このような懸濁剤の例にはエチレングリコー
ルジステアレート及びN,N−ジ(水素付加タロウ)アミ
ド安息香酸がある。
ふけ防止剤を懸濁することと同じく重要なことに、懸
濁剤はふけ防止剤を使用中に頭皮上に沈着させねばなら
ない。ふけ防止剤が沈着しないならば、それはおそらく
洗い落とされてしまい、したがって良好なふけ防止効力
を発揮できない。加えて、油、脂肪、汚れ及び粒状物質
を除去するように考えられた、シャンプー中における洗
浄、即ち“クリーニング”界面活性剤は、粒状ふけ防止
剤もリンス中に運び去ることがある。このため、粒状ふ
け防止剤の非効率的な沈着は、ふけ防止性能を発揮する
シャンプーの能力を乏しいものにしてしまう。
ふけ防止シャンプーの処方でもう1つの重要なパラメ
ーターは起泡性である。一般消費者はしばしば高い起泡
性を有効なクリーニング性と関連付けており、典型的に
は美的観点から低起泡性シャンプーよりも高起泡性シャ
ンプーを好んでいる。残念ながら、粒状ふけ防止剤を懸
濁する上で高度に有効な結晶懸濁剤は、起泡性能に悪影
響を与える傾向もある。したがって、高い起泡性を促進
する成分のレベルを増加させるか又はそれを加えること
により、これらシャンプーの起泡性能を高めることが慣
用的実務になった。この目的にとり一般的な成分には、
アルキルサルフェート界面活性剤のレベル増加、ベタイ
ン両性界面活性剤の添加又はレベル増加、脂肪エステル
(例えば、C10−C22)モノ及びジ(C1−C3)アルカノー
ルアミド起泡増進剤の添加がある。
しかしながら、起泡性能を高めるこれらの成分もシャ
ンプーマトリックスから粒状ふけ防止剤の沈着性を減少
させることがわかった。
本発明の目的は、粒状ふけ防止剤の沈着性を改善す
る、懸濁された粒状ふけ防止剤を含有した高起泡性ふけ
防止シャンプーを提供することである。
当業者に明らかな又は明らかになる本発明のこれら及
び他の効果は、以下の説明で記載されるように、本発明
に従い得ることができる。
他で指摘されないかぎり、すべてのパーセンテージは
全組成物の重量で計算され、すべての比率は重量ベース
で計算されている。他で指摘されないかぎり、成分は活
性レベルに基づいており、したがって市販物質中に含有
されるキャリヤ又は副産物を含まない。
発明の要旨 本発明は粒状ふけ防止活性剤の改善された沈着性を有
する高起泡性ふけ防止シャンプー組成物を提供し、その
組成物は: (a)アルキルサルフェート及びアルキルエトキシル化
サルフェート、それらの酸及びそれらの混合物からなる
群より選択されるアニオン系界面活性剤約5〜約29.5重
量%; (b)N−アシルアミノ酸アニオン系界面活性剤及びそ
の塩約0.5〜約5重量%; (c)粒状ふけ防止剤約0.1〜約10重量%; (d)上記ふけ防止活性剤用の結晶懸濁液約0.5〜約10
重量%; (e)水約40〜約89重量%; からなり、上記組成物中における全洗浄界面活性剤濃度
は約10〜約30%であり、成分(b):成分(a)の重量
比は少なくとも約1:20であり、上記組成物はベタイン界
面活性剤及びアルカノールアミド起泡増進剤を実質上含
んでいない。
粒状ふけ防止剤の予想外に高い沈着性は、高品質起泡
性を含めて、ベタイン及びアルカノールアミド起泡増進
剤の代わりにN−アシルアミノ酸界面活性剤を用いた、
本発明の組成物で得られる。
発明の具体的な説明 洗浄界面活性剤成分 本発明の組成物は、必ず2タイプのアニオン系界面活
性剤:(a)アルキルサルフェート、アルキルエトキシ
ル化サルフェート又はそれらの混合物と、(b)N−ア
シルアミノ酸界面活性剤を含んだ洗浄界面活性剤を含有
している。本組成物は1種以上の他のアニオン系界面活
性剤と、ノニオン系及び両性界面活性剤を更に含むこと
ができる。洗浄界面活性剤の目的は組成物にクリーニン
グ性能を付与することである。しかしながら、本組成物
はベタイン界面活性剤及びアルカノールアミド起泡増進
剤を実質上含んでいない。
全洗浄界面活性剤成分は、通常組成物の約10〜約30重
量%、好ましくは約12〜約25%、更に好ましくは約15〜
約22%のレベルで存在する。
サルフェート界面活性剤 本組成物は、必須界面活性剤成分として、アルキルサ
ルフェート、アルキルエトキシル化サルフェート又はそ
れらの混合物を含んでいる。典型的には、このようなサ
ルフェート界面活性剤は、合わせて組成物の約5〜約2
9.5重量%、好ましくは約10〜約25%、更に好ましくは
約12〜約22%、最も好ましくは約15〜約22%のレベルで
存在する。これらの物質は各々式(I)ROSO3及び(I
I)RO(C2H4O)xSO3Mを有するが、ここでRは炭素原子
約8〜約30のアルキル又はアルケニル、xは1〜10、M
はH又は可溶性塩形成チカン、例えばアンモニウム、ト
リエタノールアミンのようなアルカノールアミン、ナト
リウム及びカリウムのような一価金属と、マグネシウム
及びカルシウムのような多価金属カチオンである。アニ
オン系界面活性剤のカチオンMは、アニオン系界面活性
剤成分が水溶性であるように選択されるべきである。溶
解性は選択された具体的アニオン系界面活性剤とカチオ
ンに依存している。アニオン系界面活性剤の適切な混合
物を決めるための補助として、アニオン系界面活性剤は
選択される界面活性剤のクラフト温度が約15℃以下、好
ましくは約10℃以下、更に好ましくは約0℃以下である
ように選択されるべきである。アニオン系界面活性剤は
本組成物に可溶性であることも好ましい。
好ましくは、Rはアルキル及びアルキルエトキシル化
サルフェートの双方において炭素原子約10〜約18を有す
る。アルキルエトキシル化サルフェートは、典型的には
エチレンオキシドと炭素原子約8〜約24を有する一価ア
ルコールとの縮合生成物として得られる。そのアルコー
ルは脂肪、例えばココナツ油、パーム核油又は獣脂に由
来しても、あるいは合成であってもよい。このようなア
ルコールは好ましくは約1〜約10、更に好ましくは約1
〜約4、最も好ましくは約2〜約3.5モル割合のエチレ
ンオキシドと反応させて、例えばアルコール1モル当た
り平均3モルのエチレンオキシドを有する分子種で得ら
れる混合物が硫酸化及び中和される。
本発明で使用できるアルキルエーテルサルフェートの
具体例はココナツアルキルトリエチレングリコールエー
テルサルフェート、タロウアルキルトリエチレングリコ
ールエーテルサルフェート及びタロウアルキルヘキサオ
キシエチレンサルフェートのナトリウム及びアンモニウ
ム塩である。高度に好ましいアルキルエーテルサルフェ
ートは個々の化合物の混合物からなるものであり、その
混合物は炭素原子約12〜約16の平均アルキル鎖長及びエ
チレンオキシド約1〜約4モルの平均エトキシル化度を
有する。
N−アシルアミノ酸界面活性剤 本発明のシャンプー組成物は、約0.5〜約5%、好ま
しくは約0.7〜約4%、更に好ましくは約1〜約3%の
N−アシルアミノ酸界面活性剤を含んでいる。
本目的のN−アシルアミノ酸界面活性剤には、下記の
ような式IIIで表されるようなN−アシルヒドロカルビ
ル酸及びその塩がある: 上記式中:R1はC8−C24、好ましくはC10−C18アルキル又
はアルケニル基である;R2は−H、C1−C4アルキル、フ
ェニル又は−CH2COOM、好ましくはC1−C4アルキル、更
に好ましくはC1−C2アルキルである;R3は−CR4 2−又はC
1−C2アルコキシである(各R4は独立して−H、C1−C6
アルキル又はアルキルエステルである);nは1〜4、好
ましくは1又は2である;Mは−H又は前記のようなカチ
オン、好ましくはナトリウム又はカリウムのようなアル
カリ金属である。
様々なN−アシル酸界面活性剤とそれらの合成はAnio
nic Surfactants,Part II,Surfactant Science Serie
s,Vol.VII,Warner M,Linfield,Marcel Dekker,Inc.(Ne
w York and Basel)発行,1976,pp.581−617で記載され
ている。
特に好ましいのは、R2がメチル、R3が−CH2−、nが
1である式IIIの化合物であり、これはN−アシルサル
コシネート及びその酸として知られる。具体例にはラウ
ロイルサルコシネート、ミリストイルサルコシネート、
ココイルサルコシネート及びオレオイルサルコシネー
ト、好ましくはそれらのナトリウム及びカリウム塩形の
ものがある。
本明細書で記載された界面活性剤の目的から、“アル
キル”又は“アルケニル”という用語にはエーテル又は
ポリエーテル結合鎖のような中間結合鎖、あるいはヒド
ロキシル又はハロゲン基のような非官能置換基を1以上
含んでいてもよい基(その基は疎水性のままである)の
混合も含むと理解されるべきである。
N−アシルアミノ酸界面活性剤:サルフェート界面活性
剤の比率 N−アシルアミノ酸界面活性剤:サルフェート界面活
性剤(アルキルサルフェート及びアルキルエトキシル化
サルフェートの合計)の重量比は、少くとも約1:20、好
ましくは約1:18〜約1:1、更に好ましくは約1:12〜約1:4
であるべきである。用いられるN−アシルアミノ酸界面
活性剤のレベルはシャンプーの泡立ち及び起泡性を高
め、しかも粒状ふけ防止剤の沈着性を高める上で十分で
あるべきである。上記比における上限は、比較的高いN
−アシルアミノ酸界面活性剤のコストと、少量のサルフ
ェート界面活性剤が用いられたときの低いクリーニング
性能のせいで、性質上実際的である。
アルキルサルフェート:アルキルエトキシル化サルフェ
ートの比率 本発明のサルフェート界面活性剤はアルキルサルフェ
ート又はアルキルエトキシル化サルフェートから全部な
っていてもよいが、好ましくはこれらエトキシル化及び
非エトキシル化種の組合せである。アルキルサルフェー
ト対アルキルエトキシル化サルフェートの重量比は、好
ましくは約4:1〜約1:10、更に好ましくは約2:1〜約1:
8、更に一層好ましくは約1:1〜約1:5、最も好ましくは
約1:2〜約1:4である。上記のような重量比は、起泡性、
クリーニング性及び粒状ふけ防止剤性能の最良の組合せ
を示すそれらの能力に関して好ましい。アルキルサルフ
ェートは優れたクリーニング及び起泡性能を示すことが
できる。アルキルエトキシル化サルフェートは優れたク
リーニング性能を示し、皮膚にマイルドであり、アルキ
ルサルフェートと比較して粒状ふけ防止剤の沈着性を高
めることができる。
ベタイン界面活性剤及びアミド起泡増進剤を実質上含ま
ない 本組成物はベタイン界面活性剤及びアミド起泡増進剤
を事実上含まない。“実質上含まない”とは、本組成物
がこれら物質の各々を約1重量%以下、好ましくは約0.
5%以下、更に好ましくは約0.25%以下、最も好ましく
は本質的に0%で含有することを意味する。ベタイン界
面活性剤及びアミド起泡増進剤の存在は、本発明の粒状
ふけ防止剤の沈着性に悪影響を与えることがある。
排除されるベタイン界面活性剤には、下記式(IV)で
表されるものがある: 上記式中: R1は−COOM及び−CH(OH)CH2SO3Mからなる群より選択
される基である; R2はC1−C3アルキル又はヒドロキシ(C1−C3)アルキル
である; R3はC1−C3アルキル又はヒドロキシ(C1−C3)アルキル
である; R4は水素及びC1−C3アルキルからなる群より選択される
基である; R5はC8−C20アルキル又はアルケニルである; YはC1−C3アルキルである; mは2〜7の整数である; nは整数1又は0である; Mは水素、あるいはアルカリ金属、アルカリ土類カチオ
ン金属、アンモニウム又はアルカノールアミドのような
カチオンである。
“アルキル”又は“ヒドロキシアルキル”という用語
は、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ヒドロキシプロピル、ヒドロキシエチル等のような、直
鎖又は分岐鎖、飽和、脂肪族炭化水素基及び置換炭化水
素基を意味する。
本シャンプー組成物は脂肪エステル(例えば、C10−C
22)モノ及びジ(C1−C5、特にC1−C3)アルカノールア
ミドのようなアミド起泡増進剤も実質上含まない。
本発明の組成物は、過度に沈着性を減少させる他の成
分、特に組成物に有意の影響を与えない成分を実質上含
まないことも好ましい。
任意界面活性剤 任意アニオン系洗浄界面活性剤の適切な種類は、下記
一般式(V)の有機硫酸反応生成物の水溶性塩で表され
るような脂肪族スルホネートである: R1−SO3−M (V) 上記式中R1は約8〜約24、好ましくは約12〜約18の炭素
原子を有する直鎖又は分岐鎖飽和脂肪族炭化水素基から
なる群より選択される;Mは前記のようなカチオンであ
り、前記と同様の多価金属カチオンに関する制限をうけ
る。重要な例は、漂白及び加水分解を含めて公知のスル
ホン化法に従い得られる、約8〜約24の炭素原子、好ま
しくは約12〜約18の炭素原子を有するイソ−、ネオ−及
びn−パラフィンを含めたメタン系列の炭化水素とスル
ホン化剤、例えばSO3、H2SO4、発煙硫酸との有機硫酸反
応生成物の塩である。アルカリ金属及びアンモニウムス
ルホン化C12−C18パラフィン(例えば、n−及びsec−
パラフィン)が好ましい。
本発明の用語内に属する合成アニオン系洗浄界面活性
剤の追加例は、イセチオン酸でエステル化されて水酸化
ナトリウムで中和された脂肪酸の反応生成物(例えば脂
肪酸はココナツ油に由来する);メチルタウリドの脂肪
酸アミドのナトリウム又はカリウム塩(脂肪酸は例えば
ココナツ油に由来する)である。この種類の他の合成ア
ニオン系洗浄界面活性剤は米国特許第2,486,921号、第
2,486,922号及び第2,396,278号明細書で記載されてい
る。
更に他の合成アニオン系洗浄界面活性剤にはサクシナ
メートとして表示される種類がある。この種類にはN−
オクタデシルスルホコハク酸二ナトリウム;N−(1,2−
ジカルボキシエチル)−N−オクタデシルスルホコハク
酸四ナトリウム;スルホコハク酸ナトリウムのジアミル
エステル;スルホコハク酸ナトリウムのジヘキシルエス
テル;スルホコハク酸ナトリウムのジオクチルエステル
のような界面活性剤がある。
他の適切なアニオン系洗浄界面活性剤には約12〜約24
の炭素原子を有するオレフィンスルホネートがある。
“オレフィンスルホネート”という用語は、非錯体化三
酸化イオウによるα−オレフィンのスルホン化、その後
その反応で形成されたいかなるスルホン類も加水分解さ
れて対応ヒドロキシ−アルカンスルホネートを生じるよ
うな条件下における酸反応混合物の中和により製造でき
る化合物を意味するために、本明細書では用いられる。
三酸化イオウは液体又は気体であり、必ずというわけで
はないが、不活性希釈物により、例えば液体形態で用い
られる場合には液体SO2、塩素化炭化水素等により、又
は気体形態で用いられる場合には空気、窒素、ガス状SO
2等により通常希釈される。
オレフィンスルホネートが誘導されるα−オレフィン
は約12〜約24の炭素原子、好ましくは約14〜約16の炭素
原子を有するモノオレフィンである。好ましくは、それ
らは直鎖オレフィンである。
本来のアルケンスルホネートと一部のヒドロキシ−ア
ルカンスルホネートに加えて、オレフィンスルホネート
は反応条件、反応剤の割合、オレフィンストック中にお
ける出発オレフィン及び不純物の性質と、スルホン化プ
ロセス中における副反応に応じて、アルケンジスルホネ
ートのような少量の他の物質も含有することがある。
上記タイプの具体的なα−オレフィンスルホネート混
合物は、参考のため本明細書に組み込まれる、1967年7
月25日付で発行されたPflaumer及びKesslerの米国特許
第3,332,880号明細書で更に詳細に記載されている。
アニオン系洗浄界面活性剤のもう1つの種類はβ−ア
ルキルオキシアルカンスルホネートである。これらの化
合物は下記式(VI)を有する: 上記式中R1は炭素原子約6〜20を有する直鎖アルキル
基である;R2は炭素原子約1(好ましい)〜約3を有す
る低級アルキル基である;Mは前記のような水溶性カチオ
ンである。
更に多数の合成アニオン系界面活性剤は、参考のため
本明細書に組み込まれるMcCutcheon′s,Emulsifiers an
d Detergents,1989年版,M.C.Publishing Co.発行で記載
されている。1975年12月30日付で発行されたLaughlinら
の米国特許第3,929,678号明細書も多数の他のアニオン
系と他の界面活性剤タイプについて開示しており、参考
のため本明細書に組み込まれる。
本シャンプー組成物で使用上好ましいアニオン系洗浄
界面活性剤にはラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫
酸アンモニウム、ラウリル硫酸トリエチルアミン、ラウ
レス硫酸トリエチルアミン、ラウリル硫酸トリエタノー
ルアミン、ラウレス硫酸トリエタノールアミン、ラウリ
ル硫酸モノエタノールアミン、ラウレス硫酸モノエタノ
ールアミン、ラウリル硫酸ジエタノールアミン、ラウレ
ス硫酸ジエタノールアミン、ラウリルモノグリセリド硫
酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸
ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウレス硫酸カリ
ウム、ラウリルサルコシン酸ナトリウム、ラウロイルサ
ルコシン酸ナトリウム、ラウリルサルコシン、ココイル
サルコシン、ココイル硫酸アンモニウム、ラウロイル硫
酸アンモニウム、ココイル硫酸ナトリウム、ラウロイル
硫酸ナトリウム、ココイル硫酸カリウム、ラウリル硫酸
カリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ココイ
ル硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸モノエタノ
ールアミン、トリデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
及びドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムがある。
両性界面活性剤 本発明の組成物で使用できる両性洗浄界面活性剤の例
には、脂肪族二級及び三級アミンの誘導体として広義に
記載されるものがあり、その場合に脂肪族基は直鎖又は
分岐鎖であって、脂肪族置換基のうち1つは炭素原子約
8〜約18を有しかつ1つはアニオン水溶性基、例えばカ
ルボキシ、スルホン酸、硫酸、リン酸又はホスホン酸基
を有している。
本発明の両性界面活性剤には、下記式VIIで表される
ようなイミダゾリニウム両性界面活性剤がある: 上記式中R1はc8−C22、好ましくはC12−C16アルキル
又はアルケニルである;R2は水素又はCH2CO2Mである;R3
はCH2CH2OH又はCH2CH2OCH2CH2COOMである;R4は水素、CH
2CH2OH又はCH2CH2OCH2CH2COOMである;ZはCO2M又はCH2CO
2Mである;nは2又は3、好ましくは2である;Mは水素、
あるいはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウ
ム又はアルカノールアンモニウムのようなカチオンであ
る。
このタイプの適切な物質は商品名ミラノール(MIRANO
L)として販売され、複合混合種からなると理解され、R
2で水素を有することができる種類についてpHに応じプ
ロトン化及び非プロトン化種として存在できる。本発明
のイミダゾリニウム両性界面活性剤はイミダゾリニウム
中間体から誘導することができる。しかしながら、必ず
しもイミダゾリニウムから誘導されなくてもよいこと
が、当業者により認識されるであろう。
式VIIの好ましい両性界面活性剤はモノカルボキシレ
ート及びジカルボキシレートである。これら物質の例に
はココアンホカルボキシプロピオネート、ココアンホカ
ルボキシプロピオン酸、ココアンホカルボキシグリシネ
ート(ココアンホジアセテートとも呼ばれる)及びココ
アンホアセテートがある。
本組成物のイミダゾリニウム誘導体成分を供給する具
体的な市販製品には、商品名ミラノールC2M CONC.N.
P.、ミラノールC2M CONC.O.P.、ミラノールC2M SF、
ミラノールCMスペシャル(ミラノール社);アルカテリ
ック(ALKATERIC)2CIP〔アルカリル・ケミカルズ(Alk
aril Chemicals)〕;アンホタージ(AMPHOTERGE)W−
2〔ロンザ社(Lonza,Inc.)〕;モナテリック(MONATE
RIC)CDX−38、モナテリックCSH−32〔モナ・インダス
トリーズ(Mona Industries)〕;リウォテリック(REW
OTERIC)AM−2C〔リウォ・ケミカル・グループ(Rewo C
hemical Group)〕;シェロテリック(SCHEROTERIC)MS
−2〔スケア・ケミカルズ(Scher Chemicals)〕とし
て販売されるものがある。
両性界面活性剤には下記式(VIII)のアミノアルカノ
エート: R−NH(CH2nCOOM (VIII) 及び下記式(IX)のイミノジアルカノエート: R−N〔(CH2mCOOM〕 (IX) とそれらの混合物もある;上記式中n及びmは1〜4の
整数である;RはC8−C22アルキル又はアルケニルである;
Mは水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニ
ウム又はアルカノールアンモニウムである。
このような両性界面活性剤の例にはn−アルキルアミ
ノプロピオネート及びn−アルキルイミノジプロピオネ
ートがある。このような物質はヘンケル(Henkel)から
商品名デリファト(DERIPHAT)及びミラノール社(Mira
nol,Inc,)からミラテイン(MIRATAINE)として販売さ
れている。具体的にはN−ラウリル−β−アミノプロピ
オン酸又はその塩、N−ラウリル−β−イミノジプロピ
オン酸又はその塩がある。
ノニオン系界面活性剤 使用できるノニオン系洗浄界面活性剤には、アルキレ
ンオキシド基(性質上親水性)と、性質上脂肪族でも又
はアルキル芳香族でもよい有機疎水性化合物との縮合に
より製造される化合物として広く定義されるものがあ
る。ノニオン系洗浄界面活性剤の好ましい種類の例は以
下である: 1.アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、
例えば直鎖又は分岐鎖配置のいずれかで炭素原子約6〜
約20のアルキル基を有するアルキルフェノールとエチレ
ンオキシドとの縮合生成物(上記エチレンオキシドはア
ルキルフェノール1モル当たりエチレンオキシド約10〜
約60モルに相当する量で存在する)。
2.エチレンオキシドと、プロピレンオキシド及びエチレ
ンジアミン生成物の反応による生成物との縮合から得ら
れる化合物。
3.直鎖又は分岐鎖配置のいずれかで炭素原子約8〜約18
を有する脂肪族アルコール類とエチレンオキシドとの縮
合生成物、例えばココナツアルコール1モル当たりエチ
レンオキシド約10〜約30モルを有して、ココナツアルコ
ール部分が炭素原子約10〜約14を有する、ココナツアル
コールエチレンオキシド縮合物。
4.下記一般式に相当する長鎖三級アミンオキシド: R1R2R3N→O 上記式中R1は炭素原子約8〜約18のアルキル、アルケニ
ル又はモノヒドロキシアルキル基、0〜約10のエチレン
オキシド部分及び0〜約1のグリセリル部分を有する;R
2及びR3は、例えばメチル、エチル、プロピル、ヒドロ
キシエチル又はヒドロキシプロル基のように、炭素原子
約1〜約3及びヒドロキシ基0〜約1を有する。式中の
矢印は半極性結合の慣用的表現である。
5.下記一般式に相当する長鎖三級ホスフィンオキシド: RR‘R“P→O 上記式中Rは鎖長が炭素原子約8〜約18のアルキル、ア
ルケニル又はモノヒドロキシアルキル基、0〜約10のエ
チレンオキシド部分及び0〜約1のグリセリル部分を有
する;R′及びR″は各々炭素原子約1〜約3を有するア
ルキル又はモノヒドロキシアルキル基である。
6.炭素原子約1〜約3の1つの短鎖アルキル又はヒドロ
キシアルキル基(通常、メチル)と、炭素原子約8〜約
20のアルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル又はケ
トアルキル基、0〜約10のエチレンオキシド部分及び0
〜約1のグリセリル部分を含む1つの疎水性長鎖を有す
る、長鎖ジアルキルスルホキシド。
7.アルキルポリグリコシドのようなアルキル多糖(AP
S)界面活性剤。このような界面活性剤は、参考のため
ここに組み込まれる1986年1月21日付で発行されたLlen
adoの米国特許第4,565,647号明細書で記載されており、
それでは炭素原子約6〜約30の疎水基及び親水基として
多糖(例えば、ポリグリコシド)を有するAPS界面活性
剤について開示している。場合により、疎水及び親水部
分を連結させるポリアルキレンオキシド基が存在しても
よい。アルキル基(即ち、疎水部分)は飽和又は不飽
和、分岐又は非分岐、非置換又は(例えば、ヒドロキシ
又は環式環)置換である。
8. 式R(O)OCH2CH(OH)CH2(OCH2CH2nOHの場合
のようなポリエチレングリコール(PEG)グリセリル脂
肪エステル(nは約5〜約200、好ましくは約20〜約100
である;Rは炭素原子約8〜約20を有する脂肪族ヒドロカ
ルビルである)。
用いられるとき、任意界面活性剤は典型的には約0.05
〜約20%、更に典型的には約0.1〜約10%、好ましくは
約0.5〜約5%のレベルで存在するが、それより高い又
は低いレベルで用いてもよい。
粒状ふけ防止剤 シャンプー組成物は1種以上の粒状ふけ防止剤も含有
する。頭皮でふけのコントロール用に安全有効量のふけ
防止活性剤が用いられる。粒状ふけ防止剤には、例えば
イオウ、硫化セレン及びピリジンチオン塩がある。好ま
しいのは1−ヒドロキシ−2−ピリジンチオンの主金属
塩と二流化セレンである。粒状ふけ防止剤は結晶形であ
り、組成物に不溶性である。一般的に、粒状ふけ防止剤
は組成物の約0.1〜約5重量%、好ましくは約0.3〜約5
%のレベルで用いられる、用いられる具体量は、組成物
が常法で洗髪するために用いられるときにふけをコント
ロールする上で有効量が用いられるかぎり、重要でな
い。
硫化セレンは商業上の主要品である。硫化セレンは1
モルのセレンと2モルのイオウを有する化合物として通
常考えられている。しかしながら、それは環状構造SexS
y(x+y=8)形態をとってもよい。
すべて参考のため本明細書に組み込まれる。1954年11
月16日付で発行されたBaldwinらの米国特許第2,694,668
号;1984年10月6日付で発行されたKapralの米国特許第
3,152,046号;1978年5月16日付で発行されたBrinkmanの
米国特許第4,089,945号;1989年12月12日付で発行された
Wetzelの米国特許第4,885,107号明細書では、ふけ防止
シャンプー組成物で活性成分として二硫化セレンを開示
している。
硫化セレン(二硫化セレン)は、好ましくは約15μ以
下、更に好ましくは約10μ以下の平均を有する。これら
の測定はフォワード(forward)レーザー光散乱装置
〔例えば、マルバーン(Malvern)3600装置〕を用いて
行える。
用いられるならば、硫化セレンは典型的には本発明の
シャンプー組成物中に約0.1〜約5.0重量%、好ましくは
約0.3〜約2.5%、更に好ましくは約0.5〜約1.5%のレベ
ルで存在する。
好ましいピリジンチオンふけ防止剤は非水溶性1−ヒ
ドロキシ−2−ピリジンチオン塩である。好ましい塩は
亜鉛、スズ、カドミウム、マグネシウム、アルミニウム
及びジルコニウムのような重金属から形成される。本発
明で最も好ましい金属は亜鉛である。最も好ましい活性
剤は1−ヒドロキシ−2−ピリジンチオンの亜鉛塩であ
り、これは亜鉛ピリジンチオン(ZPT)ともよく呼ばれ
る。ナトリウムのような他のカチオンも適切である。こ
れらタイプのふけ防止剤は当業界で周知である。1−ヒ
ドロキシ−2−ピリジンチオン塩は、すべて参考のため
本明細書に組み込まれる。1957年10月15日付で発行され
たBernsteinの米国特許第2,809,971号;1966年2月22日
付で発行されたKarstenらの米国特許第3,236,733号;197
3年8月21日付で発行されたParranの米国特許第3,753,1
96号;1973年9月25日付で発行されたParranの米国特許
第3,761,418号;1982年8月17日付で発行されたBolichの
米国特許第4,345,080号;1982年4月6日付で発行された
Bolichらの米国特許第4,323,683号1983年4月12日付で
発行されたBclichの米国特許第4,379,753号;1984号9月
11日付で発行されたWinklerの米国特許第4,470,982号明
細書でふけ防止シャンプー用として開示されている。特
に好ましいのは小板状粒子形の1−ヒドロキシ−2−ピ
リジンチオン塩であり、その粒子は約20ミクロン以内、
好ましくは約8ミクロン以内、最も好ましくは約5ミク
ロン以内の平均サイズを有する。
ピリジンチオン塩はシャンプー組成物の通常約0.1〜
約3重量%、好ましくは約0.3〜約2%のレベルで用い
られる。
他の粒状ふけ防止活性剤にはイオウがある。イオウは
典型的には組成物の約1〜約5重量%、更に好ましくは
約2〜約5%のレベルでふけ防止剤として用いられる。
懸濁剤 本組成物は結晶懸濁剤を含有している。粒状ふけ防止
剤(又は他の物質)を懸濁して、組成物を増粘化する上
で有用な他の懸濁剤も、場合により使用できる。
結晶懸濁剤は粒状ふけ防止剤を懸濁させるために有効
なレベルで用いられる。懸濁は、一般的に環境温度で少
くとも1月間安定であるべきである。少くとも3月間、
好ましくは6月間、最も好ましくは少くとも約24月間の
ような長期の貯蔵安定性が好ましい。一般的に、本組成
物は約0.5〜約10重量%の結晶懸濁剤又はその組合せを
含む。結晶懸濁剤は本シャンプー組成物中に、好ましく
は約0.5〜約5%、更に好ましくは約1〜約4%、最も
好ましくは約1〜約3%のレベルで存在する。
好ましい結晶懸濁剤はアシル誘導体及びアミンオキシ
ド、特にアシル誘導体、特にプレミックス溶液に溶解し
て、その後冷却で再結晶化させうるものである。これら
の物質は長鎖(例えばC8−C22、好ましくはC14−C22
更に好ましくはC16−C22)脂肪族基を含み、即ち長鎖ア
シル誘導体物質及び長鎖アミンオキシドとこのような物
質の混合物がある。エチレングリコール長鎖エステル、
長鎖脂肪酸のアルカノールアミド、長鎖脂肪酸の長鎖エ
ステル、グリセリル長鎖エステル、長鎖アルカノールア
ミドの長鎖エステル、長鎖アルキルジメチルアミンオキ
シド及びそれらの混合物が含まれる。
結晶懸濁剤の例は、参考のため本明細書に組み込まれ
る、1988年5月3日付で発行されたGrote及びPussellの
米国特許第4,741,855号明細書で記載されている。本発
明で使用上適切な懸濁剤には、好ましくは炭素原子約14
〜約22、更に好ましくは炭素原子16〜22を有する脂肪酸
のエチレングリコールエステルがある。モノ及びジステ
アレート双方のエチレングリコールステアレート、特に
約7%以下のモノステアレートを含んだジステアレート
が更に好ましい。他の懸濁剤には、好ましくは炭素原子
約16〜約22、更に好ましくは炭素原子約16〜18を有す
る、脂肪酸のアルカノールアミドがある。好ましいアル
カノールアミドはステアリルモノエタノールアミド、ス
テアリルジエタノールアミド、ステアリルモノイソプロ
パノールアミド及びステアリルモノエタノールアミドス
テアレートである。他の長鎖アシル誘導体には、長鎖脂
肪酸の長鎖エステル(例えば、ステアリルステアレー
ト、セチルパルミテート等)、グリセリルエステル(例
えば、グリセリルジステアレート)及び長鎖アルカノー
ルアミドの長鎖エステル(例えば、ステアラミドジエタ
ノールアミドジステアレート、ステアラミドモノエタノ
ールアミドステアレート)がある。長鎖カルボン酸のエ
チレングリコールエステル、長鎖アミンオキシド及び長
鎖カルボン酸のアルカノールアミドも、前記された好ま
しい物質に加えて、懸濁剤として用いてよい。
懸濁剤にはアルキル(C16−C22)ジメチルアミンオキ
シド、例えばステアリルジメチルアミンオキシドのよう
な長鎖アミンオキシドも含む。組成物が界面活性剤であ
るアミンオキシド又は長鎖アシル誘導体を含有する場
合、懸濁機能はこのようなアミンオキシド又はアシル誘
導体によっても付与され、それらの少くとも一部が結晶
形で存在していれば、追加の懸濁剤は不要かもしれな
い。
使用できる他の長鎖アシル誘導体には、N,N−ジヒド
ロカルビル(C12−C22、好ましくはC16−C18)アミド安
息香酸及びその可溶性塩(例えば、Na及びK塩)、特に
ステパン社(Stepan Company)(Northfield,Illinois,
USA)から市販されるこの群のN,N−ジ(C16−C18及び水
素付加タロウ)アミド安息香酸種がある。
結晶懸濁剤は本シャンプー組成物中で粒状ふけ防止
剤、他の粒状物質又は不溶性流体のエマルジョンの懸濁
を助ける上で役立ち、製品に真珠光沢を与える。
結晶懸濁剤は、水及びアニオン系サルフェート界面活
性剤を含有した溶液中に懸濁剤の融点以上の温度でそれ
を溶解させることにより、本シャンプー中に配合するこ
とができる。次いで懸濁剤は、典型的には結晶化を誘導
するために十分な温度まで溶液を冷却させることによ
り、再結晶化される。
任意の懸濁剤、増粘剤及び粘度調節剤等は、用いられ
るとき、一般的に全組成物の約0.01〜約10重量%、最も
一般的には約0.02〜約5.0%のレベルで用いられる。
一般的に、任意の懸濁剤及び他の粘度調節剤のレベル
は、その物質が加えられるための効果を達成する上でで
きるだけ低いことが好ましい。
使用できる任意の懸濁剤にはカルボキシビニルポリマ
ーのようなポリマー増粘剤もある。好ましいカルボキシ
ビニルポリマーは、参考のため本明細書に組み込まれる
1957年7月2日付で発行されたBrownの米国特許第2,79
8,053号明細書で記載されるような、ポリアリルスクロ
ースで架橋されたアクリル酸のコポリマーである。これ
らのポリマーは、例えばカルボポール(Carbopol)93
4、940、941及び956としてB.F.グッドリッチ社(B.F.Go
odrich Company)により供給されている。
カルボキシビニルポリマーは、モノマーオレフィン性
不飽和カルボン酸を含むモノマー混合物と、全モノマー
の約0.01〜約10重量%の多価アルコールのポリエーテル
とのインターポリマーであって、多価アルコールは少く
とも4つの炭素原子を有し、それには少くとも3つのヒ
ドロキシル基が結合されていて、ポリエーテルは1分子
当たり2以上のアルケニル基を有する。他のモノオレフ
ィン性モノマー物質は、所望であれば、主割合であって
もモノマー混合物中に存在してよい。カルボキシビニル
ポリマーは、液体揮発性有機炭化水素に実質上不溶性で
あり、空気暴露時に寸法安定性である。
カルボキシビニルポリマーを製造するために用いられ
る好ましい多価アルコールには、オリゴ糖、カルボニル
基がアルコール基に変換されたその還元誘導体及びペン
タエリトリトールからなる種類より選択されるポリオー
ルがあり、オリゴ糖が更に好ましく、スクロースが最も
好ましい。修正されるポリオールのヒドロキシル基はア
リル基でエーテル化され、ポリオールはポリオール分子
当たり少くとも2つのアリルエーテル基を有することが
好ましい。ポリオールがスクロースである場合、スクロ
ースはスクロース分子当たり少くとも約5つのアリルエ
ーテル基を有することが好ましい。ポリオールのポリエ
ーテルは全モノマーの好ましくは約0.01〜約4%、更に
好ましくは約0.02〜約2.5%である。
本発明で用いられるカルボキシビニルポリマーを製造
する上で使用上好ましいモノマーオレフィン性不飽和カ
ルボン酸には、モノマー重合性α−βモノオレフィン性
不飽和低級脂肪族カルボン酸がある;更に好ましいのは
下記構造(X)のモノマーオレフィン性アクリル酸であ
る: 上記式中Rは水素及び低級アルキル基からなる群より選
択される置換基である;アクリル酸が最も好ましい。
本発明の処方で用いられる好ましいカルボキシビニル
ポリマーは少くとも約750,000の分子量を有する;少く
とも約1,250,000の分子量を有するカルボキシビニルポ
リマーが更に好ましい;少くとも約3,000,000の分子量
を有するカルボキシビニルポリマーが最も好ましい。
水溶性又はコロイド水溶性ポリマーのような、組成物
にゲル様粘度を付与できるもの、例えばセルロースエー
テル(例えば、ヒドロキシエチルセルロース)、グアー
ガム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、
ヒドロキシプロピルグアーガム、デンプン及びデンプン
誘導体と他の増粘剤、粘度調節剤、ゲル化剤等を含め
て、他の物質も任意の懸濁剤として使用できる。これら
物質の混合物も使用できる。
使用できるもう1つのタイプの懸濁剤はキサンタンガ
ムである。シリコーンヘアコンディショニング成分用の
懸濁剤としてキサンタンガムを利用したシャンプー組成
物は、参考のため本明細書に組み込まれる1988年11月29
日付で発行されたBolich及びWilliamsの米国特許第4,78
8,006号明細書で記載されている。キサンタンガムは市
販されている生合成ガム物質である。それは分子量百万
以上のヘテロ多糖である。それは2.8:2.0:2.0のモル比
でD−グルコース、D−マンノース及びD−グルクロネ
ートを含むと考えられる。その多糖は4.7%アセチルで
部分的にアセチル化されている。この情報及びその他は
Whistler,Roy L.Editor,Industrial Gums−Polysacchar
ides and Their Derivatives(工業ガム−多糖及びそれ
らの誘導体),New York:Academic Press,1973でみられ
る。メルク社(Merck & Co.,Inc)の一部門ケルコ(Ke
lco)はケルトロール(Keltrol)Rとしてキサンタンガ
ムを供給している。そのガムは、シリコーンヘアコンデ
ィショニング成分懸濁剤として用いられるとき、典型的
には本発明の組成物中約0.02〜約3%、好ましくは約0.
03〜約1.2のレベルで流動性液体処方物中に存在する。
水 本発明の組成物は約40〜約89重量%、好ましくは約50
〜約85%、更に好ましくは約60%〜約80%の水を含む。
本組成物のpHは通常重要でなく、2〜約10、好ましく
は約3〜約9、更に好ましくは約4〜約8、最も好まし
くは約5.5〜約7.5の範囲内である。
不溶性乳化流体ヘアコンディショニング剤 本組成物は分散相、即ちエマルジョンの約0.05〜約10
重量%、好ましくは約0.1〜約8%、更に好ましくは約
0.2〜約5%の非水溶性不揮発性流体ヘアコンディショ
ニング剤を場合により含んでいる。この成分は小滴形で
懸濁され、これは組成物の水性連続相から分かれた不連
続相を形成している。数平均小滴サイズは本発明にとり
重要でないが、典型的には約30ミクロン以内、好ましく
は約25ミクロン以内であり、典型的には少くとも約0.1
ミクロン、更に典型的には少くとも約1ミクロンであ
る。このタイプの適切な流体ヘアコンディショニング剤
には不揮発性シリコーンヘアコンディショニング剤及び
有機流体、例えば油状物がある。このタイプのコンディ
ショニング剤が好ましい成分である。本発明の界面活性
剤系は、ふけ防止剤だけでなく、結晶懸濁剤で懸濁され
たときにこのタイプのコンディショニング剤の沈着性も
改善できることがわかった。
“不揮発性”とは、液体が当業界で理解されているよ
うに環境条件下(例えば25℃)で、一般的には25℃、0.
2mmHg以下(好ましくは0.1mmHg以下)で非常に低い蒸気
圧を示すか又は全く有意の蒸気圧を示さないことを意味
する。不揮発性油は環境圧で、好ましくは約250℃以
上、更に好ましくは約275℃以上、最も好ましくは約300
℃以上の沸点を有する。コンディショニング剤の混合物
も使用できる。混和性であるコンディショニング剤の個
別成分は、全体のコンディショニング剤が上記のように
不揮発性であるかぎり、沸点制限外であってもよい。
“非水溶性”とは、物質が25℃、0.1%の濃度で水
(蒸留又は相当物)に可溶性でないことを意味する。
シリコーンヘアコンディショニング剤 本発明の不揮発性非水溶性シリコーンヘアコンディシ
ョニング剤成分は不揮発性で、組成物に不溶性である。
それはエマルジョン、即ち分散不溶性小滴の分離した不
連続相の形態となるようにシャンプー組成物中に混合さ
れる。これらの小滴は懸濁剤で懸濁され、その多数の非
排他的な適切な例は以下で記載されている。この分散シ
リコーンコンディショニング成分にはシリコーン流体の
ようなシリコーン流体ヘアコンディショニング剤を含
み、しかもシリコーン流体沈着効力を高めるか又はヘア
のつやを高めるためにシリコーン樹脂のような他の成分
も含むことができる〔特に、高屈折率(例えば、約1.46
以上)シリコーンコンディショニング剤(例えば、高度
フェニル化シリコーン)が用いられる場合〕。
シリコーンヘアコンディショニング剤相には揮発性シ
リコーン成分を含んでいてもよい。典型的には、揮発性
シリコーンが存在するならば、それはシリコーンゴム及
び樹脂のような市販形の不揮発性シリコーン物質成分の
ための溶媒又はキャリヤとしてそれらの使用に付随する
ようになる。
本発明で有用なシリコーンヘアコンディショニング剤
成分は、25℃で好ましくは約20〜約2,000,000センチス
トークス、更に好ましくは約1000〜約1,800,000センチ
ストークス、更に一層好ましくは約50,000〜約1,500,00
0センチストークス、最も好ましくは約100,000〜約1,50
0,000センチストークスの粘度を有する。粘度はDow Cor
ning Corporate Test Method CTM0004,July 20,1970で
記載されたようにガラスキャピラリー粘度計で測定でき
る。
シリコーンヘアコンディショニング剤成分は、本シャ
ンプー組成物中に、通常組成物の約0.05〜約10重量%、
好ましくは約0.1〜約8%、更に好ましくは約0.2〜約5
%、最も好ましくは約0.5〜約4%のレベルで用いられ
る。具体的組成物で用いられる最少レベルは、コンディ
ショニング効果を付与する上で有効であるべきである。
使用できる最大レベルは、理論ではなく、むしろ現実に
より制限される。約8%を超えるレベルで用いることは
通常不要かつ高価であるが、それより高いレベルでも所
望であれば使用できる。
本発明で使用できるシリコーン流体の1タイプはシリ
コーン油である。“シリコーン油”という用語は、25℃
で1,000,000センチストークス以下の粘度を有する流動
性シリコーン物質を意味する。通常、流体の粘度は25℃
で約5〜1,000,000センチストークス、好ましくは約10
〜約100,000センチストークスである。適切なシリコー
ン油にはポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキ
サン、ポリアルキルアリールシロキサン、ポリエーテル
シロキサンコポリマー及びそれらの混合物がある。ヘア
コンディショニング性質を有する他の不溶性不揮発性シ
リコーン流体も使用できる。
本発明の更に具体的なシリコーン油には、下記構造
(XI)を有するポリアルキル又はアリールシロキサンが
ある: 上記式中Rは脂肪族、好ましくはアルキル又はアルケニ
ル、あるいはアリールであり、Rは置換されていても又
は非置換でもよい;xは1〜約8000の整数である。適切な
非置換R基にはアルコキシ、アリールオキシ、アルカリ
ール、アリールアルキル、アリールアルケニル、アルカ
ミノとエーテル置換、ヒドロキシル置換及びハロゲン置
換脂肪族及びアリール基がある。適切なR基にはカチオ
ン系アミン及び四級アンモニウム基も含む。
シロキサン鎖上で置換された脂肪族又はアリール基
は、得られるシリコーンが室温で流体のままで、疎水性
で、ヘアに適用したとき刺激、毒性もなく有害でもな
く、組成物の他成分と適合し、正常な使用及び貯蔵条件
下で化学的に安定で、組成物に不溶性で、ヘア上に沈着
してそれをコンディショニングできるかぎり、いかなる
構造を有していてもよい。
各モノマーシリコーン単位のケイ素原子上にある2つ
のR基は、同一の基又は異なる基を表す。好ましくは、
2つのR基は同一の基を表す。
好ましいアルキル及びアルケニル置換基はC1−C5、更
に好ましくはC1−C4、最も好ましくはC1−C2アルキル及
びアルケニルである。他のアルキル−、アルケニル−又
はアルキニル含有基(例えば、アルコキシ、アルカリー
ル及びアルカミノ)の脂肪族部分は直鎖でも又は分岐鎖
でもよく、好ましくは1〜5の炭素原子、更に好ましく
は1〜4の炭素原子、更に一層好ましくは1〜3の炭素
原子、最も好ましくは1〜2の炭素原子を有する、前記
のように、R置換基にはアミノ官能基、例えば一級、二
級又は三級アミンあるいは四級アンモニウムのようなア
ルカミノ基も含めることができる。これらにはモノ、ジ
及びトリアルキルアミノとアルコキシアミノ基があり、
その脂肪族部分鎖長は好ましくは前記のとおりである。
R置換基はハロゲン(例えば、塩素、フッ素及び臭
素)、ハロゲン化脂肪族又はアリール基と、ヒドロキシ
(例えば、ヒドロキシ置換脂肪族基)のような他の基で
置換してもよい。適切なハロゲン化R基には、例えば−
R1−C(F)(R1はC1−C3アルキルである)のような
トリハロゲン化(好ましくは、フルオロ)アルキル基が
ある。このようなポリシロキサンの例にはポリメチル−
3,3,3−トリフルオロプロピルシロキサンがある。
使用してよい不揮発性ポリアルキルシロキサン流体に
は、例えばポリジメチルシロキサンがある。これらのシ
ロキサンは、例えばゼネラル・エレクトリック社(Gene
ral Electric Company)からそれらのビスカシル(Visc
asil)R及びSF96シリーズとして、並びにダウ・コーニ
ング(Dow Corning)からそれらのダウ・コーニング200
シリーズとして市販されている。
他の適切なR基にはメチル、メトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ及びアリールオキシがある。シリコーンの末端
にある3つのR基は同一又は異なる基を表す。
適切なR基にはメチル、エチル、プロピル、フェニ
ル、メチルフェニル及びフェニルメチルがある。好まし
いシリコーンはポリジメチルシロキサン、ポリジエチル
シロキサン及びポリメチルフェニルシロキサンである。
ポリジメチルシロキサンが特に好ましい。
使用してよいポリアルキルアリールシロキサン流体に
は、例えばポリメチルフェニルシロキサンもある。これ
らのシロキサンは、例えばゼネラル・エレクトリック社
からSF1075メチルフェニル流体として又はダウ・コーニ
ングから556コスメチック・グレード流体(Cosmetic Gr
ade Fluid)として市販されている。
使用してよいポリエーテルシロキサンコポリマーに
は、例えばポリプロピレンオキシド改質ポリジメチルシ
ロキサン(例えば、ダウ・コーニングDC−1248)がある
が、エチレンオキシド又はエチレンオキシドとプロピレ
ンオキシドの混合物も使用してよい。エチレンオキシド
及びポリプロピレンオキシドレベルは水及び本組成物へ
の溶解を妨げるほど十分低くなければならない。
本発明で使用できるアルキルアミノ置換シリコーンに
は下記式の場合がある: 上記式中x及びyは分子量に依存した整数であり、平
均分子量は約5000〜10,000である。このポリマーは“ア
モジメチコン”としても知られる。
本組成物で使用できるカチオン系シリコーン流体には
下記式に相当する場合がある: (R1aG3-a−Si−(−OSiG2− (−OSiGb(R12-b−O−SiG3-a(R1 上記式中Gは水素、フェニル、OH、C1−C8アルキル、
好ましくはメチルからなる群より選択される;aは0又は
1〜3の整数、好ましくは0を表す; bは0又は1、好ましくは1を表す;n+mの合計は1
〜2000、好ましくは50〜150の数であり、nは0〜199
9、好ましくは49〜149の数を表すことができ、mは1〜
2000、好ましくは1〜10の整数を表すことができる。
R1は式CqH2qLの一価基であり、ここでqは2〜8の整
数であり、Lは下記基から選択される: 上記式中R2は水素、フェニル、ベンジル、飽和炭化水
素基、好ましくは炭素原子1〜20を有するアルキル基か
らなる群より選択され、A-はハライドオンを表す。
すぐ上の式に相当する特に好ましいカチオン系シリコ
ーンは、下記式の“トリメチルシリルアモジメチコン”
として知られるポリマーである: 本組成物で使用できる他のシリコーンカチオン系ポリマ
ーは下記式に相当する: 上記式中R3は炭素原子1〜18を有する一価炭化水素基、
更に詳しくはメチルのようなアルキル又はアルケニル基
を表す; R4は、好ましくはC1−C18アルキレン基又はC1−C18、好
ましくはC1−C8アルキレンオキシ基のような炭化水素基
を表す; Q-はハライドイオン、好ましくはクロリドである; rは2〜20、好ましくは2〜8の平均統計値を表す; sは20〜200、好ましくは20〜50の平均統計値を表す。
これらの化合物は米国特許第4,185,017号明細書で更
に詳細に記載されている。
特に好ましいこの種類のポリマーは、名称“ユカール
・シリコーン・エール 56"(UCAR SILICONE ALE 56)
としてユニオン・カーバイド(UNION CARBIDE)から販
売されているものである。
シリコーンコンディショニング剤で特に有用なもう1
つのシリコーン流体は不溶性シリコーンゴムである。本
明細書で用いられる“シリコーンゴム”という用語は、
25℃で1,000,000センチストークス以上の粘度を有する
ポリオルガノシロキサン物質を意味する。シリコーンゴ
ムは1979年5月1日付で発行されたSpitzerらの米国特
許第4,152,416号明細書及びNoll,Walter,Chemistry and
Technology of Silicones,New York:Academic Press,1
968を含めてPetrarch及びその他により記載されてい
る。ゼネラル・エレクトリック・シリコーンラバー製品
データシートSE30、SE33、SE54及びSE76もシリコーンゴ
ムについて記載している。すべてのこれら記載された参
考文献は参考のため本明細書に組み込まれる。“シリコ
ーンゴム”は典型的には約200,000以上、通常約200,000
〜約1,000,000の質量分子量を有する。具体例としては
ポリジメチルシロキサン、(ポリジメチルシロキサン)
(メチルビニルシロキサン)コポリマー、ポリ(ジメチ
ルシロキサン)(ジフェニルシロキサン)(メチルビニ
ルシロキサン)コポリマー及びそれらの混合物がある。
好ましくは、シリコーンヘアコンディショニング剤
は、約1,000,000センチストークス以上の粘度を有する
ポリジメチルシロキサンゴムと、約10〜約100,000セン
チストークスの粘度を有するポリジメチルシロキサン油
との混合物からなり、その場合にゴム対流体の比率は約
30:70〜約70:30、好ましくは約40:60〜約60:40である。
不揮発性不溶性シリコーン流体コンディショニング剤
のもう1つのカテゴリーは、少くとも約1.46、好ましく
は少くとも約1.48、更に好ましくは少くとも約1.52、最
も好ましくは少くとも約1.55の屈折率を有する高屈折率
シリコーンである。必ずしも制限されないが、ポリシロ
キサン流体の屈折率は、通常約1.70以下、典型的には約
1.60以下である。ポリシロキサン“流体”には油とゴム
を含む。
本発明の目的に適した高屈折率ポリシロキサン流体に
は、前記の一般式(XI)で表されるものと、下記式で表
されるような環状ポリシロキサンがある: 上記式中Rは前記のとおりである;nは約3〜約7、好ま
しくは3〜5である。
本発明の高屈折率ポリシロキサン流体は、屈折率を前
記の望ましいレベルまで増加させるために十分な量のア
リール含有R置換基を有している。加えて、R及びnは
物質が前記のように不揮発性であるように選択されねば
ならない。
アリール含有置換基には、脂環式及びヘテロ環式五及
び六員アリール環と、置換基含有縮合五又は六員環があ
る。アリール環自体は置換されていても、又は非置換で
あってもよい。置換基には脂肪族置換基があり、アルコ
キシ置換基、アシル置換基、ケトン、ハロゲン(例え
ば、Cl及びBr)、アミン等も含む。例示アリール含有基
には置換及び非置換アレーン、例えばフェニル及びフェ
ニル誘導体、例えばC1−C5アルキル又はアルケニル置換
基を有するフェニル、例えばアリルフェニル、メチルフ
ェニル及びエチルフェニル、スチレニルのようなビニル
フェニルと、フェニルアルキン(例えば、フェニルC2
C4アルキン)がある。ヘテロ環式アリール基にはフラ
ン、イミダゾール、ピロール、ピリジン等から誘導され
る置換基がある。縮合アリール環置換基には、例えばナ
フタレン、クマリン及びプリンがある。
一般的に、本発明の高屈折率ポリシロキサン流体は、
少くとも約15%、好ましくは少くとも約20%、更に好ま
しくは少くとも約25%、更に一層好ましくは少くとも約
35%、最も好ましくは少くとも約50%のアリール含有置
換基の度合を有する。典型的には、必ずしも本発明を制
限するつもりではないが、アリール置換度は約90%以
下、更に一般的には約85%以下、好ましくは約55〜約80
%である。
これらのポリシロキサン流体は、それらのアリール置
換の結果として、比較的高い表面張力でも特徴付けられ
る。一般的に、本発明のポリシロキサン流体は少くとも
約24dynes/cm2、典型的には少くとも約27dynes/cm2の表
面張力を有する。本目的による表面張力は、Dow Cornin
g Corporate Test Method CTM 0461,November 23,1971
に従いデ・ニュイ(de Nouy)リング張力計により測定
される。表面張力の変化は上記試験法又はASTM法D1331
に従い測定できる。
本発明の好ましい高屈折率ポリシロキサン流体は、フ
ェニル又はフェニル誘導体置換基(好ましくは、フェニ
ル)と、アルキル置換基、好ましくはC1−C4アルキル
(最も好ましくは、メチル)、ヒドロキシ、C1−C4アル
キルアミノ〔特に、−R1NHR2NH2(各R1及びR2は独立し
てC1−C3アルキル、アルケニル及び/又はアルコキシで
ある)〕との組合せを有する。
高屈折率ポリシロキサンは、ダウ・コーニング社(Mi
dland,Michigan,U.S.A.)、ハルス・アメリカ(Huls Am
erica)(Piscataway,New Jersey,U.S.A)及びゼネラル
・エレクトリック・シリコーンズ(Waterford,New Yor
k,U.S.A.)から市販されている。
組成物で処理されたヘアの展着性を高め、それにより
つや(乾燥後)を高める上で十分な量により表面張力を
減少させるために、シリコーン樹脂又は界面活性剤のよ
うな展着剤(spreading agent)と共に溶液中で高屈折
率シリコーンを利用することが好ましい。一般的に、少
くとも約5%、好ましくは少くとも約10%、更に好まし
くは少くとも約15%、更に一層好ましくは少くとも約20
%、最も好ましくは少くとも約25%まで、高屈折率ポリ
シロキサン流体の表面張力を減少させるために十分な量
の展着剤を用いる。ポリシロキサン流体/展着剤混合物
の表面張力の減少で、ヘアの改善された輝き増加を示す
ことができる。
しかも、展着剤は少くとも約2dynes/cm2、好ましくは
少くとも約3dynes/cm2、更に一層好ましくは少くとも約
4dynes/cm2、最も好ましくは少くとも約5dynes/cm2まで
表面張力を減少させることが好ましい。
ポリシロキサン流体及び展着剤の混合物の表面張力
は、最終製品中に存在する割合のとき、好ましくは30dy
nes/cm2以下、更に好ましくは約28dynes/cm2以下、最も
好ましくは約25dynes/cm2以下である。典型的には、表
面張力は約15〜約30、更に典型的には約18〜約28、最も
一般的には約20〜約25dynes/cm2の範囲内である。
高度アリール化ポリシロキサン流体対展着剤の重量比
は、一般的に約1000:1〜約1:1、好ましくは約100:1〜約
2:1、更に好ましくは約50:1〜約2:1、最も好ましくは約
25:1〜約2:1である。フッ素化界面活性剤が用いられる
ときには、特に高いポリシロキサン:展着剤比がこれら
界面活性剤の効力のために有効である。このため、100
0:1をかなり超える比率が用いられてもよいと考えられ
る。
適切なシリコーン流体について開示する参考文献に
は、Geenの米国特許第2,826,551号;1976年6月22日付で
発行されたDrakoffの米国特許第3,964,500号;Paderの米
国特許第4,364,837号;Woolstonの英国特許第849,433号
明細書がある。これらすべての特許は参考のため本明細
書に組み込まれる。Silicon Compounds,Petrarch Syste
ms,Inc発行,1984も参考のため本明細書に組み込まれ
る。この参考文献は適切なシリコーン流体の広範囲な
(排他的ではない)リストを提供する。
シリコーンコンディショニング剤中に含有できる任意
成分はシリコーン樹脂である。シリコーン樹脂は高度に
架橋されたポリマーシロキサン系である。架橋は、シリ
コーン樹脂の製造に際して、一官能性、二官能性又は双
方のシランと共に三官能性及び四官能性シランを配合し
て導入される。当業界でよく理解されているように、シ
リコーン樹脂を得るために要求される架橋度はシリコー
ン樹脂中に導入される具体的シラン単位に応じて変わ
る。一般的に、剛性又は硬質フィルムに乾固しうるほど
十分なレベル(ひいては十分な架橋レベル)の三官能性
及び四官能性シロキサンモノマー単位を有するシリコー
ン物質がシリコーン樹脂であると考えられる。酸素原子
対ケイ素原子の比率が、具体的なシリコーン物質におけ
る架橋レベルの指標である。ケイ素原子当たり少くとも
約1.1の酸素原子を有するシリコーン物質が、通常本発
明のシリコーン樹脂である。好ましくは、酸素:ケイ素
原子の比率は少くとも約1.2:1.0である。シリコーン樹
脂の製造で用いられるシランにはモノメチル、ジメチ
ル、トリメチル、モノフェニル、ジフェニル、メチルフ
ェニル、モノビニル及びメチルビニル−クロロシランと
テトラクロロシランがあり、メチル置換シランが最も普
通に利用される。好ましい樹脂はGE SS4230及びSS4267
としてゼネラル・エレクトリックから供給される。市販
シリコーン樹脂は低粘度揮発性又は不揮発性シリコーン
流体として溶解形態で通常供給される。本発明で有用な
シリコーン樹脂は、当業者にとり容易に明らかなよう
に、このような溶解形態で供給されて、本組成物中に配
合されるべきである。
シリコーン流体、ゴム及び樹脂とシリコーンの製造に
ついて記載するセクションを含めたシリコーンに関する
背景事項は、参考のため本明細書に組み込まれるEncycl
opedia of Polymer Science and Engineering,Volume 1
5,Second Edition,pp.204−308,John Wiley & Sons,In
c.,1989でみられる。
シリコーン物質及びシリコーン樹脂は、特に名称“MD
TQ"として当業者に周知の短縮命名系に従い特定するこ
とが便利である。この系の下で、シリコーンはシリコー
ンを構成する様々なシロキサンモノマー単位の存在に従
い記載される。簡単には、記号Mは一官能性単位(C
H33SiO0.5を表す;Dは二官能性単位(CH32SiOを表
す;Tは三官能性単位(CH3)SiO1.5を表す;Qは四官能性
単位SiO2を表す。単位記号のプライム、例えばM′、
D′、T′及びQ′はメチル以外の置換基を表し、具体
的には各出現毎に定義されねばならない。典型的な別の
置換基としてはビニル、フェニル類、アミン類、ヒドロ
キシル類等のような基がある。シリコーンで各タイプの
単位の総数(又はその平均)について示す記号の下付き
数字についての、又は分子量と組合わせて具体的に示さ
れる比率としての、いずれかによる様々な単位のモル比
は、MDTQ系下でシリコーン物質の記載を完全にする。シ
リコーン樹脂におけるT、Q、T′及び/又はQ′対
D、D′、M及び/又はM′の相対モル量が高くなるほ
ど、高い架橋レベルを示す。しかしながら、前記のよう
に、全体の架橋レベルは酸素対ケイ素比により示すこと
もできる。
好ましい本発明で有用なシリコーン樹脂はMQ、MT、MT
Q、MDT及びMDTQ樹脂である。このため、好ましいシリコ
ーン置換基はメチルである。M:Q比が約0.5:1.0〜約1.5:
1.0であり、樹脂の平均分子量が約1000〜約10,000であ
るMQ樹脂が特に好ましい。
1.46以下の屈折率を有する不揮発性シリコーン流体対
シリコーン樹脂成分の重量比は、使用される場合に、約
4:1〜約400:1であることが好ましく、好ましくはこの比
率は特にシリコーン流体成分が前記のようなポリジメチ
ルシロキサン流体又はポリジメチルシロキサン流体及び
ポリジメチルシロキサンゴムの混合物である場合に約9:
1〜約200:1、更に好ましくは約19:1〜約100:1である。
シリコーン樹脂が本組成物中でシリコーン樹脂、即ちコ
ンディショニング活性剤と同じ相の一部を形成している
かぎり、液体及び樹脂の混合が組成物中におけるコンデ
ィショニング剤のレベルを決める上で含有されるべきで
ある。
有機ヘアコンディショニング剤 本発明の有機流体ヘアコンディショニング剤は、通常
約3百万cS以下、好ましくは約2百万cS以下、更に好ま
しくは約1.5百万cS以下の粘度を有する(ボーリンVORレ
オメーター(Bohlin VOR Rheometer)又は相当物により
測定)。本発明の目的にとり、“有機”にはシリコーン
ヘアコンディショニング剤を含まない。
本発明の有機ヘアコンディショニング物質には、炭化
水素流体及び脂肪エステルからなる群より選択される流
体がある。本発明の脂肪エステルは少くとも10の炭素原
子を有することで特徴付けられ、脂肪酸又はアルコール
から誘導されるヒドロカルビル鎖とのエステル、例えば
モノエステル、多価アルコールエステルと、ジ及びトリ
カルボン酸エステルを含む、本発明の脂肪エステルのヒ
ドロカルビル基は、それに共有結合された他の適合性官
能基、例えばアミド及びアルコキシ部分(例えば、エト
キシ又はエーテル結合鎖等)も含むか、又は有すること
ができる。
炭化水素流体には環状炭化水素、直鎖脂肪族炭化水素
(飽和又は不飽和)、分岐鎖脂肪族炭化水素(飽和又は
不飽和)及びそれらの混合物のような油状物がある。直
鎖炭化水素油は約12〜約19の炭素原子を有することが好
ましいが、必ずしもこの範囲内に炭化水素を制限する意
味ではない。分岐鎖炭化水素油はそれより多数の炭素原
子を有することができ、典型的には有してもよい。C2
C6アルケニルモノマーのようなアルケニルモノマーのポ
リマー炭化水素も本発明に包含される。これらのポリマ
ーは直鎖又は分岐鎖ポリマーである。直鎖ポリマーは典
型的には鎖長が比較的短く、一般的には直鎖炭化水素に
関して前記されたような炭素原子の総数を有する。分岐
鎖ポリマーは実質上それより長い鎖長を有することがで
きる。このような物質の数平均分子量は様々であるが、
典型的には約500以内、好ましくは約200〜約400、更に
好ましくは約300〜約350である。適切な物質の具体例と
してはパラフィン油、鉱油、飽和及び不飽和ドデカン、
飽和及び不飽和トリデカン、飽和及び不飽和テトラデカ
ン、飽和及び不飽和ペンタデカン、飽和及び不飽和ヘキ
サデカンとそれらの混合物がある。これらの化合物とそ
れより長い鎖長の炭化水素の分岐鎖異性体も使用でき
る。例示分岐鎖異性体は、パーメチル置換異性体、例え
ばヘキサデカン及びエイコサンのパーメチル置換異性体
のような高度に分岐した飽和又は不飽和アルカン、例え
ばパーメチル社(Permethyl Corporation)から販売さ
れる2,2,4,4,6,6,8,8−ジメチル−10−メチルウンデカ
ン及び2,2,4,4,6,6−ジメチル−8−メチルノナンであ
る。ポリマー有機物質も有用なコンディショニング剤で
ある。好ましい有機ポリマーは、イソブチレン及びブテ
ンのコポリマーのようなポリブテンである。このタイプ
の市販物質はアモコ・ケミカル社(Amoco Chemical C
o.)(Chicago,Illinois,U.S.A.)のL−14ポリブテン
である。他のポリマーコンディショナーにはポリイソプ
レン、ポリブタジエン、C4−C12直鎖及び分岐鎖一及び
二置換脂肪族モノマーの他の炭化水素ポリマーと、それ
らの誘導体がある。
本発明のモノカルボン酸エステルには式R′COORのア
ルコール及び/又は酸のエステルがあり、ここでR及び
R′はアルキル又はアルケニル基であり、R′及びRに
おける炭素原子の合計は少くとも10、好ましくは少くと
も20である。
脂肪エステルには、例えば炭素原子約10〜約22の脂肪
族鎖を有する脂肪酸のアルキル及びアルケニルエステ
ル、炭素原子約10〜約22のアルキル及び/又はアルケニ
ルアルコール由来脂肪族鎖を有するアルキル及びアルケ
ニル脂肪アルコールカルボン酸エステルとそれらの組合
せがある。例としてはイソプロピルイソステアレート、
ヘキシルラウレート、イソヘキシルラウレート、イソヘ
キシルパルミテート、イソプロピルパルミテート、デシ
ルオレエート、イソデシルオレエート、ヘキサデシルス
テアレート、デシルステアレート、イソプロピルイソス
テアレート、ジヘキシルデシルアジペート、ラウリルラ
クテート、ミリスチルラクテート、セチルラクテート、
オレイルステアレート、オレイルオレエート、オレイル
ミリステート、ラウリルアセテート、セチルプロピオネ
ート及びオレイルアジペートがある。
しかしながら、モノカルボン酸エステルは、脂肪族鎖
炭素原子の総数が少くとも10であるかぎり、少くとも10
の炭素原子を有する少くとも1つの鎖を必ずしも含まな
くてもよい。例としてはジイソプロピルアジペート、ジ
イソヘキシルアジペート及びジイソプロピルセバケート
がある。
カルボン酸のジ及びトリアルキル及びアルケニルエス
テルも使用できる。これらには例えばコハク酸、グルタ
ル酸、アジピン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸及びオクタ
ン酸のC1−C22(好ましくはC1−C6)エステルのようなC
4−C8ジカルボン酸のエステルがある。具体例にはイソ
セチルステアロイルステアレート、ジイソプロピルアジ
ペート及びトリステアリルシトレートがある。
多価アルコールエステルにはアルキレングリコールエ
ステルがあり、例えばエチレングリコールモノ及びジ脂
肪酸エステル、ジエチレングリコールモノ及びジ脂肪酸
エステル、ポリエチレングリコールモノ及びジ脂肪酸エ
ステル、プロピレングリコールモノ及びジ脂肪酸エステ
ル、ポリプロピレングリコールモノオレエート、ポリプ
ロピレングリコール2000モノステアレート、エトキシル
化プロピレングリコールモノステアレート、グリセリル
モノ及びジ脂肪酸エステル、ポリグリセロールポリ脂肪
酸エステル、エトキシル化グリセリルモノステアレー
ト、1,3−ブチレングリコールモノステアレート、1,3−
ブチレングリコールジステアレート、ポリオキシエチレ
ンポリオール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ルとポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが本
発明で使用上満足できる多価アルコールエステルであ
る。
グリセリドにはモノ、ジ及びトリグリセリドがある。
更に具体的には、グリセロールとC1−C22カルボン酸の
ような長鎖カルボン酸とのモノ、ジ及びトリエステルが
ある。様々なこれらタイプの物質はヒマシ油、サフラワ
ー油、綿実油、コーン油、オリーブ油、タラ肝油、アー
モンド油、アボカド油、パーム油、ゴマ油、ラノリン及
び大豆油のような植物及び動物油脂から得ることができ
る。合成油にはトリオレイン及びトリステアリングリセ
リルジラウレートがある。好ましいグリセリドはジ及び
トリグリセリドである。トリグリセリドが特に好まし
い。
任意成分 様々な他の任意成分が以下で記載されている。以下の
記載は性質上例示である。
このような任意成分には、例えばベンジルアルコー
ル、メチルパラベン、プロピルパラベン及びイミダゾリ
ジニル尿素のような保存剤;カチオン系コンディショニ
ング界面活性剤及びカチオン系コンディショニングポリ
マーの双方を含めたカチオン系コンディショニング剤;
好ましくは組成物の約0.01〜約0.2重量%の、ポリクォ
ータニウム10のような四級ポリマー起泡増進剤;脂肪ア
ルコール類;BASFヤンドット(BASF Wyandotte)により
供与されるプルロニック(Pluronic)F88のようなエチ
レンオキシド及びプロピレンオキシドのブロックポリマ
ー;塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム;キシレンスルホ
ン酸アンモニウム;プロピレングリコール;ポリビニル
アルコール;エチルアルコール;クエン酸、コハク酸、
リン酸、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム等のような
pH調整剤;香料;色素がある。これらの任意成分は典型
的には組成物の約0.01〜約10%のレベルで用いられる。
任意成分のこのリストは排他的であることを意味せず、
他の任意成分も利用できる。
使用方法 本組成物はヘアをクリーニングして頭皮上のふけをコ
ントロールするために常法で用いられる。本組成物は皮
膚(例えば、一般的に液窩及び股部分を含めた体)につ
いた悪臭をクリーニング及びコンディショニングする上
でも有効である。ヘア又は体の他の部分をクリーニング
する上で有効量の組成物、典型的には約1〜約20gの組
成物が、好ましくは通常水で濡らされたヘア又は他の部
分に適用され、その後洗い落とされる。ヘアへの適用で
は典型的に、ほとんど又はすべてのヘアが組成物と接触
するように、組成物をヘアに適用する。
例 下記物は本発明の範囲内に属する好ましい態様につい
て更に記載及び実証している。例は説明目的で単に示さ
れ、本発明の制限として解釈されるべきでなく、その多
くのバリエーションがその精神及び範囲から逸脱せずに
可能である。
例I−XV 下記例は本発明のシャンプー組成物について例示して
いる。
組成物は下記のように製造する。
例I〜XVでは、すべての全アルキルサルフェート界面
活性剤〔アンモニウムラウレス−3サルフェート(26wt
%溶液として加えられる)及び/又はアンモニウムラウ
リルサルフェート(25wt%溶液として加えられる)〕の
約1/3をジャケット付きミックスタンクに加え、ゆっく
り攪拌しながら約74℃に加熱して、界面活性剤溶液を形
成させる。硫酸ナトリウム及び脂肪アルコールを用いる
ときには、そのタンクに加えて、分散させる。次いでエ
チレングリコールジステアレート(EGDS)をミキシング
容器に加え、溶融させる。EGDSをよく分散させた後(通
常約5〜20分間)、ポリエチレングリコール及び保存剤
を用いるときには加えて、界面活性剤溶液中にミックス
する。この混合液を熱交換器に通し、そこでそれを35℃
に冷却し、最終タンクに集める。この冷却ステップの結
果として、エチレングリコールジステアレートは結晶化
して、製品中で結晶網状構造を形成する。シリコーンプ
レミックスは、用いるとき、シリコーンプレミックス重
量ベースで70%(重量)のジメチコン、29%のアンモニ
ウムラウレス−3サルフェート(溶融ベース、26wt%活
性剤)及び1%の塩化ナトリウムを高剪断ミキシング容
器に加え、約30分間又は望ましいシリコーン粒度(典型
的には約5〜約25ミクロンの数平均粒度)に達するまで
ミックスすることにより調製する。十分量のシリコーン
プレミックスを加えて、最終製品中で望ましいレベルの
ジメチコンにする。残りのアンモニウムラウレスサルフ
ェート、ラウリルサルフェートと、シリコーンプレミッ
クスを含めた他の成分とを用いるときには、攪拌下で最
終タンクに加えて、確実に均一な混合液にする。ポリク
ォータニウム10を加えるならば、最終ミックスへの添加
前に1%溶液として水に分散させる。すべての成分を加
えたら、アンモニウムキシレンスルホネート又は追加の
硫酸ナトリウムを混合液に加えて各々稀薄化又は増粘化
させ、望ましい製品粘度とすることができる。好ましい
粘度は(15/sの剪断速度でウェルズ−ブルックフィール
ドコーン及びプレート粘度計により測定したとき)25℃
で約2500〜約6000cSの範囲内である。
本例の組成物は、優れた使用時ヘアクリーニング性、
起泡性、コンディショニング性(適用時)、ふけ防止活
性剤のデリバリー及びふけコントロールを示すことがで
きる。
例XVI−XIX 例XVI−XIXでは、約1/3のアンモニウムラウレス−3
サルフェート(26wt%溶液として加えられる)をジャケ
ット付きミックスタンクに加え、ゆっくり攪拌しながら
約74℃に加熱して、界面活性剤を形成させる。硫酸ナト
リウム及び脂肪アルコールをそのタンクに加えて、分散
させる。次いでEGDSをミキシング容器に加え、溶融させ
る。EGDSをよく分散させた後(通常5〜20分間)、ポリ
エチレングリコール及び保存剤(DMDMヒダントイン)を
加えて、界面活性剤溶液中にミックスする。この混合液
を熱交換器に通し、そこでそれを35℃に冷却し、最終タ
ンクに集める。この冷却ステップの結果として、エチレ
ングリコールジステアレートは結晶化して、製品中で結
晶網状構造を形成する。残りのアンモニウムラウレスサ
ルフェートと、シリコーンプレミックスを含めた他の成
分とを、攪拌下で最終タンクに加えて、確実に均一な混
合液にする。シリコーンプレミックスは前記のように調
製する。ポリクォータニウム10を最終ミックスへの添加
前に1%溶液として水に分散させる。すべての成分を加
えたら、アンモニウムキシレンサルフェート又は追加の
硫酸ナトリウムを前記のように混合液に加えて各々稀薄
化又は増粘化させ、望ましい製品粘度とすることができ
る。
フロントページの続き (72)発明者 コフィンダーファー,チモシー ウッド ロー アメリカ合衆国オハイオ州、ラブラン ド、ブライドル、レイン、118 (72)発明者 ゴシアー,トーマス フランシス アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナ チ、タウン、コモンズ、ウェイ、73 (56)参考文献 特開 平4−134018(JP,A) 特開 平1−13012(JP,A) 特開 平1−13013(JP,A) 特開 昭61−267507(JP,A) 特公 昭45−14904(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/075 C11D 1/00 C11D 3/00

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粒状ふけ防止活性剤の改善された沈着性を
    有する高起泡性ふけ防止シャンプー組成物であって、 上記組成物が: (a)アルキルサルフェート及びアルキルエトキシル化
    サルフェート、それらの酸及びそれらの混合物からなる
    群より選択されるアニオン系洗浄界面活性剤 5〜29.5
    重量%; (b)N−アシルアミノ酸アニオン系洗浄界面活性剤又
    はその塩 0.5〜5重量%; (c)粒状ふけ防止剤 0.1〜10重量%; (d)炭素原子16〜22を有するアシル誘導体、炭素原子
    16〜22を有するアミンオキシド、及びそれらの混合物か
    らなる群より選択される、上記ふけ防止活性剤用の結晶
    懸濁剤 0.5〜10重量%; (e)水 40〜89重量%; を含んでなり、上記組成物中における全洗浄界面活性剤
    濃度が10〜30%であり、成分(b):成分(a)の重量
    比が少くとも1:20であり、上記組成物がベタイン界面活
    性剤及びアルカノールアミド起泡増進剤を実質上含んで
    いないことを特徴とするシャンプー組成物。
  2. 【請求項2】成分(b):成分(a)の重量比が1:20〜
    1:1である、請求項1に記載のシャンプー組成物。
  3. 【請求項3】組成物が: (a)アルキルサルフェート及びアルキルエトキシル化
    サルフェート 10〜25重量%(アルキルサルフェート:
    アルキルエトキシル化サルフェートの重量比は4:1〜1:1
    0である); (b)下記式のN−アシルアミノ酸界面活性剤又はその
    塩 0.7〜4重量%: (上記式中:R1はC8−C24アルキル又はアルケニル基であ
    る;R2は−H、C1−C4アルキル、フェニル又は−CH2COOM
    である;R3は−CR4 2−又はC1−C2アルコキシである(R4
    は−H、C1−C6アルキル又はアルキルエステルであ
    る);nは1〜4である;Mは−H又はカチオンである); (c)ピリジンチオン塩、セレン塩、イオウ及びそれら
    の混合物からなる群より選択される粒状ふけ防止活性剤
    0.3〜5重量%; (d)上記ふけ防止活性剤用の結晶懸濁剤 0.5〜5重
    量%; (e)水 50〜85重量%; を含んでなり、上記シャンプー組成物中における全洗浄
    界面活性剤濃度が12〜25%であり、成分(b):成分
    (a)の重量比が1:18〜1:1である、請求項1に記載の
    シャンプー組成物。
  4. 【請求項4】成分(b):成分(a)の重量比が1:12〜
    1:4である、請求項3に記載のシャンプー組成物。
  5. 【請求項5】粒状ふけ防止剤がピリジンチオンの重金属
    塩、二流化セレン又はそれらの混合物である、請求項3
    に記載のシャンプー組成物。
  6. 【請求項6】粒状ふけ防止剤が亜鉛ピリジンチオンであ
    る、請求項5に記載のシャンプー組成物。
  7. 【請求項7】組成物が1〜4%の懸濁剤を含む、請求項
    3に記載のシャンプー組成物。
  8. 【請求項8】懸濁剤がエチレングリコール長鎖エステ
    ル、N,N−ジヒドロカルビルアミド安息香酸、それらの
    塩及びそれらの混合物からなる群より選択される、請求
    項7に記載のシャンプー組成物。
  9. 【請求項9】成分(b)界面活性剤がC12−C22アルキル
    サルコシネート、それらの酸及びそれらの混合物からな
    る群より選択される、請求項1に記載のシャンプー組成
    物。
  10. 【請求項10】成分(b)界面活性剤がC12−C22アルキ
    ルサルコシネート、それらの酸及びそれらの混合物から
    なる群より選択される、請求項3に記載のシャンプー組
    成物。
  11. 【請求項11】四級アンモニウムポリマー起泡増進剤を
    更に含む、請求項1に記載のシャンプー組成物。
  12. 【請求項12】0.01〜0.2重量%のポリクォータニウム1
    0を含む、請求項11に記載のシャンプー組成物。
  13. 【請求項13】組成物が: (a)アルキルサルフェート及びアルキルエトキシル化
    サルフェート 12〜22重量%(アルキルサルフェート:
    アルキルエトキシル化サルフェートの重量比は2:1〜1:8
    である); (b)下記式のN−アシルアミノ酸界面活性剤又はその
    塩 1〜3重量%: (上記式中:R1はC10−C18アルキル又はアルケニル基で
    ある;R2はC1−C4アルキルである;R3は−CR4 2−又はC1
    C2アルコキシである(R4は−H、C1−C6アルキル又はア
    ルキルエステルである);nは1又は2である;Mは−H又
    はカチオンである); (c)ピリジンチオン塩、セレン塩、イオウ及びそれら
    の混合物からなる群より選択される粒状ふけ防止活性剤
    0.3〜5重量%; (d)上記ふけ防止活性剤用の結晶懸濁剤 1〜4重量
    %; (e)水 50〜80重量%; を含んでなり、上記シャンプー組成物中における全洗浄
    界面活性剤濃度が15〜22%であり、成分(b):成分
    (a)の重量比が1:12〜1:4である、請求項3に記載の
    シャンプー組成物。
  14. 【請求項14】懸濁剤がエチレングリコール長鎖エステ
    ル、N,N−ジヒドロカルビルアミド安息香酸、それらの
    塩及びそれらの混合物からなる群より選択される、請求
    項13に記載のシャンプー組成物。
  15. 【請求項15】成分(b)界面活性剤がC12〜C22アルキ
    ルサルコシネート、それらの酸及びそれらの混合物から
    なる群より選択される、請求項14に記載のシャンプー組
    成物。
  16. 【請求項16】0.01〜0.2重量%のポリクォータニウム1
    0を含む、請求項15に記載のシャンプー組成物。
  17. 【請求項17】不揮発性分散相流体コンディショニング
    剤を更に含んでいる、請求項1に記載のシャンプー組成
    物。
  18. 【請求項18】不揮発性分散相流体コンディショニング
    剤を更に含んでいる、請求項3に記載のシャンプー組成
    物。
  19. 【請求項19】不揮発性分散相流体コンディショニング
    剤を更に含んでいる、請求項13に記載のシャンプー組成
    物。
  20. 【請求項20】コンディショニング剤がシリコーン、炭
    化水素流体、脂肪エステル及びそれらの混合物からなる
    群より選択される、請求項17に記載のシャンプー組成
    物。
  21. 【請求項21】コンディショニング剤がシリコーン、炭
    化水素流体、脂肪エステル及びそれらの混合物からなる
    群より選択される、請求項18に記載のシャンプー組成
    物。
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