JPH08147317A - データ管理システムおよびそのデータ管理方法 - Google Patents

データ管理システムおよびそのデータ管理方法

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JPH08147317A
JPH08147317A JP6285179A JP28517994A JPH08147317A JP H08147317 A JPH08147317 A JP H08147317A JP 6285179 A JP6285179 A JP 6285179A JP 28517994 A JP28517994 A JP 28517994A JP H08147317 A JPH08147317 A JP H08147317A
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JP
Japan
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data
connection destination
data management
link button
management system
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JP6285179A
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Hideki Hayamizu
秀樹 速水
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より柔軟なリンクボタンの接続先操作インタ
フェースを提供することができるデータ管理システムお
よびそのデータ管理方法を提供する。 【構成】 リンクボタン作成処理において、接続先オブ
ジェクトデータを作成するとともに(ステップS6)、
リンクボタンの属性データをデフォルト値で作成し(ス
テップS10)、リンクボタン内の接続先データを設定
する(ステップS11)。次に、リンクボタンデータの
登録(ステップS8)および接続先オブジェクトデータ
の登録(ステップS10)を行なう。この結果、リンク
ボタン作成時に、自動的にデフォルト値によって接続先
が決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リンク情報により接続
する他のオブジェクトを画面表示することができ、文字
データ、ベクトルデータ、イメージデータ、および音声
データ等の異なる種類のデータにより構成されるマルチ
メディアデータに接続するリンクボタンを用いたデータ
管理システムおよびそのデータ管理方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】文書に注釈をつけたり、他の文書を参照
する場合、文書の一部に他の文書を関連づけておけば、
必要な情報を容易に検索することができる。ハイパーテ
キストは、計算機でこのような情報の管理を行なう概念
で、情報の集まりと情報間のリンクの集まりからなる。
【0003】ハイパーテキストシステムでは、たとえ
ば、“ハイパーテキストの概念と特徴,ジャネット・フ
ィデリオ,日経バイト,No54(1989.1),p
p.247〜260”に記載してあるように、利用者
は、情報の間にリンクの属性を設定でき、特別な関係を
持たせることができる。リンクを設定する情報には、テ
キストのみにとどまらず、図形、イメージ、およびビデ
オ映像等の様々な種類のメディアデータが利用できる。
【0004】近年、リンクを設定する一方の接点をリン
クボタンという小さな作用点に限定した情報整理、検索
システムが開発されている。リンクボタンに作用を及ぼ
すので、リンクのもう一端につながっている情報を吹き
出すことができる。リンクボタンは、別の情報の上に張
りつけることができるので、見かけ上はリンクボタンの
張りついている情報とリンクのもう一端にある情報がつ
ながっているように見える。上記のような従来のデータ
管理システムとしては、特開平4−287116号公
報、Hyper Card、Towns GEAR等に
開示されている。
【0005】まず、特開平4−287116号公報に開
示されるデータ管理システムについて説明する。同公報
には、リンク先の指定に関わる記述として、第12頁第
21行〜第37行、第13頁第13行〜第39行、図1
4、図15、図16のステップ96に以下の内容が開示
されている。ただし、同公報では、リンクボタンのこと
をリンクマーカと記述している。
【0006】リンクボタンをマウスでクリックし、コン
テキストメニューを開く、または、リンクボタンを選択
した状態でリンクのプルダウンメニューを開くという2
つの操作により、メニューを開いてコマンドを選択し、
リンク先のオブジェクトを指定できる。ただし、具体的
には、リンク先のオブジェクトをどのように指定するか
は記載されていない。また、リンクボタンを作成したと
きに、リンク先のオブジェクトをデフォルトで設定する
か、未設定の場合にリンク先を表示しようとしたらどの
ようになるかも記述していない。さらに、リンクボタン
の設定メニューによるリンク先の設定以外は、接続先の
設定方法を示していない。
【0007】次に、Hyper Cardに開示される
リンクボタンのリンク先の指定方法について説明する。
Hyper Cardは、アップルコンピュータジャパ
ン株式会社から販売提供されているシステムであり、同
社のMachintosh上で動作する個人の情報整理
・プレゼンテーションツールである。
【0008】以下は、上記のマニュアル(Hyper
Card リファレンス,アップルコンピュータジャパ
ン株式会社)第4章パターン情報のリンク,pp.20
9〜215に記載してある。
【0009】リンクボタンには、互いに関連した情報を
結びつける(リンクする)機能がある。リンクの設定さ
れたリンクボタンをクリックすると、それに関連した情
報が記録されたカードを即座を呼出せる。リンクは一方
向にしか働かないので、カード間をボタンのクリックで
自由に移動できるようにするため、各移動方向にリンク
を2つずつ設定する必要がある。リンクボタンにカード
またはスタックへのリンクを設定する方法には次の方法
がある。
【0010】まず、第1の方法として、ダイヤル部ボッ
クスで指定する。まず、ツールメニューからボタンツー
ルを選ぶ。次に、目的のボタンをダブルクリックする。
次に、ダイヤル部ボックス内の“リンク…”をダブルク
リックする。次に、ダイヤル部ボックス内のボタンをク
リックする前に、ボタンをリンクしたいカードへ移動す
る。最後に、目的のカードまたはスタックを表示した状
態で、リンク先に応じてダイヤル部ボックスのボタンを
クリックする。
【0011】次に、第2の方法として、短いスクリプト
を作成する。まず、リンク先のカードが決まっていれ
ば、その名前、番号、IDのいずれかを調べる。次に、
リンクを設定したいボタンのあるカードを表示する。次
に、commandキーとoptionキーの両方を押
したまま、そのボタンを一度だけクリックする。次に、
スクリプトにリンク先を記述する。最後に、設定が終了
したら、enterキーを押す。
【0012】次に、第3の方法として、標準的なホーム
スタックに用意されている“スタックをリンク”を用い
る。これを、特定のスタックにリンクするボタンを作成
する方法である。まず、適当なホームカードに移動す
る。次に、ホームメニューから“スタックをリンク…”
を選ぶ。次に、デレクトリダイヤル部ボックスを用いて
ボタンデレクタイスタックを見つけ、その名称が表示さ
れている部分をダブルクリックして選択する。最後に、
点滅しているボタンをドラッグして位置を調整する。
【0013】次に、第4の方法としてサンプルボタンス
タックに含まれるリンク専用のツールを用いる。ただ
し、同方法は、同マニュアルに明確な操作方法の記述は
されていない。
【0014】上記のように、メディアデータオブジェク
トへのリンクを設定するには、上記の第1の方法でリン
クボタンのダイヤル部ボックスを開いてリンク先を設定
するか、上記第2の方法でスクリプトの編集を行なう必
要がある。上記第3の方法は、スタック(文書ファイル
に近い概念)にリンクするボタンを作る方法であって、
一般のメディアオブジェクトにリンクするものではな
い。また、新規にボタンを設定する場合には、リンク先
未設定の状態で作成する。この状態のリンクボタンにマ
ウスクリックで働きかけても、リンクボタンは何の反応
も示さない。
【0015】次に、Towns GEARに開示される
リンクボタンのリンク先指定方法について説明する。T
owns GEARは、富士通株式会社が開発・販売し
ているパーソナルコンピュータFM Townsに標準
で搭載しているソフトウェアであり、テキスト、音楽、
音声、イメージ等の様々なデータをノートの上に組合せ
ていくだけで、誰でも手軽にアプリケーションを作成で
きるプログラミングツール(Towns GEAR デ
ィレクショナリ(V2.1 L20 用),Towns
システムソフトウェア)である。
【0016】以下は、上記のマニュアルの30頁に記載
されている内容である。リンクボタンは、部品の一種で
頁の上に配置するスイッチのようなものである。ボタン
にはリンク機能とプログラム実行のどちらかの機能を持
たせることができる。たとえば、カレンダー等予定表の
入ったノートを作ったとする。このノートでカレンダー
の頁で日付をクリックしたら、その日の詳しい予定表を
書いた頁へジャンプしたいとする。この場合、カレンダ
ーの日付のリンクボタンと、予定表の頁をリンクさせれ
ばよい。
【0017】また、上記のマニュアルの第76頁〜第7
7頁によると、リンク先は、以下の手順によって設定
し、変更する場合も同じ手順を踏む。すなわち、まず、
実行モードから編集モードにする。次に、ボタンを選択
してボタンの属性ウィンドウを開く。次に、属性ウィン
ドウでボタンの機能をリンク/プログラム中のリンクを
選択する。最後に、属性ウィンドウ中のリンク先指定、
相対指定によってリンク先を接続する。
【0018】新規にボタンを設定する場合にも属性ウィ
ンドウを開いて様々な情報の設定を利用者に要求する。
リンク先未設定の状態で作成することも可能であるが、
このようなリンクボタンにマウスクリックで働きかけて
も何の反応も示さない。
【0019】上記のように、従来のデータ管理システム
におけるリンクボタンの接続先操作では、以下の点が特
徴となっている。まず、リンクボタンの作成と、その接
続先オブジェクトの作成・編集処理が操作上独立してい
る。また、リンクボタンの接続先を設定する場合には、
何らかの設定メニューを開いてリンク先設定コマンドを
選択する。さらに、接続先が未設定のボタンを作成する
ことが可能である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のデータ管
理システムでは、リンクボタンの接続先の操作方法とし
て以下のような問題がある。まず、接続先が未設定のボ
タンを、そうとは知らずに、マウスクリックする場合、
何の反応も示さないので利用者にはわかり難い。また、
接続先のオブジェクトを表示したときに、その表示内容
に誤りを発見した場合、その場で修正作業に入ることが
できない。また、ボタンの接続先オブジェクトを指定す
るには、まずダイヤル部ボックスや属性ウィンドウを開
いてからリンク先指定を選択しなければならない。特
に、多数のボタンについてリンク先を指定する必要があ
る場合は、もっと直接的にリンク先を指定できるように
する必要がある。さらに、ボタンの作成と接続先の作成
が操作上独立しているので、文書へのメモの書込や付箋
の貼付けのような、書込/貼付けポイントとメモ/付箋
に書込む文字列の作成が連続している操作には適応し難
い。
【0021】本発明の目的は、上記課題を解決するため
のものであって、より柔軟なリンクボタンの接続先操作
インタフェースを提供することができるデータ管理シス
テムおよびそのデータ管理方法を提供することを目的と
する。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のデータ管
理システムは、複数のデータにより構成されるマルチメ
ディアデータに接続するリンクボタンを用いたデータ管
理システムであって、リンクボタンのデータを作成する
作成手段と、作成手段によりリンクボタンのデータを作
成するとき、デフォルト値によりリンクボタンの接続先
を決定する決定手段と、リンクボタンのデータおよび接
続先のデータを登録する登録手段とを含む。
【0023】請求項2記載のデータ管理システムは、請
求項1記載のデータ管理システムの構成に加え、上記決
定手段は、接続先として、エラーメッセージのデータを
指定する指定手段を含む。
【0024】請求項3記載のデータ管理システムは、請
求項1記載のデータ管理システムの構成に加え、接続先
のオブジェクトを非表示にする非表示手段をさらに含
む。
【0025】請求項4記載のデータ管理システムは、複
数のデータにより構成されるマルチメディアデータに接
続するリンクボタンを用いたデータ管理システムであっ
て、リンクボタンの接続先のオブジェクトを表示する表
示手段と、表示手段による表示状態から、表示している
オブジェクトの編集処理を行なう編集手段とを含む。
【0026】請求項5記載のデータ管理システムは、請
求項4記載のデータ管理システムの構成に加え、上記編
集手段は、接続先のオブジェクトがエラーメッセージの
場合、エラーメッセージの表示状態から編集処理に入
り、エラーメッセージを他の文字列に置換える置換手段
を含む。
【0027】請求項6記載のデータ管理システムは、複
数のデータにより構成されるマルチメディアデータに接
続するリンクボタンを用いたデータ管理システムであっ
て、リンクボタンの接続先のオブジェクトを表示する表
示手段と、表示手段による表示状態から、表示している
オブジェクトを他のオブジェクトに差替える差替え手段
とを含む。
【0028】請求項7記載のデータ管理システムは、請
求項6記載のデータ管理システムの構成に加え、上記差
替え手段は、他のオブジェクトとして、予め登録してい
るオブジェクトを接続先に指定する指定手段を含む。
【0029】請求項8記載のデータ管理システムのデー
タ管理方法は、複数のデータにより構成されるマルチメ
ディアデータに接続するリンクボタンを用いたデータ管
理システムのデータ管理方法であって、リンクボタンの
データを作成する第1ステップと、第1ステップにおい
て、デフォルト値によりリンクボタンの接続先を決定す
る第2ステップと、リンクボタンのデータおよび接続先
のデータを登録する第3ステップとを含む。
【0030】請求項9記載のデータ管理システムのデー
タ管理方法は、請求項8記載のデータ管理システムのデ
ータ管理方法の構成に加え、上記第2ステップは、接続
先として、エラーメッセージのデータを指定する第4ス
テップを含む。
【0031】請求項10記載のデータ管理システムのデ
ータ管理方法は、請求項8記載のデータ管理システムの
データ管理方法の構成に加え、接続先のオブジェクトを
非表示にする第4ステップをさらに含む。
【0032】請求項11記載のデータ管理システムのデ
ータ管理方法は、複数のデータにより構成されるマルチ
メディアデータに接続するリンクボタンを用いたデータ
管理システムのデータ管理方法であって、リンクボタン
の接続先のオブジェクトを表示する第1ステップと、第
1ステップによる表示状態から、表示しているオブジェ
クトの編集処理を行なう第2ステップとを含む。
【0033】請求項12記載のデータ管理システムのデ
ータ管理方法は、請求項11記載のデータ管理システム
のデータ管理方法の構成に加え、上記第2ステップは、
接続先のオブジェクトがエラーメッセージの場合、エラ
ーメッセージの表示状態から編集処理に入り、エラーメ
ッセージを他の文字列に置換える置換手段を含む。
【0034】請求項13記載のデータ管理システムのデ
ータ管理方法は、複数のデータにより構成されるマルチ
メディアデータに接続するリンクボタンを用いたデータ
管理システムのデータ管理方法であって、リンクボタン
の接続先のオブジェクトを表示する第1ステップと、第
1ステップによる表示状態から、表示しているオブジェ
クトを他のオブジェクトに差替える第2ステップとを含
む。
【0035】請求項14記載のデータ管理システムのデ
ータ管理方法は、請求項13記載のデータ管理システム
のデータ管理方法の構成に加え、上記第2ステップは、
他のオブジェクトをして、予め登録しているオブジェク
トを接続先に指定する第3ステップを含む。
【0036】
【作用】請求項1ないし請求項3記載のデータ管理シス
テムにおいては、リンクボタンのデータを作成したと
き、デフォルト値によりリンクボタンの接続先が決定さ
れるので、接続先が未設定のままになったリンクボタン
を作成することがない。
【0037】請求項4および請求項5記載のデータ管理
システムにおいては、接続先のオブジェクトを表示した
状態からその内容の修正作業に入ることができるので、
接続先のデータに誤りを発見した場合には速やかに修正
することができる。
【0038】請求項6および請求項7記載のデータ管理
システムにおいては、接続先のオブジェクトを表示した
状態から他のオブジェクトに接続先を差替えることがで
きるので、多数のボタンを一度に作成し、そのデフォル
トの接続先を次々に表示させながら、接続先を他のオブ
ジェクトに差替えることができる。
【0039】請求項8ないし請求項10記載のデータ管
理システムのデータ管理方法においては、リンクボタン
のデータを作成するとき、デフォルト値によりリンクボ
タンの接続先を決定しているので、接続先が未設定のま
まになったリンクボタンを作成することがない。
【0040】請求項11および請求項12記載のデータ
管理システムのデータ管理方法においては、接続先のオ
ブジェクトを表示した状態からその内容の修正作業に入
ることができるので、接続先のデータに誤りを発見した
場合には速やかに修正することができる。
【0041】請求項13および請求項14記載のデータ
管理システムのデータ管理方法においては、接続先のオ
ブジェクトを表示した状態から別のオブジェクトに接続
先を差替えることができるので、多数のボタンを自由に
作成し、そのデフォルトの接続先を次々に表示させなが
ら、接続先を他のオブジェクトに差替えていくことがで
きる。
【0042】
【実施例】以下、本発明の一実施例のデータ管理システ
ムについて図面を参照しながら説明する。図1は、本発
明の一実施例のデータ管理システムの構成を示すブロッ
ク図である。図1を参照して、データ管理システムは、
CPU(中央演算処理装置)1、ROM(リードオンリ
メモリ)2、RAM(ランダムアクセスメモリ)3、外
部記憶装置4、入力装置5、表示装置6、バス7を含
む。
【0043】CPU1は、バス7と接続され、バス7に
接続されている他のコンポーネントとのデータのやり取
りを集中的に実行するコンポーネントである。ROM2
は、CPU1が解釈実行する命令やデータを格納するコ
ンポーネントである。RAM3は、ROM2と同様にC
PU1が解釈実行する命令やデータを格納する。格納す
るデータは、ROM2や外部記憶装置4からCPU1に
よって転送される。CPU1は、作業データの一時的な
記憶場所としてもRAM3を使用する。外部記憶装置4
は、ハードディスク等に代表される記憶装置である。処
理結果のデータや、CPU1の命令コードを記憶するた
めに使用される。入力装置5は、キーボード、マウス、
およびペン等に代表される入力装置である。入力装置5
は、ユーザが作業指令を与えたり、データ入力をするた
めに使用される。表示装置6は、ディスプレイ等に代表
される表示装置である。表示装置6は、外部記憶装置4
から読出したデータや処理結果を利用者に提示するため
に使用される。また、表示装置6は、利用者に作業指示
を問合せる場合にも使用される。
【0044】次に、図1に示すデータ管理システムのソ
フトウェアの機能について説明する。図2は、図1に示
すデータ管理システムのソフトウェアの機能ブロック図
である。
【0045】図2を参照して、オブジェクト編集機能F
1は、オブジェクトデータの作成や修正を行なう機能で
ある。作成・修正したデータは、データバッファ8に格
納される。データバッファ8は、オブジェクトデータを
格納するRAM3上の領域である。オブジェクト表示機
能F2は、データバッファに格納したオブジェクトデー
タを解釈し、画面表示機能F5が理解できるデータ表示
命令に変換する機能である。ユーザ入力処理機能F3
は、ユーザが入力するデータや編集指示を解釈し、オブ
ジェクト編集機能F1が理解できる命令列に変換する。
ここで、作成した命令は、オブジェクト編集機能F1で
解釈され、実際のデータ入力・編集処理が行なわれる。
画面表示機能F5は、表示装置への表示命令の発行や装
置の制御を行なう。画面表示機能F5は、画面表示機能
F5に対して発行されたデータ表示命令を解釈し、表示
装置6が直接解釈可能な命令列に変換する。画像表示機
能F5は、変換した命令列を表示装置6の作業進行状態
を確認しながら表示装置6に対して順次発行する。デー
タ登録・読出機能F4は、データバッファと外部記憶装
置4との間でデータの転送を行なう。転送の際には、デ
ータの一部に変換を施したり、圧縮・伸長処理が行なわ
れる。
【0046】次に、図1に示すデータ管理システムを機
能的に説明する。図3は、図1に示すデータ管理システ
ムを機能的に説明するためのブロック図である。
【0047】図3を参照して、データ管理システムは、
機能的に、リンクボタン作成機能部11、ボタンデータ
編集機能部12、接続先オブジェクト表示機能部13、
オブジェクトデータ読出機能部14、接続先オブジェク
ト自動生成機能部15、オブジェクト種別毎のデータ編
集機能部16、接続先オブジェクト編集機能部17、接
続先オブジェクト差替え機能部18、表示オブジェクト
選択機能部19、登録オブジェクト選択機能部20を含
む。
【0048】リンクボタン作成機能部11は、利用者に
よるリンクボタン作成コマンドの入力によって起動す
る。リンクボタン作成機能部11は、リンクボタンのオ
ブジェクトデータを作成し、データバッファに格納す
る。接続先オブジェクト自動作成機能部15は、リンク
ボタン作成機能部11から読出されて、デフォルトの接
続先オブジェクトを作成する。本実施例においては、エ
ラーメッセージの文字列をもったテキストオブジェクト
を作成する。ボタンデータ編集機能部12は、指定され
たリンクボタンのデータを修正する。ボタンデータ編集
機能部12は、データバッファから指定されたリンクボ
タンのデータを読出して修正し、データバッファに書き
戻す。接続先オブジェクト編集機能部17は、接続先オ
ブジェクト表示機能部13から読出されて、接続先オブ
ジェクトの編集を行なう。接続先オブジェクト差替え機
能部18は、接続先オブジェクト表示機能13から読出
されて、接続先オブジェクトの差替えを行なう。差替え
るオブジェクトの選択には、表示オブジェクト選択機能
部19、および登録オブジェクト選択機能部20を利用
する。以上の各機能部が本実施例において特徴的な機能
部である。
【0049】次に、他の機能部について説明する。表示
オブジェクト選択機能部19は、画面上に表示している
オブジェクト座標と利用者の指示座標とを比較し、指示
座標位置にあるオブジェクトを探し出す。表示オブジェ
クト選択機能部19は、特定の種別のオブジェクトを検
索の対象から除外することもできる。登録オブジェクト
選択機能部20は、登録済みのオブジェクトに関するデ
ータをデータ登録・読出機能から受取って一覧表を作成
する。登録オブジェクト選択機能部20は、この一覧表
によって利用者にオブジェクトの選択を促す機能部であ
る。登録オブジェクト選択機能部20は、一覧表示する
ときに特定の種別のオブジェクトを表示しないようにす
ることもできる。登録オブジェクト選択機能部20は、
後述するセレクタに相当する。オブジェクトデータ読出
機能部14は、外部記憶装置4に登録しているオブジェ
クトデータを取出して、指定のバッファやメモリ領域に
配置する。オブジェクト種別ごとのデータ編集機能部1
6は、テキスト、図形、グラフ等のオブジェクトデータ
種別毎のデータ編集を行なう。以上の各機能部は、一般
のハイパーメディアシステムで要求される機能部であ
る。
【0050】次に、図1に示すデータ管理システムのデ
ータの構造について説明する。図4は、図1に示すデー
タ管理システムのデータの構造を説明するための図であ
る。図4に示すデータは、図2に示すデータバッファに
格納されている。
【0051】図4を参照して、以下各データの構造につ
いて説明する。文書オブジェクトデータは、以下のデー
タを含む。オブジェクト種別は、他のオブジェクト種と
文書オブジェクトとを区別するための識別コードであ
る。オブジェクトサイズは、文書オブジェクトのデータ
サイズである。オブジェクトIDは、他の文書オブジェ
クトデータと区別するための識別コードである。オブジ
ェクト特性は、文書オブジェクトの属性データである。
属性には文書の名称やデフォルトの用紙サイズ等があ
る。ページ管理データは、文書内部に格納するページ
数、ページの順、ページオブジェクトID等である。
【0052】ページオブジェクトデータは、以下の各デ
ータを含む。オブジェクト種別は、他のオブジェクト種
とページオブジェクトとを区別するための識別コードで
ある。オブジェクトサイズは、ページオブジェクトのデ
ータサイズである。オブジェクトIDは、他のページオ
ブジェクトデータと区別するための識別コードである。
オブジェクト属性は、ページオブジェクトの属性データ
である。属性にはページの大きさ、背景等がある。ペー
ジ内オブジェクト管理データは、ページ内部に格納する
オブジェクト、その位置などのデータである。
【0053】リンクボタンデータは、以下の各部データ
を含む。オブジェクト種別は、他のオブジェクト種とリ
ンクボタンとを区別するための識別コードである。オブ
ジェクトサイズは、リンクボタンのデータサイズであ
る。オブジェクトIDは、他のリンクボタンデータと区
別するための識別コードである。オブジェクト属性は、
リンクボタンの属性データである。属性にはボタンの模
様、形状等がある。接続先管理データは、接続先の表示
可否、接続オブジェクトID、その表示位置等のデータ
である。
【0054】テキストオブジェクトデータは、以下の各
データを含む。オブジェクト種別は、他のオブジェクト
種とテキストオブジェクトを区別するための識別コード
である。オブジェクトサイズは、テキストオブジェクト
のデータサイズである。オブジェクトIDは、他のテキ
ストオブジェクトとを区別するための識別コードであ
る。オブジェクト属性は、テキストオブジェクトの属性
データである。属性には書体文字サイズ等がある。文字
列データは、テキスト文字列のデータである。以上の各
データが本実施例で使用されるオブジェクトのデータで
ある。
【0055】次に、本実施例の処理フローについて説明
する。まず、リンクボタンの作成処理について説明す
る。図5は、図1に示すデータ管理システムのリンクボ
タンの作成処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【0056】キーボードやメニュー等からリンクボタン
の作成コマンドが入力されると、リンクボタンの作成処
理ルーチンが実行される。
【0057】まず、ステップS1において、新規作成オ
ブジェクトのデータを作成する。すなわち、リンクボタ
ンのデータとその先に接続するオブジェクトのデータを
作成する。作成手順は、ステップS6において、接続先
のオブジェクトのデータが作成され、ステップS7にお
いて、リンクボタンデータが作成される。また、ステッ
プS7では、ステップS10において、リンクボタンの
データをデフォルト値で設定する。また、ステップS1
1において、リンクボタンの接続先データを新規に作成
したオブジェクトに設定する。
【0058】次に、ステップS2において、リンクボタ
ンをページ上のどこに置くかユーザに問合せる。ここで
は、システムによって用意されている配置ルーチンを利
用する。一般には、点線等によって表示されたボタン形
状の映像を画面上でドラッグして利用者の望む位置に移
動し、位置確定キーを押下するというインタフェースに
なる。
【0059】次に、ステップS3において、ページデー
タにリンクボタンの位置を登録する。ページ上に置かれ
るオブジェクトの位置情報は、ページデータの中に登録
する。リンクボタンの位置情報もページデータの中に登
録する。
【0060】次に、ステップS4において、新規作成し
たオブジェクトデータをバッファに登録する。すなわ
ち、ステップS6で作成したオブジェクトデータを文書
データバッファ内に登録する。具体的には、ステップS
8において、リンクボタンデータをデータバッファに登
録し、ステップS9において、接続先オブジェクトデー
タをデータバッファに登録する。
【0061】最後に、ステップS5において、作成した
リンクボタンをページ画面上に表示する。上記の処理に
より、リンクボタンの作成処理が行なわれる。
【0062】次に、接続先のオブジェクトの表示の抑止
について説明する。接続先のオブジェクトの表示を抑止
するためには、リンクボタンのデータの接続先管理デー
タにある表示可否フラグを設定する必要がある。このフ
ラグは、以下に説明するリンクボタンの編集処理によっ
て設定することができる。図6は、図1に示すデータ管
理システムのリンクボタンの編集処理を説明するための
フローチャートである。
【0063】図6を参照して、まず、ステップS21に
おいて、編集するリンクボタンを利用者が選択するのを
待つ。ボタンの選択には、システムで用意された選択機
能を利用する。次に、ステップS22において、選択さ
れたリンクボタンのデータをデータバッファから取出
す。次に、ステップS23において、リンクデータに基
づいてオブジェクトデータ変更メニューを表示する。次
に、利用者による変更指示の入力を待つ。ここで、利用
者が接続先の表示回避を設定する。次に、ステップS2
4において、利用者が変更指示を完了したらメニューを
閉じる。次に、ステップS25において、利用者の変更
指示に基づいてリンクボタンデータを作り直す。次に、
ステップS26において、作り直したリンクボタンデー
タをデータバッファに登録する。最後に、ステップS2
7において、リンクボタンを再表示する。上記のリンク
ボタンの編集処理により、表示可否フラグを設定するこ
とができ、設定された表示可否フラグに応じて接続先の
オブジェクトの表示を抑止することができる。
【0064】次に、接続先オブジェクトの表示処理につ
いて説明する。図7は、図1に示すデータ管理システム
の接続先オブジェクトの表示処理を接続するためのフロ
ーチャートである。リンクボタンが、マウスやペン等で
触れられると、リンクボタンの接続オブジェクトの表示
処理が実行され、以下の処理が行なわれる。
【0065】まず、ステップS31において、利用者が
指定したリンクボタンのデータをデータバッファから取
出す。次に、ステップS32において、リンクボタンの
接続先が表示可能か否かを調べる。リンクボタンのデー
タの中に接続先を表示できるか否かを示すフラグデータ
があり、このデータを検査する。表示不可の場合は、以
下の処理を実行せず表示処理を終了する。表示可能な場
合は以下の処理を継続する。次に、ステップS33にお
いて、接続先オブジェクトのIDデータを取出す。次
に、ステップS34において、IDを基に、接続先オブ
ジェクトのデータをデータバッファから取出す。次に、
ステップS35において、接続先オブジェクトを画面上
に表示する。次に、ステップS36において、利用者の
コマンド入力を待つ。システムのイベント入力機能を利
用し、利用者のコマンド入力を待つ。コマンド入力がさ
れなかった場合には、再度コマンド入力待ちに戻る(ス
テップS37)。
【0066】入力が表示終了コマンドの場合は、接続先
オブジェクトの表示消去処理を実行する(ステップS3
4およびS41)。接続先オブジェクトの表示消去処理
はシステムによって用意されているものを利用する。ま
た、入力が編集コマンドの場合は、後述する接続先オブ
ジェクトの編集処理を実行する(ステップS39および
S42)。さらに、入力が差替えコマンドの場合は、後
述する接続先オブジェクトの差替え処理を実行する(ス
テップS40およびS43)。入力が上記以外のもので
あった場合には、再度利用者のコマンド入力待ちに戻る
(ステップS40)。以上の処理により、自動的に編集
処理または差替え処理を行なうことが可能となる。
【0067】次に、接続先オブジェクトの編集処理につ
いて説明する。図8は、図1に示すデータ管理システム
の接続先オブジェクトの編集処理を説明するためのフロ
ーチャートである。接続先オブジェクトを表示している
ときに編集コマンドを入力すると、リンクボタンの接続
先オブジェクトの編集処理が実行される。編集コマンド
は、リンクボタン接続先に指定しているオブジェクトデ
ータを編集するコマンドである。
【0068】図8を参照して、まず、接続先オブジェク
トの種別を調べる(ステップS51ないしS55)。テ
キストオブジェクトの場合は、テキストオブジェクト編
集機能を実行する(ステップS52およびS57)。テ
キストオブジェクト編集機能は、予めシステムによって
用意されているものを利用する。図形オブジェクトの場
合は、図形オブジェクト編集機能を実行する(ステップ
S53およびS58)。図形オブジェクト編集機能は、
予めシステムによって用意されているものを利用する。
イメージオブジェクトの場合は、イメージオブジェクト
編集機能を実行する(ステップS54およびS59)。
イメージオブジェクト編集機能は、予めシステムによっ
て用意されているものを利用する。ビデオオブジェクト
の場合は、ビデオオブジェクト編集機能を実行する(ス
テップS5およびS60)。ビデオオブジェクト編集機
能は、予めシステムによって用意されているものを利用
する。一方、予めシステムによって規定している種別の
オブジェクトでない場合は、エラーメッセージを表示し
て処理を終了する(ステップS56)。また、上記の各
種編集機能が終了した場合、編集の完了した接続先オブ
ジェクトを再表示する(ステップS61)。以上の処理
により、接続先に応じた編集処理が実行される。
【0069】次に、接続先オブジェクトの差替え処理に
ついて説明する。図9は、図1に示すデータ管理システ
ムの接続先オブジェクトの差替え処理を説明するための
フローチャートである。接続先オブジェクトを表示して
いるときに、差替えコマンドを入力すると、リンクボタ
ンの接続先オブジェクトの差替え処理が実行される。差
替えコマンドは、リンクボタンの接続先に指定している
オブジェクトを別のオブジェクトに差替えるコマンドで
ある。
【0070】図9を参照して、まず、差替えるオブジェ
クトの選択方法を利用者に問合せる。すなわち、メニュ
ー表示により後述する「直接指定」か「セレクタ」かを
尋ねる(ステップS71〜S76)。このとき、利用者
のメニュー選択を待つ(ステップS71およびS7
2)。利用者がメニューに表示した項目を選択した場合
には、メニューを閉じて以下の処理を続行する(ステッ
プS74)。そうでない場合には、メニューの選択待ち
に戻る(ステップS73)。選択が「直接指定」であっ
た場合は、オブジェクトの選択機能を実行する(ステッ
プS75およびS77)。オブジェクトの選択機能は、
予めシステムによって用意されているものを利用する。
選択が「セレクタ」であった場合は、セレクタを起動し
て予め登録しておいたオブジェクトを選択する(ステッ
プS78)。セレクタによる選択機能は予めシステムに
よって用意されているものを利用する。次に、利用者が
選択したオブジェクトをリンクボタンを接続としてボタ
ンデータに登録する(ステップS79)。次に、接続先
オブジェクトの再表示を行なう(ステップS80)。再
表示には、予めシステムに用意している機能を利用す
る。再表示の手順は、システムで用意する機能による。
一般には、まず差替え前のオブジェクト画面から消去
し、後で差替え後のオブジェクトを表示するという手順
になる。以上の処理により、接続先オブジェクトを差替
えることができる。
【0071】次に、上記のように構成されたデータ管理
システムの具体的な動作について説明する。まず、リン
クボタンを作成し、デフォルトの接続先(メッセージオ
ブジェクト)を表示する場合について説明する。図10
は、リンクボタンに接続するデフォルトのテキストオブ
ジェクトを説明するための図である。
【0072】図4の(a)は、ボタン作成前の画面を示
している。画面上には、「このページにあるボタンを押
すとメッセージを表示します」という文字列のみが存在
する。図4の(b)は、リンクボタン作成直後の画面を
示している。リンクボタンには、上記に説明したように
デフォルトのオブジェクトを接続先に指定している。図
4の(c)は、リンクボタンを押下して接続先のオブジ
ェクトを表示中の画面を示している。この場合、接続先
に指定しているのは利用者に注意を促す文字列「ボタン
に接続しているオブジェクトがありません」である。上
記のように、本実施例では、接続先のオブジェクトデー
タを自動的に生成する手段、およびリンクボタンの接続
先を自動的に作成する手段を備えているので、リンクボ
タン作成時にデフォルトの接続先オブジェクトを作成
し、リンクボタンの接続先をこのオブジェクトに設定す
ることができる。したがって、デフォルトの接続先オブ
ジェクトとして、たとえば、「接続先が未設定です」と
いうエラーメッセージのようなテキストオブジェクトに
することにより、利用者は、未だ接続先を指定していな
いことがわかりやすい。また、場合によっては、特殊な
事情により、利用者の操作に反応しないボタンを作成し
たくなる場合もあるので、接続先の表示要否の設定情報
を持ち、この表示要否の設定情報を設定する手段、およ
び接続先のデータを表示する際にその表示が不要である
かどうかを検査してから表示する手段を備えることによ
り、接続先を表示しないリンクボタンを作成することも
できる。
【0073】上記のように、本実施例では、接続先が未
設定のままになったリンクボタンを作成することができ
ないので、そのようなボタンを放置する恐れがなくな
る。この結果、従来システムになかったより柔軟なリン
クボタンの接続先操作インタフェースを提供することが
できる。
【0074】次に、表示中の接続先オブジェクトを編集
する場合について説明する。図11は、接続先オブジェ
クトの編集を説明するための図である。
【0075】図5の(a)は、リンクボタンを押下して
接続先のオブジェクトを表示中の画面を示している。こ
の場合、接続先に指定しているのは、利用者に注意を促
す文字列「ボタンに接続しているオブジェクトがありま
せん」である。図5の(b)は、キーボードやメニュー
から編集コマンドを選択し、選択先の文字列オブジェク
トを編集中の画面を示している。現在、「ボタンに対応
し」までが入力されている。図5の(c)は、文字列オ
ブジェクトの編集直後の画面を示している。文字列は、
「ボタンに対応したメッセージです」に編集されてい
る。
【0076】上記のように、本実施例では、接続先のオ
ブジェクトを表示した状態から接続先オブジェクトの編
集操作に入る手段を具備することにより、リンクボタン
に刺激を与えたときに表示した接続先を直接編集するこ
とが可能となる。したがって、接続先のオブジェクトを
表示した状態からその内容の修正作業に入ることができ
るので、接続先のデータに誤りを発見した場合に速やか
に修正することができる。
【0077】また、一般に文書に書込みをしたり、付箋
を貼りつけたりする操作では、その位置を決定してから
書込む内容を考える場合が多い。従来のシステムのリン
ク機能を利用して書込や付箋を実現しようとすると先に
書込内容を考えておく必要があるため、利用者の思考の
流れに合わない部分がある。しかし、本実施例では、リ
ンクボタンを置いてから書込内容を考えることが可能と
なり、思考の流れに逆らうことがなく、利用者に、より
馴染みやすい操作性を提供することができる。また、多
数のボタンの接続先を設定する場合、従来のシステムで
は、ボタン選択、メニュー表示、リンク先設定を設定す
るボタンの数だけ操作を繰返す必要があったが、本実施
例では、接続先を次々に押下して表示しながらその内容
を自由に変更することができる。したがって、上記の動
作により、従来のシステムにはなかったより柔軟なリン
クボタンの接続先操作インタフェースを提供することが
できる。
【0078】次に、表示中の接続先オブジェクトを差替
える場合について説明する。図12は、表示先オブジェ
クトの差替えを説明するための図である。
【0079】図12の(a)は、ボタンを押下して接続
先のオブジェクトを表示中の画面を示している。この場
合、接続先に指定しているのは、使用者に注意を促す文
字列「ボタンに接続しているオブジェクトがありませ
ん」である。図12の(b)は、キーボードやメニュー
から差替えコマンドを選択した状態である差替え方法の
選択メニューを表示中の画面を示している。メニュー中
「直接指示」は、画面上に表示しているオブジェクトを
直接マウスやペンで指示したオブジェクトに接続先を差
替える方法であり、「セレクタ」は、予め登録しておい
たオブジェクトをセレクタメニューによって選択したオ
ブジェクトに接続先を差替える方法である。図12の
(c)は、「セレクタ」による方法を選択した場合の画
面を示している。画面では、セレクタの選択メニューを
表示し、オブジェクトのリストの中から選択するよう使
用者に促している。図12の(d)は、リストの中から
「三角形」を選択し、接続先オブジェクトの差替えが完
了した直後の状態を示している。
【0080】上記のように、本実施例では、接続先オブ
ジェクトを表示している状態からそのオブジェクトを別
のオブジェクトに差し替えることができる。すなわち、
本実施例では、表示した接続先を別のオブジェクトに差
替える手段により接続先を別のオブジェクトに差替える
ことができ、差替えるオブジェクトの選択にあっては、
表示しているオブジェクトを選択する手段、および予め
登録しているオブジェクトを選択する手段により、画面
上に表示している別のオブジェクトや予め登録しておい
たオブジェクトを接続先に指定することができる。
【0081】したがって、本実施例では、接続先のオブ
ジェクトを表示した状態から別のオブジェクトに接続先
を差替えることができるので、多数のボタンを一度に作
成し、そのデフォルトの接続先を次々に表示させなが
ら、接続先を別のオブジェクトに差替えていくことがで
きる。この結果、従来のシステムにはなかったより柔軟
なリンクボタンの接続先操作インタフェースを提供する
ことができる。
【0082】
【発明の効果】請求項1ないし請求項3記載のデータ管
理システムにおいては、リンクボタンのデータを作成し
たとき、デフォルト値によりリンクボタンの接続先が決
定されるので、接続先が未設定のままになったリンクボ
タンを作成することはない。したがって、より柔軟なリ
ンクボタンの接続先操作インタフェースを提供すること
ができる。
【0083】請求項4および請求項5記載のデータ管理
システムにおいては、接続先のオブジェクトを表示した
状態からその内容の修正作業に入ることができるので、
接続先のデータに誤りを発見した場合には速やかに修正
することができ、また、ボタンの作成→接続先の表示→
接続先の編集という流れで新しいデータを作成していく
ことができるので、文書へのメモの書込や付箋の貼付け
操作にも容易に適応することができる。したがって、よ
り柔軟なリンクボタンの接続先操作インタフェースを提
供することができる。
【0084】請求項6および請求項7記載のデータ管理
システムにおいては、接続先のオブジェクトを表示した
状態から他のオブジェクトに接続先を差替えることがで
きるので、多数のボタンを一度に作成し、そのデフォル
トの接続先を次々に表示させながら、接続先を他のオブ
ジェクトに差替えることができる。したがって、より柔
軟なリンクボタンの接続先操作インタフェースを提供す
ることができる。
【0085】請求項8ないし請求項10記載のデータ管
理システムのデータ管理方法においては、リンクボタン
のデータを作成するとき、デフォルト値によりリンクボ
タンの接続先を決定しているので、接続先が未設定のま
まになったリンクボタンを作成することはない。したが
って、より柔軟なリンクボタンの接続先操作インタフェ
ースを提供することができる。
【0086】請求項11および請求項12記載のデータ
管理システムのデータ管理方法においては、接続先のオ
ブジェクトを表示した状態からその内容の修正作業に入
ることができるので、接続先のデータに誤りを発見した
場合には速やかに修正することができ、また、ボタンの
作成→接続先の表示→接続先の編集という流れで新しい
データを作成していくことができるので、文書へのメモ
の書込や付箋の貼付け操作にも容易に適応することがで
きる。したがって、より柔軟なリンクボタンの接続先操
作インタフェースを提供することができる。
【0087】請求項13および請求項14記載のデータ
管理システムのデータ管理方法においては、接続先のオ
ブジェクトを表示した状態から別のオブジェクトに接続
先を差替えることができるので、多数のボタンを自由に
作成し、そのデフォルトの接続先を次々に表示させなが
ら、接続先を他のオブジェクトに差替えていくことがで
きる。したがって、より柔軟なリンクボタンの接続先操
作インタフェースを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のデータ管理システムの構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すデータ管理システムのソフトウェア
の機能ブロック図である。
【図3】図1に示すデータ管理システムを機能的に説明
するためのブロック図である。
【図4】図1に示すデータ管理システムのデータの構造
を説明するための図である。
【図5】図1に示すデータ管理システムのリンクボタン
の作成処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】図1に示すデータ管理システムのリンクボタン
の編集処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】図1に示すデータ管理システムの接続先オブジ
ェクトの表示処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図8】図1に示すデータ管理システムの接続先オブジ
ェクトの編集処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図9】図1に示すデータ管理システムの接続先オブジ
ェクトの差替え処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【図10】リンクボタンに接続するデフォルトのテキス
トオブジェクトを説明するための図である。
【図11】接続先オブジェクトの編集を説明するための
図である。
【図12】接続先オブジェクトの差替えを説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 外部記憶装置 5 入力装置 6 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G06T 11/80 9365−5H G06F 15/62 320 D

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータにより構成されるマルチメ
    ディアデータに接続するリンクボタンを用いたデータ管
    理システムであって、 前記リンクボタンのデータを作成する作成手段と、 前記作成手段により前記リンクボタンのデータを作成す
    るとき、デフォルト値により前記リンクボタンの接続先
    を決定する決定手段と、 前記リンクボタンのデータおよび前記接続先のデータを
    登録する登録手段とを含むデータ管理システム。
  2. 【請求項2】 前記決定手段は、 前記接続先として、エラーメッセージのデータを指定す
    る指定手段を含む請求項1記載のデータ管理システム。
  3. 【請求項3】 接続先のオブジェクトを非表示にする非
    表示手段をさらに含む請求項1記載のデータ管理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 複数のデータにより構成されるマルチメ
    ディアデータに接続するリンクボタンを用いたデータ管
    理システムであって、 前記リンクボタンの接続先のオブジェクトを表示する表
    示手段と、 前記表示手段による表示状態から、表示しているオブジ
    ェクトの編集処理を行なう編集手段とを含むデータ管理
    システム。
  5. 【請求項5】 前記編集手段は、 前記接続先のオブジェクトがエラーメッセージの場合、
    前記エラーメッセージの表示状態から編集処理に入り、
    前記エラーメッセージを他の文字列に置換える置換手段
    を含む請求項4記載のデータ管理システム。
  6. 【請求項6】 複数のデータにより構成されるマルチメ
    ディアデータに接続するリンクボタンを用いたデータ管
    理システムであって、 前記リンクボタンの接続先のオブジェクトを表示する表
    示手段と、 前記表示手段による表示状態から、表示しているオブジ
    ェクトを他のオブジェクトに差替える差替え手段とを含
    むデータ管理システム。
  7. 【請求項7】 前記差替え手段は、 前記他のオブジェクトとして、予め登録しているオブジ
    ェクトを接続先に指定する指定手段を含む請求項6記載
    のデータ管理システム。
  8. 【請求項8】 複数のデータにより構成されるマルチメ
    ディアデータに接続するリンクボタンを用いたデータ管
    理システムのデータ管理方法であって、 前記リンクボタンのデータを作成する第1ステップと、 前記第1ステップにおいて、デフォルト値により前記リ
    ンクボタンの接続先を決定する第2ステップと、 前記リンクボタンのデータおよび前記接続先のデータを
    登録する第3ステップとを含むデータ管理システムのデ
    ータ管理方法。
  9. 【請求項9】 前記第2ステップは、 前記接続先として、エラーメッセージのデータを指定す
    る第4ステップを含む請求項8記載のデータ管理システ
    ムのデータ管理方法。
  10. 【請求項10】 接続先のオブジェクトを非表示にする
    第4ステップをさらに含む請求項8記載のデータ管理シ
    ステムのデータ管理方法。
  11. 【請求項11】 複数のデータにより構成されるマルチ
    メディアデータに接続するリンクボタンを用いたデータ
    管理システムのデータ管理方法であって、 前記リンクボタンの接続先のオブジェクトを表示する第
    1ステップと、 前記第1ステップによる表示状態から、表示しているオ
    ブジェクトの編集処理を行なう第2ステップとを含むデ
    ータ管理システムのデータ管理方法。
  12. 【請求項12】 前記第2ステップは、 前記接続先のオブジェクトがエラーメッセージの場合、
    前記エラーメッセージの表示状態から編集処理に入り、
    前記エラーメッセージを他の文字列に置換える第3ステ
    ップを含む請求項11記載のデータ管理システムのデー
    タ管理方法。
  13. 【請求項13】 複数のデータにより構成されるマルチ
    メディアデータに接続するリンクボタンを用いたデータ
    管理システムのデータ管理方法であって、 前記リンクボタンの接続先のオブジェクトを表示する第
    1ステップと、 前記第1ステップによる表示状態から、表示しているオ
    ブジェクトを他のオブジェクトに差替える第2ステップ
    とを含むデータ管理システムのデータ管理方法。
  14. 【請求項14】 前記第2ステップは、 前記他のオブジェクトをして、予め登録しているオブジ
    ェクトを接続先に指定する第3ステップを含む請求項1
    3記載のデータ管理システムのデータ管理方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6563512B1 (en) 1996-06-25 2003-05-13 Fujitsu Limited Object editing method, object editing system and computer memory product
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