JP3232699B2 - 多孔性アニオン交換樹脂及びその製造方法 - Google Patents
多孔性アニオン交換樹脂及びその製造方法Info
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Description
その製造方法に関するものである。更には、本発明は、
ポリビニルアミン構造を含有する新規な多孔性アニオン
交換樹脂、及びその製造方法に関するものである。
れている樹脂は、化学的安定性、機械的強度及び製造価
格の観点から、スチレン誘導体−ジビニルベンゼン共重
合体にクロロメチル基を付与し、これをアミノ化したス
チレン系アニオン交換樹脂が通常用いられている。
脂においては、以下の様な問題点がある。 組成中のベンジル基(−C6 H4 CH2 −)部分
は、イオン交換能には全く関与しないので、単位重量当
たりの交換容量は充分ではない。例えば、イオン交換基
の結合しにくい架橋剤成分の含有率が0%であるポリス
チレン系アニオン交換樹脂を仮定する。スチレン構成単
位のベンジル基1つに対し、イオン交換基(ポリメチル
アミノメチルスチレン型、もしくは4級アンモニウムメ
チルスチレン型)が1つ結合したと仮定して計算される
最大のイオン交換容量は、1級アミン型で7.5meq
/g、3級アミン型で6.2meq/g、4級アンモニ
ウム塩型(クロロ形)で4.7meq/gであり、それ
以上大きい交換容量を得るためには、ベンジル基1つに
対し、複数個のイオン交換基を導入しなければならず、
これには技術的な困難性がある。
ず、アミノ化後もクロロメチル基が残存する。その結
果、使用中に有機性塩素化合物が漏出し、場合によって
は容器が腐食する。 クロロメチル化に使用されるクロロメチルメチルエ
ーテルは有害性が高い物質であることが指摘されてお
り、労働安全衛生上好ましくない。 スチレンとジビニルベンゼンを架橋共重合した中間
体ポリマーは疎水性であるため、クロロメチル化反応を
する際、中間体ポリマーを膨潤させる溶媒として有機溶
媒(例えばトルエン等の炭化水素系溶媒、ジクロロエタ
ン等の塩素系炭化水素等)を使用しなければならないの
で、有機溶媒の回収及び処理等、特に塩素系溶剤の回収
が問題となる。 スチレン系樹脂においては、高比表面積かつ高イオン
交換容量を有する架橋ポリマーは得られていなかった。
点を回避した樹脂として、線状ポリビニルアミン類のア
ミノ基を多官能性架橋剤で架橋してなるゲル型の架橋球
状樹脂を得る方法が提案されている(例えば、特開昭6
1−44902号公報、特開昭61−51006号公報
参照)。しかしながら、線状ポリビニルアミンは水溶性
であるが、多官能性架橋剤は通常有機溶媒に可溶である
ため、線状ポリビニルアミンと多官能性架橋剤は互いに
異なる相に存在するので一般に架橋反応は進行しにく
く、かつ架橋度の制御が困難である。また通常、架橋反
応は線状ポリビニルアミンのゲル表面から進行するた
め、架橋が均一でない等の問題点がある。
性芳香族単量体、(メタ)アクリル酸エステル又は(メ
タ)アクリルアミド系の架橋性単量体とN−ビニルホル
ムアミド(以下、「NVF」と略す)とを共重合させ、
得られた架橋重合体のホルムアミド基を加水分解により
アミノ基とするポリビニルアミン架橋物を得る方法が提
案されている(例えば、特開昭61−51007号公報
を参照)。しかしながら、このものはゲル状であり、多
孔質構造を有する共重合体は得られていない。
法、キレート樹脂としての性質についても種々提案され
ている(H Tbal et al.,Eur.Pol
ym.J.25,4,331〜340(1989)、R
eactive Polymers,17,207−2
17(1992)等参照)。これには、N−ビニル−t
−ブチルカルバメート(以下、「NVTBC」と略
す。)とジビニルベンゼン又はエチレングリコールジメ
タクリレート等をヘプタン等の存在下、水中油型懸濁重
合することにより、多孔性球状重合体を得、その後、ジ
オキサン又はエタノール中で塩酸酸性条件下加水分解す
ることにより、比表面積約10〜400m2 /gのポリ
ビニルアミン共重合体を得ることが記載されている。
重合体は、1級アミン型のみであり、また加水分解率が
低いためアニオン交換容量は、4.3meq/g以下に
過ぎない。
ン−ジビニルベンゼン系の樹脂やNVTBCを用いた樹
脂の従来技術の有する問題点を解決しようとするもので
ある。
エチレン性単量体と要すればこれらと共重合可能な2重
結合を有する単量体を多孔質化剤の存在下、共重合し、
その後加水分解することにより得られるポリビニルアミ
ン構造を有する多孔性アニオン交換樹脂に関するもので
ある。
載の一般式(I)で表わされる繰り返し単位及び/又は
前記一般式(II)で表わされる繰り返し単位を19〜9
8モル%、前記一般式(III)で表わされる繰り返し単位
を0.1〜60モル%並びにこれら以外の繰り返し単位
でこれらの単位とC−C結合可能な単位0〜60モル%
の組成の架橋共重合体であり、かつ A. 一般式(I)のモル分率>一般式(II)のモル分
率であり、かつ一般式(I)中のR1 及びR2 が水素原
子である場合には、弱塩基交換容量として8〜22ミリ
当量/g(乾燥)、該共重合体の比表面積が1〜500
m2/g(乾燥)であり、平均細孔径が1nm〜100
0nmであり、 B. 一般式(I)のモル分率>一般式(II)のモル分
率であり、かつ一般式(I)中のR1 及びR2 が同時に
水素原子ではない場合には、弱塩基交換容量として3〜
16ミリ当量/g(乾燥)、該共重合体の比表面積が1
〜500m2/g(乾燥)であり、平均細孔径が1nm
〜1000nmであり、 C. 一般式(I)のモル分率<一般式(II)のモル分
率である場合には、中性塩分解容量として1.5〜8.
5ミリ当量/g(乾燥)、該共重合体の比表面積が1〜
500m2/g(乾燥)であり、平均細孔径が1nm〜
1000nmである多孔性のアニオン交換樹脂に存す
る。
とポリエチレン性単量体及び要すればこれらと共重合可
能な2重結合を有する単量体を含有する溶液を多孔質化
剤及び重合開始剤の存在下、共重合することにより架橋
共重合体を得た後、該共重合体の有するホルムアミド結
合を加水分解し、要すれば更にアルキル化剤と反応させ
ることよりなるアニオン交換樹脂の製造方法に存する。
はアニオン交換基が−NR1R2の場合、その塩酸塩(塩
酸の負荷形)も包含する。本発明者らは、原料モノマー
として安価、加水分解が容易、他の単量体成分と
の共重合性が良好、水溶性単量体である等の特徴があ
るNVFを使用するものである。
アニオン交換樹脂は、架橋剤とNVFとを共重合した
後、加水分解によって得られるものである。該共重合の
方法としては、「反応性ポリマーの合成と応用」p15
5〜165(CMC社)に記載されており、NVF法は
その1つである。
リエチレン性単量体及び必要に応じて二重結合を有する
その他の単量体との共重合体である。NVFの含有率
は、NVFからイオン交換基が導入されることから全単
量体に対して、19〜98モル%であり、特に好ましく
は40〜95モル%の範囲である。ポリエチレン性単量
体とは、例えば、ジビニルベンゼン、ジビニルトルエ
ン、ジビニルキシレン等の2個以上のエチレン性不飽和
性二重結合を有する芳香族化合物、エチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、グリセロールジ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート等の(メ
タ)アクリレート類、エチレンビスアクリルアミド等の
(メタ)アクリルアミド類である。通常、架橋成分とし
て一般式(III)で表わされる単位を与える単量体が用い
られる。該一般式(III)において、R6 及びR7 は好ま
しくは水素原子又はメチル基であり、更には水素原子が
好ましい。Dはアリーレン基、−OCO(CH2O)nO
CO−基、−OCO(CH2)mOCO−基、−OCNH
(CH2)lNHCO−基(式中n,m,lはそれぞれ正
数を表わす)で示される基であり、更に芳香環、アルキ
レン鎖中に置換基を有していてもよい。Dは好ましくは
フェニレン基であって、非置換又はメチル基、エチル基
等のアルキル基もしくはハロゲン原子を置換基として有
するものが好ましい。これらの単量体は架橋剤として用
いられ、混合物であってもよい。これらの架橋剤は生成
する樹脂を水不溶性にするためには必須の構成成分であ
るが、ポリビニルアミンからの高イオン交換容量付与の
意義を失わない程度に添加されていなければならない。
そのため、架橋剤の添加量は、0.1〜60モル%、好
ましくは、1モル%〜40モル%である。
工業用規格の純度は56.5重量%(その他、エチルト
ルエン、メチルスチレン、エチルスチレン等を含有して
いる)であるため、ジビニルベンゼンを用いる場合、そ
の添加量は純度に応じて添加しなければならない。その
結果、NVFや架橋剤以外の単量体成分が混在する。ま
た、本発明の樹脂に種々の性質を付与する目的で上記の
NVF及びポリエチレン性単量体の他に、これらと共重
合可能な単量体を意図的に添加または不純物として付随
的に混在させることも可能である。例えば、下記一般式
(IV)
のアルキル基を表わし、Qは置換基を有してもよいアリ
ール基、もしくはアルキルオキシカルボニル基、シアノ
基又はカルバモイル基を表わす)で表される繰り返し単
位を与えるようなモノ不飽和単量体、具体的には、スチ
レン、アルキルスチレン、(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチ
ル、(メタ)アクリル酸オクチル等の(メタ)アクリル
酸アルキル、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコール(メタ)アクリレート、トリ
エチレングリコール(メタ)アクリレート、テトラエチ
レングリコール(メタ)アクリレート、オクタエチレン
グリコール(メタ)アクリレート等のポリエチレングリ
コール(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エ
ステル、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロニ
トリル等の単量体が挙げられる。しかしながら、(メ
タ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリルアミド、
(メタ)アクリロニトリル等の単量体は重合後の加水分
解工程で、(メタ)アクリル酸となりやすいため、反応
条件を調節する必要がある。そのため、一般式(IV)中
のQは置換基を有してもよいアリール基が好ましい。共
重合可能な単量体から誘導される単位の含有率は、共重
合体に対して0〜60モル%、好ましくは0〜40モル
%以下であることが好ましい。
ための多孔質化剤を使用する。原料NVFは水溶性モノ
マーであるが、非極性炭化水素(例えばヘキサン等)以
外の多くの有機溶媒に溶解する。しかしながら全ての多
孔質化剤が使用可能ではない。すなわち、CLOGP値
で−2.0〜+2.0の有機溶媒のものが好ましい。C
LOGP値というのは、ここではポモナ大学(カリフォ
ルニア州)(T.Nishioka(京大))によって
FACOM3.33版に編集されたプログラムによって
開発されたものであり、以下のように定義される。溶質
の1−オクタノール/水系における分配係数の対数値
(log10P)を計算によって求めた値である。この値
が正の場合は、水より有機溶媒(1−オクタノール)に
分配しやすいことを表す。このCLOGP値が−2.0
〜+2.0の範囲の有機溶媒は比較的親水性のものであ
る。また、混合溶媒の場合、CLOGP値は、各々のC
LOGP値の和の平均値とする。これにより、本発明で
使用できる多孔質化剤の例としては、アセトン(CLO
GP値:−0.27、以下カッコ内はCLOGP値を示
す)、1−プロパノール(0.29)、2−プロパノー
ル(0.07)、メタノール(−0.76)、エタノー
ル(−0.24)、アセトニトリル(−0.39)等の
単独溶媒、メタノール−1−プロパノール、メタノール
−1,4−ジオキサン、メタノール−テトラヒドロフラ
ン、エタノール−1,4−ジオキサン等の混合溶媒が挙
げられる。更にCLOGP値が−2.0〜+2.0の範
囲である水溶性有機溶媒の水溶液も多孔質化剤として使
用できる。このCLOGP値が−2.0〜+2.0の範
囲外の多孔質化剤(例えば水、トルエン、ベンゼン、ヘ
キサン、ニトロベンゼン、1,2−ジニトロベンゼン
等)を使用した場合には、得られた共重合体は多孔質体
を示さない。
る単量体と相溶性のある線状高分子も多孔質化剤となり
える。このような線状高分子としては、ポリビニルピロ
リドン、ポリエチレングリコール、エチルセルロース等
を挙げることが出来る。線状高分子の平均分子量は、1
03〜106であることが好ましい。線状高分子の添加量
が多い場合、架橋剤が析出する可能性がある。特に、疎
水性の架橋剤は析出し易いため、親水性の架橋剤を使用
するのが良い。
加量によっても決まり、多孔質化剤の添加量は重合性単
量体に対し、0.1〜200重量%であることが好まし
い。本発明の樹脂を種々の吸着剤や分離剤として使用す
るためには、細孔直径は1〜1000nmであることが
好ましい。多孔質化剤の添加量が多すぎると、生成する
重合体が脆弱になるばかりでなく、単位体積当たりの交
換容量が減少し、適切な細孔物性を有する重合体がえら
れない。逆に、添加量が少ない場合は、細孔直径、表面
積が小さくなる傾向がある。
の含有率が高い場合には、添加する多孔質化剤にもよる
が、生成する重合体は多孔質化する傾向がある。重合体
が多孔質構造であるかどうかは、簡便には、外見上重合
体が白色又は乳白色に白濁している場合には多孔質化し
ていると判断することができる。精密な測定を行う場合
には窒素吸着法、水銀圧入法等を使用する。
重合開始剤から選択されるが、過硫酸塩系重合開始剤
は、重合度が上がらず重合収率が低下するため好ましく
なく、アゾ系、パーオキサイド系重合開始剤等が好まし
い。例えば、2,2−アゾビス−2−アミジノプロパン
塩酸塩(和光純薬社製V−50として市販)、4,4−
アゾビス−4−シアノバレリン酸等の水溶性アゾ系重合
開始剤及びAIBN(アゾイソブチロニトリル)、V−
65(アゾビス‐2,4‐ジメチルバレロニトリル、和
光純薬社製)等の油溶性の重合開始剤も使用される。重
合開始剤の添加量は、重合性単量体に対して、一般に
0.05重量%〜5.0重量%、更に好ましくは0.1
重量%〜2.0重量%の範囲である。
分、重合開始剤により異なるが、重合温度は通常、30
〜120℃であり、重合時間は通常、1時間〜15時間
である。
で行われる。従って得られた重合体をミキサー等で粉砕
することにより適当な大きさ及び形状にする。得られる
重合体の機械的強度は、重合時に添加する多孔質化剤の
種類、添加量によって異なる。CLOGP値が大きな多
孔質化剤を使用した場合、重合体の機械的強度は大きく
なる傾向がある。
加水分解反応は、酸性或いは塩基性条件下で容易に行う
ことができる。例えば酸性条件で行う場合には、例えば
塩酸、硫酸、リン酸等の存在下で行われ、塩基性条件で
行う場合には、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、ナトリウムメ
トキシド、ナトリウムエトキシド等の存在下で行う。こ
の際、共重合体に含有するホルムアミド基に対して等モ
ルから数倍モルの水素イオン又は塩基性電解質を含有す
る水溶液又は水溶性有機溶媒を用いて行なわれる。イオ
ン交換樹脂として使用する場合、通常、OH型(遊離ア
ミン型を含む)で使用するため、後処理を考慮すると塩
基性条件で加水分解をすることが好ましい。反応温度は
50〜120℃、反応時間は通常、1〜10時間で行う
ことが好ましい。
は酸性水溶液又は塩基性水溶液及び脱塩水を用いて洗浄
される。この場合には、アニオン交換基として、一般式
(I)におけるR1 及びR2 が水素原子である本発明の
1級アミン型のアニオン交換樹脂が得られる。
をアルキル化剤と反応させて2〜4級アミノ化する場合
は、公知の方法に従って行うことができる。例えば、ア
ルキル化剤として、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、ハロ
ゲン化メチル、ハロゲン化エチル等が一般的である。ハ
ロゲン化アルキルを用いた場合、条件を調整することに
よって、一般式(I)でR1 及びR2 の少なくとも一方
がアルキル基である二級アミン単位又は三級アミン単位
のアニオン交換樹脂又は一般式(II)で表されるR3 〜
R5 の少なくとも一方がアルキル基である四級アンモニ
ウム塩単位の量を適当に決められる。これらの試薬の場
合、生成する樹脂が種々のアミン型やアンモニウム塩型
のくり返し単位の混合物であったり、4級化の場合に完
全に進行しないことがある。特にエチル基を導入する4
級化の場合、1つ隔てたポリアルキルアミノ基同志の立
体障害のためアルキル化が進行しにくい。この結果、一
般式(I)及び(II)の混合物となり、弱塩基交換基の
含有率が高くなる。強塩基性アニオン交換樹脂であるた
めには、四級アンモニウム塩型のくり返し単位の含有率
が50モル%以上であることが好ましい。
エシュバイラー・クラーク(Eschweiler−C
larke、以下、「EC」と略す)反応によって、上
記の樹脂の2級アミン単位或いは3級アミン単位を合成
することができる。この場合、ホルマリン及び蟻酸の仕
込量を調製することにより、ある程度、両者の含有率を
コントロールすることができる。この反応の特徴は、3
級アミンにより更にメチル化されることがないため、強
塩基成分が生成しない。このため、4級アンモニウム塩
単位を全く含有しない樹脂が製造される。
法としてJ.Org.Chem.,36,p829,1
971に記載の蟻酸ナトリウムとホルマリンを用いる方
法もあるが、この際、反応溶液のpHを3〜7、好まし
くはpH4〜6に調整することが必要である(P L.
Henaffら、Bull.Soc.Chim.,p1
989,1966参照)。
端三級化した後、更に上記のアルキル化試薬との反応に
よって四級アンモニウム基を合成することもできる。上
記の方法で製造されたアニオン交換樹脂のイオン交換容
量は、以下のようになる。例えば、架橋剤成分の含有率
を0モル%と仮定して計算したポリビニルアミン系ポリ
マーの最大のイオン交換容量は、1級アミン型の場合、
23.2meq/g(乾燥)[meq/g(乾燥)は乾
燥樹脂1g当たりのミリ当量を表す。以下、meq/g
も同様]、R1 及びR2 がメチル基である3級アミン型
の場合、14.1meq/g、同じくR3 、R4 及びR
5 がメチル基であるアンモニウム塩(クロロ形)の場
合、中性塩分解容量が8.3meq/gである。この結
果、スチレン系樹脂に比べ、単位重量当たりの交換容量
は、1級アミン型の場合3.1倍、3級アミン型の場合
2.3倍、4級アンモニウム塩型(クロロ形)の場合
1.8倍になる。本発明のアニオン交換樹脂は、アニオ
ン交換容量として
(II)のモル分率であり、かつ一般式(I)中のR1 及
びR2 が水素原子である場合(すなわち1級アミンが多
い)には、弱塩基交換容量として8〜22ミリ当量/
g、より好ましくは10〜22meq/gを有する。 B. 一般式(I)のモル分率>一般式(II)のモル分
率であり、かつ一般式(I)中のR1 及びR2 が同時に
水素原子でない場合(すなわち2級又は3級アミンが多
い)には、弱塩基交換容量として3〜16ミリ当量/
g、より好ましくは4.5〜14meq/gを有する。
(II)のモル分率である場合(すなわち4級アンモニウ
ム基が多い)には、中性塩分解容量として1.5〜8.
5ミリ当量/g、より好ましくは2.5〜8.5meq
/gを有する。
級アミン型のポリビニルアミン共重合体よりも、非常に
大きいものである。なお、本発明におけるイオン交換容
量は、実施例記載の方法に従って弱塩基交換容量の測定
を行ない、4級アンモニウム塩の場合は中性塩分解容量
の測定を行ない、いずれも乾燥樹脂重量当たりの当量と
して求めた。
性ハロゲン化合物を全く含有しない、親水性に富み、化
学的安定性に優れた多孔質型アニオン交換樹脂が得られ
る。本発明によって得られるアニオン交換樹脂は、クロ
マト担体、膜材料、触媒用担体、高分子相関移動触媒、
酵素・細胞および菌体の固定化用担体等の種々の吸着剤
・分離剤としても使用される。
面積かつイオン交換容量が高い多孔質のアニオン交換樹
脂を提供するものである。
するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施
例により限定されるものではない。尚、以下の実施例に
おいてmeq/gは乾燥樹脂重量当たりのミリ当量を示
す。また、以下の実施例においてイオン交換容量の測定
方法は下記の様にして行った。
約15mlをカラムに充填し、2N−NaOH水溶液5
00mlを空間速度(SV)70cm/hで流し、次に
脱塩水1リットルをSV70cm/hで通水洗浄し、対
イオンをOH(遊離アミン)形にした。この樹脂をメス
シリンダーで正確に10.0ml採取し、カラムに充填
した。この中へ5%NaCl水溶液250mlをSV7
0cm/hで流しメスフラスコに受けた。この溶液を酸
塩基滴定し、強塩基交換容量を測定した。
00mlをSV10cm/hで流し、流出液をメスフラ
スコに受け、更に50mlのメタノールを流して樹脂層
を洗浄する。更に、樹脂層に残存する液を圧空により押
し出しこれらの溶液を集めた。この溶液を酸塩基滴定し
た。これにより弱塩基交換容量を測定した。別途、OH
型樹脂10.0mlを遠心分離機で水切りし、付着水を
除去した。その樹脂を60℃で5時間乾燥した。乾燥樹
脂の重量を測定し、重量当たりのイオン交換容量に換算
した。
g、ジビニルベンゼン(工業用;純度56.5%)1
0.0g、アセトン(CLOGP値:−0.27)10
0g、V−65(アゾ系重合開始剤、商品名、和光純薬
(株)製)200mgのNVF溶液を調製した。この溶
液を窒素(N2 )でバブリングし、N2 で置換して70
℃で7時間重合反応を行った。重合反応において、昇温
終了後、約15〜20分後に、溶液は白濁化し、ゲル化
した。重合終了後、重合体をブッフナーロート上にあけ
てメタノールで洗浄し、次いで水洗した。重合収率は9
5%であった。得られた重合体は多孔性白色重合体であ
った。
合体を500mlのフラスコ内に入れ、3N−塩酸水溶
液700mlを加えた。溶液を加温し、95〜102℃
で5時間加水分解した。反応終了後、加水分解された架
橋共重合体を水洗し、続いて0.1N−NaOH水溶液
でイオン交換基をOH型とし、再度重合体を洗浄した。
容量の測定方法により測定したところ、弱塩基交換容量
は、18.4meq/g、3.00meq/mlであっ
た。多孔質体の比表面積は194m2/g、平均細孔径
は24.8nm、細孔容積0.54ml/gであった。 アルキル化反応:上記OH型重合体を用い、アミノ基の
アルキル化を行った。500mlのナスフラスコに水切
りした重合体50ml、50%メタノール水溶液を10
0ml加えた。この中へ、ヨウ化メチル70g、炭酸ナ
トリウム30gを加え、溶液を塩基性溶液とした。反応
の進行に伴い、重合体の比重が大きくなり、沈降した。
反応終了後、ブッフナーロート上にあけ、重合体をメタ
ノールで洗浄し、更に水洗した。
ように測定した。重量増加法;反応後の重量増加で
は、P−N(CH3)nのn=2,56であった。NM
R(13C−CP/MAS法):面積比の測定により、n
=2.54であった。中性塩分解交換容量は、5.5
meq/g、弱塩基性交換容量は1.8meq/gであ
った。以上の結果により、4級アンモニウム基の含有率
は75%(全交換基中のモル%)であった。
g、ジビニルベンゼン(工業用;純度80%)10.0
g、2−プロパノール(CLOGP値:0.07)10
0g、V−65(アゾ系重合開始剤、商品名、和光純薬
(株)製)350mgのNVF溶液を調製した。これ以
降の重合反応は、実施例−1に従って行った。得られた
重合体は、白色多孔性重合体で、重合収率は94%であ
った。
に、2N−NaOH水溶液800mlを加え、90℃で
3時間加水分解した。反応終了後、重合体を水洗し、O
H型とした。この重合体の弱塩基交換容量は、17.5
meq/g、多孔質体の比表面積は13m2/g、平均
細孔径は442nm、細孔容積1.05ml/gであっ
た。弱塩基交換容量は、17.4meq/gであった。
アルキル化を行った。ナスフラスコに水切りした実施例
−2の重合体50ml、50%メタノール水溶液を10
0mlを加えた。この中へ、ヨウ化メチル30mlを入
れた。反応中に、炭酸ナトリウム50gを加え、溶液を
塩基性溶液とした。反応が進行するに従い、重合体の比
重が大きくなり、沈降した。反応終了後、重合体をブッ
フナーロート上にあけ、重合体をメタノールで洗浄し
た。ポリビニルアミンのアルキル化度は以下のように測
定した。重量増加法;反応後の重量増加では、P−N
(CH3)nのn=2.66であった。NMR(13C−
CP/MAS法):面積比の測定により、n=2.54
であった。多孔質体の比表面積は7m2/g、平均細孔
径は326nm、細孔容積は0.86ml/gであっ
た。中性塩分解交換容量は、4.6meq/g、弱塩
基性交換容量は2.2meq/gであった。
ゼンのかわりにジエチレングリコールジメタクリレート
を用いた以外は実施例−1と同様に重合反応を行った。
加水分解反応は、1N−NaOH水溶液中、70℃で5
時間行った。それ以外の加水分解反応、アルキル化反応
は実施例−1と同様に行った。得られた重合体の強塩基
イオン交換容量は4.1meq/g、弱塩基イオン交換
容量は2.9meq/gであり、4級アンモニウム塩の
含有率は59%であった。
g、エチレングリコールジメタクリレート20.0g、
アセトン(CLOGP値:−0.27)100g、V−
50(アゾ系重合開始剤、商品名、和光純薬(株)製)
200mgのNVF溶液を調製した。この溶液を窒素
(N2 )でバブリングし、N2 で置換して70℃で7時
間重合反応を行った。重合反応において、昇温終了後、
約15〜20分後に、溶液は白濁化し、ゲル化した。重
合終了後、重合体をブッフナーロート上にあけてメタノ
ールで洗浄し、残存するオリゴマー等を除去し、続いて
水洗した。重合收率は96%であった。得られた重合体
は多孔性白色重合体であった。
合体を500mlのフラスコ内に入れ、2N−塩酸水溶
液700mlを加えた。70℃で5時間加水分解した。
反応終了後重合体を水洗し、続いて1N−NaOH水溶
液でOH型とした。再度、重合体を洗浄した。得られた
重合体の弱塩基交換容量は14.4meq/gであっ
た。
い、EC反応で3級化を行った。500mlのナスフラ
スコに水切りした重合体50ml、37%ホルマリン水
溶液を20ml加えた。この中へ、50%蟻酸ナトリウ
ム水溶液40mlを滴下ロートでゆっくり加えた。滴下
終了後、徐々に加熱し、90℃で5時間反応を行った。
昇温途中に50℃付近から炭酸ガスが発生し始め、3時
間後には炭酸ガスはほとんど発生しなくなった。反応終
了後、重合体をブッフナーロート上にあけ、メタノール
で洗浄した。
ように測定した。重量増加法;反応後の重量増加で
は、P−N(CH3)nのn=1.97であった。NM
R(13C−CP/MAS法):面積比の測定により、n
=2.09であった。酸塩基滴定より、強塩基が存在
しないことが確認された。IR(KBr)1660cm
-1(N−CH3変角振動由来)。多孔質体の比表面積は
51m2/g、平均細孔径は21.4nm、細孔容積
0.31ml/g、弱塩基交換容量は15.8meq/
gであった。
g、p−ジビニルベンゼン5.0g、ポリエチレングリ
コール(平均分子量10,000、キシダ化学社製)2
0g、水20g、V−50(アゾ系重合開始剤、商品
名、和光純薬(株)製)300mgのNVF溶液を調製
した。この溶液を窒素(N2 )でバブリングし、N2 で
置換して70℃で7時間重合反応を行った。重合反応に
おいて、昇温終了後、約15〜20分後に、溶液は白濁
化し、ゲル化した。重合終了後、重合体をブッフナーロ
ート上にあけてメタノールで洗浄し、残存するオリゴマ
ー等を除去し、続いて水洗した。重合収率は95%であ
った。得られた重合体は多孔性白色重合体であった。
行った。得られた重合体の弱塩基交換容量は18.7m
eq/g、2.68meq/mlであった。多孔質体の
比表面積は51m2/g、平均細孔径は21.4nm、
細孔容積0.31ml/gであった。
94%、不純物として蟻酸等を含有)65g、ジビニル
ベンゼン(純度80%)35.0g、アセトン100
g、脱塩水2g、V−50(アゾ系重合開始剤、商品
名、和光純薬(株)製)500mgのNVF溶液を調製
した。この溶液を窒素(N2 )でバブリングし、N2 で
置換し、重合反応において、昇温は徐々に行い、65℃
で8時間重合した。昇温終了後、約30分でゲル化し
た。重合終了後、重合体をブッフナーロート上にあけて
メタノールで洗浄し、残存するジビニルベンゼン等を除
去し、続いて水洗した。重合収率は87%であった。得
られた重合体は多孔性白色重合体であった。ジビニルベ
ゼンの含有率はNの元素分析値より20モル%であっ
た。
合体を1リットルのフラスコ内に入れ、2N−NaOH
水溶液500mlを加えた。80℃で5時間加水分解し
た。反応終了後重合体を水洗した。得られた重合体の弱
塩基交換容量は9.21meq/gであった。
ン重合体を用いて3級化を行った。500mlの4ツ口
フラスコに、水切りした重合体20ml、37%ホルマ
リン溶液20mlを加えた。この中へpH5に調整した
50%蟻酸ナトリウム水溶液40mlを滴下ロートでゆ
っくり加えた。滴下終了後徐々に加熱し、90℃で6時
間反応を行った。昇温途中に50℃付近から炭酸ガスが
発生し始めた。6時間経過すると炭酸ガスは、ほとんど
発生しなくなった。反応終了後、重合体をブッフナーロ
ート上にあけ、洗浄した。得られた重合体の弱塩基交換
容量は6.02meq/gであった。赤外線吸収スペク
トル(KBr錠剤法)1660cm-1(ブロード)、13
C−NMR(CP−MAS法)の面積比では、メチル基
のメチル化度は1.72であった。以上の結果からアニ
オン交換基中、3級アミンを80%以上含有するものと
計算される。多孔質体の比表面積は22m2/g、平均
細孔径は7.1nm、細孔容積は0.28ml/gであ
った。
g、ジビニルベンゼン(工業用 純度56.5%)1
0.0g、V−65(アゾ系重合開始剤、商品名、和光
純薬(株)製)300mgのNVF溶液を調製した。こ
の溶液を窒素(N2)でバブリングし、N2 で置換して
70℃で7時間重合反応を行った。重合反応において、
昇温終了後、約15〜20分で重合体はゲル化した。重
合終了後、重合体をブッフナーロート上にあけた。メタ
ノールで洗浄し、残存するオリゴマーやモノマー等を除
去し、続いて水洗した。重合収率は93%であった。得
られた重合体は透明ゲル状重合体であった。N2吸着法
による比表面積の測定では0m2/gであった。
合体を500mlのフラスコ内に入れ、5N−塩酸水溶
液700mlを加えた。溶液を昇温し、95℃で5時間
加水分解した。反応終了後重合体を水洗し、続いて1N
−NaOH水溶液でOH型とし、再度重合体を洗浄し
た。得られた重合体の弱塩基交換容量は16.8meq
/gであった。N2吸着法による比表面積は0m2/gで
あった。
g、ジビニルベンゼン(工業用 純度56.5%)1
0.0g、トルエン100g(CLOGP値=2.7
9)、V−65(アゾ系重合開始剤、商品名、和光純薬
(株)製)500mgのNVF溶液を調製した。この溶
液を窒素(N2 )でバブリングし、N2 で置換して70
℃で5時間重合反応を行った。重合反応において、昇温
終了後、約20分で重合体はゲル化した。重合終了後、
重合体をブッフナーロート上にあけた。メタノールで洗
浄し、残存するオリゴマーやモノマー等を除去し、続い
て水洗した。重合収率は95%であった。得られた重合
体は硬質透明ゲル状重合体であった。N2吸着法による
比表面積の測定では0m2/gであった。
合体を500mlのフラスコ内に入れ、5N−塩酸水溶
液700mlを加えた。溶液を昇温し、98℃で5時間
加水分解した。反応終了後重合体を水洗し、続いて1N
−NaOH水溶液でOH型とし、再度重合体を洗浄し
た。得られた重合体の弱塩基交換容量は18.7meq
/gであった。N2吸着法による比表面積は0m2/gで
あった。
々の多孔質化剤を単量体に対して100重量%添加し、
実施例−1と同様に重合反応を行った。混合溶媒比は重
量比で1:1であった。重合して得られた共重合体を塩
酸酸性溶液で加水分解したものの物性を測定した。比表
面積は窒素吸着法、細孔直径は水銀圧入法で測定した。
この結果を表−1に示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記一般式(I)で表わされる繰り返し
単位及び/又は下記一般式(II)で表わされる繰り返し
単位を19〜98モル%、下記一般式(III)で表わされ
る繰り返し単位を0.1〜60モル%並びにこれら以外
の繰り返し単位でこれらの単位とC−C結合可能な単位
0〜60モル%の組成の架橋共重合体であり、かつ A. 一般式(I)のモル分率>一般式(II)のモル分
率であり、かつ一般式(I)中のR1 及びR2 が水素原
子である場合には、弱塩基交換容量として8〜22ミリ
当量/g(乾燥)、該共重合体の比表面積が1〜500
m2/g(乾燥)であり、平均細孔径が1nm〜100
0nmであり、 B. 一般式(I)のモル分率>一般式(II)のモル分
率であり、かつ一般式(I)中のR1 及びR2 が同時に
水素原子ではない場合には、弱塩基交換容量として3.
0〜16ミリ当量/g(乾燥)、該共重合体の比表面積
が1〜500m 2/g(乾燥)であり、平均細孔径が1
nm〜1000nmであり、 C. 一般式(I)のモル分率<一般式(II)のモル分
率である場合には、中性塩分解容量として1.5〜8.
5ミリ当量/g(乾燥)、該共重合体の比表面積が1〜
500m2/g(乾燥)であり、平均細孔径が1nm〜
1000nmである多孔性のアニオン交換樹脂。 【化1】 (式中、R1 及びR2 は、それぞれ水素原子、メチル基
又はエチル基を表わす) 【化2】 (式中、R3 、R4 、及びR5 はそれぞれメチル基又は
エチル基を表わす、 X- はアンモニウム塩に配位した対
イオンを表わす) 【化3】 (式中、R6 、R7 はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜
3のアルキル基を表わし、Dはアリール基、オキシカル
ボニル基又はカルバモイル基を有する2官能性の有機基
を表わす) - 【請求項2】 少なくともN−ビニルホルムアミドとポ
リエチレン性単量体を含有する混合物及び要すればこれ
らと共重合可能な2重結合を有する単量体を多孔質化剤
及び重合開始剤の存在下、共重合することにより架橋共
重合体を得た後、該重合体の有するホルムアミド結合を
加水分解することより架橋ポリビニルアミン共重合体と
し、要すれば更にアルキル化剤と反応させることよりな
る前記請求項1に記載の多孔性アニオン交換樹脂の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27456992A JP3232699B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 多孔性アニオン交換樹脂及びその製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27456992A JP3232699B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 多孔性アニオン交換樹脂及びその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06126195A JPH06126195A (ja) | 1994-05-10 |
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Family
ID=17543570
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP27456992A Expired - Lifetime JP3232699B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 多孔性アニオン交換樹脂及びその製造方法 |
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EP0990667B1 (en) * | 1998-10-02 | 2004-05-12 | Showa Denko Kabushiki Kaisha | Porous copolymer particles, process for preparing the same and use of the same |
JP4883676B2 (ja) * | 2006-02-14 | 2012-02-22 | オルガノ株式会社 | イオン交換装置 |
JP2009203455A (ja) * | 2007-12-13 | 2009-09-10 | Tokuyama Corp | 陰イオン交換膜およびその用途 |
JP6512591B2 (ja) * | 2014-11-18 | 2019-05-15 | ハイモ株式会社 | 精製ポリビニルアミンの製造方法 |
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-
1992
- 1992-10-13 JP JP27456992A patent/JP3232699B2/ja not_active Expired - Lifetime
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