JP3778068B2 - 画像データの展開方法及び画像表示制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特にゲーム機等のアミューズメント機器によるコンピュータゲーム等で用いられる比較的色数が少ないアニメーション画像等の画像データの圧縮方法、画像データの展開方法及び画像表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のゲーム機等のアミューズメント機器の主要部の概略構成を図9に示す。同図においてアミューズメント機器は、CPU1と、画像表示処理を行う画像表示LSI(VDP(Video Display Processor))2と、キャラクタデータが格納されているROM3と、表示装置4とを有している。
上記構成からなるアミューズメント機器は、CPU1の制御下に画像表示LSI2が、ROM3からキャラクタデータを読み出し、拡大、縮小、回転等の特殊効果を与える処理をして表示装置4に表示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のゲーム機等のアミューズメント機器では、低価格化を図るために小容量のROM及びクロック周波数の低いCPUを用いて構成されていた。したがって、コンピュータゲーム等で多数のキャラクタを使用したい場合に、ユーザ(ゲームソフトの開発者)はROMの容量を増加させる必要が有り、アミューズメント機器における描画性能はROMのアクセススピードがネックになっていた。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ROM容量の節約を図り、かつ高速描画を行うことが可能な画像データの展開方法及び画像表示制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、n×mドット(n、mは共にyの倍数)で構成される画像データをy×yドット構成のセルに分割し、セル単位に分割された前記画像データの各セルを行方向に順次、処理対象となるセルと処理済みのセル間の対応するドット同士の比較を行い、ヘッダ及び参照セルの位置情報で構成されるセルと、前記ヘッダ及びy×yドットデータで構成されるセルと、に分離し、処理対象となっている注目セルと同一の参照セルが存在する場合、その注目セルに対応したヘッダに前記参照セルが存在する旨の情報を記憶するとともに、前記注目セルのy×yドット分のデータを記憶せず、前記参照セルの位置情報である参照セル番号を記憶し、
前記注目セルと同一のセルが存在しない場合、その注目セルに対応したヘッダに前記参照セルが存在しない旨の情報を記憶するとともに、その注目セルを構成するy×yドット分のデータを一旦記憶するセル参照圧縮工程と、
前記y×yドット構成のセルをライン単位で分割してライン間でのドット同士を比較し、
処理対象になっている注目ラインとその注目ラインより1ライン上に位置する参照ラインが同一の場合、その注目ラインは、前記参照ラインが存在する旨を示す情報をヘッダに記憶することによってライン参照圧縮を行い、
前記ライン参照圧縮で参照ラインが存在しないラインに関し、同一ライン内でドット間の比較を行い、同一ドットが連続する場合にそれを一纏めにして扱うことによりランレングス圧縮を行うライン参照ランレングス圧縮工程とを備えた画像データ圧縮方法によりデータ圧縮した画像データを解凍して展開バッファに解凍した画像データを展開する画像データ展開方法であって、
画像データを解凍する際に該画像データの各セルのヘッダに参照セルが存在する旨の情報が有る場合には前記セル参照番号を登録するのみで次の解凍、展開処理を行い、
セルのヘッダに参照セルが存在する旨の情報がない場合には、セル参照番号を登録し、当該セルのデータ圧縮フォーマットに従ってライン単位またはドット単位に解凍して該解凍した画像データを前記展開バッファに展開することを特徴とする。
【0006】
また、請求項2に記載の発明は、n×mドット(n、mは共にyの倍数)で構成される画像データをy×yドット構成のセルに分割し、セル単位に分割された前記画像データの各セルを行方向に順次、処理対象となるセルと処理済みのセル間の対応するドット同士の比較を行い、ヘッダ及び参照セルの位置情報で構成されるセルと、前記ヘッダ及びy×yドットデータで構成されるセルと、に分離し、処理対象となっている注目セルと同一の参照セルが存在する場合、その注目セルに対応したヘッダに前記参照セルが存在する旨の情報を記憶するとともに、前記注目セルのy×yドット分のデータを記憶せず、前記参照セルの位置情報である参照セル番号を記憶し、
前記注目セルと同一のセルが存在しない場合、その注目セルに対応したヘッダに前記参照セルが存在しない旨の情報を記憶するとともに、その注目セルを構成するy×yドット分のデータを一旦記憶するセル参照圧縮工程と、
前記y×yドット構成のセルをライン単位で分割してライン間でのドット同士を比較し、
処理対象になっている注目ラインとその注目ラインより1ライン上に位置する参照ラインが同一の場合、その注目ラインは、前記参照ラインが存在する旨を示す情報をヘッダに記憶することによってライン参照圧縮を行い、
前記ライン参照圧縮で参照ラインが存在しないラインに関し、同一ライン内でドット間の比較を行い、同一ドットが連続する場合にそれを一纏めにして扱うことによりランレングス圧縮を行うライン参照ランレングス圧縮工程とを備えた画像データ圧縮方法によりデータ圧縮した画像データが格納されている第1の記憶手段と、
前記データ圧縮した画像データの各セルのセル参照番号を記憶する第2の記憶手段と、
前記データ圧縮した画像データを解凍した画像データが格納される展開バッファと、
前記第1の記憶手段からデータ圧縮した画像データを読み出し、解凍する際に該画像データの各セルのヘッダに参照セルが存在する旨の情報が有る場合には前記セル参照番号を前記第2の記憶手段に登録し、前記データ圧縮した画像データのセルのヘッダに参照セルが存在する旨の情報がない場合には、セル参照番号を前記第2の記憶手段に登録し、かつ当該セルのデータ圧縮フォーマットに従ってライン単位またはドット単位に解凍して該解凍した画像データを前記展開バッファに展開する制御手段とを有することを特徴とする。
【0007】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像表示制御装置において、前記展開バッファは、2つ設けられており、前記制御手段は、いずれか一方の展開バッファに対し、前記解凍した画像データを格納し、すでに解凍した画像データが格納されている他方の展開バッファから表示手段に出力するための画像データを読み出すように制御することを特徴とする。
を特徴とする。
【0008】
また、請求項4に記載の発明は、請求項2または3のいずれかに記載の画像表示制御装置において、さらに、前記展開バッファから読み出した画像データをフレーム単位に着き込みと読み出しを行う2つのフレームバッファと、前記2つのフレームバッファを切り替えて前記展開バッファから読み出した画像データを前記2つのフレームバッファのうちの一方のフレームバッファに書き込むと同時に、他方のフレームバッファから読み出した画像データを表示手段に出力する手段とを有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明における画像データの圧縮方法の基本概念を示す図である。本発明では、セル参照圧縮、ライン参照圧縮、ランレングス圧縮(一種のドット参照圧縮)の3段階で画像データを階層的に圧縮する。セル参照圧縮に先立ち、m×nドット(m、nはそれぞれ8の倍数)で構成される画像パターンは、図2に示す8×8ドット構成のセルに分割される。
【0011】
各セルは、まず、行方向に順次、隣接するセルと同一か否かが比較される。ここで、この比較は、セル間の対応するドット同士を比較することによって行なわれ、セル間の対応するドットが全て等しい場合に同一とみなす。現在処理対象となっているセル(注目セル)と同一セル(参照セル)が存在する場合、その注目セルに対応したヘッダに参照セルが存在する旨の情報及び参照セルの位置情報を記憶し、その注目セルの8×8ドット分のデータは記憶しない。
【0012】
注目セルの周辺に同一のセルが存在しない場合には、その注目セルに対応したヘッダに参照セルが存在しない旨の情報を記憶するとともに、その注目セルを構成する8×8ドット分のデータを一旦記憶する。
上記した第一段階のセル参照圧縮工程により、各セルは、ヘッダ及び参照セルの位置情報のみで構成されるセルと、ヘッダ及びドットデータで構成されるセルとに分離される。
【0013】
セル参照圧縮で参照すべきセルが存在しないセル、すなわち、ヘッダ+ドットデータで構成されるセルが第2段階であるライン参照圧縮工程での処理対象となる。
ライン参照圧縮工程では、8×8ドット構成のセルをライン(1ラインは、横に並んだ8ドットで構成される)単位で分割し、ライン間での比較が行なわれる。
【0014】
比較は、セル参照圧縮と同様に、ドット同士を比較することによって行なわれ、ライン間の対応するドットが全て等しい場合に同一とみなす。現在処理対象になっているライン(注目ライン)とその注目ラインより1ライン上に位置するライン(参照ライン)が同一の場合、その注目ラインは、参照ラインが存在する旨を表すヘッダのみ記憶し、8ドット分のデータは記憶しない。
【0015】
ライン参照圧縮で参照ラインが存在しないラインが第3段階のランレングス圧縮工程での処理対象となる。ランレングス圧縮では、同一ライン内において、ドット間の比較が行なわれる。ここで、同一ドットが連続する場合には、それを一纏めにして扱うことにより圧縮を行う。
【0016】
次に、画像データの圧縮フォーマットについて図3及び図4を参照して説明する。図3に示すように1つのキャラクタとして数字の「5」を図2に示すような縦横8×8ドットの大きさのセルに分解する。1つのキャラクタの大きさはセル単位に選択可能とし、キャラクタの最大サイズを256×256ドットとした場合に縦横に分解されるセルは32になるが、ユーザは最適なサイズを選択することにより無駄な透明部分を最小限に抑えることができる。
【0017】
図3において、32×32のセルに分解されたキャラクタにおける行方向をX方向とし、列方向をY方向として、各セルの位置情報を座標(X,Y)で表すと、ユーザが作成したキャラクタのイメージデータは、(0,0)のセルから(1,0),…,(31,0),(0,1),(1,1),…,(31,1),………,(0,31),(1,31)…,(31,31)の順に圧縮される。
まず、既述したように既に圧縮処理が行われたセルの中に注目セルと同一のセルが有るか否かを確認する。
【0018】
注目セルと同一のセル(参照セル)が存在する場合には、図4(A)に示すフォーマットでデータ圧縮が行われる。すなわち、ヘッダ(E)をE=1とし、Eビットの後に、参照セルを特定する参照セル番号、すなわち、参照セルの位置情報(座標値)を示すデータY(5ビット)、X(5ビット)が続く。
また、注目セルと同一のセルが存在しない場合には、ヘッダ(E)をE=0とし、セル内部の圧縮フォーマットが続く。
【0019】
注目セルと同一のセルが存在しない場合には、注目セルの内部をライン参照圧縮及びランレングス圧縮により、ライン単位、ドット単位に圧縮が行われる。その圧縮フォーマットを図4(B)に示す。ヘッダ(Code)は4ビットで表され、“0x0”(0xは16進表示であることを示す)が上のラインと同一であることを示し、ヘッダが“0x0”の場合には、直後の可変長データ部分が省略される。すなわち、そのラインにおける8つのドット分のデータは記憶されない。ヘッダが“0x1”〜“0x7”はランレングス長−1(2〜8)を示す。
【0020】
すなわち、“0x1”は同一データが2ドット連続することを示し、“0x7”は同一データが8ドット連続することを示す。ヘッダが“0x1”〜“0x7”の場合には、直後の可変長データ部分(Data)に1バイトのデータが続く。ヘッダの“0x8”〜“0xF”は生データ長+7(1〜8)を示す。すなわち、“0x8”は直後に続く可変長データ部分が1ドット分のデータ(8ビット/ドットの場合は1バイト、4ビット/ドットの場合は4ビット)であることを示し、“0xF”は直後に続く可変長データ部分が8ドット分のデータ(8ビット/ドットの場合は8バイト、4ビット/ドットの場合は4バイト)であることを示す。
【0021】
次に、図3に示す256×256ドットサイズで描かれたキャラクタ「5」について具体的に説明する。このキャラクタは数字「5」以外は透明色であるとする。透明色のカラーコードを“0”とする。(0,0)のセルは最初のセルであるので参照するセルはないので、E=0となる。次に、セル内部の圧縮データが続く。(0,0)のセルの1ライン目は全て透明色であるため、“0x7”(ランレングス8)、“0x0”(カラーコード0)と続く。カラーコードは4ビット/ドット、すなわち1ドット当り4ビットを割り当てるものとする。ライン以降、最終ラインまで透明色で1ライン目と同様の絵柄であるので、“0x0”が7回、続く。
【0022】
ここまでの圧縮コードは、{0},{0,1,1,1,0,0,0,0},{0,0,0,0},{0,0,0,0},{0,0,0,0},{0,0,0,0},{0,0,0,0},{0,0,0,0},{0,0,0,0}となる。
同様に進めて(31,0)のセルは、(0,0)のセルと絵柄が同一であるので、E=1として、参照セル(0,0)の位置情報を登録する。この場合の圧縮コードは{1,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0}となる。
【0023】
引き続き作業を進めて、(31,31)のセルも同様に、{1,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0}となる。このキャラクタの圧縮コードは、キャラクタデータが格納されるマスクROMの所定のアドレスに予め登録しておく。
【0024】
次に、本発明の実施の形態に係る画像表示制御装置の構成を図5に示す。同図において、本実施の形態に係る画像表示制御装置は、データ圧縮された画像データが格納されているマスクROM10と、RAM14と、描画コントローラ16と、セル参照番号格納RAM18、20と、展開バッファ22、24と、解凍エンジン26と、描画エンジン28と、表示コントローラ30と、フレームバッファ32、34とを有している。36は画像表示制御装置により表示制御される表示装置である。
【0025】
マスクROM10には、データ圧縮された各キャラクタの画像データ、すなわち、既述した圧縮コードが、パターンネーム(キャラクタの圧縮コードが格納されているメモリエリアの開始アドレス)に登録されている。
また、RAM14には、各キャラクタの属性データの一覧であるキャラクタ属性テーブルが格納されている。キャラクタ属性テーブルは、図6に示すように例えば、キャラクタ#0〜#256の各キャラクタについてパターンネーム、パレットナンバー、拡大、縮小、変形等の処理データ、表示座標が格納されている。
【0026】
描画コントローラ16はROMインターフェース12、解凍エンジン26、描画エンジン28を制御する。
セル参照番号格納RAM18、20は圧縮データを解凍時にセル参照番号を登録するRAMである。
表示コントローラ30は、フレームバッフ32、34に書き込まれた画像データを読み出し表示装置36に出力する。
【0027】
上記構成において、図7に示すような画像を表示装置36に表示する場合においてまず、描画コントローラ16は、RAM14に格納されたキャラクタ属性テーブルを参照してキャラクタ「5」を示す圧縮された画像データ(圧縮コード)が格納されたマスクROM10におけるパターンネームを読み出す。例えば、キャラクタ「5」はキャラクタ属性テーブルではキャラクタ#0に相当するものとする。描画コントローラ16は、キャラクタ属性テーブルにおけるキャラクタ#0から読み出したパターンネーム(1000H)に基づいてROMインターフェース12を介して図8に示すようにマスクROM10におけるパターンネーム1000Hより圧縮コードを読み出す。
【0028】
マスクROM10より読み出された圧縮コードは、描画コントローラ16の制御下に解凍エンジン26により既述した圧縮データフォーマットに従って、ドット毎に色情報に変換され、データ圧縮前のイメージデータとなり、このイメージデータが展開バッファ22に書き込まれる。この時、解凍エンジン26は、キャラクタ「5」の各セル毎にセル参照番号をセル参照番号格納RAM18に格納する。キャラクタ「5」のあるセルのヘッダ(E)がE=1であれば、その後に続くセル参照番号を登録する。
【0029】
この場合に、このセルと同一のセルのイメージデータが既に展開バッファ22に書き込まれているので、セル参照番号をセル参照番号格納RAM18に格納するのみで、次のセルの解凍、展開作業に移行することができる。したがって、このセルについては圧縮コードを解凍してイメージデータに展開する時間を短縮することができる。
【0030】
また、キャラクタ「5」におけるあるセルのヘッダ(E)がE=0である場合には、セル自身の配列、すなわち、セルの位置情報(座標値)をそのままセル参照番号としてセル参照番号格納RAM18に格納する。
次いで、セル内の圧縮フォーマットに従ってライン単位またはドット単位に色情報に変換して展開バッファ22の所定の位置に書き込む。ライン参照の場合は、1ライン前のデータをバッファリングしておくことにより、このデータを該当ラインのデータとして展開バッファに即時書き込みが可能になる。
【0031】
このようにして順次、キャラクタの圧縮コードの解凍、展開バッファ22へのイメージデータの展開が終了すると、描画エンジン28は描画コントローラ16を介してRAM14に格納されたキャラクタ属性テーブルを参照してキャラクタの拡大、縮小、回転、変形等の属性情報に従って、セル参照番号格納RAM18から読み出されたセル参照番号から展開バッファのアドレスを算出する。
【0032】
算出されたアドレスからキャラクタの色情報を読み出しながら、設定した表示位置に相当するフレームバッファ32(または34)のアドレスに描画する。フレームバッファ32(または34)に描画している間に、次のキャラクタの解凍、展開処理を進行させる。
表示コントローラ30は、表示装置36の表示期間に合わせてフレームバッファ32(または34)から表示データを読み出して表示装置36に送出する。
【0033】
描画エンジン28、表示コントローラ30は、フレーム単位にデータの書き込みと読み出しを行うフレームバッファ32、34を切り替えることによって、リアルタイムで画像データをフレームバッファに描画しながら表示装置36に表示することが可能となる。
【0034】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明によれば、n×mドット(n、mは共にyの倍数)で構成される画像データをy×yドット構成のセルに分割し、セル単位に分割された前記画像データの各セルを行方向に順次、処理対象となるセルと処理済みのセル間の対応するドット同士の比較を行い、ヘッダ及び参照セルの位置情報で構成されるセルと、前記ヘッダ及びy×yドットデータで構成されるセルとに分離し、更に、前記ヘッダとy×yドットで構成されるセルをライン単位で分割し、処理対象となるラインと1ライン上に位置する参照ライン間の対応するドット同士を比較し、一致したときに参照ラインが存在したことを示す情報をヘッダに記憶し、参照ラインが存在しないラインをランレングス圧縮するようにしたので、キャラクタデータを格納するマスクROMの容量を節約することができ、システムのコストの低減が図れる。
【0035】
また、マスクROMに格納するキャラクタの画像データを圧縮することにより、ユーザはより多くのキャラクタの画像データをマスクROMに格納することができ、それ故、より多くのキャラクタを表示装置に表示することが可能になる。
また、マスクROMへのアクセススピードの影響を抑制することができる。
【0036】
さらに、本発明の画像データ圧縮方法によりデータ圧縮した画像データを解凍して展開バッファに解凍した画像データを展開する場合において、画像データを解凍する際に該画像データの各セルのヘッダに参照セルが存在する旨の情報が有る場合には前記セル参照番号を登録するのみで次の解凍、展開処理を行い、セルのヘッダに参照セルが存在する旨の情報がない場合には、セル参照番号を登録し、当該セルのデータ圧縮フォーマットに従ってライン単位またはドット単位に解凍して該解凍した画像データを前記展開バッファに展開するようにしたので、展開処理スピードの向上に伴い、全体の描画性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像データの圧縮方法の基本概念を示す説明図。
【図2】 キャラクタを示す画像データをセル単位に分解した際のセルの構成を示す説明図。
【図3】 キャラクタを示す画像データをセル単位に分解し、位置情報と共に示す説明図。
【図4】 本発明の実施の形態に係る画像データの圧縮方法に使用する圧縮フォーマットを示す説明図。
【図5】 本発明の実施の形態に係る画像表示制御装置の構成を示すブロック図。
【図6】 各キャラクタの属性データを示すキャラクタ属性テーブルの内容を示す説明図。
【図7】 図5に示す表示装置に表示されるキャラクタの表示例を示す説明図。
【図8】 図5に示す画像表示制御装置におけるマスクROMの記憶内容を示す説明図。
【図9】 従来の画像表示制御装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
10…マスクROM、12…ROMインターフェース、14…RAM、16…描画コントローラ、18、20…セル参照番号格納RAM、22、24…展開バッファ、26…解凍エンジン、28…描画エンジン、30…表示コントローラ、32、34…フレームバッファ、36…表示装置

Claims (4)

  1. n×mドット(n、mは共にyの倍数)で構成される画像データをy×yドット構成のセルに分割し、セル単位に分割された前記画像データの各セルを行方向に順次、処理対象となるセルと処理済みのセル間の対応するドット同士の比較を行い、ヘッダ及び参照セルの位置情報で構成されるセルと、前記ヘッダ及びy×yドットデータで構成されるセルと、に分離し、処理対象となっている注目セルと同一の参照セルが存在する場合、その注目セルに対応したヘッダに前記参照セルが存在する旨の情報を記憶するとともに、前記注目セルのy×yドット分のデータを記憶せず、前記参照セルの位置情報である参照セル番号を記憶し、
    前記注目セルと同一のセルが存在しない場合、その注目セルに対応したヘッダに前記参照セルが存在しない旨の情報を記憶するとともに、その注目セルを構成するy×yドット分のデータを一旦記憶するセル参照圧縮工程と、
    前記y×yドット構成のセルをライン単位で分割してライン間でのドット同士を比較し、
    処理対象になっている注目ラインとその注目ラインより1ライン上に位置する参照ラインが同一の場合、その注目ラインは、前記参照ラインが存在する旨を示す情報をヘッダに記憶することによってライン参照圧縮を行い、
    前記ライン参照圧縮で参照ラインが存在しないラインに関し、同一ライン内でドット間の比較を行い、同一ドットが連続する場合にそれを一纏めにして扱うことによりランレングス圧縮を行うライン参照ランレングス圧縮工程とを備えた画像データ圧縮方法によりデータ圧縮した画像データを解凍して展開バッファに解凍した画像データを展開する画像データ展開方法であって、
    画像データを解凍する際に該画像データの各セルのヘッダに参照セルが存在する旨の情報が有る場合には前記セル参照番号を登録するのみで次の解凍、展開処理を行い、
    セルのヘッダに参照セルが存在する旨の情報がない場合には、セル参照番号を登録し、当該セルのデータ圧縮フォーマットに従ってライン単位またはドット単位に解凍して該解凍した画像データを前記展開バッファに展開することを特徴とする画像データの展開方法。
  2. n×mドット(n、mは共にyの倍数)で構成される画像データをy×yドット構成のセルに分割し、セル単位に分割された前記画像データの各セルを行方向に順次、処理対象となるセルと処理済みのセル間の対応するドット同士の比較を行い、ヘッダ及び参照セルの位置情報で構成されるセルと、前記ヘッダ及びy×yドットデータで構成されるセルと、に分離し、処理対象となっている注目セルと同一の参照セルが存在する場合、その注目セルに対応したヘッダに前記参照セルが存在する旨の情報を記憶するとともに、前記注目セルのy×yドット分のデータを記憶せず、前記参照セルの位置情報である参照セル番号を記憶し、
    前記注目セルと同一のセルが存在しない場合、その注目セルに対応したヘッダに前記参照セルが存在しない旨の情報を記憶するとともに、その注目セルを構成するy×yドット分のデータを一旦記憶するセル参照圧縮工程と、
    前記y×yドット構成のセルをライン単位で分割してライン間でのドット同士を比較し、
    処理対象になっている注目ラインとその注目ラインより1ライン上に位置する参照ラインが同一の場合、その注目ラインは、前記参照ラインが存在する旨を示す情報をヘッダに記憶することによってライン参照圧縮を行い、
    前記ライン参照圧縮で参照ラインが存在しないラインに関し、同一ライン内でドット間の比較を行い、同一ドットが連続する場合にそれを一纏めにして扱うことによりランレングス圧縮を行うライン参照ランレングス圧縮工程とを備えた画像データ圧縮方法によりデータ圧縮した画像データが格納されている第1の記憶手段と、
    前記データ圧縮した画像データの各セルのセル参照番号を記憶する第2の記憶手段と、
    前記データ圧縮した画像データを解凍した画像データが格納される展開バッファと、
    前記第1の記憶手段からデータ圧縮した画像データを読み出し、解凍する際に該画像データの各セルのヘッダに参照セルが存在する旨の情報が有る場合には前記セル参照番号を前記第2の記憶手段に登録し、前記データ圧縮した画像データのセルのヘッダに参照セルが存在する旨の情報がない場合には、セル参照番号を前記第2の記憶手段に登録し、かつ当該セルのデータ圧縮フォーマットに従ってライン単位またはドット単位に解凍して該解凍した画像データを前記展開バッファに展開する制御手段とを有することを特徴とする画像表示制御装置。
  3. 前記展開バッファは、2つ設けられており、
    前記制御手段は、いずれか一方の展開バッファに対し、前記解凍した画像データを格納し、すでに解凍した画像データが格納されている他方の展開バッファから表示手段に出力するための画像データを読み出すように制御することを特徴とする請求項2に記載の画像表示制御装置。
  4. さらに、前記展開バッファから読み出した画像データをフレーム単位に着き込みと読み出しを行う2つのフレームバッファと、
    前記2つのフレームバッファを切り替えて前記展開バッファから読み出した画像データを前記2つのフレームバッファのうちの一方のフレームバッファに書き込むと同時に、他方のフレームバッファから読み出した画像データを表示手段に出力する手段と、
    を有することを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の画像表示制御装置。
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