JP3238733B2 - ガスレンジ用アルミシート製マット - Google Patents
ガスレンジ用アルミシート製マットInfo
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、三口または四口のガス
コンロを有するシステムキッチン用ガスレンジの上面に
着脱自在に装着して、煮こぼれ等による該レンジ上面の
汚れを防止するために使用されるガスレンジ用アルミシ
ート製マットに関するものである。
コンロを有するシステムキッチン用ガスレンジの上面に
着脱自在に装着して、煮こぼれ等による該レンジ上面の
汚れを防止するために使用されるガスレンジ用アルミシ
ート製マットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、システムキッチンの改良に伴い、
それに装備されるガスレンジは一般的な二連コンロ型か
ら、三口更には四口のガスコンロを有するものへと大型
化しつつある。しかしながら、このような三口または四
口コンロ付のガスレンジは、通常の二連コンロ型のもの
を単に前後に並べたようなものとは異なり、限られた面
積の上面部分にこれら３個または４個のコンロを勝手良
く配置したレイアウトを採用しているものである。
それに装備されるガスレンジは一般的な二連コンロ型か
ら、三口更には四口のガスコンロを有するものへと大型
化しつつある。しかしながら、このような三口または四
口コンロ付のガスレンジは、通常の二連コンロ型のもの
を単に前後に並べたようなものとは異なり、限られた面
積の上面部分にこれら３個または４個のコンロを勝手良
く配置したレイアウトを採用しているものである。
【０００３】これに対し、従来のこの種のマットは、マ
ット主体の中心部にコンロのバーナーを露出させる単一
のバーナー露出用孔を設け、このバーナー露出用孔の周
囲に該孔よりも低い汁受用環状溝を形成し、更に、その
外周に五徳載置用の段部を設けてなるものが一般的であ
り、ガスレンジの各々独立して配置したバーナー毎に単
独で使用するようになっている。
ット主体の中心部にコンロのバーナーを露出させる単一
のバーナー露出用孔を設け、このバーナー露出用孔の周
囲に該孔よりも低い汁受用環状溝を形成し、更に、その
外周に五徳載置用の段部を設けてなるものが一般的であ
り、ガスレンジの各々独立して配置したバーナー毎に単
独で使用するようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ようなシステムキッチンのガスレンジの場合、その汁受
皿は各コンロに共通となる底面が平坦な大面積の凹陥部
形状に形成されているものであるため、上記のような従
来構成のものは、その全体形状からしてガスレンジの汁
受皿に適合するものではないため、殆ど使用が不可能で
あった。
ようなシステムキッチンのガスレンジの場合、その汁受
皿は各コンロに共通となる底面が平坦な大面積の凹陥部
形状に形成されているものであるため、上記のような従
来構成のものは、その全体形状からしてガスレンジの汁
受皿に適合するものではないため、殆ど使用が不可能で
あった。
【０００５】即ち、従来のマットでは、独立したバーナ
ーに単独のマットが適合するように作製されているた
め、該マットを三口または四口のバーナー毎に敷設する
と、これらのマット間に隙間が生じるだけでなく、規則
的に敷設することができない。また、一般的な従来マッ
トにおいては五徳載置用段部の外周に汁受け用フランジ
を略同一幅で水平方向に延出してあるため、マットの向
きを気にせずに配置できるという利点を有する反面、バ
ーナーの間隔が様々な三口または四口コンロ付ガスレン
ジに敷設すると、バーナー間で各マットのフランジどう
しが重なって干渉するだけでなく、別の部分では逆に隙
間が生じて汁受皿を完全に被覆できないという不都合が
生じ、また、外観も悪いという問題があった。
ーに単独のマットが適合するように作製されているた
め、該マットを三口または四口のバーナー毎に敷設する
と、これらのマット間に隙間が生じるだけでなく、規則
的に敷設することができない。また、一般的な従来マッ
トにおいては五徳載置用段部の外周に汁受け用フランジ
を略同一幅で水平方向に延出してあるため、マットの向
きを気にせずに配置できるという利点を有する反面、バ
ーナーの間隔が様々な三口または四口コンロ付ガスレン
ジに敷設すると、バーナー間で各マットのフランジどう
しが重なって干渉するだけでなく、別の部分では逆に隙
間が生じて汁受皿を完全に被覆できないという不都合が
生じ、また、外観も悪いという問題があった。
【０００６】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであり、システムキッチンの三口や四口
コンロ付ガスレンジにおける種々の寸法のものに対応し
て、最良の状態で設置することができるガスレンジ用ア
ルミシート製マットを提供することを目的とするもので
ある。
てなされたものであり、システムキッチンの三口や四口
コンロ付ガスレンジにおける種々の寸法のものに対応し
て、最良の状態で設置することができるガスレンジ用ア
ルミシート製マットを提供することを目的とするもので
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のガスレンジ用アルミシート製マットは、実
施例に対応する図１に示すように、ガスレンジＡの汁受
皿上面部分を被覆可能な広さを有する横長長方形状の底
面部２を有し、この底面部２の外周縁から上方に向かっ
て拡開方向に傾斜してなる環状周壁３を一体に形成し、
更に、該周壁３の上端周縁から環状フランジ部４を水平
方向に延出する一方、前記底面部２の前後左右の都合４
個所にそれぞれ、孔縁部が巻締められているガスレンジ
Ａのバーナー露出用孔51a 、51b 、52a 、52b を形成し
てなるものである。
に、本発明のガスレンジ用アルミシート製マットは、実
施例に対応する図１に示すように、ガスレンジＡの汁受
皿上面部分を被覆可能な広さを有する横長長方形状の底
面部２を有し、この底面部２の外周縁から上方に向かっ
て拡開方向に傾斜してなる環状周壁３を一体に形成し、
更に、該周壁３の上端周縁から環状フランジ部４を水平
方向に延出する一方、前記底面部２の前後左右の都合４
個所にそれぞれ、孔縁部が巻締められているガスレンジ
Ａのバーナー露出用孔51a 、51b 、52a 、52b を形成し
てなるものである。
【０００８】そして、四口型ガスレンジに対応するもの
として、前記各バーナー露出用孔51a 〜52b を底面部２
の前後左右の都合４個所に形成する。この場合、各バー
ナー露出用孔51a 〜52b は、それぞれ対応する最大寸法
のバーナーB1a 、B1b 、B2a、B2b が若干の余裕をもっ
て嵌入可能な径に形成されていると共に、平均的なバー
ナー配設位置と合致する位置に配設されるものであり、
更に、前記底面部２の前後辺縁部と前後のバーナー露出
用孔の孔縁前後端間に該バーナー露出用孔の縁巻部53が
形成可能な若干幅の平坦部21、22を設けたものとする。
として、前記各バーナー露出用孔51a 〜52b を底面部２
の前後左右の都合４個所に形成する。この場合、各バー
ナー露出用孔51a 〜52b は、それぞれ対応する最大寸法
のバーナーB1a 、B1b 、B2a、B2b が若干の余裕をもっ
て嵌入可能な径に形成されていると共に、平均的なバー
ナー配設位置と合致する位置に配設されるものであり、
更に、前記底面部２の前後辺縁部と前後のバーナー露出
用孔の孔縁前後端間に該バーナー露出用孔の縁巻部53が
形成可能な若干幅の平坦部21、22を設けたものとする。
【０００９】また、三口型ガスレンジに対応するもの
は、図５に示すように、前記バーナー露出用孔51a 、51
b 、52を底面部２の都合３個所に形成する。この場合も
同様に各バーナー露出用孔 51a〜52はそれぞれ対応する
最大寸法のバーナーが若干の余裕をもって嵌入可能な径
に形成されていると共に、平均的なバーナー配設位置と
合致する位置に配設されるものとする。
は、図５に示すように、前記バーナー露出用孔51a 、51
b 、52を底面部２の都合３個所に形成する。この場合も
同様に各バーナー露出用孔 51a〜52はそれぞれ対応する
最大寸法のバーナーが若干の余裕をもって嵌入可能な径
に形成されていると共に、平均的なバーナー配設位置と
合致する位置に配設されるものとする。
【００１０】
【作用】一般に、システムキッチン用の三口または四口
コンロ付ガスレンジの汁受皿の寸法及びバーナー配置は
製造元毎に多少相違しているが、上記構成の本発明マッ
トは異なる製造元の殆どの機種に対応できるものであ
る。即ち、四口コンロ付ガスレンジに対応する本発明マ
ットの作用について述べると、該マットはガスレンジＡ
の汁受皿Ｃの上面にマット主体１を嵌め込んで、各バー
ナー露出用孔51a、51b、52a、52bをバーナーに嵌め込む
ことにより、底面部２を汁受皿Ｃの上面に略密接させる
と共に環状周壁３を汁受皿Ｃの傾斜周面に沿わせること
で汁受皿Ｃに敷設する。この際、敷設しようとするガス
レンジの前後または左右のバーナー中心間距離が、平均
的なものに対して多少相違していても、その相違は僅か
な範囲に納まるものであるため、この相違による寸法差
は、各バーナー露出用孔51a、51b、52a、52bとバーナー
間の余裕隙間に吸収されて、無理なく敷設できるもので
ある。
コンロ付ガスレンジの汁受皿の寸法及びバーナー配置は
製造元毎に多少相違しているが、上記構成の本発明マッ
トは異なる製造元の殆どの機種に対応できるものであ
る。即ち、四口コンロ付ガスレンジに対応する本発明マ
ットの作用について述べると、該マットはガスレンジＡ
の汁受皿Ｃの上面にマット主体１を嵌め込んで、各バー
ナー露出用孔51a、51b、52a、52bをバーナーに嵌め込む
ことにより、底面部２を汁受皿Ｃの上面に略密接させる
と共に環状周壁３を汁受皿Ｃの傾斜周面に沿わせること
で汁受皿Ｃに敷設する。この際、敷設しようとするガス
レンジの前後または左右のバーナー中心間距離が、平均
的なものに対して多少相違していても、その相違は僅か
な範囲に納まるものであるため、この相違による寸法差
は、各バーナー露出用孔51a、51b、52a、52bとバーナー
間の余裕隙間に吸収されて、無理なく敷設できるもので
ある。
【００１１】また、敷設状態においては、ガスレンジＡ
の汁受皿Ｃに沿ってその底面から内周面に亙って隙間な
く、且つ皺になることなく該汁受皿Ｃの形状に適合する
ものであり、更に環状フランジ部４が汁受皿上端周縁に
連なるガスレンジ上面に密着して、該汁受皿Ｃの内周面
とマットの環状周壁３の外周面間の隙間に煮汁等が進入
するのを確実に防止するので、ガスレンジＡの上面には
殆ど汚れが付着しないものである。
の汁受皿Ｃに沿ってその底面から内周面に亙って隙間な
く、且つ皺になることなく該汁受皿Ｃの形状に適合する
ものであり、更に環状フランジ部４が汁受皿上端周縁に
連なるガスレンジ上面に密着して、該汁受皿Ｃの内周面
とマットの環状周壁３の外周面間の隙間に煮汁等が進入
するのを確実に防止するので、ガスレンジＡの上面には
殆ど汚れが付着しないものである。
【００１２】
【実施例】図１〜図４は本発明の第１実施例に係る四口
コンロ付ガスレンジ用アルミシート製マットを示してい
る。これらの図において、１は厚さ25〜80μ程度のアル
ミシートを成形してなるマット主体であって、ガスレン
ジの上面部分を被覆可能な広さを有する横長長方形状の
底面部２を有し、この底面部２の外周縁から立ち上がる
環状周壁３を一体に形成してあると共に、該周壁３の上
端周縁から環状フランジ部４を水平方向に延出してなる
もので、前記底面部２にはガスレンジＡの各バーナーB1
a 、B1b 、B2a 、B2b を露出させるための都合４個のバ
ーナー露出用孔51a 、51b 、52a 、52b を形成してあ
る。
コンロ付ガスレンジ用アルミシート製マットを示してい
る。これらの図において、１は厚さ25〜80μ程度のアル
ミシートを成形してなるマット主体であって、ガスレン
ジの上面部分を被覆可能な広さを有する横長長方形状の
底面部２を有し、この底面部２の外周縁から立ち上がる
環状周壁３を一体に形成してあると共に、該周壁３の上
端周縁から環状フランジ部４を水平方向に延出してなる
もので、前記底面部２にはガスレンジＡの各バーナーB1
a 、B1b 、B2a 、B2b を露出させるための都合４個のバ
ーナー露出用孔51a 、51b 、52a 、52b を形成してあ
る。
【００１３】前記マット主体１の各構成部分である底面
部２及びフランジ部４はいずれもガスレンジＡの汁受皿
Ｃに沿うように、四隅に円弧状の面取りを施してある。
前記環状周壁３は底面部２から円弧状のカーブを描いて
立上り、且つ上方に向かって拡開方向に傾斜させてある
が、その傾斜勾配はガスレンジＡの汁受部に対応して前
後辺部分が急で、左右辺部分が緩くしてある。また、フ
ランジ部４は外周縁を巻締めて補強してあり、且つこの
縁巻部41によってフランジ部４上の煮こぼれがガスレン
ジＡの上面外周部分に及ぶのを防止している。尚、この
縁巻部41を省略してフランジ部４を面一に形成すること
により、ガスレンジＡの上面に密接させるようにしても
よい。更に、マット主体１の底面部２に形成された各バ
ーナー露出用孔51a 、51b 、52a 、52b は孔縁部を巻締
めてあり、この縁巻部53によって底面部２の煮こぼれが
バーナー露出用孔51a 、51b 、52a 、52b とバーナーB1
a、B1b 、B2a 、B2b からガスレンジ内へと流出するの
を防止している。
部２及びフランジ部４はいずれもガスレンジＡの汁受皿
Ｃに沿うように、四隅に円弧状の面取りを施してある。
前記環状周壁３は底面部２から円弧状のカーブを描いて
立上り、且つ上方に向かって拡開方向に傾斜させてある
が、その傾斜勾配はガスレンジＡの汁受部に対応して前
後辺部分が急で、左右辺部分が緩くしてある。また、フ
ランジ部４は外周縁を巻締めて補強してあり、且つこの
縁巻部41によってフランジ部４上の煮こぼれがガスレン
ジＡの上面外周部分に及ぶのを防止している。尚、この
縁巻部41を省略してフランジ部４を面一に形成すること
により、ガスレンジＡの上面に密接させるようにしても
よい。更に、マット主体１の底面部２に形成された各バ
ーナー露出用孔51a 、51b 、52a 、52b は孔縁部を巻締
めてあり、この縁巻部53によって底面部２の煮こぼれが
バーナー露出用孔51a 、51b 、52a 、52b とバーナーB1
a、B1b 、B2a 、B2b からガスレンジ内へと流出するの
を防止している。
【００１４】この実施例では、四口コンロ付ガスレンジ
の最も一般的な機種に対応できるように、マット主体１
の外形寸法は横幅ａ:526mm、奥行ｂ:387mm、高さｃ: 33
mm程度に、また、底面部２の寸法は横幅a1:450mm、奥行
b1:357mm程度に設定してあるが、このマット主体１の外
形寸法並びに底面部２の縦横寸法はガスレンジの種々の
機種に対応して、上記した寸法を規準として適宜段階的
に数種類のものを設定することができる。更に、環状フ
ランジ部４は左右辺部が13mm程度で同一幅に形成されて
いるが、前辺部が 5mm程度、後辺部が10mm程度となって
いて、前辺部はガスレンジＡの上面に合わせて幅狭く形
成されている。
の最も一般的な機種に対応できるように、マット主体１
の外形寸法は横幅ａ:526mm、奥行ｂ:387mm、高さｃ: 33
mm程度に、また、底面部２の寸法は横幅a1:450mm、奥行
b1:357mm程度に設定してあるが、このマット主体１の外
形寸法並びに底面部２の縦横寸法はガスレンジの種々の
機種に対応して、上記した寸法を規準として適宜段階的
に数種類のものを設定することができる。更に、環状フ
ランジ部４は左右辺部が13mm程度で同一幅に形成されて
いるが、前辺部が 5mm程度、後辺部が10mm程度となって
いて、前辺部はガスレンジＡの上面に合わせて幅狭く形
成されている。
【００１５】また、ガスレンジＡの前側バーナーB1a 、
B1b が後側バーナーB2a 、B2b よりも大出力で大径に形
成されている関係から、前側バーナー露出用孔51a 、51
b は、後側バーナー露出用孔52a 、52b よりも大径で、
且つ、前後いずれの孔も、対応する最大寸法のバーナー
が若干の余裕をもって嵌入可能な径に形成されている。
この実施例では各前側バーナー露出用孔51a 、51b の内
径d1:140mm、後側バーナー露出用孔の内径d2:130mm程度
に設定してある。尚、ガスレンジは、後側バーナーの方
が前側バーナーよりも大径としたものも考えられるが、
このような場合は、前後のバーナー露出用孔径を入れ替
えたものとするか、或いは両方を最大径に合わせて形成
するようにする。
B1b が後側バーナーB2a 、B2b よりも大出力で大径に形
成されている関係から、前側バーナー露出用孔51a 、51
b は、後側バーナー露出用孔52a 、52b よりも大径で、
且つ、前後いずれの孔も、対応する最大寸法のバーナー
が若干の余裕をもって嵌入可能な径に形成されている。
この実施例では各前側バーナー露出用孔51a 、51b の内
径d1:140mm、後側バーナー露出用孔の内径d2:130mm程度
に設定してある。尚、ガスレンジは、後側バーナーの方
が前側バーナーよりも大径としたものも考えられるが、
このような場合は、前後のバーナー露出用孔径を入れ替
えたものとするか、或いは両方を最大径に合わせて形成
するようにする。
【００１６】前記バーナー露出用孔51a 、51b 、52a 、
52b は平均的なバーナー配設位置と合致する位置に配設
してあり、より詳しくは次のような位置関係で底面部２
上に形成されている。即ち、底面部２の左右中央線Ｌに
関して対称で、且つ平均的な左右のバーナー中心間距離
程度の距離を置いた位置に前記左右中央線Ｌと平行な一
対の仮想縦線La、Lbを引く。また底面部２の後側辺縁部
（周壁３の円弧部との境界部分）から後側のバーナー露
出用孔52a 、52b の半径分よりやや隔たった位置と、こ
の位置から平均的な前後のバーナー中心間距離程度の距
離を置いた位置とを通り、且つ底面部２の前後辺縁部と
平行な一対の仮想横線L1、L2を引く。これら仮想縦横線
La、Lb、L1、L2が交差する都合４点が、前後各一対のバ
ーナー露出用孔51a 、52a 、51b 、52b の中心点となる
ものである。
52b は平均的なバーナー配設位置と合致する位置に配設
してあり、より詳しくは次のような位置関係で底面部２
上に形成されている。即ち、底面部２の左右中央線Ｌに
関して対称で、且つ平均的な左右のバーナー中心間距離
程度の距離を置いた位置に前記左右中央線Ｌと平行な一
対の仮想縦線La、Lbを引く。また底面部２の後側辺縁部
（周壁３の円弧部との境界部分）から後側のバーナー露
出用孔52a 、52b の半径分よりやや隔たった位置と、こ
の位置から平均的な前後のバーナー中心間距離程度の距
離を置いた位置とを通り、且つ底面部２の前後辺縁部と
平行な一対の仮想横線L1、L2を引く。これら仮想縦横線
La、Lb、L1、L2が交差する都合４点が、前後各一対のバ
ーナー露出用孔51a 、52a 、51b 、52b の中心点となる
ものである。
【００１７】具体的には、ガスレンジＡの前後のバーナ
ーB1a とB2a 、またはB1b とB2b の中心間距離は最大19
6mm 、最小190mm であり、従ってこの実施例では、前後
のバーナー露出用孔51a と52a 、または51b と52b の中
心間距離b2はその略平均値となる192mm程度に設定して
ある。また、左右のバーナーB1a とB1b 、またはB2aとB
2b の中心間距離は最大270mm、最小264mm であるので、
左右のバーナー露出用孔51a と51b 、または52a と52b
の中心間距離a2はその略平均値となる266mm程度に設定
してある。
ーB1a とB2a 、またはB1b とB2b の中心間距離は最大19
6mm 、最小190mm であり、従ってこの実施例では、前後
のバーナー露出用孔51a と52a 、または51b と52b の中
心間距離b2はその略平均値となる192mm程度に設定して
ある。また、左右のバーナーB1a とB1b 、またはB2aとB
2b の中心間距離は最大270mm、最小264mm であるので、
左右のバーナー露出用孔51a と51b 、または52a と52b
の中心間距離a2はその略平均値となる266mm程度に設定
してある。
【００１８】更に底面部２の前後辺縁部と前後のバーナ
ー露出用孔の孔縁後端間には該バーナー露出用孔の縁巻
部53が形成可能な若干幅の平坦部21、22が設けられてい
る。この平坦部21、22は次のようにして決定される。即
ち、ガスレンジＡの後側辺縁部と後側のバーナーB2a 、
B2b の中心間距離は最大66mm、最小60mmであり、その平
均値は63mmとなる。しかし後側バーナー露出用孔52a 、
52b の半径は65mmであり、前記バーナーB2a 、B2b の中
心間距離の平均寸法よりも 2mm大きくなるため、前記前
側平坦部21の幅b3は、この不足分と縁巻部53の形成分を
考慮して23mm程度に設定してある。同様に、後側平坦部
22の幅b4は 7mm程度に設定してある。
ー露出用孔の孔縁後端間には該バーナー露出用孔の縁巻
部53が形成可能な若干幅の平坦部21、22が設けられてい
る。この平坦部21、22は次のようにして決定される。即
ち、ガスレンジＡの後側辺縁部と後側のバーナーB2a 、
B2b の中心間距離は最大66mm、最小60mmであり、その平
均値は63mmとなる。しかし後側バーナー露出用孔52a 、
52b の半径は65mmであり、前記バーナーB2a 、B2b の中
心間距離の平均寸法よりも 2mm大きくなるため、前記前
側平坦部21の幅b3は、この不足分と縁巻部53の形成分を
考慮して23mm程度に設定してある。同様に、後側平坦部
22の幅b4は 7mm程度に設定してある。
【００１９】このような構成を有するマットをシステム
キッチン用ガスレンジＡの汁受皿Ｃに敷設するときは、
該汁受皿Ｃにマット主体１を嵌め込んで、各バーナー露
出用孔51a 、51b 、52a 、52b をバーナーB1a 、B1b 、
B2a 、B2b に嵌め込むことにより、底面部２を汁受皿Ｃ
に略密接させると共に、環状周壁３を汁受皿Ｃに沿わせ
る。このとき、前後または左右のバーナー中心間距離が
平均的な寸法に対して多少相違していても、その相違は
6mmの範囲に納まるものであるため、その寸法差は各バ
ーナー露出用孔51a 、51b 、52a 、52b とバーナーB1a
、B1b 、B2a 、B2b 間の余裕隙間に吸収され、無理な
く敷設できるものである。また、環状フランジ部４はガ
スレンジ汁受皿Ｃ周囲の上面に重なるように沿わせるも
のであり、これによって環状周壁３と汁受皿Ｃ間の隙間
への煮汁等の進入が防止できる。
キッチン用ガスレンジＡの汁受皿Ｃに敷設するときは、
該汁受皿Ｃにマット主体１を嵌め込んで、各バーナー露
出用孔51a 、51b 、52a 、52b をバーナーB1a 、B1b 、
B2a 、B2b に嵌め込むことにより、底面部２を汁受皿Ｃ
に略密接させると共に、環状周壁３を汁受皿Ｃに沿わせ
る。このとき、前後または左右のバーナー中心間距離が
平均的な寸法に対して多少相違していても、その相違は
6mmの範囲に納まるものであるため、その寸法差は各バ
ーナー露出用孔51a 、51b 、52a 、52b とバーナーB1a
、B1b 、B2a 、B2b 間の余裕隙間に吸収され、無理な
く敷設できるものである。また、環状フランジ部４はガ
スレンジ汁受皿Ｃ周囲の上面に重なるように沿わせるも
のであり、これによって環状周壁３と汁受皿Ｃ間の隙間
への煮汁等の進入が防止できる。
【００２０】尚、図４に示したガスレンジＡとはバーナ
ーの配置が前後逆になっているものに敷設するときは、
マット主体１の向きを前後反転させることによって敷設
できる。
ーの配置が前後逆になっているものに敷設するときは、
マット主体１の向きを前後反転させることによって敷設
できる。
【００２１】図５及び図６は本発明の第２実施例を示し
ており、これらの図に示すマットは前側左右に一対の大
径バーナーを有するコンロが配設され、後側中央に小径
バーナーを有する単一のコンロが配設されている三口コ
ンロ付ガスレンジに敷設できるもので、バーナー露出用
孔51a 、51b 、52がガスレンジのバーナーに対応して３
個設けられている他は、前記第１実施例と共通の構成を
有するものであり、重複を避ける共通の構成部分には同
一符号を付してその説明を省略する。
ており、これらの図に示すマットは前側左右に一対の大
径バーナーを有するコンロが配設され、後側中央に小径
バーナーを有する単一のコンロが配設されている三口コ
ンロ付ガスレンジに敷設できるもので、バーナー露出用
孔51a 、51b 、52がガスレンジのバーナーに対応して３
個設けられている他は、前記第１実施例と共通の構成を
有するものであり、重複を避ける共通の構成部分には同
一符号を付してその説明を省略する。
【００２２】この実施例では、前記各バーナー露出用孔
51a 、51b 、52は、底面部２の左右中央線Ｌ上位置と、
この位置よりも前方または後方における前記底面部２の
前後辺縁部と平行な横線L2上で且つ前記左右中央線Ｌに
関して対称となる位置との３点に中心を有するものであ
り、更に、前後及び左右のバーナー露出用孔中心間距離
は平均的なバーナー中心間距離程度に設定されている。
51a 、51b 、52は、底面部２の左右中央線Ｌ上位置と、
この位置よりも前方または後方における前記底面部２の
前後辺縁部と平行な横線L2上で且つ前記左右中央線Ｌに
関して対称となる位置との３点に中心を有するものであ
り、更に、前後及び左右のバーナー露出用孔中心間距離
は平均的なバーナー中心間距離程度に設定されている。
【００２３】具体的には、底面部２の横幅a1:464mm程
度、また、左右の前側バーナー露出用孔51a 、51b の内
径d1:140mm、後側バーナー露出用孔の内径d2:120mm程度
に設定してある。次に、ガスレンジの前後のバーナーB1
a、B1bとB2の中心間距離は最大196mm 、最小195mm と殆
ど変わらない。従って、この実施例では、前後のバーナ
ー露出用孔51a 、51b と52の中心間距離b2はその略平均
値として 195mm程度に設定してある。また、左右のバー
ナーB1a 、B1b の中心間距離は最大265mm 、最小264mm
であり、従って、左右のバーナー露出用孔51a 、51b の
中心間距離a2はその略平均値として264mm程度に設定し
てある。更に、底面部２の後辺縁部と後側のバーナー露
出用孔の孔縁後端間の平坦部21は 5mm程度に設定してあ
る。
度、また、左右の前側バーナー露出用孔51a 、51b の内
径d1:140mm、後側バーナー露出用孔の内径d2:120mm程度
に設定してある。次に、ガスレンジの前後のバーナーB1
a、B1bとB2の中心間距離は最大196mm 、最小195mm と殆
ど変わらない。従って、この実施例では、前後のバーナ
ー露出用孔51a 、51b と52の中心間距離b2はその略平均
値として 195mm程度に設定してある。また、左右のバー
ナーB1a 、B1b の中心間距離は最大265mm 、最小264mm
であり、従って、左右のバーナー露出用孔51a 、51b の
中心間距離a2はその略平均値として264mm程度に設定し
てある。更に、底面部２の後辺縁部と後側のバーナー露
出用孔の孔縁後端間の平坦部21は 5mm程度に設定してあ
る。
【００２４】
【発明の効果】以上のように本発明のマットは、ガスレ
ンジＡの汁受皿上面部分を被覆可能な広さを有する横長
長方形状の底面部２を有し、この底面部２の外周縁から
上方に向かって拡開方向に傾斜してなる環状周壁３を一
体に形成し、更に、該周壁３の上端周縁から環状フラン
ジ部４を水平方向に延出する一方、前記底面部２の前後
左右の都合４個所にそれぞれ、孔縁部が巻締められてい
るガスレンジＡのバーナー露出用孔51a 、51b 、52a 、
52b を形成してなるものであって、前記各バーナー露出
用孔51a 〜52b は、それぞれ対応する最大寸法のバーナ
ーB1a 、B1b 、B2a 、B2b が若干の余裕をもって嵌入可
能な径に形成されていると共に、平均的なバーナー配設
位置と合致する位置に配設されるものであり、更に、前
記底面部２の前後辺縁部と前後のバーナー露出用孔の孔
縁前後端間に該バーナー露出用孔の縁巻部53が形成可能
な若干幅の平坦部21、22が設けられているものとしたの
で、ガスレンジ上面に敷設したとき、前後または左右の
バーナー中心間距離が平均寸法に対して多少相違してい
ても、その相違は僅かな範囲に納まるものであるため、
その寸法差は各バーナー露出用孔51a 、51b 、52a 、52
b とバーナーB1a 、B1b 、B2a 、B2b 間の余裕隙間に吸
収され、無理なく敷設できる。従って、バーナー間隔が
相違し、また寸法の異なる四口コンロ付ガスレンジに対
して一つのサイズのマット主体で対応できるものであ
る。
ンジＡの汁受皿上面部分を被覆可能な広さを有する横長
長方形状の底面部２を有し、この底面部２の外周縁から
上方に向かって拡開方向に傾斜してなる環状周壁３を一
体に形成し、更に、該周壁３の上端周縁から環状フラン
ジ部４を水平方向に延出する一方、前記底面部２の前後
左右の都合４個所にそれぞれ、孔縁部が巻締められてい
るガスレンジＡのバーナー露出用孔51a 、51b 、52a 、
52b を形成してなるものであって、前記各バーナー露出
用孔51a 〜52b は、それぞれ対応する最大寸法のバーナ
ーB1a 、B1b 、B2a 、B2b が若干の余裕をもって嵌入可
能な径に形成されていると共に、平均的なバーナー配設
位置と合致する位置に配設されるものであり、更に、前
記底面部２の前後辺縁部と前後のバーナー露出用孔の孔
縁前後端間に該バーナー露出用孔の縁巻部53が形成可能
な若干幅の平坦部21、22が設けられているものとしたの
で、ガスレンジ上面に敷設したとき、前後または左右の
バーナー中心間距離が平均寸法に対して多少相違してい
ても、その相違は僅かな範囲に納まるものであるため、
その寸法差は各バーナー露出用孔51a 、51b 、52a 、52
b とバーナーB1a 、B1b 、B2a 、B2b 間の余裕隙間に吸
収され、無理なく敷設できる。従って、バーナー間隔が
相違し、また寸法の異なる四口コンロ付ガスレンジに対
して一つのサイズのマット主体で対応できるものであ
る。
【００２５】また、敷設状態においては、ガスレンジＡ
の汁受皿Ｃに沿ってその底面から内周面に亙って隙間な
く、且つ皺になることなく該汁受皿Ｃ形状に適合するも
のであり、更に環状フランジ部４がガスレンジ上面の汁
受皿Ｃ周囲に密着して、該汁受皿Ｃとマットの環状周壁
３間の隙間に煮汁等が進入するのを確実に防止するの
で、ガスレンジＡの上面には殆ど汚れが付着しないもの
である。
の汁受皿Ｃに沿ってその底面から内周面に亙って隙間な
く、且つ皺になることなく該汁受皿Ｃ形状に適合するも
のであり、更に環状フランジ部４がガスレンジ上面の汁
受皿Ｃ周囲に密着して、該汁受皿Ｃとマットの環状周壁
３間の隙間に煮汁等が進入するのを確実に防止するの
で、ガスレンジＡの上面には殆ど汚れが付着しないもの
である。
【００２６】更に、請求項２のものは、前記バーナー露
出用孔51a 、51b 、52を底面部２の都合３個所に形成す
るもので、この場合も、前述の四口型のものと変わらな
い効果を発揮するものとなった。
出用孔51a 、51b 、52を底面部２の都合３個所に形成す
るもので、この場合も、前述の四口型のものと変わらな
い効果を発揮するものとなった。
【図１】本発明の第１実施例を示す平面図
【図２】その拡大縦断正面図
【図３】要部拡大縦断面図
【図４】ガスレンジへの敷設状態を示す斜視図
【図５】本発明の第２実施例を示す平面図
【図６】その斜視図
１ マット主体 ２ 底面部 ３ 環状周壁 ４ 環状フランジ部 51a バーナー露出用孔 51b バーナー露出用孔 52a バーナー露出用孔 52b バーナー露出用孔 52 バーナー露出用孔 53 縁巻部 Ａ ガスレンジ B1a バーナー B1b バーナー B2a バーナー B2b バーナー Ｃ 汁受皿
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平３−37314（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−147713（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−49209（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−149007（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F24C 15/14
Claims (2)
- 【請求項１】 ガスレンジＡの汁受皿上面部分を被覆可
能な広さを有する横長長方形状の底面部２を有し、この
底面部２の外周縁から上方に向かって拡開方向に傾斜し
てなる環状周壁３を一体に形成し、更に、該周壁３の上
端周縁から環状フランジ部４を水平方向に延出する一
方、前記底面部２の前後左右の都合４個所にそれぞれ、
孔縁部が巻締められているガスレンジＡのバーナー露出
用孔51a、51b 、52a 、52b を形成してなるマットであ
って、前記各バーナー露出用孔51a 〜52b は、それぞれ
対応する最大寸法のバーナーB1a 、B1b 、B2a 、B2b が
若干の余裕をもって嵌入可能な径に形成されていると共
に、平均的なバーナー配設位置と合致する位置に配設さ
れるものであり、更に、前記底面部２の前後辺縁部と前
後のバーナー露出用孔の孔縁前後端間に該バーナー露出
用孔の縁巻部53が形成可能な若干幅の平坦部21、22が設
けられていることを特徴とする四口コンロ付ガスレンジ
用アルミシート製マット。 - 【請求項２】 ガスレンジＡの汁受皿上面部分を被覆可
能な広さを有する横長長方形状の底面部２を有し、この
底面部２の外周縁から上方に向かって拡開方向に傾斜し
てなる環状周壁３を一体に形成し、更に、該周壁３の上
端周縁から環状フランジ部４を水平方向に延出する一
方、前記底面部２の都合３個所にそれぞれ、孔縁部が巻
締められているガスレンジＡのバーナー露出用孔51a 、
51b 、52を形成してなるマットであって、前記各バーナ
ー露出用孔 51a〜52はそれぞれ対応する最大寸法のバー
ナーが若干の余裕をもって嵌入可能な径に形成されてい
ると共に、平均的なバーナー配設位置と合致する位置に
配設されるものであり、更に前記底面部２の前後辺縁部
と前後のバーナー露出用孔の孔縁前後端間に該バーナー
露出用孔の縁巻部53が形成可能な若干の平坦部21、22が
設けられていることを特徴とする三口コンロ付ガスレン
ジ用アルミシート製マット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32698691A JP3238733B2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | ガスレンジ用アルミシート製マット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32698691A JP3238733B2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | ガスレンジ用アルミシート製マット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05180448A JPH05180448A (ja) | 1993-07-23 |
| JP3238733B2 true JP3238733B2 (ja) | 2001-12-17 |
Family
ID=18194029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32698691A Expired - Fee Related JP3238733B2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | ガスレンジ用アルミシート製マット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3238733B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2604761Y2 (ja) * | 1993-09-02 | 2000-06-05 | 東洋アルミホイルプロダクツ株式会社 | システムキッチン用汁受皿覆い |
| JPH07318084A (ja) * | 1994-03-30 | 1995-12-08 | Toyo Arumihoiru Prod Kk | 成型品 |
-
1991
- 1991-11-14 JP JP32698691A patent/JP3238733B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05180448A (ja) | 1993-07-23 |
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| JPH01113992U (ja) |
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