JP3233295B2 - Pcmデータ圧縮及び復元方法 - Google Patents
Pcmデータ圧縮及び復元方法Info
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Description
データの音質を劣化させることなく、そのデータを圧縮
及び復元するPCMデータ圧縮方法及びその復元方法に
関する。尚、その記録または再生のための媒体は、ディ
スク,テープ,半導体等何であってもよい。
スク等の光磁気ディスク(以下「光ディスク」という)
などに記録し、再生する場合、サンプリング周波数は一
定で標本化していた。すなわち、音声信号の周波数成分
に関係なくデータ量が決まっていた。
どの記録媒体になるべく多量にPCM音声データを収納
するためには、サンプリング周波数を下げればよいが、
サンプリング周波数の1/2以上の成分をカットするこ
とになるので、音質を劣化させることになる。本発明は
このような問題点に着目してなされたものであり音質を
劣化させることなく、PCM音声データを圧縮して、高
密度のデータの光ディスク等を得ることを目的とする。
音声信号をPCMデータに変換し媒体に記録し、それを
再生する方法であって、記録時は、アナログ音声信号入
力端子より入力された前記アナログ音声信号をそれぞれ
異なったサンプリング周波数で標本化する複数のN組の
A/D変換手段全てに送り、前記複数のN組のA/D変
換手段にそれぞれに設けられたバッファメモリ全てに入
力させると同時に、前記アナログ音声信号の上限の周波
数を下限とした帯域フィルタに前記アナログ音声信号を
通し、前記帯域フィルタで検出した電圧をレベル判別回
路に入力する過程と、前記レベル判定回路によって得ら
れたレベル値に基づいて、前記バッファメモリを選択す
る過程と、前記レベル値に相当するコードを発生させる
コード発生器によって得られたコードを選択した前記バ
ッファメモリの出力デジタルデータと加算し、PCMデ
ータとして媒体に書き込み処理をする過程とからなり、
一方、再生時は、前記媒体からPCMデータを読み出す
過程と、前記PCMデータからコードを検出する過程
と、前記検出コードに基づき、N組のバッファメモリの
1つに送るPCMデータを選択する過程と、前記N組の
バッファメモリからそれぞれN組のD/A変換手段にデ
ータを送り、前記検出コードに基づきN組のD/A変換
手段の1つを選択し、アナログ音声信号を出力させる過
程とからなることを特徴とする。
ようになる。アナログ入力音声信号の周波数帯をN分割
し、各周波数帯の上限の2倍のサンプリング周波数でそ
れぞれ標本化し、符号化してA/D変換するN組のA/
D変換部に音声信号を送り、それぞれN組のバッファメ
モリに入力させる。
数を下限とした帯域フィルタに前記音声信号を通して、
その出力電圧値を検出する。アナログ入力音声信号に高
い周波数成分が多い程、検出電圧が高くなり、低い周波
数成分が多い程検出電圧が低くなる。従って、発生する
検出電圧レベルは音声信号の周波数成分により、高い成
分のときは高い値を示す電圧レベルとなり、低い成分の
ときは低い値を示す電圧レベルとなる。
分の多いとき程高い周波数帯域のバッファメモリが選択
され、そのデータが入力され、低い周波数成分の多きと
き程、低い周波数帯域のバッファメモリが選択され、そ
のデータが入力される。その選択されたデータは電圧レ
ベルをデジタル化したコードと合成して媒体に書き込み
処理される。
ら読み込まれたPCMデジタルデータから、デジタル・
コードを検出して、それに相当したバッファメモリに入
力する。すなわち、高い周波数成分を表すデジタル・コ
ードを検出したときはそれに相当した高い周波数帯域用
バッファメモリに、低い周波数成分を表すデジタル・コ
ードを検出したときは、それに相当した低い周波数帯域
用バッファメモリに入力する。
れN組のD/A変換部に入力する。同時に前記デジタル
・コード検出部よりのD/A変換制御信号も入力する。
号は信号化し、アナログ音声信号に復元する。同時に入
力している前記D/A変換制御信号によりデジタルコー
ドが高い周波数成分に相当する程高い周波数帯域のD/
A変換部が選択され、低い周波数成分に相当する程低い
周波数帯域のD/A変換部が選択され、アナログ音声信
号として出力される。
こで、音声をPCMデジタルデータとして例えば光ディ
スクに書き込む場合の記録方法を図1に示し、上記のよ
うに書き込まれた光ディスクから読み出して、アナログ
音声信号にする再生方法を図2に示す。この実施例はN
が2の場合、すなわち、2分割の場合を示す。
端子、2,3はA/D変換部であり、サンプリング周波
数は、2は18.9KHz,3は37.8KHzであ
る。4は帯域フィルタ(以後BPFと称す)であり、約
19KHzから37.8KHzの周波数帯域を通過させ
るBPFである。5,6はバッファメモリ部であり、7
はBPF4の検出電圧が所定電圧より上の高レベルか所
定電圧により下の低レベルかを判別してそのレベル値を
出力するレベル判別回路である。
タル信号を入力し制御信号によりそのいづれかを選択し
て出力する選択部、9は前記レベル値のコード発生部、
10は前記レベル値を入力しその値によってバッファ記
憶部を選択し選択したデジタルデータとレベル値のコー
ドを加算して光ディスクへの書き込み処理を行う記録制
御部である。11はその加算器、12は光ディスクへの
出力端子である。
りアナログ音声信号が入ると、先づ、2つのA/D変換
部2及び3に入る。A/D変換部2ではサンプリング周
波数18.9KHzで標本化され、A/D変換部3では
37.8KHzで標本化され、それぞれ符号化されてP
CMデジタルデータとなる。
ぞれバッファメモリ部5及び6に入る。
Hzから37.8KHzの帯域フィルタ(BPF)部4
を通し、その検出電圧値が、所定値より高いか低いかの
レベル判別回路7に入る。
7の判別信号を受け、高レベルのときは選択部8に信号
を送り、バッファメモリ部6の出力データを選択し低レ
ベルのときはバッファメモリ部5の出力を選択する。
のレベル信号をコードにして、選別した音声デジタルデ
ータと合成し、その信号を光ディスクの書き込み処理回
路に送る。
ここで、20は光ディスクから読み出されたPCMデジ
タルデータの入力端子、21はコード検出部、22は制
御部からの信号によりPCMデジタルデータをどのバッ
ファメモリ部に出力するかを選択する選択部、24,2
5はそれぞれバッファメモリ部、26,27はそれぞれ
前記バッファメモリブ24,25のPCMデジタル信号
を入力してアナログ音声信号に復元するD/A変換部で
ある。ここで、D/A変換部26の入力信号はサンプリ
ング周波数18.9KHzで標本化されており、またD
/A変換部27の入力信号は37.8KHzで標本化さ
れている。
ータから検出したコード信号を受け、それに相応するP
CMデジタルデータをバッファメモリ部24,25のい
づれかに入れ、またD/A変換部26,27にD/A変
換制御信号を送り、検出コードに相当したD/A変換部
の復元アナログ信号を出力させる再生制御部である。3
0は音声機器への出力端子である。
クからPCMデジタルデータを読み出し、その中に含む
コードをコード検出部21で検出し、再生制御部23に
送る。再生制御部23は前記コード信号に相当したPC
Mデジタルデータを選択部22に選択させ、選択部22
はそれに従って、次のバッファメモリ部の24か25へ
送る。
へ送られる。すなわち、コード信号が前記高レベルに相
当するときは、バッファメモリ部25を通り、D/A変
換部27に入る。一方、コード信号が前記低レベルに相
当するときは、バッファメモリ部24を通り、D/A変
換部26に入る。
をD/A変換部26,27に送り、コード信号に相当す
るD/A変換部の音声アナログ信号だけ出力させる。す
なわち、コード信号が高レベルに相当するときはD/A
変換部27から、低レベルのときはD/A変換部26か
ら出力させる。
が多いときは、サンプリング周波数が37.8KHzで
標本化され、音声信号の周波数に低い成分が多いとき
は、サンプリング周波数が18.9KHzで標本化さ
れ、符号化されてPCMデジタルデータに記録されるの
で、効率的にPCMデータが圧縮されることになる。
な効果を奏する。すなわち、低い周波数成分の多いとき
は、低いサンプリング周波数で標本化し、高い周波数成
分の多いときは高いサンプリング周波数で標本化するの
で、少なくとも低いサンプリング周波数で標本化してい
る時間はPCMデータが圧縮されることになる。その分
だけ媒体に記録するデータ量を多くすることができる。
また、記録時には、アナログ音声信号入力端子より入力
されたアナログ音声信号をそれぞれ異なったサンプリン
グ周波数で標本化する複数のN組のA/D変換手段それ
ぞれに設けられたバッファメモリ全てに入力させ、レベ
ル判別回路で得られたレベル値に応じてバッファメモリ
を選択し、コード発生器より得られたコードと加算して
PCMデータとして媒体に書き込み処理をさせ、一方、
再生時には、記録媒体からPCMデータを読み出し、コ
ード検出部で検出したコードに基づいて、N組のバッフ
ァメモリの1つにPCMデータを送り、検出コードに基
づきN組のD/A変換手段の1つを選択し、アナログ音
声信号を出力させるようにしたので、記録時は、データ
変換時に逐次入力されてくるアナログ音声信号に対しデ
ータが欠落されずにPCMデータに圧縮変換することが
でき、再生時は、データ変換時に逐次入力されてくるP
CMデータに対しデータが欠落されずにアナログ音声信
号に復元し出力させることができる。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】アナログ音声信号をPCMデータに変換し
媒体に記録するための信号処理方法において、アナログ
音声信号入力端子より入力された前記アナログ音声信号
をそれぞれ異なったサンプリング周波数で標本化する複
数のN組のA/D変換手段全てに送り、前記複数のN組
のA/D変換手段にそれぞれに設けられたバッファメモ
リ全てに入力させると同時に、前記アナログ音声信号の
上限の周波数を下限とした帯域フィルタに前記アナログ
音声信号を通し、前記帯域フィルタで検出した電圧をレ
ベル判別回路に入力する過程と、前記レベル判定回路に
よって得られたレベル値に基づいて、前記バッファメモ
リを選択する過程と、前記レベル値に相当するコードを
発生させるコード発生器によって得られたコードを選択
した前記バッファメモリの出力デジタルデータと加算
し、PCMデータとして媒体に書き込み処理をする過程
とからなるPCMデータ圧縮方法。 - 【請求項2】請求項1により信号処理されたPCMデー
タを記録した媒体からPCMデータを読み出す過程と、
前記PCMデータからコードを検出する過程と、前記検
出コードに基づき、N組のバッファメモリの1つに送る
PCMデータを選択する過程と、前記N組のバッファメ
モリからそれぞれN組のD/A変換手段にデータを送
り、前記検出コードに基づきN組のD/A変換手段の1
つを選択し、アナログ音声信号を出力させる過程とから
なるPCMデータ復元方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12427192A JP3233295B2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | Pcmデータ圧縮及び復元方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12427192A JP3233295B2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | Pcmデータ圧縮及び復元方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05300019A JPH05300019A (ja) | 1993-11-12 |
JP3233295B2 true JP3233295B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=14881208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12427192A Expired - Fee Related JP3233295B2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | Pcmデータ圧縮及び復元方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3233295B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2785424C1 (ru) * | 2019-01-25 | 2022-12-07 | Куинтус Текнолоджиз Аб | Способ в оборудовании прессования |
Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
WO2003019533A1 (fr) * | 2001-08-24 | 2003-03-06 | Kabushiki Kaisha Kenwood | Dispositif et procede d'interpolation adaptive de composantes de frequence d'un signal |
JP5185299B2 (ja) * | 2010-01-12 | 2013-04-17 | 日本電信電話株式会社 | 信号処理装置、及びそれを用いた受信システム、並びに信号処理方法 |
-
1992
- 1992-04-16 JP JP12427192A patent/JP3233295B2/ja not_active Expired - Fee Related
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RU2785424C1 (ru) * | 2019-01-25 | 2022-12-07 | Куинтус Текнолоджиз Аб | Способ в оборудовании прессования |
RU2798409C1 (ru) * | 2019-09-06 | 2023-06-22 | Куинтус Текнолоджиз Аб | Способ регулирования скорости охлаждения в оборудовании горячего прессования, модуль управления и оборудование прессования |
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---|---|
JPH05300019A (ja) | 1993-11-12 |
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