JP3238847B2 - ステップ装置 - Google Patents

ステップ装置

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JP3238847B2
JP3238847B2 JP14393395A JP14393395A JP3238847B2 JP 3238847 B2 JP3238847 B2 JP 3238847B2 JP 14393395 A JP14393395 A JP 14393395A JP 14393395 A JP14393395 A JP 14393395A JP 3238847 B2 JP3238847 B2 JP 3238847B2
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大由 曽根原
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紀好 中島
靖 小島
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Aichi Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人が昇降するためのス
テップ装置に関し、さらには格納状態と使用状態との間
で移動自在なステップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】配電工事等を行うための高所作業車とし
ては、図4に示すように車体11上に、伸縮、起伏等が
自在なブーム13を配設し、このブーム13の先端に作
業者が搭乗可能なマニピュレータ装置20を設けたもの
がある。このように構成された高所作業車40において
は、作業終了後は、ブーム13の縮小、倒伏作動を行っ
て二点鎖線で示すように車体11の後部である収納位置
にマニピュレータ装置20を移動させる。マニピュレー
タ装置20に対する作業者の乗降は、マニピュレータ装
置20が収納位置にある状態で行われるため、作業者の
乗降を容易に行うことができるように車体11の側面に
はステップ装置50が配設されている。
【0003】一方、上記の高所作業車40においては、
段差を乗り越える時や登坂時等において前輪のみが持ち
上がったときに、車体11の後部が地面と接触しないよ
うに車体11の後端部を傾斜させることにより、いわゆ
るデパーチャアングルαを確保するようになっている。
また、上記のようにマニピュレータ装置20は、車体1
1の後部に収納されるため、ステップ装置50も車体1
1の後部に配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような、ステップ
部材50が車体11の側面と平行に(垂直に)配設され
ていると、マニピュレータ装置20に対する乗降が困難
である。このため、作業者の乗降時にはステップ部材5
0の下方が車体11に対して外方に離れた状態(傾斜し
た状態)となっていることが望ましい。しかしながら、
常時ステップ部材を傾斜させておくと、高所作業車40
の全幅が大きくなるという問題がある。そこで、実開平
5−78643号公報に開示されているように、格納時
においては垂直であるが、使用時にはステップ本体が傾
斜する乗降装置が提案されている。しかし、この乗降装
置においては、格納時におけるステップ本体の下端部の
位置と、ステップ本体を傾斜させた使用位置におけるス
テップ本体の下端部の位置とが地面からほぼ同じ高さで
ある。
【0005】このため、上記のような乗降装置を図4に
示す高所作業車40に用いた場合、ステップ本体の格納
位置におけるデパーチャアングルを確保しようとする
と、使用位置において地面Gとステップ本体との距離が
大きくなるため、作業者が乗降しずらく、作業時に車体
を安定支持するためのジャッキ装置を接地させた場合に
は、さらに地面Gとステップ本体との距離が大きくな
り、より作業者が乗降しずらいという問題がある。ま
た、使用位置におけるステップ本体の位置を下げると、
格納位置においてもステップ本体の位置が下がるためデ
パーチャアングルがα1と小さくなるという問題もあ
る。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、格納位置においてはコンパクトに格納す
ることができるとともに、使用位置においては容易に乗
降することができるステップ装置を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するために、本発明に係るステップ装置は、基台に
揺動自在に枢支された上部ステー部材と、基台における
上部ステー部材の枢支部よりも下方に枢支された下部ス
テー部材とを、上下に間隔をおくとともに上部ステー部
材を上側にしてステップ部材に連結している。このステ
ップ部材は、基台に近接した格納位置と、基台から外方
に離れた使用位置との間で移動自在に構成されている。
そして、基台部における上部ステー部材の枢支部と下部
ステー部材の枢支部との距離をステップ部材における上
部ステー部材の連結部と下部ステー部材の連結部との距
離より長くしている。さらに、格納位置においては、ス
テップ部材と少なくとも下部ステー部材との連結部の位
置が基台と下部ステー部材の枢支部よりも上方に位置さ
せることによりステップ部材をほぼ垂直に延びて格納さ
せる。また、使用位置においては、ステップ部材との連
結部の位置が格納位置における連結部の位置よりも下方
に移動するように上部ステー部材および下部ステー部材
を基台に対して揺動させることにより、ステップ部材の
位置が格納位置におけるステップ部材の位置よりも下方
に移動するとともに、ステップ部材の下方が基台に対し
て外方に開くように構成されている。
【0008】このように構成されたステップ装置によれ
ば、ステップ部材が格納位置にあるときにはほぼ垂直で
あるため、基台に対する突出量が最も小さく、コンパク
トに格納することができる。また、使用位置への移動時
には、下側ステー部材が水平に近づくにつれて上側ステ
ー部材が下側ステー部材より下方に向かって揺動する。
このため、ステップ部材は格納位置にあるときよりも外
方に離れながら下方に向かって移動するが、ステップ部
材における下側ステー部材の連結部が上側ステー部材部
材の連結部よりも基台に対して離れた位置となるため、
ステップ部材は下側が外側に開いた状態に傾斜する。
【0009】ここで、基台が作業車の車体である場合、
すなわち、ステップ装置が作業車に設けられた作業装置
への乗降を行うためのステップ装置である場合には、ス
テップ部材が格納位置にある場合には車体の全幅の増加
を防止することができるとともに、使用位置に移動する
場合には、ステップ部材の下方が外側に開きながら下降
するため作業者の乗降を容易に行うことができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の好ましい実施例について図面を
参照しながら説明する。まず、本発明に係るステップ装
置を備えた高所作業車について図4を参照しながら説明
する。この高所作業車10の車体11には、車体11に
対して旋回自在な旋回台12が取り付けられており、こ
の旋回台12の上部には伸縮ブーム13が起伏自在に枢
着されている。この伸縮ブーム13は、旋回台12に枢
着された基端ブーム13a、中間ブーム13bおよび先
端ブーム13cの複数のブーム部材からなりテレスコピ
ックに(入れ子式に)構成されている。そして、伸縮ブ
ーム13の起伏作動は、基端ブーム13aと旋回台12
との間に取り付けられた起伏シリンダ15の作動により
行われ、また、伸縮作動は伸縮ブーム13に内蔵された
伸縮シリンダ(図示せず)の作動により行われる。
【0011】先端ブーム13cの先端部には、図2およ
び図3にも示すようにマニピュレータ装置20が取り付
けられている。このマニピュレータ装置20は、ベース
25と、このベース25の上部に配設されて作業者が搭
乗可能なキャビン21と、ベース25におけるキャビン
21の前方に配設され、キャビン21内の作業者によっ
て作動制御されるマニピュレータアーム22およびクレ
ーン装置23が設けられている。ベース25は、伸縮ブ
ーム13の起伏角度の如何に拘らず常時垂直状態を維持
する垂直ポスト24に対し旋回自在に配設されている。
【0012】このように構成された高所作業車10にお
いては、車体11の前後左右に配設されたジャッキ装置
16,16を下方に伸長させて車体11を安定支持した
後、図4において実線で示すように、伸縮ブーム13の
起仰・伸長作動を行うことにより、高所における配電作
業等のマニピュレータアーム22を用いた作業を行うこ
とができる。そして、作業終了後は、二点鎖線で示すよ
うに伸縮ブーム13の倒伏・縮小作動を行うことによ
り、マニピュレータ装置20を車体11の後部における
収納位置に収納する。
【0013】マニピュレータ装置20におけるキャビン
21内への作業者の乗降は、マニピュレータ装置21が
車体11後部の収納位置にある状態で行われる。このた
め、車体11における側面には、収納位置におけるキャ
ビン21の乗降口21aに位置するステップ装置30が
設けられている。このステップ装置30は、高所作業車
10の走行時に位置させる格納位置と、作業者の乗降時
に位置させる使用位置との間で移動自在に構成されてい
る。
【0014】以下、図1を加えてステップ装置30につ
いて説明する。ステップ装置30は、車体11の上面か
ら上方に延びて設けられた支持部材31と、この支持部
材31の上部に一端が揺動自在に枢支された上部ステー
部材32と、支持部材31の下部に一端が揺動自在に枢
支された下部ステー部材33と、上部ステー部材32の
他端を上側にするとともに、下部ステー部材33の他端
を下側にして連結されたステップ部材34とから構成さ
れている。なお、上記車体11および支持部材31が請
求の範囲に記載の基台を構成する。
【0015】ステップ部材34は、矩形状に形成された
枠部材34aと、この枠部材34aの内側に横方向に延
びて、上下方向に所定間隔で配設された複数の踏板34
bと、格納位置において、車体11の側面に係止するた
めのフック装置35とから構成されている。なお、枠部
材34の下端部前方側(図3における左方側)は、車体
11の左後側に配設されたジャッキ装置16との干渉を
防止するために上端部よりも幅が狭く形成されている。
【0016】上部ステー部材32および下部ステー部材
33の長さ、すなわち、上部ステー部材32における支
持部材31との枢支部32bからステップ部材34との
連結部32aまでの距離と、下部ステー部材33におけ
る支持部材31との枢支部33bからステップ部材34
との連結部33aまでの距離とは同一に形成されてい
る。支持部材31における上部ステー部材32の枢支部
32bは、下部ステー部材33の枢支部33bよりも内
側(車体11の中心側)に位置しており、支持部材31
における上部ステー部材32の枢支部32bと下部ステ
ー部材33の枢支部33bとの距離L1は、ステップ部
材34における上部ステー部材32の連結部32aと下
部ステー部材33の連結部33aとの距離L2に比べて
長くなっている。
【0017】上記のように構成されたステップ装置30
においては、図1(A)に示すように、ステップ部材3
4が車体11から最も突出した状態となる下部ステー部
材33が水平になった状態においては、上部ステー部材
32は下方に向いて倒伏しており、上部ステー部材32
とステップ部材34との連結部32aは、下部ステー部
材33とステップ部材34との連結部33aよりも内側
(車体11の中心側)に位置している。これにより、ス
テップ部材34は下方が外側(車体11と離れる側)に
開いて傾斜した使用位置となる。そして、支持部材31
には、下部ステー部材33が水平状態において当接接触
するストッパ31aが設けられており、下部ステー部材
33の水平状態(ステップ部材34の使用位置)を保持
するようになっている。なお、枠部材34aに取り付け
られた複数の踏板34bは、ステップ部材34の使用位
置において水平となるように取り付けられている。
【0018】また、上記ステップ装置30においては、
ステップ部材34の車体11に対する突出量が最も少な
い垂直状態をステップ部材34の格納位置としている
が、図1(B)に示すように、この格納位置において
は、上部ステー部材32および下部ステー部材33とも
に支持部材31における枢支部32b,33bよりも、
ステップ部材34との連結部32a,33aの方が上方
に位置している。なお、このとき、各枢支部32b,3
3b間の距離L1のほうが各連結部32a,33a間の
距離L2よりも長いため、上部ステー部材32の起仰角
度よりも下部ステー部材33の起仰角度の方が大きくな
る。
【0019】図1(B)に示すようにステップ部材34
を垂直にした格納位置で保持する場合には、ステップ部
材34に配設されたフック装置35を用いる。このフッ
ク装置35は、図5に示すように、先端部が凹状に形成
されたフック本体35aと、レバー部35bとからな
る。フック本体35aは、枢支ピン35cによってステ
ップ部材34における枠部材34aに対して上下に揺動
自在に枢支され、フック本体35aの後端はフック本体
35aの後端部に係止された引っ張りスプリング35d
の作用によって、常時上方に引き上げられている。これ
により、フック本体35aの先端部は常時下方に付勢さ
れている。
【0020】格納位置で保持する場合には、作業者がレ
バー部35bを矢印方向に引き付け、枠部材34aとと
もに握ることにより、一点鎖線で示すように上方に揺動
させた状態を保持する。そして、ステップ部材34を持
ち上げながら車体11側に移動させ、レバー部35bを
握った手を離すことにより、引っ張りスプリング35d
の付勢力によってフック本体35aが下方に揺動し、先
端の凹状部が支持部材31に設けられた係止用バー36
と係止することにより、ステップ部材34が格納位置で
保持される。なお、格納位置から使用位置に移動させる
場合には、前記と同様にレバー部35bを枠部材34b
とともに握って係止を解除した後、ステップ部材34を
手前に引けば良い。
【0021】これにより、作業者Mは簡単な操作で容易
に使用位置と格納位置との間でステップ部材34を移動
させることができる。そして、図3および図1(B)に
示すような格納位置にある場合には、図2および図1
(A)に示すような使用位置にある場合に比べて、ステ
ップ部材34の下端部の位置がH分上がっているため、
デパーチャアングルαを大きくとることができるととも
に、車体11の全幅の突出量を小さく抑えることができ
る。
【0022】また、使用位置においては、格納位置から
H分下がるとともに下方が外側に開いて傾斜するため、
ステップ部材34の下端部を地面Gに近接させることが
できるとともにキャビン21における乗降口21aに向
かってステップ部材34が傾斜するため、作業者Mの乗
降を容易に行うことができる。特に、マニピュレータ装
置20を使用する場合には、あらかじめジャッキ装置1
6のインナポスト16aを接地反力が得られるまで下方
に伸長させて車体11を安定支持するわけであるが、本
ステップ装置30においては、インナポスト16aの伸
長量を図2において二点鎖線で示すように最大伸長量と
した場合であっても、地面G′からステップ部材34の
下端部までの距離が大きく離れることがないため、作業
者Mの乗降を容易に行うことができる。
【0023】なお、上記の実施例においては、上部ステ
ー部材32と下部ステー部材33との長さを同一にする
とともに、支持部材31における上部ステー部材32の
枢支部31aを下部ステー部材33の枢支部31bより
も内側にすることとしているが、本発明はこのような構
成のリンク機構に限られることはない。すなわち、支持
部材31における上部ステー部材32の枢支部31aと
下部ステー部材33の枢支部31bとの距離L1が、ス
テップ部材34における上部ステー部材32の連結部3
4aと下部ステー部材33の連結部34bとの距離L2
に比べて長くなるように構成され、格納位置においてス
テップ部材34と少なくとも下部ステー部材33との連
結部33aの位置が支持部材34と下部ステー部材33
の枢支部33bよりも上方に位置することによりステッ
プ部材34がほぼ垂直に延びるように構成されていれば
よい。
【0024】すなわち、図6に示すように、上部ステー
部材62の長さを下部ステー部材63の長さよりも短く
し、支持部材61における枢支部62b,63bを内外
方向(左右方向)に同一の位置(垂直に揃う位置)とな
るように構成した場合でも、L1よりL2が短くなるよ
うにするとともに、各ステー部材62,63が上方に揺
動した位置においてステップ部材64が垂直になるよう
に構成すれば、使用位置においてステップ部材64の下
方を外側に開くようにすることができる。
【0025】また、図7に示すように、上部ステー部材
72の長さを下部ステー部材72の長さよりも短くし、
支持部材71における上部ステー部材72の枢支部72
bが、下部ステー部材73の枢支部73bよりも外側と
なるように構成した場合でも、L1よりL2が短くなる
ようにするとともに、各ステー部材72,73が上方に
揺動した位置においてステップ部材74が垂直になるよ
うに構成すれば、使用位置においてステップ部材74の
下方を外側に開くようにすることができる。
【0026】さらに、図8に示すように、上部ステー部
材82の長さと下部ステー部材83の長さとを同一に
し、支持部材81における枢支部82b,83bを垂直
に揃う位置となるように構成した場合には、ステップ部
材84における上部ステー部材82の連結部82aが支
持部材81における枢支部82bよりも下方に位置して
いても、下部ステー部材83の連結部83aが枢支部8
3bよりも上方に位置していれば連結部82a,83a
が垂直に揃う各ステー部材82,83の揺動角度がある
ため、この状態を格納位置とすることができるととも
に、使用位置においてステップ部材84の下方を外側に
開くようにすることができる。
【0027】また、図9に示すように、上部ステー部材
92の長さを下部ステー部材93の長さよりも長くした
場合には、各ステー部材92,93が上方に向かって揺
動するにつれてステップ部材94における下部ステー部
材93の連結部93aは、上部ステー部材92の連結部
92aよりも内側に移動する。このため、上記の各実施
例と同様に連結部92aと93aとを結ぶ角度をステッ
プ部材の角度とすると、ステップ部材の上側が外側に開
いて行く。そこで、ステップ部材94と各ステー部材9
2,93を連結する場合に、枠部材94aから上部ステ
ー部材92の連結部92aまでの距離よりも、枠部材9
4aから下部ステー部材93の連結部93aまでの距離
を長くする。そして、各ステー部材92,93を上方に
向かって揺動させることにより、ステップ部材94が垂
直状態となる格納位置とすることができるとともに、ス
テップ部材94の下方を外方に開かせる使用位置とする
ことができる。
【0028】なお、上記図6から図9に記載の、ステッ
プ装置30と異なる実施例において、ステップ装置30
と同一の構成部分については、それぞれ30,40,5
0および60を加えた符号を付して説明している。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るステップ装
置は、基台部における上部ステー部材の枢支部と下部ス
テー部材の枢支部との距離が、ステップ部材における上
部ステー部材の連結部と下部ステー部材の連結部との距
離より長くなっており、格納位置においては、ステップ
部材における少なくとも下部ステー部材との連結部の位
置が基台と下部ステー部材の枢支部よりも上方に位置す
ることによりステップ部材がほぼ垂直に延びて格納され
る。また、使用位置においては、ステップ部材との連結
部の位置が格納位置における連結部の位置よりも下方に
移動するように、上部ステー部材および下部ステー部材
が基台に対して揺動することにより、ステップ部材の位
置が格納位置におけるステップ部材の位置よりも下方に
移動するとともに、ステップ部材の下方が基台に対して
外方に傾斜するように構成されている。
【0030】これにより、ステップ部材は格納位置から
使用位置に移動する場合、格納位置にあるときよりも外
方に離れながら下方に向かって移動するとともに、ステ
ップ部材は下側が外側に開いた状態に傾斜する。このた
め、格納位置においてはコンパクトに格納することがで
きるとともに、格納位置と使用位置との間のステップ部
材の移動も軽い操作で行うことができ、使用位置におい
ては、ステップ部材を容易に昇降することができるた
め、ステップ装置を使用する者の労力の軽減と安全を図
ることができる。
【0031】ここで、基台が作業車の車体である場合、
すなわち、ステップ装置が作業車に設けられた作業装置
への乗降を行うためのステップ装置である場合には、ス
テップ部材が格納位置にある場合には車体の全幅の増加
を防止することができるとともに、使用位置に移動する
場合には、ステップ部材の下方が外側に開きながら下降
するため作業者の乗降を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るステップ装置の側面図である。
【図2】上記ステップ装置を有した高所作業車の後面図
である。
【図3】上記ステップ装置を有した高所作業車の部分側
面図である。
【図4】上記ステップ装置を有した高所作業車の側面図
である。
【図5】上記ステップ装置に設けられたフック装置の側
面図である。
【図6】上記ステップ装置の異なる実施例を表す概念図
である。
【図7】上記ステップ装置の異なる実施例を表す概念図
である。
【図8】上記ステップ装置の異なる実施例を表す概念図
である。
【図9】上記ステップ装置の異なる実施例を表す概念図
である。
【符号の説明】
10,40 高所作業車 11 車体 12 旋回台 13 伸縮ブーム 20 マニピュレータ装置 30,50 ステップ装置 31 支持部材 32 上部ステー部材 33 下部ステー部材 34 ステップ部材 35 フック装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 紀好 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の 10 株式会社アイチコーポレーション 上尾工場内 (72)発明者 小島 靖 群馬県高崎市八島町58番地1 株式会社 アステック内 (56)参考文献 特開 昭51−82168(JP,A) 実開 昭60−143046(JP,U) 実開 昭50−13639(JP,U) 実開 平5−78643(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 3/00 B60P 3/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、 この基台に揺動自在に枢支された上部ステー部材と、 前記基台における前記上部ステー部材の枢支部よりも下
    方において前記基台に枢支された下部ステー部材と、 上下に間隔をおくとともに、前記上部ステー部材を上側
    にして、前記上部ステー部材および前記下部ステー部材
    がそれぞれ連結されたステップ部材とからなり、 前記上部および下部ステー部材の揺動に応じて、前記ス
    テップ部材が前記基台に近接した格納位置と、前記基台
    から外方に離れた使用位置との間で移動自在なステップ
    装置であって、 前記基台部における前記上部ステー部材の枢支部と前記
    下部ステー部材の枢支部との距離が、前記ステップ部材
    における前記上部ステー部材の連結部と前記下部ステー
    部材の連結部との距離より長く、 前記格納位置においては、少なくとも前記ステップ部材
    と前記下部ステー部材との連結部が前記基台と前記下部
    ステー部材の枢支部よりも上方に位置して前記ステップ
    部材がほぼ垂直に延びて格納され、 前記使用位置においては、前記ステップ部材との連結部
    の位置が前記格納位置における連結部の位置よりも下方
    に移動するように前記上部ステー部材および前記下部ス
    テー部材が前記基台に対して揺動して、前記ステップ部
    材の位置が前記格納位置における前記ステップ部材の位
    置よりも下方に位置するとともに、前記ステップ部材の
    下方が前記基台に対して外方に開くように傾いて位置す
    ることを特徴とするステップ装置。
  2. 【請求項2】 前記基台が作業車の車体であることを特
    徴とする請求項1に記載のステップ装置。
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