JP3229634B2 - メタルハライドランプの点灯方法及び点灯装置 - Google Patents

メタルハライドランプの点灯方法及び点灯装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメタルハライドランプの
点灯に関するものであり、詳細には瞬時起動が行われた
ときの前記メタルハライドランプに対して、点灯直後の
時点から良好な演色性を与えることを可能とする点灯方
法及び装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のメタルハライドランプ9
0の起動が行われる以前の状態を示すものが図6であ
り、バルブ91内にはキセノンガス92と水銀93と金
属ハロゲン化物94とが封入されているが、前記水銀9
3と金属ハロゲン化物94とは常温では液体或いは固体
状として前記バルブ91の底面に堆積物状に存在するも
のとなっている。
【0003】この状態で前記メタルハライドランプ90
を瞬時起動させると、確かに図2中に破線の曲線Pで示
すように起動直後においては前記キセノンガス92の発
光により演色性に優れた発光が得られるものとなる。し
かしながら、点灯によるバルブ91内の温度の上昇によ
り先ず沸点のより低い水銀93の蒸発が開始されると、
水銀蒸気による発光は前記キセノンガス92の発光より
も遥かに効率が高いので、この水銀蒸気による発光が光
量の大部分を占め、よって演色性は極度に低下する。こ
の後に、より沸点の高い金属ハロゲン化物94の蒸発が
開始され、それにより演色性は再度優れた状態に移行す
るものとなり、点灯後から略15秒〜20秒経過した後
にはメタルハライドランプ90本来の演色性が得られる
ものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たメタルハライドランプ90を自動車用ヘッドランプと
して採用するときには、前記した点灯後から略15秒〜
20秒の演色性が低下している間においては、例えば赤
色で描かれた道路標識の読取が極めて困難となるなど、
安全の確保に極めて重大な問題点を生ずるものとなり、
この点の解決が課題とされるものとなっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、バルブ内に
キセノンガス、水銀、金属ハロゲン化物を封入したメタ
ルハライドランプに安定時の数倍の起動電流を印加し瞬
時起動させるときのメタルハライドランプの点灯方法に
おいて、前記メタルハライドランプの前回の点灯終了時
には、消灯後から数秒の間隔を置いて再度瞬時点灯させ
ることで前記水銀と金属ハロゲン化物とが前記バルブの
内壁の全面に拡散して付着する状態としておき、この状
態で瞬時起動させることを特徴とするメタルハライドラ
ンプの点灯方法を提供することで点灯直後から優れた演
色性が得られるものとして、前記従来の課題を解決する
ものである。
【0006】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1に符号1で示すものはメタルハ
ライドランプであり、このメタルハライドランプ1のバ
ルブ2の内部にはキセノンガス3、水銀4、金属ハロゲ
ン化物5が封入されているものである点は従来のものと
全くに同様であるが、点灯を開始する前の状態におい
て、このメタルハライドランプ1のバルブ2の内面の全
面には前記水銀4及び金属ハロゲン化物5が拡散した状
態で皮膜状として付着するものとされ、これにより放電
開始直後からバルブ内面の全面を覆う金属ハロゲン化物
5をアークにより発光させて図2中に実線の曲線Tで示
すように演色性の向上を可能としている。
【0007】以下に上記したバルブ2の内面の全面に前
記水銀4及び金属ハロゲン化物5を皮膜状として付着さ
せる方法及び装置について説明を行えば、この皮膜状の
付着は本発明により、前記メタルハライドランプ1の前
回の消灯時に行われるものとされ、具体的には以下に記
す第一実施例においては図3にシーケンス図として示す
ように消灯が行われた後の数秒間の後に瞬時、前記メタ
ルハライドランプ1を再点灯することで行われるものと
されている。
【0008】図4に示すものは上記に説明し図3に示し
た第一実施例のシーケンス(手順)を実現するための具
体的な回路構成を示すもので、電源装置11とイグナイ
タ12とから構成される従来からの点灯装置10には本
発明により起動状態生成回路20が付加され、該起動状
態生成回路20を構成する第一のタイマ21と第二のタ
イマ22とで前記したシーケンスを実現している。
【0009】即ち、運転者の操作によるランプスイッチ
SWの切断により前記起動状態生成回路20は継電器R
Lを開路し点灯装置10を切断してメタルハライドラン
プ1を消灯させると同時に、前記第一のタイマ21が起
動し、この第一のタイマ21に設定された消灯時からの
5〜10秒間の時限T1を保持する。
【0010】また、第二のタイマ22は1秒以下の極め
て短い時間が設定されると共に、この設定時間の間は前
記継電器RLを閉路する構成とされ、更に前記第一のタ
イマ21の出力に接続されて、この第一のタイマ21に
設定された時限の経過後に起動するものとされているの
で、消灯後からの第一のタイマ21に設定された所定時
限T1の経過後に前記継電器RLは第二のタイマ22に
設定された瞬時限T2だけ再投入され、これによりメタ
ルハライドランプ1は瞬時再点灯し目的とするシーケン
スは実現可能となる。
【0011】ここで、上記の構成とした本発明の作用及
び効果について説明を行えば、メタルハライドランプ1
は消灯後から一定時限が経過した後に瞬時再点灯させる
ことで、バルブ2内部に封入された水銀4及び金属ハロ
ゲン化物5はバルブ2内面の全面に飛散された状態で付
着するものとなり、次回の点灯時に上記に説明した演色
性の向上が図れるものとなる。
【0012】図5に示すものは本発明の第二実施例であ
り、前の第一実施例が消灯後の所定時限経過後に再点灯
を行わせることで目的を達するものであったのに対し、
この第二実施例は前記メタルハライドランプ1の前回の
消灯時に徐冷を行うことで、前の実施例と同様にバルブ
2内面の全面に水銀4及び金属ハロゲン化物5を付着さ
せるものであり、この実施例の起動状態生成回路30は
前記メタルハライドランプ1に密接して設けられるヒー
タ31と、前記ランプスイッチSWの切断により起動す
るヒータ制御回路32とで構成されている。
【0013】ここで、前記ヒータ制御回路32は例えば
通電率を次第に低下させていくことで前記ヒータ31の
温度を次第に低下させメタルハライドランプ1を徐冷す
るように動作するものであるが、例えば前記金属ハロゲ
ン化物5がヨウ化ナトリウムである場合には前記バルブ
2の管壁温度がヨウ化ナトリウムの融点650℃以下と
なったときには通電を終了するものとされている。尚、
この第二実施例においても得られる作用及び効果は前の
第一実施例と同様であるので、ここでの詳細な説明は省
略する。
【0014】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、メ
タルハライドランプの前回の点灯終了時には、点灯後か
ら数秒の間隔をおいて再度瞬時点灯させるか若しくは徐
冷することで水銀と金属ハロゲン化物とがバルブの内壁
の全面に拡散して付着する状態としておき、この状態で
瞬時起動させるメタルハライドランプの点灯方法及び同
上用の点灯装置を提供することで、点灯したときのアー
クにより直ちに前記金属ハロゲン化物が励起され発光す
るようにして、点灯直後から優れた演色性を得られるも
のとし、この種のメタルハライドランプを自動車の照明
光源に採用したときの道路情報の誤認をなくして、交通
安全の向上に極めて優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るメタルハライドランプの点灯方
法の一実施例をメタルハライドランプの点灯前の状態で
示す断面図である。
【図2】 同じく本発明に係る点灯方法による演色性と
従来例の演色性とを示すグラフである。
【図3】 同じく本発明に係る点灯方法の第一実施例の
シーケンスを示すグラフである。
【図4】 同じく第一実施例を示す回路図である。
【図5】 同じく本発明の第二実施例を示す回路図であ
る。
【図6】 従来の点灯方法によるメタルハライドランプ
を点灯前の状態で示す断面図である。
【符号の説明】
1……メタルハライドランプ 2……バルブ 3……キセノンガス 4……水銀 5……金属ハロゲン化物 10……点灯装置 11……電源装置、12……イグナイタ 20、30……起動状態生成回路 21……第一のタイマ、22……第二のタイマ 31……ヒータ、32……ヒータ制御回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 41/18 - 41/234 B60Q 1/04 F21M 3/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブ内にキセノンガス、水銀、金属ハ
    ロゲン化物を封入したメタルハライドランプに安定時の
    数倍の起動電流を印加し瞬時起動させるときのメタルハ
    ライドランプの点灯方法において、前記メタルハライド
    ランプの前回の点灯終了時には、消灯後から数秒の間隔
    を置いて再度瞬時点灯させることで前記水銀と金属ハロ
    ゲン化物とが前記バルブの内壁の全面に拡散して付着す
    る状態としておき、この状態で瞬時起動させることを特
    徴とするメタルハライドランプの点灯方法。
  2. 【請求項2】 バルブ内にキセノンガス、水銀、金属ハ
    ロゲン化物を封入したメタルハライドランプに安定時の
    数倍の起動電流を印加し瞬時起動させるメタルハライド
    ランプの点灯装置において、前記点灯装置には点灯終了
    に連動し、この点灯終了から数秒間の時限を保持する第
    一のタイマと、前記第一のタイマに設定された時限の終
    了後に前記メタルハライドランプに再度点灯電流を印加
    して瞬時点灯を行わせる第二のタイマとから成る起動状
    態生成回路が設けられていることを特徴とするメタルハ
    ライドランプの点灯装置。
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