JP2908050B2 - 図面・調書管理システム - Google Patents
図面・調書管理システムInfo
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- JP2908050B2 JP2908050B2 JP3037967A JP3796791A JP2908050B2 JP 2908050 B2 JP2908050 B2 JP 2908050B2 JP 3037967 A JP3037967 A JP 3037967A JP 3796791 A JP3796791 A JP 3796791A JP 2908050 B2 JP2908050 B2 JP 2908050B2
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Description
【産業上の利用分野】
【0001】本発明は、図面と調書を関連付けて管理し
て図面の作成及び変更を容易にする図面・調書管理シス
テムに関する。
て図面の作成及び変更を容易にする図面・調書管理シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】図面・調書管理システムでは、図形作成
機能及び図形編集機能を用いて図面を構成する図形デー
タを作成する。また、調書作成機能を用いて調書データ
を作成し、図形データとの対応付けを行う。この対応付
けにより図面から調書の参照が可能になる。しかし、従
来のこの種のシステムでは、それぞれのデータは別々に
管理されており、また、データの変更も別々に行われ、
データ間の相互参照による従属的な変更は配慮されてい
ない。
機能及び図形編集機能を用いて図面を構成する図形デー
タを作成する。また、調書作成機能を用いて調書データ
を作成し、図形データとの対応付けを行う。この対応付
けにより図面から調書の参照が可能になる。しかし、従
来のこの種のシステムでは、それぞれのデータは別々に
管理されており、また、データの変更も別々に行われ、
データ間の相互参照による従属的な変更は配慮されてい
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシステムで
は、図面中の図形表現と調書中の記述に整合性がないた
め、図面上の幾何学的整合性を加味しながら図面を作成
する場合、複雑な図形操作が要求され、図面作成工数の
増大が問題となる。また、図面を変更する場合、図面と
調書をそれぞれ更新する必要がある。なぜなら、図面も
調書も表現形式が異なるだけで、意味することは同じこ
とが多い。これを意識して図面及び調書データを別々に
変更するには、利用者に対して大きな負荷がかかる。
は、図面中の図形表現と調書中の記述に整合性がないた
め、図面上の幾何学的整合性を加味しながら図面を作成
する場合、複雑な図形操作が要求され、図面作成工数の
増大が問題となる。また、図面を変更する場合、図面と
調書をそれぞれ更新する必要がある。なぜなら、図面も
調書も表現形式が異なるだけで、意味することは同じこ
とが多い。これを意識して図面及び調書データを別々に
変更するには、利用者に対して大きな負荷がかかる。
【0004】本発明はかかる問題点を解決するものであ
り、図面の作成及び変更の作業時間短縮と、図形データ
と調書データの整合性を図り、図面・調書管理システム
を提供することを目的とする。
り、図面の作成及び変更の作業時間短縮と、図形データ
と調書データの整合性を図り、図面・調書管理システム
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の図面・調書管理システムは、図面を構成す
る図形データを、当該図形データを識別するための図形
データ固有の図形キー毎に、当該図形データと調書を対
応付ける属性キーを付加して記憶する図形記憶部と、調
書を構成する属性データを、当該属性データを識別する
ための属性データ固有の属性キー毎に、当該属性データ
に対応する図形データを管理するためのグループ情報と
しての第1の図形キー群と、当該属性データに対応する
図形データが他の属性データに属する図形データとの接
続関係を持っている場合の接続情報としての第2の図形
キー群とを付加して記憶する属性記憶部と、図面の新規
作成が指定され、図形の配置座標、属性キーが入力され
ると、属性キーにより属性記憶部内の対応する属性デー
タの調書データ部をもとに、配置座標を基準とした図形
及び接続先図形間の接続図形を生成し、該生成した各図
形データを属性キーを付加して図形記憶部に記憶すると
ともに、属性記憶部内の対応する属性データに各図形キ
ーを設定する処理部とを有することを特徴とする。さら
に、処理部は、調書データの変更が指定されると、属性
記憶部内の対応する属性データの調書データ部を変更す
るとともに、当該属性データに付された図形キーをもと
に、図形記憶部内の対応する図形データを変更すること
を特徴とする。
に、本発明の図面・調書管理システムは、図面を構成す
る図形データを、当該図形データを識別するための図形
データ固有の図形キー毎に、当該図形データと調書を対
応付ける属性キーを付加して記憶する図形記憶部と、調
書を構成する属性データを、当該属性データを識別する
ための属性データ固有の属性キー毎に、当該属性データ
に対応する図形データを管理するためのグループ情報と
しての第1の図形キー群と、当該属性データに対応する
図形データが他の属性データに属する図形データとの接
続関係を持っている場合の接続情報としての第2の図形
キー群とを付加して記憶する属性記憶部と、図面の新規
作成が指定され、図形の配置座標、属性キーが入力され
ると、属性キーにより属性記憶部内の対応する属性デー
タの調書データ部をもとに、配置座標を基準とした図形
及び接続先図形間の接続図形を生成し、該生成した各図
形データを属性キーを付加して図形記憶部に記憶すると
ともに、属性記憶部内の対応する属性データに各図形キ
ーを設定する処理部とを有することを特徴とする。さら
に、処理部は、調書データの変更が指定されると、属性
記憶部内の対応する属性データの調書データ部を変更す
るとともに、当該属性データに付された図形キーをもと
に、図形記憶部内の対応する図形データを変更すること
を特徴とする。
【0006】
【作用】図面作成情報として、図形配置座標、属性キ
ー、接続図形データ等を入力すると、属性記憶部から属
性キーに対応する属性データを読み出し、属性データの
調書データ部の図形形状を決定する項目と配置座標を基
に図形を生成する。この生成した図形データを、属性キ
ーを付加して図形記憶部に書き込み、さらに、属性記憶
部の当該属性データに図形キーを設定する。次に、接続
図形データを先に生成した図形データを考慮し、同様に
属性データの調書データ部から接続図形データを生成す
る。ここで、生成した接続図形データを、やはり属性キ
ーを付加して図形部に書き込み、さらに、属性記憶部の
当該属性データに図形キーを設定する。
ー、接続図形データ等を入力すると、属性記憶部から属
性キーに対応する属性データを読み出し、属性データの
調書データ部の図形形状を決定する項目と配置座標を基
に図形を生成する。この生成した図形データを、属性キ
ーを付加して図形記憶部に書き込み、さらに、属性記憶
部の当該属性データに図形キーを設定する。次に、接続
図形データを先に生成した図形データを考慮し、同様に
属性データの調書データ部から接続図形データを生成す
る。ここで、生成した接続図形データを、やはり属性キ
ーを付加して図形部に書き込み、さらに、属性記憶部の
当該属性データに図形キーを設定する。
【0007】また、図形データに関係のある属性データ
の調書データ部の項目を変更すると、当該属性データの
図形キーをもとに図形記憶部から図形データを読み出
し、図形配置座標取得後、図形記憶部から当該図形デー
タを消去する。また、属性データの別の図形キーをもと
に図形記憶部から接続先図形データを読み出す。これ
で、図形配置座標、属性データ、接続図形データが揃っ
たので、前記図形データ作成の手順と同様に図形の生成
を行うことで、図面の変更を自動的に行う。
の調書データ部の項目を変更すると、当該属性データの
図形キーをもとに図形記憶部から図形データを読み出
し、図形配置座標取得後、図形記憶部から当該図形デー
タを消去する。また、属性データの別の図形キーをもと
に図形記憶部から接続先図形データを読み出す。これ
で、図形配置座標、属性データ、接続図形データが揃っ
たので、前記図形データ作成の手順と同様に図形の生成
を行うことで、図面の変更を自動的に行う。
【0008】
【実施例】以下、本発明の図面・調書管理システムの一
実施例を、下水道台帳管理のために適用した場合を例に
図面により詳細に説明する。
実施例を、下水道台帳管理のために適用した場合を例に
図面により詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明の一実施例である下水道台
帳管理システムの構成図である。下水道台帳管理システ
ムでは、下水道台帳を構成する図面、及び、マンホール
・管等の下水道施設の調書を管理している。図1におい
て、11は図形の配置座標や図形データの選択を行うマ
ウス、12は属性キーの入力や属性データの修正を行う
キーボード、13は図示しない制御プログラムに従いデ
ータ処理を行う処理部、14は図面を構成する図形デー
タを格納する図形記憶部、15は調書データを属性デー
タとして格納する属性記憶部である。処理部13は機能
上、図形生成手段131、属性読出し手段132、属性
更新手段133、図形書込み手段134、図形読出し手
段135、属性書込み手段136及び図形更新手段13
7に分かれる。
帳管理システムの構成図である。下水道台帳管理システ
ムでは、下水道台帳を構成する図面、及び、マンホール
・管等の下水道施設の調書を管理している。図1におい
て、11は図形の配置座標や図形データの選択を行うマ
ウス、12は属性キーの入力や属性データの修正を行う
キーボード、13は図示しない制御プログラムに従いデ
ータ処理を行う処理部、14は図面を構成する図形デー
タを格納する図形記憶部、15は調書データを属性デー
タとして格納する属性記憶部である。処理部13は機能
上、図形生成手段131、属性読出し手段132、属性
更新手段133、図形書込み手段134、図形読出し手
段135、属性書込み手段136及び図形更新手段13
7に分かれる。
【0010】図2(a)は、一つの図形データについて
の図形記憶部14における記憶内容のフォーマットを示
したものである。図形記憶部14の各図形データは、該
当図形データを識別するための図形データ固有の図形キ
ーと、円・折線等のベクトル表現された図形要素データ
と、下水道施設毎にあらかじめ決めた識別符号と、当該
図形データに対応する属性データを識別するための属性
キーとから成っている。図2(b)に下水道施設と識別
符号の対応を示す。
の図形記憶部14における記憶内容のフォーマットを示
したものである。図形記憶部14の各図形データは、該
当図形データを識別するための図形データ固有の図形キ
ーと、円・折線等のベクトル表現された図形要素データ
と、下水道施設毎にあらかじめ決めた識別符号と、当該
図形データに対応する属性データを識別するための属性
キーとから成っている。図2(b)に下水道施設と識別
符号の対応を示す。
【0011】図3は下水道台帳を構成する図面の説明図
であり、図面上において各下水道施設は、これに示すよ
うにシンボル化されて表現される。
であり、図面上において各下水道施設は、これに示すよ
うにシンボル化されて表現される。
【0012】図4(a)は、一つの属性データについて
の属性記憶部15における記憶内容のフォーマットを示
したものである。属性記憶部15の各属性データは、当
該属性データを識別するための属性データ固有の属性キ
ーと、下水道施設の詳細情報である調書データと、当該
属性データに対応する図形データを管理するためのグル
ープ情報としての図形キー群と、当該属性データに対応
する図形データが他の属性データに属する図形データと
接続関係を持っている場合の管理情報である接続情報と
しての図形キー群から成っている。図4(b)に調書デ
ータの一例を示す。
の属性記憶部15における記憶内容のフォーマットを示
したものである。属性記憶部15の各属性データは、当
該属性データを識別するための属性データ固有の属性キ
ーと、下水道施設の詳細情報である調書データと、当該
属性データに対応する図形データを管理するためのグル
ープ情報としての図形キー群と、当該属性データに対応
する図形データが他の属性データに属する図形データと
接続関係を持っている場合の管理情報である接続情報と
しての図形キー群から成っている。図4(b)に調書デ
ータの一例を示す。
【0013】図5は処理部13の処理動作を説明するた
めのフローチャートである。以下、図5のフローチャー
トに従い、本実施例における図面の新規作成及び調書デ
ータを変更した場合の図面の変更処理を説明する。
めのフローチャートである。以下、図5のフローチャー
トに従い、本実施例における図面の新規作成及び調書デ
ータを変更した場合の図面の変更処理を説明する。
【0014】初めに、図面の新規作成処理について説明
する。ここでは、図6(a)に示すように、既に作成済
みの1号マンホール61に対し、これに接続する2号マ
ンホール62と管63の図形を作成するものとする。図
6(b)の64は1号マンホール61に対応する調書デ
ータ、図6(c)の65は2号マンホール62と管63
に対応する調書データで、これらはあらかじめ作成され
て属性記憶部15に属性データの構成要素として記憶さ
れているとする。また、当然のことながら、1号マンホ
ール61の図形データは既に図形記憶部14に記憶され
ている。
する。ここでは、図6(a)に示すように、既に作成済
みの1号マンホール61に対し、これに接続する2号マ
ンホール62と管63の図形を作成するものとする。図
6(b)の64は1号マンホール61に対応する調書デ
ータ、図6(c)の65は2号マンホール62と管63
に対応する調書データで、これらはあらかじめ作成され
て属性記憶部15に属性データの構成要素として記憶さ
れているとする。また、当然のことながら、1号マンホ
ール61の図形データは既に図形記憶部14に記憶され
ている。
【0015】図面の新規作成が判定されると(ステップ
500)、図示しない表示装置での2号マンホール62
の配置座標がマウス11から入力され(ステップ50
1)、該2号マンホール62の属性データの属性キーが
キーボード12から入力される(ステップ502)。ま
た、表示装置に表示されている接続先1号マンホール6
1の主形状をマウス11で指示することにより、該主形
状表示データが入力される(ステップ503)。図形生
成手段131は、入力されたそれぞれのデータを一時的
に保持すると共に、属性キーを属性読出し手段132に
与える。属性読出し手段132は、与えられた属性キー
に対応する属性データ(2号マンホール62の調書デー
タ65を含んでいる)を属性記憶部15から読み出し、
図形生成手段131と属性更新手段133に与える(ス
テップ504)。図形生成手段131は、与えられた属
性データ中の調書データ部65のマンホール形状から、
生成する図形データが2号マンホール、すなわち、大小
2つの円からなる2重丸(図3参照)であることを判別
し、ステップ501で入力された配置座標を基準とし
て、大小2つの円の図形データを生成し、大きい円の図
形データに主形状、小さい円の図形データに副形状の識
別符号を付し、さらに、それぞれの図形データに図形キ
ーを付して保持する(ステップ505)。また、図形生
成手段131は、この生成した図形データを図形書込み
手段134と属性更新手段133に与える。図形書込み
手段134は、与えられた図形データを図形記憶部14
に書き込む。一方、属性更新手段133は、与えられた
図形データ中の図形キーをステップ504で得た属性デ
ータのグループ情報部に設定する(ステップ506)。
500)、図示しない表示装置での2号マンホール62
の配置座標がマウス11から入力され(ステップ50
1)、該2号マンホール62の属性データの属性キーが
キーボード12から入力される(ステップ502)。ま
た、表示装置に表示されている接続先1号マンホール6
1の主形状をマウス11で指示することにより、該主形
状表示データが入力される(ステップ503)。図形生
成手段131は、入力されたそれぞれのデータを一時的
に保持すると共に、属性キーを属性読出し手段132に
与える。属性読出し手段132は、与えられた属性キー
に対応する属性データ(2号マンホール62の調書デー
タ65を含んでいる)を属性記憶部15から読み出し、
図形生成手段131と属性更新手段133に与える(ス
テップ504)。図形生成手段131は、与えられた属
性データ中の調書データ部65のマンホール形状から、
生成する図形データが2号マンホール、すなわち、大小
2つの円からなる2重丸(図3参照)であることを判別
し、ステップ501で入力された配置座標を基準とし
て、大小2つの円の図形データを生成し、大きい円の図
形データに主形状、小さい円の図形データに副形状の識
別符号を付し、さらに、それぞれの図形データに図形キ
ーを付して保持する(ステップ505)。また、図形生
成手段131は、この生成した図形データを図形書込み
手段134と属性更新手段133に与える。図形書込み
手段134は、与えられた図形データを図形記憶部14
に書き込む。一方、属性更新手段133は、与えられた
図形データ中の図形キーをステップ504で得た属性デ
ータのグループ情報部に設定する(ステップ506)。
【0016】次に、図形生成手段131は、ステップ5
03で入力した接続先図形(1号マンホール61)の表
示データに付加されている図形キーを得、該図形キーを
図形読出し手段135に与える。図形読出し手段135
は、与えられた図形キーに対応する1号マンホール61
の図形データを図形記憶部14から読み出し、図形生成
手段131に与える(ステップ507)。ここで、図形
生成手段131は、ステップ505で生成した2号マン
ホール62の主形状図形データと、ステップ507で得
た1号マンホール61の主形状図形データを基に、ステ
ップ504で得た属性データにおける2号マンホール6
2の調書データ部65の管枝区分、管種別から直線と矢
印の図形データを生成し、直線の図形データに主形状、
矢印の図形データに副形状の識別符号を付し、さらに、
それぞれの図形データに図形キーを付し(ステップ50
8)、図形書込み手段134と属性更新手段133に与
える。図形書込み手段134は、与えられた図形データ
を図形記憶部14に書き込む。一方、属性更新手段13
3は、ステップ507で更新した属性データに対し、与
えられた図形データ中の図形キーをグループ情報部に追
加する(ステップ509)。
03で入力した接続先図形(1号マンホール61)の表
示データに付加されている図形キーを得、該図形キーを
図形読出し手段135に与える。図形読出し手段135
は、与えられた図形キーに対応する1号マンホール61
の図形データを図形記憶部14から読み出し、図形生成
手段131に与える(ステップ507)。ここで、図形
生成手段131は、ステップ505で生成した2号マン
ホール62の主形状図形データと、ステップ507で得
た1号マンホール61の主形状図形データを基に、ステ
ップ504で得た属性データにおける2号マンホール6
2の調書データ部65の管枝区分、管種別から直線と矢
印の図形データを生成し、直線の図形データに主形状、
矢印の図形データに副形状の識別符号を付し、さらに、
それぞれの図形データに図形キーを付し(ステップ50
8)、図形書込み手段134と属性更新手段133に与
える。図形書込み手段134は、与えられた図形データ
を図形記憶部14に書き込む。一方、属性更新手段13
3は、ステップ507で更新した属性データに対し、与
えられた図形データ中の図形キーをグループ情報部に追
加する(ステップ509)。
【0017】最終に、図形生成手段131は、ステップ
507で読み出した1号マンホール61の図形データを
属性更新手段133に与える。属性更新手段133は、
与えられた図形データの図形キーをステップ509で更
新した属性データの接続情報部に設定する(ステップ5
10)。この属性データが属性書込み手段136に与え
られ、属性書込み手段136は、与えられた属性データ
を属性記憶部15に書込む。
507で読み出した1号マンホール61の図形データを
属性更新手段133に与える。属性更新手段133は、
与えられた図形データの図形キーをステップ509で更
新した属性データの接続情報部に設定する(ステップ5
10)。この属性データが属性書込み手段136に与え
られ、属性書込み手段136は、与えられた属性データ
を属性記憶部15に書込む。
【0018】以上により、図6(a)の1号マンホール
61に対し、これに接続する2号マンホール62と管6
3の図形データの生成及びそれに伴う属性データの更新
処理が終了する。図7は、この図面作成処理後の図形記
憶部14と属性記憶部15の状態を示したものである。
図中、「fig#i」が図形キー、「attr#i」が
属性キーを示す。図形記憶部14において、141と1
42は既に作成済みの1号マンホール61の図形データ
であり、143と144はステップ505で生成された
2号マンホール62の図形データ、145と146はス
テップ508で生成された管63の図形データである。
各図形データのうち、主形状図形データには当該図形デ
ータに対応する属性データを識別するための属性キー
(attr#1,attr#2)が付される。一方、属
性記憶部15において、151が図6(b)の調書デー
タ部64を含む属性データ、152が図6(c)の調書
データ部65を含む属性データである。ここで、152
の属性データの中で、グループ情報部の「fig#
3」、「fig#4」の図形キーはステップ506で設
定され、「fig#5」、「fig#6」の図形キーは
ステップ509で設定されたものである。また、接続情
報部の「fig#1」はステップ510で設定されたも
のである。
61に対し、これに接続する2号マンホール62と管6
3の図形データの生成及びそれに伴う属性データの更新
処理が終了する。図7は、この図面作成処理後の図形記
憶部14と属性記憶部15の状態を示したものである。
図中、「fig#i」が図形キー、「attr#i」が
属性キーを示す。図形記憶部14において、141と1
42は既に作成済みの1号マンホール61の図形データ
であり、143と144はステップ505で生成された
2号マンホール62の図形データ、145と146はス
テップ508で生成された管63の図形データである。
各図形データのうち、主形状図形データには当該図形デ
ータに対応する属性データを識別するための属性キー
(attr#1,attr#2)が付される。一方、属
性記憶部15において、151が図6(b)の調書デー
タ部64を含む属性データ、152が図6(c)の調書
データ部65を含む属性データである。ここで、152
の属性データの中で、グループ情報部の「fig#
3」、「fig#4」の図形キーはステップ506で設
定され、「fig#5」、「fig#6」の図形キーは
ステップ509で設定されたものである。また、接続情
報部の「fig#1」はステップ510で設定されたも
のである。
【0019】次に、属性データ中の調書データ部を変更
した場合の処理について説明する。ここでは、図7の属
性データ152の調書データ部におけるマンホール形状
「2号マンホール」を「3号マンホール」に変更した場
合の処理を説明する。
した場合の処理について説明する。ここでは、図7の属
性データ152の調書データ部におけるマンホール形状
「2号マンホール」を「3号マンホール」に変更した場
合の処理を説明する。
【0020】図示しない属性データ修正機能により属性
データ中の調書データ部の内容が変更されると、変更前
と変更後の属性データが図形生成手段131に与えられ
る。図形生成手段131は、属性データの調書データ部
におけるマンホール形状、管支区分、管種別等の変更が
あったかを判定し(ステップ511)、変更があった場
合(本例では、マンホール形状の変更)、該変更後の属
性データ(本例では、図7の属性データ152につい
て、その調書データ部内のマンホール形状が2号から3
号に変更されている)を属性更新手段133に与えると
共に、図形読出し手段135と図形更新手段137に与
える。属性更新手段133では、属性書込み手段136
を介し、変更後の属性データのグループ情報部を属性記
憶部15から消去する(ステップ512)。図7の例で
は、属性データ152のグループ情報の図形キー群fi
g#3〜fig#6を消去する。一方、図形読出し手段
135は、与えられた属性データのグループ情報部から
マンホールの主形状図形の図形キー(本例では、fig
#3)を見つけ、対応する図形データを図形記憶部14
から読出し、図形生成手段131に与える(ステップ5
13)。一般に、図形データ中の図形要素データ部は、
表示面の座標系をもとにベクトル表現されており、ステ
ップ513によりマンホール62(3号マンホールに変
更されている)の配置位置が分かる。次に、図形更新手
段137は、与えられた属性データのグループ情報部の
図形キーに対応する図形データを図形記憶部14から消
去する(ステップ514)。図7の例では、143〜1
46の図形データを消去する。次に、図形生成手段13
1は、与えられている属性データから接続情報部を退避
すると共に、属性更新手段133により該属性データの
接続情報部を属性記憶部15から消去せしめる(ステッ
プ515)。図7の例では、属性データ152の接続情
報部の図形キーfig#1が消去される。
データ中の調書データ部の内容が変更されると、変更前
と変更後の属性データが図形生成手段131に与えられ
る。図形生成手段131は、属性データの調書データ部
におけるマンホール形状、管支区分、管種別等の変更が
あったかを判定し(ステップ511)、変更があった場
合(本例では、マンホール形状の変更)、該変更後の属
性データ(本例では、図7の属性データ152につい
て、その調書データ部内のマンホール形状が2号から3
号に変更されている)を属性更新手段133に与えると
共に、図形読出し手段135と図形更新手段137に与
える。属性更新手段133では、属性書込み手段136
を介し、変更後の属性データのグループ情報部を属性記
憶部15から消去する(ステップ512)。図7の例で
は、属性データ152のグループ情報の図形キー群fi
g#3〜fig#6を消去する。一方、図形読出し手段
135は、与えられた属性データのグループ情報部から
マンホールの主形状図形の図形キー(本例では、fig
#3)を見つけ、対応する図形データを図形記憶部14
から読出し、図形生成手段131に与える(ステップ5
13)。一般に、図形データ中の図形要素データ部は、
表示面の座標系をもとにベクトル表現されており、ステ
ップ513によりマンホール62(3号マンホールに変
更されている)の配置位置が分かる。次に、図形更新手
段137は、与えられた属性データのグループ情報部の
図形キーに対応する図形データを図形記憶部14から消
去する(ステップ514)。図7の例では、143〜1
46の図形データを消去する。次に、図形生成手段13
1は、与えられている属性データから接続情報部を退避
すると共に、属性更新手段133により該属性データの
接続情報部を属性記憶部15から消去せしめる(ステッ
プ515)。図7の例では、属性データ152の接続情
報部の図形キーfig#1が消去される。
【0021】以上により、変更されたマンホールの配置
位置(図6の2号マンホール62の位置)と、変更後の
属性データ(図7の属性データ152で調書データ部の
マンホール形状が2号から3号に変更されたもの)と、
接続先マンホールの図形データの図形キー(図6の1号
マンホールの主形状図形データの図形キーfig#1)
が図形生成手段131に揃うことになる。また、図形記
憶部14からは変更前の図形データ(図7の143〜1
46の図形データ)が消去され、属性記憶部15からは
当該属性データにおける変更前の図形データに対応する
図形キー群(図7の属性データ中のグループ情報部、接
続情報部のfig#3〜fig#6,fig#1)が消
去される。その後は、揃ったデータを用いて、新規の図
形生成と同様にステップ505〜510の処理を順次実
行することで、変更された調書データにもとづく図面デ
ータが自動的に作成され、その図形データがあらためて
図形記憶部14に記憶され、また、当該図形データの図
形キー群が属性記憶部15の変更後の属性データのグル
ープ情報部、接続情報部にあらためて設定される。
位置(図6の2号マンホール62の位置)と、変更後の
属性データ(図7の属性データ152で調書データ部の
マンホール形状が2号から3号に変更されたもの)と、
接続先マンホールの図形データの図形キー(図6の1号
マンホールの主形状図形データの図形キーfig#1)
が図形生成手段131に揃うことになる。また、図形記
憶部14からは変更前の図形データ(図7の143〜1
46の図形データ)が消去され、属性記憶部15からは
当該属性データにおける変更前の図形データに対応する
図形キー群(図7の属性データ中のグループ情報部、接
続情報部のfig#3〜fig#6,fig#1)が消
去される。その後は、揃ったデータを用いて、新規の図
形生成と同様にステップ505〜510の処理を順次実
行することで、変更された調書データにもとづく図面デ
ータが自動的に作成され、その図形データがあらためて
図形記憶部14に記憶され、また、当該図形データの図
形キー群が属性記憶部15の変更後の属性データのグル
ープ情報部、接続情報部にあらためて設定される。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
よれば、複雑な図形操作を必要とせずに、調書から簡単
な操作で接続先との間の接続図形を含めて図面を作成す
ることができる。また、調書を変更すれば、連動して接
続図形を含めて図面の変更を自動的に行うことができ
る。このため、利用者は図面作成作業及び図形変更作業
の煩わしさから開放され、作業時間の短縮が図れる。さ
らに、図面と調書の整合性が維持されているため、信頼
度の高い情報提供が行える。
よれば、複雑な図形操作を必要とせずに、調書から簡単
な操作で接続先との間の接続図形を含めて図面を作成す
ることができる。また、調書を変更すれば、連動して接
続図形を含めて図面の変更を自動的に行うことができ
る。このため、利用者は図面作成作業及び図形変更作業
の煩わしさから開放され、作業時間の短縮が図れる。さ
らに、図面と調書の整合性が維持されているため、信頼
度の高い情報提供が行える。
【図1】本発明の一実施例のシステムの構成図である。
【図2】本発明を下水道台帳管理に適用した場合の図形
データ、及び、下水道施設と識別符号の対応を示す図で
ある。
データ、及び、下水道施設と識別符号の対応を示す図で
ある。
【図3】下水道台帳管理を構成する図面の例である。
【図4】属性データ、及びその調書データの一例であ
る。
る。
【図5】図1における処理部13の処理動作を説明する
ためのフローチャートである。
ためのフローチャートである。
【図6】図1における処理部13の処理動作を説明する
ための図面及び調書データの例題である。
ための図面及び調書データの例題である。
【図7】図6の例題について図面作成後の図1における
図形記憶部14と属性記憶部15の内容を示した図であ
る。
図形記憶部14と属性記憶部15の内容を示した図であ
る。
13 処理部 14 図形記憶部 15 属性記憶部 131 図形生成手段 133 属性更新手段 137 図形更新手段
Claims (2)
- 【請求項1】 施設の図面および調書データを管理する
システムにおいて、 図面を構成する図形データを、当該図形データを識別す
るための図形データ固有の図形キー毎に、当該図形デー
タと調書データを対応付ける属性キーを付加して記憶す
る図形記憶部と、 調書データを構成する属性データを、当該属性データを
識別するための属性データ固有の属性キー毎に、当該属
性データに対応する図形データを管理するためのグルー
プ情報としての第1の図形キー群と、当該属性データに
対応する図形データが他の属性データに属する図形デー
タとの接続関係を持っている場合の接続情報としての第
2の図形キー群とを付加して記憶する属性記憶部と、 図面の新規作成が指定され、図形の配置座標、属性キー
が入力されると、属性キーにより属性記憶部内の対応す
る属性データの調書データ部をもとに、配置座標を基準
とした図形及び接続先図形間の接続図形を生成し、該生
成した各図形データを属性キーを付加して図形記憶部に
記憶するとともに、属性記憶部内の対応する属性データ
に各図形キーを設定する処理部と、 を有することを特徴とする図面・調書管理システム。 - 【請求項2】 請求項1記載の図面・調書管理システム
において、処理部は、調書データの変更が指定される
と、属性記憶部内の対応する属性データの調書データ部
を変更するとともに、当該属性データに付された図形キ
ーをもとに、図形記憶部内の対応する図形データを変更
することを特徴とする図面・調書管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3037967A JP2908050B2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 図面・調書管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3037967A JP2908050B2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 図面・調書管理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04330566A JPH04330566A (ja) | 1992-11-18 |
JP2908050B2 true JP2908050B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=12512339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3037967A Expired - Lifetime JP2908050B2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 図面・調書管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2908050B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-07 JP JP3037967A patent/JP2908050B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04330566A (ja) | 1992-11-18 |
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