JPH0475887B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0475887B2
JPH0475887B2 JP20599885A JP20599885A JPH0475887B2 JP H0475887 B2 JPH0475887 B2 JP H0475887B2 JP 20599885 A JP20599885 A JP 20599885A JP 20599885 A JP20599885 A JP 20599885A JP H0475887 B2 JPH0475887 B2 JP H0475887B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
composition
ammonium salt
quaternary ammonium
surfactant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP20599885A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6267011A (ja
Inventor
Yasunari Nakama
Masahiro Oogoshi
Uhei Tamura
Masataka Ogawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP20599885A priority Critical patent/JPS6267011A/ja
Publication of JPS6267011A publication Critical patent/JPS6267011A/ja
Publication of JPH0475887B2 publication Critical patent/JPH0475887B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、モノアルキル型第4級アンモニウム
塩型カチオン界面活性剤、カルボン酸塩型アニオ
ン界面活性剤および特定のアルコール類を含有し
てなり、皮膚に対して刺激が少なく適度な粘性が
あつて使用時の取り扱いが良好であり、髪へのな
じみに優れ、かつ透明性のよいヘアーリンス組成
物に関する。 〔従来の技術〕 ヘアーリンスは洗髪した毛髪に柔軟性を与え、
毛髪になめらかさ、光沢を付与して髪の風合を向
上させ、さらには櫛通りをよくする目的で通常使
用されている。ヘアーリンスは一般に第4級アン
モニウム塩を主とするカチオン界面活性剤を主剤
として、これに油分や親水性非イオン界面活性剤
などが配合されて構成されているが、ここで用い
られている第4級アンモニウム塩型カチオン界面
活性剤は、一般に皮膚に対する刺激が強く認めら
れている。従来、この刺激に対して高級アルコー
ル等を配合し刺激を緩和する試みがなされている
が、満足するべきものが得られていないのが現状
である。また高級アルコールは水に不溶なので不
透明である。勿論、高級アルコール量を減らした
り、ハイドロトロープや親水性非イオン界面活性
剤を多量に配合すれば透明なヘアーリンスを得る
ことができる。しかし、この場合、粘度低下等の
安定性に対する悪影響が懸念され、又、性能的に
もリンス効果は著しく低下してしまうという欠点
があつた。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明者らは、従来の不透明なリンス
剤に遜色のない性能を備え、かつ適度な粘性を有
して安定であり、しかも皮膚に対する刺激性の少
ない透明なヘアーリンスを得るべく鋭意研究を行
つた結果、モノアルキル型第4級アンモニウム塩
型カチオン界面活性剤、カルボン酸塩型アニオン
界面活性剤を特定比率で組み合せ、これに加えて
さらに特定のアルコール類を併用することによつ
て得られる組成物は上記目的を満足するヘアーリ
ンス組成物であることを見いだしたのである。 一般にアニオン界面活性剤とカチオン界面活性
剤を水溶液中で共存させると結晶相中でコンプレ
ツクスを形成し、コンプレツクスは沈澱物となり
水溶液は白濁あるいは分離してしまう。すなわ
ち、第4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤
を、高級アルキルスルホン酸塩等のスルホン酸塩
型、高級アルコール硫酸エステル塩等の硫酸エス
テル塩型あるいはポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルリン酸エステル塩等のリン酸エステル塩型
等のアニオン界面活性剤と水溶液中で混合する
と、あらゆるモル比において結晶相中でコンプレ
ツクスが形成され、コンプレツクスは沈澱物とな
り水溶液は白濁あるいは分離してしまうのである
が、モノアルキル型第4級アンモニウム塩型カチ
オン界面活性剤とカルボン酸塩型アニオン界面活
性剤の組み合せに限つては水溶液中において特定
のモル比で共存させた場合には、結晶相中ではな
く溶液中でコンプレツクスを形成する。このコン
プレツクスは透明であり、優れたリンス効果も付
与し、しかも皮膚に対する刺激も少ない。しかし
ながら、このコンプレツクスは透明温度領域が狭
く、粘性ではなくて流動性のない弾性を有してい
るので、上記の利点を備えているものの、使用時
扱いにくく、髪へのなじみが良くないという欠点
を有していたため、本発明者らはさらに鋭意研究
を行つた結果、この組成物に特定のアルコール類
を加えることにより、透明性、リンス効果、皮膚
安全性という利点を損なうことなく組成物に流動
性が付与され、使用時の取り扱い、髪へのなじみ
が改善され、さらに透明温度領域が広くなること
を見いだし、本発明を完成したのである。 すなわち、本発明は、 (A) 一般式 (式中、R1は炭素数12〜22のアルキル基または
アルケニル基、R2、R3及びR4はメチルまたはエ
チル基、Xはハロゲン原子またはメチルサルフエ
ート残基を表わす。)で表わされるモノアルキル
型第4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤の
一種又は二種以上と、(B)カルボン塩酸型アニオン
界面活性剤と、(C)エタノール、プロピレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレ
ングリコールからなるアルコール類の一種又は二
種以上とを含有してなり、(A)/(B)のモル比が
2.5/7.5ないし4.5/5.5または5.5/4.5ないし8/
2の範囲に存することを特徴とする透明性ヘアー
リンス組成物である。 本発明の組成物の成分として用いられる(A)第4
級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤は、一般
式、 (式中、R1は炭素数12〜22のアルキル基または
アルケニル基、R2、R3及びR4はメチルまたはエ
チル基、Xはハロゲン原子またはメチルサルフエ
ート残基を表わす。)で表わされるモノアルキル
型の一種又は二種以上である。モノアルキル型の
替わりにジアルキル型などの第4級アンモニウム
塩型カチオン界面活性剤を用いると結晶が析出
し、目的とする透明性組成物は得られない。 本発明の組成物の成分として用いられる(B)カル
ボン酸塩型アニオン界面活性剤としては、たとえ
ば、 () 一般式 RCOOM (式中、Rは炭素数8〜18のアルキル基または
アルケニル基、Mはアルカリ金属、有機アミ
ン、塩基性アミン酸の一種又は二種以上を表わ
す。)で表わされる脂肪酸セツケン型アニオン
界面活性剤 () 一般式 R(OCH2CH2)nOCH2COOM (式中、Rは炭素数8〜22のアルキル基または
アルキルアリル基、nは0又は1〜16の整数、
Mはアルカリ金属有機アミン、塩基性アミノ酸
の一種又は二種以上を表わす。)で表わされる
エーテルカルボン酸塩型アニオン界面活性剤、 () 一般式 (式中、Rは炭素数8〜18のアルキル基または
アルケニル基、Mはアルカリ金属、有機アミ
ン、塩基性アミノ酸の一種又は二種以上を表わ
す。)で表わされるN−アシルサルコシン塩型
アニオン界面活性剤あるいは () 一般式 (式中、Rは炭素数8〜18のアルキル基または
アルケニル基、Mはアルカリ金属、有機アミ
ン、塩基性アミノ酸の一種又は二種以上を表わ
す。)で表わされるN−アシルグルタミン酸塩
等の高級脂肪酸とアミノ酸の縮合物などで表わ
される一般式中に、 −COO-基 を持つアニオン界面活性剤を挙げることができ
る。本発明においてはこれらのうちか稲一種又
は二種以上が用いられる。 (A)/(B)のモル比は2.5/7.5ないし4.5/5.5及
び5.5/4.5ないし8/2の範囲、好ましくは
(A)/(B)のモル比が3/7ないし4/6及び6/
4ないし7/3の範囲である。この組成物にお
いて上記モル比が2.5/7.5未満あるいは8/2
を越える配合量では、コンプレツクスが形成さ
れないためリンス効果に劣り、皮膚に対する刺
激が強くなり、また上記モル比が4/6を越え
6/4未満の範囲にある配合量では、モノアル
キル型第4級アンモニウム塩型カチオン界面活
性剤とカルボン塩酸型界面活性剤が結晶相中で
コンプレツクスを形成するため、均一に透明に
はならないため好ましくない。 配合量としては(A)+(B)の合計が組成物全量中
の0.5〜20重量%、好ましくは1〜15重量%で
ある。0.5重量%未満の配合量では界面活性剤
が不足するため充分なリンス効果を得ることが
できず、20重量%を越えると配合量であると、
コンプレツクスは液晶構造をとり透明度が劣つ
てしまうため好ましくない。 本発明の組成物の成分として用いられるアル
コール類としては、エタノール、プロピレング
リコール、ジブロピレングリコール、1,3−
ブチレングリコールのうちの一種又は二種以上
である。他のアルコール類、たとえば、一般的
にヘアーリンスに使用されているグリセリンな
どは配合量にかかわらずモノアルキル型第4級
アンモニウム塩型カチオン界面活性剤とカルボ
ン酸塩型アニオン界面活性剤が形成するコンプ
レツクスの弾性に流動性を付与することはでき
ない。 上記アルコール類の配合量としては、1〜20
重量%、好ましくは5〜15重量%である。1%
未満の配合量ではコンプレツクスの弾性に流動
性を付与することはできず、20重量%を越える
配合量では安定性が悪くなるため好ましくな
い。 本発明の透明性ヘアーリンス組成物の製造に
あたつては、上記両界面活性剤およびアルコー
ル類に添加順序はなく目的の組成物を得ること
ができる。 本発明の透明性ヘアーリンス組成物には、上
記の必須成分に加えてヘアーリンスに常用され
ている成分や添加剤を配合することも可能であ
る。即ち、高級アルコール、シリコーン油、流
動パラフイン、エステル油等の油分、メチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース等の水
溶性高分子、ポリオキシエチレン(以下、
POEという)硬化ヒマシ油、POEアルキルエ
ーテル等の非イオン性界面活性剤2−アルキル
−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチ
ルイミダゾリニウムベタイン、トリアルキルア
ミノ酢酸ベタイン等の両性界面活性剤、動植物
の天然エキスおよびその誘導体、クエン酸、乳
酸等の有機産、塩化ナトリウム、塩化カリウム
等の無機塩、香料、色剤、防腐剤、キレート
剤、紫外線吸収剤等を本発明の効果を損わない
範囲で適宜配合できる。 〔実施例〕 次に実施例によつて本発明を更に詳細に説明す
る。本発明はこれにより限定されるものではな
い。なお、効果の測定は以下の試験法、評価法に
よつた。 試験法、評価法 (1) リンス効果及び髪へのなじみやすさ、使用時
の取り扱いやすさ リンス効果は「なめらかさ」、「光沢」、「櫛通
り性」の3項目につき、女性パネル15名によ
り、試料12gを実際に頭髪に直接塗布し、温湯
ですすぎ洗いした後、風乾し官能によつて評価
した。髪へのなじみやすさ、使用時の取り扱い
やすさは同パネル、同試料により実際に頭髪に
塗布した際の髪へのなじみやすさ、使用時の取
り扱いやすさで評価した。 評価は4段階評価で行つた。著しく良好であ
れは◎、良好であれば○、普通であれば△、劣
ついれば×と表示した。 (2) 皮膚刺激性 皮膚に対する刺激は、界面活性剤や界面活性
剤組成物の蛋白質変性力の強弱(蛋白質変性
率)により評価できることが知られており(特
公昭59−42038)、本発明組成物の皮膚刺激性は
この評価法に基づき蛋白質変性率により評価し
た。 蛋白質変性率 水系高速液体クロマトグラフイを利用し、卵
白アルブミンPH7緩衝溶媒に、試料濃度1%に
なるように試料を加えた場合の、卵白アルブミ
ン変性率を220nmの吸収ピークを用いて測定し
た。 変性率=HO−HS/HO×100 HO:卵白アルブミンの220nm吸収ピークの高さ。 HS:卵白アルブミン緩衝溶媒に試料を加えた時
の220nm吸収ピークの高さ。 評価は以下の4段階評価で行つた。 ◎……皮膚刺激性が非常に少ない−卵白アルブミ
ン変性率30%未満 ○……皮膚刺激性が少ない−卵白アルブミン変性
率30%以上60%未満 △……皮膚刺激性が中程度−卵白アルブミン変性
率60%以上80%未満 ×……皮膚刺激性が強い−卵白アルブミン変性率
80%以上 実施例 記載の配合組成よりなるヘアーリンス組成物を
調製し、そのリンス効果及び状態を表−1にその
皮膚刺激性及び状態を表−2に比較例とともに示
す。又、添加剤等を配合した実施例もあわせて記
載した。
【表】
【表】
【表】
〔発明の効果〕
本発明のヘアーリンス組成物は、リンス効果に
優れ皮膚への刺激が少なく、適度な粘性があつて
使用時の取り扱いが容易であり髪へのなじみな優
れ、かつ透明良好なヘアーリンス組成物である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) 一般式 (式中、R1は炭素数12〜22のアルキル基または
    アルケニル基、R2、R3及びR4はメチルまたはエ
    チル基、Xはハロゲン原子またはメチルサルフエ
    ート残基を表わす。)で表わされるモノアルキル
    型第4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤の
    一種又は二種以上と、(B)カルボン酸塩型アニオン
    界面活性剤と、(C)エタノール、プロピレングリコ
    ール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレ
    ングリコールからなるアルコール類の一種又は二
    種以上とを含有してなり、(A)/(B)のモル比が
    2.5/7.5ないし4.5/5.5または5.5/4.5ないし8/
    2の範囲に存することを特徴とする透明性ヘアー
    リンス組成物。
JP20599885A 1985-09-18 1985-09-18 ヘア−リンス組成物 Granted JPS6267011A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20599885A JPS6267011A (ja) 1985-09-18 1985-09-18 ヘア−リンス組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20599885A JPS6267011A (ja) 1985-09-18 1985-09-18 ヘア−リンス組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6267011A JPS6267011A (ja) 1987-03-26
JPH0475887B2 true JPH0475887B2 (ja) 1992-12-02

Family

ID=16516213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20599885A Granted JPS6267011A (ja) 1985-09-18 1985-09-18 ヘア−リンス組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6267011A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5368980B2 (ja) * 2007-05-31 2013-12-18 花王株式会社 二剤式酸化型染毛剤組成物
US7842101B2 (en) * 2007-05-31 2010-11-30 Kao Corporation Oxidative hair dye composition
JP4896844B2 (ja) * 2007-09-21 2012-03-14 株式会社マンダム 毛髪化粧料
JP2014122200A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Jm World Co Ltd 毛髪用化粧料
FR3056386B1 (fr) 2016-09-23 2021-02-26 Oreal Essoreur a jupes concentriques

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6267011A (ja) 1987-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008506727A (ja) 低刺激性の湿潤性スルホスクシネートクレンジング組成物
JP2964226B2 (ja) 洗浄剤組成物
JPH0237887B2 (ja)
JP2008506728A (ja) 低刺激性の湿潤性クレンジング組成物
JPH0461914B2 (ja)
JP2002514586A (ja) 4級アンモニウム化合物と他の窒素含有化合物を含有する透明パーソナルケア調合物
JPS62138594A (ja) 洗浄剤組成物
EP0247832B1 (en) Detergent compositions
JPH0475887B2 (ja)
JPH0561259B2 (ja)
JP2611435B2 (ja) 液体洗浄剤の製造方法
JP2529869B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP2003336091A (ja) 洗浄剤組成物
JP2876137B2 (ja) 毛髪化粧料組成物
JP2576554B2 (ja) 洗浄剤組成物
JPH09175952A (ja) コンディショニングシャンプー組成物
JP3018129B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
JP2936369B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
JP3119966B2 (ja) パール光沢を有する洗顔料組成物
JP3119967B2 (ja) パール光沢を有する洗顔料組成物
JP3250947B2 (ja) 二層分離型ヘアーリンス組成物
JP4165938B2 (ja) アミドアミンオキシド化合物及び四級窒素含有カチオン性界面活性剤を含む組成物
JPH0529203B2 (ja)
JPS6259204A (ja) 二層分離型ヘア−リンス組成物
JP2936371B2 (ja) 液体洗浄剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees