JP3231407B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3231407B2
JP3231407B2 JP20216292A JP20216292A JP3231407B2 JP 3231407 B2 JP3231407 B2 JP 3231407B2 JP 20216292 A JP20216292 A JP 20216292A JP 20216292 A JP20216292 A JP 20216292A JP 3231407 B2 JP3231407 B2 JP 3231407B2
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日出男 菊池
隆夫 速水
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松下電送システム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部機器との連係動作
が可能な特殊なファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スキャナとプリンタを備え、単独
でも普通のファクシミリ動作(原稿の読取りとファクシ
ミリ送信、原稿のファクシミリ受信と記録)が可能であ
るほか、PCとのインターフェイスを持ち、PCの外部
インターフェイスポートに接続できるファクシミリ装置
(PCインターフェイス付FAX)が知られている。
【0003】PCの外部インターフェイスポートに、こ
のPCインターフェイス付FAXを接続した場合、PC
はリモート端末とのファクシミリ通信、FAX搭載プリ
ンタへのデータ出力、FAX搭載スキャナからの原稿デ
ータの入力を行なうことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のPCインターフ
ェイス付FAXには、次のような問題点がある。
【0005】(ア)現在、殆ど全てのPCにはプリンタ
が既設であるので、プリンタを搭載したPCインターフ
ェイス付FAXはプリンタの二重投資になり経済的でな
い。
【0006】(イ)PCのプリンタが既設でない場合、
上記(ア)の無駄は避けられるが、FAXの電源が切断
された時にPCはデータのプリント出力が不可能になっ
てしまう。また、その結果、PCからのプリント出力が
必要な場合には、常にFAXの電源を投入しておく必要
があり、電力消費が大きい。
【0007】(ウ)FAX搭載プリンタは通常、感熱タ
イプのものであるので、PCで作成したデータの普通紙
記録ができないという不便がある。
【0008】本発明は、上述のような問題点を解消でき
る新規なファクシミリ装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明により提供されるファクシミリ装置は、外部
コンピュータとの接続部と、この接続部に接続された外
部コンピュータとのインターフェイス制御のための手段
と、外部プリンタとの接続部と、この接続部に接続され
た外部プリンタとのインターフェイス制御のための手段
と、通信回線によるリモート端末とのファクシミリ通信
を制御するための手段と、データの符号化及び復号化の
ための手段と、前記各手段及びデータフローを制御する
ための手段と、前記各手段に動作電圧を供給する電源と
を有し、さらに、前記電源による動作電圧の供給が断た
れた時に、前記の外部コンピュータとの接続部と前記の
外部プリンタとの接続部との間に前記各手段から分離し
た信号パスを作る手段を有する、という構成を備えたも
のである。
【0010】
【作用】本発明のファクシミリ装置は、コンピュータを
接続した場合、コンピュータからリモート端末へのファ
クシミリ送信と、リモート端末からコンピュータへのフ
ァクシミリ受信が可能である。
【0011】プリンタを接続した場合には、リモート端
末からファクシミリ受信したデータのプリンタへの出力
が可能である。普通紙記録が可能なプリンタを接続する
ことで、普通紙ファクシミリシステムを簡単に実現でき
る。
【0012】外部のコンピュータ及び外部のプリンタを
接続した場合、コンピュータとリモート端末のファクシ
ミリ通信、リモート端末とのファクシミリ受信と受信デ
ータのプリント出力、コンピュータからのプリント出力
が可能である。そして、特に注目すべきは、ファクシミ
リ装置の電源が切断された時であっても、コンピュータ
接続部とプリンタ接続部との間に独立の信号パスが作ら
れるため、コンピュータはプリント出力を行なうことが
できる。また、コンピュータからのプリント出力は必要
であるがファクシミリ機能が不要な場合には、ファクシ
ミリ装置の電源を切断しておくことができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例によるファクシミリ
装置の内部構成と外部機器との接続を示すブロック図で
ある。
【0014】図1において、100はファクシミリ装置
(以下、本装置と呼ぶ)であり、これは回線接続部30
に通信回線(Line)39を、PC接続部31にパラ
レルインターフェイスケーブル40bを介しPC40
を、プリンタ接続部32にパラレルインターフェイスケ
ーブルを介しプリンタ(例えばレーザービームプリン
タ)を、また電話接続部34に電話機43を、それぞれ
必要に応じて接続することができる。
【0015】本装置100の内部構成について説明す
る。1は装置全体の制御を行なうマイクロプロセッサ等
からなるCPU、2はCPU1のプログラムを格納して
いるROM、3はデータの格納のためのRAMである。
4は画情報の符号化及び符号化のためのCODECであ
り、符号化のためのエンコーダと復号化のためのデコー
ダからなる。5は通信回線を通じてファクシミリ通信を
行なうための通信制御部(CCU)であり、回線信号の
変復調のためのモデム(MODEM)等を含み、また通
信回線39との接続をファクシミリ側または電話機側に
切り替えるための回路等も含む。
【0016】6は画情報の線密度変換を任意比率で行な
うためのスケーラーである。8は原稿の光電変換のため
のCCDイメージセンサ、7はCCDイメージセンサ7
の変換出力をファクシミリ送信に適した形式の画情報信
号に変換する読取制御回路であり、これらは不図示の原
稿搬送機構とともにスキャナを構成するものである。す
なわち、本装置100は原稿読み取りのためのスキャナ
を内蔵している。9は本装置10の操作や状態表示のた
めのパネルであり、キー入力部と表示部からなる。
【0017】14はPC40とのインターフェイス制御
のためのPCインターフェイス(I/F)部、15はプ
リンタ41とのインターフェイス制御のためのプリンタ
インターフェイス(I/F)部である。プリンタ接続部
32及びプリンタインターフェイス部15は、PC40
のプリンタインターフェイスと同一のものであるため、
PC40に接続されていた既存のプリンタをそのまのプ
リンタ41として接続できる。
【0018】20はインターフェイススルー回路、25
は装置各部の動作電圧(VCC)を供給する電源であ
る。インターフェイススルー回路20は、リレー21
と、これを駆動するトランジスタ22、このトランジス
タ22のベースバイアスのための抵抗23,24からな
る。
【0019】電源25がオンし所定の動作電圧VCCが
供給されている時には、トランジスタ22が導通してリ
レー21を駆動するため、図1に示すように、リレー2
1の接点c1,a1及びc2,a2がそれぞれ接続す
る。したがって、PC接続部31とPCインターフェイ
ス部14とが接続され、またプリンタ接続部32とプリ
ンタインターフェイス部15とが接続される。
【0020】電源25がオフし動作電圧VCCが供給さ
れない時には、リレー21が駆動されないため、その接
点c1,b1及びc2,b2がそれぞれ接続する。した
がって、PC接続部31及びプリンタ接続部32はそれ
ぞれPCインターフェイス部14及びプリンタインター
フェイス部15から切り離され、信号線26によって直
接的に相互接続され、各接続部31,32間に他の部分
と独立した信号パスが出来る。電源25のオフ時におい
ても、この信号パスを介して、PC40からプリンタ4
1へのデータ出力が可能となる。
【0021】本装置100は、プリントモード(1)、
同(2)、PC−FAX送信モード(1)、同(2)、
同(3)、原稿−FAX送信モード、ローカルコピーモ
ード、スキャナモード(1)、同(2)、FAX受信−
記録モード、FAX受信−記憶モード(1)、同(2)
の動作が可能である。図2ないし図13は各モード時の
データフローを示している。以下、各モードの動作を説
明するが、特に断わらない限り電源25はオンしている
ものとする。
【0022】プリントモード(1) PC40から入力するデータを、そのままプリンタ41
に出力するモードであり、図2に示すデータフローとな
る。CPU1は、PC40よりこのモードを指定された
時に、このモードを開始する。
【0023】PC40により作成された、またはPC4
0の内蔵または外付けのファイル装置40a(図2)に
格納されたデータ(ラスターデータまたはASCIIデ
ータ)が、PCインターフェイス部14に入力する。C
PU1は、PCインターフェイス部14を介してPC4
0とのインターフェイスの制御をするとともに入力デー
タをプリンタインターフェイス部15へ転送し、プリン
タインターフェイス部15を介しプリンタ41とのイン
ターフェイスの制御をし、入力データをプリンタ41へ
出力させる。
【0024】なお、電源25がオフし動作電圧VCCが
供給されない時にも、PC接続部31とプリンタ32と
が直接的に接続されるため、同様にPC40はプリンタ
41にデータを出力可能である。したがって、PC40
からプリンタ41へのデータ出力の必要があるが、その
他のファクシミリ機能等を必要としない場合には、電源
25をオフすることによって、電力消費を節約すること
ができる。
【0025】プリントモード(2) PC40より入力する画情報の符号化データ(MHデー
タ,MRデータ,MMRデータ等。以下同様)をラスタ
データに復元してプリンタ41に出力するモードであ
り、図3に示すデータフローとなる。CPU1は、PC
40よりこのモードを指定された時に、このモードを開
始する。
【0026】PC40で作成された符号化データ、ある
いはPC40のファイル装置40aに格納された符号化
データが、PCインターフェイス部14に入力する。C
PU1は、PCインターフェイス部14を介しPC40
とのインターフェイスの制御をするとともに入力した符
号化データをRAM3のMEM領域3aに格納する。C
PU1は、MEM領域3a内の符号化データを取り出し
てCODEC4へ転送し、CODEC4のデコーダ4a
(図3)によってラスターデータ(符号化前の画情報)
に変換させ、そして、このラスターデータをスケーラー
6へ転送し必要に応じて線密度変換を行なわせる。CP
U1は、この線密度変換後のラスターデータをRAM3
のLM領域3b(図3)に一時的に格納させた後、プリ
ンタインターフェイス部15へ転送し、またプリンタ4
1とのインターフェイス制御を行ない、当該データをプ
リンタ41に出力する。
【0027】なお、電源25がオフした時にもPC40
はプリンタ41にデータ出力が可能であるが、符号化デ
ータの正常なプリントは期待できない。
【0028】PC−FAX送信モード(1) PC40より入力するラスターデータのファクシミリ送
信を行なうモードであり、図4に示すデータフローとな
る。CPU1は、PC40よりこのモードを指定された
時に、このモードを開始する。
【0029】PC40により作成されたラスターデー
タ、あるいはPC40のファイル装置40aに格納され
たラスターデータがPCインターフェイス部41に入力
する。CPU1は、PCインターフェイス部14を介し
PC40とのインターフェイス制御をするとともに入力
したラスターデータをRAM3のMEM領域3aに格納
し、次にMEM領域3a内のラスターデータをスケーラ
ー6へ転送して必要に応じて線密度変換を行なわせてか
らRAM3のLM領域3bへ一時格納させる。次に、L
M領域3b内のラスターデータをCODEC4へ転送
し、そのエンコーダ4bによって符号化させ、この符号
化データをRAM3のDB領域3c(図4)に格納させ
る。そして通信制御部5にファクシミリ手順を実行さ
せ、DB領域3c内の符号化データを通信回線39へ送
出させる。
【0030】なお、予め、通信制御部5によってPC4
0またはパネル9から与えられたダイヤル情報を基に相
手端末へのダイヤリングが行なわれ、あるいは電話機4
3によって直接的にダイヤリングが行なわれる。通信制
御部5にはダイヤラが含まれる。
【0031】PC−FAX送信モード(2) PC40から入力する符号化データのファクシミリ送信
を行なうモードであり、図5に示すようなデータフロー
となる。CPU1は、このモードをPC40より指定さ
れた時に、このモードを開始する。
【0032】PC40により作成された符号化データあ
るいはPC40のファイル装置40aに格納された符号
化データが、PCインターフェイス部14に入力する。
CPU1は、PCインターフェイス部14を介しPC4
0とのインターフェイス制御をするとともに入力した符
号化データをRAM3のMEM領域3aへ格納する。こ
の後のデータフローは、符号化データの線密度が相手端
末の通信可能線密度(通信制御部5が相手端末との交信
によって取得し、CPU1へ通知する)と同一であるか
否かによって異なる。
【0033】線密度が一致する場合、CPU1はMEM
領域3a内の符号化データをRAM3のDB領域3cに
転送し、このDM領域3c内の符号化データを通信制御
部5によりファクシミリデータとして通信回線39へ送
出させる。
【0034】線密度が一致しない場合、CPU1はME
M領域3a内の符号化データをCODEC4へ転送し、
そのデコーダ4aによりラスターデータに変換させた
後、スケーラー6によって相手端末の通信可能な線密度
への変換を行なわせ、線密度変換後のラスターデータを
RAM3のLM領域3bに一時格納する。そして、LM
領域3b内のラスターデータをCODEC4へ転送し、
そのエンコーダ4bで符号化データに変換させてDB領
域3cに格納し、これを通信制御部5の制御によって通
信回線39へ送出させる。
【0035】PC−FAX送信モード(3) PC40から入力するASCIIデータのファクシミリ
送信を行なうモードであり、図6に示すデータフローと
なる。CPU1は、このモードをPC40より指定され
た時に、このモードを開始する。
【0036】PC41により作成されたASCIIデー
タ、あるいはPC40のファイル装置40aに格納され
ているASCIIデータが、PCインターフェイス部1
4に入力する。CPU1は、PCインターフェイス部1
4を介しPC40とのインターフェイス制御をするとと
もに入力したASCII化データをRAM3のMEM領
域3aへ格納する。次にCPU1は、MEM領域3a内
のASCIIデータをソフトウエア処理(図6の処理5
0)によってラスターデータに変換し、そのラスターデ
ータをRAM3のLM領域3bに一旦格納する。次にL
M領域3b内のラスターデータをCODEC4へ転送
し、そのエンコーダ4bによって符号化データへ変換さ
せ、得られた符号化データをRAM3のDB領域3cへ
転送し、通信制御部5の制御によって通信回線39へ送
出させる。
【0037】原稿−FAX送信モード 内蔵スキャナ(CCDイメージセンサ8,読み取り制御
回路7等)によって原稿を読み取って、ファクシミリ送
信を行なうモードであり、図7に示すデータフローとな
る。CPU1は、このモードをパネル9またはPC40
より指定された時に、このモードを開始する。
【0038】CPU1は、内蔵スキャナを起動して送信
原稿の読み取りを行なわせ、読み取り制御回路7より入
力するラスターデータの線密度変換を、必要に応じてス
ケーラー6で行なわせた後、RAM3のLM領域3bに
格納する。次に、LM領域3b内のラスターデータをC
ODEC4へ転送し、そのエンコーダ4bで符号化デー
タに変換させてからRAM3のDB領域3cへ転送し、
通信制御部5の制御により通信回線39へ送出させる。
この場合、パネル9またはPC40から入力されたダイ
ヤル情報に基づき通信制御部5によって、あるいは電話
機43によって、予め相手端末へのダイヤリングが行な
われる。
【0039】このように本装置は内蔵スキャナを持つた
め、単独でファクシミリ送信機として使用でき、この場
合にPC40側の操作を必要としない。
【0040】ローカルコピーモード 内蔵スキャナによって原稿を読み取り、そのハードコピ
ーをプリンタ41によって出力するモードであり、図8
に示すデータフローとなる。CPU1は、このモードを
パネル9またはPC40より指定された時に、このモー
ドを開始する。
【0041】CPU1は、内蔵スキャナを起動して原稿
を読み取らせ、読み取り制御回路7より入力する原稿の
ラスターデータを、必要に応じてスケーラー6で線密度
変換を行なわせた後、RAM3のLM領域3bに格納す
る。次に、プリンタインターフェイス部15を介してプ
リンタ41とのインターフェイスの制御をするとともに
LM領域3b内のラスターデータをプリンタ41に転送
する。
【0042】このようにローカルコピー動作が可能であ
るので、レーザービームプリンタ(LBP)のような高
品質普通紙記録の可能なプリンタが既設の場合、これを
プリンタ41として接続することによって、普通紙コピ
ーシステムを最小限の費用で実現できる。
【0043】スキャナモード(1) 原稿を内蔵スキャナで読み取り、イメージとしてPC4
0へ入力するモードであり、図9に示すデータフローと
なる。CPU1は、このモードをパネル9またはPC4
0より指定された時に、このモードを開始する。
【0044】CPU1は、内蔵スキャナを起動して原稿
を読み取らせ、読み取り制御回路7より入力する原稿の
ラスターデータを、必要に応じてスケーラー6で線密度
変換を行なわせた後、RAM3のLM3b領域に格納す
る。次に、PCインターフェイス部14を介してPC4
0とのインターフェイスを制御するとともにLM3b領
域内のラスターデータをPC40へ転送する。
【0045】PC40は、入力したラスターデータを内
部メモリまたはファイル装置40aに格納し、各種のア
プリケーションソフトにより処理することができる。
【0046】スキャナモード(2) 原稿を内蔵スキャナで読み取り、符号化データに変換し
てからPC40へ入力するモードであり、図10に示す
データフローとなる。CPU1は、このモードをパネル
9またはPC40より指定された時に、このモードを開
始する。
【0047】CPU1は、内蔵スキャナを起動して原稿
を読み取らせ、読み取り制御回路7より入力する原稿の
ラスターデータを、必要に応じてスケーラー6で線密度
変換を行なわせた後、RAM3のLM領域3bに格納す
る。次に、LM領域3b内のラスターデータをCODE
C4へ転送し、そのエンコーダ4bで符号化させ、その
符号化データをRAM3のLM領域3bに一旦格納す
る。そして、CPU1はPCインターフェイス部14を
介し、PC40とのインターフェイスを制御するととも
にMEM領域3b内の符号化データをPC40へ転送す
る。
【0048】PC40においては、この符号化データを
内部メモリまたはファイル装置40aに格納し、各種ア
プリケーションソフトにより処理可能である。
【0049】FAX受信−記録モード 通信回線39より原稿を受信し、そのハードコピーをプ
リンタ41で得るモードであり、図11に示すデータフ
ローとなる。CPU1は、パネル9またはPC40より
このモードを指定されている場合に、通信制御部5から
着信を通知された時に当該モードを開始する。
【0050】CPU1は、回線制御部5によって受信さ
れたファクシミリデータ(符号化データ)をRAM3の
MEM領域3aに格納する。次に、MEM領域3a内の
符号化データをCODEC4へ転送し、そのデコーダ4
aで復号化させ、変換されたラスターデータを、必要に
応じスケーラー6によって線密度変換を行なわせてから
RAM3のLM領域3bに格納する。そして、CPU1
はプリンタインターフェイス部15を介し、プリンタ4
1とのインターフェイスを制御するとともにLM領域内
のラスターデータをプリンタ41へ転送する。
【0051】したがって、レーザービームプリンタ(L
BP)のような普通紙記録の可能なプリンタが既設の場
合、これをプリンタ41として接続することによって、
普通紙ファクシミリシステムを最小限の費用で実現でき
る。また、PC40からの操作を行なわずにファクシミ
リ受信が可能である。
【0052】FAX受信−記憶モード(1) 通信回線39より受信した原稿をラスターデータとして
PC40に入力するモードであり、図12に示すデータ
フローとなる。CPU1は、このモードをパネル9また
はPC40より指定されている場合、通信制御部5から
着信を通知された時に、このモードを開始する。
【0053】CPU1は、回線制御部5によって受信さ
れたファクシミリデータ(符号化データ)をRAM3の
MEM領域3aに格納する。次に、MEM領域3a内の
符号化データをCODEC4へ転送し、そのデコーダ4
aで復号化させ、変換されたラスターデータを、必要に
応じスケーラー6によって線密度変換を行なわせてから
RAM3のLM領域3bに格納する。そして、CPU1
はPCインターフェイス部14を介し、PC40とのイ
ンターフェイスを制御するとともにLM領域3b内のラ
スターデータをPC40へ転送する。
【0054】PC40においては、入力したラスターデ
ータを内部メモリあるいはファイル装置40aに格納
し、各種アプリケーションソフトにより処理可能であ
る。
【0055】FAX受信−記憶モード( 通信回線39より受信した原稿を符号化データとしてP
C40に入力するモードであり、図13に示すデータフ
ローとなる。CPU1は、このモードをパネル9または
PC40より指定されている場合、通信制御部5から着
信を通知された時にこのモードを開始する。
【0056】CPU1は、回線制御部5によって受信さ
れたファクシミリデータ(符号化データ)をRAM3の
MEM領域3aに格納する。次に、PCインターフェイ
ス部14を介して、PC40とのインターフェイスを制
御するとともにMEM領域3a内の符号化データをPC
40へ転送する。PC40は、入力した符号化データを
内部メモリあるいはファイル装置40aに格納し、各種
アプリケーションソフトにより処理可能である。
【0057】ここまでは必要な外部機器(PC40また
はプリンタ41)が接続され、かつそれが使用可能状態
であることを前提に説明した。しかし実際には、図14
に簡略化して示すように、CPU1は、あるモードを開
始する指示または通知を受けた場合、そのコマンドが外
部機器(PC40またはプリンタ41)へのデータ転送
を伴うものであるか否かを判断する(S1)。なお、C
PU1は外部機器の状態を監視し、その状態をパネル9
に常時表示させる。
【0058】そして外部機器へのデータ転送を伴わない
モードのときは、直ちにそのモードの動作を実行する
(S3)。
【0059】他方、外部機器へのデータ転送を伴うモー
ドの場合には、必要な外部機器が使用可能状態であるか
調べる(S2)。使用可能であるときには、つまり、そ
の外部機器が接続されていているとともに、その電源が
投入されかつビジー状態でないときには、外部機器への
データ転送を含めてそのモードの動作を実行する(S
3)。つまり、そのモードの動作は完了する。
【0060】しかし、必要な外部機器が接続されていな
いとき、あるいは接続されているが電源が切断され、ま
たはビジー状態であるときには、そのモードを実行する
が、外部機器へ転送すべきデータをRAM3に保存し、
外部機器への転送を行なわない(S4)。つまり、その
モードの動作は完了しない。そして、パネル9にその旨
の警告表示を出力する(S5)。なお、RAM3には、
保存データとともに管理情報も格納する。
【0061】RAM3にデータを保存した場合、図15
に示すように、CPU1は定期的に、またパネル9より
指示された時に、必要な外部機器が使用可能状態である
か否かを調べ(S11)、使用可能状態になったことを
検知すると、RAM3に保存されていたデータをそのま
ま、あるいは必要な処理を行なってから外部機器へ転送
する制御を実行し、該当モードの動作を完了し(S1
2)、パネル9に完了表示を出す(S13)。なおCP
U1は、そのデータとともにRAM3に格納された管理
情報を参照することによって、データの転送先、必要な
データ処理(線密度変換等)の要否や内容(線密度変換
率等)を決定する。必要な外部機器が使用不可能である
ときは、その旨のパネル表示(S13)を行なうだけで
ある。
【0062】このように本装置は、PC40やプリンタ
41が使用不可能状態である場合でも、例えばリモート
端末からの原稿受信や内蔵スキャナ手段あるいは外部ス
キャナからの原稿入力を行なうことができ、コンピュー
タ40やプリンタ41が使用可能状態となった時点で、
受信原稿あるいは入力原稿をコンピュータ40またはプ
リンタ41へ転送することができるため、外部機器を常
時作動させる必要がなくなりシステムの低消費電力化を
図ることができ、また外部機器の格別の使用管理が不要
になる。
【0063】図16は、本発明の他の実施例によるファ
クシミリの内部構成と外部機器の接続を示すブロック図
である。本装置101は、スキャナを内蔵せず、その代
わりに、外部のスキャナ42との接続部33とインター
フェイス制御のためのスキャナインターフェイス部16
を備え、CPU1はスキャナインターフェイス部16を
介して外部スキャナ42を制御し、原稿のラスターデー
タを取り込むことができる。これ以外の構成並びに動作
モードは前記実施例のものと同様である。ただし、動作
に関しては、スキャナ関連のモードでは、内蔵スキャナ
の代わりに外部スキャナ42が用いられ、またCPU1
の制御に外部スキャナ42に対する制御が加わる。
【0064】本装置101、内蔵スキャナがない分だけ
価格の引き下げが可能であるので、適当なスキャナを既
に所有しているユーザーあるいはスキャナを必要としな
いユーザーにとっては、費用的に有利である。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、従来のPCインターフェイス付FAXの問題点を解
決し、次のような利点を有するファクシミリ装置を実現
できるという効果を有する。
【0066】(1)本発明のファクシミリ装置は、プリ
ンタを接続することによってファクシミリ受信機として
使用でき、コンピュータ用のプリンタを既設の場合、そ
のプリンタをそのまま使用することによって、プリンタ
のための二重投資の無駄を避けられる。また、プリンタ
として普通紙記録の可能なものを用いることにより、簡
単に普通紙ファクシミリ受信機を実現できる。
【0067】(2)本発明のファクシミリ装置は、コン
ピュータを接続することによって、コンピュータとリモ
ート端末とのファクシミリ送信及び受信が可能となる。
コンピュータ及びプリンタを接続した場合には、コンピ
ュータからプリンタへのデータ出力も可能になる。
【0068】(3)ファクシミリ装置の電源が切断した
場合に、コンピュータからファクシミリ装置に接続した
プリンタへのデータ出力が不可能になるという不便がな
い。また、その結果として、コンピュータからのプリン
ト出力は必要とするがファクシミリ機能を必要としない
場合に、ファクシミリ装置の電源を切断し電力消費を節
約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるファクシミリ装置の内
部構成及び外部機器との接続を示すブロック図
【図2】プリントモード(1)のデータフロー図
【図3】プリントモード(2)のデータフロー図
【図4】PC−FAX送信モード(1)のデータフロー
【図5】PC−FAX送信モード(2)のデータフロー
【図6】PC−FAX送信モード(3)のデータフロー
【図7】原稿−FAX送信モードのデータフロー図
【図8】ローカルコピーモードのデータフロー図
【図9】スキャナモード(1)のデータフロー図
【図10】スキャナモード(2)のデータフロー図
【図11】FAX受信−記録モードのデータフロー図
【図12】FAX受信−記憶モード(1)のデータフロ
ー図
【図13】FAX受信−記憶モード(2)のデータフロ
ー図
【図14】各モードの開始指示または通知があった時の
CPUの制御フローチャート
【図15】内部メモリに保存したデータの外部転送に関
するCPUの制御フローチャート
【図16】本発明の他の実施例によるファクシミリ装置
の内部構成及び外部機器との接続を示すブロック図
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 CODEC 4a デコーダ 4b エンコーダ 5 通信制御部 6 スケーラー 7 読み取り制御部 8 CCDイメージセンサ 9 パネル 14 PCインターフェイス部 15 プリンタインターフェイス部 16 スキャナインターフェイス部 20 インターフェイススルー回路 21 リレー 22 トランジスタ 25 電源 31 PC接続部 32 プリンタ接続部 33 スキャナ接続部 34 電話機接続部 39 通信回線 40 PC(パーソナルコンピュータ) 40a ファイル装置 41 プリンタ 42 スキャナ 43 電話機
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−248359(JP,A) 特開 昭64−90662(JP,A) 特開 昭60−48661(JP,A) 特開 昭58−29260(JP,A) 特開 昭63−269862(JP,A) 特開 平1−106559(JP,A) 特開 平1−168159(JP,A) 特開 平1−168161(JP,A) 特開 平1−238366(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部コンピュータとの接続部と、この接
    続部に接続された外部コンピュータとのインターフェイ
    ス制御のための手段と、外部プリンタとの接続部と、こ
    の接続部に接続された外部プリンタとのインターフェイ
    ス制御のための手段と、通信回線によるリモート端末と
    のファクシミリ通信を制御するための手段と、データの
    符号化及び復号化のための手段と、前記各手段及びデー
    タフローを制御するための手段と、前記各手段に動作電
    圧を供給する電源と、この電源による動作電圧の供給が
    断たれた時に、前記の外部コンピュータとの接続部と前
    記の外部プリンタとの接続部との間に前記各手段から分
    離した信号パスを作る手段とを有するファクシミリ装
    置。
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