JP3740415B2 - グラフィック処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、グラフィック処理装置に係り、更に詳しくは、グラフィック画像の描画処理、特に、重ね合わせによる描画処理を高速に実行するためのグラフィック処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図12は、従来のグラフィック処理装置の構成を示したブロック図である。図中の1は装置全体及び各ブロックの動作制御を行う中央演算処理装置(CPU)、2はメインバス、3は画像の表示制御を行うグラフィックコントローラ(GDC)、4はローカルバス、11は画像情報を記憶するフレームメモリ、7は画像情報を直列変換する並列直列変換部、8は画像情報を色変換する変換テーブル(LUT:Look-Up Table)である。
【0003】
メインバス2には、CPU1及びグラフィックコントローラ3が接続され、CPU1が、メインバス2を介してグラフィックコントローラ3へ描画コマンドを出力すると、グラフィックコントローラ3は、描画コマンドに基づいて描画処理を行って描画データを生成する。生成された描画データは、ローカルバス4を介してフレームメモリ11へ書き込まれる。また、CPU1が、描画データを生成し、メインバス2及びローカルバス4を介して、この描画データをフレームメモリ11へ書き込むこともできる。フレームメモリ11は、フレームを構成する各ピクセルごとのデータを記憶することができ、1又は2以上の描画データが書き込まれることにより、これらの描画データが合成されたフレーム画像データがフレームメモリ11内に生成される。
【0004】
ローカルバス4には、グラフィックコントローラ3、フレームメモリ11及び並列直列変換部7が接続されている。フレームメモリ11に記憶されたフレーム画像データは、ローカルバス4を介して並列直列変換部7へ出力され、その出力フォーマットに応じて直列データに変換された後、LUT8で色情報に変換され、LCD,CRT等の表示デバイス(不図示)へ出力され、所望の画像が表示される。
【0005】
フレームメモリ11は、一般に、グラフィックRAM(GRAM)と呼ばれるシングルポートメモリが用いられている。この場合、グラフィックコントローラ3による描画データの書き込みと、並列直列変換部7によるフレーム画像データの読み出しが、同一の入出力ポートを介して行われ、グラフィックコントローラ3および並列直列変換部7のフレームメモリ11に対するアクセスは、時分割で行われることになる。
【0006】
従って、フレームメモリが並列直列変換部7へデータ出力を行っている期間は、グラフィックコントローラ3が描画データを書き込むことができない待ち時間が発生し、グラフィック処理装置全体として、グラフィック処理能力の低下を引き起こしていた。つまり、CPU1側からフレームメモリ11へアクセスできないデッドタイムが発生し、描画処理速度を低下させるという問題があった。
【0007】
また、2以上の描画データを合成してフレーム画像データを生成する場合など、複雑なグラフィック描画処理を実行させる場合には高速な描画処理が求められるが、グラフィックコントローラの描画処理速度には限界があるため、単一のグラフィックコントローラを用いてグラフィック処理装置を構成した場合、描画処理の高速化には限界があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は上記事情を考慮してなされたものであり、複雑なグラフィック描画処理を高速に実行することができるグラフィック処理を提供することを目的とする。特に、2以上の描画データを合成してフレーム画像データを生成するグラフィック描画処理を高速に実行することができるグラフィック処理装置を提供することを目的とする。また、グラフィック描画処理の複雑さに応じて、スケーラブルに処理能力を向上させることができるグラフィック処理装置を提供とすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明によるグラフィック処理装置は、描画コマンドに基づいて描画データを生成する2以上のグラフィックコントローラと、生成された描画データのランダム書き込み及びフレーム画像データの順次読み出しを同時に行うことができる各グラフィックコントローラに共通のフレームメモリと、フレーム画像を構成するピクセルごとの描画時刻を記憶する各グラフィックコントローラに共通のオフスクリーンメモリとを備え、各グラフィックコントローラが、オフスクリーンメモリから読み出した描画時刻に基づいて描画処理の有効性を判定するとともに、生成された描画データをフレームメモリへ書き込む際に上記オフスクリーンメモリへ描画時刻を書き込むように構成される。
【0010】
請求項2に記載の本発明によるグラフィック処理装置は、オブジェクトごとの描画コマンドに基づいて描画データを生成する2以上のグラフィックコントローラと、生成された描画データのランダム書き込み及びフレーム画像データの順次読み出しを同時に行うことができる各グラフィックコントローラに共通のフレームメモリと、描画フラグを記憶する各グラフィックコントローラに共通のオフスクリーンメモリとを備え、各グラフィックコントローラが、描画コマンドに基づく描画処理の実行に先立ち、描画コマンドに基づきオブジェクトごとに生成した描画フラグをオフスクリーンメモリへ書き込み、描画処理実行時に、上記オフスクリーンメモリから読み出した描画フラグに基づいて描画処理の有効性を判定するように構成される。
【0011】
請求項3に記載の本発明によるグラフィック処理装置は、各グラフィックコントローラは、描画フラグをオフスクリーンメモリへ書き込む際に他のグラフィックコントローラが既に書き込んだ描画フラグを読み出し、当該読み出された描画フラグの有効性を判定し、当該判定結果に基づいて、当該読み出された描画フラグをオフスクリーンメモリから削除するように構成される。
【0012】
請求項4に記載の本発明によるグラフィック処理装置は、上記描画フラグが、グラフィックコントローラによって生成される描画データの及ぶ描画領域と、描画処理の順序を示す描画順序からなり、上記グラフィックコントローラは、描画領域に基づいて描画データ間の重複を判別し、描画順序に基づいて描画処理の有効性を判別するように構成される。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1によるグラフィック処理装置の一構成例を示したブロック図である。図中の1は装置全体及び各ブロックの動作制御を行う中央演算処理装置(CPU)、2はメインバス、3は画像の表示制御を行うグラフィックコントローラ(GDC)、4はローカルバス、5は画像情報を記憶するフレームメモリ、7は画像情報を直列変換する並列直列変換部、8は画像情報を色変換する変換テーブル(LUT)である。
【0018】
メインバス2には、CPU1及びグラフィックコントローラ3が続され、CPU1が、メインバス2を介してグラフィックコントローラ3へ描画コマンドを出力すると、グラフィックコントローラ3は、描画コマンドに基づいて描画処理を行って描画データを生成する。生成された描画データは、ローカルバス4を介してフレームメモリ5へ書き込まれる。また、CPU1が、描画データを生成し、メインバス2及びローカルバス4を介して、この描画データをフレームメモリ5へ書き込むこともできる。フレームメモリ5は、1又は2以上の描画データが書き込まれることにより、これらの描画データが合成されたフレーム画像データがフレームメモリ5内に生成される。
【0019】
フレームメモリ5は、フレームを構成する各ピクセルごとのデータを記憶することができる半導体記憶装置であり、グラフィックコントローラから描画データのランダム書き込みを行うための第1ポートと並列直列変換部7へフレーム画像データの順次読み出しを行うための第2ポートを有する、いわゆるデュアルポートメモリである。この様なデュアルポートメモリでは、フレームメモリ5上の異なるアドレスに対し、データ書き込みと、データ読み出しとを同時に行うことができる。
【0020】
フレームメモリ5に記憶されたフレーム画像データは、フレームごとに順次に並列直列変換部7へ出力され直列変換された後、LUT8で色情報に変換され、LCD,CRT等の表示デバイス(不図示)へ出力され、所望の画像が表示される。
【0021】
本実施の形態によれば、フレームメモリ5から並列直列変換部7へのデータ出力によって、CPU1及びグラフィックコントローラ3がフレームメモリ5へアクセスできないデッドタイムが発生しない。このため、CPU1側からフレームメモリ5に常に描画データを書き込むことができ、グラフィック処理能力の低下を防止することができる。つまり、グラフィック処理装置の処理能力の向上を図ることができる。
【0022】
実施の形態2.
実施の形態1では、1組のグラフィックコントローラ3及びフレームメモリ5を有するグラフィック処理装置の例について説明したが、本実施の形態では、2以上のグラフィックコントローラ3及び2以上のフレームメモリ5を有するグラフィック処理装置について説明する。
【0023】
図2は、本発明の実施の形態2によるグラフィック処理装置の一構成例を示したブロック図である。図中の1は装置全体及び各ブロックの動作制御を行う中央演算処理装置(CPU)、2はメインバス、21〜2nは画像情報を生成するグラフィック処理部、6は画像情報を合成するフレーム合成回路、7は画像情報を直列変換する並列直列変換部、8は画像情報を色変換する変換テーブル(LUT)である。
【0024】
このグラフィック処理装置は、n個のグラフィック処理部21〜2nを備え(nは2以上の整数)、各グラフィック処理部21〜2nは、ローカルバス4を介して接続されたグラフィックコントローラ3及びフレームメモリ5により構成される。フレームメモリ5には、実施の形態1と同様のデュアルポートメモリが使用され、第2ポートから順次に出力されるフレーム画像データはフレーム合成回路6へ入力される。
【0025】
フレーム合成回路6は、各グラフィック処理部21〜2nからの出力データについてピクセルごとに合成処理を行うハードウエア回路であり、合成された画像データが並列直列変換部7へ出力される。このため、2以上の画像データを合成する場合に、合成前の画像データの描画を各グラフィック処理部21〜2nにおいて分散処理させるとともに、フレーム合成回路6においてハードウエア合成し、高速に処理することができる。
【0026】
また、各グラフィック処理部21〜2nからのデータについて所定の論理演算を行うようにフレーム合成回路6を構成すれば、各グラフィック処理部21〜2nで生成された画像データの重なり具合の制御を行うこともできる。
【0027】
従来のグラフィック処理装置では、1つのグラフィックコントローラ3しか有していないため、合成前の画像データを1つのグラフィックコントローラ3が生成するとともに、CPU1又はグラフィックコントローラ3が合成前の各画像データについてピクセルごとの演算処理を行っていたために、グラフィック処理能力を低下させていた。
【0028】
本実施の形態によれば、グラフィックコントローラ3及びフレームメモリ5からなる2以上のグラフィック処理部21〜2nと、各グラフィック処理部21〜2nの出力データをピクセル単位でハードウエア合成するフレーム合成回路6を備えることにより、合成前のフレーム画像データを各グラフィック処理部21〜2nにおいて分散処理するとともに、フレーム合成回路6において高速に合成することができる。
【0029】
実施の形態3.
実施の形態2では、複数組のグラフィックコントローラ3及びフレームメモリ5を有するグラフィック処理装置の例について説明したが、本実施の形態では、2以上のグラフィックコントローラ3が1つのフレームメモリ5を共用するグラフィック処理装置について説明する。
【0030】
図3は、本発明の実施の形態3によるグラフィック処理装置の一構成例を示したブロック図である。図中の1は装置全体及び各ブロックの動作制御を行う中央演算処理装置(CPU)、2はメインバス、31〜3nは画像の表示制御を行うグラフィックコントローラ(GDC)、4はローカルバス、5は画像情報を記憶するフレームメモリ、7は画像情報を直列変換する並列直列変換部、8は画像情報を色変換する変換テーブル(LUT)である。
【0031】
メインバス2には、CPU1及びn個のグラフィックコントローラ31〜3nが接続され、CPU1が、メインバス2を介して各グラフィックコントローラ31〜3nへ描画コマンドを出力すると、グラフィックコントローラ31〜3nは、描画コマンドに基づいて描画処理を行って描画データを生成する。生成された描画データは、ローカルバス4を介してフレームメモリ5へ書き込まれる。
【0032】
1又は2以上の描画データがフレームメモリ5に書き込まれることにより、これらの描画データが合成されたフレーム画像データがフレームメモリ5内に生成される。フレームメモリ5には、実施の形態1と同様のデュアルポートメモリが使用され、第2ポートから順次に出力されるフレーム画像データは並列直列変換部7へ出力される。
【0033】
このグラフィック処理装置は、n個のグラフィックコントローラ31〜3nを備え、各グラフィックコントローラ31〜3nは、共通のフレームメモリ5にアクセスすることができる。このため、CPU1は、互いに相関又は依存関係のない描画データを異なるグラフィックコントローラに分散して描画処理させて、グラフィック処理能力を向上させることができる。
【0034】
図4は、図3のグラフィック処理装置における動作の一例について説明する説明図であり、(a)〜(c)には表示デバイス上でのイメージが示されている。図中の(a)は表示デバイスに表示させたいフレーム画像、(b)はグラフィックコントローラ31が描画するグラフィック画像、(c)はグラフィックコントローラ32が描画するグラフィック画像である。描画すべき2個のオブジェクト51,52の間に相関や依存関係がない場合、CPU1は、各オブジェクトを異なるグラフィックコントローラ31,32に割り当てるように描画コマンドを生成する。そして、各グラフィックコントローラ31,32からの描画データが、共通のフレームメモリ5に書き込まれることにより合成され、所望のフレーム画像データが得られる。
【0035】
本実施の形態によれば、2以上のグラフィックコントローラ31〜3nと、各グラフィックコントローラによってアクセスされ、描画データのランダム書き込み及びフレーム画像データの順次読み出しを同時に行うことができるフレームメモリ5とを備えている。このため、描画処理を各グラフィックコントローラ31〜3nに分散させて高速に処理することができ、グラフィック処理装置の処理能力の向上を図ることができる。
【0036】
実施の形態4.
本実施の形態では、2以上のグラフィック処理部21〜2nで描画された画像データをハードウエア合成する実施の形態2のグラフィック処理装置において、各グラフィック処理部21〜2nを2以上のグラフィックコントローラ及び1つのフレームメモリで構成する実施の形態3の構成を適用する場合について説明する。
【0037】
図5は、本発明の実施の形態4によるグラフィック処理装置の一構成例を示したブロック図である。図中の1は装置全体及び各ブロックの動作制御を行う中央演算処理装置(CPU)、2はメインバス、21〜2nは画像情報を生成するグラフィック処理部、6は画像情報を合成するフレーム合成回路、7は画像情報を直列変換する並列直列変換部、8は画像情報を色変換する変換テーブル(LUT)である。
【0038】
このグラフィック処理装置は、n個のグラフィック処理部21〜2nを備え(nは2以上の整数)、各グラフィック処理部21〜2nは、ローカルバス4を介して接続されたm個のグラフィックコントローラ31〜3m及び1つのフレームメモリ5により構成される(mは2以上の整数)。フレームメモリ5には、実施の形態1と同様のデュアルポートメモリが使用され、第1ポートは、グラフィックコントローラ31〜3mによる描画データの書き込みに共用され、第2ポートから順次に出力されるフレーム画像データはフレーム合成回路6へ入力され、実施の形態2と同様のハードウエア合成が行われる。
【0039】
図2のグラフィック処理装置(実施の形態2)では、フレーム合成回路7においてハードウエア合成を行っているが、合成前の画像データの描画処理に時間を要するグラフィック処理の場合には、各グラフィック処理部21〜2nの処理能力、すなわち、1つのグラフィックコントローラ3の処理能力がボトルネックとなり、それ以上にグラフィック処理装置の処理能力を向上させることができない。
【0040】
これに対し、図5のグラフィック処理装置では、各グラフィック処理部21〜2nが、2以上のグラフィックコントローラ31〜3mを有するため、各グラフィックコントローラ31〜3mによる分散処理により、各グラフィック処理部21〜2nの描画処理能力を向上させることができる。
【0041】
本実施の形態によれば、グラフィック描画処理が、2以上のグラフィック処理部21〜2nにおいて分散処理され、さらに、各グラフィック処理部21〜2n内において、2以上のグラフィックコントローラ31〜3mにより分散処理される。このため、ハードウエア合成前の描画処理を各グラフィックコントローラに分散させて高速に処理することができ、グラフィック処理装置の処理能力の向上を図ることができる。
【0042】
実施の形態5.
実施の形態3及び4では、2以上のグラフィックコントローラが、共通のフレームメモリにアクセスする場合について説明した。各グラフィックコントローラに割り当てられた処理が、相互に相関や依存関係のない描画データであれば、実施の形態3及び4の回路構成により、ハードウエアに応じたパフォーマンスを得ることができる。
【0043】
ところが、最近の3次元描画処理では、陰線消去などの様に描画順序が規定される処理が少なくない。このような処理順序が規定されている描画処理を分散化して実行する場合、描画シーケンスによっては、無効な処理が発生する可能性が高くなる。また、このような制御をCPU1が行うとすれば、結果として描画性能の劣化を招くことになる。
【0044】
そこで、本実施の形態では、描画順序を有する描画処理を2以上のグラフィックコントローラにより分散処理する際に、描画時刻を記憶するオフスクリーンメモリを用いて、描画処理を高速化するグラフィック処理装置について説明する。
【0045】
図6は、本発明の実施の形態5によるグラフィック処理装置の一構成例を示したブロック図である。図中の1は装置全体及び各ブロックの動作制御を行う中央演算処理装置(CPU)、2はメインバス、31〜3nは画像情報を生成するグラフィックコントローラ(GDC)、4はローカルバス、5は画像情報を記憶するフレームメモリ、7は画像情報を直列変換する並列直列変換部、8は画像情報を色変換する変換テーブル(LUT)、9は描画時刻を記憶するオフスクリーンメモリである。図3のグラフィック処理装置(実施の形態3)と比較すれば、オフスクリーンメモリ9を備えている点で異なる。
【0046】
オフスクリーンメモリ9は、フレーム画像のピクセルごとに、当該ピクセルの描画処理が行われた時刻が書き込まれる記憶装置であり、オフスクリーンメモリ9に記憶された描画時刻は、フレームメモリ7の各ピクセルに対応している。この描画時刻は、各グラフィックコントローラ31〜3nが、描画データをフレームメモリ5へ書き込む際に、ローカルバス4を介してオフスクリーンメモリ9へ書き込まれる。
【0047】
各グラフィックコントローラ31〜3nは、描画コマンドに基づく描画処理の実行に先立ち、オフスクリーンメモリ9から描画時刻データを読み出して、当該描画処理の必要性を判定する。描画処理に順序関係がある場合には、順序のより後の処理が先に行われていれば、順序が前の処理を行う必要がないことを判定できる場合がある。この結果、描画が不要である場合には、グラフィックコントローラ31〜3nは当該描画処理を省略して、次の描画処理に移行することができる。
【0048】
例えば、グラフィックコントローラ31による描画処理後に、グラフィックコントローラ32の描画処理が行われるという順序関係が規定されている場合、グラフィックコントローラ32が、描画データをフレームメモリ9に書き込むとともに、オフスクリーンメモリ9に描画時刻を書き込めば、その後にグラフィックコントローラ31が描画処理を行う際、オフスクリーンメモリ9から上記描画時刻を読み出せば、不要となった描画処理をピクセルごとに判定することができる。この様にして描画処理の有効性を判断することにより、不要な描画処理を省略して描画処理能力を向上させることができる。
【0049】
本実施の形態によれば、フレーム画像を構成するピクセルごとの描画時刻データを記憶するオフスクリーンメモリ9を備え、各グラフィックコントローラ31〜3nが、フレームメモリ5へ書き込みを行う際に共通のオフスクリーンメモリ9へ描画時刻データを書き込むとともに、オフスクリーンメモリ9から読み出した描画時刻データに基づいて描画処理を行う。このため、描画順序を有する描画処理を2以上のグラフィックコントローラ31〜3nにより分散処理させる場合に、不要な描画処理を判別して省略して描画処理性能を向上させることができる。
【0050】
実施の形態6.
本実施の形態では、依存関係を有する描画処理、つまり、後続する描画コマンドによって先行して処理されている描画データが無効になるような描画処理を2以上のグラフィックコントローラにより分散処理する際に、描画フラグを記憶するオフスクリーンメモリを用いて、描画処理を高速化するグラフィック処理装置について説明する。
【0051】
図7は、本発明の実施の形態6によるグラフィック処理装置の一構成例を示したブロック図である。図中の1は装置全体及び各ブロックの動作制御を行う中央演算処理装置(CPU)、2はメインバス、31〜3nは画像情報を生成するグラフィックコントローラ(GDC)、4はローカルバス、5は画像情報を記憶するフレームメモリ、7は画像情報を直列変換する並列直列変換部、8は画像情報を色変換する変換テーブル(LUT)、9’は描画フラグを記憶するオフスクリーンメモリである。図6のグラフィック処理装置(実施の形態5)と比較すれば、描画フラグを記憶するオフスクリーンメモリ9’を備えている点で異なる。
【0052】
オフスクリーンメモリ9’には、描画コマンドに基づく描画処理の実行に先立ち、各グラフィックコントローラ31〜3nによって描画処理の依存関係が書き込まれる。各グラフィックコントローラ31〜3nは、オフスクリーンメモリ9’に依存関係を書き込んだ後、描画処理実行時にオフスクリーンメモリ9’にアクセスして、描画処理の有効性を判断する。この結果、描画処理が無効である場合、グラフィックコントローラ31〜3nは、当該描画処理を省略して、次の描画処理に移行することができる。
【0053】
オフスクリーンメモリ9’には、描画順序、描画領域などが描画フラグとして書き込まれる。グラフィックコントローラ31〜3nは、重複する描画領域について描画順序がより若い描画フラグが既に書き込まれている場合には、自分自身の描画フラグを書き込む際に、描画順序の若い当該描画フラグを消去する。このため、全てのグラフィックコントローラ31〜3nが描画フラグを書き込んだ後は、無効な描画処理の描画フラグは、オフスクリーンメモリ9’から消去されている。
【0054】
各グラフィックコントローラ31〜3nは、描画処理実行時にオフスクリーンメモリ9’に記憶された描画フラグを読み出して、描画処理の有効性を判定する。この結果、描画処理が有効である場合には、当該描画処理を開始し、描画処理が無効である場合には、当該描画処理を省略して、次の描画処理に移行する。
【0055】
図8は、図7のグラフィック処理装置によって描画処理されるグラフィック画像の表示デバイス上でのイメージの一例を示した図である。図中のA1,A2,B1,B2は、それぞれが個別に描画処理されるオブジェクトであり、A1,A2は、グラフィックコントローラ31により描画処理され、B1,B2は、グラフィックコントローラ32により描画処理される。
【0056】
これらのオブジェクトの描画順序は、B1→A1→B2→A2の順であり、オブジェクトの重複領域では、描画順序がより後のオブジェクトのみが表示される。このため、オブジェクトA1,A2の重複領域では、オブジェクトA2が表示される。また、オブジェクトB1は、完全にオブジェクトA1と重複しているため表示されず、オブジェクトB1の描画処理は、オブジェクトA1の描画処理によって無効とされる処理である。
【0057】
図9は、図8のグラフィック画像を生成する動作の一例を示したタイミングチャートである。描画処理の開始前にオフスクリーンメモリ9’への書込期間が設けられ、各グラフィックコントローラ31,32は、CPU1から描画コマンドを受け取ると、まずオフスクリーンメモリ9’へ描画フラグの書き込みを行う。そして、全ての描画フラグがオフスクリーンメモリ9’に書き込まれた後に、描画処理が開始される。この描画処理は、オフスクリーンメモリ9’の描画フラグを参照して行われる。なお、実際のオフスクリーンメモリ9’への書込期間は、描画時間に比べて十分に短い時間である。
【0058】
CPU1は、描画順序に従って、B1,A1,B2,A2の順に描画コマンドを発行し、これを受け取ったグラフィックコントローラ31,32が、オフスクリーンメモリ9’へ描画フラグを書き込む。描画フラグは、描画コマンドに基づいて生成され、順序ID、描画領域および実行GDCからなる。
【0059】
順序IDは、描画コマンドの発行順を示す一連の番号であり、例えば、オブジェクトB1=1、オブジェクトA1=1、オブジェクトB2=3、オブジェクトA2=4となる描画順序を示すデータである。描画領域は、描画されるオブジェクトが及ぶ領域を示すデータであり、例えば、矩形であれば対向する頂点(左上及び右下)の座標、円形で有れば中心座標と半径からなる。実行GDCは、当該描画処理を実行するグラフィックコントローラの識別名である。
【0060】
まず最初に、CPU1がオブジェクトB1の描画コマンドを発行し、グラフィックコントローラ32がこれを受け取る(B1RCV)。グラフィックコントローラ32は、この描画コマンドに基づいて描画フラグを生成し、オフスクリーンメモリ9’に書き込む(B1FLGW)。次に、グラフィックコントローラ31が、CPU1の発行するオブジェクトA1の描画コマンドを受け取り(A1RCV)、その描画フラグをオフスクリーンメモリ9’に書き込む(A1FLGW)。このとき、既に書き込まれているオブジェクトB1の描画フラグをオフスクリーンメモリ9’から読み出し、その順序ID及び描画領域に基づいて、オブジェクトB1の描画処理が無効となることを判定し、オブジェクトB1の描画フラグを消去する。
【0061】
この様にして、全てのオブジェクトB1,A1,B2,A2について、描画フラグが書き込まれた後に描画処理が開始される。このとき、オブジェクトB1の描画フラグは消去されているため、グラフィックコントローラ32は、B1の描画を省略してB2の描画を実行する。一方、グラフィックコントローラAは、オブジェクトA1,A2の描画を順次に実行する。
【0062】
図10は、実施の形態3による描画処理と比較したタイミングチャートである。図中の(a)が実施の形態3による場合であり、(b)が本実施の形態による場合である。実施の形態3では、描画処理を分散化しても、各描画処理は、描画順序に従って順に実行されているのに対し、(b)では、無効な描画を省略するとともに、並列処理を行っている。
【0063】
この場合、オブジェクトA1,A2の描画処理時間をそれぞれtA、オブジェクトB1,B2の描画処理時間をそれぞれtBとすれば、(a)では、全描画時間が2tA+2tBであるのに対し、(b)では、全描画時間が2tAに短縮されていることがわかる。
【0064】
本実施の形態によれば、描画順序及び描画領域からなる描画フラグを記憶するオフスクリーンメモリ9’を備え、各グラフィックコントローラ31〜3nが、描画処理の開始前にオフスクリーンメモリ9’へ描画フラグを書き込むとともに、描画処理実行時にオフスクリーンメモリ9’の描画フラグを参照して描画処理を行う。このため、不要な描画処理を判別して省略して描画処理性能を向上させるとともに、並列に描画処理を実行し、グラフィック描画処理を高速に実行することができる。
【0065】
実施の形態7.
実施の形態3、5及び6では、グラフィック処理装置が2以上のグラフィックコントローラと、各グラフィックコントローラに共通のフレームメモリにより構成されている。各グラフィックコントローラが、共通のフレームメモリにアクセスする場合には、グラフィックコントローラ数が増大するに従って、アクセスの衝突が生ずる可能性が高くなる。つまり、あるグラフィックコントローラの描画処理が終了していても、他のグラフィックコントローラがフレームメモリにアクセスしているために、フレームメモリにアクセスできないデッドタイムが生じる。このため、グラフィック処理装置としての描画処理能力を向上させることが困難な場合が生じ得る。
【0066】
図11は、本発明の実施の形態7によるグラフィック処理装置の一構成例を示したブロック図である。図中の1は装置全体及び各ブロックの動作制御を行う中央演算処理装置(CPU)、2はメインバス、31〜3nは画像情報を生成するグラフィックコントローラ(GDC)、10は画像情報を記憶するフレームメモリ、7は画像情報を直列変換する並列直列変換部、8は画像情報を色変換する変換テーブル(LUT)である。図3のグラフィック処理装置(実施の形態3)と比較すれば、各グラフィックコントローラ31〜3nがローカルバスを介することなくフレームメモリ10に接続されている点で異なる。
【0067】
フレームメモリ10は、n個のグラフィックコントローラ31〜3nが同時にランダム書込を行うことができるn個の書込ポートと、並列直列変換部7へ対し画像データを順次に出力する順次読出ポートからなるn+1個の入出力ポートを備えている。
【0068】
このため、各グラフィックコントローラ31〜3nは、常にフレームメモリ10へアクセスすることができ、デッドタイムが発生しない。このため、デッドタイムの発生による描画処理能力の低下を防止することができる。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、2以上のグラフィックコントローラと、2以上の入力出ポートを有するフレームメモリを備えることにより、グラフィック描画処理を高速に実行することができる。特に、2以上のグラフィックコントローラを効率的に動作させることにより、2以上の描画データを合成してフレーム画像データを生成するグラフィック描画処理を高速に実行させることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるグラフィック処理装置の一構成例を示したブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態2によるグラフィック処理装置の一構成例を示したブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態3によるグラフィック処理装置の一構成例を示したブロック図である。
【図4】 図3のグラフィック処理装置における動作の一例について説明する説明図であり、(a)〜(c)には表示デバイス上でのイメージが示されている。
【図5】 本発明の実施の形態4によるグラフィック処理装置の一構成例を示したブロック図である。
【図6】 本発明の実施の形態5によるグラフィック処理装置の一構成例を示したブロック図である。
【図7】 本発明の実施の形態6によるグラフィック処理装置の一構成例を示したブロック図である。
【図8】 図7のグラフィック処理装置によって描画処理されるグラフィック画像の表示デバイス上でのイメージの一例を示した図である。
【図9】 図8のグラフィック画像を生成する動作の一例を示したタイミングチャートである。
【図10】 実施の形態3による描画処理と比較したタイミングチャートである。図中の(a)が実施の形態3による場合であり、(b)が実施の形態6による場合である。
【図11】 本発明の実施の形態7によるグラフィック処理装置の一構成例を示したブロック図である。
【図12】 従来のグラフィック処理装置の構成を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 中央演算処理装置(CPU)、2 メインバス、
3,31〜3n,31〜3m グラフィックコントローラ(GDC)、
4 ローカルバス、5 フレームメモリ(デュアルポート)、
6 フレーム合成回路、
7 並列直列変換部、8 色変換テーブル(LUT)、
9,9’ オフスクリーンメモリ、10 フレームメモリ(n+1ポート)
11 フレームメモリ(シングルポート)
21〜2n グラフィック処理部
Claims (4)
- 描画コマンドに基づいて描画データを生成する2以上のグラフィックコントローラと、生成された描画データのランダム書き込み及びフレーム画像データの順次読み出しを同時に行うことができる各グラフィックコントローラに共通のフレームメモリと、フレーム画像を構成するピクセルごとの描画時刻を記憶する各グラフィックコントローラに共通のオフスクリーンメモリとを備え、
各グラフィックコントローラが、オフスクリーンメモリから読み出した描画時刻に基づいて描画処理の有効性を判定するとともに、生成された描画データをフレームメモリへ書き込む際に上記オフスクリーンメモリへ描画時刻を書き込むことを特徴とするグラフィック処理装置。 - オブジェクトごとの描画コマンドに基づいて描画データを生成する2以上のグラフィックコントローラと、生成された描画データのランダム書き込み及びフレーム画像データの順次読み出しを同時に行うことができる各グラフィックコントローラに共通のフレームメモリと、描画フラグを記憶する各グラフィックコントローラに共通のオフスクリーンメモリとを備え、
各グラフィックコントローラが、描画コマンドに基づく描画処理の実行に先立ち、描画コマンドに基づきオブジェクトごとに生成した描画フラグをオフスクリーンメモリへ書き込み、描画処理実行時に、上記オフスクリーンメモリから読み出した描画フラグに基づいて描画処理の有効性を判定することを特徴とするグラフィック処理装置。 - 各グラフィックコントローラは、描画フラグをオフスクリーンメモリへ書き込む際に他のグラフィックコントローラが既に書き込んだ描画フラグを読み出し、当該読み出された描画フラグの有効性を判定し、当該判定結果に基づいて、当該読み出された描画フラグをオフスクリーンメモリから削除することを特徴とする請求項2に記載のグラフィック処理装置。
- 上記描画フラグが、グラフィックコントローラによって生成される描画データの及ぶ描画領域と、描画処理の順序を示す描画順序からなり、上記グラフィックコントローラは、描画領域に基づいて描画データ間の重複を判別し、描画順序に基づいて描画処理の有効性を判別することを特徴とする請求項3に記載のグラフィック処理装置。
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