JP2726746B2 - 図形情報管理方法およびシステム - Google Patents
図形情報管理方法およびシステムInfo
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- JP2726746B2 JP2726746B2 JP2264746A JP26474690A JP2726746B2 JP 2726746 B2 JP2726746 B2 JP 2726746B2 JP 2264746 A JP2264746 A JP 2264746A JP 26474690 A JP26474690 A JP 26474690A JP 2726746 B2 JP2726746 B2 JP 2726746B2
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Description
本発明は、地図情報処理装置のような図形情報処理装
置において、図形を管理する場合に、図形情報を精度の
異なる部分図形情報の組み合わせによって表現する図形
データ管理方法および装置に関する。
置において、図形を管理する場合に、図形情報を精度の
異なる部分図形情報の組み合わせによって表現する図形
データ管理方法および装置に関する。
従来の図形管理方法の方法とその応用については、
「解析機能のすぐれた地図情報システムARC/INFO」PIXE
L No54 1987 3に、具体例が示されている。ここでは、
縮尺、投影法、座標値、図面範囲の情報をカバレッジと
して図形データの上位概念として管理している。 また、この種の地図情報システムに関連する従来の技
術として、特開昭61-199171号、同57-206959号、同62-1
53889号、同62-153887号、同61-199172号、同62-257572
号等の各公報がある。 特開昭61-199171号公報に記載される「図面情報管理
方式」は、図形領域を小領域に分割し、各領域について
整備状況を示すマークを重ねて表示することにより、シ
ステム利用者にデータベースの完備状況を提示して、ど
の範囲までデータが入出力できるのかの管理を行うもの
である。 特開昭57-206959号公報に記載される「図形情報記憶
方式」は、各画面ごとの図形情報を図形コード(図形の
種類)、縮尺コードおよび座標コード(中心点の座標)
で表現することにより図形情報を保存するために要する
情報量を最小化する方法を提供している。 特開昭62-153887号公報に記載される「地図情報表示
装置」では、地図の縮尺率により、地名、道路等を表示
したり、表示しないようにして、地図情報を記憶するメ
モリの容量を小さくするとともに、より縮小された地図
が見えなくなるのを防止する方法を提供している。 特開昭61-199172号公報に記載されている「図面デー
タ管理方式」では、図面や地図を入出力の単位として尺
度や図形要素別にページと称する小領域に分割記憶し、
個々の図形ファイルには複数のページ境界を対応させ、
そのページ間の関係を対応付けた関係表により、統合管
理する方法を提供している。これにより、尺度が異なる
図面間の関係や、同じ尺度でも建物・道路など図形要素
の種類の異なる図面間の関係を関係付けて管理すること
ができる。 また、特開昭62-257572号号公報に記載される「地図
検索装置」では、地図を、住宅名、交通情報等の種別ご
とにグループ化し、各グループごと地図全域を等間隔の
格子座標で区切って区画化し、さらに、縮尺率が等しい
場合、異なる場合の検索情報を管理して、任意の地図を
検索表示できるようにした地図検索装置を提供すること
ができる。
「解析機能のすぐれた地図情報システムARC/INFO」PIXE
L No54 1987 3に、具体例が示されている。ここでは、
縮尺、投影法、座標値、図面範囲の情報をカバレッジと
して図形データの上位概念として管理している。 また、この種の地図情報システムに関連する従来の技
術として、特開昭61-199171号、同57-206959号、同62-1
53889号、同62-153887号、同61-199172号、同62-257572
号等の各公報がある。 特開昭61-199171号公報に記載される「図面情報管理
方式」は、図形領域を小領域に分割し、各領域について
整備状況を示すマークを重ねて表示することにより、シ
ステム利用者にデータベースの完備状況を提示して、ど
の範囲までデータが入出力できるのかの管理を行うもの
である。 特開昭57-206959号公報に記載される「図形情報記憶
方式」は、各画面ごとの図形情報を図形コード(図形の
種類)、縮尺コードおよび座標コード(中心点の座標)
で表現することにより図形情報を保存するために要する
情報量を最小化する方法を提供している。 特開昭62-153887号公報に記載される「地図情報表示
装置」では、地図の縮尺率により、地名、道路等を表示
したり、表示しないようにして、地図情報を記憶するメ
モリの容量を小さくするとともに、より縮小された地図
が見えなくなるのを防止する方法を提供している。 特開昭61-199172号公報に記載されている「図面デー
タ管理方式」では、図面や地図を入出力の単位として尺
度や図形要素別にページと称する小領域に分割記憶し、
個々の図形ファイルには複数のページ境界を対応させ、
そのページ間の関係を対応付けた関係表により、統合管
理する方法を提供している。これにより、尺度が異なる
図面間の関係や、同じ尺度でも建物・道路など図形要素
の種類の異なる図面間の関係を関係付けて管理すること
ができる。 また、特開昭62-257572号号公報に記載される「地図
検索装置」では、地図を、住宅名、交通情報等の種別ご
とにグループ化し、各グループごと地図全域を等間隔の
格子座標で区切って区画化し、さらに、縮尺率が等しい
場合、異なる場合の検索情報を管理して、任意の地図を
検索表示できるようにした地図検索装置を提供すること
ができる。
上記従来の技術によれば、図形が、指定された表示の
縮尺(表示縮尺)と一致する縮尺(記述縮尺)の部分図
形によって構成されている場合には管理表示することが
できる。従って、同一縮尺で整備されている場合は、管
理・表示が可能であった。 しかし、同一縮尺で部分図形(当該図面情報におい
て、図面を構成する要素として当該図面に含まれ、個性
化の単位となる図形)が整備されていない図形について
は、管理・表示は不可能であった。 すなわち、従来の技術では、縮尺の異なる地図を管理
し、これらの地図に記載されている図形データをそれぞ
れの縮尺で管理し、それらの間に関係付けを行なって、
必要な図形を表示できるようにしている。これは、地図
に記載される図形データがすべて整備されていることが
前提である。ところが、実際には、地図によっては、図
形データが整備されておらず、完全には記載されていな
い図形を含む場合がある。また、形状が部分的に変更さ
れた図形を含む場合がある。これらの場合、目的とする
縮尺の地図で、各図形を個性化して、管理しようとする
と、図形を特定できないという問題を生ずる。 本発明の目的は、同縮尺の部分図形が整備されていな
くても、当該部分図形の管理および表示ができる。図形
情報管理方法およびシステム。 装置を提供することにある。
縮尺(表示縮尺)と一致する縮尺(記述縮尺)の部分図
形によって構成されている場合には管理表示することが
できる。従って、同一縮尺で整備されている場合は、管
理・表示が可能であった。 しかし、同一縮尺で部分図形(当該図面情報におい
て、図面を構成する要素として当該図面に含まれ、個性
化の単位となる図形)が整備されていない図形について
は、管理・表示は不可能であった。 すなわち、従来の技術では、縮尺の異なる地図を管理
し、これらの地図に記載されている図形データをそれぞ
れの縮尺で管理し、それらの間に関係付けを行なって、
必要な図形を表示できるようにしている。これは、地図
に記載される図形データがすべて整備されていることが
前提である。ところが、実際には、地図によっては、図
形データが整備されておらず、完全には記載されていな
い図形を含む場合がある。また、形状が部分的に変更さ
れた図形を含む場合がある。これらの場合、目的とする
縮尺の地図で、各図形を個性化して、管理しようとする
と、図形を特定できないという問題を生ずる。 本発明の目的は、同縮尺の部分図形が整備されていな
くても、当該部分図形の管理および表示ができる。図形
情報管理方法およびシステム。 装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明によれば、1または
2以上の部分図形を構成要素として含み、全体として共
通の縮尺持つ図形出たを管理する図形情報管理方法にお
いて、図形データを、個々の図形を表わす部分図形単位
に管理し、部分図形のうち、当該部分図形を表わす図形
データの全部または一部が不足する場合、その不足部分
を、異なる縮尺の図形データの該当部分のデータを用い
て埋め合わせることを特徴とする図形情報管理方法が提
供される。 また、本発明によれば、外部からの指示を受け付けて
表示すべき図形データの検索を行なう図形データ検索部
と、検索された図形データの表示処理を行なう図形デー
タ処理部とを備え、図形データ検索部は、図形データを
記憶保持する図形データ記憶手段と、該図形データ記憶
手段に保持される図形データについて、部分図形単位に
管理する図形データ管理手段とを備え、該図形データ管
理手段は、部分図形のうち、当該部分図形を表わす図形
データの全部または一部が不足する場合、その不足部分
を、異なる縮尺または精度の図形データの該当部分のデ
ータを用いて埋め合わせる機能を有することを特徴とす
る図形情報管理システムが提供される。 上記図形データ管理手段としては、例えば、図形管理
テーブルが、用いられる。これに対して、部分図形毎に
精度と管理コードを付加して図形を管理する。これによ
って、その図形を表示する場合、表示縮尺と一致する記
述縮尺の部分図形が完全に整備されていなくても、別の
縮尺の部分図形で代用されている場合には表示ができ
る。精度の不一致によって表示上違和感を生じる場合に
は、適当な関数を用いて補間を行う。また縮尺を精度と
考えることにより、補間手段を用いて意図的に作成した
図形データも管理できるようにする。要求された表示精
度と一致する記述精度の図形が管理されていない場合に
は、管理されている図形の中から最寄の記述精度の図形
を検索し表示する。
2以上の部分図形を構成要素として含み、全体として共
通の縮尺持つ図形出たを管理する図形情報管理方法にお
いて、図形データを、個々の図形を表わす部分図形単位
に管理し、部分図形のうち、当該部分図形を表わす図形
データの全部または一部が不足する場合、その不足部分
を、異なる縮尺の図形データの該当部分のデータを用い
て埋め合わせることを特徴とする図形情報管理方法が提
供される。 また、本発明によれば、外部からの指示を受け付けて
表示すべき図形データの検索を行なう図形データ検索部
と、検索された図形データの表示処理を行なう図形デー
タ処理部とを備え、図形データ検索部は、図形データを
記憶保持する図形データ記憶手段と、該図形データ記憶
手段に保持される図形データについて、部分図形単位に
管理する図形データ管理手段とを備え、該図形データ管
理手段は、部分図形のうち、当該部分図形を表わす図形
データの全部または一部が不足する場合、その不足部分
を、異なる縮尺または精度の図形データの該当部分のデ
ータを用いて埋め合わせる機能を有することを特徴とす
る図形情報管理システムが提供される。 上記図形データ管理手段としては、例えば、図形管理
テーブルが、用いられる。これに対して、部分図形毎に
精度と管理コードを付加して図形を管理する。これによ
って、その図形を表示する場合、表示縮尺と一致する記
述縮尺の部分図形が完全に整備されていなくても、別の
縮尺の部分図形で代用されている場合には表示ができ
る。精度の不一致によって表示上違和感を生じる場合に
は、適当な関数を用いて補間を行う。また縮尺を精度と
考えることにより、補間手段を用いて意図的に作成した
図形データも管理できるようにする。要求された表示精
度と一致する記述精度の図形が管理されていない場合に
は、管理されている図形の中から最寄の記述精度の図形
を検索し表示する。
上記図形データ管理手段としては、例えば、図形管理
テーブルが、用いられる。これについて、例えば、部分
図形毎に精度と管理コードを付加して図形を管理する。
これによって、その図形を表示する場合、表示(運用)
縮尺と一致する記述縮尺の部分図形が完全には整備され
ていなくとも、別の縮尺の部分図形で代用されている場
合には表示ができる。 その図形を表示したい場合は、精度と管理コードをキ
ーとしてその部分図形を含む図形データを図形データ記
憶手段から検索し、データをディスプレイに転送して表
示させる。 それによって、表示精度に対応する図形が整備されて
いなくても表示ができる。さらに、縮尺を精度と考える
ことにより意図的に作成した任意精度の図形を格納して
おくことが可能になり、図形の表示にも利用することが
できる。 また、精度の不一致によって見掛け上違和感を生じる
場合には、精度の粗い図形についてSpline曲線などを用
いて補間を行い表示したときの精度を同一にする。また
表示精度に対応する図形がないとする。要求された表示
精度をAとすると、管理されている図形の記述精度にお
いて精度Aに最も近い記述精度を持つ図形を選択する。 以上によって従来のように同精度で管理されていなけ
れば表示不可能というような最悪の手段を使わずに、図
形を表示するこいとができる。さらに、精度ごとに図形
を全て整備しなければ図形情報処理装置の運用ができな
いという不具合も解消することができる。
テーブルが、用いられる。これについて、例えば、部分
図形毎に精度と管理コードを付加して図形を管理する。
これによって、その図形を表示する場合、表示(運用)
縮尺と一致する記述縮尺の部分図形が完全には整備され
ていなくとも、別の縮尺の部分図形で代用されている場
合には表示ができる。 その図形を表示したい場合は、精度と管理コードをキ
ーとしてその部分図形を含む図形データを図形データ記
憶手段から検索し、データをディスプレイに転送して表
示させる。 それによって、表示精度に対応する図形が整備されて
いなくても表示ができる。さらに、縮尺を精度と考える
ことにより意図的に作成した任意精度の図形を格納して
おくことが可能になり、図形の表示にも利用することが
できる。 また、精度の不一致によって見掛け上違和感を生じる
場合には、精度の粗い図形についてSpline曲線などを用
いて補間を行い表示したときの精度を同一にする。また
表示精度に対応する図形がないとする。要求された表示
精度をAとすると、管理されている図形の記述精度にお
いて精度Aに最も近い記述精度を持つ図形を選択する。 以上によって従来のように同精度で管理されていなけ
れば表示不可能というような最悪の手段を使わずに、図
形を表示するこいとができる。さらに、精度ごとに図形
を全て整備しなければ図形情報処理装置の運用ができな
いという不具合も解消することができる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明
する。 まず、電子地図のような図形データを用いて領域や道
路のような図形の管理について説明する。 このような図形の管理は、例えば、第2図に示すよう
な方法に従う。ここでは、図形を構成する部分図形LA1
〜LA4が図形データテーブルのどこに格納されているか
を示す情報を、図形管理テーブル200によって管理して
いる。図形データテーブル200では、各図形の実体を格
納している。ここでいう実体とは、座標列あるいは画像
である。以後の実施例では、座標列による図形の表現の
場合を念頭においている。しかし、画像の場合への拡張
も容易である。 第3A図に座標列にる図形データテーブルの構成例を示
す。 第3A図に示す図形データテーブルは、第3B図に示す図
形の座標列により表現される図形データを格納する。構
成点数302は、目的の図形を記述する座標列を構成する
座標点の数を示す。線情報304は、線種線色などを記述
する。ここでは、1の図形データが、1のファイルに格
納されて、図形データが複数の領域に分けられずに管理
されている例を示す。 目的の図形を複数の領域に分けて管理する例を第2図
により説明する。 目的の図形を構成する各部分図形が、どの縮尺で記述
されているかは、第2図に示す図形管理テーブル200内
の精度欄206に、例えば、Aとして記述されている。こ
の第2図に示す管理方法は、同じ縮尺の部分図形を用い
て管理する方法である。この方式に従えば、領域が複数
の図形データに分割されている場合でも有効である。 第2図は、この複数図形ファイルにまたがる領域図形
Fを境界線で管理することを示している。ここでは、例
として、同図右側の表示空間110に示すように、4個の
領域の図形に分割されている領域図形Fを管理してい
る。そして、図形情報処理装置の運用縮尺をAと指定し
ているため、図形管理テーブルで縮尺欄206において精
度Aで管理されている領域図形Fを用いている。この図
形管理テーブル200で領域図形Fが縮尺Bでも管理され
ている場合は、運用縮尺がBで指定された場合に用い
る。 各図形データの管理コードとして領域の左下隅の座標
(X,Y)を用いている。この管理コードは、領域に固有
の番号でもよい。この管理コードは、図形管理テーブル
200の管理コード欄202に書き込まれる。 部分図形情報をLで示す。管理コードと部分図形情報
の対応は、次のとおりである。 ここで、部分図形情報Lの管理方法は問題としない。
例えば、図形データテーブル内の図形格納先アドレスを
使う方法が考えられる。もし、この図形データセット毎
に番号が付加されているとすると、この番号を使う方法
を用いることも考えられる。 このような管理は、先に述べたように、部分図形デー
タの縮尺がすべて同じである場合には有効である。しか
し、同一縮尺の部分図形データが整備されていない場合
もある。このときは、上述したような図形の管理では、
整備されていない領域に含まれる部分図形は、管理され
ないことになる。従って、このままでは、図形の表示な
どを行って運用しようとしても、不可能である。 このため、これを回避する方法として、この図形管理
テーブルに不足している部分について、図形データを直
接書き込むことで代用することが考えられる。しかし、
不足している部分図形が非常に多い場合には、図形デー
タを計算機上に直接書いて行くことは、非常に困難であ
る。 そこで、本発明では、図形を管理するのに、異なる縮
尺の部分図形を持ち込むという新たな考え方を用いる。 第1図に本発明の一実施例の概要を示す。 本実施例では、例として、第2図のように領域図形F
が4個の領域内の図形に分割されている場合を取り上げ
る。運用縮尺をAと指定しているため、図形管理テーブ
ルで縮尺Aで管理されている領域図形Fを用いている。
しかし、ここでは、第2図の場合と異なり、管理コード
(Xi+1,Yj)を持つ縮尺Aの図形データが整備されてい
ない。そのため、この不足分を補うために、別に整備さ
れている縮尺Bの図形データLB1を用いる。ただし、こ
の部分図形は、縮尺が異なるため、管理コードは(Xi,Y
j)である。 この方式により、図形管理テーブル100には、第2図
の図形管理テーブル200と異なり、各部分図形ごとに図
形縮尺の欄106が付加されている。管理コードと部分図
形情報の対応は、次のとおりである。 この管理方法によって、縮尺Aが基準になっている場
合には、この図形を表示する。この図形管理テーブルで
領域図形Fが縮尺Bでも管理されている場合は、この情
報は、運用縮尺がBで指定された場合に用いる。さら
に、この中でも異なる縮尺の図形の管理ができる。これ
は、第2図に示す管理方法を、第1図にあるように、縮
尺毎の図形管理に拡張することによって、縮尺の変更が
あっても対応できる。 この管理方法の概要を、第4図を参照して説明する。 第4図に示す図形管理テーブル400は、使用時の縮尺
(運用精度)が、それぞれ、その精度で管理される図形
管理情報の先頭にある運用精度欄401に格納されてい
る。そして、各図形管理情報として、部分図形の領域を
示す管理コードを格納する管理コード欄404と、当該管
理コードの部分図形の縮尺を示す記述コードを格納する
記述コード(記述精度)欄406と、当該部分図形の図形
データが格納されているテーブルの位置を示す図形デー
タポインタ408とを有している。 この図形管理方法を用いた図形の表示例を第5図に示
す。 ここでは、運用縮尺をAとして湖の表示を行なう例を
示している。領域R1、R2、R3では、記述縮尺がAで
あって、運用縮尺と一致しているため、これを表示して
いる。 しかし、領域R4では、記述縮尺がAの部分図形デー
タが整備されていないため、記述縮尺がBの図形で管理
されている。ここでは、A>Bであり、記述縮尺Bの図
形は粗く表示されている。また、等高線のうち何本かは
表示されていない。この例は、1/25000の縮尺の電子地
図では10m毎の等高線が管理されるが、1/50000の電子地
図では20m毎の等高線しか管理されていないことに対応
する。また、湖の領域は、図形管理テーブルに従って認
識され、ハッチングによって表示されている。 このような表示等の処理を行うためのハードウエア構
成を第6A図に示す。 計算機(CPU)601は、システムにおいて、表示等の各
種制御を行う。メモリ装置602は、図形データテーブ
ル、表示・運用プログラム、図形管理テーブル、図形フ
ァイル管理テーブル等を格納する。グラフィックディス
プレイ603は、図形を表示できる。データ格納装置604
は、例えば、ハードディスクのような磁気ディスクを記
録媒体として用い、これに図形データ等を格納する。メ
モリ装置602上に図形データがない場合は、この中から
図形データが検索されて、メモリ装置602上にロードさ
れる。ジョイステック605、キーボード606のような入力
機器は、オペレータの操作に応じて、領域をスクロール
したり、図形の表示を行う命令を発行する。グラフィッ
クディスプレイ、データ格納装置、I/Oデバイスは、I/O
インタフェース回路607を介して計算機601と接続され
る。 次に、このようなハードウエア装置を用いて構成さ
れ、図形の管理・運用を行なう図形情報処理システムの
一実施例の構成を、第6B図に示す。 本実施例の図形情報処理システムは、外部からの指示
を受け付けて表示すべき図形データの検索を行なう図形
データ検索部610と、検索された図形データの表示処理
を行なう図形データ処理部620とを備えている。 図形データ検索部610は、検索キー判定部611、図形管
理情報検索部612、図形管理テーブル613、アドレス抽出
部614、図形データ検索部615、図形データテーブル616
および図形データファイル検索部617を有する。 検索キー判定部611は、外部からキーボード606等の入
力機器(第6A図参照)を介して入力されるキー入力内容
を判定する。ここでは、座標、名称等の検索キーデータ
を受け付けて、これを、図形管理情報検索部612に送
る。 図形管理情報検索部612は、入力されたキーの内容を
持つ図形管理情報を図形管理テーブル613から検索す
る。 図形管理テーブル613は、上記メモリ装置602上に設け
られ、ここでは、例えば、上述した第4図に示す図形管
理テーブル400のような構造を有する。 アドレス抽出部614は、検索した図形管理情報の中に
あるアドレス情報(第1図のLA1、LA2、…)を取り出
す。このとき、アドレス情報としては、ポインタ、各図
形に付けられた番号(図形番号)が考えられる。 図形データ検索部615は、上記アドレス抽出部614で得
られたアドレス情報の示す図形データを図形データテー
ブル616から検索する。 図形データファイル検索部617は、図形データファイ
ルをデータ格納装置604から検索し、メモリ装置602上に
展開する。 図形データテーブル616は、メモリ装置602上に設けら
れ、ここでは、例えば、第3A図に示す図形データテーブ
ル300のような構造を有する。 上記図形データ処理部620は、精度判定部621、図形表
示部622、拡大部623、縮小部624、座標変更部625および
補間実効部626を備える。 精度判定部621は、図形管理情報として管理されてい
る図形データの精度と、ディスプレイ603上での運用精
度を比較し、拡大・縮小の必要性を判定する。拡大部62
3および縮小部624は、この判定を受けて、図形データの
拡大処理および縮小処理をそれぞれ実行する。 座標変更部625は、拡大または縮小された図形データ
について、その基点がシフトされている場合に、図形の
座標にシフト量を加算して、座標値を変更する。 補間実効部626は、拡大または縮小された図形デー
タ、特に、拡大された図形データについて、図形の精度
が異なるため、見かけ上、違和感を生ずる場合、精度の
粗い図形に対して補間を行ない、見かけ上、精度を同等
とする。 図形表示部626は、座標データをグラフィックディス
プレイ603に転送し、図形の表示を行なわせる。また、
必要な場合、閉図形に対して、塗りつぶし実行のコマン
ドを発行する。 次に、上記図形情報処理システムによる図形処理につ
いて、第7図を参照して説明する。 オペレータが、キーボード等のI/Oデバイス405から検
索したい図形の指示を行なうと(ステップ701)、検索
キー判定部611は、これを受けて、キー入力の内容を判
別する。そして、この結果に基づいて、図形管理情報検
索部612は、図形管理テーブルを参照するため、メモリ
装置602に対しアクセスを行なう。ここで、メモリ装置6
02上に図形管理テーブルがあるか否かを調べる(ステッ
プ703)。そして、メモリ620上にない場合、データ格納
装置604から図形管理テーブルファイルを検索し、得ら
れた図形管理テーブル613をメモリ装置602上に展開する
(ステップ704)。 次に、図形管理情報検索部612は、現在表示されてい
る運用精度と一致するか、または、その精度に近い図形
を管理している図形管理情報を、図形管理テーブル613
から検索する(ステップ705)。すなわち、図形管理テ
ーブルにおいて、指定した名称を持つ図形、または、指
定した座標を一定範囲内に持つ図形を検索する。この検
索の方法は何であってもよい。最も単純な方法は、図形
管理テーブルの各データセットのサーチである。 そして、CPU601は、すべての部分図形について、以下
の処理を実行したか否か調べる(ステップ706)。図形
管理テーブル613から部分図形情報を抽出すると共に、
アドレス情報の抽出を行なう(ステップ707,708)。 部分図形データがメモリ装置602上にあるか否かを調
べ(ステップ709)、部分図形を含む図形データファイ
ル616の検索およびメモリ装置602への展開を行なう(ス
テップ710)。 この図形データファイル616から部分図形データの検
索を行なう(ステップ711)。検索は、図形の管理コー
ドと縮尺コードをキーとして必要とする図形ファイルを
検索することにより行なわれる。 この検索方法の例について、第8図を参照して説明す
る。 ここでは、(1,1)から、(2,2)までの部
分図形Fを管理する方法を示している。(1,1)お
よび(2,2)は、図形を構成する直線の折れ曲がり
点ではなく、領域の境界であるため、図形データテーブ
ルに座標がない。このため、図形管理テーブル613で、
直接その座標が管理されている。座標列の(Xi,Yi)か
ら(Xi+4,Yi+4)までは、図形データテーブル616に
格納されて、管理されているため、図形データの先頭ア
ドレスと開始インデクスi、終了インデクスi+4で管
理されている。 ここで、精度判定部612は、図形データの精度が、現
在の運用精度と異なるか否か判定する(ステップ71
2)。図形の精度が運用精度と一致する場合には、図形
データは、図形表示部622に送られ、ディスプレイ603に
より表示される(ステップ718)。そして、上部ステッ
プ706に戻る。 一方、図形精度が運用精度と異なる場合、図形データ
の拡大または縮小を拡大部623または縮小部624において
行なう(ステップ713)。ついで、拡大または縮小され
た図形データについて、座標変更部625において、座標
シフトが必要か否か判定し、必要ならば、座標値のシフ
トを行なう(ステップ714,715)。さらに、該座標値変
更部625を経た図形データについて、補間実行部626にお
いて、補間が必要か否か判定し、必要ならば、補間関数
を適用して、図形データの補間を行なう(ステップ71
7)。その後、上記した、拡大縮小のない図形データの
場合と同様に、図形データの表示を行なう(ステップ71
8)。 このような処理を繰返し、すべてのデータについて処
理が実行されると(ステップ706)、図形表示部622は、
塗りつぶしを行なうか否か判定し、行なう場合には、塗
りつぶし処理を実行して、行なわない場合には、そのま
ま、処理を終わる(ステップ719,720)。 このように考えると、異縮尺の部分図形で構成された
図形を管理し運用することによって、図形データが、同
一精度の図形で構成されていなくても、図形情報処理シ
ステムによる図形管理は、運用可能となる。言い換えれ
ば、従来は、同一縮尺の図形を全て整備しなければ、シ
ステムの運用ができなかったが、本発明によれば、図形
データが完全には整備されていなくとも、代表できる縮
尺の図形があれば、それを利用して、システムの運用が
できることになる。これによって、図形の整備が容易に
なる。 なお、データが整備されていない部分図形としては、
その部分図形を構成する線分の一部のデータがない場合
のみならず、当該部分図形そのものについて、運用縮尺
に適合する図形データがない場合も、本発明により対応
することができることは、いうまでもない。 これまで、図形の記述と運用を特徴づけるために、’
縮尺’という用語を用いた。縮尺は、例えば、地図でい
うと、1/500、1/1000,・・・というように、離散的な意
味で用いられる。実際、1/510、1/1200のような縮尺の
地図はない。しかし、計算機に入力された電子図形にお
いては、拡大・縮小図の運用が非常に小さい刻み幅で実
行できる。そのため、中間的な縮尺で表示することもあ
り得る。 そこで、本発明では、’縮尺’を’精度’考えること
により、中間的な縮尺も扱えるようにする。従って、第
1図、第4図に記載された縮尺を精度としてとられて管
理する。これより、記述縮尺は記述精度、運用縮尺は運
用精度によってそれぞれ置き換えられる。これの意味す
るところは、精度という言葉を用いたとき、規格の精度
(縮尺)だけでなく、図形情報処理システムのユーザに
よって新たに作成された精度の図形が管理されるなら
ば、この精度を用いることを許容するということであ
る。 もっとも、ユーザが勝手に定義した精度に対応する図
形がどのような形状を持つかについては、基準はない。
例えば、地図において、高精度では家の形状は一件一件
表現されるが、低精度では家の集合が領域として表現さ
れる。ユーザがその中間の精度を用いたときには、大き
な家はその形状を表現するが、小さい家は集合で表現す
るかもしれない。しかし、上記の方法による図形管理方
法は、ユーザがどのような定義をするかには関係しな
い。 このように、精度の概念を持ち込むことによって、よ
り汎用的な図形管理方法が実現される。 以上のように、異精度の部分図形で構成された図形を
管理し運用することによって、同一精度の図形で構成さ
れていなくても、図形情報処理システムは、運用される
ことになる。言い換えれば、必ずしも同一精度の図形を
全て整備しなければ、システムは運用されないというこ
とはなく、代用できる精度の図形が代用できれば、それ
を利用することができる。これは、ユーザによって意図
的に作られたものでもよい。 任意精度の図形データを作成するためには、新規に図
形を作画するか、元の図形データの間引き・補間を行う
ことによって実現される。例えば、ベクトルデータを補
間するのであれば、精度Aの図形を構成するショートベ
クトルの間に、補間によって3点を発生させたとする
と、精度は、見掛け上4Aになったといえる。地図でいえ
ば、原図形の精度を1/500とすると、補間によって、1/1
25の精度になったことになる。 以上のようにして記述された図形は、例えば、精度A,
Bについて、仮りにA>Bとして運用精度Aで表示して
いれば、精度Bの図形は、精度Aの図形と比較して精度
が粗いため、表示の体裁が悪く違和感を感ずる。そのた
め、精度の粗い図形については、上述したように、補間
を行う。この補間曲線の発生手段は、何でも良いが、こ
れまで発表されているものとして、クロソイド(Clotho
id)曲線、スプライン(Spline)曲線、適応型複合円弧
曲線などが適当である。 第10図は、このような補間を行った例を示している。 第10図(a)は補間前の図形であり、図形Fが4個の
領域に分かれている。運用精度はAとしている。部分図
形LA1、LA2は、運用精度Aであるため、補間は行わな
い。しかし、部分図形LB1、LB2は、運用精度Bである
ため、補間の対象となる。 第10図(b)は補間後の図形である。同図に示す例に
おいては、部分図形LB1、LB2が補間されて、運用精度
Aの部分図形LA3、LA4に変換されている。 さらに、以上に示したような図形管理を行うことによ
って、指定された運用精度と一致する記述精度で管理さ
れた図形が整備されていない場合にも、図形情報処理シ
ステムが運用される。この場合は、最寄の精度で管理さ
れている図形を検索し、その図形を表示することによっ
て、代用することができる。従来は、対応する精度の図
形がなければ、表示不可能でしかなかった。 ここで、最寄りの精度の図形による代用を行なう場合
の、精度の比較について説明する。例として、運用精度
をAとする。また、図形管理テーブルの運用精度をB、
Cとする。さらに、ここで、 とする。これにより、表示精度Aに近い運用精度はCな
ので、Cの運用精度を持つ図形を表示する。 第1図、第4図に示される図形管理テーブルにおいて
管理されている図形情報が運用される場合には図形デー
タテーブルが必要になる。この図形データテーブルは、
メモリ装置602上になければデータ格納装置604から検索
し、メモリ装置602上に展開する必要がある。 この場合、もし、精度別に図形が分けられて管理され
ると、データ格納装置へのアクセスが多くなり、運用ま
でに時間がかかる。そのため、運用精度と一致しない精
度の部分図形が、図形を構成する部分図形の中でも少数
であれば、その運用精度の図形データテーブルの中に異
精度の図形を入れて管理する。そして、表示はしないよ
うにする。これによって、データ格納装置へのアクセス
は少なくなり、運用までの時間が短縮される。 第9図はこの運用例である。ここでは、領域図形Fの
表示を示している。領域図形Fは、輪郭図形で記述さ
れ、4個の領域R1、R2、R3、R4の部分図形であるDF
1,DF2,DF3,DF4によって構成される。領域R1、R2、R3
の記述精度Aは、領域R4の記述精度Bよりも高精度と
する。そのため、等高線90のいくつかは、領域R4では
欠けている。部分図形DF1からDF3までは、等高線90の部
分で管理される。点線で表わされるDF4は、低精度であ
り、対応する等高線がないため、記述精度Aの図形を作
成して、領域R4の図形データ(記述精度B)と共に管
理される。運用精度Bのときは、この図形DF4は、表示
・運用されないようにする。 次に、図形データが整備されていない場合の代用図形
の整備、および、境界部で図形の接続を行なう処理につ
いて、第11図から第20図を参照して説明する。 図形を管理運用する場合、すべて同一の精度の図形で
まとめて行なうのが、理想的であるが、必ずしもそれが
可能とは、限らない。例えば、第11図に示すように、精
度Aの図形を整備したい中で、精度Bの図形で代用しな
ければならない領域がある。以下、このような場合の、
異なる精度の図形により図形を整備することについて説
明する。 用紙1201に描かれた線図形を、スキャナ1202で入力
し、線分を座標列によるベクトルデータに展開する。こ
のとき、曲線であった線図形は、すべて折線で近似さ
れ、例えば、1203で示すようになる。 スキャナ1202で図形を入力した段階では、スキャナ12
02に置いた用紙が傾いていると、第13図aに示すよう
に、図形が傾いて入力される。このため、同図bに示す
ように、回転補正を行なう。また、スキャナ1202入力時
の用紙の伸縮に伴う歪を、第14図a,bに示すように、台
形補正、または、平行四辺形補正によって、修正する。 また、入力された図形データを、目的の図形データと
するために、編集を行なう。例えば、第15図に示すよう
に、分断されている線分を接続して、折線とする。ま
た、第16図に示すように、ノイズ図形1601があるとき
は、これの除去を行なう。コーナー部1602の整形処理が
行なわれる。これらは、例えば、線分接続、ノイズ図形
消去、コーナー部整形等のコマンドが用意され、これを
入力することにより、実行することができる。 以上により、代用図形による図形データの整備が行な
える。 次に、入力した図形の座標値をシフトして、入力した
い位置に図形を埋め込む場合に生ずる境界ずれの問題に
ついて、説明する。 地図のような場合、入力した領域の大きさが埋め込み
たい領域の大きさと一致しないため、必要な図形領域を
切り出して、埋込を行なう。このとき、境界を挾んで図
形の精度が異なると、図形の境界が一致することはまれ
である。生じる状態としては、例えば、第18図のa、
b、cに示すように、次のようなものがある。 (a) 境界1801の一方側の領域には図形があるが、も
う一方の領域の境界1801の部分には対応する図形ない。
例えば、等高線、道路等がこれに相当する。 (b) 両方の領域に対応する図形があるが、それらが
境界1801において一致していない。すなわち、ずれが生
じている。 (c) 両方の領域に対応する図形があるが、表現の方
式が異なる。例えば、住宅地域が、境界1801の一方側で
は集合的表示1802であり、他方側では個別的表示1803と
なっているような場合が、これに対応する。 これらの状態のうち、問題となるのは、bである。そ
こで、以下、この問題の対応策について説明する。 境界1901の不一致が、スキャナにより入力する用紙に
部分的に歪があることによる場合は、上記したコマンド
による修正では、補正することができない。この場合に
は、第19図aに示すように、オペレータが、歪補正領域
1902を指定して、マニュアルで補正を行う。その結果、
第19図bのように図形が正しく描かれる。 次に、第20図aに示すように、境界2001において図形
が一致しない場合、境界部にある部分図形を移動させ
て、両者を重ねる。例えば、第20図aにおいて、境界20
01の右側にある実線2002,2003を、それぞれ破線2004,20
05の位置に移動させる。 ここで、境界2001の全範囲を対象とする、本来、重な
らないはずの図形が重なってしまう可能性がある。しか
し、オペレータが処理範囲を指定して、処理を、この範
囲内に限定させることにより対応することができる。ま
た、処理のアルゴリズムとして、第20図aの状態から同
図bに示す位置になるまで、線分の移動を少しずつ繰り
返し、移動の都度、処理結果の可否を判定する、という
方法を用いると、能率よく重ねることができると考えら
れる。 このようにして、入力された図形データは、データ格
納装置604に格納される。この場合、当該代用図形等の
記述精度を付する。なお、将来、本来の精度の図形が整
備された場合には、これを置き換える。 以上のように、本発明の実施例によれば、図形管理方
式によって図形情報処理システムの運用が加速される。
また、図形データの整備が容易になる。 上述した実施例では、地図データの管理について述べ
たが、本発明は、これに限定されない。例えば、設計図
面のような他の図面データにも広く適用することができ
る。
する。 まず、電子地図のような図形データを用いて領域や道
路のような図形の管理について説明する。 このような図形の管理は、例えば、第2図に示すよう
な方法に従う。ここでは、図形を構成する部分図形LA1
〜LA4が図形データテーブルのどこに格納されているか
を示す情報を、図形管理テーブル200によって管理して
いる。図形データテーブル200では、各図形の実体を格
納している。ここでいう実体とは、座標列あるいは画像
である。以後の実施例では、座標列による図形の表現の
場合を念頭においている。しかし、画像の場合への拡張
も容易である。 第3A図に座標列にる図形データテーブルの構成例を示
す。 第3A図に示す図形データテーブルは、第3B図に示す図
形の座標列により表現される図形データを格納する。構
成点数302は、目的の図形を記述する座標列を構成する
座標点の数を示す。線情報304は、線種線色などを記述
する。ここでは、1の図形データが、1のファイルに格
納されて、図形データが複数の領域に分けられずに管理
されている例を示す。 目的の図形を複数の領域に分けて管理する例を第2図
により説明する。 目的の図形を構成する各部分図形が、どの縮尺で記述
されているかは、第2図に示す図形管理テーブル200内
の精度欄206に、例えば、Aとして記述されている。こ
の第2図に示す管理方法は、同じ縮尺の部分図形を用い
て管理する方法である。この方式に従えば、領域が複数
の図形データに分割されている場合でも有効である。 第2図は、この複数図形ファイルにまたがる領域図形
Fを境界線で管理することを示している。ここでは、例
として、同図右側の表示空間110に示すように、4個の
領域の図形に分割されている領域図形Fを管理してい
る。そして、図形情報処理装置の運用縮尺をAと指定し
ているため、図形管理テーブルで縮尺欄206において精
度Aで管理されている領域図形Fを用いている。この図
形管理テーブル200で領域図形Fが縮尺Bでも管理され
ている場合は、運用縮尺がBで指定された場合に用い
る。 各図形データの管理コードとして領域の左下隅の座標
(X,Y)を用いている。この管理コードは、領域に固有
の番号でもよい。この管理コードは、図形管理テーブル
200の管理コード欄202に書き込まれる。 部分図形情報をLで示す。管理コードと部分図形情報
の対応は、次のとおりである。 ここで、部分図形情報Lの管理方法は問題としない。
例えば、図形データテーブル内の図形格納先アドレスを
使う方法が考えられる。もし、この図形データセット毎
に番号が付加されているとすると、この番号を使う方法
を用いることも考えられる。 このような管理は、先に述べたように、部分図形デー
タの縮尺がすべて同じである場合には有効である。しか
し、同一縮尺の部分図形データが整備されていない場合
もある。このときは、上述したような図形の管理では、
整備されていない領域に含まれる部分図形は、管理され
ないことになる。従って、このままでは、図形の表示な
どを行って運用しようとしても、不可能である。 このため、これを回避する方法として、この図形管理
テーブルに不足している部分について、図形データを直
接書き込むことで代用することが考えられる。しかし、
不足している部分図形が非常に多い場合には、図形デー
タを計算機上に直接書いて行くことは、非常に困難であ
る。 そこで、本発明では、図形を管理するのに、異なる縮
尺の部分図形を持ち込むという新たな考え方を用いる。 第1図に本発明の一実施例の概要を示す。 本実施例では、例として、第2図のように領域図形F
が4個の領域内の図形に分割されている場合を取り上げ
る。運用縮尺をAと指定しているため、図形管理テーブ
ルで縮尺Aで管理されている領域図形Fを用いている。
しかし、ここでは、第2図の場合と異なり、管理コード
(Xi+1,Yj)を持つ縮尺Aの図形データが整備されてい
ない。そのため、この不足分を補うために、別に整備さ
れている縮尺Bの図形データLB1を用いる。ただし、こ
の部分図形は、縮尺が異なるため、管理コードは(Xi,Y
j)である。 この方式により、図形管理テーブル100には、第2図
の図形管理テーブル200と異なり、各部分図形ごとに図
形縮尺の欄106が付加されている。管理コードと部分図
形情報の対応は、次のとおりである。 この管理方法によって、縮尺Aが基準になっている場
合には、この図形を表示する。この図形管理テーブルで
領域図形Fが縮尺Bでも管理されている場合は、この情
報は、運用縮尺がBで指定された場合に用いる。さら
に、この中でも異なる縮尺の図形の管理ができる。これ
は、第2図に示す管理方法を、第1図にあるように、縮
尺毎の図形管理に拡張することによって、縮尺の変更が
あっても対応できる。 この管理方法の概要を、第4図を参照して説明する。 第4図に示す図形管理テーブル400は、使用時の縮尺
(運用精度)が、それぞれ、その精度で管理される図形
管理情報の先頭にある運用精度欄401に格納されてい
る。そして、各図形管理情報として、部分図形の領域を
示す管理コードを格納する管理コード欄404と、当該管
理コードの部分図形の縮尺を示す記述コードを格納する
記述コード(記述精度)欄406と、当該部分図形の図形
データが格納されているテーブルの位置を示す図形デー
タポインタ408とを有している。 この図形管理方法を用いた図形の表示例を第5図に示
す。 ここでは、運用縮尺をAとして湖の表示を行なう例を
示している。領域R1、R2、R3では、記述縮尺がAで
あって、運用縮尺と一致しているため、これを表示して
いる。 しかし、領域R4では、記述縮尺がAの部分図形デー
タが整備されていないため、記述縮尺がBの図形で管理
されている。ここでは、A>Bであり、記述縮尺Bの図
形は粗く表示されている。また、等高線のうち何本かは
表示されていない。この例は、1/25000の縮尺の電子地
図では10m毎の等高線が管理されるが、1/50000の電子地
図では20m毎の等高線しか管理されていないことに対応
する。また、湖の領域は、図形管理テーブルに従って認
識され、ハッチングによって表示されている。 このような表示等の処理を行うためのハードウエア構
成を第6A図に示す。 計算機(CPU)601は、システムにおいて、表示等の各
種制御を行う。メモリ装置602は、図形データテーブ
ル、表示・運用プログラム、図形管理テーブル、図形フ
ァイル管理テーブル等を格納する。グラフィックディス
プレイ603は、図形を表示できる。データ格納装置604
は、例えば、ハードディスクのような磁気ディスクを記
録媒体として用い、これに図形データ等を格納する。メ
モリ装置602上に図形データがない場合は、この中から
図形データが検索されて、メモリ装置602上にロードさ
れる。ジョイステック605、キーボード606のような入力
機器は、オペレータの操作に応じて、領域をスクロール
したり、図形の表示を行う命令を発行する。グラフィッ
クディスプレイ、データ格納装置、I/Oデバイスは、I/O
インタフェース回路607を介して計算機601と接続され
る。 次に、このようなハードウエア装置を用いて構成さ
れ、図形の管理・運用を行なう図形情報処理システムの
一実施例の構成を、第6B図に示す。 本実施例の図形情報処理システムは、外部からの指示
を受け付けて表示すべき図形データの検索を行なう図形
データ検索部610と、検索された図形データの表示処理
を行なう図形データ処理部620とを備えている。 図形データ検索部610は、検索キー判定部611、図形管
理情報検索部612、図形管理テーブル613、アドレス抽出
部614、図形データ検索部615、図形データテーブル616
および図形データファイル検索部617を有する。 検索キー判定部611は、外部からキーボード606等の入
力機器(第6A図参照)を介して入力されるキー入力内容
を判定する。ここでは、座標、名称等の検索キーデータ
を受け付けて、これを、図形管理情報検索部612に送
る。 図形管理情報検索部612は、入力されたキーの内容を
持つ図形管理情報を図形管理テーブル613から検索す
る。 図形管理テーブル613は、上記メモリ装置602上に設け
られ、ここでは、例えば、上述した第4図に示す図形管
理テーブル400のような構造を有する。 アドレス抽出部614は、検索した図形管理情報の中に
あるアドレス情報(第1図のLA1、LA2、…)を取り出
す。このとき、アドレス情報としては、ポインタ、各図
形に付けられた番号(図形番号)が考えられる。 図形データ検索部615は、上記アドレス抽出部614で得
られたアドレス情報の示す図形データを図形データテー
ブル616から検索する。 図形データファイル検索部617は、図形データファイ
ルをデータ格納装置604から検索し、メモリ装置602上に
展開する。 図形データテーブル616は、メモリ装置602上に設けら
れ、ここでは、例えば、第3A図に示す図形データテーブ
ル300のような構造を有する。 上記図形データ処理部620は、精度判定部621、図形表
示部622、拡大部623、縮小部624、座標変更部625および
補間実効部626を備える。 精度判定部621は、図形管理情報として管理されてい
る図形データの精度と、ディスプレイ603上での運用精
度を比較し、拡大・縮小の必要性を判定する。拡大部62
3および縮小部624は、この判定を受けて、図形データの
拡大処理および縮小処理をそれぞれ実行する。 座標変更部625は、拡大または縮小された図形データ
について、その基点がシフトされている場合に、図形の
座標にシフト量を加算して、座標値を変更する。 補間実効部626は、拡大または縮小された図形デー
タ、特に、拡大された図形データについて、図形の精度
が異なるため、見かけ上、違和感を生ずる場合、精度の
粗い図形に対して補間を行ない、見かけ上、精度を同等
とする。 図形表示部626は、座標データをグラフィックディス
プレイ603に転送し、図形の表示を行なわせる。また、
必要な場合、閉図形に対して、塗りつぶし実行のコマン
ドを発行する。 次に、上記図形情報処理システムによる図形処理につ
いて、第7図を参照して説明する。 オペレータが、キーボード等のI/Oデバイス405から検
索したい図形の指示を行なうと(ステップ701)、検索
キー判定部611は、これを受けて、キー入力の内容を判
別する。そして、この結果に基づいて、図形管理情報検
索部612は、図形管理テーブルを参照するため、メモリ
装置602に対しアクセスを行なう。ここで、メモリ装置6
02上に図形管理テーブルがあるか否かを調べる(ステッ
プ703)。そして、メモリ620上にない場合、データ格納
装置604から図形管理テーブルファイルを検索し、得ら
れた図形管理テーブル613をメモリ装置602上に展開する
(ステップ704)。 次に、図形管理情報検索部612は、現在表示されてい
る運用精度と一致するか、または、その精度に近い図形
を管理している図形管理情報を、図形管理テーブル613
から検索する(ステップ705)。すなわち、図形管理テ
ーブルにおいて、指定した名称を持つ図形、または、指
定した座標を一定範囲内に持つ図形を検索する。この検
索の方法は何であってもよい。最も単純な方法は、図形
管理テーブルの各データセットのサーチである。 そして、CPU601は、すべての部分図形について、以下
の処理を実行したか否か調べる(ステップ706)。図形
管理テーブル613から部分図形情報を抽出すると共に、
アドレス情報の抽出を行なう(ステップ707,708)。 部分図形データがメモリ装置602上にあるか否かを調
べ(ステップ709)、部分図形を含む図形データファイ
ル616の検索およびメモリ装置602への展開を行なう(ス
テップ710)。 この図形データファイル616から部分図形データの検
索を行なう(ステップ711)。検索は、図形の管理コー
ドと縮尺コードをキーとして必要とする図形ファイルを
検索することにより行なわれる。 この検索方法の例について、第8図を参照して説明す
る。 ここでは、(1,1)から、(2,2)までの部
分図形Fを管理する方法を示している。(1,1)お
よび(2,2)は、図形を構成する直線の折れ曲がり
点ではなく、領域の境界であるため、図形データテーブ
ルに座標がない。このため、図形管理テーブル613で、
直接その座標が管理されている。座標列の(Xi,Yi)か
ら(Xi+4,Yi+4)までは、図形データテーブル616に
格納されて、管理されているため、図形データの先頭ア
ドレスと開始インデクスi、終了インデクスi+4で管
理されている。 ここで、精度判定部612は、図形データの精度が、現
在の運用精度と異なるか否か判定する(ステップ71
2)。図形の精度が運用精度と一致する場合には、図形
データは、図形表示部622に送られ、ディスプレイ603に
より表示される(ステップ718)。そして、上部ステッ
プ706に戻る。 一方、図形精度が運用精度と異なる場合、図形データ
の拡大または縮小を拡大部623または縮小部624において
行なう(ステップ713)。ついで、拡大または縮小され
た図形データについて、座標変更部625において、座標
シフトが必要か否か判定し、必要ならば、座標値のシフ
トを行なう(ステップ714,715)。さらに、該座標値変
更部625を経た図形データについて、補間実行部626にお
いて、補間が必要か否か判定し、必要ならば、補間関数
を適用して、図形データの補間を行なう(ステップ71
7)。その後、上記した、拡大縮小のない図形データの
場合と同様に、図形データの表示を行なう(ステップ71
8)。 このような処理を繰返し、すべてのデータについて処
理が実行されると(ステップ706)、図形表示部622は、
塗りつぶしを行なうか否か判定し、行なう場合には、塗
りつぶし処理を実行して、行なわない場合には、そのま
ま、処理を終わる(ステップ719,720)。 このように考えると、異縮尺の部分図形で構成された
図形を管理し運用することによって、図形データが、同
一精度の図形で構成されていなくても、図形情報処理シ
ステムによる図形管理は、運用可能となる。言い換えれ
ば、従来は、同一縮尺の図形を全て整備しなければ、シ
ステムの運用ができなかったが、本発明によれば、図形
データが完全には整備されていなくとも、代表できる縮
尺の図形があれば、それを利用して、システムの運用が
できることになる。これによって、図形の整備が容易に
なる。 なお、データが整備されていない部分図形としては、
その部分図形を構成する線分の一部のデータがない場合
のみならず、当該部分図形そのものについて、運用縮尺
に適合する図形データがない場合も、本発明により対応
することができることは、いうまでもない。 これまで、図形の記述と運用を特徴づけるために、’
縮尺’という用語を用いた。縮尺は、例えば、地図でい
うと、1/500、1/1000,・・・というように、離散的な意
味で用いられる。実際、1/510、1/1200のような縮尺の
地図はない。しかし、計算機に入力された電子図形にお
いては、拡大・縮小図の運用が非常に小さい刻み幅で実
行できる。そのため、中間的な縮尺で表示することもあ
り得る。 そこで、本発明では、’縮尺’を’精度’考えること
により、中間的な縮尺も扱えるようにする。従って、第
1図、第4図に記載された縮尺を精度としてとられて管
理する。これより、記述縮尺は記述精度、運用縮尺は運
用精度によってそれぞれ置き換えられる。これの意味す
るところは、精度という言葉を用いたとき、規格の精度
(縮尺)だけでなく、図形情報処理システムのユーザに
よって新たに作成された精度の図形が管理されるなら
ば、この精度を用いることを許容するということであ
る。 もっとも、ユーザが勝手に定義した精度に対応する図
形がどのような形状を持つかについては、基準はない。
例えば、地図において、高精度では家の形状は一件一件
表現されるが、低精度では家の集合が領域として表現さ
れる。ユーザがその中間の精度を用いたときには、大き
な家はその形状を表現するが、小さい家は集合で表現す
るかもしれない。しかし、上記の方法による図形管理方
法は、ユーザがどのような定義をするかには関係しな
い。 このように、精度の概念を持ち込むことによって、よ
り汎用的な図形管理方法が実現される。 以上のように、異精度の部分図形で構成された図形を
管理し運用することによって、同一精度の図形で構成さ
れていなくても、図形情報処理システムは、運用される
ことになる。言い換えれば、必ずしも同一精度の図形を
全て整備しなければ、システムは運用されないというこ
とはなく、代用できる精度の図形が代用できれば、それ
を利用することができる。これは、ユーザによって意図
的に作られたものでもよい。 任意精度の図形データを作成するためには、新規に図
形を作画するか、元の図形データの間引き・補間を行う
ことによって実現される。例えば、ベクトルデータを補
間するのであれば、精度Aの図形を構成するショートベ
クトルの間に、補間によって3点を発生させたとする
と、精度は、見掛け上4Aになったといえる。地図でいえ
ば、原図形の精度を1/500とすると、補間によって、1/1
25の精度になったことになる。 以上のようにして記述された図形は、例えば、精度A,
Bについて、仮りにA>Bとして運用精度Aで表示して
いれば、精度Bの図形は、精度Aの図形と比較して精度
が粗いため、表示の体裁が悪く違和感を感ずる。そのた
め、精度の粗い図形については、上述したように、補間
を行う。この補間曲線の発生手段は、何でも良いが、こ
れまで発表されているものとして、クロソイド(Clotho
id)曲線、スプライン(Spline)曲線、適応型複合円弧
曲線などが適当である。 第10図は、このような補間を行った例を示している。 第10図(a)は補間前の図形であり、図形Fが4個の
領域に分かれている。運用精度はAとしている。部分図
形LA1、LA2は、運用精度Aであるため、補間は行わな
い。しかし、部分図形LB1、LB2は、運用精度Bである
ため、補間の対象となる。 第10図(b)は補間後の図形である。同図に示す例に
おいては、部分図形LB1、LB2が補間されて、運用精度
Aの部分図形LA3、LA4に変換されている。 さらに、以上に示したような図形管理を行うことによ
って、指定された運用精度と一致する記述精度で管理さ
れた図形が整備されていない場合にも、図形情報処理シ
ステムが運用される。この場合は、最寄の精度で管理さ
れている図形を検索し、その図形を表示することによっ
て、代用することができる。従来は、対応する精度の図
形がなければ、表示不可能でしかなかった。 ここで、最寄りの精度の図形による代用を行なう場合
の、精度の比較について説明する。例として、運用精度
をAとする。また、図形管理テーブルの運用精度をB、
Cとする。さらに、ここで、 とする。これにより、表示精度Aに近い運用精度はCな
ので、Cの運用精度を持つ図形を表示する。 第1図、第4図に示される図形管理テーブルにおいて
管理されている図形情報が運用される場合には図形デー
タテーブルが必要になる。この図形データテーブルは、
メモリ装置602上になければデータ格納装置604から検索
し、メモリ装置602上に展開する必要がある。 この場合、もし、精度別に図形が分けられて管理され
ると、データ格納装置へのアクセスが多くなり、運用ま
でに時間がかかる。そのため、運用精度と一致しない精
度の部分図形が、図形を構成する部分図形の中でも少数
であれば、その運用精度の図形データテーブルの中に異
精度の図形を入れて管理する。そして、表示はしないよ
うにする。これによって、データ格納装置へのアクセス
は少なくなり、運用までの時間が短縮される。 第9図はこの運用例である。ここでは、領域図形Fの
表示を示している。領域図形Fは、輪郭図形で記述さ
れ、4個の領域R1、R2、R3、R4の部分図形であるDF
1,DF2,DF3,DF4によって構成される。領域R1、R2、R3
の記述精度Aは、領域R4の記述精度Bよりも高精度と
する。そのため、等高線90のいくつかは、領域R4では
欠けている。部分図形DF1からDF3までは、等高線90の部
分で管理される。点線で表わされるDF4は、低精度であ
り、対応する等高線がないため、記述精度Aの図形を作
成して、領域R4の図形データ(記述精度B)と共に管
理される。運用精度Bのときは、この図形DF4は、表示
・運用されないようにする。 次に、図形データが整備されていない場合の代用図形
の整備、および、境界部で図形の接続を行なう処理につ
いて、第11図から第20図を参照して説明する。 図形を管理運用する場合、すべて同一の精度の図形で
まとめて行なうのが、理想的であるが、必ずしもそれが
可能とは、限らない。例えば、第11図に示すように、精
度Aの図形を整備したい中で、精度Bの図形で代用しな
ければならない領域がある。以下、このような場合の、
異なる精度の図形により図形を整備することについて説
明する。 用紙1201に描かれた線図形を、スキャナ1202で入力
し、線分を座標列によるベクトルデータに展開する。こ
のとき、曲線であった線図形は、すべて折線で近似さ
れ、例えば、1203で示すようになる。 スキャナ1202で図形を入力した段階では、スキャナ12
02に置いた用紙が傾いていると、第13図aに示すよう
に、図形が傾いて入力される。このため、同図bに示す
ように、回転補正を行なう。また、スキャナ1202入力時
の用紙の伸縮に伴う歪を、第14図a,bに示すように、台
形補正、または、平行四辺形補正によって、修正する。 また、入力された図形データを、目的の図形データと
するために、編集を行なう。例えば、第15図に示すよう
に、分断されている線分を接続して、折線とする。ま
た、第16図に示すように、ノイズ図形1601があるとき
は、これの除去を行なう。コーナー部1602の整形処理が
行なわれる。これらは、例えば、線分接続、ノイズ図形
消去、コーナー部整形等のコマンドが用意され、これを
入力することにより、実行することができる。 以上により、代用図形による図形データの整備が行な
える。 次に、入力した図形の座標値をシフトして、入力した
い位置に図形を埋め込む場合に生ずる境界ずれの問題に
ついて、説明する。 地図のような場合、入力した領域の大きさが埋め込み
たい領域の大きさと一致しないため、必要な図形領域を
切り出して、埋込を行なう。このとき、境界を挾んで図
形の精度が異なると、図形の境界が一致することはまれ
である。生じる状態としては、例えば、第18図のa、
b、cに示すように、次のようなものがある。 (a) 境界1801の一方側の領域には図形があるが、も
う一方の領域の境界1801の部分には対応する図形ない。
例えば、等高線、道路等がこれに相当する。 (b) 両方の領域に対応する図形があるが、それらが
境界1801において一致していない。すなわち、ずれが生
じている。 (c) 両方の領域に対応する図形があるが、表現の方
式が異なる。例えば、住宅地域が、境界1801の一方側で
は集合的表示1802であり、他方側では個別的表示1803と
なっているような場合が、これに対応する。 これらの状態のうち、問題となるのは、bである。そ
こで、以下、この問題の対応策について説明する。 境界1901の不一致が、スキャナにより入力する用紙に
部分的に歪があることによる場合は、上記したコマンド
による修正では、補正することができない。この場合に
は、第19図aに示すように、オペレータが、歪補正領域
1902を指定して、マニュアルで補正を行う。その結果、
第19図bのように図形が正しく描かれる。 次に、第20図aに示すように、境界2001において図形
が一致しない場合、境界部にある部分図形を移動させ
て、両者を重ねる。例えば、第20図aにおいて、境界20
01の右側にある実線2002,2003を、それぞれ破線2004,20
05の位置に移動させる。 ここで、境界2001の全範囲を対象とする、本来、重な
らないはずの図形が重なってしまう可能性がある。しか
し、オペレータが処理範囲を指定して、処理を、この範
囲内に限定させることにより対応することができる。ま
た、処理のアルゴリズムとして、第20図aの状態から同
図bに示す位置になるまで、線分の移動を少しずつ繰り
返し、移動の都度、処理結果の可否を判定する、という
方法を用いると、能率よく重ねることができると考えら
れる。 このようにして、入力された図形データは、データ格
納装置604に格納される。この場合、当該代用図形等の
記述精度を付する。なお、将来、本来の精度の図形が整
備された場合には、これを置き換える。 以上のように、本発明の実施例によれば、図形管理方
式によって図形情報処理システムの運用が加速される。
また、図形データの整備が容易になる。 上述した実施例では、地図データの管理について述べ
たが、本発明は、これに限定されない。例えば、設計図
面のような他の図面データにも広く適用することができ
る。
以上のように、本発明によれば、上記に示す図形管理
を行うことによって、少なくとも図形を構成する部分図
形が異精度であろうともデータさえあれば、従来のよう
に同精度で管理されていなければ運用不可能というよう
なことにならず、図形情報を運用することができる。さ
らに、精度ごとに図形を全て整備しなければ図形情報処
理装置の運用ができないという不具合も解消することが
できる。
を行うことによって、少なくとも図形を構成する部分図
形が異精度であろうともデータさえあれば、従来のよう
に同精度で管理されていなければ運用不可能というよう
なことにならず、図形情報を運用することができる。さ
らに、精度ごとに図形を全て整備しなければ図形情報処
理装置の運用ができないという不具合も解消することが
できる。
第1図は本発明の一実施例の異縮尺の部分図形による図
形管理方法示す説明図、第2図は従来の同一縮尺・精度
の部分図形による図形管理方法を示す説明図、第3図は
図形データテーブルの例を示す説明図、第4図は第1図
の図形管理方法を縮尺毎に管理する方法の一実施例を示
す説明図、第5図は異縮尺にまたがる部分図形を用いて
電子地図を表示した例説明図、第6A図は本発明の図形管
理・表示方法を実現するための図形情報処理システムの
ハードウェア構成を示すブロック図、第6B図は本発明の
図形管理・表示方法を実現するための図形情報処理シス
テムの機能構成を示すブロック図、第7図は本発明の図
形管理運用のアルゴリズムを示すフローチャート、第8
図部分図形の構造と図形管理テーブルと図形データテー
ブルとの関係を示す説明図、第9図は記述精度の尾なる
部分図形で図形の一部を埋め合わせた場合の図形表示イ
メージ例を示す説明図、第10図は異なる精度の部分図形
を補間することによって運用精度を他の部分図形と同一
にしたことを示す説明図、第11図は精度の異なる部分図
形を含む図形領域を示す説明図、第12図は図形データの
入力の一例を示す説明図、第13図から第16図は図形デー
タの編集/修正の一例を示す説明図、第17図領域図形の
一部に精度の異なる部分図形を埋め合わせする場合を示
す説明図、第18図は境界ずれが生じた例を示す説明図、
第19図は入力時に用紙のずれ医により生じた歪補正の一
例を示す説明図、第20図は境界線状での一図例の補正の
例を示す説明図である。 601……計算機(CPU)、602……メモリ装置、603……グ
ラフィックディスプレイ、604……図形データ格納装
置、606……キーボード、607……I/Oインタフェース回
路
形管理方法示す説明図、第2図は従来の同一縮尺・精度
の部分図形による図形管理方法を示す説明図、第3図は
図形データテーブルの例を示す説明図、第4図は第1図
の図形管理方法を縮尺毎に管理する方法の一実施例を示
す説明図、第5図は異縮尺にまたがる部分図形を用いて
電子地図を表示した例説明図、第6A図は本発明の図形管
理・表示方法を実現するための図形情報処理システムの
ハードウェア構成を示すブロック図、第6B図は本発明の
図形管理・表示方法を実現するための図形情報処理シス
テムの機能構成を示すブロック図、第7図は本発明の図
形管理運用のアルゴリズムを示すフローチャート、第8
図部分図形の構造と図形管理テーブルと図形データテー
ブルとの関係を示す説明図、第9図は記述精度の尾なる
部分図形で図形の一部を埋め合わせた場合の図形表示イ
メージ例を示す説明図、第10図は異なる精度の部分図形
を補間することによって運用精度を他の部分図形と同一
にしたことを示す説明図、第11図は精度の異なる部分図
形を含む図形領域を示す説明図、第12図は図形データの
入力の一例を示す説明図、第13図から第16図は図形デー
タの編集/修正の一例を示す説明図、第17図領域図形の
一部に精度の異なる部分図形を埋め合わせする場合を示
す説明図、第18図は境界ずれが生じた例を示す説明図、
第19図は入力時に用紙のずれ医により生じた歪補正の一
例を示す説明図、第20図は境界線状での一図例の補正の
例を示す説明図である。 601……計算機(CPU)、602……メモリ装置、603……グ
ラフィックディスプレイ、604……図形データ格納装
置、606……キーボード、607……I/Oインタフェース回
路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 由良 明彦 茨城県日立市大みか町5丁目2番1号 株式会社日立情報制御システム内 (72)発明者 指宿 誠 茨城県日立市大みか町5丁目2番1号 株式会社日立情報制御システム内 (56)参考文献 特開 昭62−257572(JP,A) 特開 平1−258078(JP,A) 実開 平2−14162(JP,U)
Claims (13)
- 【請求項1】図形データを管理する図形情報管理方法に
おいて、 同一対象に関し、異なる縮尺の図形データを複数種用意
し、かつ、各図形データを、それぞれ複数の領域に分割
して、各領域に分割されて存在する、図形の構成要素で
ある部分図形を単位として記憶すると共に、当該部分図
形単位に管理し、 いずれかの縮尺の図形データについて、その部分図形の
一部が整備されていない場合、同一対象に関し部分図形
が完備されている他の異なる縮尺の図形データにおける
該当する部分図形を、未整備の部分図形の代用部分図形
として併せて管理し、 いずれかの図形データについて出力が指示された場合
に、当該図形データの部分図形を読み出して出力し、当
該図形データについて上記代用部分図形が管理されてい
るときには、当該代用部分図形も併せて読み出して出力
すること を特徴とする図形情報管理方法。 - 【請求項2】上記各図形データは、それぞれの縮尺また
は精度で、それぞれの部分図形ごとにその図形を表現す
るデータとして記憶しておき、 各図形データの部分図形を表現するデータの記憶位置を
示す情報を、部分図形単位で管理し、 上記部分図形の一部が未整備の図形データについては、
その部分の図形の記憶位置を示す情報中に、代用部分図
形を表現するデータの記憶位置を示す情報を含むこと を特徴とする請求項1記載図形情報管理方法。 - 【請求項3】上記各図形データの部分図形を表現するデ
ータの記憶位置を示す情報は、部分図形単位でテーブル
を用いて管理し、 該テーブルには、各図形データの本来の縮尺または精度
で記述された部分図形を表現するデータの記憶位置を示
す情報と、上記代用部分図形を表現するデータの記憶位
置を示す情報とを混在させること を特徴とする請求項2記載の図形情報管理方法。 - 【請求項4】上記図形データの管理は、図形を表現する
データを、その図形を記述する縮尺または精度が異なる
ものも混在させたテーブルを用いて記憶し、該データの
記憶位置を示す情報を、部分図形単位でテーブルを用い
て管理する、請求項1記載の図形情報管理方法。 - 【請求項5】図形データを管理する図形情報管理方法に
おいて、 同一対象に関し、異なる精度の図形データを複数種用意
し、かつ、各図形データを、それぞれ複数の領域に分割
して、各領域に分割されて存在する、図形の構成要素で
ある部分図形を単位として記憶すると共に、当該部分図
形単位に管理し、 いずれかの精度の図形データについて、その部分図形の
一部が整備されていない場合、同一対象に関し部分図形
が完備されている他の異なる精度の図形データにおいて
整備されている部分図形を、未整備の部分図形の代用部
分図形として併せて管理し、 いずれかの図形データについて表示が指示された場合
に、当該図形データの部分図形を読み出して、当該図形
データについて上記代用部分図形が管理されているとき
には、当該代用部分図形も併せて読み出して、精度の異
なる部分図形を混在させて図形データを出力すること を特徴とする図形情報管理方法。 - 【請求項6】外部からの指示を受け付けて表示すべき図
形データの検索を行なう図形データ検索部と、検索され
た図形データの表示処理を行なう図形データ処理部とを
備え、 図形データ検索部は、 図形データを記憶保持する図形データ記憶手段と、該図
形データ記憶手段に保持される図形データについて管理
する図形データ管理手段とを備え、 上記図形データ記憶手段は、同一対象に関し、縮尺また
は精度の異なる図形データを複数種記憶すると共に、各
図形データを、それぞれ複数の領域に分割して、各領域
に分割されて存在する、図形の構成要素である部分図形
を単位として記憶し、 上記図形データ管理手段は、各図形データをそれぞれ部
分図形単位に管理し、かつ、 いずれかの縮尺または精度の図形データについて、その
部分図形の一部が整備されていない場合、同一対象に関
し部分図形が完備されている他の異なる縮尺または精度
の図形データにおいて整備されている部分図形を、未整
備の部分図形の代用部分図形として併せて管理する機能
と、 いずれかの図形データについて出力が指示された場合
に、当該図形データの部分図形を読み出して出力し、当
該図形データについて上記代用部分図形が管理されてい
るときには、当該代用部分図形も併せて読み出して出力
する機能とを有すること を特徴とする図形情報管理システム。 - 【請求項7】上記図形データ記憶手段は、上記各図形デ
ータを、それぞれの縮尺または精度で、それぞれの部分
図形ごとにその図形を表現するデータとして記憶し、 上記図形データ管理手段は、各図形データの部分図形を
表現するデータの記憶位置を示す情報を、部分図形単位
で管理し、上記部分図形の一部が未整備の図形データに
ついては、その部分図形の記憶位置を示す情報中に、代
用部分図形を表現するデータの記憶位置を示す情報を含
むこと を特徴とする請求項6記載の図形情報管理システム。 - 【請求項8】上記図形データ記憶手段は、上記図形デー
タを記憶する図形データテーブルを有し、 上記図形データ管理手段は、上記各図形データの部分図
形を表現するデータの記憶位置を示す情報、および、代
用部分図形を表現するデータの記憶位置を示す情報を記
憶する図形管理テーブルを有すること を特徴とする請求項7記載の図形情報管理システム。 - 【請求項9】図形データ検索部は、 外部から入力される内容を判定する検索キー判定部と、 入力されたキーの内容を持つ図形管理情報を図形管理テ
ーブルから検索する図形管理情報検索部と、 該図形管理情報から図形データの記憶位置を示す情報を
取り出すアドレス抽出部と、 得られた記憶位置を示す情報を用いて、図形データテー
ブルを検索する図形データ検索部とを備える ことを特徴とする請求項8記載の図形情報管理システ
ム。 - 【請求項10】上記図形データ検索部は、検索対象とな
り得る各種図形データファイルを格納するデータ格納装
置と、該データ格納装置に対して、目的の図形データを
検索して、得られたデータを図形データテーブルに展開
する図形データ検索部とをさらに備える請求項8または
9記載の図形情報管理システム。 - 【請求項11】図形データ処理部は、 ディスプレイと、 図形データを処理してディスプレイに表示させる図形表
示部と、 図形を表示する際に、図形データの縮尺または精度が、
表示を行なうべき縮尺または精度と一致しているか否か
判定し、一致している場合は、そのまま表示させ、不一
致の場合は、その図形データの変形処理を行なわせる精
度判定部と、 拡大または縮小処理して、見かけ上の大きさを表示すべ
き縮尺または精度による大きさと合わせるよう図形デー
タの変形処理を行なう拡大/縮小手段とを備えること を特徴とする請求項6記載の図形情報管理システム。 - 【請求項12】記拡大または縮小された図形データにつ
いて、座標値の補間または間引きを行なって、当該図形
データの縮尺または精度を見かけ上運用精度と一致させ
る補間実行部を備える、請求項11記載の図形情報管理シ
ステム。 - 【請求項13】上記拡大または縮小された図形データに
ついて、その基点がシフトされている場合に、図形の座
標にシフト量を加算して、座標値を変更する座標変更部
を備える、請求項11または12記載の図形情報管理システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2264746A JP2726746B2 (ja) | 1990-10-02 | 1990-10-02 | 図形情報管理方法およびシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2264746A JP2726746B2 (ja) | 1990-10-02 | 1990-10-02 | 図形情報管理方法およびシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04141780A JPH04141780A (ja) | 1992-05-15 |
JP2726746B2 true JP2726746B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=17407607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2264746A Expired - Fee Related JP2726746B2 (ja) | 1990-10-02 | 1990-10-02 | 図形情報管理方法およびシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2726746B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2777510B2 (ja) * | 1992-10-09 | 1998-07-16 | 富士通株式会社 | 地図情報システムにおける地図表示方法 |
JPH07319915A (ja) * | 1994-05-30 | 1995-12-08 | Hitachi Ltd | 地図処理方法及びその装置 |
JP5113141B2 (ja) * | 2009-12-03 | 2013-01-09 | 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント | 情報処理装置および情報処理方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62257572A (ja) * | 1986-05-01 | 1987-11-10 | Nec Corp | 地図検索装置 |
JPH01258078A (ja) * | 1988-04-07 | 1989-10-16 | Toshiba Corp | 図形の接合装置 |
JPH0214162U (ja) * | 1988-07-08 | 1990-01-29 |
-
1990
- 1990-10-02 JP JP2264746A patent/JP2726746B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04141780A (ja) | 1992-05-15 |
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