JP3237615B2 - トロイダル型無段変速機の組立治具及びその組立方法 - Google Patents
トロイダル型無段変速機の組立治具及びその組立方法Info
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- JP3237615B2 JP3237615B2 JP17575198A JP17575198A JP3237615B2 JP 3237615 B2 JP3237615 B2 JP 3237615B2 JP 17575198 A JP17575198 A JP 17575198A JP 17575198 A JP17575198 A JP 17575198A JP 3237615 B2 JP3237615 B2 JP 3237615B2
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H15/00—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members
- F16H15/02—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members without members having orbital motion
- F16H15/04—Gearings providing a continuous range of gear ratios
- F16H15/06—Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B
- F16H15/32—Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line
- F16H15/36—Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface
- F16H15/38—Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Friction Gearing (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、トロイダル型無段
変速機の組立工程で、例えば入力ディスクや出力ディス
クの回転中心となるＣＶＴシャフトと呼ばれる軸部材を
差込むときに用いられる組立治具や組立方法に関するも
のである。
変速機の組立工程で、例えば入力ディスクや出力ディス
クの回転中心となるＣＶＴシャフトと呼ばれる軸部材を
差込むときに用いられる組立治具や組立方法に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】変速機では、一般に、比較的長尺な軸部
材を用いることが多いが、トロイダル型無段変速機で
は、その入力ディスクや出力ディスクの回転中心となる
軸部材に、ＣＶＴシャフトと呼ばれる比較的長尺な軸部
材を用いている。この軸部材は、組立の都合上、ハウジ
ング内に出力ディスク等を組付けた後、それらの穴部に
挿通するようにして差込まれる。より具体的には、入力
ディスクのトロイド面と出力ディスクのトロイド面とか
らなるキャビティを二組用いる場合、それらの出力ディ
スクをミッションケースに組付けた後、何れか一方の入
力ディスクをＣＶＴシャフトに取付けた状態で、当該Ｃ
ＶＴシャフトを各出力ディスクの穴部内に挿通するよう
にして差込む。
材を用いることが多いが、トロイダル型無段変速機で
は、その入力ディスクや出力ディスクの回転中心となる
軸部材に、ＣＶＴシャフトと呼ばれる比較的長尺な軸部
材を用いている。この軸部材は、組立の都合上、ハウジ
ング内に出力ディスク等を組付けた後、それらの穴部に
挿通するようにして差込まれる。より具体的には、入力
ディスクのトロイド面と出力ディスクのトロイド面とか
らなるキャビティを二組用いる場合、それらの出力ディ
スクをミッションケースに組付けた後、何れか一方の入
力ディスクをＣＶＴシャフトに取付けた状態で、当該Ｃ
ＶＴシャフトを各出力ディスクの穴部内に挿通するよう
にして差込む。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ＣＶＴ
シャフトと呼ばれる軸部材にも、大径部と小径部とに段
差のある部分があり、例えば前記各出力ディスクの穴部
内に挿通するようにして軸部材を差込むときに、その段
差のある部分が、それらと干渉する可能性がある。
シャフトと呼ばれる軸部材にも、大径部と小径部とに段
差のある部分があり、例えば前記各出力ディスクの穴部
内に挿通するようにして軸部材を差込むときに、その段
差のある部分が、それらと干渉する可能性がある。
【０００４】本発明はこれらの諸問題に鑑みて開発され
たものであり、段差のある軸部材を差込むときに、その
段差のある部分が干渉するのを抑制防止して、各構成部
材を保護することができるトロイダル型無段変速機の組
立治具及びその組立方法を提供することを目的とするも
のである。
たものであり、段差のある軸部材を差込むときに、その
段差のある部分が干渉するのを抑制防止して、各構成部
材を保護することができるトロイダル型無段変速機の組
立治具及びその組立方法を提供することを目的とするも
のである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記諸問題を解決するた
めに、本発明のうち請求項１に係るトロイダル型無段変
速機の組立治具は、大径部と小径部とに段差のある軸部
材を予めハウジング内に取付けられたディスク部材の穴
部内に差込む際に用いられるトロイダル型無段変速機の
組立治具であって、前記段差のある軸部材の大径部と同
等の大径端部と、この大径端部から次第に先細りとなる
テーパ部とを備え、前記段差のある軸部材の小径部に被
せられる貫通状の中空部が形成された被嵌部材からなる
ことを特徴とするものである。また、本発明のうち請求
項２に係るトロイダル型無段変速機の組立治具は、大径
部と小径部とに段差のあり且つ前記大径部の端部から軸
方向に沿ってボールスプライン溝が形成された軸部材
を、予めハウジング内に取付けられたディスク部材の穴
部内に差込む際に用いられるトロイダル型無段変速機の
組立治具であって、前記段差のある軸部材の大径部と同
等の大径端部と、この大径端部から次第に先細りとなる
テーパ部とを備え、前記段差のある軸部材の小径部に被
せられる貫通状の中空部が形成された被嵌部材からなる
ことを特徴とするものである。
めに、本発明のうち請求項１に係るトロイダル型無段変
速機の組立治具は、大径部と小径部とに段差のある軸部
材を予めハウジング内に取付けられたディスク部材の穴
部内に差込む際に用いられるトロイダル型無段変速機の
組立治具であって、前記段差のある軸部材の大径部と同
等の大径端部と、この大径端部から次第に先細りとなる
テーパ部とを備え、前記段差のある軸部材の小径部に被
せられる貫通状の中空部が形成された被嵌部材からなる
ことを特徴とするものである。また、本発明のうち請求
項２に係るトロイダル型無段変速機の組立治具は、大径
部と小径部とに段差のあり且つ前記大径部の端部から軸
方向に沿ってボールスプライン溝が形成された軸部材
を、予めハウジング内に取付けられたディスク部材の穴
部内に差込む際に用いられるトロイダル型無段変速機の
組立治具であって、前記段差のある軸部材の大径部と同
等の大径端部と、この大径端部から次第に先細りとなる
テーパ部とを備え、前記段差のある軸部材の小径部に被
せられる貫通状の中空部が形成された被嵌部材からなる
ことを特徴とするものである。
【０００６】また、本発明のうち請求項３に係るトロイ
ダル型無段変速機の組立治具は、前記請求項１又は２の
発明において、前記中空部に、前記段差のある軸部材の
小径部の雄ネジに螺合する雌ネジを形成したことを特徴
とするものである。
ダル型無段変速機の組立治具は、前記請求項１又は２の
発明において、前記中空部に、前記段差のある軸部材の
小径部の雄ネジに螺合する雌ネジを形成したことを特徴
とするものである。
【０００７】また、本発明のうち請求項４に係るトロイ
ダル型無段変速機の組立治具は、前記請求項３の発明に
おいて、前記被嵌部材の外周面に、少なくとも平行な二
面からなる二面巾部を形成したことを特徴とするもので
ある。
ダル型無段変速機の組立治具は、前記請求項３の発明に
おいて、前記被嵌部材の外周面に、少なくとも平行な二
面からなる二面巾部を形成したことを特徴とするもので
ある。
【０００８】また、本発明のうち請求項５に係るトロイ
ダル型無段変速機の組立治具は、前記請求項１乃至４の
何れかに記載の発明において、前記被嵌部材が、耐油性
樹脂材料で構成されたことを特徴とするものである。
ダル型無段変速機の組立治具は、前記請求項１乃至４の
何れかに記載の発明において、前記被嵌部材が、耐油性
樹脂材料で構成されたことを特徴とするものである。
【０００９】また、本発明のうち請求項６に係るトロイ
ダル型無段変速機の組立方法は、前記請求項１乃至５の
何れかに記載の組立治具を、前記大径端部が前記段差の
ある軸部材の大径部側になるようにして当該軸部材の小
径部に被せ且つ前記大径端部で軸部材の大径部の端部を
覆ってから、当該軸部材を差込むことを特徴とするもの
である。
ダル型無段変速機の組立方法は、前記請求項１乃至５の
何れかに記載の組立治具を、前記大径端部が前記段差の
ある軸部材の大径部側になるようにして当該軸部材の小
径部に被せ且つ前記大径端部で軸部材の大径部の端部を
覆ってから、当該軸部材を差込むことを特徴とするもの
である。
【００１０】
【発明の効果】而して、本発明のうち請求項１に係るト
ロイダル型無段変速機の組立治具によれば、前記中間部
に段差のある軸部材の大径部と同等の大径端部と、この
大径端部から次第に先細りとなるテーパ部とを備え、前
記段差のある軸部材の小径部に被せられる貫通状の中空
部が形成された筒状の被嵌部材で構成したために、前記
大径端部が前記段差のある軸部材の大径部側になるよう
にして当該軸部材の小径部に被せ且つ前記大径端部で軸
部材の大径部の端部を覆ってから、当該軸部材を差込む
ことによって、前記軸部材の中間部の段差のある部分
が、その他の構成部材に干渉するのを抑制防止でき、も
って各構成部材を保護することができる。また、本発明
のうち請求項２に係るトロイダル型無段変速機の組立治
具によれば、大径端部とこの大径端部から次第に先細り
となるテーパ部とを備え、貫通状の中空部が形成された
被嵌部材で構成され、その大径端部の直径を、大径部と
小径部とに段差があり且つ前記大径部の端部から軸方向
に沿ってボールスプライン溝が形成された軸部材の大径
部と同等としたため、前記治具を軸部材に挿入した際に
大径端部が前記軸部材のボールスプライン溝端面を覆
い、当該軸部材を出力ディスク等に差込む際、精度が重
要であるボールスプライン溝やその他の構成部材に干渉
するのを抑制防止でき、ボールスプライン溝を含めその
他各構成部材にキズや変形が生じることを防止できる。
ロイダル型無段変速機の組立治具によれば、前記中間部
に段差のある軸部材の大径部と同等の大径端部と、この
大径端部から次第に先細りとなるテーパ部とを備え、前
記段差のある軸部材の小径部に被せられる貫通状の中空
部が形成された筒状の被嵌部材で構成したために、前記
大径端部が前記段差のある軸部材の大径部側になるよう
にして当該軸部材の小径部に被せ且つ前記大径端部で軸
部材の大径部の端部を覆ってから、当該軸部材を差込む
ことによって、前記軸部材の中間部の段差のある部分
が、その他の構成部材に干渉するのを抑制防止でき、も
って各構成部材を保護することができる。また、本発明
のうち請求項２に係るトロイダル型無段変速機の組立治
具によれば、大径端部とこの大径端部から次第に先細り
となるテーパ部とを備え、貫通状の中空部が形成された
被嵌部材で構成され、その大径端部の直径を、大径部と
小径部とに段差があり且つ前記大径部の端部から軸方向
に沿ってボールスプライン溝が形成された軸部材の大径
部と同等としたため、前記治具を軸部材に挿入した際に
大径端部が前記軸部材のボールスプライン溝端面を覆
い、当該軸部材を出力ディスク等に差込む際、精度が重
要であるボールスプライン溝やその他の構成部材に干渉
するのを抑制防止でき、ボールスプライン溝を含めその
他各構成部材にキズや変形が生じることを防止できる。
【００１１】また、本発明のうち請求項３に係るトロイ
ダル型無段変速機の組立治具によれば、前記被嵌部材の
中空部に、前記段差のある軸部材の小径部の雄ネジに螺
合する雌ネジを形成したために、前記被嵌部材の中空部
の雌ネジを軸部材の小径部の雄ネジに螺合するだけで、
当該被嵌部材を軸部材の小径部に被せた状態で固定する
ことができる。
ダル型無段変速機の組立治具によれば、前記被嵌部材の
中空部に、前記段差のある軸部材の小径部の雄ネジに螺
合する雌ネジを形成したために、前記被嵌部材の中空部
の雌ネジを軸部材の小径部の雄ネジに螺合するだけで、
当該被嵌部材を軸部材の小径部に被せた状態で固定する
ことができる。
【００１２】また、本発明のうち請求項４に係るトロイ
ダル型無段変速機の組立治具によれば、前記被嵌部材の
外周面に、少なくとも平行な二面からなる二面巾部を形
成したために、この二面巾部にレンチ等の工具をかける
ことにより、前記被嵌部材の中空部の雌ネジを軸部材の
小径部の雄ネジに螺合したり、それを緩めたりするのが
容易になる。
ダル型無段変速機の組立治具によれば、前記被嵌部材の
外周面に、少なくとも平行な二面からなる二面巾部を形
成したために、この二面巾部にレンチ等の工具をかける
ことにより、前記被嵌部材の中空部の雌ネジを軸部材の
小径部の雄ネジに螺合したり、それを緩めたりするのが
容易になる。
【００１３】また、本発明のうち請求項５に係るトロイ
ダル型無段変速機の組立治具によれば、前記被嵌部材
を、耐油性樹脂材料で構成したために、軽量で、再使用
でき、また加工し易くて製作し易い。
ダル型無段変速機の組立治具によれば、前記被嵌部材
を、耐油性樹脂材料で構成したために、軽量で、再使用
でき、また加工し易くて製作し易い。
【００１４】また、本発明のうち請求項６に係るトロイ
ダル型無段変速機の組立方法によれば、前記組立治具
を、前記大径端部が前記段差のある軸部材の大径部側に
なるようにして当該軸部材の小径部に被せ且つ前記大径
端部で軸部材の大径部の端部を覆ってから、当該軸部材
を差込むようにしたために、前記軸部材の段差のある部
分が、その他の構成部材の干渉するのを抑制防止でき、
もって各構成部材を保護することができる。
ダル型無段変速機の組立方法によれば、前記組立治具
を、前記大径端部が前記段差のある軸部材の大径部側に
なるようにして当該軸部材の小径部に被せ且つ前記大径
端部で軸部材の大径部の端部を覆ってから、当該軸部材
を差込むようにしたために、前記軸部材の段差のある部
分が、その他の構成部材の干渉するのを抑制防止でき、
もって各構成部材を保護することができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明のトロイダル型無段
変速機の組立治具及びその組立方法の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
変速機の組立治具及びその組立方法の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
【００１６】まず、本実施形態のトロイダル型無段変速
機の概略構成について、図１を用いて、入力側から出力
側の順に簡潔に説明する。図示されない発動機であるエ
ンジンの回転力は、ミッションケース１内のトルクコン
バータ４を介して入力軸２に入力される。この入力軸２
の図示右方には、前記ＣＶＴシャフトと呼ばれる回転軸
３が同軸に配設されている。前記入力軸２にはオイルポ
ンプ５が取付けられており、そのオイルポンプ５の図示
右方には、遊星歯車機構８の固定要素切換えによって回
転軸３への入力回転方向を切換えるための前進クラッチ
機構６及び後進ブレーキ機構７からなる前後進切換機構
９が配設されている。また、回転軸３には、二つのキャ
ビティを構成する第１及び第２トロイダル変速機構１
０，１１が互いに軸方向に離間して配設されている。
機の概略構成について、図１を用いて、入力側から出力
側の順に簡潔に説明する。図示されない発動機であるエ
ンジンの回転力は、ミッションケース１内のトルクコン
バータ４を介して入力軸２に入力される。この入力軸２
の図示右方には、前記ＣＶＴシャフトと呼ばれる回転軸
３が同軸に配設されている。前記入力軸２にはオイルポ
ンプ５が取付けられており、そのオイルポンプ５の図示
右方には、遊星歯車機構８の固定要素切換えによって回
転軸３への入力回転方向を切換えるための前進クラッチ
機構６及び後進ブレーキ機構７からなる前後進切換機構
９が配設されている。また、回転軸３には、二つのキャ
ビティを構成する第１及び第２トロイダル変速機構１
０，１１が互いに軸方向に離間して配設されている。
【００１７】前記入力軸２及び回転軸３間には、前記入
力軸２にニードルベアリング１２を介して回転自在に支
持されて前記前後進切換機構９の遊星歯車機構８を構成
するサンギヤ１３と、このサンギヤ１３に形成されてい
る爪部１３ａに係合し且つ回転軸３に回転自在に支持さ
れたローディングカム１４と、このローディングカム１
４に係合ローラ１５を介して連結され且つ回転軸３にボ
ールスプライン１６を介して支持された入力ディスク１
７とが介装されている。従って、前記入力軸２に伝達さ
れたエンジンからの回転力は、前後進切換機構９を介し
てサンギヤ１３の爪部１３ａからローディングカム１
４、係合ローラ１５、入力ディスク１７及びボールスプ
ライン１６を順次経由して回転軸３に伝達されるように
なっている。
力軸２にニードルベアリング１２を介して回転自在に支
持されて前記前後進切換機構９の遊星歯車機構８を構成
するサンギヤ１３と、このサンギヤ１３に形成されてい
る爪部１３ａに係合し且つ回転軸３に回転自在に支持さ
れたローディングカム１４と、このローディングカム１
４に係合ローラ１５を介して連結され且つ回転軸３にボ
ールスプライン１６を介して支持された入力ディスク１
７とが介装されている。従って、前記入力軸２に伝達さ
れたエンジンからの回転力は、前後進切換機構９を介し
てサンギヤ１３の爪部１３ａからローディングカム１
４、係合ローラ１５、入力ディスク１７及びボールスプ
ライン１６を順次経由して回転軸３に伝達されるように
なっている。
【００１８】前記ローディングカム１４及び入力ディス
ク１７の対向面には係合ローラ１５が係合する波状のカ
ム面が夫々形成されており、係合ローラ１５がカム面の
リードに沿って移動することで入力トルクに比例した軸
線方向への推力，つまりスラスト力を発生するようにな
っている。
ク１７の対向面には係合ローラ１５が係合する波状のカ
ム面が夫々形成されており、係合ローラ１５がカム面の
リードに沿って移動することで入力トルクに比例した軸
線方向への推力，つまりスラスト力を発生するようにな
っている。
【００１９】説明の便宜上、第１及び第２トロイダル変
速機構１０，１１から先に説明すると、第１トロイダル
変速機構１０は、係合ローラ１５から離間する側の面に
トロイド面１７ａが形成される上述の入力ディスク１７
と、この入力ディスク１７の対向面にトロイド面１８ａ
が形成され、二つのトロイド面で第１のキャビティを構
成する，回転軸３に回転自在に支持される出力ディスク
１８と、前記入力ディスク１７のトロイド面１７ａと出
力ディスク１８のトロイド面１８ａとに対して傾転可能
に接触するパワーローラ２９とを備えている。前記パワ
ーローラ２９は、トラニオンと称される支持機構によっ
て傾転可能に支持されており、このトラニオンを図示さ
れない油圧駆動機構で操作することにより、当該パワー
ローラ２９と入力ディスク１７及び出力ディスク１８と
の夫々の径方向の接触位置，即ち接触半径を変えること
により、入力ディスク１７と出力ディスク１８との間の
回転速度比，即ち変速比を連続的に変化させることがで
きるようになっている。
速機構１０，１１から先に説明すると、第１トロイダル
変速機構１０は、係合ローラ１５から離間する側の面に
トロイド面１７ａが形成される上述の入力ディスク１７
と、この入力ディスク１７の対向面にトロイド面１８ａ
が形成され、二つのトロイド面で第１のキャビティを構
成する，回転軸３に回転自在に支持される出力ディスク
１８と、前記入力ディスク１７のトロイド面１７ａと出
力ディスク１８のトロイド面１８ａとに対して傾転可能
に接触するパワーローラ２９とを備えている。前記パワ
ーローラ２９は、トラニオンと称される支持機構によっ
て傾転可能に支持されており、このトラニオンを図示さ
れない油圧駆動機構で操作することにより、当該パワー
ローラ２９と入力ディスク１７及び出力ディスク１８と
の夫々の径方向の接触位置，即ち接触半径を変えること
により、入力ディスク１７と出力ディスク１８との間の
回転速度比，即ち変速比を連続的に変化させることがで
きるようになっている。
【００２０】また、前記第２トロイダル変速機構１１
は、前記第１トロイダル変速機構１０と同様に入力ディ
スク１９，出力ディスク２０，パワーローラ３０，支持
機構及び油圧駆動機構を有するが、回転軸３にボールス
プライン２１を介して外嵌されている入力ディスク１９
が、前記第１トロイダル変速機構１０から遠い側に配置
されると共に、出力ディスク２０は第１トロイダル変速
機構１０に近い側に配置されている。つまり、第１トロ
イダル変速機構１０と第２トロイダル変速機構１１と
は、図面上で線対称となるように構成されている。
は、前記第１トロイダル変速機構１０と同様に入力ディ
スク１９，出力ディスク２０，パワーローラ３０，支持
機構及び油圧駆動機構を有するが、回転軸３にボールス
プライン２１を介して外嵌されている入力ディスク１９
が、前記第１トロイダル変速機構１０から遠い側に配置
されると共に、出力ディスク２０は第１トロイダル変速
機構１０に近い側に配置されている。つまり、第１トロ
イダル変速機構１０と第２トロイダル変速機構１１と
は、図面上で線対称となるように構成されている。
【００２１】互いに対向する前記出力ディスク１８，２
０の背面の間には出力ギヤ２２が配設されており、この
出力ギヤ２２の中心部両端から軸線方向に突設された筒
軸部１８ｂ，２０ｂが、各出力ディスク１８，２０の内
部でそれらとスプライン結合されている。また、出力ギ
ヤ２２は、トランスミッションケース１の内周壁に固着
されたギヤハウジング２３に軸受２４を介して回転自在
に支持されている。また、出力ギヤ２２はカウンターギ
ヤ２５に噛合しており、このカウンターギヤ２５は前記
ギヤハウジング２３に軸受２６を介して回転自在に支持
されている。また、カウンターギヤ２５の中心部にはカ
ウンターシャフト２７の一端がスプライン結合されてお
り、このカウンターシャフト２７の他端は軸受３２を介
してトランスミッションケース１に回転自在に支持され
ていることから、両者は一体に回転するようになってい
る。従って、前記回転軸３に伝達されたエンジンからの
回転力は、前記第１及び第２トロイダル変速機構１０，
１１の入力ディスク１７，１９に分散され、前述したパ
ワーローラ２９，３０の傾転動作による所定の変速比で
各トロイダル変速機構１０，１１の出力ディスク１８，
２０に伝達された後、この出力ギヤ２２で合成され、カ
ウンターギヤ２５，カウンターシャフト２７及びギヤ列
２８を順次経由して出力軸３３に伝達される。
０の背面の間には出力ギヤ２２が配設されており、この
出力ギヤ２２の中心部両端から軸線方向に突設された筒
軸部１８ｂ，２０ｂが、各出力ディスク１８，２０の内
部でそれらとスプライン結合されている。また、出力ギ
ヤ２２は、トランスミッションケース１の内周壁に固着
されたギヤハウジング２３に軸受２４を介して回転自在
に支持されている。また、出力ギヤ２２はカウンターギ
ヤ２５に噛合しており、このカウンターギヤ２５は前記
ギヤハウジング２３に軸受２６を介して回転自在に支持
されている。また、カウンターギヤ２５の中心部にはカ
ウンターシャフト２７の一端がスプライン結合されてお
り、このカウンターシャフト２７の他端は軸受３２を介
してトランスミッションケース１に回転自在に支持され
ていることから、両者は一体に回転するようになってい
る。従って、前記回転軸３に伝達されたエンジンからの
回転力は、前記第１及び第２トロイダル変速機構１０，
１１の入力ディスク１７，１９に分散され、前述したパ
ワーローラ２９，３０の傾転動作による所定の変速比で
各トロイダル変速機構１０，１１の出力ディスク１８，
２０に伝達された後、この出力ギヤ２２で合成され、カ
ウンターギヤ２５，カウンターシャフト２７及びギヤ列
２８を順次経由して出力軸３３に伝達される。
【００２２】次に、この実施形態のトロイダル型無段変
速機を組立てる途中の状態を図２に示す。この状態は、
前記回転軸３の回りに第１及び第２トロイダル変速機構
１０，１１が組付けられた状態であり、前記カウンター
ギヤ２５もギヤハウジング２３内に内装されている。ま
た、本実施形態では、前記第１及び第２トロイダル変速
機構１０，１１のパワーローラ２９，３０を、紙面の手
前と奥方とで逆向きに動かすためのアッパリンク機構３
４，３６やロワリンク機構３５，３７も組付けられてお
り、それに伴って前述したパワーローラ２９，３０を支
持する支持機構や、それらを駆動するための駆動機構も
組付けられている。また、この状態では、前記トルクコ
ンバータ４や前後進切換機構９、カウンターシャフト２
７やギヤ列２８は組付けられていない。
速機を組立てる途中の状態を図２に示す。この状態は、
前記回転軸３の回りに第１及び第２トロイダル変速機構
１０，１１が組付けられた状態であり、前記カウンター
ギヤ２５もギヤハウジング２３内に内装されている。ま
た、本実施形態では、前記第１及び第２トロイダル変速
機構１０，１１のパワーローラ２９，３０を、紙面の手
前と奥方とで逆向きに動かすためのアッパリンク機構３
４，３６やロワリンク機構３５，３７も組付けられてお
り、それに伴って前述したパワーローラ２９，３０を支
持する支持機構や、それらを駆動するための駆動機構も
組付けられている。また、この状態では、前記トルクコ
ンバータ４や前後進切換機構９、カウンターシャフト２
７やギヤ列２８は組付けられていない。
【００２３】ここで、この状態に至るまでの組立手順に
ついて説明すると、前述のような構成から、例えば前記
出力ギヤ２２は軸受２４を介して，またカウンターギヤ
２５は軸受２６を介して、夫々回転自在なるようにギヤ
ハウジング２３内に組付け、次いで前記出力ギヤ２２か
ら突設されている筒軸部１８ｂ，２０ｂに前記第１及び
第２トロイダル変速機構１０，１１の出力ディスク１
８，２０をスプライン結合し、その状態でギヤハウジン
グ２３をトランスミッションケース１にボルト結合す
る。なお、前記出力ディスク１８，２０の内孔内には、
回転軸３を回転支持するためのコロ軸受３８，３９を予
め内装しておく。然る後、前記第１及び第２トロイダル
変速機構１０，１１のアッパリンク機構３４，３６やロ
ワリンク機構３５，３７、パワーローラ２９，３０とそ
れらの支持機構や駆動機構を組付けておく。
ついて説明すると、前述のような構成から、例えば前記
出力ギヤ２２は軸受２４を介して，またカウンターギヤ
２５は軸受２６を介して、夫々回転自在なるようにギヤ
ハウジング２３内に組付け、次いで前記出力ギヤ２２か
ら突設されている筒軸部１８ｂ，２０ｂに前記第１及び
第２トロイダル変速機構１０，１１の出力ディスク１
８，２０をスプライン結合し、その状態でギヤハウジン
グ２３をトランスミッションケース１にボルト結合す
る。なお、前記出力ディスク１８，２０の内孔内には、
回転軸３を回転支持するためのコロ軸受３８，３９を予
め内装しておく。然る後、前記第１及び第２トロイダル
変速機構１０，１１のアッパリンク機構３４，３６やロ
ワリンク機構３５，３７、パワーローラ２９，３０とそ
れらの支持機構や駆動機構を組付けておく。
【００２４】一方、前記回転軸３には、前記第１トロイ
ダル変速機構１０の入力ディスク１７、ボールスプライ
ン１６のボール、係合ローラ１５、ローディングカム１
４を予め組付けておき、これを図２の図示左方から、前
記第１トロイダル変速機構１０の出力ディスク１８の内
孔，出力ギヤ２２の筒軸部１８ｂ，２０ｂの内孔，第２
トロイダル変速機構１１の出力ディスク２０の内孔の順
に、それらを挿通するようにして差込む。そして、その
突出端部，即ち図示右方端部からボールスプライン２１
のボール、第２トロイダル変速機構１１の入力ディスク
１９等を組付け、最後に回転軸３の右方端部に形成され
ている雄ネジ部３ａにナット４０を螺合し締付けて、各
構成部材を位置決めし固定する。
ダル変速機構１０の入力ディスク１７、ボールスプライ
ン１６のボール、係合ローラ１５、ローディングカム１
４を予め組付けておき、これを図２の図示左方から、前
記第１トロイダル変速機構１０の出力ディスク１８の内
孔，出力ギヤ２２の筒軸部１８ｂ，２０ｂの内孔，第２
トロイダル変速機構１１の出力ディスク２０の内孔の順
に、それらを挿通するようにして差込む。そして、その
突出端部，即ち図示右方端部からボールスプライン２１
のボール、第２トロイダル変速機構１１の入力ディスク
１９等を組付け、最後に回転軸３の右方端部に形成され
ている雄ネジ部３ａにナット４０を螺合し締付けて、各
構成部材を位置決めし固定する。
【００２５】ここで、前述のように回転軸３は、図２の
図示左方から右方に向けて差込まれるのであるが、その
右方端部には、小径の雄ネジ部３ａが形成され、その左
方には大径のボールスプライン２１が形成されていて、
両者には段差がある。この段差のある部分が、例えば前
記第１トロイダル変速機構１０の出力ディスク１８の内
孔，出力ギヤ２２の筒軸部１８ｂ，２０ｂの内孔，第２
トロイダル変速機構１１の出力ディスク２０の内孔を通
過する際に、例えばボールスプライン２１の図示右方端
部の隅部が、例えば前記コロ軸受３８，３９に干渉した
り、或いは雄ネジ部３ａそのものが各内壁に干渉したり
する恐れがあり、それらの各構成部材に疵が生じたり、
或いは配置が狂ったりする可能性がある。また、回転軸
３の雄ネジ部３ａは勿論、ボールスプライン２１の端面
も精度が重要であり、干渉による疵や変形は避けたい。
図示左方から右方に向けて差込まれるのであるが、その
右方端部には、小径の雄ネジ部３ａが形成され、その左
方には大径のボールスプライン２１が形成されていて、
両者には段差がある。この段差のある部分が、例えば前
記第１トロイダル変速機構１０の出力ディスク１８の内
孔，出力ギヤ２２の筒軸部１８ｂ，２０ｂの内孔，第２
トロイダル変速機構１１の出力ディスク２０の内孔を通
過する際に、例えばボールスプライン２１の図示右方端
部の隅部が、例えば前記コロ軸受３８，３９に干渉した
り、或いは雄ネジ部３ａそのものが各内壁に干渉したり
する恐れがあり、それらの各構成部材に疵が生じたり、
或いは配置が狂ったりする可能性がある。また、回転軸
３の雄ネジ部３ａは勿論、ボールスプライン２１の端面
も精度が重要であり、干渉による疵や変形は避けたい。
【００２６】そこで、本実施形態では、図３に示すよう
に、この軸部材の段差のある小径部，つまり雄ネジ部３
ａに、テーパ状の被嵌部材４１を被せてから、前記差込
みによる組立作業を行う。この被嵌部材４１は、例えば
耐油性の樹脂材料で構成されており、前記回転軸３のボ
ールスプライン２１の外径と同等の大径端部４２から、
次第に先細りとなる円錐状のテーパ部４３が形成されて
いる。また、内部は、前記雄ネジ部３ａが収納される中
空部４４となっており、その中空部４４の図示右方端
部，つまり大径端部４２と逆方向の端部側に雌ネジ４５
が形成されている。
に、この軸部材の段差のある小径部，つまり雄ネジ部３
ａに、テーパ状の被嵌部材４１を被せてから、前記差込
みによる組立作業を行う。この被嵌部材４１は、例えば
耐油性の樹脂材料で構成されており、前記回転軸３のボ
ールスプライン２１の外径と同等の大径端部４２から、
次第に先細りとなる円錐状のテーパ部４３が形成されて
いる。また、内部は、前記雄ネジ部３ａが収納される中
空部４４となっており、その中空部４４の図示右方端
部，つまり大径端部４２と逆方向の端部側に雌ネジ４５
が形成されている。
【００２７】従って、図４に示すように、この被嵌部材
４１の大径端部４２を回転軸３のボールスプライン２１
側に向けて雄ネジ部３ａに被せ、更にそれを回転させる
ことで前記中空部４４の雌ネジ４５を雄ネジ部３ａに螺
合し、前記大径端部４２がボールスプライン２１の端面
に当接するまでそれを締付けて固定する。すると、回転
軸３のボールスプライン２１の端部の隅部が緩やかなテ
ーパ状になると共に、その端面や雄ネジ部３ａが覆われ
るので、この状態で回転軸３を差込んでも、回転軸３の
ボールスプライン２１と雄ネジ部３ａとの段差のある部
分が、例えば前記第１トロイダル変速機構１０の出力デ
ィスク１８の内孔，出力ギヤ２２の筒軸部１８ｂ，２０
ｂの内孔，第２トロイダル変速機構１１の出力ディスク
２０の内孔を通過する際に干渉しにくく、また各構成部
材同志が直接干渉することがないので、それらを保護す
ることができる。
４１の大径端部４２を回転軸３のボールスプライン２１
側に向けて雄ネジ部３ａに被せ、更にそれを回転させる
ことで前記中空部４４の雌ネジ４５を雄ネジ部３ａに螺
合し、前記大径端部４２がボールスプライン２１の端面
に当接するまでそれを締付けて固定する。すると、回転
軸３のボールスプライン２１の端部の隅部が緩やかなテ
ーパ状になると共に、その端面や雄ネジ部３ａが覆われ
るので、この状態で回転軸３を差込んでも、回転軸３の
ボールスプライン２１と雄ネジ部３ａとの段差のある部
分が、例えば前記第１トロイダル変速機構１０の出力デ
ィスク１８の内孔，出力ギヤ２２の筒軸部１８ｂ，２０
ｂの内孔，第２トロイダル変速機構１１の出力ディスク
２０の内孔を通過する際に干渉しにくく、また各構成部
材同志が直接干渉することがないので、それらを保護す
ることができる。
【００２８】なお、前記被嵌部材４１は、回転軸３の挿
通差込み後に取外して、前記第２トロイダル変速機構１
１の入力ディスク１９の組付けやナット４０の締付けを
行うが、本実施形態の被嵌部材には、図４に示すよう
に、前記テーパ部４３に平行な二面からなる二面巾部４
６が形成されているので、このような被嵌部材４１の取
外し、或いはその取付け時には、当該二面巾部４６にレ
ンチ等の工具をかけることで、それを容易に行うことが
できる。また、この二面巾部４６は、必ずしも二面だけ
に限定されるものではなく、平行な二面の組合せでナッ
トの外周のような六面等を形成してもよい。
通差込み後に取外して、前記第２トロイダル変速機構１
１の入力ディスク１９の組付けやナット４０の締付けを
行うが、本実施形態の被嵌部材には、図４に示すよう
に、前記テーパ部４３に平行な二面からなる二面巾部４
６が形成されているので、このような被嵌部材４１の取
外し、或いはその取付け時には、当該二面巾部４６にレ
ンチ等の工具をかけることで、それを容易に行うことが
できる。また、この二面巾部４６は、必ずしも二面だけ
に限定されるものではなく、平行な二面の組合せでナッ
トの外周のような六面等を形成してもよい。
【００２９】また、本実施形態の被嵌部材４１は、耐油
性の樹脂材料で構成されているので、加工し易くて制作
し易いし、軽量で扱い易く、また繰返して使用すること
でコスト的にも優れる。
性の樹脂材料で構成されているので、加工し易くて制作
し易いし、軽量で扱い易く、また繰返して使用すること
でコスト的にも優れる。
【図１】トロイダル型無段変速機の一例を示す縦断面図
である。
である。
【図２】図１のトロイダル型無段変速機の組立途中の状
態を示す縦断面図である。
態を示す縦断面図である。
【図３】図２の組立状態で回転軸を組付けるときの状態
の説明図である。
の説明図である。
【図４】図３の回転軸の組付け時に用いられる組立治具
の説明図である。
の説明図である。
【符号の説明】 １はトランスミッションケース ２は入力軸 ３は回転軸（軸部材） ３ａは雄ネジ部（小径部） ４はトルクコンバータ ９は前後進切換機構 １０は第１トロイダル変速機構 １１は第２トロイダル変速機構 １４はローディングカム １５は係合ローラ １６はボールスプライン １７は入力ディスク １８は出力ディスク １９は入力ディスク ２０は出力ディスク ２１はボールスプライン（大径部） ２２は出力ギヤ ２３はギヤハウジング ２９はパワーローラ ３０はパワーローラ ３８はコロ軸受 ３９はコロ軸受 ４０はナット ４１は被嵌部材 ４２は大径端部 ４３はテーパ部 ４４は中空部 ４５は雌ネジ部 ４６は二面巾部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平５−39834（ＪＰ，Ａ) 実開 昭59−148228（ＪＰ，Ｕ) 米国特許3110095（ＵＳ，Ａ) 米国特許3817146（ＵＳ，Ａ) 米国特許3979994（ＵＳ，Ａ) 独国特許出願公開19928569（ＤＥ，Ａ １) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16H 15/38 B23P 19/00 B23P 21/00 303
Claims (6)
- 【請求項１】 大径部と小径部とに段差のある軸部材を
予めハウジング内に取付けられたディスク部材の穴部内
に差込む際に用いられるトロイダル型無段変速機の組立
治具であって、前記段差のある軸部材の大径部と同等の
大径端部と、この大径端部から次第に先細りとなるテー
パ部とを備え、前記段差のある軸部材の小径部に被せら
れる貫通状の中空部が形成された被嵌部材からなること
を特徴とするトロイダル型無段変速機の組立治具。 - 【請求項２】 大径部と小径部とに段差のあり且つ前記
大径部の端部から軸方向に沿ってボールスプライン溝が
形成された軸部材を、予めハウジング内に取付けられた
ディスク部材の穴部内に差込む際に用いられるトロイダ
ル型無段変速機の組立治具であって、前記段差のある軸
部材の大径部と同等の大径端部と、この大径端部から次
第に先細りとなるテーパ部とを備え、前記段差のある軸
部材の小径部に被せられる貫通状の中空部が形成された
被嵌部材からなることを特徴とするトロイダル型無段変
速機の組立治具。 - 【請求項３】 前記中空部に、前記段差のある軸部材の
小径部の雄ネジに螺合する雌ネジを形成したことを特徴
とする請求項１又は２に記載のトロイダル型無段変速機
の組立治具。 - 【請求項４】 前記被嵌部材の外周面に、少なくとも平
行な二面からなる二面巾部を形成したことを特徴とする
請求項３に記載のトロイダル型無段変速機の組立治具。 - 【請求項５】 前記被嵌部材が、耐油性樹脂材料で構成
されたことを特徴とする請求項１乃至４の何れかに記載
のトロイダル型無段変速機の組立治具。 - 【請求項６】 前記請求項１乃至５の何れかに記載の組
立治具を、前記大径端部が前記段差のある軸部材の大径
部側になるようにして当該軸部材の小径部に被せ且つ前
記大径端部で軸部材の大径部の端部を覆ってから、当該
軸部材を差込むことを特徴とするトロイダル型無段変速
機の組立方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17575198A JP3237615B2 (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | トロイダル型無段変速機の組立治具及びその組立方法 |
| US09/335,471 US6647606B2 (en) | 1998-06-23 | 1999-06-18 | Jig and method for assembling toroidal continuously variable transmission |
| DE19928569A DE19928569C2 (de) | 1998-06-23 | 1999-06-22 | Vorrichtung und Verfahren zum Montieren eines Toroidgetriebes mit stufenlos veränderbarer Übersetzung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17575198A JP3237615B2 (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | トロイダル型無段変速機の組立治具及びその組立方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000009201A JP2000009201A (ja) | 2000-01-11 |
| JP3237615B2 true JP3237615B2 (ja) | 2001-12-10 |
Family
ID=16001626
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17575198A Expired - Lifetime JP3237615B2 (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | トロイダル型無段変速機の組立治具及びその組立方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6647606B2 (ja) |
| JP (1) | JP3237615B2 (ja) |
| DE (1) | DE19928569C2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG100724A1 (en) * | 1998-05-22 | 2003-12-26 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | Jig used to fix cap to inner plug |
| DE10120004C1 (de) * | 2001-04-23 | 2003-02-20 | Dorma Gmbh & Co Kg | Befestigungselement für stangenartige Bauteile |
| JP3758149B2 (ja) * | 2001-10-30 | 2006-03-22 | 日本精工株式会社 | トロイダル型無段変速機 |
| JP4735970B2 (ja) * | 2005-12-16 | 2011-07-27 | 日本精工株式会社 | トロイダル型無段変速機の組み付けアセンブリおよび組み付けアセンブリ用固定具 |
| ATE511429T1 (de) * | 2009-02-10 | 2011-06-15 | Siemens Ag | Abrichtrollenmontageeinrichtung |
| US20110217144A1 (en) * | 2010-03-04 | 2011-09-08 | Mcginnity Matthew A | Fastener for flexible element couplings |
| CN106584352A (zh) * | 2016-12-26 | 2017-04-26 | 北京国电龙源环保工程有限公司 | 一种减速机现场检修装置及方法 |
| CN111515664B (zh) * | 2020-05-18 | 2020-10-27 | 杭州富阳姚米科技有限公司 | 一种螺钉加工后保护套装套设备 |
Family Cites Families (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US162077A (en) * | 1875-04-13 | Improvement in the construction of iron truss-bridges | ||
| US1109094A (en) * | 1911-12-05 | 1914-09-01 | Nagle Re Blade Knife Company | Method for inserting rivets in reblade-knives. |
| US1395608A (en) * | 1919-11-17 | 1921-11-01 | Leland Lock Company | Steering-wheel lock |
| US2292102A (en) * | 1940-09-30 | 1942-08-04 | John P Cluett | Insulating bushing |
| US3110095A (en) * | 1961-03-17 | 1963-11-12 | Federal Mogul Bower Bearings | Method of installing a shaft seal within a housing |
| US3817146A (en) * | 1972-10-24 | 1974-06-18 | W Scott | Bolt hole aligner and inserting tool |
| US4005629A (en) * | 1974-04-04 | 1977-02-01 | Franklin James W | Truss bolt drift pin |
| US4033380A (en) * | 1975-01-08 | 1977-07-05 | Weber Richard C | Thread protector |
| US3979994A (en) * | 1975-01-23 | 1976-09-14 | Caterpillar Tractor Co. | Pivot pin including detachable pilot section |
| US4400123A (en) * | 1980-07-14 | 1983-08-23 | Rodun Development Corporation | Nut and thread protector |
| US4525915A (en) * | 1983-11-04 | 1985-07-02 | Rich Roy L | Thread cover for protecting a seal |
| US5875550A (en) * | 1997-07-23 | 1999-03-02 | Freudenberg-Nok General Partnership | Steer spindle bullet tool |
| DE19834958C2 (de) | 1997-08-04 | 2002-01-03 | Nsk Ltd | Stufenlos verstellbares Toroidgetriebe |
| JP3750294B2 (ja) | 1997-08-04 | 2006-03-01 | 日本精工株式会社 | トロイダル型無段変速機及びその組立方法 |
-
1998
- 1998-06-23 JP JP17575198A patent/JP3237615B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1999
- 1999-06-18 US US09/335,471 patent/US6647606B2/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-06-22 DE DE19928569A patent/DE19928569C2/de not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20010004793A1 (en) | 2001-06-28 |
| DE19928569A1 (de) | 2000-04-20 |
| US6647606B2 (en) | 2003-11-18 |
| DE19928569C2 (de) | 2003-11-20 |
| JP2000009201A (ja) | 2000-01-11 |
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