JP3238082B2 - 電子デバイス製造装置 - Google Patents
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- C23C16/505—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating using electric discharges using radio frequency discharges
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Description
置に関し、より詳しくは電子産業における水素化アモル
ファスシリコン(以下a−Si:Hと記す)等の半導体
薄膜や絶縁膜の製造に用いられるプラズマ励起化学気相
成長装置(以下プラズマCVD装置と記す)或いは半導
体素子や液晶素子等を加工するために用いられるプラズ
マエッチング装置として好適な電子デバイス製造装置及
びこの電子デバイス製造装置を用いた電子デバイス製造
方法に関する。
て気相から薄膜を堆積するプラズマCVD装置、或いは
その逆にプラズマ粒子及びプラズマ励起による活性種が
膜をエッチングすることを利用して半導体素子や液晶表
示素子等を加工するために用いられるプラズマドライエ
ッチング装置は、金属膜/半導体膜/誘電体膜或いは結
晶ウェハー等を対象として電子デバイスの製造装置とし
て広く用いられている。
は、現在その多くが、ラジオ波(13.56MHz、R
F或いは高周波HFと呼ばれる)か、或いはマイクロ波
(2.45GHz、MW波)をプラズマを生成する電源
の励起周波数とすることにより実用化されている。
な研究から、プラズマを生成するため用いられる高周波
電源の励起周波数として、上記二者の中間の周波数領域
(例えば、100MHz程度,高高周波VHF帯と呼ば
れる)が、理論的にも実験的にも電子デバイスの製造に
適した特長を有することが明らかにされつつある。その
ような文献の例として、以下のものが挙げられる。
l.A10(1992)1080A.A.How1in
g et a1. (2)Plasma Sources Sci.Tec
hnol.2(1993)p.40−45 T.Kit
amura et al. (3)Plasma Sources Sci.Tec
hnol.2(1993)p.26−29 S.Oda (4)特開平6−77144号公報 上記電子デバイスの製造に適した特長としては、プラズ
マ密度は周波数の2乗に比例して増加する、或いはこの
ような高いプラズマ密度が比較的低いプラズマポテンシ
ャルによって実現される、といった点が挙げられる。
に比例して増加することを意味し、またエッチング装置
であればエッチング速度が周波数の2乗に比例して増加
することを意味する。また後者の特長は、このような高
速成膜・高速エッチング条件下でありながら、プラズマ
中のイオン種による膜或いは基板への損傷、いわゆるプ
ラズマダメージを低く抑えることを可能とするものであ
る。
H系薄膜を用いた太陽電池や液晶表示素子或いは感光体
ドラムの感光層等のいわゆるジャイアントマイクロエレ
クトロニクスと呼ばれるような電子産業分野では、基板
そのものの寸法が、例えば40cm〜60cmと長尺で
あり、かつこのような基板を複数枚一度に処理できる反
応室が、装置の高スループット化のためには不可欠とな
ってきている。また、半導体製造装置でも高いスループ
ットを実現するためには多数の基板を一度に処理するこ
とが非常に重要である。このような理由により、反応室
のサイズを大きくし、装置寸法、即ち反応空間、より具
体的にはカソード電極及びアノード電極の電極面寸法を
大きくすることは重要である。
のでは、反応空間は使用しているプラズマ励起用高周波
の波長に比べて格段に小さくなっている。即ち、例え
ば、周波数100MHzでは波長は約3mとなるのに対
し、反応空間は10cm程度かそれ以下である。このた
め、反応空間を大きくして、ジャイアントマイクロエレ
クトロニクスと呼ばれるような電子産業分野において好
適な電子デバイス製造装置を実現するには到っていない
のが現状である。
空間をVHF帯の励起電源周波数の波長に比べて格段に
小さくせざるを得ないのは、以下の理由によると考えら
れる。即ち、反応空間がVHF帯の励起電源周波数の波
長と同程度になって来ると、これにより生成される電磁
波は反応空間を伝搬する波としての特質を持ち始め、こ
れに起因する反応装置の電磁気的変化が構造的に複雑な
プラズマの生成を招くために、プラズマの制御そのもの
が不可能になるためと考えられる。
従来型のプラズマCVD装置を用いた実験結果に基づく
考察を以下に示す。なお、供試用のプラズマCVD装置
の電極寸法は700mm角である。
13.56MHz或いは20MHzの高周波によりプラ
ズマを生成した場合、図18に示す電極間空間(カソー
ド電極1〜アノード電極2間の空間)、即ち反応空間3
の正常位置のみで放電する。一方、周波数を27.12
MHz或いは35MHzとすると、電極間空間だけでな
く、その両側方の空間、即ち電極1、2の両端部と反応
室のサイド壁との間の空間である電極サイド空間10
1,101及びアノード電極2の裏側空間102のよう
な異常箇所(膜成長に寄与しない以上箇所)においても
放電が発生することを確認できた。
昇させると、電極間空間3では放電せず、電極サイド空
間101,101及び裏側空間102のような異常箇所
でしか放電しないことを確認できた。このとき、通常の
ように被成膜体である基板(ウエハー)を反応空間3に
接するアノード電極2の表面に設置しても成膜が起こら
ないという、異常事態が発生していた。
D装置の大きさが変わった場合について、この異常放電
現象を調べた。図19に示すように、正方形型のカソー
ド電極1を持つ装置の内、カソード電極1の寸法が20
0mm角の小型装置では、周波数81.36MHzまで
正常な電極空間のみの放電が得られるが、カソード電極
1の寸法が大きくなるにつれ正常な電極間空間放電の実
現される周波数限界が低くなっていくことがわかる。
mm角となると、正常な電極間放電は周波数13.56
MHzでしか得られず、周波数40.68MHz以上で
は異常箇所放電のみとなり、アノード電極2の表面に設
置した基板上に成膜が起こらない。
では、上記した異常箇所放電に起因して、VHF帯の高
周波を使った大面積放電・大面積膜を実現できないこと
を確認できた。
を、励起高周波の周波数及びプラズマCVD装置の大き
さをパラメータとして考えると、図19に示したよう
に、 D≧(1/16)・λ …(4) 但し、D:正方形型カソード電極の一辺の長さ λ:該カソード電極から励起される高周波の波長(=光
速/周波数)の領域で正常な電極間放電に加えて異常箇
所放電が発生することがわかった。
のみが発生することがわかった。
たプラズマの制御を試みるための手法として、直流遮断
用容量素子を挿入する方法や電極の周囲にインピーダン
ス調整用の素子を付加する方法が知られている。
scharge Processes”John Wi
1ey & Sons(1980)B.Chapman
nに記載されており、後者の方法は、特開昭58−14
5100号公報や特開平6−61185号公報に記載さ
れている。
する位置としては、直流遮断用容量素子は通常カソード
電極から離れた反応装置外であり、特開昭58−145
100号公報に記載された方法ではカソード電極の内部
部位間であり、また特開平6−61185号公報に記載
された方法ではカソード電極と対向する電極と接地電位
の間であった。
の利用を前提としたプラズマ生成の制御を目指したもの
に適用できるにとどまり、VHF帯の高周波を利用した
電子デバイス製造装置に適用しても、上記課題を解決す
ることはできない。以下にその理由を説明する。
平板型の、いわゆる容量結合型の電子デバイス製造装置
において、反応空間或いは電極寸法が1m前後の大型装
置を例にとって説明する。容量結合型装置では、図17
に示すように、カソード電極(高周波励起電極)1と、
これに対向し、直流的に接地電位にあるアノード電極2
との間の空間(気相中)3に、プラズマを生成し材料ガ
スの解離を行い、薄膜の堆積或いはエッチングを行な
う。
は、両電極1,2間のインピーダンスは容量成分とみな
せる。この場合、電極1,2間の空間でプラズマが生成
され、通常の成膜が可能である。
高周波は伝搬する電磁波の特性を帯びるようになる。従
って、反応空間を取り囲む導体群が等価的に誘導成分を
持つようになり、カソード電極1の持つ浮遊容量との間
で、ある周波数において並列共振現象が生じてしまう。
この場合、両電極1,2間の空間のインピーダンスは非
常に大きく、等価的に無限に広がる空間と同様となるた
め、電極1,2間でのプラズマ生成は困難となる。
位に対するカソード電極1のインピーダンスを制御する
必要が生じるが、従来の制御方法である直流遮断用容量
素子を挿入する方法、或いは特開昭58−145100
号公報や特開平6−61185号公報に記載の方法では
対応することが困難である。
らなる直流遮断用容量素子7は、カソード電極1からみ
て高周波電源(高周波電力発生源)4と直列に挿入され
ているため、いま問題となっている浮遊容量値の制御は
行えない。また、特開昭58−145100号公報に記
載の方法では、本質的にカソード電極と外部回路とのイ
ンピーダンスは変化しない。また、特開平6−6118
5号公報に記載の方法では、アノード電極側にインピー
ダンス調整用素子を取り付けるため、カソード電極のイ
ンピーダンスを制御することはできない。
プラズマCVD装置において、VHF帯の高周波の伝搬
を考えると、浮遊容量CF〔C/V=F〕は主にカソー
ド電極1下において生じ、またカソード電極1〜アノー
ド電極2間の反応空間(電極間空間)3が等価的にイン
ダクタンスLG〔Wb/A=H〕となる。
えられ、 CF=ε・S1/d0 …(8) d0:カソード電極とアノード電極の対向面間距離 インダクタンスLGは短絡導波管近似の場合下記(9)
式で与えられる。
ダクタンスLGはカソード電極1と接地部位との間で並
列接続状態にあるため、周波数fが下記(11)式の共
振周波数f0となる場合並列共振状態となり、電極1,
2間の反応空間3のインピーダンスが無限大となる。
周波数f0と同じか近い値の場合、電極1,2間でのプ
ラズマ生成は期待できない。
御する必要が生じるが、反応空間3の大きさは成膜基板
の大きさで決ってしまうためインダクタンスLGの大き
さを変化させるのは実際上困難である。
波を利用した電子デバイス製造装置においては、装置寸
法、即ち反応空間を大きくする上で制約があった。この
ため、電子デバイスの量産性を向上することができなか
った。
ものであり、プラズマ励起電源用の高周波としてVHF
帯の高周波を使用する場合にも反応空間を大きくするこ
とができ、結果的にa−Si:H系薄膜を用いた太陽電
池や液晶表示素子或いは感光体ドラム等のいわゆるジャ
イアントマイクロエレクトロニクスと呼ばれるような電
子産業分野において、これらの電子デバイスの量産性を
格段に向上できる電子デバイス製造装置を提供すること
を目的とする。
チング条件下でありながら、プラズマ中のイオン種によ
る膜或いは基板への損傷、いわゆるプラズマダメージを
低く抑えることが可能になり、電子デバイスの品質を向
上できる電子デバイス製造装置を提供することにある。
造装置は、薄膜半導体等を堆積させるための原料ガスや
希釈ガス或いは半導体素子等を加工するためのエッチン
グガス等の反応ガスを反応室に導入する反応ガス導入手
段と、該反応ガスをプラズマ分解するための高周波電力
を発生する高周波電力発生手段と、該高周波電力発生手
段に直列接続された高周波励起用のカソード電極とを備
えた電子デバイス製造装置であって、該カソード電極と
該高周波電力発生手段との間において、該カソード電極
及び該カソード電極と直流的に同電位にある部位が該反
応室の室壁或いは接地電位にある部位に対して持つ浮遊
容量以下の容量成分を持つインピーダンス調整用容量
を、該浮遊容量と直列接続となるように挿入し、前記イ
ンピーダンス調整用容量と前記浮遊容量とを直列接続し
たときの全体の容量の大きさCが、下記(1)式の条件
を満たすように C≦1/{L G ・(2π・f) 2 } …(1) 但し、L G :カソード電極と該カソード電極の電極面に
対向する接地電位にある部位との間に等価的に存在する
誘導成分の大きさ π:円周率 f:励起高周波の周波数 設定しており、 そのことにより上記目的が達成される。
記カソード電極との間に直列接続された直流遮断用容量
素子を備え、該カソード電極と該直流遮断用容量素子と
の間に前記インピーダンス調整用容量を挿入する構成と
する。
整用容量を、前記カソード電極の励起高周波の周波数に
おいて等価的に存在する前記浮遊容量に対して、該周波
数において等価的に直列とみなせる部位に挿入する構成
とする。
整用容量として、前記カソード電極を前記高周波電力発
生手段から直流的に絶縁する手段を用いる構成とする。
整用容量として、前記直流遮断用容量素子から直流的に
絶縁する手段を用いる構成とする。
整用容量を、前記カソード電極上に設けた誘電体で形成
する構成とする。
薄膜半導体等を堆積させるための原料ガスや希釈ガス或
いは半導体素子等を加工するためのエッチングガス等の
反応ガスを反応室に導入する反応ガス導入手段と、該反
応ガスをプラズマ分解するための高周波電力を発生する
高周波電力発生手段と、該高周波電力発生手段に直列接
続された高周波励起用のカソード電極とを備えた電子デ
バイス製造装置であって、該カソード電極及び該カソー
ド電極と直流的に同電位にある部位が該反応室の室壁或
いは接地電位にある部位に対して持つ浮遊容量CFと並
列接続になる位置にインピーダンス調整用インダクタン
スを挿入し、該インピーダンス調整用インダクタンスの
容量成分LCが、下記(2)式の条件を満たすように LC≧1/{(2・π・f)2・CF} …(2) 設定してなり、そのことにより上記目的が達成される。
薄膜半導体等を堆積させるための原料ガスや希釈ガス或
いは半導体素子等を加工するためのエッチングガス等の
反応ガスを反応室に導入する反応ガス導入手段と、該反
応ガスをプラズマ分解するための高周波電力を発生する
高周波電力発生手段と、該高周波電力発生手段に直列接
続された高周波励起用のカソード電極とを備えた電子デ
バイス製造装置であって、該カソード電極及び該カソー
ド電極と直流的に同電位にある部位が該反応室の室壁或
いは接地電位にある部位に対して持つ浮遊容量CFと並
列接続になる位置にインピーダンス調整用インダクタン
スを挿入し、該インピーダンス調整用インダクタンスの
容量成分LCが、下記(3)式の条件を満たすように LC<1/{(2・π・f)2・CF} …(3) 設定してなり、そのことにより上記目的が達成される。
ンダクタンスを、前記カソード電極の励起高周波の周波
数において等価的に存在する前記浮遊容量CFに対し
て、該周波数において等価的に並列とみなせる部位に挿
入する構成とする。
整用インダクタンスとして、前記カソード電極を前記接
地電位にある部位に直流的に短絡する手段を用いる構成
とする。
側に電極サイド誘電体を備え、該カソード電極及び該電
極サイド誘電体が前記反応室の底壁を形成する構成とす
る。
筒状をなし、その内側にアノード電極を有し、かつ該カ
ソード電極の外側に電極サイド誘電体を備え、該カソー
ド電極及び該電極サイド誘電体が前記反応室の壁を形成
する構成とする。
いずれかにに記載のインピーダンス調整用容量を備えた
請求項7〜請求項12記載の電子デバイス製造装置の構
成とする。
きさを下記(4)式の条件を満たす D≧(1/16)・λ …(4) 但し、D:カソード電極表面に確保できる最大の寸法 λ:カソード電極から励起される高周波の波長 大きさに設定する。
きさを下記(5)式の条件を満たす D≧(1/8)・λ …(5) 但し、D:カソード電極表面に確保できる最大の寸法 λ:カソード電極から励起される高周波の波長 大きさに設定する。
を、下記(6)式の条件を満たすような D0≦(1/2)・λ …(6) 但し、 D0:反応室内部の電極面と平行方向に確保できる最大
の寸法 λ:カソード電極から励起される高周波の波長 大きさに設定する。
を、下記(7)式の条件を満たすような D0≧(1/2)・λ …(7) 但し、 D0:反応室内部の電極面と平行方向に確保できる最大
の寸法 λ:カソード電極から励起される高周波の波長 大きさに設定する。
段の高周波条件を励起周波数が高周波VHF帯の連続放
電に設定する構成とする。
段の高周波条件を励起周波数が高周波VHF帯のパルス
放電に設定する構成とする。
図面を適宜参照しながら説明する。
と直流遮断用容量素子との間或いはカソード電極と高周
波電力発生手段との間において、カソード電極及びカソ
ード電極と直流的に同電位にある部位が反応室の室壁或
いは接地電位にある部位に対して持つ浮遊容量以下の容
量成分を持つインピーダンス調整用容量を、浮遊容量と
直列接続となるように挿入している。
ように、コンデンサからなるインピーダンス調整用容量
10をカソード電極1aとコンデンサからなる直流遮断
用容量素子7との間に挿入する。ここで、インピーダン
ス調整用容量10の容量をCCとし、直流遮断用容量素
子7の容量をCBとする。なお、このカソード電極は図
17に示すカソード電極1とは異なり、上側カソード電
極1aと下側カソード電極1bを電気的に接続して構成
されており、両カソード電極1a,1b間に直流遮断用
容量素子10を直列接続して容量CCが形成されてい
る。
さCは、下記(12)式で表されるものになる。
から大きく変化させることができるので、本発明によれ
ば、並列共振周波数f0を励起高周波の周波数から遠去
けることができる。即ち、このような構成にすれば、励
起高周波としてVHF帯の高周波を使用する場合にも並
列共振状態を簡単に回避することができる。
と、あらゆる導体が接地部位に対して容量成分を持ち始
める。即ち、直流的に或いはRF帯高周波の場合に無視
することができた部位でも容量成分が生じ、浮遊容量成
分が変化することが考えられる。このため周波数が変化
することにより新たに生じた浮遊容量成分を考慮し、並
列共振現象をとらえる必要がでてくる。この事実を考慮
にいれて、実質的な浮遊容量成分を減少させるようにイ
ンピーダンス調整用容量CCを挿入する必要がある。
ては、コンデンサ10のような回路素子そのものを用い
なくても、上記並列共振周波数の制御は可能である。
カソード電極1を高周波電力発生源4から誘電体11等
を用いて直流的に絶縁することによっても上記並列共振
周波数の制御は可能である。即ち、このような手段によ
っても、高周波としては容量成分を挿入することと等価
であるので、図1の場合と同様に並列共振状態を簡単に
回避することができるからである。
コンデンサの挿入可能な空間が存在しない場合に特に有
効である。
とその電極面に対向する接地電位にある部位、例えば図
1、図3、図6等に示すアノード電極2との間に等価的
に存在する誘導成分の大きさLG、即ちインダクタンス
LGが変化することによって生じ、またこのインダクタ
ンスLGは上記のように周波数に対して周期関数的に表
現されるため、並列共振現象は多数の周波数の値で生じ
る。
マCVD装置による成膜を考える場合、装置寸法(反応
空間)が1m前後であることを勘案すると、VHF帯の
高周波を用いるときには一番低次の並列共振周波数f0
が問題となる。例えば、装置寸法が1.6m角(1.6
m×1.6m)の場合、インダクタンスLGは約0.0
2〜0.05μHとなり、CFは数百〜数千pFの値を
とり、一番低次の並列共振周波数f0は40〜100M
Hzとなる。
至るすべての領域の高周波を励起可能にしたいとする
と、並列共振周波数f0を励起高周波の周波数帯より高
周波側に設定できることが望ましい。
ンピーダンス調整用容量CCと浮遊容量CFとを直列接続
したときの全体の容量Cの大きさを、上記(12)式か
らわかるように、下記(1)式の条件を満たすように設
定する必要がある。
CFに対してコイル12からなるインダクタンス成分LC
を並列に挿入することによっても可能である。この場
合、並列接続部は等価的に大きさCF−1/{(2π・
f)2・LC}の容量として働くため、並列共振周波数f
0を上昇させることができる。ここで、インダクタンス
成分LC、即ちインピーダンス調整用インダクタンスLC
の値としては、CF−1/{(2π・f)2・LC)=
0、つまり等価的容量の大きさが最小となる値1/
{(2π・f)2・CF}以上の大きさを持つ必要があ
る。即ち、上記(2)式の条件を満たす必要がある。
数fが上昇すると、あらゆる導体が接地部位に対して容
量成分を持ち始める。周波数fが変化することにより新
たに生じた浮遊容量成分CFを考慮し並列共振現象をと
らえ、実質的に浮遊容量成分CFを減少させるようにイ
ンピーダンス調整用インダクタンスLCを設定する必要
がある。
ンダクタンス12(LC)として、コイルを用いている
が、コイル以外によっても並列共振周波数の制御は可能
である。例えば、カソード電極1を直流的に接地部位に
銅板等で短絡することによっても達成できる。即ち、こ
の場合も高周波としてはインピーダンス調整用インダク
タンス12を挿入することと等価であるからである。
にコイルの挿入可能な空間が存在しない場合に特に有効
である。
してしまうのも上記課題を解決する方法の1つであり、
その場合も浮遊容量CFに対してコイル12からなるイ
ンダクタンス成分LCを並列に挿入することによって可
能である。この場合、並列接続部は等価的に大きさ(2
π・f)・LC/{1−(2π・f)2・LC・CF}のイ
ンダクタンスとして働く。つまり、並列共振現象を起こ
していた容量成分を取り除き、カソード電極1周辺が等
価的にインダクタンス成分のみとすることができる。こ
のとき、インピーダンス調整用インダクタンスの容量成
分LCの大きさとしては、等価的インダクタンスの値が
正となる領域、つまり1/{(2・π・f)2・CF}未
満の大きさを持つ必要がある。即ち、インピーダンス調
整用インダクタンスの容量成分LCが下記(3)式の条
件を満たせばよい。
装置を用いた場合に、異常箇所放電が発生するのは、電
極寸法Dが励起高周波の波長λの1/16より大きな場
合である。
さDが上記(4)式の条件を満足するように設定してお
り、これにより異常箇所放電の抑制が可能となる。この
ため、この構成によれば、VHF帯の高周波を使った大
面積放電・大面積膜を実現することができる。
ラズマCVD装置を用いた場合に、正常な電極間放電が
起こらずに異常箇所放電のみが生じるのは、電極寸法D
が励起高周波の波長λの1/8より大きな場合である。
さDが上記(5)式の条件を満足するように設定してお
り、これにより異常箇所放電の抑制が可能となる。この
ため、この構成によっても、VHF帯の高周波を使った
大面積放電・大面積膜を実現することができる。
Cの値を上記(1)式の条件を満たしながら減少させて
行くと、並列共振周波数f0は最大、下記(13)式で
示される値まで上昇させることができる。
の寸法 λ:カソード電極から励起される高周波の波長 c:光速 この場合、浮遊容量CFは等価的に上記(8)式で表さ
れ、容量成分CCが小さくなるに連れ、(12)式中の
容量Cは0に近付き、浮遊容量CFの影響はなくなる。
D0は下記(14)式で表される。
件であるので、上記(9)式中のS2をD0に置き換えて
みればわかるように、電極間空間及び反応室の導波間構
造のみに起因してインピーダンスが極大、つまり並列共
振と物理的に等価な現象となる。即ち、D0を上記
(6)式を満たすように設定すれば、並列共振現象を所
望の周波数で抑制できる。
と平行方向に確保できる最大の寸法D0が、上記(6)式
の条件を満足するような構成としている。
CCの代わりに、上記(2)式を満たすLCをインピーダ
ンス調整用素子として用いる場合も同様である。
は、上記(3)式を満たすLCを用いると有効になる。
即ち、この場合は、浮遊容量CFは実質的に存在せず、
LCがLGと並列に存在することになる。つまり、LCは
LGの値を下記(15)式に示すように減少させること
になり、 L=1/(1/LG+1/LC) …(15) 結局、上記(13)式中のD0を等価的に減少させるこ
とになる。
いると、D0の大きさの制限となっている上記(6)式
に関係なく並列共振現象やインピーダンスの極大化現象
を回避することが可能となり、CC又は上記(2)式を
満たすLCを用いた場合には対処できない、下記(7)
式 D0≧(1/2)・λ …(7) の領域での電極間放電が可能となる。
と平行方向に確保できる最大の寸法D0が上記(7)式
の条件を満足する構成とした。
すLCの組み合わせを採用した場合は、CCの大きさに依
存するものの、(13)式中のf0以上に並列共振周波
数を上昇させることが可能になる。このため、(7)式
の領域で並列共振現象やインピーダンスの極大化現象を
回避することが可能になる。
置の実施形態を図面に基づき具体的に説明する。
製造装置の実施形態1を示す。この電子デバイス製造装
置は、プラズマCVD装置として使用されるものであ
り、断面長方形状をなす反応室6内に上側よりアノード
電極2、上側カソード電極1a及び下側カソード電極1
bを配設してある。反応室6の底壁60の図上右側部は
接地されている。また、アノード電極2は反応室6の上
壁61に電気的に接続されており、その電位はグランド
レベルである。
されており、この開口部の下方に高周波電力発生源4が
配設されている。高周波電力発生源4と下側カソード電
極1bとの間にはコンデンサからなる直流遮断用容量素
子7(CB)が直列接続されている。また、反応室6の
側壁62の上部寄りの部分にはガス噴出口5が開口され
ており、このガス噴出口5を介して反応室6内に材料ガ
スが導入されるようになっている。
上側カソード電極1aと下側カソード電極1bとの間に
コンデンサからなるインピーダンス調整用容量10(C
C)が直列接続されている。また、アノード電極2と上
側カソード電極1aとの間の空間が反応空間3になって
おり、ここに薄膜堆積用の基板が挿入される。
極面と平行方向断面としては1.6m×1.6mになっ
ている。カソード電極1a及びアノード電極2の寸法は
700mm角である。また、下側カソード電極1bと反
応室6の底壁60間に形成される浮遊容量CFの値は800
pFである。
合ガスを用いる。高周波電力発生源4としては、高周波
電源と整合回路を取り付けており、上記直流遮断用容量
素子7(CB)を構成するコンデンサとしては、整合回
路内の直列可変コンデンサ(20〜1000pF)を使用し
ている。
の効果を図17に示す従来装置と比較して説明する。図
20は図17に示す従来装置におけるカソード電極1〜
アノード電極2間のインピーダンスの大きさ|Z|の周
波数依存性を示す。同図からわかるように、この従来装
置では、周波数fが約45MHzのところで並列共振現
象が観測されている。このため、実際に周波数可変の高
周波電力発生源4から高周波電力を装置内に導入する
と、両電極1,2間で正常にプラズマ生成が起こったの
は周波数として10〜35MHzの範囲であった。この
とき、反応空間3の等価的インピーダンス成分LGは上
記(9)式より、LG=0.025μHであることがわ
かる。
において、インピーダンス調整用容量10(CC=100p
Fであり、この値は上記(1)式の条件を満足するもの
である。)をカソード電極1a下に挿入すると、インピ
ーダンスの大きさ|Z|は図2に示すようにように変化
した。このとき、並列共振周波数f0は72MHzにま
で上昇していることがわかる。
量CCの値を適宜に設定すれば、一番低次の並列共振周
波数f0を40〜100MHzの範囲外に容易に設定す
ることが可能になる。
0MHz近辺)のインピーダンスの変化はほとんどな
い。従って、RF帯高周波に対してインピーダンス調整
用容量10(CC)挿入の影響はほとんど無いことがわ
かる。このように実際に電極1a,2間のインピーダン
スを制御することにより、電極1a,2間でのプラズマ
生成は周波数10〜62MHzで可能となった。
装置によれば、並列共振周波数f0を励起高周波の周波
数帯より高周波側に容易に設定できるので、RF帯から
VHF帯に至るすべての領域の高周波を励起可能にする
ことができる。
装置によれば、RF帯からVHF帯にわたる広い周波数
範囲で電極寸法1m角前後の平行平板型大型製造装置で
のプラズマ生成が可能になるので、電力用太陽電池、液
晶ディスプレイ素子等の分野での励起高周波電磁界の高
周波化、成膜基板の大面積化を図ることができる。
容量素子7(CB)を備えたプラズマCVD装置に本発
明を適用しているが、このような直流遮断用容量素子7
(CB)を備えていないプラズマCVD装置についても
同様に本発明を適用できる。この場合は、カソード電極
1aと高周波電力発生源4との間にインピーダンス調整
用容量10(CC)を挿入すればよい。
製造装置をプラズマCVD装置に適用する場合について
説明したが、プラズマ粒子及びプラズマ励起による活性
種が膜をエッチングするプラズマドライエッチング(ア
ッシヤ)装置についても適用でき、上記同様の効果を奏
することができる。
デバイス製造装置の実施形態2を示す。本実施形態2の
電子デバイス製造装置もプラズマCVD装置に適用した
ものであり、上記実施形態1とは、インピーダンス調整
用容量CCとなる手段のみが異なっている。即ち、実施
形態1では、コンデンサを挿入してインピーダンス調整
用容量CCを形成しているが、本実施形態2では、図3
に示すように、上下のカソード電極1a,1b間に厚さ
50mm,比誘電率3.0の誘電体11を挿入してイン
ピーダンス調整用容量11(CC)を形成している。な
お、実施形態1の装置と共通する部分については同一の
符号を付し、具体的な説明については省略する。
におけるカソード電極1a〜アノード電極2間のインピ
ーダンスの大きさ|Z|の周波数依存性を示す。図4か
らわかるように、並列共振周波数f0は66MHzにま
で上昇しており、電極1a,2間でのプラズマ生成は周
波数10〜55MHzで可能であった。
置においても上記実施形態1同様の効果を奏することが
できる。加えて、本実施形態2によれば、カソード電極
1aの周囲にコンデンサを挿入する空間がない装置につ
いても適用できる利点がある。
製造装置の実施形態3を示す。本実施形態3の電子デバ
イス製造装置もプラズマCVD装置に適用したものであ
り、上記実施形態1及び2とは、以下の点のみが異なっ
ている。即ち、図5に示すように、本実施形態3では、
カソード電極1上に誘電体11を設置し、これによりイ
ンピーダンス調整用容量11(CC)を形成し、実施形
態2の上側カソード電極1aに対応する電極を取り除い
た構成を採用している。なお、実施形態1及び2と対応
する部分には同一の符号を付してある。
質テフロン(比誘電率2.0)からなり、インピーダン
ス調整用容量CC=250pFである。
たプラズマ中の電子は誘電体11の表面に取り込まれ、
誘電体11の表面が電荷を帯びる。このため、誘電体1
1の反応空間3に面する表面が実施形態2の上側カソー
ド電極1aと同様の働きをする。
−Si:H薄膜等を堆積させる場合、誘電体11の表面
にも膜堆積が起こり、かつその膜がある程度の導電率を
持つため、その膜も実施形態2の上側カソード電極1a
と同様の働きをする。
成する誘電体11の材質としては、石英ガラス(比誘電
率4.0、厚さ70mm)或いはセラミック(アルミ
ナ、比誘電率10.0、厚さ175mm)を用いること
も可能である。この場合でもほぼ同様の効果が得られる
ことが確認できた。
るカソード電極1〜アノード電極2間のインピーダンス
の大きさ|z|の周波数依存性は、実施形態2の図4と
ほぼ同様の特性を示した。これは、誘電体(インピーダ
ンス調整用容量CC)11の容量として、実施形態2と
ほぼ同じものを用いたからである。
ラス基板上に堆積した薄膜の膜厚分布を調べると、実施
形態2によるものが±4%であったのに対し、本実施形
態3によるものは±8%に止どまっていた。これは誘電
体11の表面部の導電率が低いことが原因である。
置は、実施形態2のプラズマCVD装置に比べて装置構
造が簡単になるという利点を有するものの、成膜薄膜の
面内の膜厚分布が存在するという欠点を有するので、特
に小面積基板をアノード電極2の表面に多数配置して成
膜する場合に有効なものとなる。
デバイス製造装置の実施形態4を示す。本実施形態4の
電子デバイス製造装置もプラズマCVD装置に適用した
ものであり、上記実施形態1〜3とは、以下の点のみが
異なっている。即ち、図6に示すように、本実施形態3
では、カソード電極1の下面にコイルからなるインピー
ダンス調整用インダクタンス12(LC)をカソード電
極1の浮遊容量CFと並列に挿入した構成をとってい
る。
クタンスLCの値は、LC=0.007μHに設定してお
り、この値は上記(2)式の条件を満足するものであ
る。なお、実施形態1,2の装置と共通する部分につい
ては同一の符号を付し、具体的な説明については省略す
る。
におけるカソード電極1〜アノード電極2間のインピー
ダンスの大きさ|Z|の周波数依存性を示す。図7から
わかるように、並列共振周波数f0は72MHzにまで
上昇しており、電極1,2間でのプラズマ生成は周波数
10〜66MHzで可能であった。
置においても上記実施形態1同様の効果を奏することが
できる。
インピーダンス調整用インダクタンス12(LC)を形
成しているが、コイル以外によっても並列共振周波数の
制御は可能である。例えば、カソード電極1を直流的に
接地部位に銅板等で短絡することによっても達成でき
る。即ち、この場合も高周波としてはインピーダンス調
整用インダクタンス12(LC)を挿入することと等価
であるからである。
周囲にコイルの挿入可能な空間が存在しない場合に特に
有効である。
デバイス製造装置の実施形態5を示す。本実施形態5の
電子デバイス製造装置もプラズマCVD装置に適用した
ものであり、上記実施形態1〜4とは、以下の点のみが
異なっている。即ち、図8に示すように、本実施形態5
では、カソード電極1a、1bの間に誘電体11を挿入
してインピーダンス調整用容量11(CC)を形成し、
かつカソード電極1bの下面にコイル12からなるイン
ピーダンス調整用インダクタンス12をカソード電極1
bの浮遊容量CFと並列に挿入した構造をとっている。
即ち、実施形態2と実施形態4の構造を組み合わせたも
のとなっている。なお、これらの実施形態と対応する部
分には同一の符号を付してある。
m、材質テフロン(比誘電率2.0)からなり、またコ
イル12は複数のコイル型銅板により形成されている。
インピーダンス調整用インダクタンスLCは、それぞれ
CC=4200pF、LC=0.003μHとなってお
り、LCの値は使用周波数に応じて上記(2)式或いは
(3)式を満足するものである。
成する誘電体11の材質としては、石英ガラス(比誘電
率4.0、厚さ4mm)或いはセラミック(アルミナ、
比誘電率10.0、厚さ10mm)を用いることも可能
であり、この場合もほぼ同様の効果が得られることが確
認できた。
におけるカソード電極1〜アノード電極2間のインピー
ダンスの大きさ|z|の周波数依存性を示す。図9から
わかるように、並列共振周波数f0は100MHz以上
にまで上昇しており、カソード電極1、アノード2間で
のプラズマ生成は周波数10〜94MHzで可能であ
る。つまり、従来型の同じ大きさのプラズマCVD装置
では正常な電極間放電を得ることができなかった上記
(5)式の領域(周波数>54MHz)において、電極
間放電を実現できることを確認できた。その理由は、上
記作用のところで述べた通りである。
て、周波数を81.36MHzに固定し、アノード電極
2の表面に1mm厚で50cm×50cmの大きさのガ
ラス基板を設置し、実際にa−Si:H薄膜を堆積させ
た。このとき用いた反応ガスはシラン及び水素であり、
それぞれ300sccm、500sccmの流量でガス
噴出口5より導入し、反応空間3の圧力は0.3Tor
rとした。
アノード電極2間でのプラズマ生成が可能となったた
め、これまで小型装置で観測されてきた周波数の上昇に
よる成膜速度の上昇の効果を大型装置においても生かす
ことができた。得られた薄膜パラメータを下記の表1に
示す。
としては、膜内欠陥密度が低く膜内Si−H2結合量が
少ない方が高品質と言える。
高周波電力発生源4の高周波条件として、一例として、
表1に示すように、周波数81MHzの連続放電と、周
波数81MHzのパルス放電を設定した。なお、表1中
に対比して示す従来装置では、周波数13.56MHz
の連続放電である。
る場合、本実施形態5では、成膜速度=90nm/mi
n、膜内欠陥密度は5×1014cm-3となり、従来装置
の場合と比較すると、成膜速度は約15倍、膜内欠陥密
度は約1桁減少している。
ルスオン時間5μsecオフ時間50μsecのパルス
放電による場合は、成膜速度は65nm/min、膜内
欠陥密度は4×1014cm-3、また膜内Si−H2結合
量は1%となり、従来装置の場合と比較すると成膜速度
は約11倍、膜内Si−H2結合量は約1/3倍に減少
している。従って、本実施形態5のプラズマCVD装置
を用いれば、大面積基板上へ速い成膜速度により高品質
な薄膜を作製することができる。
バイス製造装置をプラズマCVD装置に適用している
が、反応ガスとしてCCl4等のエッチングガスを導入
することにより、同様の装置により大面積対応のVHF
放電を用いたプラズマドライエッチング(アッシャ)装
置を構成することも可能である。 (実施形態6)図10及び図11は本発明電子デバイス
製造装置の実施形態6を示す。本実施形態6の電子デバ
イス製造装置もプラズマCVD装置に適用したものであ
り、上記実施形態1〜5とは、以下の点のみが異なって
いる。上記各実施形態では、カソード電極1全体が反応
室6の中に含まれる構造、即ちインターナル型装置であ
ったが、本実施形態6は、図10に示すように、カソー
ド電極1及び電極サイド誘電体13が反応室6の底壁を
構成している構造、即ちエクスターナル型装置になって
いる。なお、上記各実施形態と対応する部分には同一の
符号を付してある。
ド電極1の下の空間14は反応ガスが流れないので気密
構造を取る必要がない。このため、この構造によれば、
開放が容易であるため、カソード電極1の下面にコイル
12からなるインピーダンス調整用インダクタンス12
を簡単に取り付けることができる。また、使用したい周
波数に応じたLCとするための調整作業もその都度容易
に行える利点がある。
のコイル型銅板により形成し、インピーダンス調整用イ
ンダクタンスLCは、LC=0.007μHとなる場合を
示す。 図11中の点線は、インピーダンス調整用イン
ダクタンス12を取り付けない場合の、プラズマCVD
装置におけるカソード電極1〜アノード電極2間のイン
ピーダンスの大きさ|z|の周波数依存性を示す。ま
た、図11中の実線は、本実施形態6、つまりインピー
ダンス調整用インダクタンス12を取り付けた場合の、
|z|の周波数依存性を示す。
振周波数f0は52MHzであったものが、インピーダ
ンス調整用インダクタンス12を取り付けることによっ
て80MHzにまで上昇しており、電極1、2間でのプ
ラズマ生成は周波数10〜76MHzで可能であること
がわかる。
電子デバイス製造装置の実施形態7を示す。本実施形態
7の電子デバイス製造装置もプラズマCVD装置に適用
したものであり、上記実施形態1〜6とは、以下の点が
異なっている。即ち、実施形態1〜6のプラズマCVD
装置は、平行平板型の電極構造を取っているが、本実施
形態7のプラズマCVD装置は、図12に示すように、
カソード電極1が外側、アノード電極2が内側となる円
筒型の電極構造になっている。なお、上記実施形態と対
応する部分には同一の符号を付してある。
量結合型プラズマCVD装置であり、ここにVHF高周
波を励起する場合、同様に放電が不安定となる問題が発
生する。この装置の場合、カソード電極1及び電極サイ
ド誘電体13が反応室の壁を兼用するエクスターナル型
装置であるため、実施形態6同様にインピーダンス調整
用インダクタンスLC(コイル12)の設置及び調整作
業が容易に行える利点がある。
により形成され、インピーダンス調整用インダクタンス
LCは、LC=0.007μHである。寸法としては、カ
ソード電極1の内径が20cm、アノード電極2の半径
が10cmで高さ80cmとなっている。
インダクタンス12を取り付けない、つまり従来装置の
場合の、プラズマCVD装置におけるカソード電極1〜
アノード電極2間のインピーダンスの大きさ|z|の周
波数依存性を示す。また、図13中の実線は、本実施形
態7、つまりインピーダンス調整用インダクタンス12
を取り付けた場合の、|z|の周波数依存性を示す。
振周波数f0は32MHzであったものが、インピーダ
ンス調整用インダクタンス12を取り付けることによっ
て86MHzにまで上昇しており、カソード電極1、ア
ノード電極2間でのプラズマ生成は周波数10〜78M
Hzで可能となる。
ス製造装置の実施形態8を示す。本実施形態8は、上記
実施形態1同様にインピーダンス調整容量CCの値を変
化させることにより、RF帯からVHF帯に至るすべて
の領域の高周波を励起可能にしたものである。他の条件
は実施形態1と同様である。なお、装置寸法D0は1.
6mである。
調整容量CCの大きさを小さくして行くことにより、並
列共振周波数f0は上記(13)式までの大きさで制御
することが可能である。
内部の電極面と平行方向に確保できる最大の寸法)D0
を変化させることで、並列共振周波数f0の制御限界を
変化させることができる。例えば、装置寸法D0を電極
の寸法と同じ700mmの装置寸法に小さくすると、並
列共振周波数f0を210MHzにまで大きくすること
が可能であり、この場合は200MHzまでで電極間放
電が可能になった。
ス製造装置の実施形態9を示す。本実施形態9は、上記
実施形態4同様にインピーダンス調整用インダクタンス
LCの値を上記(2)式を満たしながら変化させること
により、RF帯からVHF帯に至るすべての領域の高周
波を励起可能にしたものである。他の条件は実施形態4
と同様であり、装置寸法D0は1.6mである。
調整用インダクタンスLCの大きさを小さくして行くこ
とによって、並列共振周波数f0は(12)式までの大
きさで制御可能である。
列共振周波数f0の制御限界を変化させることができ
る。例えば、装置寸法D0を電極の寸法と同じ700m
mに小さくすると、並列共振周波数f0を210MHz
にまで大きくすることが可能であり、この場合は200
MHzまでで電極間放電が可能になった。
バイス製造装置の実施形態10を示す。本実施形態10
では、実施形態4同様に、インピーダンス調整用インダ
クタンスLCの値を上記(3)式を満たしながら変化さ
せることにより、RF帯からVHF帯に至るすべての領
域の高周波を励起可能にしたものである。
調整用インダクタンスLCを大きくして行くことによっ
て、並列共振周波数f0は(13)式の制限を超えて制
御可能である。
ンピーダンスの極大化現象を無限大まで上昇させること
は可能である。実際、この実施形態10において、周波
数135.6MHzでの電極間放電が可能であった。こ
の手法は、装置寸法D0を変化できない場合や、逆に、
既存の装置寸法D0が決まっている装置に対しても適用
可能であり、様々な装置において有効な手段である。
施形態1〜10に示すプラズマCVD装置を用いれば、
表1に示されるような優れた品質の電子デバイスを製造
することができる。即ち、原料ガスをプラズマ励起・分
解し、反応室内に導入されている基板上に気相から薄膜
を堆積すれば、そのような成長膜を有する電子デバイス
を作製することができる。
ス製造装置で、プラズマ粒子及びプラズマ励起による活
性種が膜をエッチングすることを利用して、膜をエッチ
ング加工すれば、優れた品質の大面積の膜を有する電子
デバイスを効率よく作製することができる。
周波プラズマCVD装置に適用する場合は、並列共振周
波数を励起高周波の周波数から遠去けることができるの
で、RF帯からVHF帯にわたる広い周波数範囲で電極
寸法1m角前後の平行平板型大型製造装置でのプラズマ
生成が可能になる。従って、電力用太陽電池、液晶ディ
スプレイ素子等のジャイアントマイクロエレクトロニク
スの分野での励起高周波電磁界の高周波化、成膜基板の
大面積化を可能とし、工業的にその品質向上に寄与する
ところが大きい。また、その製造効率を飛躍的に向上で
きる。
では対応できなかった大面積電極・VHF帯周波数領域
において、誘電体設置とコイル設置という簡便な手段に
より、正常放電を実現する上で非常に大きな効果が現れ
る。そして、インターナル型・エクスターナル型・ドラ
ム型等様々な電極形状においてその効果が発揮され、ジ
ャイアントマイクロエレクトロニクス分野を始め、電子
写真用感光体デバイス分野においても有用である。
よる活性種が膜をエッチングするプラズマドライエッチ
ング装置に適用する場合も、液晶ディスプレイ素子等の
分野で大型装置へのVHF帯高周波の適用が可能になる
ので、工業的にその品質向上が図れ、製造効率を向上で
きる。
れば、上記のような特性を有する電子デバイスを効率よ
く作製できる利点がある。
D装置に適用する場合の実施形態1を示す概略断面図。
ード電極〜アノード電極間のインピーダンスの大きさ|
Z|の周波数依存性を示すグラフ。
D装置に適用する場合の実施形態2を示す概略断面図。
ード電極〜アノード電極間のインピーダンスの大きさ|
Z|の周波数依存性を示すグラフ。
D装置に適用する場合の実施形態3を示す概略断面図。
D装置に適用する場合の実施形態4を示す概略断面図。
ード電極〜アノード電極間のインピーダンスの大きさ|
Z|の周波数依存性を示すグラフ。
D装置に適用する場合の実施形態5を示す概略断面図。
ード電極〜アノード電極間のインピーダンスの大きさ|
Z|の周波数依存性を示すグラフ。
VD装置に適用する場合の実施形態6を示す概略断面
図。
ソード電極〜アノード電極間のインピーダンスの大きさ
|Z|の周波数依存性を示すグラフ。
ラズマCVD装置に適用する場合の実施形態6を示す概
略断面図、(b)はその電極構造を示す模式的平面図。
ソード電極〜アノード電極間のインピーダンスの大きさ
|Z|の周波数依存性を示すグラフ。
VD装置に適用する場合の実施形態8を示す、並列共振
周波数f0とインピーダンス調整用容量CCとの関係を示
すグラフ。
VD装置に適用する場合の実施形態9を示す、並列共振
周波数f0とインピーダンス調整用インダクタンスLCと
の関係を示すグラフ。
VD装置に適用する場合の実施形態10を示す、並列共
振周波数f0とインピーダンス調整用インダクタンスLC
との関係を示すグラフ。
図。
D装置の概略断面図。
波数との関係を示すグラフ。
けるカソード電極〜アノード電極間のインピーダンスの
大きさ|Z|の周波数依存性を示すグラフ。
ンス 13 電極サイド誘電体
Claims (19)
- 【請求項1】 薄膜半導体等を堆積させるための原料ガ
スや希釈ガス或いは半導体素子等を加工するためのエッ
チングガス等の反応ガスを反応室に導入する反応ガス導
入手段と、該反応ガスをプラズマ分解するための高周波
電力を発生する高周波電力発生手段と、該高周波電力発
生手段に直列接続された高周波励起用のカソード電極と
を備えた電子デバイス製造装置であって、 該カソード電極と該高周波電力発生手段との間におい
て、該カソード電極及び該カソード電極と直流的に同電
位にある部位が該反応室の室壁或いは接地電位にある部
位に対して持つ浮遊容量以下の容量成分を持つインピー
ダンス調整用容量を、該浮遊容量と直列接続となるよう
に挿入し、 前記インピーダンス調整用容量と前記浮遊容量とを直列
接続したときの全体の容量の大きさCが、下記(1)式
の条件を満たすように C≦1/{L G ・(2π・f) 2 } …(1) 但し、L G :カソード電極と該カソード電極の電極面に
対向する接地電位に ある部位との間に等価的に存在する
誘導成分の大きさ π:円周率 f:励起高周波の周波数 設定した、 電子デバイス製造装置。 - 【請求項2】 前記高周波電力発生手段と前記カソード
電極との間に直列接続された直流遮断用容量素子を備
え、該カソード電極と該直流遮断用容量素子との間に前
記インピーダンス調整用容量を挿入した請求項1記載の
電子デバイス製造装置。 - 【請求項3】 前記インピーダンス調整用容量を、前記
カソード電極の励起高周波の周波数において等価的に存
在する前記浮遊容量に対して、該周波数において等価的
に直列とみなせる部位に挿入した請求項1又は請求項2
記載の電子デバイス製造装置。 - 【請求項4】 前記インピーダンス調整用容量が、前記
カソード電極を前記高周波電力発生手段から直流的に絶
縁した手段である請求項1又は請求項3記載の電子デバ
イス製造装置。 - 【請求項5】 前記インピーダンス調整用容量が、前記
直流遮断用容量素子から直流的に絶縁した手段である請
求項2又は請求項3記載の電子デバイス製造装置。 - 【請求項6】 前記インピーダンス調整用容量が、前記
カソード電極上に設けた誘電体で形成されている請求項
1記載の電子デバイス製造装置。 - 【請求項7】 薄膜半導体等を堆積させるための原料ガ
スや希釈ガス或いは半導体素子等を加工するためのエッ
チングガス等の反応ガスを反応室に導入する反応ガス導
入手段と、該反応ガスをプラズマ分解するための高周波
電力を発生する高周波電力発生手段と、該高周波電力発
生手段に直列接続された高周波励起用のカソード電極と
を備えた電子デバイス製造装置であって、 該カソード電極及び該カソード電極と直流的に同電位に
ある部位が該反応室の室壁或いは接地電位にある部位に
対して持つ浮遊容量CFと並列接続になる位置にインピ
ーダンス調整用インダクタンスを挿入し、該インピーダ
ンス調整用インダクタンスの容量成分LCが、下記
(2)式の条件を満たすように LC≧1/{(2・π・f)2・CF} …(2) 設定した電子デバイス製造装置。 - 【請求項8】 薄膜半導体等を堆積させるための原料ガ
スや希釈ガス或いは半導体素子等を加工するためのエッ
チングガス等の反応ガスを反応室に導入する反応ガス導
入手段と、該反応ガスをプラズマ分解するための高周波
電力を発生する高周波電力発生手段と、該高周波電力発
生手段に直列接続された高周波励起用のカソード電極と
を備えた電子デバイス製造装置であって、 該カソード電極及び該カソード電極と直流的に同電位に
ある部位が該反応室の室壁或いは接地電位にある部位に
対して持つ浮遊容量CFと並列接続になる位置にインピ
ーダンス調整用インダクタンスを挿入し、該インピーダ
ンス調整用インダクタンスの容量成分LCが、下記
(3)式の条件を満たすように LC<1/{(2・π・f)2・CF} …(3) 設定した電子デバイス製造装置。 - 【請求項9】 前記インピーダンス調整用インダクタン
スを、前記カソード電極の励起高周波の周波数において
等価的に存在する前記浮遊容量CFに対して、該周波数
において等価的に並列とみなせる部位に挿入した請求項
7又は請求項8記載の電子デバイス製造装置。 - 【請求項10】 前記インピーダンス調整用インダクタ
ンスが、前記カソード電極を前記接地電位にある部位に
直流的に短絡してなる手段である請求項7〜請求項9の
いずれかに記載の電子デバイス製造装置。 - 【請求項11】 前記カソード電極の外側に電極サイド
誘電体を備え、該カソード電極及び該電極サイド誘電体
が前記反応室の底壁を構成している請求項7〜請求項1
0のいずれかに記載の電子デバイス製造装置。 - 【請求項12】 前記カソード電極が円筒状をなし、そ
の内側にアノード電極を有し、かつ該カソード電極の外
側に電極サイド誘電体を備え、該カソード電極及び該電
極サイド誘電体が前記反応室の壁を構成している請求項
7〜請求項10のいずれかに記載の電子デバイス製造装
置。 - 【請求項13】 請求項1〜請求項6のいずれかに記載
のインピーダンス調整用容量を備えた請求項7〜請求項
12のいずれかに記載の電子デバイス製造装置。 - 【請求項14】 前記カソード電極の大きさが下記
(4)式の条件を満たす D≧(1/16)・λ …(4) 但し、D:カソード電極表面に確保できる最大の寸法 λ:カソード電極から励起される高周波の波長 大きさに設定されている請求項1〜請求項13のいずれ
かに記載の電子デバイス製造装置。 - 【請求項15】 前記カソード電極の大きさが下記
(5)式の条件を満たす D≧(1/8)・λ …(5) 但し、D:カソード電極表面に確保できる最大の寸法 λ:カソード電極から励起される高周波の波長 大きさに設定されている請求項1〜請求項13のいずれ
かに記載の電子デバイス製造装置。 - 【請求項16】 前記反応室の大きさが、下記(6)式
の条件を満たすような D0≦(1/2)・λ …(6) 但し、 D0:反応室内部の電極面と平行方向に確保できる最大
の寸法 λ:カソード電極から励起される高周波の波長 大きさに設定されている請求項1〜請求項7又は請求項
9〜請求項14のいずれかに記載の電子デバイス製造装
置。 - 【請求項17】 前記反応室の大きさが、下記(7)式
の条件を満たすような D0≧(1/2)・λ …(7) 但し、 D0:反応室内部の電極面と平行方向に確保できる最大
の寸法 λ:カソード電極から励起される高周波の波長 大きさに設定されている請求項8〜請求項14のいずれ
かに記載の電子デバイス製造装置。 - 【請求項18】 前記高周波電力発生手段の高周波条件
を励起周波数が高周波VHF帯の連続放電に設定した請
求項1〜請求項17のいずれかに記載の電子デバイス製
造装置。 - 【請求項19】 前記高周波電力発生手段の高周波条件
を励起周波数が高周波VHF帯のパルス放電に設定した
請求項1〜請求項17のいずれかに記載の電子デバイス
製造装置。
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