JP2876137B2 - 毛髪化粧料組成物 - Google Patents
毛髪化粧料組成物Info
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- JP2876137B2 JP2876137B2 JP31192489A JP31192489A JP2876137B2 JP 2876137 B2 JP2876137 B2 JP 2876137B2 JP 31192489 A JP31192489 A JP 31192489A JP 31192489 A JP31192489 A JP 31192489A JP 2876137 B2 JP2876137 B2 JP 2876137B2
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- hair cosmetic
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Description
本発明は、リンス効果・コンディショニング効果を有
する毛髪化粧料に関するものである。
する毛髪化粧料に関するものである。
洗髪後の毛髪のキシミ、もつれ、帯電を防ぎ、毛髪を
柔軟にして、櫛通りをよくし風合を高めるためにヘアリ
ンス剤やヘアコンディショニグ剤などの毛髪化粧料が広
く用いられている。 ヘアリンス剤やヘアコンディショニング剤は、第４級
アンモニウム塩などのカチオン界面活性剤と高級アルコ
ール、グリセライド、流動パラフィン等のエモリエント
効果を有する油性成分を有効成分とするものである。カ
チオン界面活性剤は皮膚刺激性の強いものが多く、また
油性成分は水に溶解しないため、多量の界面活性剤を配
合して乳化する必要がある。しかし、多量の界面活性剤
を加えると、油性成分のエモリエント効果が薄れたり刺
激が強くなることもある。また、最近になって高分子
類、シリコン化合物、タンパク加水分解物などを用いる
提案もあるが、効果が充分ではない。
柔軟にして、櫛通りをよくし風合を高めるためにヘアリ
ンス剤やヘアコンディショニグ剤などの毛髪化粧料が広
く用いられている。 ヘアリンス剤やヘアコンディショニング剤は、第４級
アンモニウム塩などのカチオン界面活性剤と高級アルコ
ール、グリセライド、流動パラフィン等のエモリエント
効果を有する油性成分を有効成分とするものである。カ
チオン界面活性剤は皮膚刺激性の強いものが多く、また
油性成分は水に溶解しないため、多量の界面活性剤を配
合して乳化する必要がある。しかし、多量の界面活性剤
を加えると、油性成分のエモリエント効果が薄れたり刺
激が強くなることもある。また、最近になって高分子
類、シリコン化合物、タンパク加水分解物などを用いる
提案もあるが、効果が充分ではない。
本発明の目的は、櫛通りおよび風合に優れた毛髪化粧
料を提供することにある。
料を提供することにある。
上記課題は、本発明により解決される。 すなわち、本発明は、一般式（Ｉ） 〔ただし、式中Ｒ1、Ｒ2、Ｒ3、Ｒ4はアルキル基、ヒド
ロキシアルキル基またはベンジル基で、そのうち１ない
し２個は炭素数８〜20のアルキル基もしくはヒドロキシ
アルキル基であり、残りは炭素数１〜３のアルキル基も
しくはヒドロキシアルキル基またはベンジル基を表し、
Ｘはハロゲン原子または炭素数１〜２のアルキル硫酸基
を表す〕 で示される第４級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤
と一般式（II） MOOCCH2−（OCH2CH2）n−OCH2COOM （II） 〔式中、ｎは１ないし250の整数を表し、Ｍは水素、ア
ルカリ金属、アルカリ土類金属、アルミニウム、アンモ
ニア、アルキルアミン、アルカノールアミンから選ばれ
る陽イオン残基を表す〕 で示されるポリオキシエチレンジカルボン酸化合物を含
むことを特徴とする毛髪化粧料組成物に関するものであ
る。 本発明の毛髪化粧料のカチオン界面活性剤として配合
される一般式（Ｉ）の第４級アンモニウム塩としては、
例えば、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、
ミリスチルジメチルエチルアンモニウムクロライド、パ
ルミチルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、パーム核油アル
キルトリメチルアンモニウムクロライド、ヤシ油アルキ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、硬化牛脂アルキ
ルアンモニウムクロライド等が挙げられ、これらの１種
または２種以上を組合せて用いることができる。配合量
は、特に限定されないが、毛髪化粧料当たり0.1〜10重
量％、好ましくは0.5〜５重量％である。 本発明の他の必須成分である一般式（II）のポリオキ
シエチレンジカルボン酸化合物は、高級アルコールやグ
リセライドなどの従来の油性成分と比較すると、エモリ
ント効果と櫛通りに優れ、また透明な製品への応用も可
能である。さらに、本発明のポリオキシエチレンジカル
ボン酸は、従来の油性成分のように配合にする際に乳化
剤を必要としないので、刺激性の少ない毛髪化粧料を得
ることができる。 本発明におけるポリオキシエチレンジカルボン酸化合
物の毛髪化粧料当たりの配合量は、0.1〜10重量％、好
ましくは0.5〜５重量％である。 本発明の上記２成分のみでも充分に優れた毛髪化粧料
が得られるが、必要に応じて従来毛髪化粧料に用いられ
てきた、高級アルコール、グリセライド、炭化水素、エ
ステル油等の油脂類、非イオン界面活性剤、殺菌剤、香
料、抗炎症剤、動植物エキス、抗フケ剤等を本発明の効
果を損なわない程度に加えてもよい。
ロキシアルキル基またはベンジル基で、そのうち１ない
し２個は炭素数８〜20のアルキル基もしくはヒドロキシ
アルキル基であり、残りは炭素数１〜３のアルキル基も
しくはヒドロキシアルキル基またはベンジル基を表し、
Ｘはハロゲン原子または炭素数１〜２のアルキル硫酸基
を表す〕 で示される第４級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤
と一般式（II） MOOCCH2−（OCH2CH2）n−OCH2COOM （II） 〔式中、ｎは１ないし250の整数を表し、Ｍは水素、ア
ルカリ金属、アルカリ土類金属、アルミニウム、アンモ
ニア、アルキルアミン、アルカノールアミンから選ばれ
る陽イオン残基を表す〕 で示されるポリオキシエチレンジカルボン酸化合物を含
むことを特徴とする毛髪化粧料組成物に関するものであ
る。 本発明の毛髪化粧料のカチオン界面活性剤として配合
される一般式（Ｉ）の第４級アンモニウム塩としては、
例えば、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、
ミリスチルジメチルエチルアンモニウムクロライド、パ
ルミチルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、パーム核油アル
キルトリメチルアンモニウムクロライド、ヤシ油アルキ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、硬化牛脂アルキ
ルアンモニウムクロライド等が挙げられ、これらの１種
または２種以上を組合せて用いることができる。配合量
は、特に限定されないが、毛髪化粧料当たり0.1〜10重
量％、好ましくは0.5〜５重量％である。 本発明の他の必須成分である一般式（II）のポリオキ
シエチレンジカルボン酸化合物は、高級アルコールやグ
リセライドなどの従来の油性成分と比較すると、エモリ
ント効果と櫛通りに優れ、また透明な製品への応用も可
能である。さらに、本発明のポリオキシエチレンジカル
ボン酸は、従来の油性成分のように配合にする際に乳化
剤を必要としないので、刺激性の少ない毛髪化粧料を得
ることができる。 本発明におけるポリオキシエチレンジカルボン酸化合
物の毛髪化粧料当たりの配合量は、0.1〜10重量％、好
ましくは0.5〜５重量％である。 本発明の上記２成分のみでも充分に優れた毛髪化粧料
が得られるが、必要に応じて従来毛髪化粧料に用いられ
てきた、高級アルコール、グリセライド、炭化水素、エ
ステル油等の油脂類、非イオン界面活性剤、殺菌剤、香
料、抗炎症剤、動植物エキス、抗フケ剤等を本発明の効
果を損なわない程度に加えてもよい。
実施例１〜３、比較例１ 第１表に示した処方のリンスを調製し、以下の試験方
法に従って櫛通りと風合を評価した。 ［試験方法］ リンス10gを500mlの水に溶解させ、毛束（長さ20cm、
重さ約5g）を２本、５分間浸した後、500mlの水で５分
間すすいだ。その後、自然乾燥させ、櫛通り、風合を評
価した。 ［櫛通り、風合の評価基準］ ５…非常に優れている ４…優れている ３…普通 ２…やや劣る １…劣る 実施例４（クリームリンス） ・ステアリルトリメチルアンモニウム クロライド 3.0％ ・ジステアリルジメチルアンモニウム クロライド 2.0％ ・ステアリン酸ジエタノールアミド 1.0％ ・ポリオキシエチレン（２）オレイル エーテル 2.0％ ・セタノール 2.5％ ・ポリオキシエチレンジカルボン酸 （ｎ＝30） 8.0％ ・ポリオキシエチレンジカルボン酸 ナトリウム塩（ｎ＝30） 1.0％ ・1,3−ブタンジオール 2.0％ ・ヒアルロン酸 0.1％ ・カルボキシメチルキチン 0.5％ ・メチルパラベン 0.1％ ・水 残 実施例５（ヘアコンディショナー） ・ステアリルトリメチルアンモニウム クロライド 4.0％ ・ジステアリルジメチルアンモニウム クロライド 2.0％ ・ステアリン酸ジエタノールアミド 1.0％ ・ポリオキシエチレン（２）セチル エーテル 2.0％ ・ベヘニルアルコール 2.5％ ・ポリオキシエチレンジカルボン酸 （ｎ＝100） 2.0％ ・ポリオキシエチレンジカルボン酸 トリエタノールアミン塩（ｎ＝10） 1.0％ ・シリコーンオイル 0.2％ ・グリセリン 3.0％ ・加水分解コラーゲン 0.5％ ・メチルパラベン 0.2％ ・水 残 実施例６（透明リンス） ・ラウリルトリメチルアンモニウム クロライド 2.0％ ・ステアリルトリメチルアンモニウム クロライド 2.0％ ・ポリオキシエチレンジカルボン酸 （ｎ＝６） 5.0％ ・ポリオキシエチレンジカルボン酸 リチウム塩（ｎ＝50） 1.0％ ・カチオン化セルロース 0.2％ ・プロピレングリコール 2.0％ ・クエン酸 0.1％ ・水 残 実施例４〜６の各毛髪化粧料について、実施例１に準
じて櫛通りと風合を測定した。結果を第２表に示す。
法に従って櫛通りと風合を評価した。 ［試験方法］ リンス10gを500mlの水に溶解させ、毛束（長さ20cm、
重さ約5g）を２本、５分間浸した後、500mlの水で５分
間すすいだ。その後、自然乾燥させ、櫛通り、風合を評
価した。 ［櫛通り、風合の評価基準］ ５…非常に優れている ４…優れている ３…普通 ２…やや劣る １…劣る 実施例４（クリームリンス） ・ステアリルトリメチルアンモニウム クロライド 3.0％ ・ジステアリルジメチルアンモニウム クロライド 2.0％ ・ステアリン酸ジエタノールアミド 1.0％ ・ポリオキシエチレン（２）オレイル エーテル 2.0％ ・セタノール 2.5％ ・ポリオキシエチレンジカルボン酸 （ｎ＝30） 8.0％ ・ポリオキシエチレンジカルボン酸 ナトリウム塩（ｎ＝30） 1.0％ ・1,3−ブタンジオール 2.0％ ・ヒアルロン酸 0.1％ ・カルボキシメチルキチン 0.5％ ・メチルパラベン 0.1％ ・水 残 実施例５（ヘアコンディショナー） ・ステアリルトリメチルアンモニウム クロライド 4.0％ ・ジステアリルジメチルアンモニウム クロライド 2.0％ ・ステアリン酸ジエタノールアミド 1.0％ ・ポリオキシエチレン（２）セチル エーテル 2.0％ ・ベヘニルアルコール 2.5％ ・ポリオキシエチレンジカルボン酸 （ｎ＝100） 2.0％ ・ポリオキシエチレンジカルボン酸 トリエタノールアミン塩（ｎ＝10） 1.0％ ・シリコーンオイル 0.2％ ・グリセリン 3.0％ ・加水分解コラーゲン 0.5％ ・メチルパラベン 0.2％ ・水 残 実施例６（透明リンス） ・ラウリルトリメチルアンモニウム クロライド 2.0％ ・ステアリルトリメチルアンモニウム クロライド 2.0％ ・ポリオキシエチレンジカルボン酸 （ｎ＝６） 5.0％ ・ポリオキシエチレンジカルボン酸 リチウム塩（ｎ＝50） 1.0％ ・カチオン化セルロース 0.2％ ・プロピレングリコール 2.0％ ・クエン酸 0.1％ ・水 残 実施例４〜６の各毛髪化粧料について、実施例１に準
じて櫛通りと風合を測定した。結果を第２表に示す。
本発明により、櫛通りと風合に優れた毛髪化粧料が得
られる。
られる。
Claims (1)
- 【請求項１】一般式（Ｉ） 〔ただし、式中Ｒ1、Ｒ2、Ｒ3、Ｒ4はアルキル基、ヒド
ロキシアルキル基またはベンジル基で、そのうち１ない
し２個は炭素数８〜20のアルキル基もしくはヒドロキシ
アルキル基であり、残りは炭素数１〜３のアルキル基も
しくはヒドロキシアルキル基またはベンジル基を表し、
Ｘはハロゲン原子または炭素数１〜２のアルキル硫酸基
を表す〕 で示される第４級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤
と一般式（II） MOOCCH2−（OCH2CH2）n−OCH2COOM （II） 〔式中、ｎは１ないし250の整数を表し、Ｍは水素、ア
ルカリ金属、アルカリ土類金属、アルミニウム、アンモ
ニア、アルキルアミン、アルカノールアミンから選ばれ
る陽イオン残基を表す〕 で示されるポリオキシエチレンジカルボン酸化合物を含
むことを特徴とする毛髪化粧料組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31192489A JP2876137B2 (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | 毛髪化粧料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31192489A JP2876137B2 (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | 毛髪化粧料組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03170410A JPH03170410A (ja) | 1991-07-24 |
| JP2876137B2 true JP2876137B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=18023067
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31192489A Expired - Lifetime JP2876137B2 (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | 毛髪化粧料組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2876137B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4313529A1 (de) * | 1993-04-24 | 1994-10-27 | Hoechst Ag | Waschmittel |
| US5932229A (en) * | 1996-04-25 | 1999-08-03 | Avon Products, Inc. | Oxa diacids and related compounds for treating skin conditions |
| US5834513A (en) * | 1996-04-25 | 1998-11-10 | Avon Products, Inc. | Oxa diacids and related compounds for treating skin conditions |
| JP2008007499A (ja) * | 2006-05-31 | 2008-01-17 | Sanyo Chem Ind Ltd | 毛髪処理剤組成物 |
-
1989
- 1989-11-29 JP JP31192489A patent/JP2876137B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03170410A (ja) | 1991-07-24 |
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