JP3234622B2 - グラフ表示圧縮処理方法 - Google Patents
グラフ表示圧縮処理方法Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機において、グラ
フ構造を表す図形を表示するように出力する場合に、限
られた大きさの表示領域に表示できるノードの個数をで
きるだけ多くするための、グラフ表示圧縮処理方法に関
する。
フ構造を表す図形を表示するように出力する場合に、限
られた大きさの表示領域に表示できるノードの個数をで
きるだけ多くするための、グラフ表示圧縮処理方法に関
する。
【０００２】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】図２はグ
ラフ構造の表示を説明する図であり、表示装置の一表示
画面、又は表示画面内に限定された一表示領域に表示
し、又は印刷装置で１頁に印刷出力された図形を、図２
(a)及び(b)にそれぞれ示してある。
ラフ構造の表示を説明する図であり、表示装置の一表示
画面、又は表示画面内に限定された一表示領域に表示
し、又は印刷装置で１頁に印刷出力された図形を、図２
(a)及び(b)にそれぞれ示してある。
【０００３】図において、グラフ構造の図形は、各ノー
ドを長方形枠とその中のノード名からなる各ノード図形
で表し、上から下（Ｙ軸方向）へ所要のノード図形間を
結ぶ線図形でノードの親子関係を表すように構成してい
る。なお、親子関係が例えば左から右（Ｘ軸方向）へ延
びるようにする場合もある。
ドを長方形枠とその中のノード名からなる各ノード図形
で表し、上から下（Ｙ軸方向）へ所要のノード図形間を
結ぶ線図形でノードの親子関係を表すように構成してい
る。なお、親子関係が例えば左から右（Ｘ軸方向）へ延
びるようにする場合もある。
【０００４】図中の、等は、限定された１個の表示
画面、表示領域、頁等に一グラフ構造が入りきらず、２
以上の図に分けたための、線の中断点の対応を示す符号
の例であり、図２の(a)と(b)は、本来は、の部分で
両者が接続された、１個の図形として表示できるのが望
ましいものである。同様の中断表示は、単にＸ軸又はＹ
軸方向の広さが不足した場合に、同一領域内でも行われ
る。
画面、表示領域、頁等に一グラフ構造が入りきらず、２
以上の図に分けたための、線の中断点の対応を示す符号
の例であり、図２の(a)と(b)は、本来は、の部分で
両者が接続された、１個の図形として表示できるのが望
ましいものである。同様の中断表示は、単にＸ軸又はＹ
軸方向の広さが不足した場合に、同一領域内でも行われ
る。
【０００５】しかし、ノードの数が多くなると、このよ
うな中断点を設けた表示が多発し、全体のグラフ構造を
見難くするので、できるだけ多数のノードを１領域に収
容できるように圧縮し、且つそれによって図が見難くな
らないような図形表示が望まれる。
うな中断点を設けた表示が多発し、全体のグラフ構造を
見難くするので、できるだけ多数のノードを１領域に収
容できるように圧縮し、且つそれによって図が見難くな
らないような図形表示が望まれる。
【０００６】本発明は、グラフ構造の図形表示を、見難
くすることなく圧縮するグラフ表示圧縮処理方法を目的
とする。
くすることなく圧縮するグラフ表示圧縮処理方法を目的
とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】図１は、本発明の構成を
示す処理の流れ図である。図はグラフ表示圧縮処理方法
の処理の流れであって、ノード間の親子関係を示すグラ
フ構造を表す図形を、各該ノードに対応する所定のノー
ド図形と、該ノード図形間を結ぶ線図形によって表示す
るように構成する処理である。
示す処理の流れ図である。図はグラフ表示圧縮処理方法
の処理の流れであって、ノード間の親子関係を示すグラ
フ構造を表す図形を、各該ノードに対応する所定のノー
ド図形と、該ノード図形間を結ぶ線図形によって表示す
るように構成する処理である。
【０００８】親の該ノード及び子の該ノードを共に同一
とする複数個の該ノード、及び親の該ノードを同一とし
何れもが子ノードを持たない複数個の該ノードがある場
合には、当該複数個のノードを一括して１個の集合ノー
ドとし、該集合ノードを所定の図形に対応させる（処理
ステップ８〜13）。
とする複数個の該ノード、及び親の該ノードを同一とし
何れもが子ノードを持たない複数個の該ノードがある場
合には、当該複数個のノードを一括して１個の集合ノー
ドとし、該集合ノードを所定の図形に対応させる（処理
ステップ８〜13）。
【０００９】親子関係の２個の該ノード及び該集合ノー
ドが、当該ノード及び集合ノード間のみの一対一の対応
のみを持つ場合には、当該２個のノード及び集合ノード
間を結ぶ該線図形を削除し、該ノード図形及び集合ノー
ド図形を密接した所定の図形によって表示する（処理ス
テップ１〜７）。
ドが、当該ノード及び集合ノード間のみの一対一の対応
のみを持つ場合には、当該２個のノード及び集合ノード
間を結ぶ該線図形を削除し、該ノード図形及び集合ノー
ド図形を密接した所定の図形によって表示する（処理ス
テップ１〜７）。
【００１０】
【作用】本発明の処理方法により、親及び子が共に共通
な複数のノードは、集合ノードにまとめて、例えば１個
のノード図形の枠内にそれらのノード名を表示する形式
で圧縮し、又１対１の親子は親子のノード図形を線を省
いて直結することにより所要表示面積を縮小する。
な複数のノードは、集合ノードにまとめて、例えば１個
のノード図形の枠内にそれらのノード名を表示する形式
で圧縮し、又１対１の親子は親子のノード図形を線を省
いて直結することにより所要表示面積を縮小する。
【００１１】従って、一定の領域に表示できるノード数
を増加することができ、且つ誤解を生じるような省略が
無いので見難くならなず、中断点が減少することによっ
て見易さを向上する。
を増加することができ、且つ誤解を生じるような省略が
無いので見難くならなず、中断点が減少することによっ
て見易さを向上する。
【００１２】
【実施例】図１の処理の流れの詳細を説明する。グラフ
構造を示す所与のデータについて、そのルートのノード
から順に未処理のノードを取り出して処理するものと
し、処理ステップ１で先ず初期設定として、必要な制御
情報を初期値に設定し、又グラフ構造データで、ルート
ノードになっている各ノードの情報を、適当なスタック
に格納する。
構造を示す所与のデータについて、そのルートのノード
から順に未処理のノードを取り出して処理するものと
し、処理ステップ１で先ず初期設定として、必要な制御
情報を初期値に設定し、又グラフ構造データで、ルート
ノードになっている各ノードの情報を、適当なスタック
に格納する。
【００１３】処理ステップ２で、スタックから１ノード
（又は後述の集合ノード）の情報を取り出し、処理ステ
ップ３でそのノードに親が有るか識別し、無ければ処理
ステップ４で、そのノードをルートノードとしてノード
図形を表示する。
（又は後述の集合ノード）の情報を取り出し、処理ステ
ップ３でそのノードに親が有るか識別し、無ければ処理
ステップ４で、そのノードをルートノードとしてノード
図形を表示する。
【００１４】又、親があれば処理ステップ５で、ノード
又は集合ノードが、１個の親ノードとのみ１対１の親子
関係があるか識別し、そうであれば処理ステップ６で親
ノードのノード図形に密接させて、現ノードのノード図
形を表示する。
又は集合ノードが、１個の親ノードとのみ１対１の親子
関係があるか識別し、そうであれば処理ステップ６で親
ノードのノード図形に密接させて、現ノードのノード図
形を表示する。
【００１５】１対１でない場合、即ち親ノードに複数の
子ノードがつながるか、又は自身が複数の親ノードとつ
ながる場合には、処理ステップ７で自身のノード図形を
表示すると共に、必要な親ノードとつなぐ線図形を表示
する。
子ノードがつながるか、又は自身が複数の親ノードとつ
ながる場合には、処理ステップ７で自身のノード図形を
表示すると共に、必要な親ノードとつなぐ線図形を表示
する。
【００１６】以上の要に処理ステップ４、処理ステップ
６又は処理ステップ７の図形表示の後、処理ステップ８
で、表示したノードに子ノードがあるか識別し、子ノー
ドがあれば、処理ステップ９で子ノードが１個か識別
し、１個ならその子ノードを処理するために前記の処理
ステップ３に進む。
６又は処理ステップ７の図形表示の後、処理ステップ８
で、表示したノードに子ノードがあるか識別し、子ノー
ドがあれば、処理ステップ９で子ノードが１個か識別
し、１個ならその子ノードを処理するために前記の処理
ステップ３に進む。
【００１７】子ノードが複数なら、処理ステップ10でそ
れら複数の各子ノードについて親ノードと子ノードを調
べ、親ノードも子ノードも共に同じノードであるノード
群、又は親ノードを同一とし何れもが子ノードを持たな
いノード群があるか判定する。例えば図２(b）の例で、
ノードＰとノードＱとは、共にノードＯを親、ノードＲ
を子とするので、この条件に合致するノードである。
れら複数の各子ノードについて親ノードと子ノードを調
べ、親ノードも子ノードも共に同じノードであるノード
群、又は親ノードを同一とし何れもが子ノードを持たな
いノード群があるか判定する。例えば図２(b）の例で、
ノードＰとノードＱとは、共にノードＯを親、ノードＲ
を子とするので、この条件に合致するノードである。
【００１８】この条件を満足するノードの群があれば、
処理ステップ12でそれらを群ごとに集合ノードとしてま
とめ、以後各集合ノードは、表示上まとめて１ノードと
同様に処理するように制御情報を生成し、それらの集合
ノード及びその他の子ノードを例えば後の処理のために
スタックし、処理ステップ２へ進む。
処理ステップ12でそれらを群ごとに集合ノードとしてま
とめ、以後各集合ノードは、表示上まとめて１ノードと
同様に処理するように制御情報を生成し、それらの集合
ノード及びその他の子ノードを例えば後の処理のために
スタックし、処理ステップ２へ進む。
【００１９】又、処理ステップ10で、集合ノードにまと
める子ノードが無いと識別した場合には、処理ステップ
11でそれらの子ノードをスタックして、処理ステップ２
へ進む。
める子ノードが無いと識別した場合には、処理ステップ
11でそれらの子ノードをスタックして、処理ステップ２
へ進む。
【００２０】又処理ステップ８で子ノードが無いと識別
した場合には、すべてのノードを処理したか処理ステッ
プ13で識別し、未処理があれば処理ステップ２へ進ん
で、スタックから次のノードの情報を取り出し、前記の
ように処理する。
した場合には、すべてのノードを処理したか処理ステッ
プ13で識別し、未処理があれば処理ステップ２へ進ん
で、スタックから次のノードの情報を取り出し、前記の
ように処理する。
【００２１】図２(c）は、図２(a)及び(b)に例示したグ
ラフ構造を、本発明の以上の処理による圧縮を行って表
示した例である。
ラフ構造を、本発明の以上の処理による圧縮を行って表
示した例である。
【００２２】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、計算機によるグラフ図形の表示処理において、
限られた表示領域に表示できるノード個数を増加できる
ように、見易さを損なうこと無く圧縮表示できるという
著しい効果がある。
よれば、計算機によるグラフ図形の表示処理において、
限られた表示領域に表示できるノード個数を増加できる
ように、見易さを損なうこと無く圧縮表示できるという
著しい効果がある。
【図１】 本発明の構成を示す処理の流れ図
【図２】 グラフ構造の表示を説明する図
１〜13 処理ステップ
Claims (3)
- 【請求項１】計算機を用いて親子関係のある二以上のノ
ード図形を線図形で結んで出力する図形出力装置におい
て、 二以上のノード図形の親子関係を記憶する記憶手段と、 前記親子関係に基づき、親ノード図形と１対１の関係の
ある子ノード図形があるか否かを判定し、あると判定さ
れた場合、当該子ノード図形を当該親ノード図形に密接
させて出力する出力制御手段とを有することを特徴とす
る図形出力装置。 - 【請求項２】計算機を用いて親子関係のある二以上のノ
ード図形を線図形で結んで出力する図形出力装置におい
て、 二以上のノード図形の親子関係を記憶する記憶手段と、 前記親子関係に基づき、親ノード図形と１対１の関係の
ある子ノード図形があるか否かを判定し、あると判定さ
れた場合、当該子ノード図形を当該親ノード図形に密接
させて出力する出力制御手段とを有することを特徴とす
る図形出力装置。 - 【請求項３】計算機を用いて親子関係のある二以上のノ
ード図形を線図形で結んで出力する図形出力装置におい
て、 二以上のノード図形の親子関係を記憶する記憶手段と、 前記親子関係に基づき、同一の親ノード図形および同一
の子ノード図形を有する二以上のノード図形があるか否
かを判定し、あると判定された場合、当該二以上のノー
ド図形を一のノード図形にまとめ、当該まとめた一のノ
ード図形を前記親ノード図形および前記子ノード図形と
に密接させて出力する出力制御手段とを有することを特
徴とする図形出力装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6545992A JP3234622B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | グラフ表示圧縮処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6545992A JP3234622B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | グラフ表示圧縮処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05266208A JPH05266208A (ja) | 1993-10-15 |
| JP3234622B2 true JP3234622B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=13287741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6545992A Expired - Fee Related JP3234622B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | グラフ表示圧縮処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3234622B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2630267B2 (ja) * | 1994-08-30 | 1997-07-16 | 日本電気株式会社 | 情報出力履歴提示装置 |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP6545992A patent/JP3234622B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05266208A (ja) | 1993-10-15 |
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