JPH0556398A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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Publication number
JPH0556398A
JPH0556398A JP3211038A JP21103891A JPH0556398A JP H0556398 A JPH0556398 A JP H0556398A JP 3211038 A JP3211038 A JP 3211038A JP 21103891 A JP21103891 A JP 21103891A JP H0556398 A JPH0556398 A JP H0556398A
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JP
Japan
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signal
memory
section
image
recording
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JP3211038A
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Inventor
Osamu Inagaki
修 稲垣
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】より安価であるサイクルタイムの遅い画像メモ
リを用いても高画質、高解像の画像のデジタル映像信号
の記録、再生が可能となる装置を提供する。 【構成】。A/D変換された同期信号を含む映像信号を
同期信号を取り除いて1水平走査周期ごとに、交互に複
数のラインメモリの第1、あるいは、第2メモリ22
a,bに、一旦、書き込む。その書き込まれた画像デー
タを、交互に第3メモリ22cに書き込むが、その書き
込みは、取り除いた上記同期信号の走査時間分だけ引き
延ばした、より遅いレートで書き込むようにタイミング
ゼネレータ23,メモリコントローラ24を介して行
う。記録画像の再生の場合も同様により遅いレートでデ
ータを読み出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号処理装置、詳
しくは、映像信号処理装置における映像信号の書き込
み、読み出しのレート変換に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、VTR、または、スチルビデオカ
メラ等において、映像信号のデジタル記録・再生可能な
ものが多く商品化されるようになった。上記映像信号の
デジタル記録は、映像信号をA/D変換して画像メモリ
に書き込むことによって行われ、また、その画像の再生
は、画像メモリに書き込まれたデジタル画像データを読
み出し、D/A変換して再生信号として出力して画像信
号が再生される。その書き込み、および、読み出しは、
従来、A/D乃至D/A変換回路の変換レートで実行さ
れ、従って、画像メモリとしては、書き込みにも、読み
出しにも上記変換レートより早いサイクルタイムを有す
る必要があった。
【0003】ところで、上記従来のVTRにおいて、デ
ジタルの記録再生方式の一つとして磁気記録テープに動
画画像信号と同時にそのPCM領域にデジタル音声信号
または、静止画像信号を記録可能とするものがあるが、
この装置の画像,音声の記録は、画像・音声情報記録媒
体である磁気テープ上の記録トラックをビデオ信号記録
領域(画像信号+FM音声信号記録部分)とPCMデジ
タル音声記録領域に分割して各領域にそれぞれの情報の
記録が行われる。図9は、上記磁気テープ1の記録領域
を模式的に示すものであって、本図のように記録ヘッド
の走行幅の領域がビデオ領域の180゜とPCM領域の
30゜に分けられる。そして、各ビデオ領域には一画面
分の映像信号とFM音声信号が周波数重畳して記録さ
れ、PCM領域には一画面分に対応するPCM処理され
た音声のデジタル信号、または、静止画のデジタル信号
が記録される。このPCM領域に記録される静止画信号
は、信号の容量が多く、上記デジタル音声信号に比較し
ておよそ360倍の領域を必要とする。ビデオ再生画像
信号の1画面分は1/60秒のサイクルで記録・再生さ
れるので、このPCM領域の静止画データの1画面分を
記録・再生に要する時間は約6秒を要する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、再生画面は、よ
り高画質、また、より高解像の画像のものが要求される
ようになり、同時に、A/D,D/A変換回路もより高
速処理の可能なものが開発されている。そこで、画像メ
モリとしてもその高速処理に追従可能なものが必要とな
る。ところが、この画像メモリの書き込み、読み出しの
高速処理を可能とするためには、メモリ製造時のプロセ
スルールの微細化や配線の最適化等を行う必要があり、
メモリICとして高価なものとなってしまう。そこで、
他の方法として、映像信号をシリアル/パラレル変換し
て、その変換された信号を処理して高速処理することも
できるが、この場合、画像メモリICに多くのI/Oポ
ートを設ける必要があり、ICパッケージが大型化して
しまう。更に、パラレル入出力のための回路も必要にな
る。また更に、複数の画像メモリを用い並行して書き込
み、あるいは、読み出しを行うようにしても高速処理は
可能となるが、コスト的にもスペ−ス的にも不利とな
る。
【0005】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたものであり、複数のラインメモリを仲介にして
書き込み、読み出しを実行するようにして、より安価で
ある遅いサイクルタイムの画像メモリを用いても高画
質、より高解像のデジタル画像信号の記録、再生を可能
とする映像信号処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の映像信号処理装
置は、画面の毎回の水平走査に対応して順次出力される
映像信号を水平走査周期で振り分けて記憶する複数のラ
インメモリ手段と、上記各ラインメモリ手段から上記水
平走査の実質的全域に相当する第1区間(図3参照)よ
りも短く設定された第2区間(図3参照)に相当する領
域に対応する映像信号を上記第1区間を走査する時間で
順次交互に読み出して出力するレート変換手段とを具備
したことを特徴とする。また、画面の毎回の水平走査に
対応して順次出力される映像信号を水平走査周期で振り
分けて記憶する複数のラインメモリ手段と、上記各ライ
ンメモリ手段へ上記水平走査の実質的全域に相当する第
1区間よりも短く設定された第2区間に相当する領域に
対応する映像信号を上記第1区間を走査する時間で順次
交互に書き込んで、これを出力するレート変換手段と、
を具備したことを特徴とする。
【0007】
【作用】A/D変換された画像データは、水平走査に対
応して順次出力される映像信号を水平走査周期ごとに、
交互に複数のラインメモリ手段に、一旦、書き込む。そ
の書き込まれた画像データを、例えば、画像メモリ等に
出力するための読み出しは、上記第2区間に対応する映
像信号に対して第1区間の走査時間で行うような、より
遅いレートで読み出せるようにレート変換手段を介して
行う。また、画像メモリ等に書き込まれた画像データを
再生信号として読み出す場合、同様に、より遅いレート
で読み出すレート変換手段を介して第2区間に対応する
映像信号を第1区間の走査時間で読み出す。
【0008】
【実施例】以下図示の実施例に基づいて本発明を説明す
る。図1,2は、それぞれ本発明の一実施例の映像信号
処理装置である画像記録再生装置の記録部と再生部の要
部のブロック構成図である。本画像記録再生装置は、記
録テープに動画画像信号と同時にそのPCM領域にデジ
タル音声信号または、静止画像信号を記録可能な装置で
ある。そして、その静止画像信号を記録再生する場合の
映像信号の画像メモリ部22として、ラインメモリ手段
である2つのラインメモリ22a,22bと1つのフィ
−ルドメモリ22cを用い(図5,6参照)、映像信号
を画面の毎回の水平走査に対応して順次出力、あるい
は、再生出力信号の転送レートより低いレートで画像メ
モリに書き込み、あるいは、読み出しを可能とするもの
である。本装置の詳細な説明に先だって、静止画信号の
画像メモリへの書き込み、あるいは、読み出し動作の概
要を説明する。図3は、映像信号のブランキング部と画
面に表示される有効映像信号部の関係を示す模式画面を
示し、斜線部分は、画面に表示されない垂直,水平同期
信号等のブランキング領域Vr,Hrである。画像とし
て表示される部分は、領域Grで示される。また、ブラ
ンキング領域Hrと表示領域Grの1本の水平走査線を
910画素相当(走査時間は63.5μs)とした場
合、水平同期信号とバースト信号が含まれるブランキン
グ領域Hrの幅は、142画素相当となり、走査時間は
9.9μsとなる。画面表示信号領域Grの幅は、76
8画素となり、走査時間は53.6μsとなる。そし
て、水平走査期間1Hの実質的全域に相当する上記ブラ
ンキング領域Hrと表示領域Grの水平走査線(910
画素)の区間を第1区間とし、その区間に含まれる表示
領域Grの幅(768画素)を第2区間とする。なお、
1フィ−ルドは、総走査線数262.5本であり、上記
領域Vrは20.5本であり、表示領域の有効走査線数
は242本である。
【0009】図4は、映像信号波形のタイムチャ−トを
示す。本図に示すように水平走査期間1Hである上記第
1区間を910画素分に分割するとその書き込み,読み
出しレートPは、910fHとなる。従って、撮像装置か
ら直接出力される映像信号は、このレートで処理する必
要がある。そこで、本装置では、静止画像信号を記録す
る場合、まず、このレートで1走査線の同期信号を除い
た第2区間の有効表示映像信号のみをA/D変換して2
つのラインメモリに交互に書き込む。そして、その書き
込まれた映像信号をフィ−ルドメモリに転送させるが、
そのときの読み出しレートは、レート変換手段により、
第2区間の768画素の処理時間を第1区間対応時間1
H(63.5μs)まで延ばし、768fHのレートとす
る。なお、この1つのラインメモリに書き込まれた映像
データを読み出し、フィ−ルドメモリに転送する期間中
に、もう一方のラインメモリにA/D変換回路からの映
像データを書き込むようにする。また、静止画像信号を
再生する場合は、フィ−ルドメモリ上の同期信号のない
映像信号を768fHのレートで読み出し、ラインメモリ
に書き込む。そして、その映像信号を910fHのレート
で読み出し、D/A変換を行う。この信号に同期信号を
付加して再生映像信号として出力する。このように、本
装置では、画像記録の場合、撮像装置から順次A/D変
換回路を介して入力される映像信号は、早いレートでラ
インメモリで書き込まれるが、その後、レート変換手段
でレートを変換して比較的遅いレートでフィ−ルドメモ
リへの書き込みが行われる。画像再生の場合も同様に映
像信号は、フィ−ルドメモリから比較的遅いレートで読
み出され、フィ−ルドメモリとして、サイクルタイムの
遅いメモリを使うことが可能となる。
【0010】図1のブロック構成図に示すように、本実
施例の画像記録再生装置における動画信号の記録動作
は、まず、被写体の撮像信号が撮像素子のCCD2から
出力され、その出力は、AGC回路3でそのレベルがコ
ントロールされ、撮像信号処理回路4に入力される。な
お、上記CCD2、AGC回路3、撮像信号処理回路
4、および、後述するタイミングゼネレータ23は、同
期信号発生回路のSSG回路13により撮像処理タイミ
ングに合わせて駆動される。そして、撮像信号は、上記
撮像信号処理回路4において、Y信号(輝度信号),R
−Y信号,B−Y信号(色差信号)に分離され、LPF
(LOW PASS FILTER)5,6,7を通した後、Y信号は
Y信号処理回路8で処理されFM変調輝度信号に、一
方、R−Y,B−Y信号は、エンコ−ダ9で搬送色信号
に変換され、さらにC信号処理回路10で低域変換色信
号(C(RF)信号)に変換される。続いて、加算回路
11でそれらの信号が加算され、画像RF信号として記
録増幅回路12で増幅された後、シリンダ20の記録/
再生ヘッド20a,20bを介してテープ1上のトラッ
クの前記ビデオ領域に書き込まれる。
【0011】一方、音声信号の記録動作については、音
声信号がマイクロフォン13より取り込まれ、オーディ
オ信号処理回路14で処理された後、オーディオFM処
理回路15でFM変調される。そして、記録増幅回路1
2で増幅された後、シリンダ20のヘッド20a,20
bを介してテープ1上のトラックの前記ビデオ領域(図
9参照)に上記画像信号と周波数重畳されて書き込まれ
る。なお、上記シリンダ20の外周面には、シリンダの
回転位相情報を得るために回転位相検出PG(PULSE GEN
ERATOR)20cが設けられており、その出力はサ−ボ回
路27に取り込まれ、垂直同期(V)信号を基準とした
記録処理制御の基本タイミングを与える信号として各回
路に供給される。即ち、該信号は、記録増幅回路12に
対して記録信号のヘッド20a,20bへの書き込みタ
イミングを指示し、また、PCM信号がPCM領域に正
しく記録されるために、後述する第1PCM処理回路1
7にPCM処理タイミングをコントロールする信号とし
て与えられる。信号再生時においても同様にPG20c
の出力は、再生信号読み取りのタイミングを与える信号
として用いられるものとする。。
【0012】次に、音声信号をPCM録音する場合、音
声信号は、同様に、マイクロフォン13より取り込ま
れ、オーディオ信号処理回路14で処理された後、A/
D変換回路16でA/D変換される。そのデジタル信号
は、第1PCM処理回路17でタイミング調節され、音
声処理側に切り換えられた切換回路25を経由して第2
PCM処理回路26に取り込まれる。そこで、第1PC
M処理回路17からのPCMタイミング信号に基づい
て、上記デジタル信号をテープ1にPCM信号として記
録可能な形態に変換するPCM処理が施され、記録増幅
回路12に出力され、ヘッド20a,20bを介してテ
ープ1の前記PCM領域にPCM音声信号として書き込
まれる。
【0013】次に、静止画信号のPCM記録の場合は、
被写体の画像の単位画素情報が上述のCCD2で取り込
まれ、撮像信号処理回路4等で処理されたY信号,R−
Y信号,B−Y信号がA/D変換回路21でA/D変換
される。そのデジタル化映像信号は図5に示される第
1,2メモリ22a,22b、および、第3メモリ22
cからなる画像メモリ部22に書き込まれるが、その書
き込みタイミングおよびアドレスの制御は、メモリコン
トローラ24により行われる。その制御タイミングは、
SSG回路13で駆動されるタイミングゼネレータ23
でコントロールされる。続いて、第1PCM処理回路1
7からのPCMタイミング信号に基づいて上記メモリ部
22の静止画像データが読み出され、メモリ部22側が
選択されている切換回路25を通して第2PCM処理回
路26に入力される。第2PCM処理回路26では第1
PCM処理回路17からのPCM処理タイミング信号に
合わせて、上記デジタル信号をテープ1にPCM信号と
して記録可能な形態に変換するPCM処理が施される。
そして、その出力は記録増幅回路12で増幅され、ヘッ
ド20a、20bにより前記PCM領域に書き込まれ
る。なお、上記画像メモリ部22の書き込み、読み取り
動作の詳細は、後述する。
【0014】次に、上記画像記録再生装置の再生動作に
ついて説明する。図2は、上記記録再生装置の再生部の
概略のブロック構成図である。ヘッド20a,20bで
再生された動画のビデオ信号は、再生信号増幅回路31
を介してRF信号として増幅され、Y信号処理回路3
2,C信号処理回路33によりY信号,C信号として取
り出される。そして、そのまま、Y,C信号として、ま
たは、混合回路34で混合され、コンポジット信号とし
て出力切換回路35に出力される。この出力切換回路3
5は、上記Y,C分離信号出力およびコンポジット信号
の出力を、動画のビデオ信号として出力するか、後述す
る静止画像信号として出力するかの切り換えを行う。一
方、FM音声信号は、再生信号増幅回路31からの出力
をオーディオFM処理回路36で復調し、更に、オーデ
ィオ信号処理回路38で処理して音声信号として出力さ
れる。
【0015】また、PCM領域に記録されるデジタル音
声信号の再生は、再生増幅回路31で増幅されたPCM
信号が第2PCM処理回路26でPCM処理され、切換
回路25で音声信号側に出力される。そして、第1PC
M処理回路17を通ったあとD/A変換回路37でアナ
ログ信号に変換されて、オーディオ信号処理回路38で
処理され音声信号として出力される。
【0016】また、PCM領域に記録される静止画像信
号の再生は、同様に再生増幅回路31で増幅されたPC
M信号が第2PCM処理回路26でPCM処理され、切
換回路25でメモリ部22側に出力され、メモリコント
ローラ24によりPCM処理のタイミングで所定のアド
レスに書き込まれる。続いて、タイミングゼネレータ2
3による映像再生のタイミングレートで、画像メモリ部
22のデータがD/A変換回路39によりアナログ変換
され、変換されたY信号が同期信号付加回路40で同期
信号を付加されて出力切換回路35に直接、または、混
合回路42を介して出力切換回路35に出力する。ま
た、アナログ変換された色差信号は、エンコ−ダ41で
C信号にエンコード処理され、出力切換回路35に直
接、または、混合回路42を介して出力切換回路35に
出力される。
【0017】次に、静止画像信号の記録再生における上
記画像メモリ部22への書き込み、読み出し動作につい
て図5,6の記録部と再生部の画像メモリ回りの要部の
ブロック構成図、および、図3,4により詳細に説明す
る。図5に示すように、静止画像を記録する場合、画面
の毎回の実質的全域に相当する第1区間(図3参照)の
水平走査に対応して順次出力される映像信号をレート変
換手段であるタイミングゼネレータ23の基準クロック
信号により910fHのレートでA/D変換回路21によ
りA/D変換し、ラインメモリ手段である第1/第2メ
モリ22a,22bに1水平走査毎、交互に書き込む。
なお、タイミングゼネレータ23での基準クロック信号
は、水平同期信号の出力期間には出力されない。従っ
て、A/D変換されるデータは、1水平走査信号の91
0画素分のうち、同期信号部を除いた画面表示される有
効映像信号の768画素分のみとなる(図3参照)。ま
た、その書き込みのアドレスは、レート変換手段のメモ
リコントローラ24により設定される。そして、上記第
1、または、第2メモリ22a,22bに書き込まれた
デジタルデータの768画素分のデータは、交互にタイ
ミングゼネレータ23のクロック信号により768fHの
レートで読み出され、メモリコントローラ24により指
示される第3メモリ22cのアドレスに書き込まれる。
なお、この読み出し期間中、その映像データの読み出し
が行われていない側の第1、または、第2メモリ22
a,22bには上記A/D変換されたデータの書き込み
が910fHのレートで実行されている。この第3メモリ
22cに書き込まれた映像信号は、切換回路25,第2
PCM処理回路26,記録増幅回路12等を含む記録処
理回路12′で処理され、記録テープ1のPCM領域に
記録ヘッド20a,20bにより記録される。
【0018】図7は、上記第3メモリへの書き込み動作
のタイムチャ−トを示したものであり、図において、n
は水平走査数、I(n)はA/D変換回路21への映像
入力信号、D(n)はA/D変換回路21の1水平走査
分の有効表示映像出力データ、W(n)は第1,2メモ
リ22a,22bまたは第3メモリ22cへの書き込み
データ、R(n)は第1,2メモリ22a,22bから
の読み出しデータをそれぞれ示している。水平走査数n
においては、第2メモリ22bに同期信号を含まないA
/D変換映像出力データD(n)を910fHのレートで
データW(n)として書き込み、同時に、768fHのレ
ートで、既に、第1メモリ22aに記録されている1つ
前のフィ−ルドの同期信号を含まない有効映像データR
(n−1)を第3メモリ22cにデータW(n−1)と
して書き込む。
【0019】また、静止画像の再生の場合、図6の再生
部において、記録テープ1から記録ヘッド20a,20
bにより再生されたPCM映像信号が、再生増幅回路3
1,第2PCM処理回路26,切換回路25で構成され
る再生処理回路31′で処理され、第3メモリ22c
に、一旦、書き込まれる。そして、その映像データは、
1水平走査分の768画素の有効映像データ毎に、レー
ト変換手段のタイミングゼネレータ23の基準クロック
により768fHのレートで、メモリコントローラ24を
介して、第1、または、第2メモリ22a,22bに交
互に書き込まれる。更に、その1水平走査分の768画
素の有効映像データは、タイミングゼネレータ23の基
準クロックにより910fHのレートでメモリコントロー
ラ24を介して読み出され、D/A変換回路39に出力
される。なお、この読み出し期間中、読み出しが行われ
ていない方の第1、または、第2メモリ22a,22b
では、第3メモリ22cからの有効映像データの書き込
みが768fHのレートで実行されている。このようにし
て再生された同期信号を含まない映像信号は、D/A変
換された後、同期信号付加回路40により同期信号が付
加されて、映像信号として出力される。
【0020】図8は、上記第3メモリからの映像データ
を読み出し、映像信号を生成するまでの動作のタイムチ
ャ−トを示したものである。図において、nは水平走査
数、R(n)は第1,2メモリ22a,22b、およ
び、第3メモリ22cからの読み出しデータ、W(n)
は第1,2メモリ22a,22bへの書き込みデータ、
D(n)はD/A変換回路39への1水平走査分の有効
映像入力データ、O(n)はD/A変換回路39からの
映像出力信号をそれぞれ示している。水平走査数nにお
いて、第3メモリ22cの同期信号を含まない768画
素分の水平走査数n+1の映像データR(n+1)を7
68fHのレートで読み出し、第2メモリ22bに映像デ
ータW(n+1)として書き込む。一方、第1メモリ2
2aに書き込まれている、同期信号を含まない768画
素分の水平走査数nの映像データR(n)を映像再生信
号と同等の910fHのレートで読み出し、D/A変換回
路39に出力する。その出力信号に同期信号を付加し映
像信号として出力する。
【0021】なお、本実施例のものでは、A/D変換回
路21において、1水平走査の映像信号のうち同期信号
部分は、A/D変換を施さないようにしたが、その変形
例として、第1,2メモリに映像データを書き込む際
に、同期信号を取り除くような回路にしてもよい。更
に、第3メモリ22cに書き込む際に該同期信号を取り
除くように構成してもよい。また、本実施例のもので
は、上記第3メモリ22cは、フィ−ルドメモリを採用
するものとしたが、これは、フレ−ムメモリであっても
よい。
【0022】以上説明したように、本実施例の画像記録
再生装置は、画像メモリである第3メモリへの映像デー
タの書き込み、読み出しを2つのラインメモリを介して
行い、更に、1水平走査の映像信号のうちの同期信号を
取り除いて第3メモリに書き込むか、読み出すようにし
たのでメモリのサイクルタイムを遅く設定することが可
能になり、安価な画像メモリを回路上の負担も少ない状
態で用いることを可能とし、再生画像の高画質化、高解
像度化への対応がとれるものである。
【0023】
【発明の効果】上述のように本発明の映像信号処理装置
は、複数のラインメモリを用い、第2区間の映像信号の
みを、水平走査の全域に相当する第1区間の走査時間を
かけて読み出し、出力するようにしたので、本発明のも
のでは、その映像信号を、例えば、画像メモリに書き込
むにしても、読み出すにしてもサイクルタイムを長く設
定することができる。従って、安価な画像メモリを回路
上の負担も少ない状態で用いることを可能とし、再生画
像の高画質化、高解像画面化への対応がとれるなど数多
くの顕著な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す映像信号処理装置であ
る画像記録再生装置の記録部のブロック構成図。
【図2】上記図1の画像記録再生装置の記録部のブロッ
ク構成図。
【図3】上記図1の画像記録装置における映像信号のブ
ランキング部と画面に表示される有効映像信号部の関係
を示す信号展開画面を示す図。
【図4】上記図1の画像記録装置における映像信号のタ
イムチャ−ト。
【図5】上記図1の画像記録再生装置の記録部の画像メ
モリ部回りのブロック構成図。
【図6】上記図1の画像記録再生装置の再生部の画像メ
モリ部回りのブロック構成図。
【図7】上記図1の画像記録再生装置の記録動作時の画
像メモリ部のデータ処理のタイムチャ−ト。
【図8】上記図1の画像記録再生装置の再生動作時の画
像メモリ部のデータ処理のタイムチャ−ト。
【図9】従来の画像記録装置に用いられる磁気記録テー
プ上の各トラックの記録領域のパターンを示す図。
【符号の説明】
22a……………………第1メモリ(ラインメモリ手
段) 22b……………………第2メモリ(ラインメモリ手
段) 23………………………タイミングゼネレータ(レート
変換手段) 24………………………アドレスコントローラ(レート
変換手段) 910画素の区間……………………(第1区間) 768画素の区間……………………(第2区間)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画面の毎回の水平走査に対応して順次出力
    される映像信号を水平走査周期で振り分けて記憶する複
    数のラインメモリ手段と、 上記各ラインメモリ手段から上記水平走査の実質的全域
    に相当する第1区間よりも短く設定された第2区間に相
    当する領域に対応する映像信号を上記第1区間を走査す
    る時間で順次交互に読み出して出力するレート変換手段
    と、 を具備したことを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】画面の毎回の水平走査に対応して順次出力
    される映像信号を水平走査周期で振り分けて記憶する複
    数のラインメモリ手段と、 上記各ラインメモリ手段へ上記水平走査の実質的全域に
    相当する第1区間よりも短く設定された第2区間に相当
    する領域に対応する映像信号を上記第1区間を走査する
    時間で順次交互に書き込んで、これを出力するレート変
    換手段と、 を具備したことを特徴とする映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】上記第2区間は、当該画面中の有効画面領
    域に相応するよう設定されてなるものである請求項1お
    よび2の映像信号処理装置。
JP3211038A 1991-08-22 1991-08-22 映像信号処理装置 Withdrawn JPH0556398A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008048086A (ja) * 2006-08-14 2008-02-28 Fujitsu Ltd 無線基地局装置のプリアンブル検出装置

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