JP3237793B2 - 電流源回路 - Google Patents

電流源回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図3及び図4) 発明が解決しようとする課題(図5〜図7) 課題を解決するための手段(図1及び図2) 作用(図1及び図2) 実施例(図1及び図2) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は電流源回路に関し、例え
ば乗算器や増幅器の電流源に用いて好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、種々のアナログ回路(例えば図3
に示す乗算回路や図4に示す差動増幅回路)では電流源
が必須の構成要素として用いられている。
【0004】図3において1は全体として乗算回路を示
し、ダイオード対とエミツタ共通差動対を基本構成とす
るいわゆるギルバートセルの改良回路であり2組のギル
バートセルによつてAB級の動作をするようになされて
いる。
【0005】すなわちダイオード接続されたトランジス
タQ1、Q2の差動対を入力段とし、エミツタが共通に
接続されたトランジスタQ3、Q4の差動対を出力段と
する第1のギルバートセルと、ダイオード接続されたト
ランジスタQ5、Q6の差動対を入力段とし、エミツタ
が共通に接続されたトランジスタQ7、Q8の差動対を
出力段とする第2のギルバートセルとによつて構成され
ている。
【0006】入力段のトランジスタQ1、Q2の差動対
及びQ5、Q6の差動対は、その共通エミツタがそれぞ
れ電流源2の入力端P1及びP2に接続されている。電
流源2は入力端P1及びP2より電流IX をそれぞれ引
き込むようになされている。
【0007】ここでトランジスタQ1及びQ6のエミツ
タ面積はそれぞれトランジスタQ5及びQ2のエミツタ
面積のN倍になつている。これによりトランジスタQ1
及びQ6はトランジスタQ5及びQ2に対してN倍のエ
ミツタ電流を流すことができるようになされている。
【0008】また出力段のトランジスタQ3、Q4の差
動対及びQ7、Q8の差動対は、その共通エミツタがそ
れぞれ電流源3及び4に接続されている。因みにトラン
ジスタQ3及びQ8のコレクタは電源電圧VCCにそれぞ
れ直接に接続されている。トランジスタQ7及びQ4の
コレクタはカレントミラー型の電流源5及び6を介して
電源電圧VCCにそれぞれ接続されている。
【0009】またトランジスタQ3、Q7及びQ4、Q
8のベースはそれぞれ共通に接続されて前段のトランジ
スタQ2、Q6及びQ1、Q5の共通コレクタに接続さ
れている。トランジスタQ3及びQ8のエミツタ面積は
それぞれトランジスタQ7及びQ4のエミツタ面積のN
倍になつている。
【0010】これにより入力段に電流IX を変調度aで
変調した信号電流a・IX を有する1対の差動電流IX
・(1+a) 及びIX ・(1-a) が与えられると、出力段は電
流源6とトランジスタQ4との接続中点より変調度aに
比例した信号S1を出力するようになされている。
【0011】また差電流増幅回路7(図4)は、電流源
8の出力端P3及びP4に1対の出力用トランジスタQ
11及びQ12のベースが接続されて構成されている。
【0012】電流源8は、トランジスタQ9及びQ10
のそれぞれのコレクタと抵抗R1及びR2の直列回路を
接続点P5及びP6において接続するようになされてお
り、抵抗R1及びR2の接続中点をトランジスタQ9及
びQ10のベースに接続している。接続点P5及びP6
はそれぞれ電流源8の入力端P7、P8及び出力端P
3、P4に接続されている。
【0013】ここで入力端P7及びP8に互いに逆相の
信号電流i及び−iが重畳された1対の差動電流I0
i及びI0 −iが与えられると、電流源8は、トランジ
スタQ9及びQ10で電流I0 をそれぞれ引き込み、そ
の共通エミツタより接地ラインGNDに流すと共に信号
電流iを抵抗R1及びR2に流す。
【0014】これにより抵抗R1及びR2間(すなわち
出力端P3及びP4間)に電位差が生じ、その電位差に
よつてトランジスタQ11及びQ12には増幅された差
分電流a・iを有する1対のコレクタ電流I1 及びI2
(=I0 +a・i及びI0 −a・i)が流れる。この結
果差電流増幅回路7は信号電流iをa倍して出力するよ
うになされている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで乗算回路1の
場合、電流源2は正しい信号を出力するため入力端P1
及びP2を適当な直流電位に保つと共に同一の電流IX
を引き込むという特性が要求される。
【0016】この電流源2としては、最も簡単な具体例
として図5に示すカレントミラー型の電流源9が考えら
れる。
【0017】この電流源9の場合、トランジスタQ13
及びQ14のコレクタ電流I3 及びI4 がほぼ等しくな
るが、入力端P1より流れ込む電流の一部がベース電流
B1として使われるので、入力端P1より流れ込む電流
と入力端P2より流れ込む電流が厳密には等しくならな
いという問題があつた。
【0018】また図6に示す電流源10の場合、電流源
9にトランジスタQ15よりなるエミツタフオロワを付
加したものであり、入力端P1及びP2より流れ込む電
流の大きさはほぼ等しくできるようになされている。
【0019】ところがこの電流源10の場合、エミツタ
フオロワを付加したことにより入力端P1の電位が接地
ラインGNDより2・VF (ここでVF は半導体のPN
接合の順方向電圧降下)分だけ上昇し、有効なダイナミ
ツクレンジが減少するという問題があつた。
【0020】また入力端P1及びP2より電流IX を等
しく引き込むためには入力端P1の電位は固定、入力端
P2の電位は任意となる。これにより1対の差動電流I
X ・(1+a) 及びIX ・(1-a) において、変調度aとして
正弦波を与えると、入力端P1の電位が2・VF に固定
されているのに対して入力端P2の電位は2・VF を中
心に上下に変動する(図7)。すなわち入力端P1及び
P2の電位は非対称に変化するので、乗算回路1の電流
源2として用いる場合には線形性に若干の好ましくない
影響が与えられるという問題があつた。
【0021】一方、差電流増幅回路7の電流源8の場
合、これを構成する1対のトランジスタQ9及びQ10
のベース及びエミツタがそれぞれ共通に接続されている
ので同一のコレクタ電流I0 が流れる。従つて入力端P
7及びP8に1対の差動電流I0 +i及びI0 −iが入
力されると信号電流iは抵抗R1及びR2を流れ、抵抗
R1及びR2間(すなわち出力端P3及びP4間)に
(R1+R2)・iの電位差を生じる。
【0022】この電位差によつてトランジスタQ11及
びQ12のコレクタ電流I0 +a・i及びI0 −a・i
に現れる差分電流a・iは、抵抗R1及びR2を同一抵
抗値R、相互コンダクタンスgm 及び定数VT を用いて
次式
【数1】 で与えられる。
【0023】定数VT はボルツマン定数k、絶対温度
T、電子の電荷量qを用いてVT =k・T/qで与えら
れ、常温で約26〔mV〕の値となる。
【0024】(1)式により、この差電流増幅回路7に
おいては増幅度を大きく設定するためには抵抗R1及び
R2を大きくする必要があることが分かる。
【0025】しかし抵抗R1及びR2を大きくし過ぎる
と抵抗R1及びR2を流れるトランジスタQ9及びQ1
0のベース電流により出力端P3及びP4の接地ライン
GNDに対するそれぞれの電位が上昇し、トランジスタ
Q11及びQ12の動作電流が電流I0 よりずれてき
て、増幅率hFEや温度に依存する傾向が強くなるという
問題があつた。
【0026】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、信号電流の変動によらず2つの端子に流れる電流を
互いに等しくでき、かつ2つの端子の電位の関係が対称
となる電流源回路を提案しようとするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、第1の端子P14及び第2の端子
P11に出力端及び入力端がそれぞれ接続された第1の
トランジスタQ16及び第2のトランジスタQ17でな
る第1の電流ミラー回路12と、第1の端子P14及び
第2の端子P11に入力端及び出力端がそれぞれ接続さ
れた第3のトランジスタQ18及び第4のトランジスタ
Q19でなる第2の電流ミラー回路13と、第1の端子
P14及び第2の端子P11にそれぞれの入力端が接続
されると共に、それぞれの出力端から出力信号を導出す
る第5のトランジスタQ20及び第6のトランジスタQ
21と、第1の端子P14及び第2の端子P11間に接
続された抵抗R3とを具え、第1の端子P14及び第2
の端子P11にそれぞれ対応する第1及び第2の入力信
号における差電流のみを抵抗R3に流すようにする。ま
た本発明においては、第1の端子P14にコレクタが接
続され、エミツタが第1の基準電位GNDに接続された
第1のトランジスタQ17と、当該第1のトランジスタ
Q17のベースにコレクタ及びベースが共通接続される
と共に第2の端子P11に接続され、エミツタが第1の
基準電位GNDに接続された第2のトランジスタQ16
とでなる第1の電流ミラー回路12と、第2の端子P1
1にコレクタが接続され、エミツタが第1の基準電位G
NDに接続された第3のトランジスタQ19と、当該第
3のトランジスタQ19のベースにコレクタ及びベース
が共通接続されると共に第1の端子P14に接続され、
エミツタが第1の基準電位GNDに接続された第4のト
ランジスタQ18とでなる第2の電流ミラー回路13と
を具え、ダイオードとして機能する第5及び第6のトラ
ンジスタQ1、Q2における共通出力端が接続される第
1の端子P14の電位と、ダイオードとして機能する第
7及び第8のトランジスタQ5、Q6における共通出力
端が接続される第2の端子P11の電位とを第5及び第
7Q1、Q5のトランジスタにより分流された第1の入
力信号及び第6及び第8のトランジスタQ2、Q6によ
り分流された第2の入力信号に含まれる交流信号の変調
度によらず一定とする。
【0028】
【作用】電流源11を適用した差電流増幅回路14にお
いては、利得を大きくしなければならない場合でも、直
線的な動作点の変動を回避し得ることに加え、ダイナミ
ツクレンジを大きくできる。また、電流源11を電流源
2に適用した乗算回路1においては、端子電圧を対称と
することができると共に、トランジスタで必要な動作電
圧をも少なくでき、かくして、ダイナミツクレンジを大
きくできることに加え、ロスをも少なくすることができ
る。
【0029】これにより電流源回路11を増幅器14の
電流源11として用いる場合に利得を大きくしなければ
ならないときにも直流の動作点の変動をなくすことがで
きる。また乗算器1の電流源2として用いる場合にも端
子電圧が対称となるためダイナミツクレンジのロスもな
くすことができる。
【0030】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0031】図1において、11は全体として電流源を
示し、1対のカレントミラー回路12及び13により構
成されている。ここで一方のカレントミラー回路12の
入力端P9は他方のカレントミラー回路13の出力端P
10に接続されると共に電流源11の入力端P11に接
続されている。また他方のカレントミラー回路13の入
力端P12は一方のカレントミラー回路12の出力端P
13に接続されると共に電流源11の入力端P14に接
続されている。
【0032】以上の構成において、入力端P11及びP
14にそれぞれ電流I0 が与えられ、トランジスタQ1
6に電流I0 ・xが流れたとすると、トランジスタQ1
7には同一の大きさのコレクタ電流I0 ・xが流れる。
このときトランジスタQ18には電流I0 ・(1−x)
が流れるのでトランジスタQ19に同一の大きさのコレ
クタ電流I0 ・(1−x)が流れる。
【0033】ここで電流源11は、入力端P11及びP
14より見た回路の構成が対称となるので上述の電流の
関係が入力端P11及びP14のいずれから見た場合に
も成り立つ。これにより電流源11が入力端P11及び
P14より同一の大きさの電流I0 を引き込むので、入
力端P11及びP14に引き込まれる電流は対称的に変
化する。
【0034】また電流源11は、入力端P11及びP1
4の接地ラインGNDに対する直流電位が両方ともトラ
ンジスタQ16及びQ18のベース・エミツタ間電圧
(すなわちVF )となると共に入力端P11及びP14
より見た回路の構成が対称となるので、入力端P11及
びP14における電位は対称的に変化する。
【0035】そこで電流源11を乗算回路1の電流源2
として用いた場合には、入力端P11及びP14に引き
込まれる電流は完全に等しくなると共に入力端P11及
びP14の電位が図7に示したような非対称な変化をす
ることもなく、かつ図6の電流源10を採用した場合の
ようにダイナミツクレンジが減少することもない。
【0036】以上の構成によれば、乗算回路1より信号
電流a・IX に一段と正確に比例した信号S1を取り出
すことができる。
【0037】なお上述の実施例においては電流源11を
乗算回路1の電流源2として用いた場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、電流源11を差電流増幅回
路の電流源として用いても良い。
【0038】この場合、差電流増幅回路14は電流源1
1の入力端P14及びP11に抵抗R3を接続すると共
に、出力端P13及びP10にそれぞれ接続された電流
源11の出力端P15及びP16にトランジスタQ20
及びQ21のベースをそれぞれ接続して構成されている
(図2)。
【0039】ここで差電流増幅回路14は、信号電流i
を有する1対の差動電流I0 +i及びI0 −iを与えら
れると、電流I0 のみを出力端P13及びP10よりそ
れぞれ引き込んで接地ラインGNDに流し、信号電流i
を抵抗R3に流す。
【0040】これにより抵抗R3の両端間(すなわち出
力端P15及びP16間)に電位差が生じ、トランジス
タQ20及びQ21のコレクタには信号電流iに比例し
て増幅された差分電流a・iを有する差動電流I0 +a
・i及びI0 −a・iが流れる。
【0041】このように出力端P15及びP16の電位
に影響を与えるトランジスタQ16及びQ18のベース
電流は抵抗R3を介さず、入力端P11及びP14より
直接与えられている。これにより信号電流iが入力され
ていないときには、出力端P15及びP16の電位は抵
抗R3の値に関係なく一定かつ同一となる。
【0042】これにより利得を大きくするため抵抗R3
の値を大きく設定しても、トランジスタQ20及びQ2
1の直流的な動作点は抵抗R3の値に影響されない。こ
れにより差電流増幅回路14の利得設定の自由度が一段
と大きくかつ利得を一段と大きく設定できる。
【0043】またこのように入力電流I0 がどれほど大
きくても信号電流iが入力されていないときには、出力
端P15及びP16の電位が抵抗R3の値に関係なく一
定かつ同一となるので、トランジスタQ20及びQ21
のベースは同電位となり、トランジスタQ20及びQ2
1に流す電流I0 を容易に設定できる。
【0044】また上述の実施例においては、乗算回路1
及び差電流増幅回路14に応用する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、電流源を構成要素とするア
ナログ回路に広く適用し得る。
【0045】さらに上述の実施例においては、電流源1
1のカレントミラー回路12及び13をNPN型のトラ
ンジスタQ16〜Q19で構成し、所定の電流を引き込
む場合について述べたが、本発明はこれに限らず、カレ
ントミラー回路をPNP型のトランジスタによつて構成
し、所定の電流を流出する場合にも適用し得る。
【0046】さらに上述の実施例においては、電流源1
1のカレントミラー回路12及び13を各2つのトラン
ジスタQ16〜Q19で構成する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、カレントミラー回路を各3
つ以上のトランジスタで構成する場合にも適用し得る。
【0047】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、第1の端
子及び第2の端子に出力端及び入力端がそれぞれ接続さ
れた第1のトランジスタ及び第2のトランジスタでなる
第1の電流ミラー回路と、第1の端子及び第2の端子に
入力端及び出力端がそれぞれ接続された第3のトランジ
スタ及び第4のトランジスタでなる第2の電流ミラー回
路と、第1の端子及び第2の端子にそれぞれの入力端が
接続されると共に、それぞれの出力端から出力信号を導
出する第5のトランジスタ及び第6のトランジスタと、
第1の端子及び第2の端子間に接続された抵抗とを具
え、第1の端子及び第2の端子にそれぞれ対応する第1
及び第2の入力信号における差電流のみを抵抗に流すよ
うにしたことにより、増幅器の利得を大きくしなければ
ならない場合でも、直線的な動作点の変動を回避するこ
とができることに加え、ダイナミツクレンジを大きくで
きる。
【0048】また本発明によれば、第1の端子にコレク
タが接続され、エミツタが第1の基準電位に接続された
第1のトランジスタと、当該第1のトランジスタのベー
スにコレクタ及びベースが共通接続されると共に第2の
端子に接続され、エミツタが第1の基準電位に接続され
た第2のトランジスタとでなる第1の電流ミラー回路
と、第2の端子にコレクタが接続され、エミツタが第1
の基準電位に接続された第3のトランジスタと、当該第
3のトランジスタのベースにコレクタ及びベースが共通
接続されると共に第1の端子に接続され、エミツタが第
1の基準電位に接続された第4のトランジスタとでなる
第2の電流ミラー回路とを具え、ダイオードとして機能
する第5及び第6のトランジスタにおける共通出力端が
接続される第1の端子の電位と、ダイオードとして機能
する第7及び第8のトランジスタにおける共通出力端が
接続される第2の端子の電位とを第5及び第7のトラン
ジスタにより分流された第1の入力信号及び第6及び第
8のトランジスタにより分流された第2の入力信号に含
まれる交流信号の変調度によらず一定とするようにした
ことにより、端子電圧を対称とすることができると共
に、トランジスタで必要な動作電圧をも少なくでき、か
くして、ダイナミツクレンジを大きくできることに加
え、ロスをも少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電流源回路の一実施例を示す接続
図である。
【図2】本発明の電流源回路を用いた差電流増幅回路を
示す接続図である。
【図3】乗算回路の説明に供する接続図である。
【図4】従来の電流源による差電流増幅回路の説明に供
する接続図である。
【図5】従来の電流源の説明に供する接続図である。
【図6】従来の電流源の説明に供する接続図である。
【図7】その入力端の電位の変化の説明に供する略線的
信号波形図である。
【符号の説明】
1……乗算回路、2、8、9、10、11……電流源、
7、14……差電流増幅回路、12、13……カレント
ミラー回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−206104(JP,A) 特開 昭57−46512(JP,A) 特開 平3−123208(JP,A) 特開 昭47−42083(JP,A) 特開 平2−143602(JP,A) 実開 昭53−47347(JP,U) 米国特許4791315(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 3/343 H03F 3/45

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の端子及び第2の端子に出力端及び入
    力端がそれぞれ接続された第1のトランジスタ及び第2
    のトランジスタでなる第1の電流ミラー回路と、 上記第1の端子及び第2の端子に入力端及び出力端がそ
    れぞれ接続された第3のトランジスタ及び第4のトラン
    ジスタでなる第2の電流ミラー回路と、上記第1の端子及び第2の端子にそれぞれの入力端が接
    続されると共に、それぞれの出力端から出力信号を導出
    する第5のトランジスタ及び第6のトランジスタと、 上記第1の端子及び第2の端子間に接続された抵抗とを
    具え、 上記第1の端子及び第2の端子にそれぞれ対応して入力
    される第1及び第2の入力信号の差電流のみを上記抵抗
    に流すことを特徴とする増幅器の電流源回路。
  2. 【請求項2】第1の端子にコレクタが接続され、エミツ
    タが第1の基準電位に接続された第1のトランジスタ
    と、当該第1のトランジスタのベースにコレクタ及びベ
    ースが共通接続されると共に第2の端子に接続され、エ
    ミツタが上記第1の基準電位に接続された第2のトラン
    ジスタとでなる第1の電流ミラー回路と、 上記第2の端子にコレクタが接続され、エミツタが第1
    の基準電位に接続された第3のトランジスタと、当該第
    3のトランジスタのベースにコレクタ及びベースが共通
    接続されると共に第1の端子に接続され、エミツタが上
    記第1の基準電位に接続された第4のトランジスタとで
    なる第2の電流ミラー回路とを具え、 ダイオードとして機能する第5及び第6のトランジスタ
    における共通出力端が接続される上記第1の端子の電位
    と、ダイオードとして機能する第7及び第8のトランジ
    スタにおける共通出力端が接続される上記第2の端子の
    電位とを上記第5及び第7のトランジスタにより分流さ
    れた第1の入力信号及び上記第6及び第8のトランジス
    タにより分流された第2の入力信号に含まれる交流信号
    の変調度によらず一定とする ことを特徴とする乗算器の
    電流源回路。
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