JPH07320032A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH07320032A
JPH07320032A JP11624494A JP11624494A JPH07320032A JP H07320032 A JPH07320032 A JP H07320032A JP 11624494 A JP11624494 A JP 11624494A JP 11624494 A JP11624494 A JP 11624494A JP H07320032 A JPH07320032 A JP H07320032A
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data
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JP11624494A
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English (en)
Inventor
Kiyoo Kakehi
清雄 筧
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 イメージデータの記憶に要する容量を少なく
することができる画像処理装置を提供する。 【構成】 RAM14上に設けられるイメージデータ記
憶領域を複数のブロックに分割しておき、それぞれのブ
ロック内に存在するイメージを包含しうる最小の矩形領
域内のイメージデータと、そのイメージデータのサイズ
およびイメージデータ記憶領域上での位置を示す情報に
より、イメージデータを管理(ファイル化)するよう画
像処理装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置に係わ
り、たとえば、イメージデータの転送や記憶を特定の形
式に従ったファイル単位で行なう画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像処理装置には、さまざまな機能を有
するものが知られているが、そのいずれにおいても行わ
れている処理が、イメージデータをファイル化して記憶
する処理である。メモリ上に展開されたイメージデータ
を、そのままの形態、すなわち、ドットごとに表示の有
無を指定した形態でファイル化した場合には、ファイル
のサイズが大きくなってしまい、その記憶に大きな記憶
容量が必要になる。また、データ転送に要する時間は、
ファイルサイズに比例するため、そのようなファイルを
用いる画像処理装置では、イメージデータの読み出しあ
るいは書き込み速度が遅いものとなってしまう。このた
め、イメージデータのサイズを縮小するためのさまざま
な技術が提案されている。
【0003】たとえば、特開昭59−111188号公
報には、イメージデータの転送を高速に行なうことを目
的とした装置が開示されている。この装置では、行アド
レスと列アドレスが与えられたメモリ上のイメージデー
タに対して、各行アドレス毎に、イメージデータが存在
する列アドレスの範囲を求めておき、データ転送時に
は、その範囲データを基に、転送が必要なイメージデー
タ(メモリの内容)を判定する。
【0004】さらに、図15に模式的に示すように、表
示すべきデータが存在していない部分を除いた領域のデ
ータだけを記憶あるいは転送に用いることも行なわれて
いる。この技術では、1ページ分のイメージデータから
表示すべきドットが指定されているデータを含む最小の
矩形領域が算出され、その矩形領域内のイメージデータ
だけが、記憶あるいは転送に用いられる。なお、図にお
いて、実線枠で示した領域41が1ページ分のイメージ
データを示しており、点線枠で示した領域42が、記憶
に用いられるイメージデータを示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の特開昭59−1
11188号公報の技術によれば、転送するイメージデ
ータのサイズを小さくすることができるものの、そのデ
ータをイメージデータとして再現するための情報とし
て、開始位置および終了位置を示す列アドレス情報を、
行アドレスごとに転送することが必要である。このた
め、この技術によって得られるデータサイズの縮小率
は、不十分なものであった。
【0006】また、データが存在していない部分を除い
た領域のデータだけを記憶する従来の技術では、図15
から明らかなように、対象とするイメージデータの内容
によっては、多くの空白部分(たとえば、領域42の右
上と左下に存在する空白)を含むイメージデータが記憶
に用いられることになり、やはり、データサイズの十分
な縮小が行なえない。
【0007】そこで、本発明の目的は、イメージデータ
のサイズを効率良く縮小することができる画像処理装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
(イ)1ページ分のイメージデータの記憶に用いられる
第1記憶手段と、(ロ)この第1記憶手段の記憶領域を
所定数のブロックに分割するための分割情報を記憶する
第2記憶手段と、(ハ)この第2記憶手段が記憶する分
割情報に応じて分割されたそれぞれのブロックにイメー
ジデータが記憶されているか否かを判定する判定手段
と、(ニ)この判定手段によってイメージデータが記憶
されていると判定されたブロック内のデータとそれぞれ
のブロックの第1記憶手段における記憶位置を示す位置
情報とを用いて1つのファイルを構成する構成手段とを
具備する。
【0009】すなわち、請求項1記載の発明では、1ペ
ージ分のイメージデータの内容を、記憶あるいは転送す
るときに用いられるファイルを、複数のブロック単位の
イメージデータと、それぞれのブロックをどの位置に配
置するかを指示するための位置情報とから構成する。フ
ァイルを構成する際には、第2記憶手段内に記憶された
分割情報に応じて分割されたブロックのうち、イメージ
データが記憶されたブロックすなわち表示すべきドット
が1つでも存在するブロックのデータだけが使用され
る。
【0010】なお、ファイルを構成する際に用いる位置
情報としては、第1記憶手段における記憶位置を単独で
示すことができる情報であってもよく、第2記憶手段内
に記憶された分割情報と組み合わしたときに記憶位置を
示すものとなる情報であってもよい。
【0011】請求項2記載の発明は、(イ)1ページ分
のイメージデータの記憶に用いられる第1記憶手段と、
(ロ)この第1記憶手段の記憶領域を所定数のブロック
に分割するための分割情報を記憶する第2記憶手段と、
(ハ)この第2記憶手段が記憶する分割情報に応じて分
割されたそれぞれのブロック内の、表示が指示されてい
るドットを全て包含する最小の領域であるイメージブロ
ックを特定するためのイメージブロック制御情報を算出
する算出手段と、(ニ)この算出手段により算出された
有限のサイズのイメージブロックを特定するイメージブ
ロック制御情報と、対応するイメージブロック内のデー
タとを用いて1つのファイルを構成する構成手段とを具
備する。
【0012】すなわち、請求項2記載の発明では、第2
記憶手段に記憶された分割情報によってその形状が規定
されるブロックを、イメージデータが包含される最小の
領域であるイメージブロックを算出するための領域とし
て用いる。算出手段は、イメージブロックを特定するた
めに必要な、イメージブロックのサイズ情報と位置情報
からなるイメージブロック制御情報を算出し、構成手段
は、有限のサイズ(サイズが“0”でない)を持つイメ
ージブロックを特定するイメージブロック制御情報と、
そのイメージブロック制御情報により特定されるイメー
ジブロック内のイメージデータを用いて、1つのファイ
ルを構成する。
【0013】
【実施例】以下、実施例につき本発明を詳細に説明す
る。
【0014】図1に、本発明の一実施例における画像処
理装置の構成を模式的に示す。図示したように、実施例
の画像処理装置11は、中央処理装置(CPU)12と
リードオンリィメモリ(ROM)13とランダムアクセ
スメモリ(RAM)14と入出力装置15と記憶装置1
6とインタフェース17から構成されている。
【0015】CPU12は、画像処理装置11の各部を
統合的に制御する制御装置であり、その動作手順を規定
するプログラムは、ROM13に記憶されている。RA
M14は、CPU12がその動作時に使用するメモリで
あり、イメージデータやイメージデータを管理するため
のテーブルなどの記憶に用いられる。
【0016】入出力装置15は、キーボードとCRT
(Cathod-Ray Tub)ディスプレイとその周辺機器によっ
て構成されており、CPU12への各種処理の実行指示
は、キーボードを用いて行なわれる。そして、CRTデ
ィスプレイには、指示内容に応じた処理結果が表示され
る。記憶装置16は、イメージデータをファイルとして
記憶するための装置であり、固定式の磁気ディスク装置
と、フロッピディスク装置から構成されている。また、
インタフェース17は、外部装置とのデータ転送のタイ
ミング制御を行なう回路である。
【0017】以下、実施例の画像処理装置の動作の詳細
を説明する。
【0018】実施例の画像処理装置では、複数のイメー
ジブロックデータと、それぞれのイメージブロックデー
タの配置位置を示すイメージブロック制御情報とからな
るイメージデータファイルにより、1ページ分のイメー
ジデータの内容が規定されている。
【0019】図2に、イメージデータファイルの概要を
示す。図示したように、イメージデータファイルは、ヘ
ッダ情報部21とイメージデータ部22から構成されて
おり、ヘッダ情報部21には、ファイルを構成している
イメージブロックの数を示すイメージブロック数23
と、イメージブロック数23と同数のイメージブロック
制御情報24が記憶される。
【0020】イメージブロック制御情報24は、イメー
ジブロックの縦方向と横方向のサイズを指示するサイズ
情報と、そのイメージブロックの特定の点(表示時に左
上隅となる点)の位置を指定するオフセット情報から構
成される。サイズ情報は、イメージデータ部22に記憶
される各イメージブロックデータ25のデータサイズを
指定する情報、および、その展開形状を指定する情報と
して用いられる。
【0021】なお、イメージブロック数23および個々
のイメージブロック制御情報24は、その内容によら
ず、一定のデータ長を持つ情報であり、ヘッダ情報部2
1のサイズ(イメージデータ部22との区切り位置)
は、イメージブロック数23を基に判断される。
【0022】以下、実施例の画像処理装置における、幾
つかの処理手順の説明を行うことにより、本装置におけ
る使用されるファイル形式の詳細を説明する。
【0023】図3に、イメージデータファイル作成時に
おける、CPUの動作の流れを示す。この図に示した流
れは、外部装置から通常の形式に従ったイメージデータ
を受信して、そのイメージデータを基に、本装置の形式
によるイメージデータファイルを作成するときに用いら
れるものである。以下の説明においては、ファイル形式
を変換すべきイメージデータの、RAM上に設けられた
イメージデータ記憶領域への格納は完了しているものと
する。
【0024】上述のような状況においてファイルの作成
を行なう場合、CPUは、まず、イメージブロック制御
情報テーブル(図3では、制御情報テーブルの略記して
ある。)の初期化(ステップS101)を行なう。イメ
ージブロック制御情報テーブルは、イメージデータファ
イルのヘッダ情報として使用されるイメージブロック制
御情報の基となるテーブルであり、所定数のイメージブ
ロック制御情報の記憶が行なえるようにRAM上に形成
される。
【0025】図4にイメージブロック制御情報テーブル
の概要を示す。実施例の画像処理装置内には、イメージ
データ記憶領域を所定数のブロックに分割する方法を指
示する分割指示情報が設定されている。分割指示情報
は、イメージデータ記憶領域上に設ける各ブロックのサ
イズを指定するとともに、各ブロックを一次元の数値情
報(ブロック番号)と1対1に対応づけるものとなって
おり、CPUは、この分割指示情報を基に、イメージデ
ータ記憶領域に対して設けられたブロックの数を判断
し、それと等しい数のイメージブロック制御情報24を
記憶する領域を有するイメージブロック制御情報テーブ
ルを作成する。
【0026】各イメージブロック制御情報24は、イメ
ージブロックの左上隅の位置をイメージデータ記憶領域
の原点(左上隅の点)からの距離で示した縦方向オフセ
ットと横方向オフセットからなるオフセット情報26
と、イメージブロックの縦方向のサイズと横方向のサイ
ズを示す情報からなるサイズ情報27から構成されてい
る。
【0027】ステップS101における初期化時には、
サイズ情報27が全て“0”にセットされる。なお、オ
フセット情報26は、後述するように、対応するサイズ
情報27の更新と同時に更新され、サイズ情報27が
“0”である場合には、参照されない情報である。この
ため、初期化は特に必要ではないが、このステップにお
いては、オフセット情報26に対応するブロックの左上
隅の点の位置を示す情報を書き込む処理も行っている。
【0028】イメージブロック制御情報テーブルの初期
化を終えたCPUは、イメージデータ記憶領域に設けら
れたブロックのうちの1つを処理対象に特定して(ステ
ップS102)、そのブロック内のイメージを包含する
ことができる最小の矩形領域(イメージブロック)の算
出(ステップS103)を行なう。なお、ステップS1
02における処理対象の特定時には、前述した分割指示
情報の内容が参照される。
【0029】そして、CPUは、ステップS103にお
いて、あるサイズのイメージブロックが求められた場合
(ステップS104;Y)には、そのイメージブロック
の左上隅の点の位置を示すオフセット情報と、イメージ
ブロックのサイズ情報を、イメージブロック制御情報テ
ーブル内の所定の位置に書き込み(ステップS10
5)、ステップS106に進む。
【0030】また、有限のサイズのイメージブロックの
算出が行なわれなかった場合、すなわち、処理対象ブロ
ック内に表示すべきドットが指定されていなかった場合
(ステップS104;N)には、CPUは、ステップS
105の処理を行うことなく、ステップS106に進
む。これにより、そのブロックに対するイメージブロッ
ク制御情報中のサイズ情報は、初期化されたときの状態
(“0”)を維持することになる。
【0031】ステップS106において、CPUは、す
べてのブロックに対する処理が完了したか否かの判断を
行い、未処理のブロックが存在する場合(N)には、ス
テップS102に戻り、次のブロックに対しての処理を
開始する。
【0032】すべてのブロックに対する処理が完了した
際(ステップS106;Y)には、CPUは、イメージ
ブロック制御情報テーブル内のサイズ情報が“0”でな
いイメージブロック制御情報だけを抽出し、それらの情
報の先頭部分に、抽出したイメージブロック制御情報の
数(イメージブロックの数と一致する。)を示す情報を
付加することによりヘッダ情報を作成(ステップS10
7)する。そして、そのヘッダ情報に、イメージブロッ
ク制御情報で指定されるイメージブロックに応じたイメ
ージデータを、イメージブロック制御情報と同順で加え
ることにより、イメージデータファイル(ステップS1
08)を作成する。
【0033】以下、図5および図6を用いて、イメージ
データ記憶領域が9つのブロックに分割されていた場合
を例に、更に上述のイメージデータファイル作成処理に
説明を加える。図5は、9つのブロックに分割されたイ
メージデータ記憶領域に、イメージデータが配置されて
いる様子を模式的に示した図であり、図6は、図5に示
した状態に対して、図3に示した流れが実行された際
に、イメージブロックとされる領域を示した図である。
なお、これらの図内に表示してある点線は、ブロックの
境を示すための補助線である。
【0034】図5に示したような場合、CPUは、ま
ず、ブロック311 に対してイメージブロックの算出を
行い、その結果として、図6に示すイメージブロック3
A を得る。そして、イメージブロック32A の横サイ
ズ“SXA”および縦サイズ“S YA”と、縦オフセット
“DYA”および横オフセット“DXA”により、ブロック
311 に対するイメージブロック制御情報の内容を更新
する。
【0035】この後、CPUは、ブロック312 、31
3 、314 といった順で、ブロック319 までの各ブロ
ックに対する処理を行なうが、ブロック312 と313
と314 と317 内には、イメージデータが存在してい
ない(表示すべきドットが存在していない)ため、これ
らのブロックに対する処理では、有限のサイズを持つイ
メージブロックが得られず、対応するイメージブロック
制御情報の内容更新は行なわれない。
【0036】結局、一連のイメージブロック算出処理が
完了したときには、図6に示した5つのイメージブロッ
ク32A ないし32E を特定するために必要な情報がイ
メージブロック制御情報テーブル内に設定され、それら
のイメージブロック制御情報(すなわち、サイズ情報が
“0”でないイメージブロック制御情報)と、それぞれ
の情報で指定されるイメージブロックのイメージデータ
により、図2に示したようなイメージデータファイルが
作成されることになる。
【0037】なお、イメージデータファイル内に記憶さ
れるイメージブロックの数は、対象とするイメージが同
一であっても、イメージデータ記憶領域の分割方法(分
割指示情報の内容)によって異なる。たとえば、上述の
場合において、分割ブロック数が4であった場合には、
図7に示すように、3つのイメージブロック33A ない
し33C が算出され、各イメージブロック内のイメージ
データと、オフセット情報およびサイズ情報から、イメ
ージデータファイルは作成される。
【0038】以上、通常の形式のイメージデータを、本
装置のファイル形式に変換する際の動作を説明したが、
本装置のファイル形式によるイメージデータに対する通
常の処理は次のような手順で行われる。
【0039】図8に、本装置のファイル形式によるイメ
ージデータファイルを読み出す際の動作の流れを示す。
なお、ここでは、イメージデータファイルが、画像処理
装置に備えられた記憶装置から読み出されるものとして
説明を行うが、外部装置からのイメージデータファイル
の受信の際にも、同様の手順が用いられる。
【0040】ファイル名とともに、イメージデータファ
イルの読み出しを指示する情報を与えられたCPUは、
記憶装置16に対して、そのイメージデータファイルの
出力を指示し、入力されたデータの先頭に存在する所定
サイズのデータをイメージブロック数NIMAGE として取
得(ステップS201)する。そして、その情報を基
に、後続するデータのうち、イメージブロック制御情報
として扱う情報の個数を決定し、その読み出し(作業領
域への格納)を実行(ステップS202)する。
【0041】その後、カウンタiに“1”をセット(ス
テップS203)し、i番のイメージブロック制御情報
中のサイズ情報を基に、イメージデータ部の中に存在す
るイメージブロックデータのサイズを決定し、決定した
サイズ分のデータを、i番のイメージブロックデータと
して、イメージデータ記憶領域のi番のオフセット情報
で指定される位置に書き込む(ステップS204)。そ
して、イメージブロック制御情報テーブルの内容を、そ
のサイズ情報とオフセット情報とで更新(ステップS2
05)し、カウンタiに“1”を加算(ステップS20
6)する。
【0042】なお、ステップS205において、内容が
更新されるイメージブロック制御情報は、カウンタiを
ブロック番号としたブロックに対応するものではなく、
イメージブロックの内容が書き込まれるブロックに対応
するイメージブロック制御情報であり、その特定は、オ
フセット情報を基に行われる。
【0043】そして、カウンタiが、ステップS201
で得たイメージブロック数NIMAGE以下であるときには
(ステップS207;N)、ステップS204に戻り、
次のイメージブロックに対する処理を行ない、カウンタ
iがイメージブロック数NIM AGE を超えたとき(ステッ
プS207;Y)に処理を終了する。
【0044】また、本装置のファイル形式に従ったイメ
ージデータが存在しているイメージデータ記憶領域に、
外部装置に記憶されている所定のサイズのイメージデー
タを書き込む際や、入出力装置を用いて所定のイメージ
を書き込む際には、以下のような処理が行われる。
【0045】図9に、実施例の画像処理装置におけるイ
メージデータ処理の流れを示す。イメージデータとその
イメージデータを書き込むべき位置を指定されたCPU
は、位置を指定する情報を基に、そのイメージデータ
(処理対象データ)の書き込みを行なうブロックを特定
(ステップS301)し、特定したブロックに処理対象
データを書き込む(ステップS302)。次に、特定し
たブロックに対応するイメージブロック制御情報をイメ
ージブロック制御情報テーブルから読み出し(ステップ
S303)、そのイメージブロック制御情報を基に、ス
テップS302で書き込んだデータが、イメージブロッ
ク内に含まれるものであるか否かの判断(ステップS3
04)を行なう。
【0046】そして、処理対象データがイメージブロッ
ク外にも及ぶものであった場合(ステップS304;
N)に限り、そのブロック内に存在するすべてのイメー
ジデータを含み得る最小のイメージブロックを求めて、
そのイメージブロックに関する位置情報およびサイズ情
報を新たなイメージブロック制御情報として、イメージ
ブロック制御情報テーブル内に書き込む(ステップS3
05)。
【0047】なお、この流れ図においては、説明の便宜
上、処理対象データとして与えられるイメージデータ
は、1つのブロック内に書き込まれるものとしている
が、実際の画像処理装置は、複数のブロックにわたるイ
メージデータが処理対象データとして与えられた場合に
は、その処理対象データを、書き込むべきブロックごと
に分類した後、図9に示した流れを実行するように構成
されている。
【0048】このように、実施例の画像処理装置で用い
ているファイル形式は、通常のイメージデータ処理に対
応できるものであることは当然として、図5及び図6か
ら明らかなように、空白部分を除いた形で1ページ分の
イメージデータの内容が規定されているので、その記憶
に必要とされる容量が少ないものとなる。
【0049】なお、本発明を実現するための構成は、図
1に示したものに限られるものではなく、たとえば、記
憶装置16を装置内に内蔵させず、インタフェース17
を介して接続される記憶装置を、イメージデータファイ
ルの記憶に用いるような構成であってもよい。また、イ
メージブロックファイルの先頭に、イメージデータ数の
代わりに、ヘッダ部のデータ長を表わす情報を設けるよ
うにすることもできる。
【0050】変形例
【0051】変形例の画像処理装置は、イメージデータ
記憶領域上に設けられたブロックごとに算出されたイメ
ージブロックを単位として、イメージデータを管理する
といった点では、実施例の画像処理装置と同様の動作を
する装置であるが、イメージブロック制御情報テーブル
として、次のような形態のテーブルを用いる。なお、装
置構成は、図1に示したものと同様であるので、その説
明は省略する。
【0052】図10に、変形例の画像処理装置が使用す
るイメージブロック制御情報テーブルの概要を示す。こ
のように、変形例の画像処理装置が使用するイメージブ
ロック制御情報テーブルでは、イメージブロック制御情
報24内に、リンク情報28を記憶する領域が設けられ
ており、リンク情報28には、イメージデータが存在し
ている次のブロックを指示する情報が設定される。ま
た、イメージブロック制御情報テーブル内には、イメー
ジデータが存在している最初のブロックを指示するリン
ク情報280 を記憶する領域も設けられている。
【0053】図11を用いて、リンク情報の使用法を説
明する。なお、この図に示したイメージブロック制御情
報テーブルは、図6に示したイメージデータに対して用
意されるものである。
【0054】図示したように、リンク情報280 には、
イメージデータが存在している最初のブロックが第1ブ
ロックであることを示す情報が設定される。そして、1
番のブロックに対するイメージブロック制御情報241
のリンク情報281 には、次にイメージデータが存在し
ているブロックが第6ブロックであることを示す情報が
設定され、リンク情報286 には第8ブロックを指示す
る情報、リンク情報288 には第9ブロックを指示する
情報、リンク情報289 にはそのブロックで、使用すべ
きデータが完結していることを示す情報(変形例の装置
では、“0”)が記憶される。
【0055】イメージデータをファイルとして格納する
際、あるいは、転送する際には、CPUは、各リンク情
報の内容に応じた順(図11に矢印で示した順)で、イ
メージブロック制御情報を読み出していく。変形例の画
像処理装置では、このように、リンク情報を基に、イメ
ージブロックが存在していないブロックが判断できるた
め、イメージブロック制御情報テーブル内の全てのサイ
ズ情報を読み出すことなく、イメージブロックが存在し
ているデータを特定することができる。このリンク情報
は、イメージデータ記憶領域上に設けるブロック数を多
くしたときに特に有効となる。
【0056】なお、変形例の画像処理装置では、リンク
情報の更新は必要に応じて行われる。たとえば、図9に
対応する処理においては、ステップS305に相当する
ステップにおいて、その書き込みが、イメージデータが
存在していなかったブロックに対するものであったとき
に限り、リンク情報の書き込みが行われる。この書き込
みにおいては、そのブロックへの、次に使用するブロッ
クを指示するためのリンク情報の書き込みと、特定の他
のブロックのイメージブロック制御情報中のリンク情報
を、そのブロックへの連結を指示するリンク情報に書き
換える作業が行われる。
【0057】また、変形例の画像処理装置では、イメー
ジデータファイルのヘッダ情報内にも、リンク情報が含
まれるイメージブロック制御情報を用いており、ファイ
ルの読み込み時におけるイメージブロック制御情報テー
ブルの作成には、そのファイル内のリンク情報(イメー
ジブロック制御情報)が使用される。
【0058】第2の変形例
【0059】実施例および変形例の画像処理装置では、
データが存在する最小の矩形領域であるイメージブロッ
クの集合体としてイメージデータを扱っているが、第2
の変形例の画像処理装置では、イメージデータ記憶領域
の分割に用いたブロックを単位としてイメージデータを
扱う。なお、第2の変形例の画像処理装置の構成も、図
1に示したものと同様のものでであり、その構成に関す
る説明は省略する。
【0060】この画像処理装置では、イメージデータを
所定サイズのブロックの集合体として扱うため、前述の
画像処理装置において、イメージブロックデータととも
に記憶されていたサイズ情報やオフセット情報が不要な
情報となっている。このため、第2の変形例の画像処理
装置では、イメージデータファイルのヘッダ情報、ある
いは、イメージブロック制御情報テーブルの代わりに用
いる情報として、分割数に応じた有効ビット数を持つ、
所定サイズのデータであるブロック管理情報が用意され
ている。
【0061】ブロック管理情報の各ビットには、イメー
ジデータ記憶領域上に設けれたそれぞれのブロックが対
応付けられており、イメージデータが存在しているブロ
ックに対応するビットには“1”が記憶され、イメージ
データが存在していないブロックに対応するビットには
“0”が記憶される。
【0062】図12に、第2の変形例の画像処理装置に
おけるイメージデータファイル作成処理の流れを示す。
この図に示した流れは、図3に示した流れに対応するも
のであり、通常のファイル形式によったイメージデータ
を、本装置のファイル形式のイメージデータに変換する
際に用いられるものである。
【0063】この場合、CPUは、ブロック管理情報が
記憶される領域の内容をクリア(ステップS401)
し、イメージデータ記憶領域上に設けられたブロックの
うちの1つを処理対象ブロックとして特定(ステップS
402)する。そして、そのブロック内に表示が指示さ
れたドットが存在していた場合(ステップS403;
Y)に限り、ブロック管理情報内の対応するビットの内
容を“1”に変更(ステップS404)する。
【0064】このような処理を全てのブロックに対して
行った後に(ステップS405;Y)、ブロック管理情
報と、ブロック管理情報内の対応するビットが“1”で
あるブロックのイメージデータを併せてイメージデータ
ファイルを作成(ステップS406)する。
【0065】たとえば、図13に示すイメージデータに
対しては、イメージデータが存在するブロック34(網
掛けが施してあるブロック)に対応するビットには、
“1”が設定され、残りのイメージデータが存在しない
ブロック342 と343 と34 4 と347 に対応するビ
ットに、“0”がセットされ、結局、“1000110
11”というビットの並びを持つブロック管理情報が作
成される。
【0066】このブロック管理情報は、図14に示すよ
うに、イメージデータファイルのヘッダ情報21として
使用され、イメージデータ部22には、イメージデータ
が存在していた5つのブロックのイメージデータが記憶
される。
【0067】第2の変形例の画像処理装置では、各ブロ
ックからイメージブロックを算出するといった処理をお
こなっていないので、実施例および変形例の画像処理装
置と比して、イメージデータファイルのサイズが大きく
なるものの、そのサイズは、従来の技術によるものと比
べれば格段に小さいものとなり、記憶領域の有効活用、
転送時間の短縮が図れる。
【0068】なお、第2の変形例の画像処理装置では、
動作時に参照するブロック管理情報と、イメージデータ
ファイル内に用いるブロック管理情報を同形態のものを
用いているが、ファイル内に用いるブロック管理情報
を、各ビットにそのブロックの使用の有無を割り当てた
ものとし、動作時には、各ブロックの使用状況がテーブ
ル形式で記憶されたものを参照するように構成してもよ
いことは当然である。
【0069】また、実施例、変形例、第2の変形例の画
像処理装置では、各イメージブロック(又はブロック)
単位のイメージデータをそのままファイル化するように
構成してあるが、周知の圧縮技術を用いて圧縮した後に
記憶するようにしてもよい。この場合、ヘッダ情報部
に、用いられている圧縮方法を指定する情報を記憶する
ように構成することが望ましい。また、イメージデータ
ファイル全体を圧縮してもよいことは当然である。
【0070】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、1ページ
分のイメージデータが、複数のブロック単位のイメージ
データの集合体として扱われるので、イメージの内容が
規定されていないブロックが存在するイメージデータ
を、記憶する際に必要とされる容量を少なくすることが
できる。また、その結果として、イメージデータの転送
に要する時間を短縮するともできる。
【0071】また、請求項2記載の発明では、1ページ
分のイメージデータを複数のブロック単位の分割し、各
ブロック毎にそのブロック内のイメージデータを規定す
るのに必要とされる最小の領域(イメージブロック)が
求められ、1ページ分のイメージデータは、そのイメー
ジブロックの集合体として扱われる。これにより、表示
すべきイメージが存在するブロック内にある、表示すべ
きイメージが記憶されていない領域のデータが、ファイ
ル内に記憶されないこととなり、更に、記憶する際に必
要とされる容量を少なくすることができる。
【0072】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における画像処理装置の概
要を示すブロック図である。
【図2】 実施例の画像処理装置が作成するイメージデ
ータファイルの概要を示す説明図である。
【図3】 実施例の画像処理装置におけるイメージデー
タファイル作成処理の流れを示した流れ図である。
【図4】 実施例の画像処理装置が、イメージデータ処
理時に用いるイメージブロック制御情報テーブルの概要
を示す説明図である。
【図5】 イメージブロックを説明するために用いた、
イメージデータの概要を示す平面図である。
【図6】 図5のイメージデータに対して算出されるイ
メージブロックの概要を示した平面図である。
【図7】 イメージデータ記憶領域を4つのブロックに
分割した場合に、図5のイメージデータに対して算出さ
れるイメージブロックの概要を示した平面図である。
【図8】 実施例の画像処理装置におけるイメージデー
タ処理の流れを示した流れ図である。
【図9】 実施例の画像処理装置におけるイメージデー
タ処理の流れを示した流れ図である。
【図10】 変形例の画像処理装置が用いる、イメージ
ブロック制御情報テーブルの概要を示す説明図である。
【図11】 リンク情報によって読み出し対象が指定さ
れる様子を模式的に示した説明図である。
【図12】 第2の変形例の画像処理装置におけるイメ
ージデータファイル作成処理の流れを示す流れ図であ
る。
【図13】 第2の変形例の画像処理装置の動作を説明
するために用いた平面図である。
【図14】 第2の変形例の画像処理装置によって作成
されるイメージデータファイルの概要を示した説明図で
ある。
【図15】 従来の技術において、記憶に用いられるデ
ータ領域と1ページ分のイメージデータとの関係を示し
た平面図である。
【符号の説明】
11…画像処理装置、12…中央処理装置(CPU)、
13…リード・オンリ・メモリ(ROM)、14…ラン
ダム・アクセス・メモリ(RAM)、15…入出力装
置、16…磁気ディスク装置、17…インターフェー
ス、21…ヘッダ部、22…イメージデータ部、23…
イメージデータ数、24…イメージブロック制御情報、
25…イメージブロックデータ、26…オフセット情
報、27…サイズ情報、28…リンク情報、31、34
…ブロック、32、33…イメージブロック、41、4
2…領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1ページ分のイメージデータの記憶に用
    いられる第1記憶手段と、 この第1記憶手段の記憶領域を所定数のブロックに分割
    するための分割情報を記憶する第2記憶手段と、 この第2記憶手段が記憶する分割情報に応じて分割され
    たそれぞれのブロックにイメージデータが記憶されてい
    るか否かを判定する判定手段と、 この判定手段によってイメージデータが記憶されている
    と判定されたブロック内のデータとそれぞれのブロック
    の前記第1記憶手段における記憶位置を示す位置情報と
    を用いて1つのファイルを構成する構成手段とを具備す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 1ページ分のイメージデータの記憶に用
    いられる第1記憶手段と、 この第1記憶手段の記憶領域を所定数のブロックに分割
    するための分割情報を記憶する第2記憶手段と、 この第2記憶手段が記憶する分割情報に応じて分割され
    たそれぞれのブロック内の、表示が指示されているドッ
    トを全て包含する最小の領域であるイメージブロックを
    特定するためのイメージブロック制御情報を算出する算
    出手段と、 この算出手段により算出された有限のサイズのイメージ
    ブロックを特定するイメージブロック制御情報と、対応
    するイメージブロック内のデータとを用いて1つのファ
    イルを構成する構成手段とを具備することを特徴とする
    画像処理装置。
JP11624494A 1994-05-30 1994-05-30 画像処理装置 Pending JPH07320032A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006126398A1 (ja) * 2005-05-24 2006-11-30 Japan Science And Technology Agency 画像配信システムおよび方法

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