JP2000029383A - 図形表示方法、図形表示装置及び記録媒体 - Google Patents

図形表示方法、図形表示装置及び記録媒体

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JP2000029383A
JP2000029383A JP10193436A JP19343698A JP2000029383A JP 2000029383 A JP2000029383 A JP 2000029383A JP 10193436 A JP10193436 A JP 10193436A JP 19343698 A JP19343698 A JP 19343698A JP 2000029383 A JP2000029383 A JP 2000029383A
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Masami Kato
誠巳 加藤
Ichiro Iimura
伊智郎 飯村
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は幾何学的図形を多段階の縮尺で表示す
る必要が有るような場合には、それぞれの縮尺に応じて
独立したデータを用意する必要が生じるため、データ量
が膨大になっていた。 【解決手段】 幾何学的図形を表示するためにそれぞれ
が座標情報を有する複数のノード複数階層700, 710, 72
0, 730に階層化し、最下位以外の各階層に、それぞれ一
つ下位の階層のノードとリンクする情報を有するダミー
ノードを配置し、最上位階層700 のノードによる表示が
指示された場合は、最上位階層700 のダミーノードを除
くノードの座標情報に従って幾何学的図形60を表示し、
最上位以外の階層までのノードによる表示が指示された
場合は、最上位階層700 から指示された階層まで各階層
のダミーノードの座標情報に従って一つ下の階層のノー
ドを順次的にたどり、各階層のダミーノードを除くノー
ドの座標情報に従って幾何学的図形60を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は図形表示方法及び図
形表示装置に関し、特に複数縮尺のベクトル地図データ
を表示するために有効な図形表示方法及び図形表示装置
に関し、更に図形表示に必要な情報の一元的管理に有効
なデータベースの記録媒体及びそのような情報に従って
図形表示を行なうコンピュータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの表示装置上に図形を表示
する場合、その図形を屈曲点(ノード)で分割したデー
タとして保存しておき、実際に表示する際にビットマッ
プメモリ上にノードを点で表示し、各ノードの間を接続
したビットマップデータに変換して描画し、表示装置に
表示する手法が一般的である。このような従来の手法で
は、図形を詳細に表示する場合、たとえば拡大表示する
場合はより多くのノード情報が必要になるが、逆にラフ
に表示する場合、たとえば縮小表示する場合は表示装置
の解像度を考慮すると、多くのノード情報は冗長にな
る。
【0003】以下、従来の手法について具体的に説明す
る。図20はコンピュータの表示装置上に表示されるべき
図形の一例としての幾何学的図形60を示しており、図21
はその幾何学的図形60のa乃至hの8個のノードに対応
する二次元座標、即ち幾何学的図形を表示するために必
要な情報を示している。なお、この例では閉じていない
折れ線の幾何学的図形60が例示されているが、閉じた折
れ線の幾何学的図形でもよいことは言うまでもない。
【0004】ところで、図21に示されているような情報
がコンピュータにより処理されて表示装置にビットマッ
プ表示される場合には本来は図22(a) の模式図に示され
ているように図20と同様に表示されるべきであるが、縮
小された場合には図22(b) に示されているように表示さ
れる。この例では、ノードa及びbがドット3000とし
て、ノードcがドット3001として、ノードd乃至hがド
ット3002としてそれぞれ表示されている。即ち、コンピ
ュータが8個のノード全てに対して所定の処理を施して
も、縮小の程度が高い場合には異なるノードが同一のド
ットに重なってしまう確率が高くなる。
【0005】このように、従来の手法ではビットマップ
の同一のドットに二回,三回と重複して点が描画される
ことになり、冗長なノード処理が行なわれる。換言すれ
ば無駄な処理が行なわれ、結果的には本来必要な処理時
間以上の処理時間を要することになる。
【0006】このような観点から、たとえば縮小率に応
じて複数の独立したデータ群を予め用意しておき、表示
の際に縮小率に対応して適切なデータを群を選択して使
用するという方法が考えられる。たとえば、図20に示さ
れている折れ線の幾何学的図形60では、低い縮小率に対
してはノードa,c及びhのみからなるデータ群を用意
しておけばよいことになる。
【0007】しかしこのような方法を採る場合には縮小
率の段階が多くなるとそれに伴ってデータ量が膨大にな
るため、特に縮小率が高くなればなる程、データ量が多
くなるため、そのようなデータを記憶する記憶装置また
は記録媒体の容量が問題となる。また、近年では日本全
国を対象とした道路網の経路案内システム(ナビゲーシ
ョンシステム)が普及しているが、そのような大規模ベ
クトル地図データを描画するグラフィックスシステムに
おいては、より一層記録媒体の容量が問題になると共
に、描画時間も問題となる。
【0008】特に、ナビゲーションシステムの場合には
通常はデータはCD-ROMに記録した状態で提供されるが、
一枚のCD-ROMの容量以上のデータを用意することは事実
上は不可能であり、より大容量の記録媒体を使用する
か、またはデータ量そのものを削減する必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の手
法では、幾何学的図形を多段階の縮尺で表示する必要が
有るような場合には、それぞれの縮尺に応じて独立した
データを用意する必要が生じるため、データ量が膨大に
なって大容量のデータ用の記録媒体が必要になり、また
描画処理に要する時間も長くなると言う問題が生じる。
【0010】特に、ナビゲーションシステムにおいて
は、縮尺毎に独立したベクトル地図データを用意する必
要が生じるため、製造業者においてはそれらのデータの
作成に時間と経費を要し、またデータを大容量の記録媒
体に記録して提供する必要が生じるために製造コストの
高騰を招来する。更に、ユーザにおいて地図データを使
用する際には、描画に時間を要して表示が実際の道路状
況に対応できないという問題が生じる。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、幾何学的図形を多段階の縮尺で表示する必
要が有るような場合にも、それぞれの縮尺に応じたデー
タを用意する必要がなく、比較的短時間で描画処理が可
能な図形表示方法、図形表示装置の提供を目的とする。
【0012】また本発明は上述のような図形表示方法及
び図形表示装置に必要な幾何学的図形を表示するための
情報を記録したデータベースの記録媒体の提供をも目的
とする。
【0013】更に本発明は上述のような図形表示装置を
コンピュータにより実現するためのコンピュータプログ
ラムを記録した記録媒体の提供をも目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る図形表示方
法は、それぞれが座標情報を有する複数のノードを接続
して表示される幾何学的図形を表示する方法であって、
複数のノードを複数階層に階層化し、最下位以外の各階
層に、それぞれ一つ下位の階層のノードとリンクする情
報を有するダミーノードを配置し、最上位階層のノード
による表示が指示された場合は、最上位階層のダミーノ
ードを除くノードの座標情報に従って幾何学的図形を表
示し、最上位以外の階層までのノードによる表示が指示
された場合は、最上位階層から指示された階層まで各階
層のダミーノードが有する情報に従って一つ下の階層の
ノードを順次的にたどり、各階層のダミーノードを除く
ノードの座標情報に従って幾何学的図形を表示すること
を特徴とする。
【0015】このような本発明の図形表示方法では、複
数のノードが階層化された最下位以外の各階層に、それ
ぞれ一つ下位の階層のノードとリンクする情報を有する
ダミーノードが配置されており、最上位階層のノードに
よる表示が指示された場合は、最上位階層のダミーノー
ドを除くノードの座標情報に従って幾何学的図形が表示
され、最上位以外の階層までのノードによる表示が指示
された場合は、最上位階層から指示された階層まで各階
層のダミーノードが有する情報に従って一つ下の階層の
ノードを順次的にたどり、各階層のダミーノードを除く
ノードの座標情報に従って幾何学的図形が表示される。
【0016】また本発明に係る図形表示方法は、複数の
階層が幾何学的図形の表示すべき大きさに対応付けられ
ていることを特徴とする。
【0017】このような本発明の図形表示方法では、複
数の階層が幾何学的図形の表示すべき大きさ、たとえば
縮尺に対応付けられている場合には、必要な階層までの
情報のみを利用して幾何学的図形を表示することが可能
になる。
【0018】また本発明に係る図形表示装置は、それぞ
れが座標情報を有する複数のノードを接続して表示され
る幾何学的図形を表示する装置であって、複数のノード
を複数階層に階層化し、最下位以外の各階層に、それぞ
れ一つ下位の階層のノードとリンクする情報を有するダ
ミーノードを配置した情報を記憶した記憶手段と、この
記憶手段に記憶されている情報に対して所定の処理を施
すことにより、表示すべき幾何学的図形をドットで表わ
した情報を得る処理装置と、処理装置により得られたド
ットで表わされた幾何学的図形を記憶するビットマップ
メモリと、表示装置と、ビットマップメモリに記憶され
ている幾何学的図形を表示装置に表示する表示制御装置
とを備え、処理装置が、最上位階層のノードによる表示
が指示された場合は、最上位階層のダミーノードを除く
ノードの座標情報を記憶手段から読み出し、最上位以外
の階層までのノードによる表示が指示された場合は、最
上位階層から指示された階層まで各階層のダミーノード
が有する情報に従って一つ下の階層のノードを順次的に
たどり、各階層のダミーノードを除くノードの座標情報
を記憶手段から読み出し、読み出したノードの座標情報
に対して所定の処理を施すことにより、表示すべき幾何
学的図形をドットで表わした情報を得べくなしてあるこ
とを特徴とする。
【0019】更に本発明に係る図形表示装置は、それぞ
れが”0”以上のX,Y座標情報を有する複数のノード
を接続して表示される幾何学的図形を表示する装置であ
って、複数のノードを複数階層に階層化し、各ノードに
関して、それぞれを特定するノード番号と、それぞれの
名称と、それぞれのX,Y座標情報とを記録した情報
と、最下位以外の各階層に、それぞれ一つ下位の階層の
ノードのノード番号に負号を付加したポインタと、この
ポインタで指示される同一階層内のノード数とをそれぞ
れX,Y座標情報として有するダミーノードに関して、
それぞれを特定するノード番号と、それぞれの名称と、
それぞれのX,Y座標情報とを記録した情報とを記憶し
た記憶手段と、この記憶手段に記憶されている情報に対
して所定の処理を施すことにより、表示すべき幾何学的
図形をドットで表わした情報を得る処理装置と、処理装
置により得られたドットで表わされた幾何学的図形を記
憶するビットマップメモリと、表示装置と、ビットマッ
プメモリに記憶されている幾何学的図形を表示装置に表
示する表示制御装置とを備え、処理装置が、最上位階層
のノードによる表示が指示された場合は、最上位階層の
ダミーノードを除くノードの座標情報を記憶手段から読
み出し、最上位以外の階層までのノードによる表示が指
示された場合は、最上位階層から指示された階層まで各
階層のダミーノードの座標情報に従って一つ下の階層の
ノードを順次的にたどり、各階層のダミーノードを除く
ノードの座標情報を記憶手段から読み出し、読み出した
ノードの座標情報に対して所定の処理を施すことによ
り、表示すべき幾何学的図形をドットで表わした情報を
得べくなしてあることを特徴とする。
【0020】これらの本発明の図形表示装置では、最上
位階層のノードによる表示が指示された場合は、最上位
階層のダミーノードを除くノードの座標情報が処理装置
により記憶手段から読み出され、最上位以外の階層まで
のノードによる表示が指示された場合は、最上位階層か
ら指示された階層まで各階層のダミーノードの情報に従
って一つ下の階層のノードを順次的にたどり、各階層の
ダミーノードを除くノードの座標情報が処理装置により
記憶手段から読み出され、これらの情報に対して処理装
置が所定の処理を施すことにより、表示すべき幾何学的
図形をドットで表わした情報が得られる。
【0021】更に本発明に係る図形表示装置は、前述の
構成において、記憶手段が、すべてのノード及びダミー
ノードの情報を記憶した第1の記憶手段と、この第1の
記憶手段に記憶されている情報の内の最上位階層から表
示が指示された階層までの情報を第1の記憶手段から読
み出して一時的に記憶する第2の記憶手段とを含み、処
理装置が第2の記憶手段に記憶されている情報を読み出
すべくなしてあることを特徴とする。
【0022】このような本発明の図形表示装置では、第
1の記憶手段に記憶されている情報の内の表示に必要な
情報のみを第2の記憶手段に一時的に記憶させておくこ
とにより、第1の記憶手段としてアクセス速度が比較的
低速ではあるが比較的大容量の記憶媒体を利用し、第2
の記憶手段として比較的小容量ではあるがアクセス速度
が高速な記憶媒体を利用することにより、処理装置によ
る処理が高速化される。
【0023】また更に本発明に係る図形表示装置は、第
1の記憶手段が、表示すべき幾何学的図形を複数の区画
に分割した個々の区画単位で情報を記憶しており、第2
の記憶手段が、第1の記憶手段に記憶されている情報の
内の表示が指示された範囲を含む複数の区画それぞれの
最上位階層から表示が指示された階層までの情報を第1
の記憶手段から読み出して一時的に記憶し、処理装置
が、第2の記憶手段に記憶されている情報を読み出すべ
くなしてあることを特徴とする。
【0024】このような本発明の図形表示装置では、幾
何学的図形の表示が指示された範囲に対応する区画の内
の更に表示が指示された階層までの情報のみを第1の記
憶手段から読み出して第2の記憶手段に一時的に記憶さ
せておくことにより、第1の記憶手段としてアクセス速
度が比較的低速ではあるが比較的大容量の記憶媒体を利
用し、第2の記憶手段として比較的小容量ではあるがア
クセス速度が高速な記憶媒体を利用することにより、処
理装置による処理が高速化される。
【0025】更に本発明に係る図形表示装置は上述の各
構成において、複数の階層が幾何学的図形の表示すべき
大きさに対応付けられていることを特徴とする。
【0026】このような本発明の図形表示装置では、複
数の階層が幾何学的図形の表示すべき大きさ、たとえば
縮尺に対応付けられている場合には、必要な階層までの
情報のみを利用して幾何学的図形を表示することが可能
になる。
【0027】本発明に係るデータベースの記録媒体は、
それぞれが座標情報を有する複数のノードを接続して表
示される幾何学的図形を表示するためのデータベース情
報を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
って、複数のノードを複数階層に階層化した情報と、最
下位以外の各階層に、それぞれ一つ下位の階層のノード
とリンクする情報とを記録してあることを特徴とする。
【0028】このような本発明のデータベースの記録媒
体では、複数のノードを複数階層に階層化した情報と、
最下位以外の各階層に、それぞれ一つ下位の階層のノー
ドとリンクする情報とが記録されており、所定のコンピ
ュータプログラムによりそれらの情報が読み出され、所
定の処理が施されることにより幾何学的図形が描画され
る。
【0029】更にまた、本発明に係るデータベースの記
録媒体は、それぞれが”0”以上のX,Y座標情報を有
する複数のノードを接続して表示される幾何学的図形を
表示するためのデータベース情報を記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体であって、複数のノードを複
数階層に階層化し、各ノードに関して、それぞれを特定
するノード番号と、それぞれの名称と、それぞれのX,
Y座標情報とを記録した情報と、最下位以外の各階層
に、それぞれ一つ下位の階層のノードのノード番号に負
号を付加したポインタと、このポインタで指示される同
一階層内のノード数とをそれぞれX,Y座標情報として
有するダミーノードに関して、それぞれを特定するノー
ド番号と、それぞれの名称と、それぞれのX,Y座標情
報とを記録した情報とを記録してあることを特徴とす
る。
【0030】このような本発明のデータベースの記録媒
体では、それぞれが”0”以上のX,Y座標情報を有す
る複数のノードを複数階層に階層化し、各ノードに関し
て、それぞれを特定するノード番号と、それぞれの名称
と、それぞれのX,Y座標情報とを記録した情報と、最
下位以外の各階層に、それぞれ一つ下位の階層のノード
のノード番号に負号を付加したポインタと、このポイン
タで指示される同一階層内のノード数とをそれぞれX,
Y座標情報として有するダミーノードに関して、それぞ
れを特定するノード番号と、それぞれの名称と、それぞ
れのX,Y座標情報とを記録した情報とが記録されてお
り、所定のコンピュータプログラムによりそれらの情報
が読み出され、所定の処理が施されることにより幾何学
的図形が描画される。
【0031】更に上述の本発明に係るデータベースの記
録媒体は、表示すべき幾何学的図形を複数の区画に分割
した個々の区画単位で情報を記録してあることを特徴と
する。
【0032】このような本発明のデータベースの記録媒
体では、幾何学的図形の表示が指示された範囲に対応す
る区画の情報のみを読み出して利用することができる。
【0033】なお更に上述の本発明に係るデータベース
の記録媒体は、複数の階層が幾何学的図形の表示すべき
大きさに対応付けられていることを特徴とする。
【0034】このような本発明のデータベースの記録媒
体では、複数の階層が幾何学的図形の表示すべき大き
さ、たとえば縮尺に対応付けられている場合には、必要
な階層までの情報のみを利用して幾何学的図形を表示す
ることが可能になる。
【0035】また更に本発明に係るコンピュータプログ
ラムを記録した記録媒体は、それぞれが座標情報を有す
る複数のノードを接続して表示される幾何学的図形の複
数のノードを複数階層に階層化し、最下位以外の各階層
に、それぞれ一つ下位の階層のノードとリンクする情報
を有するダミーノードを配置した情報を記憶するコンピ
ュータ読み取り可能な記憶手段から情報を読み出してコ
ンピュータに幾何学的図形を表示させるためのコンピュ
ータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体であって、最上位階層のノードによる表示が指
示された場合は、最上位階層のダミーノードを除くノー
ドの座標情報を記憶手段からコンピュータをして読み出
させるコンピュータ読み取り可能なプログラムコード
と、最上位以外の階層までのノードによる表示が指示さ
れた場合は、最上位階層から指示された階層まで各階層
のダミーノードが有する情報に従って一つ下の階層のノ
ードを順次的にたどり、各階層のダミーノードを除くノ
ードの座標情報を記憶手段からコンピュータをして読み
出させるコンピュータ読み取り可能なプログラムコード
と、記憶手段から読み出されたノードの座標情報に対し
て所定の処理を施すことにより、表示すべき幾何学的図
形をドットで表わした情報をコンピュータをして得させ
るコンピュータ読み取り可能なプログラムコードとを含
むコンピュータプログラムを記録したことを特徴とす
る。
【0036】このような本発明のコンピュータプログラ
ムを記録した記録媒体がコンピュータに読み取られた場
合は、最上位階層のノードによる表示がコンピュータに
指示された場合は、最上位階層のダミーノードを除くノ
ードの座標情報が記憶手段からコンピュータにより読み
出され、最上位以外の階層までのノードによる表示がコ
ンピュータに指示された場合は、最上位階層から指示さ
れた階層まで各階層のダミーノードの情報に従って一つ
下の階層のノードを順次的にたどり、各階層のダミーノ
ードを除くノードの座標情報が記憶手段からコンピュー
タにより読み出され、読み出されたノードの座標情報に
対してコンピュータが所定の処理を施すことにより、表
示すべき幾何学的図形をドットで表わした情報が得られ
る。
【0037】また本発明に係るコンピュータプログラム
を記録した記録媒体は、記憶手段が、すべてのノード及
びダミーノードの情報を記憶した第1の記憶手段と、第
1の記憶手段に記憶されている情報の内の一部を一時的
に記憶する第2の記憶手段とを含み、第1の記憶手段に
記憶されている情報の内の最上位階層から表示が指示さ
れた階層までの情報を、コンピュータをして第1の記憶
手段から読み出させて第2の記憶手段に一時的に記憶せ
しめるコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを
更に含むコンピュータプログラムを記録したことを特徴
とする。
【0038】このような本発明のコンピュータプログラ
ムを記録した記録媒体がコンピュータに読み取られた場
合は、第1の記憶手段に記憶されている情報の内の最上
位階層から表示が指示された階層までの情報が一時的に
第2の記憶手段に記憶され、コンピュータがこの第2の
記憶手段から情報を読み出すので、高速な処理が可能に
なる。
【0039】更に本発明に係るコンピュータプログラム
を記録した記録媒体は、第1の記憶手段が、表示すべき
幾何学的図形を複数の区画に分割した個々の区画単位で
情報を記憶しており、第1の記憶手段に記憶されている
情報の内の表示が指示された範囲を含む複数の区画それ
ぞれの最上位階層から表示が指示された階層までの情報
をコンピュータをして第1の記憶手段から読み出させて
第2の記憶手段に一時的に記憶せしめるコンピュータ読
み取り可能なプログラムコードを更に含むコンピュータ
プログラムを記録したことを特徴とする。
【0040】このような本発明のコンピュータプログラ
ムを記録した記録媒体がコンピュータに読み取られた場
合は、第1の記憶手段に記憶されている情報の内の表示
が指示された範囲を含む複数の区画それぞれの最上位階
層から表示が指示された階層までの情報が第2の記憶手
段に記憶され、コンピュータがこの第2の記憶手段から
情報を読み出すので、高速な処理が可能になる。
【0041】なお更に上述の本発明に係るコンピュータ
プログラムを記録した記録媒体は、複数の階層が幾何学
的図形の表示すべき大きさに対応付けられていることを
特徴とする。
【0042】このような本発明のコンピュータプログラ
ムを記録した記録媒体では、複数の階層が幾何学的図形
の表示すべき大きさ、たとえば縮尺に対応付けられてお
り、必要な階層までの情報のみを利用して幾何学的図形
を表示することが可能になる。
【0043】
【発明の実施の形態】まず最初に本発明のデータ管理方
法について説明する。但し、以下の説明においては、前
述の図20に示されている幾何学的図形60を対象とする。
【0044】図1は本発明方法による幾何学的図形を表
示するために必要なデータの格納状態を示す模式図であ
る。本発明方法では、幾何学的図形を複数階層に階層化
して、たとえば表示の際の縮尺に応じて階層化すること
を特徴とする。この例では0乃至3の4階層に階層化し
ている。具体的には、0階層にはノードa,c及びh
が、1階層にはノードb及びdが、2階層にはノードe
及びgが、3階層にはノードfがそれぞれ階層化されて
いる。
【0045】なお本実施の形態においては、縮尺に応じ
てノードを階層化しているが、他にたとえば表示の際の
解像度,鮮明度等に応じて階層化するようにしてもよい
ことは言うまでもない。
【0046】図2は上述の図1に示されている階層構造
を木構造で表現した模式図である。この図2に示されて
いる木構造では、図1には示されていないダミーノード
も併せて示されている。即ち、各階層は根であるrootに
近い順に0階層700 、1階層710 、2階層720 及び3階
層730 に階層化されており、それぞれの階層は縮尺に対
応している。具体的には、0階層700 は最小縮尺に、3
階層730 は最大縮尺に、1階層710 及び2階層720 はそ
れらの中間、具体的には1階層710 は0階層700 よりは
大縮尺であるが2階層720 よりは小縮尺、2階層720 は
1階層710 よりは大縮尺であるが3階層730 よりは小縮
尺に対応している。
【0047】ところで、0階層700 には前述した如く、
ノードa,c及びhが存在するが、0階層700 に存在し
ないノード、即ち1階層710 のノードb及びd、2階層
720のノードe及びg、3階層730 のノードfに対する
木構造のリンクのためのダミーノード(w) 及び(x) が0
階層700 に設けられている。なお、以下の説明において
は単にノードと言う場合は実際に存在するノードを言
う。
【0048】従って、1階層710 には前述した如く、ノ
ードb及びdが存在するが、ノードbは上述の0階層70
0 のダミーノード(w) から、ノードdは上述の0階層70
0 のダミーノード(x) からそれぞれリンクされた木構造
で示されている。更に1階層710 にはこの1階層710 に
存在しないノード、即ち2階層720 のノードe及びg、
3階層730 のノードfに対する木構造のリンクのための
ダミーノード(y)が設けられている。
【0049】従って、2階層720 には前述した如く、ノ
ードe及びgが存在するが、共に上述の1階層710 のダ
ミーノード(y) からリンクされた木構造で示されてい
る。更に2階層720 にはこの2階層720 に存在しないノ
ード、即ち3階層730 のノードfに対する木構造のリン
クのためのダミーノード(z) が設けられている。
【0050】従って、3階層730 には前述した如く、ノ
ードfが存在するが、このノードfは上述の2階層720
のダミーノード(z) からリンクされた木構造で示されて
いる。
【0051】図3は上述の図2に示されているような木
構造を記録媒体に記録する際のデータ構造、換言すれば
本発明のデータベースのデータの記録状態を示す模式図
である。このデータベースでは、ノード番号(ダミーノ
ードの番号を含む)とノード名とを記録した欄201 と、
各ノード番号のノードのX座標情報を記録した欄202及
びY座標情報を記録した欄203 と、階層を記録した欄20
4 とで構成されている。
【0052】各ノード及びダミーノードはそれぞれ低い
階層に属するノード及びダミーノードから順に記録す
る。具体的には、ノード番号0には0階層700 のノード
aが、ノード番号1には0階層700 のダミーノード(w)
が、ノード番号2には0階層700 のノードcが、ノード
番号3には0階層700 のダミーノード(x) が、ノード番
号4には0階層700 のノードhがそれぞれ順に記録され
る。以下同様に、1階層710 、2階層720 及び3階層73
0 の各ノード及びダミーノードがそれぞれに対応するノ
ード番号の位置に記録される。
【0053】各ノード番号にはそれぞれに対応して、上
述のようにノード(ダミーノード)名の他に、各ノード
に対してはX座標が、ダミーノードに対しては子へのポ
インタ(リンクしているノードのノード番号)が、また
各ノードに対してはY座標が、ダミーノードに対しては
子数がそれぞれ記録されている。
【0054】具体的には、たとえばノード番号0にはノ
ードaと、そのX座標値(Xa)と、Y座標値(Ya)とが記録
されている。またたとえばノード番号1にはダミーノー
ド(w) と、そのX座標値(-27) と、Y座標値(1) とが記
録されている。
【0055】ここで、ノードの座標値X,Yは本来は正
である。従って、X座標値が正の場合にはX座標値はX
座標値そのものを示しているが、X座標値が負の場合に
はX座標値はそのノードがダミーノードであって1階層
下の階層にリンクしており、負のX座標値の絶対値がリ
ンク先のノード番号であることを示している。また、X
座標値が正の場合にはY座標値はY座標値そのものを示
しているが、X座標値が負の場合には、Y座標値はその
ノードがダミーノードであってリンクしている1階層下
の子の数を示している。
【0056】従って、上述の例では、ノード番号0のノ
ードaはX座標値がXaであり、Y座標値がYaであること
を示している。また、ノード番号1のノード(w) はダミ
ーノードであり、その子へのポインタが-27 であり、子
数が1であることが、具体的にはノード番号27のノード
にリンクしていることを示している。なお、子数が2以
上である場合には、ポインタで示されるリンク先のノー
ド番号から降順に連続する子数がリンクされていること
を示している。
【0057】このようなデータ構造を読み出して幾何学
的図形の描画を行なう場合には、たとえば最大縮小率で
描画を行なう場合には0階層700 のノードの内のダミー
ノードを除く実ノードのデータ(X及びY座標値)のみ
に対して描画処理を行なえばよいことになる。
【0058】この場合、まずノード番号0のノードaの
データが読み出されるが、そのX座標値が正であるの
で、(X,Y)=(Xa,Ya) に点が描画される。次にノ
ード番号1のノード(w) のデータが読み出されるが、そ
のX座標値が負(-27) であるためダミーノードであるこ
とが判明するので描画処理は行なわれない。次にノード
番号2のノードcのデータが読み出されるが、そのX座
標値が正であるので、(X,Y)=(Xc,Yc) に点が描
画される。次のノード番号3のノード(x) のデータが読
み出されるが、そのX座標値が負(-28) であるためダミ
ーノードであることが判明するので描画処理は行なわれ
ない。次にノード番号4のノードhのデータが読み出さ
れるが、そのX座標値が正であるので、(X,Y)=
(Xh,Yh) に点が描画される。
【0059】この結果、図4の模式図に黒丸にて示され
ているような0階層700 の実ノードのデータのみを読み
出して描画処理を行なった結果が得られる。なお、図4
において白丸は描画処理が行なわれなかったノードb,
d,e,f及びgを示している。
【0060】1階層710 に対応する縮小率で描画を行な
う場合には0階層700 のノードの内のダミーノードを除
く実ノードのデータ(X及びY座標値)のみに対して描
画処理を行なうと共に、0階層700 のダミーノードのデ
ータをも読み出してそのリンク先の1階層710 のノード
の内のダミーノードを除く実ノードのデータ(X及びY
座標値)のみに対して描画処理を行なえばよいことにな
る。
【0061】この場合、まずノード番号0のノードaの
データが読み出されるが、そのX座標値が正であるの
で、(X,Y)=(Xa,Ya) に点が描画される。次にノ
ード番号1のノード(w) のデータが読み出されるが、そ
のX座標値が負(-27)であるためダミーノードであるこ
とが判明し、子へのポインタ(-27) 及び子数(1) が得ら
れる。この結果、次はノード番号27の1階層710 に属す
るノードbのデータが読み出されるが、そのX座標値が
正であるので、(X,Y)=(Xb,Yb) に点が描画さ
れ、子数は(1) であるので1階層710 での処理は終了す
る。
【0062】次は0階層700 のノード番号2へ処理が戻
され、このノード番号2のノードcのデータが読み出さ
れるが、そのX座標値が正であるので、(X,Y)=
(Xc,Yc) に点が描画される。次にノード番号3のノー
ド(x) のデータが読み出されるが、そのX座標値が負(-
27)であるためダミーノードであることが判明し、子へ
のポインタ(-28) 及び子数(2) が得られる。この結果、
次はノード番号28の1階層710 に属するノードdのデー
タが読み出されるが、そのX座標値が正であるので、
(X,Y)=(Xd,Yd) に点が描画され、子数は(2) で
あるので、更に次のノード番号29の1階層710 に属する
ノード(y) のデータが読み出されるが、そのX座標値が
負(-43)であるためダミーノードであることが判明する
ので描画処理は行なわれない。従って次は0階層700 の
ノード番号4へ処理が戻される。そして、このノード番
号4のノードhのデータが読み出されて(X,Y)=
(Xh,Yh) に点が描画される。
【0063】この結果、図5の模式図に黒丸にて示され
ているような0階層700 及び1階層710 の実ノードa,
b,c,d及びhのデータのみを読み出して描画処理を
行なった結果が得られる。なお図5において白丸は描画
処理が行なわれなかったノードe及びfを示している。
【0064】更に2階層720 に対応する縮小率で描画を
行なう場合には0階層700 のノードの内のダミーノード
を除く実ノードのデータ(X及びY座標値)のみに対し
て描画処理を行なうと共に、0階層700 のダミーノード
のデータをも読み出してそのリンク先の1階層710 のノ
ードの内のダミーノードを除く実ノードのデータ(X及
びY座標値)のみに対して描画処理を行ない、更に1階
層710 のダミーノードのデータをも読み出してそのリン
ク先の2階層720 のノードの内のダミーノードを除く実
ノードのデータ(X及びY座標値)のみに対して描画処
理を行なえばよいことになる。
【0065】この場合、上述の1階層710 に対応する縮
小率の処理と同様にノード番号0,1,27,2,3,28
と処理が進められるが、ノード29の処理に際してX座標
値、即ち子へのポインタ(-43) 及び子数(3) が参照され
て2階層720 のノード番号43,44及び45のノードe,
(z),gに対する処理が行なわれる。
【0066】この場合、まずノード番号43のノードeの
データが読み出されるが、そのX座標値が正であるの
で、(X,Y)=(Xe,Ye) に点が描画される。次にノ
ード番号44のノード(z) のデータが読み出されるが、そ
のX座標値が負(-69)であるためダミーノードであるこ
とが判明するので描画処理は行なわれない。次はノード
番号45のノードgのデータが読み出されるが、そのX座
標値が正であるので、(X,Y)=(Xg,Yg) に点が描
画され、ノード番号2階層720 29のダミーノード(y) か
らの2階層720 へのリンクの処理は終了する。従って次
は1階層710 へ処理が戻され、ノード番号30にノードが
存在する場合にはそのノードに対する処理が行なわれ
る。
【0067】この結果、図6の模式図に黒丸にて示され
ているような0階層700 及び1階層710 の実ノードa,
b,c,d,e,g及びhのデータのみを読み出して描
画処理を行なった結果が得られる。なお図6において白
丸は描画処理が行なわれなかったノードfを示してい
る。
【0068】また更に3階層730 に対応する縮小率で描
画を行なう場合には0階層700 のノードの内のダミーノ
ードを除く実ノードのデータ(X及びY座標値)のみに
対して描画処理を行なうと共に、0階層700 のダミーノ
ードのデータをも読み出してそのリンク先の1階層710
のノードの内のダミーノードを除く実ノードのデータ
(X及びY座標値)のみに対して描画処理を行ない、1
階層710 のダミーノードのデータをも読み出してそのリ
ンク先の2階層720 のノードの内のダミーノードを除く
実ノードのデータ(X及びY座標値)のみに対して描画
処理を行ない、更に2階層720 のダミーノードのデータ
をも読み出してそのリンク先の3階層730のノードの内
のダミーノードを除く実ノードのデータ(X及びY座標
値)のみに対して描画処理を行なえばよいことになる。
但し、本実施の形態のように階層が3階層730 までであ
る場合には、3階層730 に存在するノードはすべて実ノ
ードである。
【0069】この場合、上述の2階層720 に対応する縮
小率の処理と同様にノード番号0,1,27,2,3,2
8,29,43と処理が進められるが、ノード44の処理に際
してX座標値、即ち子へのポインタ(-69) 及び子数(1)
が参照されて3階層730 のノード番号69のノードfに対
する処理が行なわれる。
【0070】この場合、ノード番号69のノードeのデー
タが読み出されるが、そのX座標値が正であるので、
(X,Y)=(Xf,Yf) に点が描画され、2階層720 の
ノード番号44のダミーノード(z) からの3階層730 への
リンクの処理は終了する。従って次は2階層720 へ処理
が戻され、上述の2階層720 に対応する縮小率の処理と
同様にノード番号45のノードgの処理が行なわれる。
【0071】この結果、図7の模式図に黒丸にて示され
ているような全ての階層700, 710,720 及び730 の実ノ
ードa,b,c,d,e,f,g及びhのデータが読み
出されて描画処理を行なった結果が得られる。
【0072】本発明方法は以上のような手順で縮尺別に
階層化されたノードのデータに従って幾何学的図形を描
画する方法であるが、以下にそのような本発明方法を実
現するための装置について説明する。図8は本発明が適
用されるグラフィックス表示装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【0073】このグラフィックス表示装置はたとえばワ
ークステーション,パーソナルコンピュータ,携帯情報
端末(モバイルコンピュータ),更には車載型のカーナ
ビゲーションシステム等として実現される。
【0074】処理装置としてのCPU11 には、メモリ20と
ビットマップメモリ30と外部記憶媒体23が接続されてい
る。メモリ20には、CPU11 による処理、具体的にはジオ
メトリ処理(座標変換等)及びレタリング処理等に必要
なコンピュータプログラム等が外部記憶媒体23から読み
出されて記憶される。外部記憶媒体23はたとえばハード
ディスク等を利用した大容量記憶装置であり、幾何学的
図形を描画するために必要な情報、即ち前述の図3に示
されている階層化された各ノードに関するデータがデー
タベースとして記録されている他、上述のジオメトリ処
理及びレタリング処理等に必要なコンピュータプログラ
ム等が格納されている。CPU11 はこの外部記憶媒体23か
ら読み出されてメモリ20に記憶されているジオメトリ処
理(座標変換等)及びレタリング処理等のコンピュータ
プログラムに従って外部記憶媒体23に記憶されている幾
何学的図形を描画するために必要な情報に基づいてビッ
トマップメモリ30に点の集合として幾何学的図形を描画
する。
【0075】ビットマップメモリ30には表示制御装置と
しての CRTコントローラ40が接続されている。ビットマ
ップメモリ30に描画された点の集合は CRTコントローラ
40により CRTディスプレイ15に表示される。
【0076】なお、ビットマップメモリ30とメモリ20と
を共用することも勿論可能であり、その場合には図9の
ブロック図に示されているような構成となる。
【0077】次に、上述のようなグラフィックス表示装
置により本発明方法を実現する処理について、換言すれ
ばメモリ20に記憶されているコンピュータプログラムを
実行した場合のCPU11 の処理手順を示す図10のフローチ
ャートを参照して説明する。なお、外部記憶媒体23には
前述の図3に示されているデータがデータベースとして
予め記憶されているものとする。
【0078】CPU11 はまず、縮尺の設定、換言すればど
の階層のノードまで描画するかを設定する (ステップS1
1)。具体的には、外部、たとえばユーザの指示により縮
尺が入力され、その入力された縮尺に対応する階層をCP
U11 が指示する。なお、このステップS11 において設定
された縮尺に対応する階層を以下においてはLsで表わ
す。
【0079】次にCPU11 は処理中の階層Lcとして”0”
を、処理中の階層の残りノード数jとして0階層700 の
ノード数nをそれぞれ代入し (ステップS12)、処理中の
ノード番号iの初期値として”0”を設定する (ステッ
プS13)。以上で初期設定が終了するので、CPU11 は実際
の処理を開始する。
【0080】まず、CPU11 はノード番号iのノードのデ
ータ(Xi,Yi)を外部記憶媒体23から読み出し (ステッ
プS14)、Xiが”0”以上であるか否かを判定する (ステ
ップS15)。判定結果が”YES " である場合、換言すれば
Xiが”0”以上であってそのノードが実ノードであるこ
とを示している場合は、CPU11 は外部記憶媒体23から読
み出したノード番号iのノードとしてビットマップメモ
リ30の(Xi,Yi)の位置を記憶する (ステップS16)。次
にCPU11 は処理中のノード番号iを”1”インクリメン
トし (ステップS17)、処理中の階層の残りノード数j
を”1”デクリメントする (ステップS18)。
【0081】ここでCPU11 は処理中の階層の残りノード
数jが”0”であるか否かを判定し(ステップS19)、”
0”でない場合には前述のステップS14 へ処理を戻す。
【0082】なお上述のステップS15 において判定結果
が”NO "である場合、換言すればXiが負であってそのノ
ードがダミーノードであることを示している場合は、CP
U11は現在処理中の階層LcがステップS11 において設定
された階層Ls以上であるか否かを判定する (ステップS2
1)。判定結果が”YES ”である場合、たとえば設定され
ている階層Lsが0階層700 であって現在処理中の階層が
0階層700 である場合には、CPU11 は何らの処理も行な
わずにそのまま前述のステップS17 へ処理を戻す。換言
すれば、設定されている階層がたとえば0階層700 であ
ってその0階層700 のダミーノードが現在処理中のノー
ドである場合には、CPU11 はそのダミーノードを無視す
ることになる。
【0083】以上のようにして、設定されている階層が
0階層700 のみの最大縮尺が指定されている場合には、
0階層700 のダミーノードは無視されてダミーノード以
外のノード、即ち実際にノードとしての意味を有してい
るノードのデータのみが読み出されて記憶される。
【0084】ところで、たとえば1階層710 までの描画
が設定されている場合(Ls=1)、換言すれば二番目に
大きい縮尺が設定されている場合には、上述のステップ
S21での判断結果が”NO "になるので、CPU11 はダミー
ノードに対する処理を行なう。この場合には、CPU11 は
現在処理中のノード番号iを”1”インクリメントした
値を現在処理中の階層Lcの処理中ノード番号として一旦
記憶しておき (ステップS22)、また現在の残りノード数
jを現在処理中の階層Lcの残りノード数として一旦記憶
しておく (ステップS23)。そしてCPU11 は現在処理中の
階層Lcを”1”インクリメントし (ステップS24)、現在
処理中のダミーノードのX座標値(Xi)の絶対値を新たに
現在処理中のノード番号iとし (ステップS25)、更に現
在処理中のダミーノードのY座標値(Yi)を新たに現在処
理中の階層Lcの残りノード数とする (ステップS26)。こ
の後、CPU11 は前述のステップS14 へ処理を戻す。
【0085】ステップS14 へ処理が戻されると、この時
点ではノード番号は現在処理中の階層Lcの一つ上の階層
のダミーノードのX座標値の絶対値になっているので、
そのダミーノードの子へのリンクで指定されている一階
層下の階層、即ち現在処理中の階層Lcのノードからステ
ップS26 で設定された現在処理中の階層Lcの残りノード
数分のノードに対する処理が行なわれる。
【0086】更に、その際にステップS15 において現在
処理中のノードがダミーノードであることが判明した場
合には、上述同様にして一階層下の階層へ処理が移され
る。そして、現在処理中の階層Lcの残りノード数jが”
0”になると (ステップS19で”YES " )、CPU11 は現
在処理中の階層Lcが”0”、即ち0階層700 であるか否
かを判定する (ステップS31)。このステップS31 での判
定結果が”YES " であった場合、それは0階層700 にお
いて全てのノードに対する処理が終了したことを意味し
ているので、CPU11 はこのコンピュータプログラムを終
了する。
【0087】しかしステップS31 での判定結果が”NO "
であった場合には、CPU11 はまず現在処理中の階層Lc
を”1”デクリメントすることにより (ステップS32)、
一つ上の階層へ戻って処理を続行する。具体的には、CP
U11 は先に記憶しておいた一つ上の階層の残りノード数
及びノード番号をそれぞれ新たに現在処理中の階層Lcの
残りノード数j及び現在処理中のノード番号iとして設
定する (ステップS33, S34) 。そしてこの時点でCPU11
は再度、現在処理中の階層Lcの残りノード数jが”0”
であるか否かを判定し (ステップS19)、更に現在処理中
の階層Lcが”0”であるか否かを判定する (ステップS3
1)。このステップS31 での判定結果が”YES " であった
場合、前述した如くそれは0階層700 において全てのノ
ードに対する処理が終了したことを意味しているので、
CPU11 はこのコンピュータプログラムを終了する。しか
し、ステップS31 での判定結果が”NO" であった場合に
は、CPU11 は前述のステップS14 へ処理を戻す。
【0088】ステップS14 へ処理が戻されると、この時
点では現在処理中のノード番号iはそれまで処理してい
た階層の一つ上の階層(現在処理中の階層Lc)のまだ処
理されていないノードの内の最初のノード番号になって
いおり、また残りノード数も現在処理中の階層Lcの残り
ノード数jになっている。従って、以降はそれまで処理
していた階層の一つ上の階層の残りのノードの内の最初
のノード番号のノードから始めてステップS26 で設定さ
れた現在処理中の階層Lcの残りノード数分のノードに対
する処理が行なわれる。
【0089】以上のようにして設定階層、換言すれば指
示された縮尺率に対応した階層までのノードのデータ順
次的に読み出されてノードの描画位置が決定され、その
後にジオメトリ処理(座標変換),レタリング処理等が
施されてビットマップメモリ30上への幾何学的図形の描
画が完了する。なお、描画対象のノードと決定した段階
毎にジオメトリ処理(座標変換),レタリング処理等を
施してその都度ビットマップメモリ30に描画してもよ
い。
【0090】次に上述のようなフローチャートに従った
実際の処理手順について、図3に示されているデータが
データベースとして外部記憶媒体23に格納されている場
合に、0階層700 のノードのみを描画する最大縮小率が
指定された場合について具体的に説明する。
【0091】まず0階層700 のみが描画対象であるの
で、Ls=0に設定され (ステップS11)、処理中の階層Lc
=0が、また処理中の階層の残りノード数j=5がそれ
ぞれ設定される (ステップS12)。そして、CPU11 は処理
中のノード番号i=0とし (ステップS13)、外部記憶媒
体23からのデータの読み出しを開始する。
【0092】まず、CPU11 はノード番号0のノードaの
データ(Xa,Ya) を外部記憶媒体23から読み出し (ステ
ップS14)、Xaが正であるので (ステップS15 で”YES "
)、Xa及びYaを描画点の位置として記憶する (ステッ
プS16)。次にCPU11 は現在のノード番号iを”1”イン
クリメントして”1”にし (ステップS17)、処理中の階
層の残りノード数jを”1”デクリメントして”4”に
する (ステップS18)。この時点では処理中の階層の残り
ノード数jは”0”ではないので (ステップS19で”NO
")、ステップS19 から上述のステップS14 へ処理が戻
される。
【0093】今度は処理中のノード番号が”1"になって
いるので、CPU11 はノード番号1のノード(w) のデータ
(X, Y)=(-27, 1)を読み出し (ステップS14)、X座標値
が負であるので (ステップS15 で”NO" )、現在処理中
の階層Lc(=0)と設定されている階層Ls(=0)とを
比較する (ステップS21)。この比較結果は”YES " であ
るので、CPU11 はそのまま (ステップS17)へ処理を進め
る。このステップS17ではCPU11 は処理中のノード番号
i(=1)を”1”インクリメントして”2”にし、次
に処理中の階層の残りノード数jを”1”デクリメント
して”3”にする (ステップS18)。この時点では処理中
の階層の残りノード数jは”0”ではないので (ステッ
プS19 で”NO ")、ステップS19 から前述のステップS1
4 へ処理が戻される。
【0094】以上の結果、ノード番号1のノード(ダミ
ーノード)(w)は結果的に無視されたことになり、次はノ
ード番号2に対する処理が行なわれる。
【0095】ノード番号2に対しては、CPU11 は前述の
ノード番号0の場合と同様の処理を行なって外部記憶媒
体23から読み出したノード番号2のノードcのデータ
(X, Y)=(Xc, Yc)を描画点のデータとして記憶する (ス
テップS14, S15, S16)。そして、CPU11 は処理中のノー
ド番号を”3”にインクリメントし (ステップS17)、残
りのノード数を”2”にデクリメントし (ステップS1
8)、ステップS19 からステップS14 へ処理を戻す。
【0096】CPU11 はノード番号3のノード(x) のデー
タ(X, Y)=(-28, 2)を読み出し (ステップS14)、X座標
値が負であるので (ステップS15 で”NO" )、前述のノ
ード番号1のダミーノード(w) の場合と同様の処理が行
なわれ、ノード番号3のノード(ダミーノード)(x)は結
果的に無視されて、次はノード番号4に対する処理が行
なわれる。なおこの際、残りのノード数は更に”1”デ
クリメントされて”1”になっている。
【0097】ノード番号4のノードhに対しては、CPU1
1 は前述のノード番号0及び2の場合と同様の処理を行
なって外部記憶媒体23から読み出したノード番号4のノ
ードhのデータ(X, Y)=(Xh, Yh)を描画点のデータとし
て記憶する (ステップS14, S15, S16)。そして、CPU11
は処理中のノード番号を”5”にインクリメントし (ス
テップS17)、残りのノード数を”0”にデクリメンする
(ステップS18)。この結果、ステップS19 での判断結果
が”YES " になり、更に現在処理中の階層Lcが”0”で
ある、換言すれば0階層700 であるため (ステップS31
で”YES " )、CPU11 はこの時点で処理を終了する。
【0098】以上により、CPU11 は外部記憶媒体23から
ノードa,c及びhのみのデータを読み出して記憶する
ことが出来たので、幾何学的図形を最大縮小率でビット
マップメモリ30に描画する。
【0099】次に、3階層730 のノードまで描画する最
小縮小率が指定された場合について具体的に説明する。
【0100】まず3階層730 までが描画対象であるの
で、Ls=3に設定され (ステップS11)、処理中の階層Lc
=0が、また処理中の階層の残りノード数j=5がそれ
ぞれ設定される (ステップS12)。そして、CPU11 は処理
中のノード番号i=0とし (ステップS13)、外部記憶媒
体23からのデータの読み出しを開始する。
【0101】まず、ノード番号1の場合の処理は前述の
0階層700 のノードのみを描画する場合のノード番号1
の処理と同様であり、ノードaのデータ(Xa,Ya) が読
み出されて記憶される。
【0102】次に、ノード番号1の場合は、CPU11 はノ
ード番号1のノード(w) のデータ(X, Y)=(-27, 1)を読
み出し (ステップS14)、X座標値が負であるのでこのノ
ード番号1のノード(w) がダミーノードであることが判
明し (ステップS15 で”NO")、現在処理中の階層Lc
(=0)と設定されている階層Ls(=3)とを比較する
(ステップS21)。この比較結果は”NO" であるので、CPU
11 は (ステップS22)へ処理を進める。このステップS22
では、CPU11 は処理中のノード番号i(=1)を”
1”インクリメントして”2”にした上で現在処理中の
階層Lc(=0、即ち0階層700)の処理中のノード番号と
して記憶し、また残りノード数jを”1”デクリメント
して”3”にした上で現在処理中の階層Lc(=0、即ち
0階層700)の処理中の残りノード数として記憶する (ス
テップS23)。
【0103】そしてCPU11 は、現在処理中の階層Lc(=
0、即ち0階層700 )を”1”インクリメントして”
1”、即ち1階層710 にし (ステップS24)、現在処理中
のノード番号iをノード番号1のノード(ダミーノー
ド)(w)のX座標値の絶対値”27”とし (ステップS25)、
更に現在処理中の階層の残りノード数jをノード番号1
のノード(ダミーノード)(w)のY座標値”1”とし (ス
テップS26)、前述のステップS14 へ処理を戻す。
【0104】以上の結果、0階層700 のノード番号1の
ノード(ダミーノード)(w)からのリンクに従って1階層
710 へ処理対象が移され、次はノード番号27のノードb
に対する処理が行なわれる。
【0105】ノード番号27のノードbは実ノードである
ことがステップS15 において判明するので、CPU11 は前
述のノード番号0の場合と同様の処理を行なって外部記
憶媒体23から読み出したノード番号27のノードbのデー
タ(X, Y)=(Xb, Yb)を描画点のデータとして記憶する
(ステップS14, S15, S16)。そして、CPU11 は処理中の
ノード番号を”2”にインクリメントし (ステップS1
7)、残りのノード数を”0”にデクリメントする (ステ
ップS18)。この結果、ステップS19 での判断結果が”YE
S " になり、更に現在処理中の階層Lcが”1”である、
換言すれば1階層710 であるため (ステップS31 で”N
O" )、CPU11 はステップS32 へ処理を移す。
【0106】ステップS32 においては、CPU11 は現在処
理中の階層Lc(=1)を”1”デクリメントして”0”
に、即ち0階層700 にする。またCPU11 は、残りノード
数j(=0)を新たに現在処理中の階層とされた0階層
700 の先に記憶してあった残りノード数”3”とし (ス
テップS33)、更に処理中のノード番号iを新たに現在処
理中の階層とされた0階層700 の先に記憶してあった処
理中のノード番号”2”とする (ステップS34)。この
後、CPU11 は残りノード数jが”0"ではないので(ステ
ップS19 で”NO ")、ステップS14 へ処理を戻す。
【0107】以上により次は0階層700 のノード番号2
が処理対象となり、この時点での処理中の階層(0階層
700)の残りノード数jは”3”になっている。
【0108】ノード番号2に対しては、CPU11 は前述の
ノード番号0の場合と同様の処理を行なって外部記憶媒
体23から読み出したノード番号2のノードcのデータ
(X, Y)=(Xc, Yc)を描画点のデータとして記憶する (ス
テップS14, S15, S16)。そして、CPU11 は処理中のノー
ド番号を”3”にインクリメントし (ステップS17)、残
りのノード数を”2”にデクリメントし (ステップS1
8)、ステップS19 からステップS14 へ処理を戻す。
【0109】次に、CPU11 はノード番号3のノード(x)
のデータ(X, Y)=(-28, 2)を読み出し (ステップS14)、
X座標値が負であるので (ステップS15 で”NO" )、前
述のノード番号1の場合と同様の処理を行なう。
【0110】まず、CPU11 は現在処理中の階層Lc(=
0)と設定されている階層Ls(=3)とを比較する (ス
テップS21)。この比較結果は”NO" であるので、CPU11
は (ステップS22)へ処理を進める。このステップS22 で
は、CPU11 は処理中のノード番号i(=1)を”1”イ
ンクリメントして”4”にした上で現在処理中の階層Lc
(=0、即ち0階層700)の処理中のノード番号として記
憶し、また残りノード数jを”1”デクリメントして”
2”にした上で現在処理中の階層Lc(=0、即ち0階層
700)の処理中の残りノード数として記憶する (ステップ
S23)。
【0111】そしてCPU11 は、現在処理中の階層Lc(=
0、即ち0階層700 )を”1”インクリメントして”
1”、即ち1階層710 にし (ステップS24)、現在処理中
のノード番号iをノード番号3のノード(ダミーノー
ド)(x)のX座標値の絶対値”28”とし (ステップS25)、
更に現在処理中の階層の残りノード数jをノード番号3
のノード(ダミーノード)(x)のY座標値”2”とし (ス
テップS26)、前述のステップS14 へ処理を戻す。
【0112】以上の結果、0階層700 のノード番号3の
ノード(ダミーノード)(x)からのリンクに従って1階層
710 へ処理対象が移され、残りノード数jが”2”であ
るので次はノード番号28のノードd及びノード番号29の
ノード(y) に対する処理が行なわれる。
【0113】ノード番号28のノードdは実ノードである
ことがステップS15 において判明するので、CPU11 は前
述のノード番号27のノードbの場合と同様に外部記憶媒
体23から読み出したノード番号28のノードdのデータ
(X, Y)=(Xd, Yd)を描画点のデータとして記憶する (ス
テップS14, S15, S16)。そして、CPU11 は処理中のノー
ド番号を”29”にインクリメントし (ステップS17)、残
りのノード数を”1”にデクリメントする (ステップS1
8)。しかしこの結果、ステップS19 での判断結果がノー
ド番号27の場合とは異なって”NO" になので、CPU11 は
ステップS14 へ処理を戻してノード番号29に対する処理
を行なう。
【0114】ノード番号29のノード(w) はダミーノード
であることがそのデータ(X, Y)=(-43, 2)のX座標値が
負であることから判明するので (ステップS14, S15)、
CPU11 は現在処理中の階層Lc(=1)と設定されている
階層Ls(=3)とを比較し、この比較結果が”NO" であ
るので、CPU11 は (ステップS22)へ処理を進める。この
ステップS22 では、CPU11 は処理中のノード番号i(=
3)を”1”インクリメントして”4”にした上で現在
処理中の階層Lc(=1、即ち1階層710)の処理中のノー
ド番号として記憶し、また残りノード数jを”1”デク
リメントして”0”にした上で現在処理中の階層Lc(=
1、即ち1階層710)の処理中の残りノード数として記憶
する (ステップS23)。
【0115】そしてCPU11 は、現在処理中の階層Lc(=
1、即ち1階層710)を”1”インクリメントして”
2”、即ち2階層720 にし (ステップS24)、現在処理中
のノード番号iをノード番号29のノード(ダミーノー
ド)(y)のX座標値の絶対値”43”とし (ステップS25)、
更に現在処理中の階層の残りノード数jをノード番号29
のノード(ダミーノード)(y)のY座標値”3”とし (ス
テップS26)、前述のステップS14 へ処理を戻す。
【0116】以上の結果、1階層710 のノード番号29の
ノード(ダミーノード)(y)からのリンクに従って2階層
720 へ処理対象が移され、次はノード番号43のノード
e,ノード番号44のノード(z) 及びノード番号45のノー
ドgに対する処理が行なわれる。
【0117】ノード番号43のノードeに対しては、この
ノードeが実ノードであることが判明するので、CPU11
は前述の各実ノードに対する処理と同様の処理を行なっ
て外部記憶媒体23から読み出したノード番号43のノード
eのデータ(X, Y)=(Xe, Ye)を描画点のデータとして記
憶する (ステップS14, S15, S16)。そして、CPU11 は処
理中のノード番号を”44”にインクリメントし (ステッ
プS17)、残りのノード数を”2”にデクリメンする (ス
テップS18)。この時点では処理中の階層の残りノード数
jは”0”ではないので (ステップS19 で”NO ")、ス
テップS19 から前述のステップS14 へ処理が戻される。
【0118】次にノード番号44のノード(z) に対する処
理が行なわれるが、このノード番号44のノード(z) はダ
ミーノードであることがそのデータ(X, Y)=(-69, 1)の
X座標値が負であることから判明するので (ステップS1
4, S15)、CPU11 は現在処理中の階層Lc(=2)と設定
されている階層Ls(=3)とを比較し、この比較結果
が”NO" であるので、CPU11 は (ステップS22)へ処理を
進め、前述同様に更に一階層下の3階層730 のノードに
対する処理を行なう。
【0119】ステップS22 では、CPU11 は処理中のノー
ド番号i(=2)を”1”インクリメントして”3”に
した上で現在処理中の階層Lc(=2、即ち2階層720)の
処理中のノード番号として記憶し、また残りノード数j
を”1”デクリメントして”1”にした上で現在処理中
の階層Lc(=1、即ち2階層720 の処理中の残りノード
数として記憶する (ステップS23)。
【0120】そしてCPU11 は、現在処理中の階層Lc(=
2、即ち2階層720 を”1”インクリメントして”
3”、即ち3階層730 にし (ステップS24)、現在処理中
のノード番号iをノード番号44のノード(ダミーノー
ド)(z)のX座標値の絶対値”69”とし (ステップS25)、
更に現在処理中の階層の残りノード数jをノード番号44
のノード(ダミーノード)(z)のY座標値”1”とし (ス
テップS26)、前述のステップS14 へ処理を戻す。
【0121】以上の結果、2階層720 のノード番号44の
ノード(ダミーノード)(z)からのリンクに従って3階層
730 へ処理対象が移され、次はノード番号69のノードf
に対する処理が行なわれる。
【0122】ノード番号69のノードfに対しては、この
ノードfが実ノードであることが判明するので、CPU11
は前述の各実ノードに対する処理と同様の処理を行なっ
て外部記憶媒体23から読み出したノード番号69のノード
fのデータ(X, Y)=(Xf, Yf)を描画点のデータとして記
憶する (ステップS14, S15, S16)。そして、CPU11 は処
理中のノード番号を”70”にインクリメントし (ステッ
プS17)、残りのノード数を”0”にデクリメントする
(ステップS18)。この時点では処理中の階層の残りノー
ド数jは”0”になっているので (ステップS19 で"YES
")、ステップS19 からステップS31 へ処理が進められ
る。この結果、ステップS31 での判断結果は、現在処理
中の階層Lcが”3”である、換言すれば3階層730 であ
るため、CPU11 はステップS32 へ処理を移す。
【0123】ステップS32 においては、CPU11 は現在処
理中の階層Lc(=3)を”1”デクリメントして”2”
にし、即ち2階層720 にする。またCPU11 は、残りノー
ド数j(=0)を新たに現在処理中の階層とされた2階
層720 の先に記憶してあった残りノード数”1”とし
(ステップS33)、更に処理中のノード番号iを新たに現
在処理中の階層とされた2階層720 の先に記憶してあっ
た処理中のノード番号”45”とする (ステップS34)。こ
の後、CPU11 は残りノード数jが”0"ではないので (ス
テップS19 で”NO ")、ステップS14 へ処理を戻す。
【0124】以上により次は2階層720 のノード番号45
が処理対象となり、この時点での処理中の階層(0階層
700)の残りノード数jは”1”になっている。
【0125】ノード番号45のノードgに対しては、この
ノードgが実ノードであることが判明するので、CPU11
は前述の各実ノードに対する処理と同様の処理を行なっ
て外部記憶媒体23から読み出したノード番号45のノード
gのデータ(X, Y)=(Xg, Yg)を描画点のデータとして記
憶する (ステップS14, S15, S16)。そして、CPU11 は処
理中のノード番号を”46”にインクリメントし (ステッ
プS17)、残りのノード数を”0”にデクリメンする (ス
テップS18)。この時点では処理中の階層の残りノード数
jは”0”になっているので (ステップS19 で"YES
")、ステップS19からステップS31 へ処理が進められ
る。この結果、ステップS31 での判断結果は、現在処理
中の階層Lcが”2”である、換言すれば2階層720 であ
るため、CPU11 はステップS32 へ処理を移す。
【0126】ステップS32 においては、CPU11 は現在処
理中の階層Lc(=2)を”1”デクリメントして”1”
にし、即ち1階層710 にする。またCPU11 は、残りノー
ド数j(=0)を新たに現在処理中の階層とされた 1階
層710 の先に記憶してあった残りノード数”0”とし
(ステップS33)、更に処理中のノード番号iを新たに現
在処理中の階層とされた1階層710 の先に記憶してあっ
た処理中のノード番号”30”とする (ステップS34)。こ
の後、CPU11 は残りノード数jが”0"であるので(ステ
ップS19 で”YES " )、再度ステップS31 へ処理を戻
す。
【0127】この場合、CPU11 は現在処理中の階層Lc
(=1)を”1”デクリメントして”0”にし、即ち0
階層700 にする。またCPU11 は、残りノード数j(=
0)を新たに現在処理中の階層とされた0階層700 の先
に記憶してあった残りノード数”1”とし (ステップS3
3)、更に処理中のノード番号iを新たに現在処理中の階
層とされた0階層700 の先に記憶してあった処理中のノ
ード番号”4”とする (ステップS34)。この後、CPU11
は残りノード数jが”0"でないので (ステップS19で”Y
ES " )、ステップS14 へ処理を戻す。
【0128】以上により次は0階層700 のノード番号4
が処理対象となり、この時点での処理中の階層(0階層
700)の残りノード数jは”1”になっている。
【0129】ノード番号4のノードhに対しては、この
ノードhが実ノードであることが判明するので、CPU11
は前述の各実ノードに対する処理と同様の処理を行なっ
て外部記憶媒体23から読み出したノード番号4のノード
hのデータ(X, Y)=(Xh, Yh)を描画点のデータとして記
憶する (ステップS14, S15, S16)。そして、CPU11 は処
理中のノード番号を”5”にインクリメントし (ステッ
プS17)、残りのノード数を”0”にデクリメンする (ス
テップS18)。この時点では処理中の階層の残りノード数
jは”0”になっているので (ステップS19 で"YES
")、ステップS19からステップS31 へ処理が進められ
る。更に現在処理中の階層Lcが”0”である、換言すれ
ば0階層700 であるため (ステップS31 で”YES " )、
CPU11 はこの時点で処理を終了する。
【0130】以上により、CPU11 は外部記憶媒体23から
ノードa,b,c,d,e,f,g及びhのデータを読
み出して記憶することが出来たので、幾何学的図形を最
小縮小率でビットマップメモリ30に描画する。ビットマ
ップメモリ30への描画結果は最終的に幾何学的図形とし
て CRTディスプレイ15に表示される。
【0131】ところで、上述のCPU11 による処理手順で
は、外部記憶媒体23からノードのデータを読み出してCP
U11 が処理しているが、外部記憶媒体23は通常はハード
ディスク等の大容量ではあるがアクセス速度は比較的低
速な記憶媒体が利用される。一方、メモリ20は外部記憶
媒体23に比較すると小容量ではあるが、CPU11 によるア
クセス速度は外部記憶媒体23に対するアクセス速度より
はかなり高速である。従って、たとえば表示が指示され
た階層までのデータを外部記憶媒体23からメモリ20へ予
め読み込んでおけば、CPU11 による処理はかなり高速化
される。
【0132】図11はそのようなCPU11 による処理手順を
示すフローチャートであり、前述の図10に示されている
ステップS11 において縮尺(階層)の設定が行なわれた
後に、CPU11 が設定された階層(Ls=0〜3)までのデ
ータを外部記憶媒体23から読み出してメモリ20に一時記
憶させ (ステップS51)、その後に図10のステップS12へ
処理を進めるようにする。
【0133】以上のようにしてCPU11 が必要な階層まで
のデータを外部記憶媒体23から読み出してメモリ20に予
め記憶させておくことにより、幾何学的図形のビットマ
ップメモリ30への描画が、換言すれば CRTディスプレイ
15への表示が高速化される。但し、外部記憶媒体23から
のデータの読み出し及びそのデータのメモリ20への記憶
は一度にすべて行なう必要はなく、適宜のタイミングで
分割して行なってもよく、またいわゆるDMA(Direct Mem
ory Access) の利用も可能である。
【0134】ところで、地図データを利用したナビゲー
ションシステムでは広範囲の地図データの内の一部の範
囲のみが実際には表示されることになる。従って、図12
の模式図に示されているように表示されるべき地図を適
宜の面積で予め複数の区画、たとえばメッシュに分割
し、個々のメッシュ(区画)単位のデータを図13の模式
図に示されているように外部記憶媒体23に記録してお
き、表示に際しては必要なメッシュのデータのみを外部
記憶媒体23から読み出してメモリ20に一時記憶させる。
【0135】図12においては、細線で示されている区画
が個々のメッシュ900 を示し、破線で示されている区画
が描画範囲901 を示し、太線で示されている区画が描画
範囲901 の全てを描画するために必要なメッシュの範囲
(描画対象メッシュ902)を示している。なお、各メッシ
ュ900 にはそれぞれメッシュ番号が付与されている。こ
の例では、描画対象メッシュ902 はメッシュ番号では、
41〜45,61〜65,81〜85,101 〜105, 121〜125 とな
る。
【0136】図13においては、参照符号800, 801, 802
…で示されている領域が図12に示されている個々のメッ
シュ900 それぞれのデータ領域になっており、それぞれ
を特定するためのメッシュ番号が付与されている。各メ
ッシュ単位のデータ領域800,801, 802 …それぞれは前
述の図3に示されているデータ構造と全く同一構造であ
る。
【0137】図14は図13に示されているメッシュ分割さ
れたデータ構造をCPU11 により処理する場合の処理手順
を示すフローチャートである。まず、図12に破線にて示
されている描画範囲901 が指示されると、CPU11 は図12
に太線にて示されているように描画対象メッシュ902 を
特定する (ステップS61)。この例では描画対象メッシュ
902 は前述の如く、メッシュ番号41〜45,61〜65,81〜
85,101 〜105, 121〜125 の各メッシュになる。
【0138】次に、前述の図10に示されているステップ
S11 において縮尺(階層)の設定が行なわれた後に、CP
U11 は特定された各メッシュ番号のデータの内の設定さ
れた階層(Ls=0〜3)までのデータを外部記憶媒体23
から読み出してメモリ20に一時記憶させ (ステップS6
2)、その後に図10のステップS12 へ処理を進めるように
する。
【0139】以上のようにしてCPU11 が必要な範囲の必
要な階層までのデータを外部記憶媒体23から読み出して
メモリ20に予め記憶させておくことにより、幾何学的図
形、具体的には地図のビットマップメモリ30への描画
が、換言すれば CRTディスプレイ15への表示が高速化さ
れる。但し、外部記憶媒体23からのデータの読み出し及
びそのデータのメモリ20への記憶は一度にすべて行なう
必要がないことは前述の図11に示されている処理手順の
例と同様である。
【0140】ところで、上述のような本発明の図形表示
装置は、パーソナルコンピュータに記録媒体に記録され
ているソフトウェアプログラムを読み取らせる(インス
トールする)ことにより実現される。
【0141】図15はそのようなパーソナルコンピュータ
10の外観を示す模式図である。このパーソナルコンピュ
ータ10には、上述のような図形表示のためのコンピュー
タプログラムPGが記録されたフレキシブルディスクFDか
らその記録内容 (プログラムコード) を読み取るための
フレキシブルディスクドライブ21及び前述の図8に示さ
れてるようなデータベースDBが記録されたCD-ROMからそ
の記録内容 (データ)を読み取るためのCD-ROMドライブ2
2が備えられている。
【0142】なお、図15には示されていないが、図8に
示されているCPU11 、メモリ20、ビットマップメモリ30
及び CRTコントローラ40もパーソナルコンピュータ10内
に備えられていることは言うまでもない。
【0143】但し、コンピュータプログラムPGがCD-ROM
に、データベースDBがフレキシブルディスクFDに記録さ
れていてもよく、またはコンピュータプログラムPGとデ
ータベースDBとが共にフレキシブルディスクFDに、また
はCD-ROMに記録されていてもよいことは言うまでもな
い。更に、フレキシブルディスクFD,CD-ROM以外の種々
の記録媒体を利用してもよいことは言うまでもない。
【0144】なお、参照符号15は CRTディスプレイ等の
表示装置を、13はマウス等のポインティングデバイス
を、12はキーボード等の入力装置を示していることは前
述の図8と同様である。
【0145】フレキシブルディスクドライブ21によりフ
レキシブルディスクFDから、またはCD-ROMドライブ22に
よりCD-ROMから読み取られたコンピュータプログラムPG
のプログラムコード及びデータベースDBのデータはたと
えばハードディスクを利用した外部記憶媒体23に一旦記
憶され、コンピュータプログラムPGのプログラムコード
が実行される際にはメモリ20に転送されて記憶される。
【0146】なお、ここでは記録媒体としてはフレキシ
ブルディスクFD及び/又はCD-ROMを示したが、これらに
限られることはなく、適宜のドライブ (読み取り手段)
と組み合わせることにより、磁気テープ, 光磁気ディス
ク等の利用も勿論可能である。
【0147】図16は記録媒体の一例としてのフレキシブ
ルディスクFDに記録されているプログラムPGの内容を示
す模式図である。
【0148】図16に示されているフレキシブルディスク
FDには、それぞれが座標情報を有する複数のノードを接
続して表示される幾何学的図形の複数のノードを複数階
層に階層化し、最下位以外の各階層に、それぞれ一つ下
位の階層のノードとリンクする情報を有するダミーノー
ドを配置した情報を格納するコンピュータ読み取り可能
な記憶手段(外部記憶媒体23)から情報を読み出してコ
ンピュータに幾何学的図形を表示させるためのコンピュ
ータプログラムPGが記録されている。
【0149】そしてそのコンピュータプログラムPGは、
最上位階層(0階層700)のノードによる表示が指示され
た場合に、最上位階層(0階層700)のダミーノードを除
くノードの座標情報を記憶手段(外部記憶媒体23)から
コンピュータに読み出させるコンピュータ読み取り可能
なプログラムコードPC11と、最上位階層(0階層700)以
外の階層(1階層710 、2階層720 または3階層730)ま
でのノードによる表示が指示された場合は、最上位階層
(0階層700)から指示された階層(1階層710、2階層7
20 または3階層730)まで各階層のダミーノードの座標
情報に従って一つ下の階層のノードを順次的にたどり、
各階層のダミーノードを除くノードの座標情報を記憶手
段(外部記憶媒体23)からコンピュータに読み出させる
コンピュータ読み取り可能なプログラムコードPC12と、
記憶手段(外部記憶媒体23)から読み出されたノードの
座標情報に対して所定の処理を施すことにより、表示す
べき幾何学的図形をドットで表わした情報をコンピュー
タに得させるコンピュータ読み取り可能なプログラムコ
ードPC13とが記録されている。
【0150】図17はフレキシブルディスクFDに記録され
ているプログラムPGの内容の他の例を示す模式図であ
る。
【0151】図17に示されているフレキシブルディスク
FDには、すべてのノード及びダミーノードの情報を記憶
した第1の記憶手段(外部記憶媒体23)に記憶されてい
る情報の内の最上位階層から表示が指示された階層まで
の情報を第2の記憶手段(メモリ20)に一時的に記憶さ
せるプログラムコードPC21及びPC23が記録されている。
なお、プログラムコードPC22,PC24及びPC25は図16に示
されているプログラムコードPC11,PC12及びPC13を外部
記憶媒体23に代えてメモリ20から情報を読み出すように
した点のみが異なる。
【0152】図18はフレキシブルディスクFDに記録され
ているプログラムPGの内容の更に他の例を示す模式図で
ある。
【0153】図18に示されているフレキシブルディスク
FDには、表示が指示された範囲に対応する区画 (メッシ
ュ)を特定するプログラムコードPC31と、表示すべき幾
何学的図形を複数の区画(区画)に分割した個々の区画
(メッシュ)単位で情報を記憶している第1の記憶手段
(外部記憶媒体23)に記憶されている情報の内のプログ
ラムコードPC31で特定された複数の区画(メッシュ)そ
れぞれの最上位階層から表示が指示された階層までの情
報を第2の記憶手段(メモリ20)に一時的に記憶させる
プログラムコードPC32及びPC34が記録されている。な
お、プログラムコードPC33,PC35及びPC36は図16に示さ
れているプログラムコードPC11,PC12及びPC13を外部記
憶媒体23に代えてメモリ20から情報を読み出すようにし
た点のみが異なる。
【0154】最後に本発明をナビゲーションシステムに
適用した場合の構成例を図19の模式図に示す。図19にお
いて、参照符号10N はシステム本体であり、本発明の図
形表示装置の本体(パーソナルコンピュータ10)に相当
し、CPU11 、メモリ20、ビットマップメモリ30、 CRTコ
ントローラ40等に相当する機能を内蔵している。参照符
号15N は表示装置であり、本発明の図形表示装置の CRT
ディスプレイ15に相当する。参照符号12N は操作パネル
であり、本発明の図形表示装置のキーボード12及びマウ
ス13に相当する。参照符号22N はCD-ROMドライブであ
り、データベースDBを記録した記録媒体に相当する。
【0155】このようなナビゲーションシステムでは、
CD-ROMドライブ22N に前述の図3に示されているような
地図データのデータベースを記録したCD-ROMを装入する
ことにより、システム本体10N に内蔵されているCPU11
が前述の本発明の図形表示装置同様の処理を行なって表
示装置15N の画面上に幾何学的図形としての地図を表示
する。
【0156】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明の図形表示
方法及び図形表示装置によれば、幾何学的図形を多段階
の縮尺で表示する必要が有るような場合にも、それぞれ
の縮尺に応じて独立したデータを用意する必要が無くな
り、従ってデータ量が比較的小容量で済み、このため大
容量のデータ用の記録媒体が不要になり、また描画処理
に要する時間も比較的短くて済むことになる。
【0157】特に、ナビゲーションシステムにおいて
は、縮尺毎に独立したベクトル地図データを用意する必
要が生じるため、本発明によれば製造業者においてはそ
れらのデータを作成する必要が無くなり、またデータを
大容量の記録媒体に記録して提供する必要も無くなり、
製造コストの低減が可能になる。更に、ユーザにおいて
地図データを使用する際には、描画に時間を要して表示
が実際の道路状況に対応できないという問題も回避され
る。
【0158】また本発明のデータベースを記録した記録
媒体によれば、従来は大容量の記録媒体、たとえばCD-R
OMまたはDVD-ROM などが必要であったが、より小容量の
記録媒体の利用が可能になる。また逆に、従来同様の記
録媒体を使用する場合には、より大規模な幾何学的図
形、たとえば地図を描画可能なデータを記録することが
可能になる。
【0159】更に本発明のコンピュータプログラムを記
録した記録媒体によれば、それを通常のパーソナルコン
ピュータに読み取らせることにより、上述のような本発
明の図形表示方法を実行可能な図形表示装置を実現する
ことが可能になる。
【0160】また本発明に係る図形表示装置,データベ
ースを記録した記録媒体及びコンピュータプログラムを
記録した記録媒体によれば、表示すべき幾何学的図形を
複数の区画に分割した個々の区画単位で情報を読み出す
ことが可能であるため、表示処理が高速化される。
【0161】更に、本発明の図形表示方法,図形表示装
置,データベースを記録した記録媒体及びコンピュータ
プログラムを記録した記録媒体によれば、幾何学的図形
の表示すべき大きさに応じて情報を階層化しているた
め、階層をたとえば地図の縮尺に対応付けた場合には、
必要な縮尺までの情報のみを読み出して表示処理の対象
とすればよいため、表示処理の高速化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法により幾何学的図形を表示するため
に必要なデータの格納状態を示す模式図である。
【図2】本発明方法により幾何学的図形を表示するため
に必要なデータの階層構造を木構造で表現した模式図で
ある。
【図3】本発明方法により幾何学的図形を表示するため
に必要なデータの木構造を記録媒体に記録する際のデー
タ構造を示す模式図である。
【図4】本発明方法による幾何学的図形の表示結果を示
す模式図である。
【図5】本発明方法による幾何学的図形の表示結果を示
す模式図である。
【図6】本発明方法による幾何学的図形の表示結果を示
す模式図である。
【図7】本発明方法による幾何学的図形の表示結果を示
す模式図である。
【図8】本発明の図形表示装置(グラフィックス表示装
置)の構成例を示すブロック図である。
【図9】本発明の図形表示装置(グラフィックス表示装
置)の他の構成例を示すブロック図である。
【図10】本発明の図形表示装置による図形表示の手順
を示すフローチャートである。
【図11】本発明の図形表示装置による図形表示の手順
を示すフローチャートである。
【図12】本発明の図形表示装置により表示される地図
のメッシュ分割の状態を示す模式図である。
【図13】本発明方法によりメッシュ分割されたち幾何
学的図形を表示するために必要なデータの木構造を記録
媒体に記録する際のデータ構造を示す模式図である。
【図14】本発明の図形表示装置による図形表示の手順
を示すフローチャートである。
【図15】本発明の図形表示装置として機能するパーソ
ナルコンピュータの外観を示す模式図である。
【図16】本発明のコンピュータプログラムの記録媒体
に記録されているプログラムPGの内容を示す模式図であ
る。
【図17】本発明のコンピュータプログラムの記録媒体
に記録されているプログラムPGの内容を示す模式図であ
る。
【図18】本発明のコンピュータプログラムの記録媒体
に記録されているプログラムPGの内容を示す模式図であ
る。
【図19】本発明の図形表示装置をナビゲーションシス
テムに適用した場合の構成例を示す模式図である。
【図20】コンピュータの表示装置上に表示されるべき
図形の一例としての幾何学的図形を示す模式図である。
【図21】幾何学的図形8個のノードに対応する二次元
座標を示す模式図である。
【図22】コンピュータの表示装置上に本来表示される
べき図形と、それを縮小表示した場合の状態を示す模式
図である。
【符号の説明】
11 CPU 15 CRTディスプレイ 20 メモリ 23 外部記憶媒体 30 ビットマップメモリ 40 CRTコントローラ 60 幾何学的図形 201 ノード番号とノード名とを記録した欄 202 ノードのX座標情報を記録した欄 203 ノードのY座標情報を記録した欄 204 ノードの階層を記録した欄 700 0階層 710 1階層 720 2階層 730 3階層 FD フレキシブルディスク CD CD-ROM PG コンピュータプログラム DB データベース
フロントページの続き (72)発明者 飯村 伊智郎 熊本県熊本市健軍三丁目48番20−803号 Fターム(参考) 2C032 HB03 HC21 5B050 BA07 BA10 BA17 EA12 EA21 FA02

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが座標情報を有する複数のノー
    ドを接続して表示される幾何学的図形を表示する方法で
    あって、 前記複数のノードを複数階層に階層化し、 最下位以外の各階層に、それぞれ一つ下位の階層のノー
    ドとリンクする情報を有するダミーノードを配置し、 最上位階層のノードによる表示が指示された場合は、最
    上位階層のダミーノードを除くノードの座標情報に従っ
    て前記幾何学的図形を表示し、 最上位以外の階層までのノードによる表示が指示された
    場合は、最上位階層から指示された階層まで各階層のダ
    ミーノードが有する情報に従って一つ下の階層のノード
    を順次的にたどり、各階層のダミーノードを除くノード
    の座標情報に従って前記幾何学的図形を表示することを
    特徴とする図形表示方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の階層は、前記幾何学的図形の
    表示すべき大きさに対応付けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載の図形表示方法。
  3. 【請求項3】 それぞれが座標情報を有する複数のノー
    ドを接続して表示される幾何学的図形を表示する装置で
    あって、 前記複数のノードを複数階層に階層化し、最下位以外の
    各階層に、それぞれ一つ下位の階層のノードとリンクす
    る情報を有するダミーノードを配置した情報を記憶した
    記憶手段と、 該記憶手段に記憶されている情報に対して所定の処理を
    施すことにより、表示すべき幾何学的図形をドットで表
    わした情報を得る処理装置と、 前記処理装置により得られたドットで表わされた幾何学
    的図形を記憶するビットマップメモリと、 表示装置と、 前記ビットマップメモリに記憶されている幾何学的図形
    を前記表示装置に表示する表示制御装置とを備え、 前記処理装置は、最上位階層のノードによる表示が指示
    された場合は、最上位階層のダミーノードを除くノード
    の座標情報を前記記憶手段から読み出し、 最上位以外の階層までのノードによる表示が指示された
    場合は、最上位階層から指示された階層まで各階層のダ
    ミーノードが有する情報に従って一つ下の階層のノード
    を順次的にたどり、各階層のダミーノードを除くノード
    の座標情報を前記記憶手段から読み出し、 読み出したノードの座標情報に対して前記所定の処理を
    施すことにより、表示すべき幾何学的図形をドットで表
    わした情報を得べくなしてあることを特徴とする図形表
    示装置。
  4. 【請求項4】 それぞれが”0”以上のX,Y座標情報
    を有する複数のノードを接続して表示される幾何学的図
    形を表示する装置であって、 前記複数のノードを複数階層に階層化し、各ノードに関
    して、それぞれを特定するノード番号と、それぞれの名
    称と、それぞれのX,Y座標情報とを記録した情報と、
    最下位以外の各階層に、それぞれ一つ下位の階層のノー
    ドのノード番号に負号を付加したポインタと、該ポイン
    タで指示される同一階層内のノード数とをそれぞれX,
    Y座標情報として有するダミーノードに関して、それぞ
    れを特定するノード番号と、それぞれの名称と、それぞ
    れのX,Y座標情報とを記録した情報とを記憶した記憶
    手段と、 該記憶手段に記憶されている情報に対して所定の処理を
    施すことにより、表示すべき幾何学的図形をドットで表
    わした情報を得る処理装置と、 前記処理装置により得られたドットで表わされた幾何学
    的図形を記憶するビットマップメモリと、 表示装置と、 前記ビットマップメモリに記憶されている幾何学的図形
    を前記表示装置に表示する表示制御装置とを備え、 前記処理装置は、最上位階層のノードによる表示が指示
    された場合は、最上位階層のダミーノードを除くノード
    の座標情報を前記記憶手段から読み出し、 最上位以外の階層までのノードによる表示が指示された
    場合は、最上位階層から指示された階層まで各階層のダ
    ミーノードの座標情報に従って一つ下の階層のノードを
    順次的にたどり、各階層のダミーノードを除くノードの
    座標情報を前記記憶手段から読み出し、 読み出したノードの座標情報に対して前記所定の処理を
    施すことにより、表示すべき幾何学的図形をドットで表
    わした情報を得べくなしてあることを特徴とする図形表
    示装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段は、すべてのノード及びダ
    ミーノードの情報を記憶した第1の記憶手段と、該第1
    の記憶手段に記憶されている情報の内の最上位階層から
    表示が指示された階層までの情報を前記第1の記憶手段
    から読み出して一時的に記憶する第2の記憶手段とを含
    み、 前記処理装置は前記第2の記憶手段に記憶されている情
    報を読み出すべくなしてあることを特徴とする請求項3
    または4に記載の図形表示装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の記憶手段は、表示すべき幾何
    学的図形を複数の区画に分割した個々の区画単位で情報
    を記憶しており、 前記第2の記憶手段は、前記第1の記憶手段に記憶され
    ている情報の内の表示が指示された範囲を含む複数の区
    画それぞれの最上位階層から表示が指示された階層まで
    の情報を前記第1の記憶手段から読み出して一時的に記
    憶し、 前記処理装置は、前記第2の記憶手段に記憶されている
    情報を読み出すべくなしてあることを特徴とする請求項
    5に記載の図形表示装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の階層は、前記幾何学的図形の
    表示すべき大きさに対応付けられていることを特徴とす
    る請求項3乃至6のいずれかに記載の図形表示装置。
  8. 【請求項8】 それぞれが座標情報を有する複数のノー
    ドを接続して表示される幾何学的図形を表示するための
    データベース情報を記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体であって、 前記複数のノードを複数階層に階層化した情報と、 最下位以外の各階層に、それぞれ一つ下位の階層のノー
    ドとリンクする情報とを記録してあることを特徴とする
    記録媒体。
  9. 【請求項9】 それぞれが”0”以上のX,Y座標情報
    を有する複数のノードを接続して表示される幾何学的図
    形を表示するためのデータベース情報を記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体であって、 前記複数のノードを複数階層に階層化し、各ノードに関
    して、それぞれを特定するノード番号と、それぞれの名
    称と、それぞれのX,Y座標情報とを記録した情報と、 最下位以外の各階層に、それぞれ一つ下位の階層のノー
    ドのノード番号に負号を付加したポインタと、該ポイン
    タで指示される同一階層内のノード数とをそれぞれX,
    Y座標情報として有するダミーノードに関して、それぞ
    れを特定するノード番号と、それぞれの名称と、それぞ
    れのX,Y座標情報とを記録した情報とを記録してある
    ことを特徴とする記録媒体。
  10. 【請求項10】 表示すべき幾何学的図形を複数の区画
    に分割した個々の区画単位で情報を記録してあることを
    特徴とする請求項8または9に記載の記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記複数の階層は、前記幾何学的図形
    の表示すべき大きさに対応付けられていることを特徴と
    する請求項8乃至10のいずれかに記載の記録媒体。
  12. 【請求項12】 それぞれが座標情報を有する複数のノ
    ードを接続して表示される幾何学的図形の前記複数のノ
    ードを複数階層に階層化し、最下位以外の各階層に、そ
    れぞれ一つ下位の階層のノードとリンクする情報を有す
    るダミーノードを配置した情報を記憶するコンピュータ
    読み取り可能な記憶手段から情報を読み出してコンピュ
    ータに幾何学的図形を表示させるためのコンピュータプ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体であって、 最上位階層のノードによる表示が指示された場合は、最
    上位階層のダミーノードを除くノードの座標情報を前記
    記憶手段からコンピュータをして読み出させるコンピュ
    ータ読み取り可能なプログラムコードと、 最上位以外の階層までのノードによる表示が指示された
    場合は、最上位階層から指示された階層まで各階層のダ
    ミーノードが有する情報に従って一つ下の階層のノード
    を順次的にたどり、各階層のダミーノードを除くノード
    の座標情報を前記記憶手段からコンピュータをして読み
    出させるコンピュータ読み取り可能なプログラムコード
    と、 前記記憶手段から読み出されたノードの座標情報に対し
    て所定の処理を施すことにより、表示すべき幾何学的図
    形をドットで表わした情報をコンピュータをして得させ
    るコンピュータ読み取り可能なプログラムコードとを含
    むコンピュータプログラムを記録したことを特徴とする
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記記憶手段は、すべてのノード及び
    ダミーノードの情報を記憶した第1の記憶手段と、前記
    第1の記憶手段に記憶されている情報の内の一部を一時
    的に記憶する第2の記憶手段とを含み、 前記第1の記憶手段に記憶されている情報の内の最上位
    階層から表示が指示された階層までの情報を、コンピュ
    ータをして前記第1の記憶手段から読み出させて前記第
    2の記憶手段に一時的に記憶せしめるコンピュータ読み
    取り可能なプログラムコードを更に含むコンピュータプ
    ログラムを記録したことを特徴とする請求項12に記載
    の記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記第1の記憶手段は、表示すべき幾
    何学的図形を複数の区画に分割した個々の区画単位で情
    報を記憶しており、 前記第1の記憶手段に記憶されている情報の内の表示が
    指示された範囲を含む複数の区画それぞれの最上位階層
    から表示が指示された階層までの情報をコンピュータを
    して前記第1の記憶手段から読み出させて前記第2の記
    憶手段に一時的に記憶せしめるコンピュータ読み取り可
    能なプログラムコードを更に含むコンピュータプログラ
    ムを記録したことを特徴とする請求項13に記載の記録
    媒体。
  15. 【請求項15】 前記複数の階層は、前記幾何学的図形
    の表示すべき大きさに対応付けられていることを特徴と
    する請求項12乃至14のいずれかに記載の記録媒体。
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