JP3231485B2 - スチルビデオ装置 - Google Patents

スチルビデオ装置

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JP3231485B2 JP15304793A JP15304793A JP3231485B2 JP 3231485 B2 JP3231485 B2 JP 3231485B2 JP 15304793 A JP15304793 A JP 15304793A JP 15304793 A JP15304793 A JP 15304793A JP 3231485 B2 JP3231485 B2 JP 3231485B2
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康裕 山元
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/87Regeneration of colour television signals
    • H04N9/877Regeneration of colour television signals by assembling picture element blocks in an intermediate memory

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  • Signal Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は画像信号を磁気ディスク等の記録
媒体上に記録するスチルビデオ装置に関する。
【0002】
【従来技術】現行のスチルビデオ装置は、イメージセン
サ等を用いて変換した映像信号か又は外部から入力され
た映像信号をFM変調して2インチ程度の磁気ディスク
に記録する方式を用いた装置である。したがって、映像
信号を磁気変換記録するために信号変換を行わねばなら
ないが、この様な信号変換を行うため、図9に示すよう
にイメージセンサ等から入力された映像信号(輝度信
号、色差信号(R−Y、B−Y))をA/D変換器2
3、24、25によってA/D変換し、その後メモリ2
6、27、28に一旦蓄わえる。そして、各メモリ2
6、27、28からデータを読み出して各種の処理が行
われる。例えば、各メモリ26、27、28の記憶領域
を複数の画面を構成するように分割し、それぞれのメモ
リ領域のデータを1つの画面を構成する映像データとし
て磁気ディスクの各トラックに記録する。この様な映像
データを分割して磁気ディスクに記録する際には、従来
からあるNTSC方式と互換性を持たせるため、そのN
TSC方式の適合した水平及び垂直帰線期間を新たに付
加して磁気ディスクに記録しなければならない。
【0003】そこで、従来では、この帰線期間を形成す
る方法として、図10に示すようにゲート40、41、
42を用いてD/A変換器31、32、33にデータが
入力されないようにして形成している。このようにして
帰線期間内がブランキング(無信号化)された各輝度信
号、色差信号(R−Y、B−Y)はD/A変換器31、
32、33においてアナログ信号に変換された後、Y記
録処理回路35、C記録処理回路36において同期信号
が付加された後FM変調され、色差信号が線順次で記録
されるよう加算器38で重畳されて磁気ディスクDに記
録される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この様な帰線消去期間
を形成するための回路40、41、42は、メモリから
出力されるデータ線数と同数のゲートを具備しなければ
ならない。ところが、スチルビデオ装置のコンパクト化
を図る場合、この様な単なる信号通過のON・OFFを
行うための回路は徒に回路部品実装面積を占有するた
め、コンパクト化を図る目的には即さない。
【0005】そこで、本発明は、スチルビデオ装置のよ
り高いコンパクト化を図るために障害となる、帰線消去
期間を生成するための回路部品を省くことができるスチ
ルビデオ装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスチルビデ
オ装置は、高解像度の入力映像信号をデジタルデータに
変換してメモリに順次書き込む際、前記入力映像信号の
帰線消去期間のペデスタルレベルデータを前記メモリの
前記入力映像信号の1水平走査期間の映像データ書き込
み領域の両隣りにそれぞれ少なくとも1画素分書き込む
手段と、前記入力映像信号で構成される原画面を垂直線
で2分割する手段と、前記分割画面の左画面に相当する
前記メモリの映像データを読み出す場合には前記原画面
の走査線方向と同一方向に読み出し、前記分割画面の右
画面に相当する前記メモリの映像データを読み出す場合
には前記分割画面の右上端から左下端へ向かって順に読
み出し、且つ各メモリデータ読み出し時に前記メモリに
書き込まれた前記ペデスタルレベルデータを用いて低解
像度の映像信号フォーマットの帰線消去期間を形成する
映像データ分割手段と、該映像データ分割手段によって
前記メモリから読み出された映像データをアナログ信号
に変換すると共に、前記低解像度の映像信号フォーマッ
トの同期信号を付加して磁気ディスクの各トラックに順
次記録する手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下図示実施例に基づいて本発明を説明す
る。図1は本発明を適用したスチルビデオ装置の記録系
のブロック図である。
【0008】システムコントロール回路10はプログラ
ムを記憶させた半導体メモリを備えるマイクロコンピュ
ータであり、本スチルビデオ装置全体の処理を行う。映
像信号を記録するディスク装置は、磁気ヘッド11と、
磁気ディスクDを回転させるためのスピンドルモータ1
2とを備える。磁気ヘッド11はシステムコントロール
回路10の制御に基づいて、磁気ディスクD上の同心円
状に形成されたトラックにトラッキング制御されるとと
もに、磁気ディスクDの半径方向に沿って移動される。
スピンドルモータ12は、システムコントロール回路1
0によって駆動制御される。例えば、3600rpm等
の回転数で磁気ディスクDが回転される。また、磁気デ
ィスクDが回転している間、磁気ヘッド11は磁気ディ
スクDの後述する所定トラックにトラッキング制御さ
れ、そのトラックにFM変調された映像信号とDPSK
変調されたIDコード等とが記録又は読み出される。
【0009】記録アンプ13は映像信号等を磁気ヘッド
11に増幅して出力する。なお、磁気ディスクDは52
本のトラックを有し、最外周のトラックから内周側に向
けて数え、50本のメイントラックそれぞれに映像信
号、音声信号、デジタルデータ等が記録される。なお、
第52番目のトラックはこれらメイントラックをコント
ロールするためのデジタルデータ記録専用に用いられる
キュートラックとされている。
【0010】また、各トラックに記録される映像信号は
フレーム記録か又はフィールド記録される。つまり、フ
レーム記録なら1画像の輝度信号及び色差信号(R−
Y、B−Y)を記録するために少なくとも2本のトラッ
クが使用される。逆に、フィールド記録なら、1トラッ
クに1画像分の輝度信号及び色差信号(R−Y、B−
Y)が記録される。システムコントロール回路10に接
続された操作部14は、本スチルビデオ装置を操作する
ために用いられる。なお、磁気ディスクDに記録される
画像に関する撮影年月日等の情報もこの操作部14を用
いて入力される。
【0011】本スチルビデオ装置は、図示しない2次元
イメージセンサを有するスチルビデオカメラ若しくは外
部入力端子を備えており、これらスチルビデオカメラ若
しくは外部からハイビジョン方式の輝度信号(Y+S
(H))及び色差信号(R−Y(H)、B−Y(H))
が入力される。輝度信号(Y+S(H))はローパスフ
ィルタ40によってA/D変換時のサンプリング周波数
fshの1/2以上の周波成分が除去されて同期信号分離
&パルス発生回路21及びクランプ回路43に入力され
る。
【0012】このローパスフィルタ40はナイキストの
第1基準を満足させるために設けられている。つまり、
磁気ディスクDにD/A変換されて記録される映像信号
のサンプル値が、再生時においてサンプル値間同士が互
いに干渉しないで正しく原画像信号を再生するための条
件を満足させるものである。なお、入力される輝度信号
及び色差信号には水平及び垂直同期信号からなる複合同
期信号 ̄C・SYNC1(なお、「 ̄」は負論理信号を
意味する。以下同じである)が付加されている。
【0013】ローパスフィルタ40によって不要周波成
分が除去された輝度信号(Y+S(H))から、複合同
期信号 ̄C・SYNC1が同期信号分離&パルス発生回
路21において分離され、さらにこの複合同期信号 ̄C
・SYNC1からブランキング信号 ̄C・BLK1が同
期信号分離&パルス発生回路21において生成される。
この複合同期信号 ̄C・SYNC1及びブランキング信
号 ̄C・BLK1がクロック発生回路46と、メモリコ
ントロール回路22と、システムコントロール回路10
とにそれぞれ入力される。
【0014】クロック発生回路46は同期信号分離&パ
ルス発生回路21から入力される複合同期信号 ̄C・S
YNC1等に同期して、約74.25MHz のクロックfs
h を生成してA/D変換器23、24、25及びメモリ
コントロール回路22に出力する。一方、クランプ回路
43は入力される輝度信号(Y+S)のペデスタルレベ
ルをA/D変換器23に於けるA/D変換の基準レベル
にクランプする。
【0015】同様に、色差信号(R−Y)、色差信号
(B−Y)についても、ローパスフィルタ41、42に
よってサンプリング周波数fsh/2の1/2以上の高周波
成分が除去された後、クランプ回路44、45によって
ペデスタルレベルがクランプされる。クランプ回路4
3、44、45によってクランプされ、複合同期信号 ̄
C・SYNC1が除去された各輝度信号、色差信号(R
−Y)及び色差信号(B−Y)は各々A/D変換器2
3、24、25に入力される。そして、A/D変換器2
3において輝度信号がクロック発生回路46から入力さ
れるクロックfsh でサンプリングされ、A/D変換器2
4、25において各色差信号(R−Y、B−Y)がクロ
ック発生回路46から入力されるクロックfsh/2 でサン
プリングされて各信号のディジタルデータに変換され
る。
【0016】A/D変換された各輝度信号、色差信号
(R−Y、B−Y)のデジタルデータは、複合同期信号
 ̄C・SYNC1に同期したタイミングで各Yメモリ2
6、R−Yメモリ27、B−Yメモリ28の所定アドレ
スに順次書き込まれる。このYメモリ26、R−Yメモ
リ27、B−Yメモリ28へのデータ書き込みアドレス
はメモリコントロール回路22で生成されて入力され
る。
【0017】Yメモリ26、R−Yメモリ27、B−Y
メモリ28への1フレーム分若しくは1フィールド分の
データ書き込みが完了すると、メモリコントロール回路
22からシステムコントロール回路10に書き込み完了
が報知される。システムコントロール回路10はこのデ
ータ書き込み完了情報を受けて磁気ディスクD上の空き
トラックに磁気ヘッド11を移動させるとともに、メモ
リコントロール回路22に対してデータの読み出し命令
を出力する。なお、ハイビジョン方式で入力された映像
信号が1フレーム構成であるなら、2トラック連続した
空きトラックをシステムコントロール回路10は磁気デ
ィスクDから選びだす。但し、入力映像信号がフィール
ド構成ならその様な選びだしはせず、単に空きとなって
いる1トラックを磁気ディスクDより選択する。
【0018】なお、磁気ヘッド11の空きトラックへの
トラッキング制御は、磁気ディスクDの各トラックに関
する情報を記憶した図示しない半導体メモリを用いて行
われる。例えば、磁気ディスクDの各トラックが空きト
ラックか否かを示す情報又は、信号が記録されたトラッ
クが存在するなら、その記録された信号の種類等を記憶
するワークメモリを本スチルビデオ装置は備える。その
ワークメモリに記憶された情報から空きトラックをシス
テムコントロール回路10は検出し、磁気ヘッド11を
空きトラックに移動させるトラッキング制御を行う。
【0019】磁気ヘッド11のトラッキング制御が行わ
れた後、システムコントロール回路10の命令に従いメ
モリコントロール回路22はクロック発生回路47から
入力されるクロックfsm (fsh/4以上の周波数) に同期し
たアドレス値を生成して各Yメモリ26、R−Yメモリ
27及びB−Yメモリ28に出力する。
【0020】ここで、各メモリへのデータ書き込み及び
データ読み出し順序を簡単に説明する。図2に、本実施
例のスチルビデオ装置に入力されるハイビジョン方式に
よる輝度信号(Y+S(H))及び磁気ディスクDに記
録するNTSC方式の輝度信号の数水平走査期間の様子
を示す。また、図3にはYメモリ26、R−Yメモリ2
7及びB−Yメモリ28のメモリマップを模式的に示
す。
【0021】図2に示すようにハイビジョン方式の輝度
信号(Y+S(H))における水平同期信号602の立
ち上がりエッジ601から輝度信号(Y+S(H))6
03が開始するまでは、間隔T1=2.586[μs]
あり、輝度信号(Y+S(H))603が終了した後、
水平同期信号601の立ち上がりエッジ601までの間
隔T2は約1.185[μs]ある。
【0022】この様な輝度信号(Y+S(H))603
をA/D変換してYメモリ26に書き込む際、同期信号
分離&パルス発生回路21によって分離生成されたブラ
ンキング信号 ̄C・BLK1のローレベル期間T6の
間、メモリへのデータ書き込みアドレス値はメモリの先
頭アドレスに固定され、ブランキング信号 ̄C・BLK
1の立ち上がりエッジ605に同期してアドレス値のX
値が順にインクリメントされ、1水平走査期間に於ける
期間T7と期間T9のペデスタルレベルと期間T8の有
効輝度信号部分とがA/D変換されてYメモリ26に書
き込まれる。
【0023】つまり、入力された輝度信号は、入力され
た順序でYメモリ26の一番小さな番地より順に書き込
まれ、1水平走査期間が終了するたびにYメモリ26の
データ書込みアドレス値のY値が1インクリメントされ
る。なお、輝度信号の前後にある期間T7、T9ぞれぞ
れのペデスタルレベルは数画素分A/D変換されてYメ
モリ26の領域96、97(図3参照)にそれぞれ書き
込まれる。なお可能なら、期間T7、T9にあるペデス
タルレベルのデータを1画素分のみYメモリ26の領域
96、97にぞれぞれ書き込むようにしてもよい。
【0024】このようにしてハイビジョン方式信号が書
き込まれたメモリの様子を図3に模式的に示す。なお、
ここでは便宜上Yメモリ26についてのみ説明する。し
たがって色差信号が書き込まれるR−Yメモリ27、B
−Yメモリ28に対しても以下記述する処理が同様に行
われる。この図3において、メモリ領域全体95はYメ
モリ26の記憶領域全体を表しており(=メモリマッ
プ)、メモリ領域171にはハイビジョン方式信号の第
1フィールドが連続的に記憶され、メモリ領域172に
はハイビジョン方式信号の第2フィールドが連続的に記
憶される。
【0025】このようにして書き込まれた領域96、9
7のデータは、後に述べる低画質映像信号であるNTS
C方式(又はスチルビデオフォーマット)等の映像信号
フォーマットに変換する際に、ペデスタルレベルデータ
として用いられる。なお、NTSC方式における帰線消
去期間は10数μS必要であるが、ハイビジョンフォー
マットにおける帰線消去期間は図2に示すように約3μ
S弱しかないので、ハイビジョンフォーマットの帰線消
去期間では、そのままNTSC方式の帰線消去期間を賄
うことはできない。そこで、本実施例では次のような方
法でNTSC方式の帰線消去期間を賄うデータを形成す
る。
【0026】ハイビジョン方式信号のA/D変換データ
をYメモリ26に書き込む際、上記した様にメモリの領
域96、97に少なくとも1画素分、ペデスタルレベル
のA/D変換データが書き込まれる。そこで、Yメモリ
26からデータを読み出してNTSC方式の輝度信号を
形成する際、この領域96、97のデータを繰り返し読
み出して、NTSC方式の帰線消去期間を形成する。
【0027】図4にハイビジョン方式映像信号(1フィ
ールド)の分割された表示画面190を示す。この図に
示すように画面は4分割され、各分割画面毎に磁気ディ
スクDの1つのトラックに記憶される。分割された表示
画面190とYメモリ26の各領域との対応関係は、図
3における第1フィールドの第1領域173及び第2フ
ィールドの第2領域177が図4に示す左上画面191
に相当し、第5領域174及び第6領域178が右上画
面192に相当し、第3領域175及び第4領域179
が左下画面193に相当し、第5領域174及び第6領
域178が右上画面192に相当し、第7領域176及
び第8領域180は右下画面194に相当する。そして
第1〜8領域それぞれの輝度信号及び色差信号が1つの
トラックに記録される。つまり、フレーム記録時は合計
8トラックが必要となる。
【0028】そして、各分割画面に対応するYメモリ2
6の輝度信号データ、R−Yメモリ27の色差信号(R
−Y)及びB−Yメモリ28の色差信号(B−Y)が読
み出され、D/A変換器31、32、33によってアナ
ログ信号に再び変換される。なおこの各メモリ26、2
7、28からのデータ読み出しアドレス値はメモリコン
トロール回路22によって生成されるが、それら読み出
しアドレス値はクロック発生回路47から入力されるク
ロックfsm に同期して更新される。また、このクロック
fsm はD/A変換器31、32、33にも入力されてお
りD/A変換のタイミングクロックにも使用されてい
る。
【0029】各D/A変換器31、32、33によって
アナログ信号に変換された各輝度信号、色差信号(R−
Y、B−Y)は各々ローパスフィルタ48、49、50
によってクロックfsm の1/2以上の周波数成分が除去
された後、輝度信号YはY記録処理回路35に入力さ
れ、色差信号(R−Y、B−Y)はC記録処理回路36
に入力される。Y記録処理回路35では、クロックfsm
を用いて同期信号発生回路34が生成するNTSC方式
の複合同期信号 ̄C・SYNC2が輝度信号Yに付加さ
れる。
【0030】複合同期信号 ̄C・SYNC2が付加され
た輝度信号(Y+S)はFM変調されて加算器38に入
力される。他方、色差信号(R−Y、B−Y)もC記録
処理回路36を介してFM変調されて加算器38に入力
されるが、磁気ディスクDへの映像信号記録時に線順次
記録を行うため、加算器38へ入力される色差信号(R
−Y、B−Y)は、Y記録処理回路35からの輝度信号
(Y+S)の1水平走査期間毎に、色差信号(B−Y)
と色差信号(R−Y)とが交互に切り換えられて加算器
38に入力される。
【0031】また、加算器38にはID記録処理回路3
7から撮影年月日等の記録映像信号に関するIDコード
等の情報がDPSK変調されて入力されている。これら
輝度信号(Y+S)及び色差信号(R−Y、B−Y)及
びIDコード情報が重畳されて生成された映像信号は記
録アンプ13に入力される。記録アンプ13においてN
TSC方式の映像信号は一定量増幅されて磁気ヘッド1
1を介して磁気ディスクDの磁気ヘッド11がトラッキ
ング制御されているトラックに磁気記録される。
【0032】上記構成においてYメモリ26、R−Yメ
モリ27及びB−Yメモリ28へのデータ書き込み制御
と読み出し制御を詳細に説明する。なお、Yメモリ26
へのデータ読み書き制御はR−Yメモリ27、B−Yメ
モリ28においても同様に行われるので、以下の説明に
おいてはYメモリ26についてのみ、図2、3、4、5
を用いて説明する。図5にYメモリ26へのデータ書き
込みと読み出し制御のフローチャートを示す。
【0033】同期信号分離&パルス発生回路21によっ
て、入力された輝度信号(Y+S(H))から複合同期
信号 ̄C・SYNC1が分離されると共に、ブランキン
グ信号 ̄C・BLK1(図2参照)が生成される。この
分離された複合同期信号 ̄C・SYNC1に同期させた
サンプリングクロックfsh及びfsh/2がクロック発生回
路46において生成され、A/D変換器23、24、2
5及びメモリコントロール回路22に入力される。A/
D変換器23、24、25において、このサンプリング
クロックfsh は、入力されるハイビジョン方式映像信号
の各画素をサンプリングするためのクロックとして用い
られ、A/D変換器24、25においてはサンプリング
クロックはfsh/2が用いられる。したがって、ハイビジ
ョン方式映像信号が入力され続ける間は、A/D変換器
23、24、25において輝度信号及び色差信号(R−
Y、B−Y)のA/D変換が繰り返される。
【0034】また、クロックfshはメモリコントロール
回路22で生成するYメモリ26のデータ書き込みアド
レス値を生成するカウンタのクロックとしても用いられ
る。さらに、このメモリコントロール回路22では、同
期信号分離&パルス発生回路21から入力されるブラン
キング信号 ̄C・BLK1がローレベルのブランキング
期間T6(図2参照)の間、メモリコントロール回路2
2がカウントするメモリアドレス値は先頭アドレス値に
固定される。つまり、図3のメモリマップにおける線分
E0部分のアドレス値に固定される。
【0035】そして、ブランキング信号 ̄C・BLK1
がローレベルからハイレベルに立ち上がる、エッジ60
5(図2参照)に同期してメモリアドレス値のX値(水
平方向)が順次増加され、入力される輝度信号の期間T
7、8、9(図2参照)の各アナログ信号がA/D変換
器23でA/D変換され、Yメモリ26に順次書き込ま
れる。
【0036】このような処理が1水平走査期間行われる
と、メモリ書き込みアドレス値のY値が1インクリメン
トされ、同様の処理が繰り返される。そして、ハイビジ
ョン方式の輝度信号がYメモリ26の領域95に1フレ
ーム分書き込まれる(ステップ100)。同様に色差信
号(R−Y)及び色差信号(B−Y)が各R−Yメモリ
27、B−Yメモリ28に順次書き込まれる。なお、メ
モリ書き込みアドレス値はX値とY値として説明した
が、実際には連続したメモリアドレスである。
【0037】Yメモリ26に1フレーム分の輝度信号の
書き込みが完了されると、メモリ書き込み完了情報がシ
ステムコントロール回路10にメモリコントロール回路
22から入力される。この情報入力に応じてシステムコ
ントロール回路10は、変数Nを1にセットし(ステッ
プ101)、磁気ヘッド11を磁気ディスクD上の連続
して空いているトラックの第N番目のトラックにトラッ
キングさせる(ステップ102)。
【0038】次にシステムコントロール回路10は、N
の値が1、2、3、4の何れかに該当するかを判断す
る。つまり、磁気ディスクDに記録しようとする輝度信
号が表示画面190(図4参照)の左側の領域か右側の
領域のものかを判断する(ステップ103)。
【0039】Nの値が1、2、3、4であるとき、すな
わち磁気ディスクDに記録しようとする画像データが図
4における画面左側の領域の何れかであったなら、ステ
ップ104の処理が、そうでなければステップ105の
処理が行われる。ステップ104において、システムコ
ントロール回路10はメモリコントロール回路22に対
してYメモリ26のデータ読み出しを命令する。メモリ
コントロール回路22はYメモリ26のデータを読み出
しアドレス(X、Y)のX値及びY値を共にアップカウ
ントする様に設定し、しかもデータ読み出しアドレス値
の初期値をYメモリ26の先頭アドレス(図3における
線分E0のアドレス値)に設定する。
【0040】そして、メモリコントロール回路22に対
して、Yメモリ26のデータ読み出しアドレス値を、ク
ロック発生回路47から入力されるクロックfsm によっ
てアップ/ダウンカウントするように設定する(ステッ
プ106)。なお、このクロックfsm はYメモリ26へ
のデータ書き込み時のクロックfsh より低い周波数であ
り、ハイビジョン方式の映像信号をNTSC方式の映像
信号に変換するためのものである。このクロックfsm は
同期信号発生回路34にも入力され、NTSC方式の複
合同期信号 ̄C・SYNC2及びブランキング信号 ̄C
・BLK2(図2参照)の生成にも用いられている。
【0041】このブランキング信号 ̄C・BLK2は同
期信号発生回路34からメモリコントロール回路22に
入力されており、このブランキング信号 ̄C・BLK2
がローレベルであるブランキング期間T10(図2参
照)であるならば(ステップ107の判断でYes)、
メモリコントロール回路22が生成するデータ読み出し
アドレス値はYメモリ26の領域96(図3参照)の先
頭アドレス値に固定される(ステップ108)。
【0042】つまり、Yメモリ26の1水平走査期間の
データ読み出し開始時点では、アドレス値が図3に示す
領域96の先頭アドレス値に設定されると共に(ステッ
プ104)、データ読み出しアドレス値をクロック発生
回路47から入力されるクロックfsm で生成する(ステ
ップ106)。そして、同期信号発生回路34から入力
されるブランキング信号 ̄C・BLK2がブランキング
期間T10ならば、データ読み出しアドレス値が領域9
6の先頭アドレス値に固定されたまま(ステップ10
8)、Yメモリ26からデータが読み出されてD/A変
換器31に入力される(ステップ109)。
【0043】Yメモリ26からの1データの読み出しを
終えると、ステップ109からステップ107の処理に
戻り、ブランキング信号 ̄C・BLK2がいまだブラン
キング期間T10であるか否かが判断される。ブランキ
ング期間T10であれば、データ読み出しアドレス値は
更新されず、Yメモリ26から同一データが繰り返し読
み出される(ステップ107、108、109)。これ
により、図2におけるブランキング信号 ̄C・BLK2
のブランキング期間T10の間、Yメモリ26の領域9
6の先頭アドレスにあるデータが繰り返しD/A変換器
31に読み出されて入力される。
【0044】このYメモリ26の領域96の先頭アドレ
スにあるデータは、Yメモリ26へのハイビジョン方式
の輝度信号データ書き込みの際に、ブランキング信号 ̄
C・BLK1のブランキング期間T6の最終部分にある
ペデスタルレベルデータが書き込まれている。したがっ
て、Yメモリ26から読み出されたデータでNTSC方
式の輝度信号が生成される際に、そのペデスタルレベル
データがそのままNTSC方式のペデスタルレベルデー
タとして用いられる。D/A変換器31に入力された読
み出しデータは、クロック発生回路47から入力される
クロックfsm (ステップ106)に同期してアナログ信
号に変換される。
【0045】ブランキング信号 ̄C・BLK2のブラン
キング期間T10(図2参照)が終了すると、ステップ
107でNoと判断され、ステップ110の処理がメモ
リコントロール回路22によって行われる。すなわち、
メモリコントロール回路22においてデータ読み出しア
ドレス値の更新が開始され、新たなアドレス値で指定さ
れるYメモリ26のデータが読み出されてD/A変換器
31に入力される(ステップ110)。なお、ここでの
アドレス値の更新は、ステップ104によってアップカ
ウントに設定されているので、アドレス値のX値がクロ
ックfsm に同期して1インクリメントされる。そして、
同期信号発生回路34から入力されるブランキング信号
 ̄C・BLK2が再びローレベルであるか否かが判断さ
れる(ステップ111)。
【0046】このステップ111における判断は、図2
に示すブランキング信号 ̄C・BLK2が新たなブラン
キング期間T10になったか否かを判断するもので、1
水平走査期間が終了したか否かを判断するものである。
ステップ111でNoと判断されたなら、ステップ11
0の処理に戻りデータ読み出しアドレスのX値が1イン
クリメントされて新たなデータがYメモリ26から読み
出され、D/A変換器31に入力される。
【0047】ステップ111でYesと判断されたな
ら、データ読み出しアドレスのY値が1インクリメント
され(ステップ112)、さらにYメモリ26の第1領
域173のデータ読み出しが全て完了したか否かが判断
される(ステップ114)。第1領域173のデータ読
み出しが未完了なら、ステップ108の処理に戻り、デ
ータ読み出しアドレス値を領域96の先頭アドレスに固
定したままでデータを繰り返し読み出す(ステップ10
8、109)。そしてブランキング信号 ̄C・BLK2
がブランキング期間T10である間は、ステップ10
7、108、109の処理が繰り返され、NTSC方式
のブランキング期間が生成される。
【0048】このように、NTSC方式のブランキング
期間は、Yメモリ26の先頭アドレスに書き込まれたハ
イビジョン方式のペデスタルレベルデータを繰り返し読
み出して生成される。他方、ブランキング信号 ̄C・B
LK2がブランキング期間T10でなければ、Yメモリ
26の線分E1から線分E2までの有効輝度信号データ
が読み出されてNTSC方式の有効輝度信号とされる。
なお、Yメモリ26の第1領域173のデータ読み出し
は矢印200方向に読み出される。
【0049】なお、ステップ104及びステップ108
で固定される、ブランキング期間T10におけるYメモ
リ26の読み出しアドレス値を、領域96内の任意のア
ドレス値とするようにしてもよい。このようなYメモリ
26からのデータ読み出しがR−Yメモリ27及びB−
Yメモリ28に対しても同時に行われる。
【0050】こうしてYメモリ26の第1領域173の
データが全て読み出されてD/A変換器31に入力され
ると(ステップ114でYesと判断される)、変数N
が1インクリメントされる(ステップ116)。そし
て、このインクリメントされた変数Nが8以下か否かが
判断される(ステップ118)。つまり、図3に示すY
メモリ26のデータが全て読み出されたか否かが判断さ
れる。ステップ118においてYesと判断されると、
ステップ102に戻り、磁気ヘッドが磁気ディスクDの
次の空きトラックにトラッキング制御され、新たな第N
領域のデータ読み出しが開始される。
【0051】また、ステップ103の判断において、変
数Nが「5、6、7、8」の何れかであるなら、磁気デ
ィスクDへの記録映像信号が図4に示す右側画面に相当
するので、ステップ105の処理が行われる。このステ
ップ105の処理により、ステップ110で行われるデ
ータ読み出しアドレス値のX値のカウント動作はダウン
カウントに設定される。また、ステップ105及びステ
ップ108におけるデータ読み出し開始アドレス値の初
期値は、図3における領域97の最終アドレス値に設定
される。
【0052】そして、ブランキング信号 ̄C・BLK2
のブランキング期間においては、この領域97の最終ア
ドレス値のデータが繰り返し読み出される(ステップ1
09)。しかし、ブランキング信号 ̄C・BLK2がブ
ランキング期間でなければ、メモリコントロール回路2
2で生成されるデータ読み出しアドレス値がダウンカウ
ントによって更新され、その更新アドレス値で指定され
るYメモリ26のデータが読み出される(ステップ11
0)。つまり、変数Nが「5、6、7、8」である分割
された右側画面192又は右側画面194であるなら
ば、データの読み出し方向が図3の矢印250、251
方向に制御される。このデータ読み出し方向は入力され
るハイビジョン方式の映像信号の時間軸を反転させてい
る。
【0053】このように、ハイビジョン方式の原映像信
号で形成される画面を分割し、図4における右側画面1
92、194の各輝度信号及び色差信号(R−Y、B−
Y)データの読み出し方向を、左側画面191、193
の場合と反転させたのは、NTSC方式映像信号に必要
なブランキング期間のペデスタルレベルを、ハイビジョ
ン方式映像信号の期間T3、T4(図2参照)にあるペ
デスタルレベルを用いることによる。なお、垂直方向の
データ読み出し順序は、ハイビジョン方式の輝度信号書
き込み時と同じ順序である。
【0054】Yメモリ26から読み出されたデータは、
D/A変換器31でアナログ信号に変換され、さらにロ
ーパスフィルタ48でクロックfsm の1/2以上の周波
数成分が除去された後、Y記録処理回路35に順次入力
される。Y記録処理回路35に入力された輝度信号に、
同期信号発生回路34から入力されるNTSC方式の複
合同期信号 ̄C・SYNC2が付加される。
【0055】複合同期信号 ̄C・SYNC2が付加され
たNTSC方式の輝度信号(Y+S)はY記録処理回路
35から加算器38に入力される。また、このYメモリ
26からの輝度信号データの読み出しと同期されて、R
−Yメモリ27及びB−Yメモリ28それぞれから色差
信号(R−Y、B−Y)データが読み出され、D/A変
換器32、33によってそれぞれアナログ信号に変換さ
れる。さらにローパスフィルタ49、50によってクロ
ックfsm の1/2以上の周波数が各色差信号(R−Y、
B−Y)から除去されてC記録処理回路36に入力され
る。
【0056】C記録処理回路36に入力された各色差信
号(R−Y、B−Y)は、同期信号発生回路34からこ
のC記録処理回路36に入力される複合同期信号 ̄C・
SYNC2に同期されて、1水平走査期間毎に色差信号
(R−Y)と色差信号(B−Y)とが交互に切り換えら
れて加算器38に入力される。加算器38に入力された
各色差信号(R−Y、B−Y)と輝度信号(Y+S)と
が重畳(周波数多重)されると共に、ID記録処理回路
37から入力されるIDコード等が重畳される。
【0057】ID記録処理回路37は、操作部14を介
して使用者が入力した撮影情報等のユーザ情報及び、シ
ステムコントロール回路10から入力されるトラックナ
ンバー等のIDコードをDPSK変調して加算器38に
出力する。加算器38において、FM変調された輝度信
号及び色差信号及び、DPSK変調されたIDコードが
重畳(周波数多重)されて記録アンプ13に入力され
る。そして、この記録アンプ13において所定レベルに
増幅された後、NTSC方式の映像信号として磁気ヘッ
ド11を介して磁気ディスクDの目的のトラックに記録
される。
【0058】図6に本方式によって磁気ディスクDに記
録されるIDコードの情報フォーマットを示す。この図
に示すように、トラックに記録された映像信号がフィー
ルド記録かフレーム記録かを示す情報、トラックナン
バ、撮影年月日情報等、各種の情報が生成される。また
この情報エリアには、ユーザーズエリアが設けられてお
り、このユーザーズエリアに上記のような原画像の分割
方式、メモリ上での分割領域位置等の再生時に必要な情
報が記録される。したがって、このユーザーズエリアの
情報を用いて各トラックから読み出された映像信号を半
導体メモリ上で再構築して原画像を再生できる。
【0059】また、Yメモリ26の第1領域173が記
録される磁気ディスクDのトラックと、第2領域177
(図3参照)が記録されるトラックとは互いに隣接して
おり、しかも第2領域177が記録されるトラックは第
1領域173が記録されるトラックの内周に位置する。
同じ関係が、第3領域175及び第4領域179と、第
5領域174及び第6領域178と、第7領域176及
び第8領域180とで保たれている。これにより、ハイ
ビジョン映像信号の画面を4分割すると同時に、各分割
画面の第1フィールドの映像信号と第2フィールドの映
像信号とが隣接するトラックに記録され、分割画面の
内、左側に相当する画面を従来のスチルビデオ装置によ
っても部分的に再生させることができる。
【0060】図7に本発明のスチルビデオ装置に於ける
再生系のブロック回路図を示す。システムコントロール
回路10、磁気ヘッド11、スピンドルモータ12、磁
気ディスクD、操作部14は図1に示した記録系に用い
られる回路と同一であり、記録系、再生系双方で使用さ
れる回路である。さらに、Yメモリ51、A/D変換器
80、81及びD/A変換器54、56についても、図
1に示す記録系の各Yメモリ26、A/D変換器23、
24及びD/A変換器31、32等で兼用させてもよ
い。
【0061】磁気ヘッド11は磁気ディスクDの所定ト
ラックにシステムコントロール回路10の制御でトラッ
キングされ、各トラックに記録されたIDコード、映像
信号が読み出されて以下のようにしてハイビジョン信号
が復元される。磁気ヘッド11によってトラックから読
み出されたNTSC方式の映像信号は再生アンプ70に
よって増幅されてY再生処理回路72、ID再生処理回
路74、C再生処理回路73に入力される。Y再生処理
回路72は、色差信号(R−Y、B−Y)を除去した後
の複合同期信号 ̄C・SYNC2を含んだ輝度信号(Y
+S)をFM復調してローパスフィルタ77に出力す
る。ローパスフィルタ77はナイキストの第1基準を満
足すべくA/D変換器80に於けるサンプリングクロッ
クfsm の1/2以上の周波数成分を輝度信号(Y+S)
から除去する。
【0062】ローパスフィルタ77で不要周波成分が除
去された輝度信号(Y+S)はクランプ回路78及び同
期信号分離&パルス発生回路90に入力される。同期信
号分離&パルス発生回路90において水平及び垂直同期
信号の複合同期信号 ̄C・SYNC2が輝度信号(Y+
S)から分離され、さらにその複合同期信号 ̄C・SY
NC2に同期したブランキング信号 ̄C・BLK2が生
成されてメモリコントロール回路91に出力される。ま
た、複合同期信号 ̄C・SYNC2が同期信号分離&パ
ルス発生回路90からクロック発生回路79及びシステ
ムコントロール回路10に入力される。
【0063】クロック発生回路79は複合同期信号 ̄C
・SYNC2に同期したクロックfsm (NTSC方式の
映像信号の各画素をサンプリングする周波数)を生成し
てA/D変換器80、81及びメモリコントロール回路
91に出力する。なお、このクロックfsm は図1の記録
系で用いられたクロックfsm と同一周波数である。
【0064】クランプ回路78は、輝度信号(Y+S)
のペデスタルレベルをA/D変換器80によるA/D変
換の基準レベルにクランプする。A/D変換器80で
は、ペデスタルレベルからの輝度信号の各振幅値がクロ
ックfsm でサンプリングされてA/D変換される。ま
た、ID再生処理回路74は、磁気ディスクD記録時に
重畳されたIDコードをDPSK復調してシステムコン
トロール回路10に出力する。
【0065】システムコントロール回路10は、このI
Dコードのユーザーズエリアにある記録情報を用いてY
メモリ51及びCメモリ52のデータ書き込みアドレス
制御をメモリコントロール回路91に行う。つまり、磁
気ディスクDから読み出す映像信号が上記本実施例の記
録系によって記録された分割画像であり、時間軸が反転
された映像信号であるなら、その記録時に反転された時
間軸を再び反転させてメモリに書き込むように制御す
る。
【0066】メモリコントロール回路91はYメモリ5
1及びCメモリ52のデータ書き込みアドレスを後述す
るように生成する。そして、A/D変換された輝度信号
のデジタルデータは、メモリコントロール回路91から
入力されるYメモリ51のアドレスに順次書き込まれ
る。
【0067】他方、再生アンプ70からC再生処理回路
73に入力された映像信号から、色差信号(R−Y、B
−Y)が分離・FM復調されてローパスフィルタ75に
入力される。ローパスフィルタ75は輝度信号(Y+
S)と同様、A/D変換器81におけるサンプリング周
波数の1/2以上の周波数成分を除去してクランプ回路
76へ出力する。クランプ回路76は色差信号(R−
Y、B−Y)のペデスタルレベルをクランプする。ペデ
スタルレベルにクランプされた色差信号(R−Y、B−
Y)はA/D変換器81に入力され、クロック発生回路
79から入力されるクロックfsm/2 でサンプリングされ
てデジタルデータに変換される。
【0068】A/D変換された色差信号データはCメモ
リ52に、Yメモリ51への輝度信号データ書き込みと
同じ順序で書き込まれる。なお、色差信号(R−Y、B
−Y)は磁気ディスクDに線順次記録されているので、
Cメモリ52に色差信号(R−Y)と色差信号(B−
Y)とが1水平走査線ごとに交互に書き込まれる。この
様に、磁気ディスクDから読み出す映像信号は図4の分
割画面毎に各トラックより読み出してYメモリ51、C
メモリ52に書き込むことによって、ハイビジョン方式
の原画面に対応するデータが各メモリ上に構築されるこ
とになる。
【0069】そして、クロック発生回路82から入力さ
れるサンプリングクロックfsh によってYメモリ51か
ら輝度信号データが読み出され、D/A変換器51によ
ってアナログ信号に変換される。D/A変換された輝度
信号はローパスフィルタ83を介して不要周波数成分が
除去された後ブランキングシンクミックス回路61に入
力される。なお、クロックfsh はハイビジョン方式に準
拠したクロックである。また、色差信号(R−Y、B−
Y)も、同じようにCメモリ52からクロックfsh に同
期して読み出され同時化回路57に入力される。
【0070】同時化回路57において、各色差信号(R
−Y、B−Y)は2水平走査期間同じものがD/A変換
器55、56に出力される。D/A変換器55、56に
よってアナログ信号に変換された色差信号(R−Y)及
び色差信号(B−Y)はローパスフィルタ84、85に
よってD/A変換時のサンプリングクロックfsh の1/
2以上の周波数成分が除去された後、ブランキングシン
クミックス回路62、62それぞれに入力される。
【0071】ブランキングシンクミックス回路61、6
2、63において、各アナログ信号の輝度信号Y、色差
信号(R−Y)及び色差信号(B−Y)に同期信号発生
回路53から入力される複合同期信号 ̄C・SYNC1
が付加されて図示しないディスプレイ若しくは外部信号
出力端子に出力される。
【0072】以上の構成において、磁気ディスクDから
読み出され、分離された輝度信号Y及び色差信号(R−
Y、B−Y)のYメモリ51及びCメモリ52への書き
込み及び読み出し制御を図8、9等を用いて説明する。
図8は再生系のメモリ書き込み及び読み出し制御を示す
フローチャートで、図9は磁気ディスクDから読み出し
た輝度信号(Y+S)と、複合同期信号 ̄C・SYNC
2を分離した輝度信号Y及びブランキング信号 ̄C・B
LK2のタイミングチャートと、ハイビジョン方式のブ
ランキング信号 ̄C・BLK1、複合同期信号 ̄C・S
YNC1及び輝度信号Yのタイミングチャートを示す図
である。なお、Yメモリ51のメモリマップは図3に示
すYメモリ26と同一であるので、以下Yメモリ51の
メモリマップを図3を用いて説明する。
【0073】始めに、システムコントロール回路10に
おいて変数Nが1にセットされる(ステップ150)。
そして、ワークメモリに記憶されている磁気ディスクD
の各トラック情報を用いて、4分割画像の第1領域17
3部分(図3参照)の映像データが記録されたトラック
に、磁気ヘッド11がシステムコントロール回路10に
よってトラッキング制御される。
【0074】なおワークメモリに磁気ディスクDの情報
が無い場合(新たな磁気ディスクDが本スチルビデオ装
置に挿入された場合等)は、磁気ディスクDの全トラッ
クを読み出し、各トラックにDPSK変調されて重畳さ
れているIDコードをID再生処理回路74によって抽
出し、各IDコードに書き込まれた情報をワークメモリ
に保存しておく。
【0075】磁気ヘッド11が目的のトラックにトラッ
キングされると、そのトラックに記録された映像信号が
読み出される(ステップ151)。読み出された映像信
号のIDコード内にあるユーザーズエリアにある情報か
ら、画面上の左側の画像か否かと、変数Nに対応した領
域の画像か否かとが判断される(ステップ152)。
【0076】つまり、磁気ディスクDから読み出された
映像信号が、4分割画面のどの部分に相当するかが正し
く判断される。画面の左側に相当する画像が読み出され
ているなら(図3において第1、第2、第3、第4領
域)、次のステップ153の処理が実行される。しか
し、画面右側部分に相当する映像信号が読み出されたな
ら(図3において第5、第6、第7、第8領域)、ステ
ップ154の処理が実行される。
【0077】ここではN=1であるので、A/D変換器
80、81においてA/D変換された輝度信号及び色差
信号(R−Y、B−Y)は各Yメモリ51、Cメモリ5
2の第1領域173に書き込むが、メモリコントロール
回路91で生成するデータ書き込みアドレス値のX値及
びY値は共にアップカウントに設定される(ステップ1
53)。つまり、磁気ディスクDへの映像記録処理時に
おけるメモリ読み出し方向と同順に各Yメモリ51、C
メモリ52にデータが書き込まれる。例えば、第1領域
のデータが磁気ディスクDから読み出された場合、図3
の矢印200、201、202・・の順にデータが書き
込まれる。
【0078】しかし、画面右側に相当する映像信号が磁
気ディスクDのトラックから読み出されたなら(変数N
=5、6、7、8の場合)、A/D変換された輝度信号
及び色差信号(R−Y、B−Y)は、Yメモリ51及び
Cメモリ52に図3の矢印250、251、・・方向に
書き込むよう、データ書き込みアドレスのX値がダウン
カウントされると共に、Y値はアップカウントに設定さ
れる(ステップ154)。
【0079】このように、変数Nの値によってステップ
153若しくはステップ154の処理が行われると共
に、メモリコントロール回路22におけるYメモリ5
1、Cメモリ52へ出力するアドレス値のカウントをク
ロック発生回路79から入力されるクロックfsm で行う
様に設定する(ステップ155)。
【0080】そして、同期信号分離&パルス発生回路9
0から入力されるブランキング信号 ̄C・BLK2がブ
ランキング期間T20(図9参照)であるか否かがメモ
リコントロール回路91によって判断される(ステップ
156)。ブランキング期間T20であるなら、メモリ
読み出しアドレス値のX値を領域96の先頭アドレス値
に固定する(ステップ157)。なお、ここでは変数N
=1である。
【0081】そしてブランキング信号 ̄C・BLK2が
ブランキング期間T20で有る間、メモリアドレスを固
定してデータを書き込む。つまり、磁気ディスクDから
読み出し分離された輝度信号のペデスタルレベルを繰り
返しA/D変換してYメモリ51に書き込むことにな
る。そして、ブランキング信号 ̄C・BLK2のブラン
キング期間T20が終了すると同時に(ステップ156
でNoと判断され)、メモリコントロール回路91にお
けるデータ書き込みアドレス値のX値の更新が開始さ
れ、そのアドレス値で指定されるYメモリ51のデータ
が読み出される(ステップ159)。なお、ここでは変
数N=1であるので、X値はアップカウントされる。
【0082】Y値については常にアップカウントされ
る。Yメモリ51から1データ読み出されると、ブラン
キング信号 ̄C・BLK2が再びブランキング期間T2
0になっているか否かが判断され(ステップ160)、
ブランキング期間T20でなければ、さらにメモリアド
レス値のX値が1アップされ、データがYメモリ51か
ら読み出されてD/A変換器54に入力される(ステッ
プ159)。これにより、NTSC方式の1水平走査期
間の輝度信号が、図3に示す第1領域173に矢印20
0方向に書き込まれる。
【0083】そしてブランキング信号 ̄C・BLK2が
再びブランキング期間T20になると(ステップ160
でYes)、データ読み出しアドレス値のY値が1イン
クリメントされる(ステップ162)。さらにYメモリ
51の第1領域173に磁気ディスクDから読み出した
輝度信号を全て書き込んだか否かが判断される(ステッ
プ166)。第1領域173へのデータ書き込みが未完
了であるなら、ステップ157に戻り、データ読み出し
メモリアドレスのX値を再び領域96の先頭アドレスに
固定する(ステップ157)。そして、ブランキング信
号 ̄C・BLK2がブランキング期間T20である間、
A/D変換されたデータの書き込み動作を同一アドレス
に対し繰り返し行う(ステップ156〜158)。
【0084】ブランキング期間T20が終了すると、再
びデータ書き込みアドレスのX値の更新を開始してA/
D変換した輝度信号をYメモリ51に書き込む。このよ
うにして磁気ディスクDから読み出した輝度信号を全て
第1領域173に書き込むと(ステップ166の判断で
Yes)、変数Nを1インクリメントする(ステップ1
68)。次にこの変数Nが8以下か否かを判断する(ス
テップ170)。変数Nが8以下であるなら、Yメモリ
51の全領域173〜180へのデータ書き込みが終了
していないので、ステップ151に戻り、インクリメン
トした変数Nで定義される磁気ディスクDのトラックに
磁気ヘッド11をトラッキングさせ、新たな映像信号の
読み出しを開始する。
【0085】そして、変数Nが「5、6、7、8」であ
るなら、ステップ152の判断でNoと判断され、ステ
ップ154の処理が実行される。これによりステップ1
59での処理におけるデータ書き込みアドレス値のX値
はディクリメントされ、データは図3の矢印250方向
に順次書き込まれる。また、ステップ157で行われ
る、データ書き込みアドレス値の固定は、領域97の最
終アドレス値に設定される。したがって、ブランキング
信号 ̄C・BLK2のブランキング期間T20において
データはYメモリ51の線分E4部分に繰り返し書き込
まれる。
【0086】こうしてYメモリ51の各領域173〜1
80に全てデータが書き込まれると(ステップ170で
Noと判断される)、つまりハイビジョン方式映像信号
を復元するのに必要な輝度信号データのYメモリ51へ
の書き込みが完了するので、、システムコントロール回
路10はメモリコントロール回路91に対してYメモリ
51のデータ読み出しを命令する(ステップ172)。
なお、ここでのデータ読み出しアドレス値はクロック発
生回路82から入力されるクロックfsh で生成される。
そして、Yメモリ51のデータが先頭番地から順に読み
出されるが、このデータ読み出しの際にも、同期信号発
生回路53からメモリコントロール回路91に入力され
るブランキング信号 ̄C・BLK1のブランキング期間
T21(図9参照)では、データ読み出しアドレス値が
領域96の先頭アドレス値に固定される。
【0087】つまり、復元するハイビジョン方式の映像
信号に必要なブランキング期間のペデスタルレベルはY
メモリ51の領域96のデータを用いて生成される。そ
して、ハイビジョン信号の磁気ディスクDの分割記録の
際に行われたメモリ書き込み制御と同じ順序で、各Yメ
モリ51及びCメモリ52から輝度信号及び色差信号が
読み出される。Yメモリ51から読み出されたデジタル
の輝度信号はD/A変換器54においてクロックfsh で
トリガされてアナログ信号に変換され、ローパスフィル
タ83に出力される。
【0088】Cメモリ52から読み出されたデジタルの
色差信号は同時化回路57に入力される。Cメモリ52
から読み出された色差信号は1水平走査線ごとに色差信
号(R−Y)と色差信号(B−Y)とが繰り返されるの
で、色差信号(R−Y)が出力されているとき、1水平
走査線前の色差信号(B−Y)が遅延されて同時化回路
57から同時に出力される。つまり、Cメモリ52から
読み出された色差信号は次の1水平走査線の期間でも同
じ色差信号が出力される。例えば、ある1水平走査線期
間においてCメモリ52から色差信号(R−Y)が読み
出された場合、その色差信号(R−Y)がそのままD/
A変換器55に出力されると共に、1水平走査線前にC
メモリ52から読み出された色差信号(B−Y)がD/
A変換器56に出力される。したがって、Cメモリ52
から読み出された各色差信号は2水平走査線期間繰り返
して同時化回路57から出力されることになる。
【0089】そして、各D/A変換器55、56におい
てアナログの色差信号に変換された後、ローパスフィル
タ84、85を介してブランキングシンクミックス6
2、63にそれぞれ入力され、同期信号発生回路53が
生成する複合同期信号 ̄C・SYNC2が各色差信号
(R−Y)、色差信号(R−Y)に付加されて外部へ出
力される。
【0090】同様に、Yメモリ51から読み出され、D
/A変換された輝度信号Yはローパスフィルタ83を介
してブランキングシンクミックス61に入力され、同期
信号発生回路53の出力する複合同期信号 ̄C・SYN
C2が付加されてディスプレイ装置等の再生装置へ出力
されてハイビジョン画像が再生されるか、又は出力端子
を介して外部へ出力される。
【0091】このように本実施例によれば、記録信号の
帯域に制限のあるNTSC方式に走査線数の多いハイビ
ジョン信号のような画像を記録する際、原画像を分割
し、各分割画像をNTSC方式で磁気ディスクDにそれ
ぞれ記録するが、そのNTSC方式に変換する際に帰線
消去期間を形成するのに、各メモリにそのまま書き込ん
だハイビジョン信号のペデスタルレベルを用いたので、
従来のように帰線消去期間生成のための専用回路を設け
る必要がなく、メモリ書き込み及び読み出し時のメモリ
アドレス制御で簡単に形成することができ、装置全体の
規模をより小型化することができる。
【0092】上記実施例において磁気ディスクDに分割
記録する高解像度の画像をハイビジョン信号としたが、
本発明はこれに限定するものではなく、如何なる方式の
映像信号であってもよい。また、入力された画像の分割
方式についても4分割以外の分割数であってもよい。し
たがって2分割方式であってもよいが、その場合には画
面を垂直方向に分割する。なお、本実施例においてYメ
モリ26、R−Yメモリ27、B−Yメモリ28から分
割画面の各領域毎の読み出し順序は図3のような順序に
限定するものではない、つまり第1、第2領域のデータ
を記録した後、次に第5、第6領域のデータを記録し、
その後第3、第4領域のデータ、第7、第8領域のデー
タを記録するようにしてもよい。
【0093】また、本実施例の再生においては分割画面
からの原画面再生のみについて説明したが、各分割画面
単独で再生できるようにしてもよい。つまり、分割画面
の右上部分のみの画像を従来のスチルビデオ画面で再生
できるように、図3の矢印250等の方向に映像を記録
した画像部分に対しては、部分画像再生時にその矢印方
向にデータをメモリに書き込み、ディスプレイ等に表示
するためのメモリ読み出し時には左から右へ走査して再
生させるようにする。これにより、分割部分の画像をも
単独で再生することができる。
【0094】
【発明の効果】以上詳述してきたように、本発明によれ
ば、高解像度の画像信号を従来のNTSC方式で磁気デ
ィスクに分割記録する際、NTSC方式のブランキング
期間のペデスタルレベルをメモリに書き込んだ原画像の
帰線消去期間のデータを用いて生成したので、帰線消去
期間信号専用の回路を設ける必要がなく、装置全体の規
模をより小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用したスチルビデオ装置
の記録系のブロック図である。
【図2】ハイビジョン信号及び磁気ディスクに記録する
NTSC方式の輝度信号の信号フォーマットを示す図で
ある。
【図3】メモリに格納された映像信号の分割方式を模式
的に示す図である。
【図4】原画像の分割の様子を示す図である。
【図5】入力される高解像度の原画像を分割して磁気デ
ィスクに記録するためのメモリ書き込み読み出し制御を
示すフローチャートである。
【図6】IDコードの記録フォーマットを示す図であ
る。
【図7】本発明の一実施例を適用したスチルビデオ装置
の再生系のブロック図である。
【図8】磁気ディスクから読み出した分割画像を再生す
るためのメモリ書き込み及び読み出し制御を示すフロー
チャートである。
【図9】磁気ディスクから読み出したNTSC方式の輝
度信号及びハイビジョン方式の信号フォーマットを示す
図である。
【図10】従来例の説明図である。
【符号の説明】
10 システムコントロール回路 11 磁気ヘッド 13 記録アンプ 14 操作部 21 同期信号分離&パルス発生回路 22、91 メモリコントロール回路 23、23、25、80、81 A/D変換器 26、51 Yメモリ 27 R−Yメモリ 28 B−Yメモリ 31、32、33、54、55、56 D/A変換器 36 C記録処理回路 43、44、45、76、78 クランプ回路 40、41、42、48、49、50 ローパスフィル
タ 52 Cメモリ 53 同期信号発生回路 57 同時化回路 61、62、63 ブランキングシンクミックス 70 再生アンプ 73 C再生処理回路 74 ID再生処理回路 75、77、83、84、85 ローパスフィルタ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956 H04N 101:00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高解像度の入力映像信号をデジタルデー
    タに変換してメモリに順次格納し、前記入力映像信号で
    構成される原画面を複数に分割し、各分割画面毎の前記
    メモリ領域の映像データを読み出して低解像度の映像信
    号フォーマットのアナログ信号で磁気ディスクに記録す
    るスチルビデオ装置において、前記入力映像信号を前記
    メモリに書き込む際に前記入力映像信号の帰線消去期間
    のペデスタルレベルデータを前記メモリの1水平期間の
    映像信号書き込み領域の隣りに少なくとも1画素分書き
    込む手段と、前記分割画面毎の映像データを前記メモリ
    から読み出す際に、前記メモリに書き込まれた前記ペデ
    スタルレベルデータを用いて前記低解像度の映像信号フ
    ォーマットの帰線消去期間を形成する手段とを備えるこ
    とを特徴とするスチルビデオ装置。
  2. 【請求項2】 高解像度の入力映像信号をデジタルデー
    タに変換してメモリに順次書き込む際、前記入力映像信
    号の帰線消去期間のペデスタルレベルデータを前記メモ
    リの前記入力映像信号の1水平走査期間の映像データ書
    き込み領域の両隣りにそれぞれ少なくとも1画素分書き
    込む手段と、前記入力映像信号で構成される原画面を垂
    直線で2分割する手段と、前記分割画面の左画面に相当
    する前記メモリの映像データを読み出す場合には前記原
    画面の走査線方向と同一方向に読み出し、前記分割画面
    の右画面に相当する前記メモリの映像データを読み出す
    場合には前記分割画面の右上端から左下端へ向かって順
    に読み出し、且つ各メモリデータ読み出し時に前記メモ
    リに書き込まれた前記ペデスタルレベルデータを用いて
    低解像度の映像信号フォーマットの帰線消去期間を形成
    する映像データ分割手段と、該映像データ分割手段によ
    って前記メモリから読み出された映像データをアナログ
    信号に変換すると共に、前記低解像度の映像信号フォー
    マットの同期信号を付加して磁気ディスクの各トラック
    に順次記録する手段とを備えることを特徴とするスチル
    ビデオ装置。
  3. 【請求項3】 前記分割画面の各映像信号の磁気ディス
    ク記録時に、各分割画面の映像データによって原画面を
    再生する際に必要な記録情報を映像信号に重畳して記録
    することを特徴とする請求項1又は2記載のスチルビデ
    オ装置。
  4. 【請求項4】 前記磁気ディスクの各トラックに重畳さ
    れて記録された前記記録情報を用いて、前記分割画面の
    各映像信号の磁気ディスク記録時の前記メモリ読み出し
    方向と同一方向からメモリの各分割領域に書き込み、前
    記メモリ全体で前記入力映像信号と同一順序の映像信号
    を再生して出力することを特徴とする請求項3記載の
    チルビデオ装置。
  5. 【請求項5】 請求項3のスチルビデオ装置と請求項4
    記載のスチルビデオ装置を共に備えることを特徴とする
    スチルビデオ装置。
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